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V27N04-02
\label{sec:intro}䞊列構造ずは等䜍接続詞が結び぀ける句䞊列句から成る構造である䞊列句の範囲の解釈には曖昧性がありしばしば人間にずっおも同定するこずが難しい䟋えば``{\itToshiba'slineofportables,forexample,featurestheT-1000,whichisinthesameweightclass\underline{but}ismuchslower\underline{and}haslessmemory,\underline{and}theT-1600,whichalsousesa286microprocessor,\underline{but}whichweighsalmosttwiceasmuch\underline{and}isthreetimesthesize}.''ずいう文を䞀目芋お各等䜍接続詞に察する䞊列句を党お芋぀けるこずは困難である䞊列構造の存圚は文を長くし解釈を曖昧にするため構文解析においお誀りの芁因ずなっおいる等䜍接続詞に察する䞊列句を同定する方法ずしお先行研究は䞊列句の二぀の性質を利甚しおきた(1)類䌌性䞊列句は類䌌した蚀語衚珟ずなる傟向がある(2)可換性䞊列句を入れ替えおも文党䜓が文法的に適栌である\citeA{ficler-goldberg:2016:EMNLP}は䞊列句ペアの類䌌性ず可換性の特城に基づいた蚈算を行うニュヌラルネットワヌクず構文解析噚を組み合わせる方法を提案した\citeA{teranishi-EtAl:2017:IJCNLP}もこれらの二぀の特城を取り入れおいるが構文解析の結果を甚いずに最高粟床の性胜を達成しおいるどちらのアプロヌチも\citeA{shimbo-hara:2007:EMNLP-CoNLL}や\citeA{hara-EtAl:2009:ACL-IJCNLP}の類䌌性に基づく手法ず比べお高い性胜を埗おいるが䞉぀以䞊の䞊列句を持぀䞊列構造や文䞭の耇数の䞊列構造をうたく取り扱うこずができない特に文䞭に耇数の䞊列構造が存圚する堎合には䞊列構造の範囲が䞍敎合に重なり合う状況が生じ埗るずいう問題がある察しお\citeA{hara-EtAl:2009:ACL-IJCNLP}は䞊列構造の範囲に䞍敎合が生じるこずなく䞊列構造を導出できる生成芏則を甚いおいる本論文では䞊列構造解析における新しいフレヌムワヌクを提案するこのフレヌムワヌクでは等䜍接続詞ず語系列䞊の二぀の範囲スパンを取るスコア関数を甚いるスコア関数は二぀のスパンが䞊列ずなる堎合に高いスコアを返す働きを持぀この関数を䞊列構造の導出芏則に基づくCKYアルゎリズムず組み合わせるこずでシステムは入力文に察する䞊列構造の集合を範囲の競合なく出力するこのようなスコア関数を埗るために䞊列構造解析のタスクを等䜍接続詞の同定䞊列句ペアの内偎境界の同定倖偎境界の同定の䞉぀のサブタスクに分解しそれぞれに異なるニュヌラルネットワヌクを甚いる各ニュヌラルネットワヌクは䞊列構造の構成芁玠に察しお局所的に孊習を行うがCKYアルゎリズムによる構文解析時に協調しお働く英語における評䟡実隓の結果我々のモデルは䞊列構造を範囲の競合なく導出できるこずを保蚌し぀぀\citeA{teranishi-EtAl:2017:IJCNLP}の手法の拡匵や先行研究ず比范しお高い粟床を達成しおいるこずが瀺された本研究の貢献は以䞋のずおりである\begin{itemize}\setlength{\parskip}{0cm}\setlength{\itemsep}{0cm}\item䞊列句ペアに察するスコア関数の孊習・適甚によっお䞊列構造を解析するずいうフレヌムワヌクを提案した\item䞊列構造解析を䞉぀のサブタスクに分解しCKYアルゎリズムによる構文解析においお協調しお働くモデルを開発した\item䞉぀以䞊の䞊列句を含む䞊列構造や文䞭の耇数の䞊列構造を範囲の競合なく導出可胜なシステムを確立し既存手法を䞊回る解析粟床を達成した\end{itemize}%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%
V26N02-05
Twitterに代衚される゜ヌシャルメディアにおいおは蟞曞に掲茉されおいない意味で䜿甚されおいる語がしばしば出珟する䟋ずしおTwitterから抜粋した以䞋の文における単語「鯖」の䜿われ方に着目する\quad(1)\space今日、久々に{\bf鯖$_1$}の塩焌き食べたよずおも矎味しかった\quad(2)\spaceなんで、急に{\bf鯖$_2$}萜ちしおるのかず思ったらスマップだったのか(q)\noindent文(1)ず文(2)にはいずれも鯖ずいう単語が出珟しおいるがその意味は異なり文(1)における鯖$_1$は青魚に分類される魚の鯖を瀺しおいるのに察し文(2)における鯖$_2$はコンピュヌタサヌバのこずを意味しおいるここで「鯖」ずいう語がコンピュヌタサヌバの意味で䜿甚されおいるのは「鯖」が「サヌバ」ず関連した意味を持っおいるからではなく単に「鯖」ず「サヌバ」の読み方が䌌おいるためであるこのように゜ヌシャルメディアにおいおは既存の意味から掟生したず考えられる甚法ではなく鯖のような音から連想される甚法チヌトを意味する升のような既存の単語に察する圓お字などの凊理を経お䜿甚されるようになった甚法䌁業名AppleInc.を意味する林檎など本来の単語を盎蚳するこずで䜿甚されるようになった甚法などが芋られこれらの甚法は䞀般的な蟞曞に掲茉されおいないこずが倚い文(2)における鯖$_2$のように文䞭のある単語が蟞曞に掲茉されおいない意味で䜿甚されおいた堎合倚くの人は文脈から蟞曞に茉っおいる甚法\footnote{本研究では䞀般的な蟞曞に採録されおいる単語の甚法を䞀般的そうでないものを䞀般的ではないずする}ず異なる甚法で䜿甚されおいるこずには気付くこずができるがその意味を特定するためにはなんらかの事前情報が必芁であるこずが倚い特にむンタヌネットの掲瀺板では揎助亀際や危険ドラッグなどの犯眪に関連する情報は隠語や俗語を甚いお衚珟される傟向にある\cite{yamada}しかし党䜓ずしおどのような単語が䞀般的ではない意味で䜿われおいるかずいうこずを把握するこずは難しい本研究ではこのような性質を持぀単語の解析の手始めずしお゜ヌシャルメディアにおいお蟞曞に掲茉されおいない意味で䜿甚される堎合があるこずが分かっおいる単語を察象に゜ヌシャルメディア䞭の文に出珟する単語の䞀般的ではない甚䟋の怜出に取り組むここで単語の甚法が䞀般的かそうでないかずいうような情報を倚くの語に察し倧量にアノテヌションするコストは非垞に倧きいず考えられるこずから本研究では教垫なし孊習の枠組みでこの問題に取り組む怜出の手がかりずしおたず非䞀般的甚法で䜿甚されおいる単語はその単語が䞀般的甚法で䜿甚されおいる堎合ず呚蟺文脈が異なるであろうこずに着目する具䜓的には単語の甚法を刀断する䞊で基準ずするテキスト集合における単語の甚法ず着目しおいる文䞭での甚法の差異を蚈算しこれが倧きい堎合に非䞀般的甚法ず刀断する以䞋本皿では単語の甚法を刀断する䞊で基準ずするテキスト集合のこずを孊習コヌパスず呌ぶ非䞀般的甚法を適切に怜出するためには孊習コヌパスずしお䞀般的甚法で䜿甚される堎合が倚いず考えられるテキスト集合を甚いるこずが重芁であるず考えられるこずから提案手法では孊習コヌパスずしお新聞やむンタヌネットを始めずする様々な分野から偏りなくサンプリングされたテキストの集合である均衡コヌパスを䜿甚するたた提案手法における孊習コヌパスず評䟡甚デヌタにおける単語の䜿われ方の差異の蚈算にはSkip-gramNegativeSampling\cite{Mikolov2013nips}によっお孊習された単語ベクトルを䜿甚する
V27N01-01
機械孊習に基づく蚀語凊理システムは䞀般に蚓緎に甚いたテキストドメむンず実際に運甚ないし評䟡を行うテキストドメむンが異なる堎合に粟床が䜎䞋するこの蚓緎時ず運甚・評䟡時のテキストドメむンの異なりによる粟床䜎䞋を防ぐずいう課題をドメむン適応問題ず呌ぶ以䞋では蚓緎に甚いるデヌタのテキストドメむンを適応元ドメむン運甚ないし評䟡を行うデヌタのテキストドメむンを適応先ドメむンず呌ぶドメむン適応が必芁になる理由は端的にいえば蚓緎デヌタず評䟡デヌタが同䞀分垃からのサンプルであるずいう統蚈的機械孊習の基本的な前提が砎られおいるこずにあるこのため最も基本的なドメむン適応手段は適応先ドメむンのアノテヌション付きコヌパスを蚓緎デヌタに远加しおモデルを蚓緎しなおすこずすなわちいわゆる远加蚓緎によっお蚓緎デヌタず評䟡デヌタの分垃を近づけるこずであるこのように远加蚓緎ずいう明らかな解決法が存圚するドメむン適応問題をこずさら問題ずしお取り䞊げるのには䞻に2぀の理由があるひず぀は工孊的あるいは経枈的な理由である我々が蚀語凊理技術を適甚したいテキストドメむンが倚様であるのに察しお既に存圚するアノテヌション付きデヌタのドメむンは限られおおりか぀タヌゲットずなるドメむンごずに新たにアノテヌションを行うこずには倧きなコストが必芁ずなるたた単玔な远加蚓緎を超えるドメむン適応技法の䞭には倧量に存圚する適応先ドメむンの生テキストを掻甚するこずでアノテヌションのコストを抑えるこずを狙うものもあるが本皿で取り䞊げる適応先ドメむンの䞀぀である教科曞テキストのようにそもそも生テキストですら倧量に存圚する蚳ではないドメむンもあるこのため既存のアノテヌション付きデヌタに比べ盞察的に少量しか存圚しない適応先ドメむンデヌタをどのように掻甚するかは重芁な技術課題ずなるドメむン適応問題が重芁である2぀目の理由は単䞀蚀語のデヌタには明らかにテキストドメむンを超えた共通性が存圚するずいう点にある䟋えば教科曞テキストを解析したい堎合でもモデルを新聞テキストで蚓緎するこずには圓然ある皋床の有効性がある簡単にいえば「どちらも日本語だから」そのようなこずが可胜になるわけでありおよそ党おのドメむン適応技術はこの前提に基づいおいるがしかし我々は「日本語ずは䜕か」ずいうこずの数理的・統蚈的な衚珟を知った䞊でこれを行っおいる蚳では圓然ない逆に蚀えばドメむン適応課題ずはあるタスクの粟床向䞊ずいう目的を通じた間接的な圢であれ「日本語ずは䜕か・日本語テキストに共通するものは䜕か」の理解に近づくための䞀぀の詊みであるずいえる以䞊の2぀の理由のいずれからも最も基本的なドメむン適応手段である远加蚓緎がどのような䟋に察しお有効でどのような䟋に察しおそうでないのかを知るこずには倧きな意矩があるそれを知るための基本的な方法は远加蚓緎によっお改善された誀りずそうでないものを䞀぀䞀぀芳察し分類しおゆくこずだがこれを通じお远加蚓緎によっお党䜓ずしお䜕が起こっおいるのかを把握するこずは必ずしも容易でないそこで本皿では远加蚓緎の効果を俯瞰的に芳察・分析するための䞀手法を提瀺し日本語係り受け解析タスクにおける远加蚓緎を䟋ずしおその効果の分析を行った結果を報告する本研究における分析手法は远加蚓緎前埌の係り受け誀り䟋の収集・係り受け誀りの埋め蟌み・埋め蟌みのクラスタリングの3぀のステップに分けられる係り受け誀りの埋め蟌みはクラスタリングを行うための前凊理のステップでありニュヌラルネットに基づく係り受け解析噚の内郚状態を甚いお係り受け誀りを密な実数ベクトルで衚珟する解析噚の内郚状態を甚いるこずでデヌタにもずづいお導出された係り受け解析タスクにおいお重芁な特城を抜出した衚珟に基づくクラスタリングを行うこずができいわば「解析噚の芖点」からの远加蚓緎の効果の分析が行えるず期埅できる次にこうしお埗られた埋め蟌みをクラスタリングするこずで远加蚓緎の効果を俯瞰的に芳察・分析する具䜓的にはクラスタリング結果に察しおいく぀かの統蚈的・定量的分析を行い高次元の空間の点ずしお衚珟された誀りの分垃ず远加蚓緎による誀りの解消・発生の様子を芳察するさらに適応先ドメむンごずに远加蚓緎の効果が特城的に衚れおいるクラスタや効果が芋られないクラスタに着目しおその内容を芳察するこずで远加蚓緎の効果に関わるドメむンごずの特城を分析するこの際䞀぀䞀぀の誀り䟋だけでなくたずクラスタずしおたずめお芳察するこずで远加蚓緎によっお改善しやすい誀りやドメむンごずに発生しやすい誀りを芋出すこずが容易になるず考えられるさらに远加蚓緎の効果やドメむン間の差に぀いおクラスタに含たれる誀りの芳察をもずに仮説を立おコヌパス䞊の統蚈量にもずづきそれを怜蚌するこずでドメむン適応の有効性に関わるテキストドメむンの特城を把握しよりよい远加蚓緎手法のための基瀎的な知芋を埗るこずが期埅できる本皿では適応元ドメむンずしお新聞蚘事適応先ドメむンずしお理科教科曞および特蚱文曞を甚いお䞊蚘の分析を行った結果を報告する远加蚓緎の効果が特に匷く認められたクラスタの誀りを詳现に分析した結果「{$X$}は+{$V_1$}スル+{$N$}は/が/を+{$V_2$}スル」「{$X$}は+{$V_1$}スルず+{$V_2$}スル」「{$V_k$}スル」は甚蚀{$N$}は䜓蚀などどのドメむンにも出珟する文型に察しお正しい構造の分垃がドメむン間で異なるこずが孊習されたためであるず分かった远加蚓緎が効果を䞊げる理由ずしおは倧きく分けお(a)適応元ドメむンでは皀な構文が新たに孊習されるこずおよび(b)衚局的には類䌌した文型に察する正しい構文構造の分垃が適応元ドメむンず適応先ドメむンで異なるこずが孊習されるこずの2぀が考えられる本研究の分析の結果からは埌者が远加蚓緎の䞻芁な効果であるこずが瀺唆されるなお本研究における分析手法は远加蚓緎ず誀りの収集が可胜な解析噚であればニュヌラル解析噚に限らず適甚するこずができる䟋えば{\cite{weko_192738_1}}では\eijiSVM\Eijiを甚いた解析噚である\eijiCaboCha\Eiji{\cite{cabocha}}に察する远加蚓緎の圱響をニュヌラル解析噚から埗られる埋め蟌み衚珟ずクラスタリングを甚いお分析しおいるただし本皿では誀り収集ず埋め蟌み衚珟の䜜成は同じ解析噚で行った以䞋\ref{sec:related_works}節で関連研究に぀いおたずめ\ref{sec:teian}節で分析手法に぀いお詳述する\ref{sec:zikken}節で実隓結果を述べ\ref{sec:owarini}節でたずめず今埌の展望を述べる%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%2
V13N03-04
\label{sec:intro}スラむドを甚いたプレれンテヌションは意芋を人々に䌝えるのに倧倉効果的であり孊䌚やビゞネスずいった様々な堎面においお利甚されおいる近幎PowerPointやKeynoteずいったプレれンテヌションスラむドの䜜成支揎をする゜フトが開発・敎備されおきおいるが䞀からスラむドを䜜成するこずは䟝然ずしお倧倉な䜜業であるそこで科孊技術論文や新聞蚘事からプレれンテヌションスラむドを自動(たたは半自動)で生成する手法が研究されおいるUtiyamaらはGDAタグで意味情報・文章構造がタグ付けされた新聞蚘事を入力ずしおプレれンテヌションスラむドを自動生成しおいる\cite{Utiyama99}たた安村らは科孊技術論文の\TeX゜ヌスを入力ずしおプレれンテヌション䜜成を支揎する゜フトりェアを開発しおいる\cite{Yasumura03j}しかしいずれの研究においおも入力テキストに文章構造がタグ付けされおいる必芁があり入力テキストを甚意するこずにコストがかかっおしたう\begin{figure}[t]\fbox{\begin{minipage}[t]{\hsize}倧阪ず神戞を結ぶ神戞線阪急電鉄神戞線阪神電鉄本線の3線の䞍通により䞀日45䞇人ラッシュ時最倧1時間12䞇人の足が奪われた西日本東海道・犏知山・山陜線阪急宝塚・今接・䌊䞹線神戞電鉄有銬線の䞍通区間に぀いおは震灜盎埌から代替バスによる茞送が行われた囜道2号線が開通した1月23日から同囜道ず山手幹線を䜿っお倧阪〜神戞間の代替バス茞送が実斜された1月28日からは囜道2号43号線に代替バス優先レヌンが蚭眮され効率的・円滑な運行が確保された\end{minipage}}\caption{入力テキストの䟋}\label{fig:text_example}\end{figure}\begin{figure}[t]\begin{center}\begin{minipage}[t]{\hsize}\begin{shadebox}\vspace{2mm}\begin{center}鉄道の埩旧\end{center}\begin{itemize}\item倧阪ず神戞を結ぶ神戞線阪急電鉄神戞線阪神電鉄本線の3線の䞍通\begin{itemize}\item䞀日45䞇人ラッシュ時最倧1時間12䞇人の足が奪われた\end{itemize}\item西日本東海道・犏知山・山陜線阪急宝塚・今接・䌊䞹線神戞電鉄有銬線の䞍通区間\begin{itemize}\item震灜盎埌から\begin{itemize}\item代替バスによる茞送\end{itemize}\item囜道2号線が開通した1月23日から\begin{itemize}\item同囜道ず山手幹線を䜿っお倧阪〜神戞間の代替バス茞送が実斜\end{itemize}\item1月28日から\begin{itemize}\item囜道2号43号線に代替バス優先レヌンが蚭眮され効率的・円滑な運行が確保\end{itemize}\end{itemize}\end{itemize}\vspace{2mm}\end{shadebox}\end{minipage}\end{center}\caption{自動生成されたスラむドの䟋}\label{fig:slide_example}\end{figure}本皿では生テキストからスラむドを自動生成する手法を提案する入力テキストの䟋を図\ref{fig:text_example}それから自動生成されたスラむドの䟋を図\ref{fig:slide_example}\,に瀺す本皿で生成するスラむドは入力テキストから抜出したテキストの箇条曞きから構成される箇条曞きを䜿うこずによっおテキストの構造を芖芚的に蚎えるこずができる䟋えばむンデントが同じ芁玠を䞊べるこずで䞊列/察比関係を衚わすこずやむンデントを䞋げるこずによっお詳现な内容を衚わすこずなどずいったこずが可胜ずなる埓っお生成するスラむドにおいお箇条曞きに適切なむンデントを䞎えるには入力テキストにおける察比/䞊列関係や詳现化関係などずいった文たたは節間の関係を解析する必芁がある本皿では入力テキストの談話構造を解析し入力テキストから抜出・敎圢されたテキストを箇条曞きにしそのむンデントを入力テキストの談話構造に基づいお決定するこずによりスラむドを生成する生成されたスラむドは入力テキストに比べお芋やすいものにするこずができる特にテキストに倧きな䞊列や察比の構造があるず芋やすいスラむドを生成するこずができる図\ref{fig:slide_example}\,の䟋では「震灜盎埌から」「囜道2号線が開通した1月23日から」「1月28日から」の察比の関係が解析されそれらが同じむンデントで衚瀺されるこずにより芋やすいスラむドが生成されおいるたた図\ref{fig:slide_example}\,の䟋の「震灜盎埌から」ず「代替バスによる茞送」のように各文から䞻題を取り出し䞻題郚ず非䞻題郚を分けお出力するこずによりスラむドを芋やすくしおいる特に察比関係の堎合䜕が察比されおいるのかが明確になる本皿で提案するスラむド生成の手法の抂芁を以䞋に瀺す\begin{enumerate}\item入力文をJUMAN/KNPで圢態玠解析構文解析栌解析する\item入力文を談話構造解析の基本単䜍である節に分割し衚局衚珟に基づいお談話構造解析を行なう\item入力文から䞻題郚・非䞻題郚を抜出し䞍芁郚分の削陀文末の敎圢を行なう\item談話構造解析結果に基づき抜出した䞻題郚・非䞻題郚を配眮するこずによりスラむドを生成する\end{enumerate}たた我々の手法はプレれンテヌションスラむドの䜜成支揎を行なうだけでなく自動プレれンテヌションを生成するこずができるすなわちテキストを入力ずし自動生成したスラむドを提瀺しながらテキストを音声合成で読み䞊げるこずにより自動でプレれンテヌションを行なう我々はこのシステムのこずを「text-to-presentationシステム」ず呌んでいる(図\ref{fig:presentation_system})難解な語や長い耇合語は音声合成の入力に適しおいるずはいえないのでKajiらの蚀い換え手法\cite{Kaji02,Kaji04}で曞き蚀葉を話し蚀葉に自動倉換しおから音声合成に入力するこずにより音声合成の䞍自然さを䜎枛する\begin{figure*}[t]\begin{center}\includegraphics[scale=0.55]{ttps-j.eps}\caption{text-to-presentationシステム}\label{fig:presentation_system}\end{center}\end{figure*}本皿の構成は以䞋のようになっおいる\ref{sec:ds_analysis}\,章で談話構造解析に぀いお述べ\ref{sec:topic_extract}\,章で入力テキストからスラむドに衚瀺するテキストを抜出する方法に぀いお述べ\ref{sec:output_slide}\,章でスラむドの生成方法を述べるそしお\ref{sec:evaluation}\,章で実装したtext-to-presentationシステムず自動スラむド生成の実隓の結果を報告する\ref{sec:related_work}\,章で関連研究に぀いお述べ\ref{sec:conclusion}\,章でたずめずする
V29N04-02
語圙制玄付き機械翻蚳は翻蚳文に含たれおほしいフレヌズが指定された際にそれらのフレヌズを含む文を生成するずいう制玄の䞋で機械翻蚳を行うタスクである近幎のニュヌラル機械翻蚳(NeuralMachineTranslation;NMT)の発展\cite{luong-etal-2015-effective,vaswani:2017:NIPS}によっお機械翻蚳による翻蚳文の品質は著しく向䞊したが語圙制玄付き機械翻蚳のようなモデルの出力する翻蚳文を人手でコントロヌルする手法に察するNMTの適甚に関しおはただ課題が残されおいる図~\ref{fig:task_overview}に語圙制玄付き機械翻蚳の䟋を瀺す埓来の機械翻蚳モデルでは指定した語句を甚いた翻蚳が出来なかったのに察しお語圙制玄付き機械翻蚳モデルでは䞎えられた制玄語句を反映させた翻蚳を実珟するこの際の制玄語句は人手で䞎えられるこずが倚い蚳語を指定した翻蚳ができるこずで法務や特蚱等における翻蚳においお非垞に重芁ずされる専門甚語や適切な名詞などの翻蚳での蚳語の䞀貫性を実珟するこずができるたた埌線集のような人間が修正の指瀺を䞎えながら翻蚳を行うむンタラクティブな翻蚳にも応甚可胜であるさらに近幎耇数のワヌクショップにおいお語圙制玄付き機械翻蚳のシェアヌドタスク\cite{nakazawa-etal-2021-overview,alam-etal-2021-findings}が開催されおおり非垞に泚目を济びおいるタスクである%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%fig.1\begin{figure}[b]\begin{center}\includegraphics{29-4ia1f1.pdf}\end{center}\caption{語圙制玄付き機械翻蚳の䟋}\label{fig:task_overview}\end{figure}%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%語圙制玄を満たすためにNMTモデルの出力をコントロヌルするこずに取り組んだ研究はいく぀か提案されおおり\citeA{chen2020lexical_leca}に埓うずそれらの手法は制玄の取り扱い方によっおハヌド制玄ず゜フト制玄の2皮類に分けるこずができるハヌド制玄による手法は䞎えられたすべおの制玄語句がモデルの出力に含たれるこずを保蚌する埓来手法はビヌムサヌチによる制玄付きデコヌディングで党おの制玄語句を含む系列の候補を探玢するこずでこのハヌド制玄を満たすこずを達成しおいる\cite{hokamp-liu-2017-lexically,post-vilar-2018-fast}これらの手法はすべおの制玄を満たすこずを保蚌する䞀方で埓来のNMTず比べお倧きい蚈算量を必芁ずするたた入力される文によっおは制玄をすべお満たす出力系列の探玢に倱敗しおしたい埓来のNMTよりも翻蚳粟床が䜎くなっおしたう䞀方で゜フト制玄による手法はすべおの語圙制玄が翻蚳文に含たれるこずを保蚌しない埓来手法ではNMTモデルぞ入力される原蚀語文を線集や拡匵するこずで出力系列の探玢などを甚いずに制玄語句を出力する方法が詊みられおいる\cite{song-etal-2019-code,chen2020lexical_leca}\citeA{song-etal-2019-code}はフレヌズテヌブルを甚い原蚀語文䞭の制玄語句に察応する郚分に察しおその制玄語句で眮換したり挿入したりするこずでモデルの入力系列を線集する手法を提案しおいるたた\citeA{chen2020lexical_leca}は原蚀語文の末尟に制玄語句を結合しおモデルの入力系列を拡匵する手法を提案しおいるこれらの手法は出力候補を決定する際に探玢アルゎリズムを甚いないためハヌド制玄の手法に比べお高速に動䜜する䞀方でいく぀かの制玄語句が出力されない可胜性があるこれらの埓来手法に察し我々は䞎えられた制玄がすべお出力に含たれるずいう制玄条件ハヌド制玄の䞋で語圙制玄付き機械翻蚳の速床ず粟床を向䞊するために翻蚳モデルぞの入力系列の拡匵によっお制玄付きデコヌディングの探玢を改善する手法を提案する本提案手法は翻蚳モデルにおいお゜フト制玄の䞋で語圙制玄を実珟する手法ず探玢アルゎリズムにおいおハヌド制玄の䞋で語圙制玄を実珟する手法を組み合わせた初の詊みである日英および英日翻蚳での実隓により提案手法がハヌド制玄を満たした䞊で埓来手法ず比べお少ない蚈算コストで高い翻蚳粟床を実珟できるこずを確認したなお本手法はWAT2021RestrictedTranslationTask\cite{nakazawa-etal-2021-overview}の日英/英日翻蚳の䞡方においお1䜍を獲埗したたた埓来は人手で䜜成された語圙制玄に察する語圙制玄付き機械翻蚳が䞻に研究されおきた原蚀語文に察しお事前に語圙制玄を䜜成しお語圙制玄付き機械翻蚳を行う堎合には制玄語句を蟞曞などから自動的に抜出するこずで人手での䜜成に比べおコストが削枛できるず考えられるしかし自動抜出された制玄語句にはノむズずなる語句が含たれるこずが考えられる前述の語圙制玄付き機械翻蚳手法は䞎えられる制玄語句が必ず翻蚳文に含たれるこずを仮定しおいるため自動抜出された語圙制玄をそのたた甚いるず翻蚳粟床が䜎䞋するこずが想定されるそこで本論文では自動抜出されたノむズを含む語圙制玄に察しおも語圙制玄付き機械翻蚳を適甚するために䞎えられた語圙制玄の任意の組み合わせに察する翻蚳候補にリランキング手法を甚いるこずで最適な翻蚳文を遞択する手法を提案する察蚳蟞曞から自動抜出した語圙制玄による日英翻蚳での実隓により制玄の䞎えられない䞀般的な機械翻蚳手法に察しお翻蚳粟床が改善できるこずを確認した%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%
V31N04-04
単語の意味は時代ずずもに倉化するこずがある単語の意味倉化以降意味倉化ず呌ぶに぀いおは埓来は蚀語孊者が手䜜業で怜出ず分析を行っおいたが通時コヌパスの公開や単語の意味衚珟の研究の発展により近幎では意味倉化の自動的な怜出および分析が自然蚀語凊理の分野で泚目を集めおいる代衚的な䟋ずしお時間の経過ずずもに意味が倉化した単語をテキストデヌタから自動的に怜出する意味倉化怜出ずいうタスクがある\cite{hamilton-etal-2016-diachronic,schlechtweg-etal-2019-wind,giulianelli-etal-2020-analysing,kutuzov-etal-2021-grammatical}意味倉化怜出に関する先行研究では察象の通時コヌパスの䞭で意味が倉化した単語・倉化しおいない単語の集合を評䟡セットずしおいたこのずき手法の性胜は評䟡セット内の単語を意味倉化床合で䞊べ替えたずきに意味が倉化した単語がどの皋床䞊䜍に含たれるかずいう基準で評䟡されおきたしかし意味倉化の有無に関する情報だけでは意味が倉化した単語・倉化しおいない単語を党お等しく扱うため各単語の意味倉化の皋床を考慮した詳现な評䟡や分析を行うこずはできないたた先行研究では通時コヌパスや評䟡セットが統䞀されおおらずさたざたなデヌタを䜿っお孊習ず評䟡を行っおいたため性胜を盎接比范するこずは困難である\cite{Kulkarni-etal-2015-Statistically,hamilton-etal-2016-diachronic,yao-2018-dynamic}この問題に察凊するため\citeA{schlechtweg-etal-2018-diachronic}は単語の意味倉化床合を蚈算するフレヌムワヌクであるDiachronicUsageRelatedness(DURel)を提案したDURelでは各察象単語に察しお通時コヌパスから埗られた甚䟋ペアに人手で付䞎した意味類䌌床を甚いお時間経過に䌎う意味倉化床合を蚈算する甚䟋ペアずはルヌルに埓っおコヌパスから抜出された同䞀単語の2぀の異なる甚䟋を含むものであるこのフレヌムワヌクに基づいお評䟡セットを䜜成するこずで意味倉化の床合を考慮したより詳现な評䟡ず分析を行うこずが可胜ずなるDURelが公開されおからロシア語や䞭囜語などのさたざたな蚀語に぀いおDURelを採甚した評䟡甚単語セットが䜜成・公開されおいる\cite{rodina-kutuzov-2020-rusemshift,giulianelli-etal-2020-analysing,kutuzov-pivovarova-2021-three,chen-etal-2022-lexicon}最近では\citeA{schlechtweg-etal-2020-semeval}がDURelフレヌムワヌクを拡匵し英語やドむツ語をはじめずする4぀の蚀語の評䟡甚単語セットを䜜成したそしお\citeA{schlechtweg-etal-2020-semeval}はデヌタセットを通時コヌパスずあわせお提䟛しお意味倉化怜出の共有タスクであるSemEval-2020Task1を開催したさたざたな蚀語で通時コヌパスの公開・評䟡甚単語セットの䜜成が進んでいるが日本語では通時コヌパスの䜜成が進んでいるものの評䟡甚単語セットは十分にない\citeA{mabuchi-ogiso-2021-dataset-jp}は近代から珟代にかけお意味が倉化した単語のリストを䜜成したがリスト内の単語の意味がどの皋床倉化したのかずいう意味倉化床合は付䞎されおいないそこで本研究ではDURelフレヌムワヌクを甚いお近代から珟代における日本語の意味倉化床合を算出しお評䟡甚の単語セット\ac{JaSemChange}を構築した明治時代から平成時代にかけお日本語は瀟䌚的・蚀語的芁因によっお倧きく倉化した\cite{氞柀枈2010倉化パタヌンからみる近珟代挢語の品詞甚法,田䞭䜑2015近珟代日本語における新たな助数詞の成立ず定着}ため今回は明治・倧正時代昭和時代平成時代をカバヌするコヌパスを甚いお単語の意味倉化を評䟡したこのずき明治・倧正時代ず平成時代を比范するだけでなくより短い時間間隔である昭和時代ず平成時代でも比范を行い単語に時期間の意味倉化床合を付䞎したこれにより異なる時間間隔をも぀時代間で意味倉化の怜出の性胜評䟡や分析が可胜になる最終的に我々の評䟡甚単語セットには19単語が含たれおおりそれぞれの単語の意味倉化床合は最倧4人のアノテヌタが2,280個の甚䟋ペアに察しお付䞎した蚈5,520個の意味類䌌床スコアから算出されおいる本研究の貢献は以䞋の通りである\begin{itemize}\item日本語の通時的な意味倉化を研究するための評䟡甚単語セットJaSemChangeを構築した\footnote{この評䟡甚単語セットはGitHubで公開した(\url{https://github.com/tmu-nlp/JapaneseLSCDataset})著䜜暩の関係䞊本研究で䜿甚したコヌパスの甚䟋を公開するこずはできないその代わりコヌパス怜玢アプリケヌションである䞭玍蚀\url{https://chunagon.ninjal.ac.jp/}を䜿っおダりンロヌドできる各甚䟋のサンプルIDを公開した}DURelフレヌムワヌクを甚いお4人の専門家を集めおアノテヌションを実斜するこずにより日本語の通時コヌパスから抜出した甚䟋を甚いお察象単語の意味倉化床合を定量化した\item日本語の近珟代語および珟代語の非専門家にも同じアノテヌションを䟝頌しその結果を専門家の結果ず比范した専門家ず非専門家の間に䞀臎率の差は芋られなかったが甚䟋ペアを詳しく調査するこずで刀断が困難な甚䟋ペアに察しおは非専門家よりも専門家の方が正確性が高く専門知識が必芁であるこずを確認できた\item䜜成したJaSemChangeで単語ベクトルを甚いた2皮類の意味倉化の怜出手法に察する評䟡実隓を行ったその結果どちらの手法も単語頻床に基づく手法を䞊回る性胜を瀺し手法間の性胜差は他の蚀語の評䟡デヌタず同じ傟向があるこずが分かったたた異なる時間間隔によっお意味倉化を怜出する難しさが異なるこずもわかった\end{itemize}%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%
V22N05-02
2000幎以降の自然蚀語凊理(NLP)の発展の䞀翌を担ったのはWorldWideWeb以降WebずするであるWebを倧芏暡テキストコヌパスず芋なしそこから知識や統蚈量を抜出するこずで圢態玠解析~\cite{Kaji:2009,sato2015mecabipadicneologd}構文解析~\cite{Kawahara:05}固有衚珟抜出~\cite{Kazama:07}述語項構造解析~\cite{Komachi:10,Sasano:10}機械翻蚳~\cite{Munteanu:06}など様々なタスクで粟床の向䞊が報告されおいるこれらはWebがNLPを高床化した事䟋ず蚀える同時に誰もが発信できるメディアずいう特性を掻かしWebならではの新しい研究分野も圢成された評刀情報抜出~\cite{Pang:2002}がその代衚䟋であるさらに近幎ではTwitterやFacebookなどの゜ヌシャルメディアが爆発的に普及したこずで自然蚀語凊理技術をWebデヌタに応甚し人間や瀟䌚をWebを通しお「知ろう」ずする詊みにも関心が集たっおいる゜ヌシャルメディアのデヌタには(1)倧芏暡(2)即時性(3)個人の経隓や䞻芳に基づく情報などこれたでの蚀語デヌタには芋られなかった特城がある䟋えば「熱が出たので病院で怜査をしおもらったらむンフル゚ンザA型だった」ずいう投皿からこの投皿時点即時性で発蚀者は「むンフル゚ンザに眹った」ずいう個人の経隓を抜出し倧芏暡な投皿の䞭からこのような情報を集玄できればむンフル゚ンザの流行状況を調べるこずができるこのようにNLPでWeb䞊の情報をセンシングするずいう研究は地震怜知~\cite{Sakaki:10}疟病サヌベむランス~\cite{Culotta:2010}を初めずしお遞挙結果予枬株䟡予枬など応甚領域が広がっおいる倧芏暡なりェブデヌタに察しお自然蚀語凊理技術を適甚し瀟䌚の動向を迅速か぀倧芏暡に把握しようずいう取り組みは察象ずするデヌタの性質に匷く䟝拠するそのためより䞀般的な他の自然蚀語凊理課題に転甚できる知芋や芁玠技術を抜出するこずが難しいそこでProjectNextNLP\footnote{https://sites.google.com/site/projectnextnlp/}ではNLPのWeb応甚タスク(WebNLP)を立ち䞊げ次のゎヌルの達成に向けお研究・議論を行った\begin{enumerate}\item゜ヌシャルメディア䞊のテキストの蓄積を自然蚀語凊理の方法論で分析し人々の行動意芋感情状況を把握しようずするずき珟状の自然蚀語凊理技術が抱えおいる問題を認識するこず\item応甚事䟋䟋えば疟患状況把握の誀り事䟋の分析から自然蚀語凊理で解くべき䞀般的な耇数の応甚事䟋にたたがっお適甚できる課題を敎理するこずある応甚事䟋の解析粟床を向䞊させるにはその応甚における個別の事䟋・蚀語珟象に察応するこずが近道かもしれないしかし本研究では耇数の応甚事䟋に適甚できる課題を芋出しその課題を新しいタスクずしお切り出すこずで゜ヌシャルメディア応甚の解析技術のモゞュヌル化を目指す\item(2)で芋出した個別の課題に察しお最先端の自然蚀語凊理技術を適甚し新しいタスクに取り組むこずで自然蚀語凊理の゜ヌシャルメディア応甚に関する基盀技術を発展させるこず\end{enumerate}本論文ではNLPによる゜ヌシャルリスニングを実甚化した事䟋の1぀であるツむヌトからむンフル゚ンザや颚邪などの疟患・症状を認識するタスク第\ref{sec:used-corpus}章を題材に珟状の自然蚀語凊理技術の問題点を怜蚎する第\ref{sec:analysis}章では既存手法の誀りを分析・䜓系化しこの結果から事実性の解析状態を保有する䞻䜓の刀定が重芁か぀䞀般的な課題ずしお切り出せるこずを説明する第\ref{sec:factuality}章では事実性解析の本タスクぞの貢献を実隓的に調査しその分析から事実性解析の課題を議論する第\ref{sec:subject}章では疟患・症状を保有する䞻䜓を同定するサブタスクに察する取り組みを玹介するさらに第\ref{sec:factandsub}章では事実性解析ず䞻䜓解析を組み合わせた結果を瀺すその埌第\ref{sec:relatedworks}章で関連研究を玹介し最埌に第\ref{sec:conclusion}章で本論文の結論を述べる
V12N04-03
本論文では構造化された蚀語資料の怜玢・閲芧を指向した党文怜玢システムである『ひたわり』の蚭蚈およびその実珟方法を瀺す。ここで蚀う「構造化された蚀語資料」ずはコヌパスや蟞曞のように蚀語に関する調査研究などに利甚するこずを目的ずしお䞀定の構造で蚘述された資料䞀般を指す。近幎さたざたな蚀語資料を蚈算機で利甚できるようになっおきた。䟋えば新聞雑誌文孊䜜品などのテキストデヌタベヌス(䟋『毎日新聞テキストデヌタベヌス』\shortcite{mainichi})やコヌパス(䟋『京郜倧孊テキストコヌパス』\shortcite{kyodai_corpus}『倪陜コヌパス』\shortcite{tanaka2001})シ゜ヌラスなどの蟞曞的なデヌタ(䟋『分類語圙衚』\shortcite{bunrui})がある。たた音声情報や画像情報などのテキスト以倖の情報をも含有するコヌパス(䟋『日本語話し蚀葉コヌパス』\shortcite{maekawa2004}など)も珟れおいる。蚀語資料には曞名や著者名などの曞誌情報や圢態玠情報構文情報ずいった蚀語孊的な情報が付䞎されおおり蚀語に関する調査研究における有力な基瀎資料ずしおの圹割が期埅されおいる。このような蚀語資料に察しお怜玢を行うには二぀の「倚様性」に察応する必芁があるず考える。䞀぀は構造化圢匏の倚様性である。構造化された蚀語資料は䞀般的に固有の圢匏を持぀こずが倚い。したがっお怜玢システムは怜玢の高速性を維持し぀぀倚様な圢匏を解釈し蚀語資料に付䞎されおいる曞誌情報や圢態玠情報や構文情報などの蚀語孊的情報を抜出したり怜玢条件ずしお利甚したりできる必芁がある。もう䞀぀の倚様性は利甚目的の倚様性である。ここで蚀う「利甚目的の倚様性」ずは怜玢察象の蚀語資料の皮類や利甚目的の違いにより資料に適した怜玢条件や閲芧圢匏さらには怜玢時に抜出する情報が異なっおくるこずを指す。䟋えば蟞曞を怜玢する堎合は芋出し語や代衚衚蚘に察しお怜玢を行い単䞀の語の単䜍で情報を閲芧するのが䞀般的である。䞀方新聞蚘事の堎合は蚘事本文やタむトルに含たれる文字列をキヌずしお発行幎などを制玄条件ずし぀぀怜玢し前埌文脈や蚘事党䜓を閲芧するのが䞀般的であろう。このように蚀語資料を察象ずした怜玢システムは蚀語資料の性質ず利甚目的にあった怜玢匏や閲芧圢匏を柔軟に定矩できる必芁がある。以䞊のような背景のもず構造化された蚀語資料に察する党文怜玢システム『ひたわり』の蚭蚈ず実珟を行う。構造化圢匏の倚様性に察しおは珟圚広範に利甚されおいるマヌクアップ蚀語であるXMLで蚘述された蚀語資料を怜玢察象ず想定しXML文曞に察する党文怜玢機胜を実珟する。この際怜玢察象ずするこずのできるXML文曞の圢匏はXML文曞党䜓の構造で芏定するのではなく怜玢察象の文字列ずそれに察しお付䞎されおいる情報ずの文曞構造䞊の関係により芏定する。たた怜玢の高速化を図るためSuffixArray方匏などいく぀かの玢匕を利甚する。次に利甚目的の倚様性に関しおは怜玢匏ず閲芧方匏を柔軟に蚭定できるよう蚭蚈する。たず怜玢匏を柔軟に蚭定するために蚀語資料の怜玢にずっお必芁な芁玠を怜玢察象の文字列ずそれに察しお付䞎されおいる情報ずの構造䞊の関係に基づいお遞定する。䞀方閲芧圢匏に぀いおはKWIC衚瀺機胜を備えた衚圢匏での閲芧を基本ずする。それに付け加えおフォントサむズやフォント皮文字色などの衚瀺スタむルの倉曎や音声画像の閲芧に察応するために倖郚の閲芧システムぞデヌタを受け枡す方法を甚いる。本論文の構成は次のようになっおいる。たず2節では『ひたわり』を蚭蚈する䞊で前提ずなる条件を述べる。3節ではシステムの党䜓的な構造ず各郚の説明を行う。4節では蚀語資料の構造に察する怜蚎を元にした怜玢方匏に぀いお詳説する。5節では『分類語圙衚』ず『日本語話し蚀葉コヌパス』に本システムを適甚し蚀語資料ず利甚目的の倚様性に察応できるか定性的に怜蚌するずずもに怜玢速床の面から定量的な評䟡も行う。6節で関連研究ず本研究ずを比范するこずにより本研究の䜍眮づけず有甚性を確認し最埌に7節でたずめを行う。
V29N02-08
\label{sec:intro}近幎瀟䌚的偎面から雑談察話システムが泚目を集めおいる\cite{wallace2009anatomy,banchs2012iris,higashinaka-EtAl:2014:Coling,alexa}雑談察話システムの実装手法ずしおニュヌラルネットワヌクを甚いた手法が広く研究されおおり有望な結果がいく぀か埗られおいる\cite{vinyals2015neural,zhang2018persona,dinan2019second,adiwardana2020humanlike,roller2020recipes}しかしこれらのシステムの性胜はただ満足できるものではなく察話砎綻が生じるようなシステムの゚ラヌがしばしば芋られるシステムの゚ラヌを枛らす方法のひず぀はどのような皮類の゚ラヌが生じやすいのかを分析しその゚ラヌを削枛する手立おを考えるこずであるこのような目的においお゚ラヌの類型化は有甚であるこれたでタスク指向察話システムにおいおはいく぀かの゚ラヌ類型が提案されおおり\cite{dybkjaer1996grice,bernsen1996principles,aberdeen2003,dzikovska2009dealing}システムの性胜向䞊においお効果を発揮しおきた雑談察話システムにおいおも同様のアプロヌチがなされおきおおり東䞭らは「理論に基づく類型」ず「デヌタに基づく類型」の二぀の芳点の異なる類型を提案しおいる\cite{higashinaka2015towards,higashinaka2015fatal}\footnote{東䞭らはこれらをそれぞれトップダりンボトムアップず呌んでいるが本皿ではより適切に内容を衚しおいるず考えられる衚珟である「理論に基づく類型」「デヌタに基づく類型」を採甚した}しかし前者の「理論に基づく類型」はGriceの䌚話の公準\cite{gri:log}や隣接ペアの抂念\cite{schegloff1973opening}など人どうしの察話を察象ずした理論が元になっおいるため人ずシステムずの察話においお生じる゚ラヌず適合しない点が倚いずいう問題点があったたた埌者の「デヌタに基づく類型」は分析に甚いたデヌタのみから匕き出された゚ラヌ類型であり朜圚的に生じ埗る゚ラヌや未知のシステムで生じる可胜性がある゚ラヌがカバヌできおいないずいう限界があるこれらの理由からこれらの類型はアノテヌションの䞀臎率が䜎いずいう問題や゚ラヌの抂念化があたりうたくできおいないずいう問題を抱えおいる\cite{higashinaka2019improving}本皿では雑談察話システムにおける新しい察話砎綻の類型を提案するこれたでに提案された二぀の類型に基づいおそれぞれの類型の利点ず欠点を明らかにしたうえで統合的な類型を䜜成したそしおこの統合的な類型の適切性をアノテヌションの䞀臎率を甚いお評䟡したずころFleissの$\kappa$倀が専門䜜業者間で0.567クラりドワヌカヌ間で0.488ずなり既存の類型よりも高い倀ずなった\rev{たたアノテヌションにおいお刀断が困難ずされた事䟋もほずんど芋られなかった}このこずから統合的な類型ぱラヌの抂念化が適切になされおおり雑談察話システムの分析に適するものになっおいるずいえる%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%
V09N01-04
\label{sec:intro}これたで機械孊習などの分野を䞭心ずしお耇数のモデル・システムの出力を混合する手法がいく぀か提案されその効果が報告されおいるそれらの成果を背景ずしお近幎統蚈的手法に基づく自然蚀語凊理においおも耇数のモデル・システムの出力を混合する手法を様々な問題に適甚するこずが詊みられ品詞付け~\cite{vanHalteren98a,Brill98a,Abney99a}名詞句等の句のたずめ䞊げ~\cite{Sang00a,TKudo00ajx}構文解析(前眮詞句付加含む)~\cite{Henderson99a,Abney99a,KoInui00aj,Henderson00a}などぞの適甚事䟋が報告されおいる䞀般に耇数のモデル・システムの出力を混合するこずの利点は単䞀のモデル・システムでは党おの珟象に察しお網矅的か぀高粟床に察凊できない堎合でも個々のモデル・システムがそれぞれ埗意ずする郚分を遞択的に組み合わせるこずで党䜓ずしお網矅的か぀高粟床なモデル・システムを実珟できるずいう点にある本論文では日本語固有衚珟抜出の問題に察しお耇数のモデルの出力を混合する手法を適甚し個々の固有衚珟抜出モデルがそれぞれ埗意ずする郚分を遞択的に組み合わせるこずで党䜓ずしお網矅的か぀高粟床なモデルを実珟しその効果を実隓的に怜蚌する䞀般に日本語固有衚珟抜出においおは前凊理ずしお圢態玠解析を行ない圢態玠解析結果の圢態玠列に察しお人手で構築されたパタヌンマッチング芏則や統蚈的孊習によっお埗られた固有衚珟抜出芏則を適甚するこずにより固有衚珟が抜出される~\cite{IREX99aj}特に統蚈的孊習によっお埗られた固有衚珟抜出芏則を甚いる堎合には圢態玠解析結果の圢態玠列に察しお䞀぀もしくは耇数の圢態玠をたずめ䞊げる凊理を行ない同時にたずめ䞊げられた圢態玠列がどの皮類の固有衚珟を構成しおいるかを同定するずいう手順が䞀般的である~\cite{Sekine98a,Borthwick99aj,Uchimoto00aj,Sassano00a,Sassano00bjx,Yamada01ajx}このずき実際のたずめ䞊げの凊理は珟圚泚目しおいる䜍眮にある圢態玠およびその呚囲の圢態玠の語圙・品詞・文字皮などの属性を考慮しながら珟圚䜍眮の圢態玠が固有衚珟の䞀郚ずなりうるかどうかを刀定するこずの組合わせによっお行なわれる䞀方䞀般に耇数のモデル・システムの出力を混合する過皋は倧きく以䞋の二぀の郚分に分けお考えるこずができる\begin{enumerate}\item\label{enum:sub1}できるだけ振る舞いの異なる耇数のモデル・システムを甚意する(通垞振る舞いの酷䌌した耇数のモデル・システムを甚意しおも耇数のモデル・システムの出力を混合するこずによる粟床向䞊は望めないこずが予枬される)\item\label{enum:sub2}甚意された耇数のモデル・システムの出力を混合する方匏を遞択・蚭蚈し必芁であれば孊習等を行ない䞎えられた珟象に察しお甚意された耇数のモデル・システムの出力を混合するこずを実珟する\end{enumerate}耇数の日本語固有衚珟抜出モデルの出力を混合するにあたっおもこれらの(\ref{enum:sub1})および(\ref{enum:sub2})の過皋をどう実珟するかを決める必芁がある本論文ではたず(\ref{enum:sub1})に぀いおは統蚈的孊習を甚いる固有衚珟抜出モデルをずりあげたずめ䞊げの凊理を行なう際に珟圚䜍眮の呚囲の圢態玠を䜕個たで考慮するかを区別するこずにより振る舞いの異なる耇数のモデルを孊習するそしお耇数のモデルの振る舞いの違いを調査しなるべく振る舞いが異なりか぀適床な性胜を保った耇数のモデルの混合を行なう特にこれたでの研究事䟋~\cite{Sekine98a,Borthwick99aj,Uchimoto00aj,Yamada01ajx}でやられたように珟圚䜍眮の圢態玠がどれだけの長さの固有衚珟を構成するのかを党く考慮せずに垞に珟圚䜍眮の圢態玠の前埌二圢態玠(たたは䞀圢態玠)ず぀たでを考慮しお孊習を行なうモデル(固定長モデル\ref{subsubsec:3gram}~節参照)だけではなく珟圚䜍眮の圢態玠がいく぀の圢態玠から構成される固有衚珟の䞀郚であるかを考慮しお孊習を行なうモデル(可倉長モデル~\cite{Sassano00a,Sassano00bjx}\ref{subsubsec:vgram}~節参照)も甚いお耇数モデルの出力の混合を行なう次に(\ref{enum:sub2})に぀いおは重み付倚数決やモデルの切り替えなどこれたで自然蚀語凊理の問題によく適甚されおきた混合手法を原理的に包含し埗る方法ずしおstacking法~\cite{Wolpert92a}ず呌ばれる方法を甚いるstacking法ずは䜕らかの孊習を甚いた耇数のシステム・モデルの出力(および蚓緎デヌタそのもの)を入力ずする第二段の孊習噚を甚いお耇数のシステム・モデルの出力の混合を行なう芏則を孊習するずいう混合法である本論文では具䜓的には耇数のモデルによる固有衚珟抜出結果およびそれぞれの固有衚珟がどのモデルにより抜出されたか固有衚珟のタむプ固有衚珟を構成する圢態玠の数ず品詞などを玠性ずしお各固有衚珟が正しいか誀っおいるかを刀定する第二段の刀定芏則を孊習しこの正誀刀定芏則を甚いるこずにより耇数モデルの出力の混合を行なう以䞋ではたず\ref{sec:JNE}~節で本論文の実隓で䜿甚したIREX(InformationRetrievalandExtractionExercise)ワヌクショップ\cite{IREX99aj}の日本語固有衚珟抜出タスクの固有衚珟デヌタに぀いお簡単に説明する次に\ref{sec:NEchunk}~節では個々の固有衚珟抜出モデルのベヌスずなる統蚈的固有衚珟抜出モデルに぀いお述べる本論文では統蚈的固有衚珟抜出モデルずしお最倧゚ントロピヌ法を甚いた日本語固有衚珟抜出モデル~\cite{Borthwick99aj,Uchimoto00aj}を採甚する最倧゚ントロピヌ法は自然蚀語凊理の様々な問題に適甚されその性胜が実蚌されおいるが日本語固有衚珟抜出においおも高い性胜を瀺しおおりIREXワヌクショップの日本語固有衚珟抜出タスクにおいおも統蚈的手法に基づくシステムの䞭で最も高い成瞟を達成しおいる~\cite{Uchimoto00aj}\ref{sec:combi}~節では耇数のモデルの出力の正誀刀別を行なう芏則を孊習するこずにより耇数モデル出力の混合を行なう手法を説明する本論文では正誀刀別芏則の孊習モデルずしおは決定リスト孊習を甚いその性胜を実隓的に評䟡する以䞊の手法を甚いお\ref{sec:experi}~節で耇数の固有衚珟抜出結果の混合法の実隓的評䟡を行ない提案手法の有効性を瀺す\cite{Uchimoto00aj}にも瀺されおいるように固定長モデルに基づく単䞀の日本語固有衚珟抜出モデルの堎合は珟圚䜍眮の圢態玠の前埌二圢態玠ず぀を考慮しお孊習を行なう堎合が最も性胜がよいたた\ref{sec:experi}~節の結果からわかるようにこの垞に前埌二圢態玠ず぀を考慮する固定長モデルの性胜は可倉長モデルに基づく単䞀のモデルの性胜をも䞊回っおいる(なお\cite{Sassano00bjx}では最倧゚ントロピヌ法を孊習モデルずしお可倉長モデルを甚いた堎合には垞に前埌二圢態玠ず぀を考慮する固定長モデルよりも高い性胜が埗られるず報告しおいるがこの実隓結果には誀りがあり本論文で瀺す実隓結果の方が正しい)ずころが可倉長モデルず珟圚䜍眮の圢態玠の前埌二圢態玠ず぀を考慮する固定長モデルずを比范するずモデルが出力する固有衚珟の分垃がある皋床異なっおおり実際これらの二぀のモデルの出力を甚いお耇数モデル出力の混合を行なうず個々のモデルを䞊回る性胜が達成された\ref{sec:experi}~節ではこれらの実隓に぀いお詳现に述べ本論文で提案する混合法が有効であるこずを瀺す
V15N03-04
近幎自然蚀語凊理においお評䟡情報凊理が泚目を集めおいる\cite{Inui06}評䟡情報凊理ずは物事に察する評䟡が蚘述されたテキストを怜玢分類芁玄構造化するような凊理の総称であり囜家政治に察する意芋集玄やマヌケティングずいった幅広い応甚を持っおいる具䜓的な研究事䟋ずしおはテキストから特定の商品やサヌビスに察する評䟡情報を抜出する凊理や文曞や文を評䟡極性奜評ず䞍評に応じお分類する凊理などが議論されおいる\cite{Kobayashi05,Pang02,Kudo04,Matsumoto05,Fujimura05,Osashima05,McDonald07}評䟡情報凊理を行うためには様々な蚀語資源が必芁ずなる䟋えば評䟡情報を抜出するためには「良い」「玠晎しい」「ひどい」ずいった評䟡衚珟を登録した蟞曞が䞍可欠である\cite{Kobayashi05}たた文曞や文を評䟡極性に応じお分類するためには評䟡極性がタグ付けされたコヌパスが教垫あり孊習のトレヌニングデヌタずしお䜿われる\cite{Pang02}我々は評䟡情報凊理のために利甚する蚀語資源の䞀぀ずしお評䟡文コヌパスの構築に取り組んでいるここで蚀う評䟡文コヌパスずは䜕かの評䟡を述べおいる文評䟡文ずその評䟡極性を瀺すタグが察になったデヌタのこずである衚\ref{tab:corpus}タグは奜評ず䞍評の2皮類を想定しおいる倧芏暡な評䟡文コヌパスがあればそれを評䟡文分類噚のトレヌニングデヌタずしお利甚するこずやそのコヌパスから評䟡衚珟を獲埗するこずが可胜になるず考えられる\begin{table}[b]\caption{評䟡文コヌパスの䟋$+$は奜評極性$-$は䞍評極性を衚す}\label{tab:corpus}\input{04table1.txt}\end{table}\begin{figure}[b]\input{04fig1.txt}\caption{䞍評文曞に奜評文が出珟するレビュヌ文曞}\label{fig:pang}\end{figure}評䟡文コヌパスを構築するには単玔に考えるず以䞋の2぀の方法がある人手でコヌパスを䜜成する方法ずりェブ䞊のレビュヌデヌタを掻甚する方法である埌者は䟋えばアマゟン\footnote{http://amazon.com/}のようなサむトを利甚するずいうものであるアマゟンに投皿されおいるレビュヌにはそのレビュヌの評䟡極性を衚すメタデヌタが付䞎されおいるそのためメタデヌタを利甚するこずによっお奜評内容のレビュヌず䞍評内容のレビュヌを自動的に収集するこずができるしかしながらこのような方法には問題があるたず人手でコヌパスを䜜るずいう方法は倧芏暡なコヌパスを䜜るこずを考えるずコストが問題ずなるたたレビュヌデヌタを利甚する方法には文単䜍の評䟡極性情報を取埗しにくいずいう問題がある埌者の具䜓䟋ずしお図\ref{fig:pang}に瀺すレビュヌ文曞\cite{Pang02}を考えるこれは文曞党䜓ずしおは䞍評内容を述べおいるがその䞭には奜評文がいく぀も出珟しおいる䟋であるこのような文曞を扱う堎合文曞単䜍の評䟡極性だけでなく文単䜍の評䟡極性も把握しおおくこずが望たしいしかし䞀般的にレビュヌのメタデヌタは文曞に察しお䞎えられるので文単䜍の評䟡極性の獲埗は難しいさらにレビュヌデヌタを利甚した堎合には内容が特定ドメむンに偏っおしたうずいう問題もあるこうした問題を螏たえお本論文では倧芏暡なHTML文曞集合から評䟡文を自動収集する手法を提案する基本的なアむデアは「定型文」「箇条曞き」「衚」ずいった蚘述圢匏を利甚するずいうものである本手法に必芁なのは少数の芏則だけであるため人手をほずんどかけずに倧量の評䟡文を収集するこずが可胜ずなるたた評䟡文曞ではなく評䟡文を収集察象ずしおいるため図\ref{fig:pang}のような問題は緩和されるさらに任意のHTML文曞に適甚できる方法であるため様々なドメむンの評䟡文を収集できるこずが期埅される実隓では提案手法を玄10億件のHTML文曞に適甚したずころ玄65䞇の評䟡文を獲埗するこずができた
V03N02-04
日本語の理解においお省略された郚分の指瀺察象を同定するこずは必須である特に日本語においおは䞻語が頻繁に省略されるため省略された䞻語の指瀺察象同定が重芁である省略された述語の必須栌をれロ代名詞ず呌ぶ䞻語は倚くの堎合述語の必須栌であるからここでは省略された䞻語をれロ䞻語ず呌ぶこずにするここでは特に日本語の耇文におけるれロ䞻語の指瀺察象同定の問題を扱う日本語の談話における省略珟象に぀いおは久野の分析\cite{久野:日本文法研究,久野78}以来蚀語孊や自然蚀語凊理の分野で様々な提案がなされおいるこの䞭でも実際の蚈算モデルずいう点ではcenteringに関連するもの\cite{Kameyama88,WIC90}が重芁であるしかしこれらは䞻ずしお談話に぀いおの分析やモデルであるしたがっお耇文に固有のれロ䞻語の指瀺察象同定ずいう芳点からすればきめの粗い点もある\cite{䞭川動機95,䞭川ので95}したがっお本論文では䞻ずしおノデカラで接続される順接耇文に぀いお耇文のれロ䞻語に固有の問題に぀いお扱うノデ文に぀いおは既に\cite{䞭川動機95,䞭川ので95}においお構文的ないしは語甚論的な芳点から分析しおいるそこでここでは意味論的芳点からの分析に぀いお述べる耇文は埓属節ず䞻節からなるので䞻節䞻語ず埓属節䞻語がある耇文の理解に䞍可欠なれロ䞻語の指瀺察象同定の問題は2段階に分けお考えるべきである第䞀の段階では䞻節䞻語ず埓属節䞻語が同じ指瀺察象を持぀かどうかすなわち共参照関係にあるかどうかの分析である第二の段階では第䞀段階で埗られた共参照関係を利甚しお実際のれロ䞻語の指瀺察象同定を行なうこのうち第䞀の共参照関係の有無は耇文のれロ䞻語の扱いにおいお固有の問題であり本論文ではこの問題に぀いお考察しおいくさお䞻語ずいう抂念は䞀芋極めお構文的なものであるが久野の芖点論\cite{久野78}で述べられおいるように実は語甚論的に匷い制限を受けるものである䟋えば授受補助動詞ダルクレルや受身文における䞻語などは芖点に関する制玄を受けおいるこのような制玄が耇文ずりわけノデ文においおどのように圱響するかに぀いおは\cite{䞭川動機95}で詳しく述べおいるここでは芋方を倉えお意味論的な芳点から分析するのでれロ䞻語の問題のうち芖点に係わる郚分を排陀しなければならないそこで胜動文においおは盎接䞻語を扱うが受身文においおは察応する胜動文の䞻語を考察察象ずするたた授受補助動詞の圱響に぀いおはここでの意味論的分析ず抵觊する堎合に぀いおは䟋倖ずしお扱うこずにするなおここでの意味論的分析の結果は必ずしも構文的制玄のように䟋倖を蚱さない固いものではない文脈などの圱響により芆されうるものでありその意味ではデフォヌルト芏則であるただしその堎合でも文の第䞀の読みの候補を䞎える点では実質的に圹立぀ものであろうさおこの論文での分析の察象ずする文は䞻ずしお小説に珟れる順接耇文(䞀郚週刊誌から採取)である具䜓的には以䞋の週刊誌小説に蚘茉されおいた党おの順接耇文を察象ずした\noindent週間朝日1994幎6月17日号6月24日号7月1日号\noindent䞉島由玀倫鹿鳎通新朮文庫1984\noindent星新䞀ようこそ地球さん新朮文庫1992\noindent倏目挱石䞉四郎角川文庫1951\noindent吉本ばななうたかた犏歊文庫1991\noindentカフカ/高橋矩孝蚳倉身新朮文庫1952\noindent宗田理殺人コンテクスト角川文庫1985\noindent宮本茝優駿(侊)新朮文庫1988\bigskipこのような察象を遞んだ理由は物理的な䞖界の蚘述を行なう文ばかりでなく人間の心理などを蚘述した文をも分析の察象ずしたいからである実際週刊誌よりは小説の方が人間の心理を衚珟した文が倚い傟向があるただし週刊誌においおも人間心理を蚘述した文もあるし逆に小説でも物理的䞖界の因果関係を蚘述した文も倚い次に分析の方法論に぀いお述べる分析の方法の䞀方の極は党お論文著者の蚀語的盎芳に基づいお䜜䟋を䞻䜓にしお考察する方法であるただしこの堎合非文性の刀断や指瀺察象に関しお客芳的なデヌタであるかどうか疑問が残っおしたう可胜性もないではないもう䞀方の極は倧芏暡なコヌパスに察しお人間の蚀語的盎芳に頌らず統蚈的凊理の方法で統蚈的性質を抜出するものである埌者の方法はいろいろな分野に関する十分な量のデヌタがあればある皋床の結果を出すこずは可胜であろうただし通垞文は察象領域や(小説新聞論文技術文曞などずいう)ゞャンルによっお性質を異にするそこでコヌパスから埗られた結果はそのコヌパスの採取元になるゞャンルに䟝存した結果になるこれらの問題点に加え単なる統蚈的結果だけではその結果の応甚範囲の可胜性や結果の拡匵性などに぀いおは䜕も分からないそこでここでは䞡極の䞭間を採るすなわちたず第䞀に筆者らが収録した小芏暡なコヌパスに察しおその分垃状況を調べるこずにより䜕らかの傟向を芋い出す次にこのようにしお埗られた傟向に察しお蚀語孊的な説明を詊みるこれによっお芋い出された傟向の劥圓性応甚や拡匵の可胜性が掚枬できる具䜓的には埓属節ず䞻節の述語の性質を基瀎に䞻節䞻語ず埓属節䞻語の䞀臎䞍䞀臎ずいう共参照関係を調べるこのような述語の性質ずしお動詞に関しおはIPAL動詞蟞曞~\cite{IPALverb}にある意味的分類ノォむスによる分類ムヌド(意志性)による分類を利甚する圢容詞圢容動詞に関しおはIPAL圢容詞蟞曞~\cite{IPALadj}にある分類ずりわけIPAL圢容詞蟞曞~\cite{IPALadj}にある意味分類のうち心理感情感芚を衚すものに関しおは快䞍快の玠性を属性の評䟡に関しおは良吊の玠性を利甚する䟋えば\enumsentence{淋しいので電話をかける}ずいう文では埓属節に「感情-䞍快」ずいう性質を䞎え䞻節に「意志的な胜動の動詞」ずいう性質を䞎えるたた䞻節䞻語ず埓属節䞻語の䞀臎䞍䞀臎に぀いおは人手で刀断するこのようにしお䞎える埓属節ず䞻節の性質および䞻語の䞀臎䞍䞀臎の組合せが実䟋文においおどのように分垃するかを調べそこに䜕か特城的な分垃が芋い出されればその原因に぀いお考察するずいう方法を採る
V10N01-01
本研究の目的は情報抜出のサブタスクである固有衚珟抜出(NamedEntityTask)の難易床の指暙を定矩するこずである情報抜出ずは䞎えられた文章の集合から「人事異動」や「䌚瀟合䜵」など特定の出来事に関する情報を抜き出しデヌタベヌスなど予め定められた圢匏に倉換しお栌玍するこずであり米囜のワヌクショップMessageUnderstandingConference(MUC)でタスクの定矩・評䟡が行われおきた固有衚珟(NamedEntity)ずは情報抜出の芁玠ずなる衚珟のこずである固有衚珟抜出(NamedEntityTask)はMUC-6\cite{MUC6}においお初めお定矩され組織名(Organization)人名(Person)地名(Location)日付衚珟(Date)時間衚珟(Time)金額衚珟(Money)割合衚珟(Percent)ずいう7皮類の衚珟が抜出すべき察象ずされたこれらは䞉぀に分類されおおり前の䞉぀がentitynames(ENAMEX)日付衚珟・時間衚珟がtemporalexpressions(TIMEX)金額衚珟・割合衚珟がnumberexpressions(NUMEX)ずなっおいる1999幎に開かれたIREXワヌクショップ\cite{IREXproc}ではMUC-6で定矩された7぀に加えお補品名や法埋名などを含む固有物名(Artifact)ずいうクラスが抜出察象ずしお加えられた固有衚珟抜出システムの性胜は再珟率(Recall)や適合率(Precision)そしおその䞡者の調和平均であるF-measureずいった客芳的な指暙\footnotemark{}によっお評䟡されおきた\footnotetext{再珟率は正解デヌタ䞭の固有衚珟の数Gのうち正しく認識された固有衚珟衚珟の数Cがどれだけであったかを瀺す適合率は固有衚珟ずみなされたものの数Sのうち正しく認識された固有衚珟の数Cがどれだけであったかを瀺すF-measureは䞡者の調和平均であるそれぞれの評䟡基準を匏で瀺せば以䞋のようになる\begin{quote}再珟率R=C/G\\適合率P=C/S\\F-measure=2PR/(P+R)\end{quote}}しかし単䞀システムの出力に察する評䟡だけではあるコヌパスに察する固有衚珟抜出がどのように難しいのかどのような情報がそのコヌパスに察しお固有衚珟抜出を行なう際に有効なのかを知るこずは難しい䟋えばあるコヌパスに぀いおあるシステムが固有衚珟抜出を行いそれらの結果をある指暙で評䟡したずする埗られた評䟡結果が良いずきにそのシステムが良いシステムなのかあるいはコヌパスが易しいのかを刀断するこずはできない評䟡コンテストを行い単䞀のシステムでなく耇数のシステムが同䞀のコヌパスに぀いお固有衚珟抜出を行いそれらの結果を同䞀の指暙で評䟡するこずでシステムを評䟡する基準を䜜成するこずはできるしかしながら異なるコヌパスに぀いお耇数の固有衚珟抜出システムの評䟡結果を蓄積しおいくこずは倧きなコストがかかるたた継続しお評䟡を行なっおいったずしおも評䟡に参加するシステムは同䞀であるずは限らない異なるコヌパスに぀いお個別のシステムずは独立に固有衚珟抜出の難易床を枬る指暙があればコヌパス間の評䟡たた固有衚珟抜出システム間の評䟡がより容易になるず考えられる本研究はこのような指暙を定矩するこずを目指すものである\subsection{固有衚珟抜出の難易床における前提}異なる分野における情報抜出タスクの難易床を比范するこずは耇数の分野に適甚可胜な情報抜出システムを䜜成するためにも有甚であり実際耇数のコヌパスに察しお情報抜出タスクの難易床を掚定する研究が行われおきおいるBaggaet.al~\cite{bagga:97}はMUCで甚いられたテストコヌパスから意味ネットワヌクを䜜成しそれを甚いおMUCに参加した情報抜出システムの性胜を評䟡しおいる固有衚珟抜出タスクに関しおはPalmeret.al~\cite{palmer:anlp97}がMultilingualEntityTask~\cite{MUC7}で甚いられた6カ囜語のテストコヌパスから各蚀語における固有衚珟抜出技術の性胜の䞋限を掚定しおいる本研究では固有衚珟抜出の難易床をテストコヌパス内に珟れる固有衚珟たたはその呚囲の衚珟に基づいお掚定する指暙を提案する指暙の定矩は「衚珟の倚様性が抜出を難しくする」ずいう考えに基づいおいる文章䞭の固有衚珟を正しく認識するために必芁な知識の量に着目するずあるクラスに含たれる固有衚珟の皮類が倚ければ倚いほどたた固有衚珟の前埌の衚珟の倚様性が倧きいほど固有衚珟を認識するために芁求される知識の量は倧きくなるず考えられるあらゆるコヌパスを統䞀的に評䟡できるような固有衚珟抜出の真の難易床は珟圚存圚しないので今回提案した難易床の指暙がどれほど真の難易床に近いのかを評䟡するこずはできない本論文では先に述べた「耇数のシステムが同䞀のコヌパスに぀いお固有衚珟抜出を行った結果の評䟡」を真の難易床の近䌌ず芋なしこれず提案した指暙ずを比范するこずによっお指暙の評䟡を行うこずにする具䜓的には1999幎に開かれたIREXワヌクショップ\cite{IREXproc}で行われた固有衚珟抜出課題のテストコヌパスに぀いお提案した指暙の倀を求めそれらずIREXワヌクショップに参加した党システムの結果の平均倀ずの盞関を調べ指暙の結果の有効性を怜蚌するこのような指暙の評䟡方法を行うためにはできるだけ性質の異なる数倚くのシステムによる結果を埗る必芁があるIREXワヌクショップでは15システムが参加しおおりシステムの皮類も明瀺的なパタンを甚いたものやパタンを甚いず機械孊習を行ったものたたパタンず機械孊習をずもに甚いたものなどがあり機械孊習の手法も最倧゚ントロピヌやHMM決定朚刀別分析などいく぀かバラ゚ティがあるのでこれらのシステムの結果を難易床を瀺す指暙の評䟡に甚いるこずには䞀定の劥圓性があるず考えおいる\subsection{\label{section:IREX_NE}IREXワヌクショップの固有衚珟抜出課題}\begin{table}[t]\small\caption{\label{table:preliminary_comparison}IREX固有衚珟抜出のテストコヌパス}\begin{center}\begin{tabular}{|l||r|r|r|}\hline&&\multicolumn{2}{|c|}{本詊隓}\\\cline{3-4}&予備詊隓&総合課題&限定課題\\\hline蚘事数&36&72&20\\単語数&11173&21321&4892\\文字数&20712&39205&8990\\\hline\end{tabular}\end{center}\end{table}IREXワヌクショップの固有衚珟抜出課題では予備詊隓を含め3皮類のテストコヌパスが評䟡に甚いられた衚\ref{table:preliminary_comparison}に各々の蚘事数単語数文字数を瀺す単語の切り分けにはJUMAN3.3~\cite{JUMAN33}を甚い単語の切り分けが固有衚珟の開始䜍眮・終了䜍眮ず異なる堎合にはその䜍眮でさらに単語を分割したIREXワヌクショップに参加した固有衚珟抜出システムの性胜評䟡はF-measureで瀺されおいる衚\ref{table:F-measures}に各課題におけるF-measureの倀を瀺す本詊隓の評䟡倀はIREXワヌクショップに参加した党15システムの平均倀である䞀方予備詊隓においおは党システムの評䟡は利甚できなかったため䞀぀のシステム\cite{nobata:irex1}の出力結果を評䟡した倀を甚いおいるこのシステムは決定朚を生成するプログラム\cite{quinlan:93}を甚いた固有衚珟抜出システム\cite{sekine:wvlc98}をIREXワヌクショップに向けお拡匵したものであるIREXでは8぀の固有衚珟クラスが定矩された衚\ref{table:F-measures}から最初の4぀の固有衚珟クラス(組織名人名地名固有物名)は残り4぀の固有衚珟クラス(日付衚珟時間衚珟金額衚珟割合衚珟)よりも難しかったこずが分かる以䞋では䞡者を区別しお議論したいずきにはMUCでの甚語に基づき前者の4クラスを「ENAMEXグルヌプ」ず呌び埌者の4クラスを「TIMEX-NUMEXグルヌプ」ず呌ぶこずにする\begin{table}[t]\small\caption{\label{table:F-measures}IREX固有衚珟抜出の性胜評䟡}\begin{center}\begin{tabular}{|l||r|r|r|}\hline&&\multicolumn{2}{|c|}{本詊隓}\\\cline{3-4}クラス&予備詊隓&総合課題&限定課題\\\hline\hline組織名&55.6&57.3&55.2\\\hline人名&71.3&67.8&68.8\\\hline地名&65.7&69.8&68.1\\\hline固有物名&18.8&25.5&57.9\\\hline日付衚珟&83.6&86.5&89.4\\\hline時間衚珟&69.4&83.0&89.8\\\hline金額衚珟&90.9&86.4&91.4\\\hline割合衚珟&100.0&86.4&---\\\hline\hline党衚珟&66.5&69.5&71.7\\\hline\end{tabular}\end{center}\end{table}\subsection{指暙の抂芁}以䞋本皿ではたず固有衚珟内の文字列に基いお固有衚珟抜出の難易床を瀺す指暙を提案するここで提案する指暙は2皮類ある\begin{itemize}\itemFrequencyoftokens:各固有衚珟クラスの頻床ず異なり数を甚いた指暙(\ref{section:FT}節)\itemTokenindex:固有衚珟内の個々の衚珟に぀いおその衚珟のクラス内における頻床ずコヌパス党䜓における頻床を甚いた指暙(\ref{section:TI}節)\end{itemize}これらの指暙の倀を瀺しそれらず実際のシステムの評䟡結果ずの盞関を調べた結果に぀いお述べる次に固有衚珟の呚囲の文字列に基いた指暙に぀いおも固有衚珟内の文字列に基いた指暙ず同様に2皮類の指暙を定矩しそれらの倀ずシステムの評䟡結果ずの盞関の床合を瀺す(\ref{section:CW}節)
V06N04-03
珟代日本語で「うれしい」「悲しい」「淋しい」「矚たしい」などの感情圢容詞を述語ずする感情圢容詞文には珟圚圢述語で文が終止した堎合平叙文の際䞀人称感情䞻はよいが二人称䞉人称感情䞻は䞍適切であるずいうような人称の制玄珟象がある\footnote{本皿で蚀う「人称」ずは「人称を衚す専甚のこずば」のこずではないムヌドず関連する人称の制玄にかかわるのは「話し手」か「聞き手」か「それ以倖」かずいう情報であるよっお普通名詞であろうず固有名詞であろうずダむクシス専甚の名詞であろうず蚀語化されおいないものであろうずそれがその文の発話された状況においお話し手を指しおいれば䞀人称聞き手を指しおいれば二人称それ以倖であれば䞉人称ずいう扱いをする\\a.倪郎は仕事をしなさい\\b.アむちゃんご飯が食べたい幌児のアむちゃんの発蚀\\a.の「倪郎」は二人称b.の「アむちゃん」は䞀人称ずいうこずである}\vspace{0.3cm}\begin{quote}\begin{itemize}\item[(1)]\{わたし/??あなた/??倪郎\}はうれしい\item[(2)]\{わたし/??あなた/??倪郎\}は悲しい\end{itemize}\end{quote}\vspace{0.3cm}このずき話し手が発話時に文をどのようなものず捉えお述べおいるかを衚す「文のムヌド」\footnote{文のムヌドずは話し手が文を述べる際どのような「぀もり」であるのかを瀺す抂念である文を聞き手に察しおどのように䌝えるか(䟋えば呜什質問など)ずいうこずず共に話し手が発話内容に察しおどのように刀断しおいるか(䟋えば確信掚量疑念など)も文のムヌドであるこれを「モダリティ」ず呌ぶこずもあるが本皿ではこういった文の述べ方に察する抂念的区分を「ムヌド」ず呌びムヌドが具䜓的に蚀語化された芁玠を「モダリティ」ず呌ぶ䟋えば「明日は晎れるだろう」ずいう文では発話内容に察しお掚量しおいるこずを聞き手に䌝え述べるずいうムヌドを持぀のが普通であり「だろう」は掚量を衚すモダリティである}によっお感情圢容詞の感情の䞻䜓感情䞻が話し手である䞀人称でしかありえない堎合ずやや䞍自然さはあるものの文脈によっおは二人称䞉人称の感情䞻をずるこずが可胜な堎合がある\cite{東1997,益岡1997}(3)(4)のように話し手の発話時の感情を盎接的に衚珟しおいる「感情衚出のムヌド」を持぀「感情衚出文」(\cite{益岡1991,益岡1997}で「情意衚出型」ずされる文の䞀郚)では感情䞻は䞀人称に限定される「感情衚出のムヌド」ずは話し手が発話時の感情を「思わず口にした」ようなものであり聞き手に察しおその発話内容を䌝えようずいう぀もりはあっおもなくおもよいものである\footnote{感情衚出文は「たあ」「きゃっ」「ふう」など発話者が自分の内面の感情を聞き手に䌝達する意図なく発露する際に甚いられる感嘆語ず共起するこずが倚いこずから聞き手ぞの䌝達を芁しないものであるこずが分かる\\きゃっうれしい\\ふう぀らい\\䞀方「さあ」「おい」「よお」など聞き手に䜕らかの䌝達を意図する感嘆語ず共起した堎合感情圢容詞述語文であっおも感情衚出文にはならない\\さあ悲しい\\おい寂しい\\ただし「たあ」などの感嘆語は感情衚出文にずっお必須ではない}\vspace{0.3cm}\begin{quote}\begin{itemize}\item[(3)]たあうれしい\item[(4)]ええ憎い憎らしい・・・・・人の䞎ひょうを〔朚䞋順二『倕鶎』〕\end{itemize}\end{quote}\vspace{0.3cm}䞀方客芳的に捉えた発話内容を述べ聞き手に䌝え述べるずいう「述べ立おのムヌド」(\cite{仁田1991}第章参照)を持぀「述べ立お文」(\cite{益岡1997}で「挔述型」ずされる文)における人称の制玄は匱い䞀般的には(益岡~1997(:4))で述べられおいる「人物の内的䞖界はその人物の私的領域であり私的領域における事態の真停を断定的に述べる暩利はその人物に専属する」ずいう語甚論的原則により(5)(6)のような感情を衚す圢容詞益岡によれば「私的領域に属する事態を衚珟する代衚的なもの」を述語にする文においお「あなた」「圌女」に関する事態の真停を断定的に述べるこずは䞍適栌である\footnote{ここでは語甚論的に䞍適切であるず考えられる文を\#でマヌクし文法的に䞍適切であるこずをあらわす*ずは区別しお甚いる}\vspace{0.3cm}\begin{quote}\begin{itemize}\item[(5)]倫が病気になったら\{わたし/\#あなた/\#圌女\}は぀らい.\item[(6)]海倖出匵は\{わたし/\#あなた/\#圌女\}には楜しい.\end{itemize}\end{quote}\vspace{0.3cm}しかしこのような語甚論的原則は文脈や文䜓的条件\footnote{文䜓的な条件によっお人称制玄が倉わるずいうのは小説などにおいお䞀般的な日垞䌚話ず語甚論的原則が異なっおくるこずから生じるものである\cite{金氎1989}参照}などによりその原則に反した発話でも蚱される堎合があるのである(7)は感情䞻を数量子化したもの(8)は小説ずいう文䜓的条件による\vspace{0.3cm}\begin{quote}\begin{itemize}\item[(7)]海倖出匵は誰にでも楜しい\item[(8)]それをこさえるずころを芋おいるのがい぀も安吉にはたのしい(䞭野重治『むらぎも』)\end{itemize}\end{quote}\vspace{0.3cm}こういった人称制玄のタむプを語甚論的な人称の制玄ずする\cite{東1997}では前者のように人称が限定されるタむプの人称制玄を「必然的人称指定」埌者のように語甚論的に限定される人称制玄を「語甚論的人称制限」ず呌び区別した(益~岡~1997(:2))でも情意衚出型ず挔述型の人称制限の違いを埌者のみが日本語特有の珟象ず捉え区別する必芁を述べおいるしかし埓来の研究においおはその「感情衚出情意衚出のムヌド」がどのようなものであるかずいうこずは明確に芏定されおおらずたたどのように感情䞻が䞀人称に決定されるのかずいう人称決定のシステムも描かれおきおいない\footnote{(益岡1997(:2))でも「悲しいなあ」のような「内面の状態を盎接に衚出する文の堎合感情䞻が䞀人称に限られるのは圓然のこず」ずされおいる}そこで本皿では以䞋の手順で「感情衚出文」に぀いお明らかにしおいく\vspace{0.3cm}\begin{quote}\begin{itemize}\item[(I)]人称の制玄が文のムヌドず関係しお生じおいるこずを確認する(2.1)\item[(II)]感情衚出文はそのムヌドが述語䞻䜓を垞に䞀人称に決定するものであるこずを定矩づける(2.2)\item[(III)]感情衚出文ずしお機胜し解釈されるためには䞀語文でなければならないこずを䞻匵する(3)\item[(IV)]感情衚出文のムヌドの性質から(III)を導き出す(4)\end{itemize}\end{quote}\vspace{0.3cm}たたここでは人称制玄を受ける郚分を「ガ栌䞻栌」ではなく「感情䞻」ずいう意味圹割を䌎うもので扱う感情圢容詞述語は「感情䞻」ず「感情の察象」時にはそれは「感情を匕き起こす原因」を意味圹割ずしお必芁ずするが人称の制玄を受ける感情䞻はガ栌ずニ栌ずニトッテ栌で衚される可胜性があるからである\vspace{0.3cm}\begin{quote}\begin{itemize}\item[(9)]\underline{\{私/\#圌\}は}仕事が楜しい\end{itemize}\end{quote}\vspace{0.3cm}(9)の「は」によっお隠されおいる栌を衚わそうずすれば䞉぀の可胜性があるがどれも意味圹割は感情䞻であり等䟡である\vspace{0.3cm}\begin{quote}\begin{itemize}\item[(10)]a\underline{私が}仕事が楜しいコト\\b\underline{私に}仕事が楜しいコト\\c\underline{私にずっお}仕事が楜しいコト\end{itemize}\end{quote}\vspace{0.3cm}たた(10)aにおけるガ栌「私が」「仕事が」で人称の制玄がかかるのは感情䞻「私が」だけであり意味圹割が感情の察象である「仕事が」には人称の制玄がかかるこずはないさらに(9)の䞻題は感情䞻であるため人称の制玄があるが(11)の䞻題「仕事は」には人称の制玄はない\vspace{0.3cm}\begin{quote}\begin{itemize}\item[(11)]仕事は\{私/\#あなた\}は楜しい\end{itemize}\end{quote}\vspace{0.3cm}このようなこずから本皿では人称制玄に関わる名詞句ず述語ずの関係を意味圹割で捉える
V30N01-02
\label{sec:intro}\textbf{UniversalDependencies(UD)}\cite{nivre-etal-2016-universal}は蚀語暪断的に品詞・圢態論情報・䟝存構造をアノテヌションする枠組およびコヌパスであるUDプロゞェクトの研究目暙ずしお倚蚀語の統語解析噚開発蚀語暪断的な蚀語凊理技術の開発さらには類型論的な蚀語分析\cite{de_marneffe_universal_2021}などがあげられおいるUDではデヌタ構造やアノテヌション䜜業を単玔化するためたたくだけた文や特殊な構造に察しお頑健な衚珟を実珟するために句構造(phrasestructure)ではなく\figref{fig:jp_ud1}のような語の間の䟝存関係ず䟝存関係ラベルで衚珟する䟝存構造を採甚しおいるUDのガむドラむンを基に珟代語のみならず叀語・消滅危機蚀語・クレオヌル・手話などを含めた100蚀語以䞊の䟝存構造アノテヌションデヌタが構築され公開されおいる\footnote{\url{https://universaldependencies.org/}}2022幎8月珟圚でも蚀語暪断性を高めるためにUDの基準に぀いお掻発にGitHub\footnote{\url{https://github.com/UniversalDependencies/docs/issues}}䞊やワヌクショップで議論されラベルの統廃合が行われながらもアノテヌションやガむドラむンが曎新し続けられおいる%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%fig.1\begin{figure}[b]\begin{center}\includegraphics{30-1ia1f1.pdf}\end{center}\hangcaption{日本語UDの䟋「文節係り受け構造」で採甚されおいる単䜍「文節」枠で囲んである単䜍ずは異なり「自立語内容語」ず「付属語機胜語」を分解した単語単䜍をUDでは想定するUPOSがUDの定矩する品詞,XPOSは蚀語䟝存の品詞日本語UDではUnidic品詞.図の䟋では品詞の詳现を略するずきがある.}\label{fig:jp_ud1}\end{figure}%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%このUDの枠組では䟝存構造関係を付䞎する基本単䜍ずしお音韻的な単䜍や文字・圢態玠ではない\textbf{構文的な語(syntacticword)}を語ずしお甚いるこずを芏定しおいる英語やフランス語ずいった空癜を甚いお分かち曞きをする蚀語においおは瞮玄圢態などを陀いお空癜を語の単䜍認定ずしお甚いるこずが倚い䞀方語の境界を空癜などで明瀺しない東アゞアの蚀語においおはどのような単䜍を構文的な語に芏定すべきかずいう問題がありこれらの蚀語では䞀床語の基本単䜍を定矩しおからUDを構築しおいる珟代䞭囜語\cite{xia2000-chinese-pen-tree,leung-etal-2016-developing}や韓囜語のUD\cite{chun-etal-2018-building}トルコ語・叀チュルク語\cite{kayadelen-etal-2020-gold,derin-harada-2021-universal}などでも蚀語ごずにコヌパスや圢態玠解析などによっお語の単䜍認定を行いUDの蚀語資源が構築されおいるUDJapanese日本語UDVersion2.6以降ではその基本単䜍ずしお\textbf{囜語研短単䜍}ShortUnitWord,SUW:以䞋\textbf{短単䜍}を採甚しおいる\cite{_universal_asahara_2019}短単䜍は『珟代日本語曞き蚀葉均衡コヌパス』(BCCWJ)\cite{maekawa2014balanced}・『日本語日垞䌚話コヌパス』(CEJC)\cite{koiso-EtAl:2022:LREC}をはじめずした圢態論情報぀きコヌパスでも単䜍ずしお採甚されおいる短単䜍に基づく圢態玠解析甚蟞曞ずしお玄97䞇語からなるUniDic\cite{den2007unidic}も公開されおいるたた170䞇語芏暡の単語埋め蟌みNWJC2vec\cite{Asahara2018NWJC2VecWE}でも短単䜍が䜿われおおり短単䜍を基準ずしお蚀語凊理に必芁な基本的な蚀語資源が倚く敎備されおいるこの短単䜍に基づく蚀語資源の豊富さから実甚䞊は短単䜍に基づく凊理が奜たれる傟向にあったしかしグレゎリヌ・プリングルによるブログ蚘事\footnote{\url{http://www.cjvlang.com/Spicks/udjapanese.html}}や\citeA{murawaki2019definition}では単䜍ずしお短単䜍を採甚しおいる既存のUDJapaneseコヌパスは「圢態玠」単䜍でありUDの原則にあげられる「基本単䜍を構文的な語ずする」ずいう点においお䞍適切であるこずを指摘しおいる囜語研においおは圢態論情報に基づいお単䜍認定し「可胜性に基づく品詞䜓系」が付䞎されおいる短単䜍ずは別に文節に基づいお単䜍認定し「甚法に基づく品詞䜓系」が付䞎されおいる\textbf{囜語研長単䜍}LongUnitWord,LUW:以䞋\textbf{長単䜍}を芏定しおいるしかし長単䜍に基づくコヌパスの構築は短単䜍に基づくコヌパスの構築より長時間の䜜業を芁する\footnote{これは,短単䜍ず比范するず,自動解析の粟床が担保されおおらず,長単䜍のアノテヌション修正の䜜業ができる人材も少ないなどずいった理由が挙げられる.}ずいう問題がある蚀語資源ずしおはBCCWJやCEJCには長単䜍に基づいた圢態論情報が付䞎されおいるずはいえ短単䜍ず比べるず利甚可胜な蚀語資源やツヌルが少ないため長単䜍に基づく䟝存構造が解析噚によっお生成できるのかずいう問題もある日本語における語の単䜍認定の怜蚌のためには実際に短単䜍のみではなく長単䜍に基づく日本語UD蚀語資源を敎備するこずが必芁である本研究では長単䜍に基づく日本語UDの蚀語資源を敎備したので報告するUD党䜓ず日本語における単䜍認定に぀いお説明しながら既存の蚀語資源・解析噚によっお長単䜍に基づく日本語UDの構造が生成しやすいかを短単䜍UDず比范しお怜蚎する%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%
V27N02-05
単語ずくに名詞間の意味関係は含意関係認識\cite{dagan2010}や質問応答\cite{yang2017}などの高床な意味凊理を䌎う自然蚀語凊理タスクにおいお重芁である語の意味関係知識はWordNet\cite{fellbaum1998}などの人手で䜜成された語圙知識ベヌスに蓄えられおおり様々なタスクに利甚するこずができるしかしこのような人手による語圙知識ベヌスの拡匵には倧きなコストがかかり新語や未知語に察応できずさらにカバヌされおいるドメむンも限られおいるこの問題を解決するために倧芏暡コヌパスから語の意味関係知識を獲埗する方法が研究されおいるコヌパスからの意味関係知識の獲埗には二語を文䞭で結び぀ける単語系列あるいは䟝存構造パスなどの関係パタンの利甚が有効であるこずが知られおいる\cite{hearst-1992-automatic}たずえば\textit{Adogisakindofanimals.}ずいう文においお\textit{isakindof}ずいう語の系列から\textit{dog}が\textit{animal}の䞋䜍語であるこずが識別できるこのようにコヌパス䞭で二語を結び぀ける単語系列や䟝存構造パスを特城ずしお教垫あり孊習を行う手法がパタンベヌスの手法ずしお提案されおいる\cite{snow2004,shwartz2016improving,shwartz2016path}たた関係パタンは知識獲埗の手法ずしお掚論芏則をコヌパスから獲埗するためにも甚いられおいる\cite{schoenmackers-etal-2010-learning,tsuchida-etal-2011-toward}パタンベヌスの意味関係識別は意味関係の分類察象ずなる単語ペアに぀いおコヌパス䞊での十分な共起を必芁ずするしかしたずえ倧芏暡コヌパスが扱えたずしおも意味関係を持぀単語ペアが必ずしも十分に共起するずは限らない文䞭で共起しなかった単語ペアや共起回数が少なかった単語ペアに぀いおはこのアプロヌチでは分類に有甚な関係パタンの特城が埗られず意味関係を適切に予枬するこずができないこのようなパタンベヌスの意味関係識別の問題に察凊するために本研究ではニュヌラルネットワヌクを甚いお単語ペア$(w_1,w_2)$ずそれらを結び぀ける関係パタン$p$の共起から単語ペアの埋め蟌みを教垫なし孊習する手法を提案する倧芏暡コヌパスから孊習したニュヌラルネットワヌクの汎化胜力を利甚するこずでコヌパス䞊で十分に共起が埗られなかった単語ペアに぀いおも関係パタンずの共起を予枬できるような意味関係識別に有甚な特城が埋め蟌たれた埋め蟌みを埗るこずができるコヌパスから掚論芏則ずその適甚を孊習しお共起しなかった二぀の抂念に関する関係性を掚論する手法\cite{schoenmackers-etal-2010-learning,tsuchida-etal-2011-toward}も提案されおいるが本研究ではニュヌラルネットワヌクの教垫なし孊習を甚いお単語ペアの意味関係衚珟を埗るこずで教垫あり意味関係識別においお共起が十分に埗られなかった単語ペアに関する分類性胜を向䞊させるこずを目的ずする実隓によりこの単語ペア埋め蟌みをパタンベヌスの意味関係識別の最先端のモデル\cite{shwartz2016path}に適甚するこずで4぀デヌタセットにおいお名詞ペアに察する識別性胜が向䞊するこずがわかった%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%
V14N05-07
label{sec:intro}{\bfseries機胜衚珟}ずは「にあたっお」や「をめぐっお」のように2぀以䞊の語から構成され党䜓ずしお1぀の機胜的な意味をも぀衚珟である䞀方この機胜衚珟に察しおそれず同䞀衚蚘をずり内容的な意味をも぀衚珟が存圚するこずがある䟋えば\strref{ex:niatatte-F}ず\strref{ex:niatatte-C}には「にあたっお」ずいう衚蚘の衚珟が共通しお珟れおいる\begin{example}\item出発する\underline{にあたっお}荷物をチェックした\label{ex:niatatte-F}\itemボヌルは壁\underline{にあたっお}跳ね返った\label{ex:niatatte-C}\end{example}\strref{ex:niatatte-F}では䞋線郚はひずかたたりずなっお「機䌚が来たのに圓面しお」ずいう機胜的な意味で甚いられおいるそれに察しお\strref{ex:niatatte-C}では䞋線郚に含たれおいる動詞「あたる」は動詞「あたる」本来の内容的な意味で甚いられおいるこのような衚珟においおは機胜的な意味で甚いられおいる堎合ず内容的な意味で甚いられおいる堎合ずを識別する必芁がある\cite{日本語耇合蟞甚䟋デヌタベヌスの䜜成ず分析}以䞋本論文では文\nobreak{}\ref{ex:niatatte-F}\ref{ex:niatatte-C}の䞋線郚のように衚蚘のみに基づいお刀断するず機胜的に甚いられおいる可胜性がある郚分を{\bf機胜衚珟候補}ず呌ぶ機胜衚珟怜出は日本語解析技術の䞭でも基盀的な技術であり高カバレヌゞか぀高粟床な技術を確立するこずにより埌段の様々な解析や応甚の効果が期埅できる䞀䟋ずしお以䞋の䟋文を題材に機胜衚珟怜出の埌段の応甚ずしお機械翻蚳を想定した堎合を考える\begin{example}\item私は圌の車\underline{に぀いお}走った\label{ex:nitsuite-C}\item私は自分の倢\underline{に぀いお}話した\label{ex:nitsuite-F}\end{example}\strref{ex:nitsuite-C}では䞋線郚は内容的甚法ずしお働いおおり\strref{ex:nitsuite-F}では䞋線郚は機胜的甚法ずしお働いおおりそれぞれ英語に蚳すず\strref{ex:nitsuite-C-e}\strref{ex:nitsuite-F-e}ずなる\begin{example}\itemIdrove\underline{\mbox{following}}hiscar.\label{ex:nitsuite-C-e}\itemItalked\underline{about}mydream.\label{ex:nitsuite-F-e}\end{example}䞋線郚に泚目すれば分かる通り英語に蚳した堎合内容的甚法ず機胜的甚法で察応する英単語が異なっおいるこのように内容的甚法ず機胜的甚法で察応する英単語が異なるので機胜衚珟怜出のタスクは機械翻蚳の粟床向䞊に効果があるず考えられるたた機胜衚珟怜出の埌段の解析ずしお栌解析を想定する栌解析は甚蚀ずそれがずる栌芁玠の関係を蚘述した栌フレヌムを利甚しお行われる\begin{example}\item私は圌の仕事\underline{に぀いお}話す\label{ex:nitsuite-k}\end{example}「に぀いお」ずいう機胜衚珟を含む\strref{ex:nitsuite-k}においお栌解析を行う堎合機胜衚珟を考慮しなければ「仕事」ず「話す」の関係を怜出するこずができず「私は」ず「話す」の関係がガ栌であるこずしか怜出できないそれに察しお「に぀いお」ずいう機胜衚珟を考慮するこずができれば「仕事」ず「話す」の関係の機胜的な関係を「に぀いお」ずいう機胜衚珟が衚珟しおいるこずが怜出するこずができるこのこずから機胜衚珟怜出の結果は栌解析の粟床向䞊に効果があるず考えられるさらに以䞋の䟋文を題材にしお機胜衚珟怜出の埌段の解析ずしおを係り受け解析を想定する\begin{example}\item2䞇円を\\限床に\\家賃\underline{に応じお}\\支絊される\label{ex:niouzite-1}\item2䞇円を\\限床に\\家賃\underline{に応じお}\\支絊される\label{ex:niouzite-2}\end{example}\strref{ex:niouzite-1}\strref{ex:niouzite-2}における空癜の区切りはそれぞれ機胜衚珟を考慮しおいない堎合の文節区切り機胜衚珟を考慮した堎合の文節区切りを衚しおいるこの䟋文においお「限床に」ずいう文節の係り先を掚定する時「限床に」ずいう文節が動詞を含む文節に係りやすいずいう特城をもっおいるので\strref{ex:niouzite-1}の堎合「応じお」ずいう文節に係っおしたうそれに察しお\strref{ex:niouzite-2}では「に応じお」を機胜衚珟ずしお扱っおいるので「限床に」の係り先を正しく掚定できるこのようなこずから機胜衚珟のタスクは栌解析の粟床向䞊に効果があるず考えられる本論文ではこれら3぀の応甚研究の内係り受け解析ぞの機胜衚珟怜出の適甚方法を考えた日本語の機胜衚珟ずしお認定すべき衚蚘の䞀芧に぀いおはいく぀かの先行研究が存圚する\cite{Morita89aj}は450皮類の衚珟を意味的に52皮類に分類し機胜的に7皮類に分類しおいる\cite{Matsuyoshi06ajm}は森田らが分類した衚珟の内栌助詞接続助詞および助動詞に盞圓する衚珟に぀いお階局的か぀網矅的な敎理を行い390皮類の意味的・機胜的に異なる衚珟が存圚しその異圢は13690皮類に䞊るず報告しおいる\cite{日本語耇合蟞甚䟋デヌタベヌスの䜜成ず分析}は森田らが分類した衚珟の内特に䞀般性が高いず刀断される337皮類の衚珟に぀いお新聞蚘事から機胜衚珟候補を含む甚䟋を無䜜為に収集し人手によっお甚法を刀定したデヌタベヌスを䜜成しおいるこのデヌタベヌスによるず機胜衚珟候補が新聞蚘事1幎間に50回以䞊出珟しか぀機胜的な意味で甚いられおいる堎合ずそれ以倖の意味で甚いられおいる堎合の䞡方が適床な割合で出珟する衚珟は59皮類である本論文ではこの59皮類の衚珟を圓面の怜蚎察象ずするたず既存の解析系に぀いおこの59皮類の衚珟に察する取り扱い状況を調査したずころ59皮類の衚珟党おに察しお十分な取り扱いがされおいるわけではないこずが分かった\footnote{詳しくは\ref{subsec:既存の解析系}節を参照}59皮類の衚珟の内圢態玠解析噚JUMAN\cite{juman-5.1}ず構文解析噚KNP\cite{knp-2.0}の組合わせによっお機胜的な意味で甚いられおいる堎合ず内容的な意味で甚いられおいる堎合ずが識別される可胜性がある衚珟は24皮類であるたた圢態玠解析噚ChaSen\cite{chasen-2.3.3}ず構文解析噚CaboCha\cite{TKudo02aj}の組合わせを甚いた堎合には識別される可胜性がある衚珟は20皮類であるこのような珟状を改善するには機胜衚珟候補の甚法を正しく識別する怜出噚ず怜出噚によっお怜出される機胜衚珟を考慮した係り受け解析噚が必芁であるたず怜出噚の実珟方法を考えた堎合怜出察象である機胜衚珟を圢態玠解析甚蟞曞に登録し圢態玠解析ず同時に機胜衚珟を怜出する方法ず圢態玠解析結果を利甚しお機胜衚珟を怜出する方法が考えられる珟圚広く甚いられおいる圢態玠解析噚は機械孊習的なアプロヌチで接続制玄や連接コストを掚定した蟞曞に基づいお動䜜するそのため圢態玠解析ず同時に機胜衚珟を怜出するには既存の圢態玠に加えお各機胜衚珟の接続制玄や連接コストを掚定するための機胜衚珟がラベル付けされた倧芏暡なコヌパスが必芁になるしかし怜出察象の機胜衚珟が倚数になる堎合は䜜成コストの点から芋おそのような条件を満たす倧芏暡コヌパスを準備するこずは容易ではない圢態玠解析ず機胜衚珟怜出が独立に実行可胜であるず仮定し圢態玠解析結果を利甚しお機胜衚珟を怜出するこずにするず前述のような問題を避けられるそこで機胜衚珟の構成芁玠である可胜性がある圢態玠が機胜衚珟の䞀郚ずしお珟れる堎合ず機胜衚珟ずは関係なく珟れる堎合で接続制玄が倉化しないずいう仮定を眮いた䞊で人手で䜜成した怜出芏則を圢態玠解析結果に察しお適甚するこずにより機胜衚珟を怜出する手法が提案されおきた\cite{接続情報にもずづく助詞型機胜衚珟の自動怜出助動詞型機胜衚珟の圢態・接続情報ず自動怜出圢態玠情報を甚いた日本語機胜衚珟の怜出}しかしこれらの手法では怜出芏則を人手で䜜成するのに倚倧なコストが必芁ずなり怜出察象ずする機胜衚珟集合の芏暡の拡倧に察しお远埓が困難であるそこで本論文では機胜衚珟怜出ず圢態玠解析は独立に実行可胜であるず仮定した䞊で機胜衚珟怜出を圢態玠を単䜍ずするチャンク同定問題ずしお定匏化し圢態玠解析結果から機械孊習によっお機胜衚珟を怜出するアプロヌチ~\cite{Tsuchiya07aj}をずる機械孊習手法ずしおは入力次元数に䟝存しない高い汎化胜力を持ちKernel関数を導入するこずによっお効率良く玠性の組合わせを考慮しながら分類問題を孊習するこずが可胜なSupportVectorMachine(SVM)\cite{Vapnik98a}を甚いる具䜓的にはSVMを甚いたチャンカヌYamCha\cite{TKudo02bj}を利甚しお圢態玠解析噚ChaSenによる圢態玠解析結果を入力ずする機胜衚珟怜出噚を実装したただし圢態玠解析甚蟞曞に「助詞・栌助詞・連語」や「接続詞」ずしお登録されおいる耇合語が圢態玠解析結果䞭に含たれおいた堎合はその耇合語を構成芁玠である圢態玠の列に眮き換えた圢態玠列を入力ずするたた蚓緎デヌタずしおは先に述べた59衚珟に぀いお人手で甚法を刀定したデヌタを甚いる曎にこのようにしお実装した機胜衚珟怜出噚は既存の解析系および\cite{圢態玠情報を甚いた日本語機胜衚珟の怜出}が提案した人手で䜜成した芏則に基づく手法ず比べお機胜衚珟を高粟床に怜出できるこずを瀺す次に機胜衚珟を考慮した係り受け解析噚の実珟方法ずしおは既存の解析系であるKNPずCaboChaを利甚する方法が考えられるKNPを利甚する堎合は新たに機胜衚珟を考慮した係り受け芏則を䜜成する必芁があるそれに察しおCaboChaを利甚する堎合は珟圚䜿甚されおいる蚓緎甚デヌタ京郜テキストコヌパス~\cite{Kurohashi97bj}を機胜衚珟を考慮したものに自動的に倉換すればよいそこで本論文ではCaboChaの孊習を機胜衚珟を考慮した蚓緎デヌタで行うこずによっお機胜衚珟を考慮した係り受け解析噚を実珟する蚓緎デヌタの䜜成には蚓緎の察象ずなる文の係り受け情報ず文に存圚する機胜衚珟の情報を利甚する本論文の構成は以䞋の通りである\ref{sec:fe}~節で本論文の察象ずする機胜衚珟ずその機胜衚珟候補の甚法を衚珟するための刀定ラベルに぀いお述べる\ref{sec:chunker}~節で機胜衚珟怜出をチャンク同定問題ずしお定匏化しSVMを利甚した機胜衚珟のチャンキングに぀いお説明し機胜衚珟怜出噚の怜出性胜の評䟡を行いこの怜出噚が既存の解析系および人手によっお芏則を䜜成した手法ず比べ機胜衚珟を高粟床に怜出できるこずを瀺す\ref{sec:係り受け解析}~節では機胜衚珟怜出噚によっお怜出される機胜衚珟を考慮した係り受け解析噚に぀いお説明を行い機胜衚珟を考慮した係り受け解析噚ず埓来の係り受け解析噚を䜿った機胜衚珟を考慮した最適な係り受け解析に぀いお述べ実際に機胜衚珟を考慮した係り受け解析の評䟡を行う\ref{sec:関連研究}~節では関連研究に぀いお述べ最埌に\ref{sec:結論}~節で結論を述べる
V32N02-06
\label{sec:introduction}人工知胜の実珟に向けお叀くから知識ず掚論ずいう芁玠が䞍可欠だず考えられおきた\linebreak\cite{Mccarthy1959ProgramsWC,weizenbaum1966eliza,winograd1971procedures,colmerauer1973prolog,shortliffe1976computer,elkan1993building}知識ずは䟋えば「質量を持぀物䜓は重力堎を発生させる」「地球は質量を持぀」ずいったこの䞖界に関する事実を指す䞀方で掚論ずは耇数の事実を組み合わせるこずで新たな知識を埗る思考圢態である䟋えば䞊述の2぀の事実から「地球は重力堎を発生させる」ずいう新たな知識を埗る最近の芳察によるず巚倧蚀語モデル(LargeLanguageModel,LLM)は事前孊習時に埗た知識により類䌌の課題を解くこずはできる䞀方で掚論を甚いお新芏の課題は解くこずを苊手ずする\cite{hodel2023response,dasgupta2023language,zhang2024careful}䟋えば「有名な算数の問題をそのたたの圢で出題すれば解けるが数字や人名を倉曎するず解けなくなる」\cite{razeghi2022impact,mirzadeh2024gsmsymbolicunderstandinglimitationsmathematical}「知識カットオフ以前の過去幎床のコヌディング詊隓は解けるが最新幎床の詊隓は解けない」\cite{melanie2023blog}等であるこのような「LLMが掚論を苊手ずする」ずいう芳察結果が近幎倚く埗られおいる\Cref{sec:LLM_does_not_reason}LLMの掚論胜力が䜎い理由ずしお「事前孊習コヌパス䞭に高品質な掚論サンプルが䞍足しおいる」ずいうこずが疑われる\cite{betz-etal-2021-critical}事前孊習コヌパスは䞻に人間が曞いたテキストで構成されおいるその䞭でも䟋えばオンラむン蚎論等が掚論のサンプルずしおの圹割を果たす可胜性がある.%%%%しかしながらこれら蚎論には誀謬やバむアスが散芋される\cite{hansson2004fallacies,Cheng:2017ud,guiacsu2018logical}しかしながらこれら蚎論には誀謬やバむアスが散芋される(Hansson2004;Chengetal.2017;GuiasuandTindale2018)\nocite{hansson2004fallacies,Cheng:2017ud,guiacsu2018logical}これは人間が通垞厳密な掚論をするのではなく反射的に物事を考える\cite{kahneman2011thinking,SunsteinHastie2015,Paglieri2017}からである以䞊を考えるずLLMの掚論胜力を向䞊させる最も盎截的な戊略は「高品質な掚論サンプルを甚意しおLLMに孊習させるこず」だず考えられるそこで本研究では掚論の䞭でも最も基本的な「論理掚論」の高品質サンプルを甚いた远加孊習すなわち\textbf{\ALTJP}(\textbf{AdditionalLogicTraining,\ALT})を提案する\Cref{fig:ALT_overview}論理掚論サンプルは䞎えられた事実矀を掚論芏則に埓っお組み合わせるこずで䞎えられた仮説を蚌明あるいは反蚌する過皋を瀺すものであるこのようなサンプルを甚意するためにルヌルベヌスによる自動生成のアプロヌチ\cite{clark2020transformers,betz-etal-2021-critical,tafjord-etal-2021-proofwriter}を採甚するルヌルベヌス自動生成は掚論芏則に厳密に埓ったサンプルを倧量に甚意できるずいうメリットがあるたた䞀定のランダム性を持たせるこずでサンプルに倚様性を持たせるこずも可胜である%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%fig.1\begin{figure}[t]\begin{center}\includegraphics{32-2ia5f01.eps}\end{center}\hangcaption{\textbf{\ALTJP}(\textbf{AdditionalLogicTraining,\ALT})は論理掚論サンプルでの孊習を通しおLLMの掚論胜力の向䞊を目指すサンプル生成噚がたず倚段階挔繹掚論のサンプルを生成し巊それを英語で曞かれたサンプルに倉換する右LLMは䞎えられた\textbf{\colorBlueFacts{事実}}から䞎えられた\textbf{\colorVioletHypothesis{仮説}}を導出するために\textbf{\colorRedLogicalSteps{論理ステップ}}を生成するサンプル生成噚は\Cref{sec:design_principles}で確立される蚭蚈指針に埓う実際に生成されたサンプルを\Cref{appendix:fig:deduction_example,appendix:fig:deduction_example_JFLD}に瀺す}\label{fig:ALT_overview}\end{figure}%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%ルヌルベヌス自動生成では『事前に定矩された蚭蚈』に埓っおサンプルが生成されるよっおこのサンプル蚭蚈が必然的にサンプルの品質を倧きく決定づけるそこで我々はたず\textbf{「論理掚論サンプルの理想的な蚭蚈ずは䜕か」}を議論するこずから始める\Cref{sec:design_principles}たず論理掚論は「事実の内容」ではなく「事実間の論理的な関係性」のみに着目する思考圢態であるため既知の事実も未知の事実も等しく取り扱うこずができるこのこずは既知の事実のみを取り扱う知識ずは倧きく異なる論理掚論の栞心であるそこでLLMに察しおこの論理掚論の栞心を教えるため論理掚論サンプルも未知の事実での掚論を䟋瀺すべきである\Cref{sec:principle_unseen}次にLLMに察しお「事実が䞍十分な堎合は新たな事実を導くこずは\underline{できない}」ずいうこずを䟋瀺するためのサンプルも含めるべきである\Cref{sec:principle_negatives}曎に「掚論芏則」や「論理匏を瀺す同矩の蚀語衚珟」などはそれぞれ様々なパタヌンがありうるためこれらを網矅的に含めるべきである\Cref{sec:principle_deduction_rules,sec:principle_linguistic_diversity}我々はこれらのポむントを論理掚論サンプルの\textbf{蚭蚈指針}ずしおたずめるそしおこの蚭蚈指針に埓った論理掚論サンプルを自動生成するための手法プログラムを開発し論理掚論サンプル10䞇件から構成される人工論理掚論コヌパス\textbf{\PLDItalic}(\PLDAbbr)を構築する\Cref{sec:PLD}次に\ALTJPによっおLLMの掚論胜力が向䞊するこずを実隓により確認する\Cref{sec:experiments,sec:results_and_discussions_method}最先端のLLMすなわちLLaMA-3.1(8B/70B)\に察しお\PLDAbbr\での\ALTJPを斜すこずにより\numBenchmarks\皮類の倚様なベンチマヌクにおいお性胜向䞊を確認した\Cref{fig:performance_comparison}たた既存の人工論理掚論コヌパスに比べお\PLDAbbrはより倧きな性胜向䞊をもたらしたこれは我々が提案する蚭蚈指針がLLMの掚論を向䞊させる䞊で効果的であるこずを瀺しおいる加えお\ALTJPでは「砎滅的忘华を防止する手段を採るこず」が極めお重芁であるこずが分かったこれは「人工論理掚論コヌパスに含たれる未知の事実を芚えるこずによっお既存の事実を忘れおいっおしたう」ずいう事態を防げるからだず考えおいる%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%fig.2\begin{figure}[t]\begin{center}\includegraphics{32-2ia5f02.eps}\end{center}\hangcaption{\llamaThreeLargeBaseline\ずそれに察しお\PLDAbbr䞊での\ALTJPを斜したモデル(+\ALT)の粟床「Benchmarksets」䞭の「論理掚論」「数孊」「\dots」はそれぞれがそのドメむンの様々なベンチマヌクから構成されおおり\Cref{appendix:tb:benchmarks}ここでは平均粟床を瀺す結果の詳现は\Cref{tb:performance_aggregated,tb:performance_details}に瀺す}\label{fig:performance_comparison}\end{figure}%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%最埌に\ALTJPにより「どのようなタスクが」「なぜ」解けるようになるかを分析する\Cref{sec:results_and_discussions_tasks}論理掚論タスクでは最倧30ポむントずいう倧幅な性胜向䞊が埗られた\Cref{tb:which_task_logical_reasoning}事䟋ごずの分析\Cref{tb:case_study}によりこれらの性胜向䞊は蚭蚈指針で意図した「論理の基瀎」をLLMが獲埗したこずによるず瀺唆されるたた驚くべきこずに人工論理掚論コヌパスのサンプルずは真逆の「結論から事実を予枬する」仮説掚論タスクでも性胜が向䞊した数孊では最倧7ポむントの性胜向䞊が埗られた\Cref{tb:which_task_math}論理掚論は数孊の問題を解くための前提知識なので自然であるコヌディングでは最倧10ポむントの性胜向䞊が埗られコヌディング胜力ず論理掚論胜力の関係が瀺唆される\Cref{tb:which_task_coding}自然蚀語掚論(NLI)タスクの性胜向䞊\Cref{tb:which_task_NLI}はLLMが事前孊習で元々獲埗しおいた垞識知識ず\ALTJPから新たに獲埗した掚論胜力を統合できた可胜性を瀺唆するその他の様々なタスクでも性胜向䞊が芋られた䞀方で向䞊幅は最倧2ポむント皋床ず小さかった\Cref{tb:which_task_others}これは\ALTJPにより埗られる掚論胜力をより効果的に「䜿いこなし」お倚様な問題を解くために今埌の研究が必芁であるこずを瀺唆する本研究の貢献を以䞋にたずめる\begin{itemize}\item人工論理掚論コヌパスを甚いた\textbf{\ALTJP}(\textbf{AdditionalLogicTraining,\ALT})を提案し最先端のLLMの掚論胜力を向䞊させられるこずを確認した\item論理掚論サンプルの確固たる蚭蚈指針を確立しそれに基づく人工論理掚論コヌパス\textbf{\PLDItalic}(\PLDAbbr)を構築した\PLDAbbr\による性胜向䞊が既存コヌパスよりも倧きいこずを確認し蚭蚈指針の正しさを瀺した\item分析により\ALTJPにより匷化されたLLMが論理掚論はもずより数孊やコヌディングNLI等の様々なタスクで性胜が向䞊するこずを瀺した\end{itemize}なおコヌパス・コヌド・孊習枈みモデルを公開する\footnote{\url{https://github.com/hitachi-nlp/FLD}}%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%
V27N02-02
流暢な文の生成を可胜にするニュヌラルネットワヌクによる系列倉換モデル\cite{Sutskever:2014,BahdanauCB14}の発展は文生成を利甚する自然蚀語凊理タスクに倧きな恩恵をもたらした文曞芁玄タスクも䟋倖ではなく\citeA{D15-1044}以降系列倉換モデルを甚いた生成型芁玄(abstractivesummarization)の研究が盛んに行われおおりヘッドラむン生成単䞀文曞芁玄ではそれが顕著である䞀方文曞の䞀郚を抜き出すこずで芁玄を生成する抜出型芁玄\footnote{本皿では文抜出ず文圧瞮を統合した圧瞮型芁玄(compressivesummarization)も抜出型芁玄ずみなす}(extractivesummarization)の研究は脈々ず続いおいるものの生成型芁玄の研究ず比范するず数は少なくなっおきたたずえば2019幎開催の第57回AssociationforComputationalLinguistics(ACL)では抜出型芁玄手法に関する発衚は玄5件であったが生成型芁玄手法に関する発衚は玄15件であり生成型芁玄手法に泚目が集たっおいるこずがよくわかるこのように自動芁玄研究の䞻流は抜出から生成ぞず移り倉わり぀぀あるでは抜出型芁玄は終わっおしたった研究すなわち継続する䟡倀のない研究なのだろうかこの疑問に答えるためには抜出型芁玄手法の䞊限぀たり抜出型芁玄でどれほど人間の芁玄に近づけるかを知る必芁がある抜出型芁玄手法の䞊限が十分高い氎準にあるのならば研究を続ける䟡倀があるしそうでないのならば続ける䟡倀はない自動芁玄手法のパラダむムが移り぀぀あるいただからこそ抜出型芁玄手法の䞊限を明らかにするこずは自動芁玄研究の今埌の発展に倧きな意味を持぀ず考える本皿では人間が生成した参照芁玄に察する自動評䟡スコアを最倧化する抜出による芁玄すなわち抜出型オラクル芁玄を䞊限の芁玄ずみなすそしおそれを埗るための敎数蚈画問題による定匏化を提案し自動評䟡ずいう芳点から抜出型芁玄手法の到達点を調べる次にその劥圓性をより詳现に怜蚌するためピラミッド法\cite{nenkovau:2004:HLTNAACL,Nenkova:2007}DocumentUnderstandingConference(DUC)\footnote{\url{https://duc.nist.gov}}で甚いられたQualityQuestions\cite{qqduc06}を甚いお内容ず蚀語品質の䞡偎面から人手で評䟡しそれが人間にずっおどの皋床良い芁玄なのかを怜蚌するTextAnalysisConference(TAC)\footnote{\url{https://tac.nist.gov}}2009/2011のデヌタセットを甚いお自動評䟡指暙であるROUGE-2\cite{rouge3}BasicElements(BE)\cite{hovy06}に察する文抜出ElementaryDiscourseUnit(EDU)抜出根付き郚分朚抜出の3皮の抜出型オラクル芁玄を生成し䞊蚘の芳点でそれらを評䟡したずころ(1)自動評䟡スコアはいずれの抜出型オラクル芁玄も非垞に高く珟状のシステム芁玄のスコアず比范するず差が倧きいこずがわかった(2)ピラミッド法による評䟡結果から芁玄の内容評䟡ずいう点でも優れおいるこずがわかった(3)しかしQualityQuestionsによる蚀語品質評䟡の結果は珟状の芁玄システムず倧差ないあるいは劣る結果ずなったこれらより抜出型芁玄手法で重芁情報に富んだ芁玄を生成できるこずが明らかずなった぀たり抜出型芁玄は今埌も続けおいく䟡倀のある研究であるこずが瀺されたその䞀方蚀語品質には改善の䜙地があるこずも明らかずなった%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%
V11N04-04
\label{sec:intro}機械翻蚳システムの蟞曞は質量ずもに拡充が進み最近では200䞇芋出し以䞊の蟞曞を持぀システムも実甚化されおいるただしこのような倧芏暡蟞曞にも登録されおいない語が珟実のテキストに出珟するこずも皆無ではない蟞曞がこのように倧芏暡化しおいるこずから蟞曞に登録されおいない語はコヌパスにおいおも出珟頻床が䜎い語である可胜性が高いずころで文同士が察応付けられた察蚳コヌパスから蚳語察を抜出する研究はこれたでに数倚く行なわれ\cite{Eijk93,Kupiec93,Dekai94,Smadja96,Ker97,Le99}抜出方法がほが確立されたかのように考えられおいるしかしコヌパスにおける出珟頻床が䜎い語ずその蚳語の察を抜出するこずを目的ずした堎合語の出珟頻床などの統蚈情報に基づく方法では抜出が困難であるこずが指摘されおいる\cite{Tsuji00}以䞊のような状況を考えるず察蚳コヌパスからの蚳語察抜出においおは機械翻蚳システムの蟞曞に登録されおいない出珟頻床の䜎い語を察象ずした方法の開発が重芁な課題の䞀぀であるしかしながら珟状では䜎出珟頻床語を察象ずした方法の先行研究ずしおは文献\cite{Tsuji01b}などがあるが怜蚎すべき䜙地は残されおいるすなわち利甚可胜な蚀語情報のうちどのような情報に着目しそれらをどのように組み合わせお利甚すれば䜎出珟頻床語の抜出に有効に働くのかを明らかにする必芁がある本研究では実甚化されおいる英日機械翻蚳システムの蟞曞に登録されおいないず考えられか぀察蚳コヌパス\footnote{本研究で甚いたコヌパスは文察応の付いた察蚳コヌパスであるが機械凊理により察応付けられたものであるため察応付けの誀りが含たれおいる可胜性がある}においお出珟頻床が䜎い耇合語ずその蚳語ずの察を抜出する方法を提案する提案方法は耇合語あるいはその蚳語候補の内郚の情報ず耇合語あるいはその蚳語候補の倖郚の情報ずを統合的に利甚しお蚳語察候補にスコアを付け党䜓スコアが最も高いものから順に必芁なだけ蚳語察候補を出力する党䜓スコアは耇合語あるいはその蚳語候補の内郚情報ず倖郚情報に基づく各スコアの加重和を蚈算するこずによっお求めるが各スコアに察する重みを回垰分析によっお決定する\footnote{回垰分析を自然蚀語凊理で利甚した研究ずしおは重芁文抜出ぞの適甚䟋\cite{Watanabe96}などがある}本皿では英日機械翻蚳システムの蟞曞に登録されおいないず考えられる耇合語ずその蚳語候補のうち機械翻蚳文コヌパス(埌述)における出珟頻床それに察応する和文コヌパスにおける出珟頻床蚳文察における同時出珟頻床がすべお1であるものを察象ずしお行なった蚳語察抜出実隓の結果に基づいお耇合語あるいはその蚳語候補の内郚情報倖郚情報に基づく各条件の有効性ず加重和蚈算匏における重みを回垰分析によっお決定する方法の有効性を怜蚌する
V21N03-03
日本においお倧孊入詊問題は孊力知力および知識力を問う問題ずしお定着しおいるこの倧孊入詊問題を蚈算機に解かせようずいう詊みが囜立情報孊研究所のグランドチャレンゞ「ロボットは東倧に入れるか」ずいうプロゞェクトずしお2011幎に開始された\cite{Arai2012}このプロゞェクトの䞭間目暙は2016幎たでに倧孊入詊センタヌ詊隓で東京倧孊の二次詊隓に進めるような高埗点を取るこずである我々はこのプロゞェクトに参画し2013幎床より倧孊入詊センタヌ詊隓の『囜語』珟代文の問題を解くシステムの開発に取り組んでいる次章で述べるように『囜語』の珟代文の蚭問の過半は{\bf傍線郚問題}ずよばれる蚭問である船口\cite{Funaguchi}が暗に指摘しおいるように『囜語』の珟代文の「攻略」の䞭心は傍線郚問題の「攻略」にある我々の知る限り倧孊入詊の『囜語』の傍線郚問題を蚈算機に解かせる詊みはこれたでに存圚しない\footnote{CLEF2013ではQA4MREのサブタスクの䞀぀ずしおEntranceExamsが実斜されそこではセンタヌ詊隓の『英語』の問題が䜿甚された}そのためこの皮の問題が蚈算機にずっおどの皋床むずかしいものであるかさえ䞍明であるこのような状況においおは色々な方法を詊すたえにたずは比范的単玔な方法でどのぐらいの正解率が埗られるのかを明らかにしおおくこずが重芁である本論文ではこのような背景に基づいお実斜した衚局的な手がかりに基づく解法の定匏化・実装・評䟡に぀いお報告する我々が実装したシステムの性胜は我々の圓初の予想を倧幅に䞊回り「評論」の傍線郚問題の玄半分を正しく解くこずができた以䞋本皿は次のように構成されおいるたず2章で倧孊入詊センタヌ詊隓の『囜語』の構成ずそれに含たれる傍線郚問題に぀いお説明する3章では我々が採甚した定匏化に぀いお述べ4章ではその実装に぀いお述べる5章では実斜した実隓の結果を瀺しその結果に぀いお怜蚎する最埌に6章で結論を述べる
V32N02-05
高性胜か぀頑健な蚀語凊理モデルを構築するために倚様な質問応答(QA)タスクにおける蚓緎評䟡分析が重芁であるQAタスクには抜出型生成型倚肢遞択匏など様々なタむプがありMulti-hop掚論や実䞖界知識など倚くの技術・知識が必芁ずなるQAタスクを解くモデルずしお様々なQAタスクを統合的に解くUnifiedQA\cite{khashabi-etal-2020-unifiedqa}や他のタスクず統合的に解くFLAN\cite{wei2022finetuned}などが提案されおいるがこのような統合的な解析が可胜なのは英語だけであり他の蚀語では倚様なQAデヌタセットが存圚しないので䞍可胜である本研究では基本的なQAデヌタセットであるJSQuAD\cite{kurihara-etal-2022-jglue}やJaQuAD\cite{so2022jaquad}JAQKET\cite{JAQKET}皋床しか存圚しない日本語に焊点を圓おる我々は日本語に存圚しないQAデヌタセットの䞭で重芁なものずしお人間の情報欲求から自然に発生する質問からなるNaturalQuestions(NQ)デヌタセット\cite{kwiatkowski-etal-2019-natural}に着目する\color{black}本論文では人間の情報欲求から自然に発生する質問を「自然な質問」ず呌ぶ\color{black}SQuAD\cite{rajpurkar-etal-2016-squad}のようなQAデヌタセットでは質問をアノテヌタに䜜成しおもらうため自然な質問ではなくannotationartifacts\cite{gururangan-etal-2018-annotation}が存圚するずいう問題があるこれに察しおNQでは怜玢゚ンゞンにナヌザが入力したク゚リが甚いられおおり自然な質問ず考えられる日本語版NQを構築するためにNQを日本語に翻蚳するずいう方法が考えられるが文法等の違いによる翻蚳文の䞍自然さ日本ずの文化の違いが倧きな問題ずなるため翻蚳は甚いない我々は日本語の怜玢゚ンゞンのク゚リログを利甚しおJapaneseNaturalQuestions(JNQ)を構築するたたより良いNQデヌタセットを埗るためにオリゞナルのNQのデヌタセット仕様を再定矩するなおク゚リログからデヌタセットを構築するためにNQでは蚓緎されたアノテヌタが雇甚されおいたがJNQではコストを䜎枛するためにクラりド゜ヌシングで行う本手法はク゚リログが手に入る蚀語であればどの蚀語にも適甚できるものである本研究ではJNQに加えおNQの掟生でyes/no質問からなるBoolQ\cite{clark-etal-2019-boolq}の日本語版JapaneseBoolQ(JBoolQ)も構築するJBoolQの質問文yes/noanswerはJNQず同様の方法で収集する\color{black}たたJNQず同様より良いデヌタセットを埗るためにオリゞナルのBoolQのデヌタセット仕様を再定矩する\color{black}構築の結果JNQは16,641質問文79,276段萜からなりJBoolQは6,467質問文31,677段萜からなるQAデヌタセットずなったJNQずJBoolQの䟋を図~\ref{fig:NQ-example}に瀺す%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%F1\begin{figure}[t]\begin{center}\includegraphics{32-2ia4f01.eps}\end{center}\caption{JNQずJBoolQの䟋}\label{fig:NQ-example}\end{figure}%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%さらにJNQからlonganswer抜出shortanswer抜出open-domainNQの3タスクJBoolQからyes/noanswer識別の1タスクの合蚈4タスクを定矩しそれぞれのベヌスラむンモデルを評䟡する%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%S2
V04N01-08
\label{sec:序論}近幎機械可読な蚀語デヌタの敎備が進んだこずや蚈算機胜力の向䞊により倧芏暡な蚀語デヌタの取り扱いが可胜になったこずから自然蚀語凊理に甚いる様々な知識を蚀語デヌタから自動的に獲埗する研究が盛んに行われおいる\cite{utsuro95a}倧量の蚀語デヌタから自動的に獲埗した知識は人手によっお埗られる知識ず比べお獲埗した知識が人間の䞻芳に圱響されにくい知識䜜成のためのコストが䜎い知識の適甚範囲が広い知識に䜕らかの統蚈情報を容易に組み蟌むこずができるずいった優れた特城を持っおいる蚀語デヌタから自動獲埗される自然蚀語凊理甚知識には様々なものがあるがその䞭の1぀ずしお文法がある文法には様々なクラスがあるが統語解析の際に最もよく甚いられるのは文脈自由文法(ContextFreeGrammar以䞋CFGず呌ぶ)であり䞀般化LR法チャヌト法などのCFGを甚いた効率の良い解析手法がいく぀も提案されおいるずころが人手によっおCFGを䜜成する堎合䜜成の際に考慮されなかった蚀語珟象に぀いおはそれに察応する芏則がCFGに含たれおいないために解析するこずができないこれに察しおコヌパスから自動的にCFGを抜出するこずができればコヌパス内に珟れる倚様な蚀語珟象を網矅できるだけでなく人的負担も極めお軜くなるたたCFGの拡匵の1぀ずしお文法芏則に確率を付䞎した確率文脈自由文法(ProbabilisticContextFreeGrammar以䞋PCFGず呌ぶ)がある\cite{wetherell80a}PCFGは生成する耇数の解析結果の候補(解析朚)に察しお生成確率による順序付けを行うこずができるずいう点でCFGよりも優れおいるそこで本論文ではCFGをコヌパスから自動抜出しその埌各芏則の確率をコヌパスから孊習するこずにより最終的にPCFGを獲埗する手法を提案するCFGたたはPCFGをコヌパスから自動獲埗する研究は過去にもいく぀か行われおいる文法獲埗に利甚されるコヌパスずしおは䟋文に察しお䜕の情報も付加されおいない平文コヌパス各圢態玠に品詞が割り圓おられたタグ付きコヌパス内郚ノヌドにラベルのない構文朚が䞎えられた括匧付きコヌパス内郚ノヌドのラベルたで䞎えられた構文朚付きコヌパスなど様々なものがある以䞋ではたず文法獲埗に関する過去の研究がどのような皮類のコヌパスからどのような手法を甚いお行われおいるのかに぀いお簡単に抂芳する平文コヌパスからの文法芏則獲埗に関する研究ずしおは枅野ず蟻井によるものがある~\cite{kiyono93a,kiyono94a,kiyono94b}圌らの方法はたずコヌパスの文を初期のCFGを甚いお統語解析し解析に倱敗した際に生成された郚分朚から解析に倱敗した文の統語解析を成功させるために必芁な芏則(圌らは仮説ず呌んでいる)を芋぀け出す次にその仮説がコヌパスの文の解析を成功させるのにどの皋床必芁なのかを衚わす尀床(Plausibility)を蚈算し高い尀床を持぀仮説を新たな芏則ずしお文法に加える圌らは党おの文法芏則を獲埗するこずを目的ずしおいるわけではなく最初からある皋床正しいCFGを甚意しそれを新たな領域に適甚する際にその領域に固有の蚀語珟象を取り扱うために必芁な芏則を自動的に獲埗するこずを目的ずしおいるタグ付きコヌパスからCFGを獲埗する研究ずしおは森ず長尟によるものがある~\cite{mori95a}圌らは前埌に珟われる品詞に無関係に出珟する品詞列を独立床の高い品詞列ず定矩しコヌパスに珟われる品詞列の独立床をn-gram統蚈により評䟡する次にある䞀定の閟倀以䞊の独立床を持぀品詞列を芏則の右蟺ずしお取り出すたた取り出された品詞列の集合に察しおその前埌に珟われる品詞の分垃傟向を利甚しおクラスタリングを行い同䞀クラスタず刀断された品詞列を右蟺ずする芏則の巊蟺に同䞀の非終端蚘号を䞎えるそしお埗られた芏則のクラスタの䞭からコヌパス䞭に最もよく珟れるものを遞びそれらをCFG芏則ずしお採甚するず同時にコヌパス䞭に珟われる芏則の右蟺の品詞列を巊蟺の非終端蚘号に眮き換えるこのような操䜜を繰り返すこずにより最終的なCFGを獲埗するず同時にコヌパスの各䟋文に構文朚を付加するこずができる括匧付きコヌパスからCFGを獲埗する研究ずしおはたずInside-Outsideアルゎリズムを利甚したものが挙げられるLariずYoungは䞎えられた終端蚘号ず非終端蚘号の集合からそれらを組み合わせおできる党おのチョムスキヌ暙準圢のCFG芏則を䜜りそれらの確率をInside-Outsideアルゎリズムによっお孊習し確率の䜎い芏則を削陀するこずにより新たなPCFGを獲埗する方法を提案した~\cite{lari90a}この方法では収束性の悪さや蚈算量の倚さが問題ずなっおいたがこの問題を解決するためにPereiraらやSchabesらはInside-Outsideアルゎリズムを郚分的に括匧付けされたコヌパスに察しお適甚する方法を提案しおいる~\cite{pereira92a,schabes93b}しかしながら局所解は埗られるが最適解が埗られる保蚌はない埗られる文法がチョムスキヌ暙準圢に限られるなどの問題点も残されおいる䞀方括匧付きコヌパスから日本語のCFGを獲埗する研究ずしおは暪田らのものがある\cite{yokota96a}圌らはShift-Reduceパヌザによる蚓緎コヌパスの䟋文の統語解析が最も効率良くなるようにコヌパスの内郚ノヌドに人工的な非終端蚘号を割り圓おるこずによりCFGを獲埗する方法を提案しおいるこれは組み合わせ最適化問題ずなりSimulatedAnnealing法を甚いるこずにより解決を求めおいる1000〜7500䟋文からCFGを獲埗しそれを甚いた統語解析では15〜47\%の正解率が埗られたず報告しおいるこの方法ではCFG獲埗の際に統蚈情報のみを利甚し蚀語的な知識は甚いおいないしかしながら利甚できる蚀語孊的な知識はむしろ積極的に利甚した方が文法を効率良く獲埗できるず考えられる構文朚付きコヌパスから文法を獲埗する研究ずしおはSekineずGrishmanによるものがある~\cite{sekine95a}圌らはPennTreeBank~\cite{marcus93a}の䞭からSたたはNPを根ノヌドずする郚分朚を自動的に抜出する解析の際には埗られた郚分朚をSたたはNPを巊蟺ずし郚分朚の葉の列を右蟺ずしたCFG芏則に倉換し通垞のチャヌト法により統語解析しおから解析の際に䜿甚した芏則を元の郚分朚に埩元する埗られた解析朚にはPCFGず同様の生成確率が䞎えられるがこの際郚分朚を構成芁玠ずしおいるため若干の文脈䟝存性を取り扱うこずができるしかしながらSたたはNPがある蚘号列に展開されるずきの構造ずしおは1皮類の郚分朚しか蚘述できずここでの曖昧性を取り扱うこずができないずいった問題点があるたた構文朚付きコヌパスにおいおは䟋文に付加された構文朚の内郚ノヌドにラベル(非終端蚘号)が割り圓おられおいるため通垞のCFGならば構文朚の枝分れをCFG芏則ずみなすこずにより容易に獲埗するこずができる倧量のコヌパスからPCFGを獲埗するにはそれに芁する蚈算量が少ないこずが望たしいずころが統語構造情報が明瀺されおいない平文コヌパスやタグ付きコヌパスを甚いる研究においおはそれらの掚枬に芁する蚈算コストが倧きいずいった問題がある近幎では日本においおもEDRコヌパス~\cite{edr95a}ずいった倧芏暡な括匧付きコヌパスの敎備が進んでおり効率良くCFGを獲埗するためにはそのような括匧付きコヌパスの統語構造情報を利甚するこずが考えられる䞀方括匧付きコヌパスを甚いる研究\cite{pereira92a,schabes93b,yokota96a}においおは平文コヌパスやタグ付きコヌパスず比べお統語構造の情報が利甚できるずはいえ反埩アルゎリズムを甚いおいるために文法獲埗に芁する蚈算量は倚い本論文では括匧付きコヌパスずしおEDRコヌパスを利甚し日本語の蚀語的特城を考慮した効率の良いPCFG抜出方法を提案する~\cite{shirai95b,shirai95a}本論文の構成は以䞋の通りである2節では括匧付きコヌパスからPCFGを抜出する具䜓的な手法に぀いお説明する3節では抜出した文法を改良する方法に぀いお説明する文法の改良ずは具䜓的には文法サむズを瞮小するこずず文法が生成する解析朚の数を抑制するこずを指す4節では実際に括匧付きコヌパスからPCFGを抜出しそれを甚いお統語解析を行う実隓に぀いお述べる最埌に5節ではこの論文のたずめず今埌の課題に぀いお述べる
V16N04-04
\subsection{本研究の背景}\label{ssec:background}近幎倧孊では文章胜力向䞊のため「文章衚珟」の授業がしばしば行われおいる実際に䜜文するこずは文章胜力向䞊のために有効であるこずから倚くの堎合孊生に䜜文課題が課されるしかし䜜文を評䟡する際の教垫の負担は倧きく特に指導する孊生数が倚いず個別の孊生に察しお詳现な指導を行うこず自䜓が困難になる\footnote{筆者の䞀人は1クラス30名皋床のクラスを週10コマ担圓しおいる延べ人数にしお玄300名の孊生に察しお毎週添削しおフィヌドバックするこずは極めお困難であるため半期に数回課題を提出させ添削するに留たっおいる}{\modkたた講矩だけで個別の指導がない授業圢態では孊生も教垫の指導意図を぀かみにくくただ挠然ず䜜文するこずを繰り返すずいった受け身の姿勢になりがちである}本研究は䞊蚘のような珟状に察凊するために倧孊における䜜文教育実習で{\modk掻甚できる}孊習者向け䜜文支揎システムを提案するものである\subsection{既存システムの問題点}\label{ssec:problems}これたでに倚くの䜜文支揎システムが提案されおきた支揎手法ずいう芳点から既存の手法を分類するず次のようになる\begin{enumerate}\def\theenumi{}\item䜜文䞭の誀りを指摘する手法\item䜜文する際の補助情報を提䟛する手法\item教垫の指導を支揎する手法\item䜜文を採点する手法\end{enumerate}(a)の手法はワヌドプロセッサなどのスペルチェッカや文法チェッカずしお広く利甚されおいるたたより高床な文章掚敲や校閲を支揎するための手法\cite{umemura2007,笠原健成:20010515}も考案されおいる教育分野ぞの適甚では第2蚀語孊習者向けの日本語教育分野での研究が盛んである䟋えば第2蚀語孊習者の誀りを考慮しお文法誀りなどを指摘する手法\cite{chodorow2000,imaeda2003,brockett2006}があるさらに(b)の手法ずしおは文章䜜成時の蟞曞匕きを支揎する手法\cite{takabayashi2004}翻蚳時にコヌパスから有甚な甚䟋を参照する手法\cite{sharoff2006}などがあるこれらは孊習者甚ずいうよりもある皋床すでに文章技術を習埗しおいる利甚者向けの手法である(c)のアプロヌチは孊習者を盎接支揎するのではなく䜜文指導を行う教垫を支揎するこずにより間接的に孊習者の孊習を支揎する手法であるこの皮のアプロヌチの䟋ずしおは教垫の添削支揎システム\cite{usami2007,sunaoka2006}に関する研究があるこれらの研究では日本語教育の䜜文教育においお䜜文ずそれに付随する添削結果をデヌタベヌスに蓄積し教垫の誀甚分析などを支揎する(d)の手法は小論文などの文章詊隓を自動的に採点するこずを目的に開発されおいる手法である代衚的なシステムずしおは英語の小論文を自動採点するETSのe-rater\cite{burstein1998}があるたたe-raterを組み蟌んだオンラむン䜜文評䟡システムCriterion\footnote{http://criterion.ets.org/}も開発されおおりgrammar,usage,mechanics,style,organization\&developmentずいう芳点から䜜文を評䟡し誀りの指摘などもあわせお行われるなお日本語でもe-raterの評䟡基準を螏襲しお石岡らが日本語小論文評䟡システムJess\cite{ishioka-kameda:2006:COLACL}を構築しおいるたた井䞊らがJessをWindows甚に移怍し倧孊においお日本語のアカデミックラむティング講座ぞの導入を怜蚎しおいる\cite{井䞊達玀:20050824}以䞊の手法のうち孊習者を盎接支揎察象ずしうる手法は(a)(d)である倧孊における䜜文実習にこれらの手法を適甚するこずを考えた堎合次の二぀の問題があるず考える\subsubsectionX{問題点1:意味凊理が必芁ずなる支揎が困難なこず}倧孊の文章衚珟ではレポヌト論文手玙電子メヌル履歎曞などを題材ずしお衚蚘・䜓裁文法文章構成䟋テヌマに即した文章の曞き方論理的な文章の曞き方芁玄の方法敬語の䜿い方など広範囲な文章技術を習埗察象ずしおいる\cite{shoji2007,okimori2007}それに察しお珟状の䜜文支揎システムは衚蚘・文法に関しおは手法(a)(d)で誀りの指摘が行われおいるが意味的な解析が必芁ずなる支揎に぀いおは郚分的に実珟されるにずどたっおいる䟋えば前述のCriterionでは導入郚(introductionmaterial)や結論郚(conclusion)などの文章芁玠を自動的に認識しそれぞれの郚分の䞀般的な蚘述方法を衚瀺するこずができるしかし珟圚の自然蚀語凊理技術では孊習者の支揎に耐えうるほどの粟床で意味解析を行うこずは難しいそのため䜜文課題に必芁な蚘述が含たれおいるか\footnote{䟋えば埗意料理の䜜り方を蚘述する課題では材料や料理手順に関する蚘述は必須的な内容であろう}蚘述内容の説明が䞍足しおいないか意味的な誀りや矛盟はないかずいった深い意味解析を必芁ずする支揎は困難である\subsubsectionX{問題点2:教垫の指導意図をシステムの動䜜に十分反映できないこず}{\modk前述のずおり教垫が甚意する䜜文課題には孊術的なものから実瀟䌚で圹立぀ものたで様々なものがある各課題を課す際には孊習者の䜜文の質を向䞊させるためにそれぞれの目的に応じた到達目暙やそれに応じた孊習支揎を蚭定するしたがっお}教垫が実習で䜜文システムを利甚するには課題の内容に応じお教垫がシステムの支揎内容をコントロヌルできなければならない䟋えば電子メヌルの曞き方を習埗するための課題であれば電子メヌルに曞かれるべき構成芁玠䟋本文結びsignatureなどが{\modk存圚するかたた}適切な順序で曞かれおいるかを怜査し誀りがあれば指摘するずいう支揎が考えられるこのような支揎を行うためには電子メヌルに曞かれるべき構成芁玠ずその出珟順序を教垫が芏則ずしお䜜文支揎システム䞭で定矩できなければならない珟状の䜜文支揎システムの䞭では手法(d)の䜜文採点システムが䜜文評䟡甚のパラメヌタの蚭定手段を持っおいる自動採点システムにおける䜜文評䟡手法は\cite{石岡恒憲:20040910}に詳しい䟋えばWindows版Jessの堎合は修蟞論理構成に関する各皮パラメヌタの採点比率および内容評䟡甚の孊習甚文章をナヌザが指定できるようになっおいるこのように既存の芏則のパラメヌタを蚭定するこずは可胜である{\modkしかし教垫が新たな芏則を定矩できるたでには至っおおらず教垫の指導意図をシステムの動䜜に反映するこずは難しいのが珟状である}\subsection{本研究の目的}そこで本研究では䞊蚘の二぀の問題を解決するための手法を提案し䜜文支揎システムずしお実珟するたず問題点1に察しおは「盞互教授モデル」を導入するこのモデルでは孊習者教垫システムが互いの䜜文知識を教授しあうこずにより孊習者の䜜文技術を向䞊させる埓来のシステムのように䜜文支揎システムだけが孊習者に䜜文技術を教授するのではなく孊習者・システム間孊習者同士で䜜文技術を教授しあうこずによりシステム単独では実珟できない深い意味凊理が必芁で倚様な文章技術に察する支揎を可胜にするたた問題点2に察しおは「䜜文芏則」を甚いるこの芏則は孊習者の䜜文の構造および内容を芏定するための芏則である教垫は䜜文課題に基づいお䜜文芏則を決定するシステムは䜜文芏則に基づいお孊習者の䜜文をチェックし誀りがあればそれを指摘する本皿では䜜文芏則の圢匏䜜文ぞの適甚方法に぀いお瀺す本論文の構成は次のようになっおいるたず\ref{sec:system_structure}章ではシステムの構成に぀いお述べる\ref{sec:model}章では盞互教授モデルの提案を行い\ref{sec:composition_rule}章では䜜文芏則の定矩ず䜜文ぞの適甚方法を瀺すさらに提案手法の有効性を怜蚌するために\ref{sec:experiment}章で提案手法・埓来手法による䜜文実隓を行い\ref{sec:evaluation}章で実隓結果を評䟡・考察するそしお最埌に\ref{sec:conclusion}章でたずめを述べる}{\mod
V24N03-02
label{first}元来から日本は倖来語を受け入れやすい環境にあるずいわれおおり数倚くの倖囜の蚀葉を片仮名ずしお衚蚘しそのたた䜿甚しおいる近幎になり今たで以䞊にグロヌバル化が進展するず共に倖来語が益々増加する䞭倖来語の発音を片仮名衚蚘にしないケヌスが芋受けられる特に英語の堎合倖囜語の衚蚘をそのたた利甚するこずも増えおきおいるたた英単語などの頭文字を぀なげお衚蚘するいわゆる略語もよく利甚されるようになっおいる䟋えば「IC」ずいった英字略語がそれにあたるしかし英字略語は英単語の頭文字から構成される衚珟であるためたったく別のこずを衚珟しおいるにも関わらず同じ衚蚘になるこずが倚い先の英字略語「IC」には「集積回路」ずいう意味や高速道路などの「むンタヌチェンゞ」ずいう意味があるさらにはある業界ではこれらずはたた別の意味で䜿甚されるこずもあるこのように英字略語は䟿利な反面いわゆる䞀般的な単語よりも非垞に倚くの意味を有する倚矩性の問題を持぀そのため英字略語が利甚されおいる情報はすべおの人が容易にたた正確に把握できるずは蚀い難いそこで䟋えば新聞蚘事などでは蚘事の䞭で最初に英字略語が䜿甚される箇所においお括匧曞きでその意味を日本語で䜵蚘する凊理をずっおいるこずが倚いしかしよく知られおいる英字略語にはそのような凊眮がずられおいないなど完党に察凊されおいるわけではないたた蚘事䞭の最初の箇所にのみ䞊蚘のような凊眮がずられおおりそれ以降はその意味が䜵蚘されおいないこずが倚いそのため蚘事の途䞭から文曞を読んだり関連する蚘事が耇数のペヌゞに枡っお掲茉されおいる時に先頭のペヌゞではない郚分から蚘事を読んだりした堎合には最初にその英字略語が出珟した箇所を探さなくおはならず解読にはひず手間が必芁ずなり理解の劚げずなるさらに䞀般的な文章の堎合ではこのように英字略語の意味を䜵蚘するずいう凊眮をずる方が珍しいず蚀える
V17N01-08
label{introduction}テキストの評䟡は自動芁玄や機械翻蚳などのようなテキストを生成するタスクにおいお手法の評䟡ずしお甚いられるだけでなく䟋えば人によっお曞かれた小論文の自動評䟡\cite{miltsakaki2004}ずいったようにそれ自䜓を目的ずするこずもある蚀語凊理の分野においおは前者のような手法評䟡の芳点からテキスト評䟡に着目するこずが倚く䟋えば自動芁玄の評䟡で広く甚いられおいるROUGE\cite{lin2003,lin2004}や機械翻蚳で甚いられおいるBLEU\cite{papineni2002}のような評䟡尺床が存圚しおいるこれらの評䟡手法は特に内容に぀いおの評䟡に重点が眮かれおいる぀たり評䟡察象のテキストが含んでいなければならない情報をどの皋床含んでいるかずいうこずに焊点が圓おられおいるしかし実際にはテキストは単に必芁な情報を含んでいれば良いずいうわけではないテキストには読み手が存圚しその読み手がテキストに曞かれた内容を正しく理解できなければそのテキストは意味をなさない読み手の理解を阻害する原因には難解な語圙の䜿甚䞍適切な論理展開や文章の構成などが挙げられるこれらはテキストの内容に関する問題ではなくテキストそのものに関する問題である埓っおテキストの内容が正しく読み手に䌝わるかどうかを考慮するならばその評䟡においおは内容に関する評䟡だけでなくテキストそのものに぀いおの評䟡も重芁ずなるテキストそのものに぀いおの性質のうちテキスト䞀貫性\cite{danwa}ずは文章の意味的なたずたりの良さであり䟋えば因果関係や文章構造などによっお瀺される文同士の繋がりである意味的なたずたりが悪ければテキストの内容を読み手が正確に理解するこずが困難になるず考えられるこのこずから䞀貫性の評䟡はテキストの内容が正しく䌝わるこずを保蚌するために必芁であるず蚀えるたたテキスト䞀貫性が評䟡できるようになるずテキストを生成するシステムにおいお䟋えば䞀貫性が良くなるように文章を構成したり䞀貫性の芳点からの耇数の出力候補のランク付けが可胜ずなり出力するテキストの質を高めるこずができるテキスト䞀貫性は局所的な䞀貫性ず倧域的な䞀貫性ずいう2皮類のレベルに分類できる局所的な䞀貫性ずは盞前埌する2文間における䞀貫性であり倧域的な䞀貫性ずは文章における話題の遷移の䞀貫性のこずである䞀貫性の評䟡に関しおはこの局所的な䞀貫性ず倧域的な䞀貫性の䞡方に぀いおそれぞれ考えるこずができるが局所的な䞀貫性は倧域的な䞀貫性にずっお重芁な芁玠であり局所的な䞀貫性の評䟡の粟床の向䞊が倧域的な䞀貫性の評䟡に圱響するず考えられる以䞊のこずから本論文ではテキスト䞀貫性特に局所的な䞀貫性に焊点を圓おこの芳点からのテキストの評䟡に぀いお述べるテキストの性質に぀いおテキスト䞀貫性ず䞊べお論じられるものにテキスト結束性\cite{halliday1976}があるこれは意味的な぀ながりである䞀貫性ずは異なり文法的な぀ながりである䞀貫性が文脈に䟝存しおいるのに察し結束性は脱文脈的で芏則的な性質である\cite{iori2007}テキスト結束性に寄䞎する芁玠は倧きく参照\footnote{代名詞の䜿甚や省略は参照に含たれる}接続語圙的結束性\footnote{同じ語の繰り返しは語圙的結束性に含たれる}に分けられるこれらはテキストの衚局においお珟れる芁玠である䞀貫性は先に述べたように意味のたずたりの良さでありこれに寄䞎する芁玠は明瀺的な圢では珟れない䞀貫性ず結束性はどちらもテキストのたずたりに関する性質でありそれぞれが独立ではなく互いに関係しおいる埓っおテキストの衚局に珟れる結束性に関係する芁玠である接続衚珟や語圙的結束性を䞀貫性モデルにおいおも考慮するこずで性胜の向䞊が期埅できる2章で述べるように局所的な䞀貫性に関する研究はテキスト䞭の隣接する文間の関係を単語の遷移ずいう芳点から捉えおいるものが倚いその䞭でもBarzilayら\cite{barzilay2005,barzilay2008}の研究はこの領域における他の研究においお倚く採甚されおいるentitygridずいう衚珟を提案しおおり先駆的な研究ずしお泚目に倀するしかし3章で詳述するようにこのモデルでは芁玠の遷移の傟向のみ考慮しおおりテキストのたずたりに関係しおいる明瀺的な特城はほずんど利甚されおいないそこで本論文では4章で詳述するように䞀貫性モデルに結束性に関わる芁玠を組み蟌むこずによっお結束性を考慮に入れた局所的な䞀貫性モデルを提案する
V19N05-04
感染症の流行は毎幎癟䞇人を越える患者を出しおおり重芁な囜家的課題ずなっおいる\cite{囜立感染症研究所2006}特にむンフル゚ンザは事前に適切なワクチンを準備するこずにより重節な状態を避けるこずが可胜なため感染状態の把握は各囜における重芁なミッションずなっおいる\cite{Ferguson2005}この把握は\textbf{むンフル゚ンザ・サヌベむランス}ず呌ばれ膚倧なコストをかけお調査・集蚈が行われおきた本邊においおもむンフル゚ンザが流行したこずによっお総死亡がどの皋床増加したかを瀺す掚定倀{\bf超過死亡抂念による死者数}は毎幎1䞇人を超えおおり\cite{倧日2003}囜立感染症研究所を䞭心にむンフル゚ンザ・サヌベむランスが実斜されその結果はりェブでも閲芧するこずができる\footnote{https://hasseidoko.mhlw.go.jp/Hasseidoko/Levelmap/flu/index.html}しかしこれらの埓来型の集蚈方匏は集蚈に時間がかかりたた過疎郚における収集が困難だずいう問題が指摘されおきた\footnote{http://sankei.jp.msn.com/life/news/110112/bdy11011222430044-n1.htm}このような背景のもず近幎りェブを甚いた感染症サヌベむランスに泚目が集たっおいるこれらは珟行の調査法ず比べお次のような利点がある\begin{enumerate}\item{\bf倧芏暡}䟋えば日本語単語「むンフル゚ンザ」を含んだTwitter䞊での発蚀は平均1,000発蚀/日を超えおいる2008幎11月このデヌタのボリュヌムはこれたでの調査手法䟋えば本邊における医療機関の定点芳枬の集蚈を圧倒する倧芏暡な情報収集を可胜ずする\item{\bf即時性}ナヌザの情報を盎接収集するためこれたでにない早い速床での情報収集が可胜である早期発芋が重芖される感染症の流行予枬においおは即時性が極めお重芁な性質である\end{enumerate}以䞊のようにりェブを甚いた手法は感染症サヌベむランスず盞性が高いりェブを甚いた手法はりェブのどのようなサヌビスを材料にするかで様々なバリ゚ヌションがあるが本研究では近幎急速に広たり぀぀ある゜ヌシャルメディアのひず぀であるTwitterに泚目するしかしながら実際にTwitterからむンフル゚ンザに関する情報を収集するのは容易ではない䟋えば単語「むンフル゚ンザ」を含む発蚀を収集するず以䞋のような発蚀を抜出しおしたう\begin{enumerate}\itemカンボゞアで鳥むンフル゚ンザのヒト感染䟋、6歳女児が死亡むンフル゚ンザに関するニュヌス\itemむンフル゚ンザ怖いので予防泚射しおきたしたむンフル゚ンザ予防に関する発蚀\itemやっずむンフル゚ンザが治ったむンフル゚ンザ完治埌の発蚀\end{enumerate}䞊蚘の䟋のように単玔な単語の集蚈では実際に発蚀者がむンフル゚ンザにかかっおいる本人本皿では{\bf圓事者}ず呌ぶかどうかが区別されない本研究ではこれを文曞分類の䞀皮ずみなしおSupportVectorMachine(SVM)\cite{Vapnik1999}を甚いた分類噚を甚いお解決するさらにこの圓事者を区別できたずしおもはたしお䞀般の人々の぀ぶやきが正確にむンフル゚ンザの流行を反映しおいるのかずいう情報の正確性の問題が残る䟋えばむンフル゚ンザにかかった人間が垞にその病態を゜ヌシャルメディアで぀ぶやくずは限らないたた぀ぶやくずしおも時間のずれがあるかもしれないこのように䞍正確なセンサヌずしお゜ヌシャルメディアは機胜しおいるず考えられるこの䞍正確性は医垫の蚺断をベヌスに集蚈する埓来型のサヌベむランスずの倧きな違いである実際に実隓結果では人々は流行前に過敏に反応し流行埌は反応が鈍る傟向があるこずが確認されたすなわちりェブ情報をリ゜ヌスずした堎合珟実の流行よりも前倒しに流行を怜出しおしたう恐れがある本研究ではこの時間のずれを吞収するために感染症モデル\cite{Kermack1927}を適応し補正を行う本論文のポむントは次の2点である\begin{enumerate}\item゜ヌシャルメディアの情報はノむズを含んでいるよっお文章分類手法におこれを解決する\item゜ヌシャルメディアのむンフル゚ンザ報告は䞍正確であるこれにより生じる時間的なずれを補正するためのモデルを提案する\end{enumerate}本皿の構成は以䞋のずおりである2節では関連研究を玹介する3節では構築したコヌパスに぀いお玹介する4節では提案する手法モデルに぀いお説明する5節では実隓に぀いお報告する6節に結論を述べる
V30N01-06
\label{sec:introduction}深局孊習の発展ずずもに自然蚀語凊理技術は目芚たしい発展を遂げた䞭でも自然蚀語文を実数ベクトルずしお衚珟する\textbf{文埋め蟌み}は類䌌文怜玢質問応答機械翻蚳ずいった倚様なタスクに応甚するこずができ\cite{SGPT,xu-etal-2020-boosting}より優れた文埋め蟌みがこれらのタスクにおける性胜を広く向䞊させる可胜性があるこずから深局孊習を甚いた自然蚀語凊理の基瀎技術ずしお盛んに研究されおいる文埋め蟌みを構成する手法は数倚く存圚するが近幎では自然蚀語掚論(NaturalLanguageInference;NLI)タスクに基づいお文埋め蟌みモデルを獲埗する手法が䞻流ずなっおいるNLIタスクは䞎えられた文のペアに察しおその文ペアの含意関係が「含意」「矛盟」「その他」のうちのどれであるかを予枬する分類タスクである耇数の研究がNLIタスクに基づく文埋め蟌み手法を提案しおおり\cite{InferSent,SBERT,SimCSE}文埋め蟌み評䟡のための暙準的なベンチマヌクタスクで高い性胜を達成しおきたしかしNLIタスクに基づく手法は倧芏暡なNLIデヌタセットが敎備されおいる蚀語でしか利甚できないずいう問題がある実際NLIタスクに基づく手法ずしお代衚的なSentence-BERT(SBERT)\cite{SBERT}は人手でラベル付けされた玄100䞇文ペアからなるNLIデヌタセットに基づくが英語以倖の蚀語ではこのようなデヌタセットは限られた量しか存圚しないしたがっお既存のNLIタスクに基づく文埋め蟌み手法を英語以倖に適甚しおも英語ず同等の粟床は期埅できない%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%fig.1\begin{figure}[b]\begin{center}\includegraphics{30-1ia5f1.pdf}\end{center}\caption{Sentence-BERT巊ず提案手法である\textbf{DefSent}右の抂芁図}\label{fig:overview}\end{figure}%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%本研究ではこの問題を解決するため蟞曞に含たれる単語ずその定矩文が基本的に同䞀の意味内容を衚すずいう関係に着目し蟞曞の定矩文を甚いた文埋め蟌み手法である\textbf{DefSent}を提案するNLIデヌタセットず比べお蟞曞ははるかに倚くの蚀語においお既に敎備がされおいる蚀語資源であり蟞曞の定矩文を甚いた文埋め蟌み手法は倚くの蚀語に適甚できる可胜性が高い既存研究であるSBERTず提案手法であるDefSentの抂芁を図\ref{fig:overview}に瀺す本研究で提案する文埋め蟌み手法はSBERTず同様にBERT\cite{BERT}やRoBERTa\cite{RoBERTa}ずいった事前孊習枈み蚀語モデルに基づくこれらのモデルに定矩文を入力しお埗られる文埋め蟌みから察応する単語を予枬できるように事前孊習枈み蚀語モデルをfine-tuningする単語予枬ずいうタスクを通しお事前孊習枈み蚀語モデルが備える単語埋め蟌み空間の意味情報を掻甚するこずで文埋め蟌みを効率的に構成できるようになる本研究では2぀の方法で提案手法による文埋め蟌みの有甚性を評䟡した䞀぀目は文埋め蟌みモデルが捉える文ペアの意味的類䌌床がどれほど人間評䟡ず近しいかを評䟡するSemanticTextualSimilarity(STS)タスクによる実隓であるSTSタスクを甚いた評䟡により提案手法が倧芏暡なNLIデヌタセットを甚いる既存手法ず同等の性胜を瀺すこずを確認した二぀目は文埋め蟌みにどのような情報が捉えられおいるかを評䟡する゜フトりェアのSentEval\cite{SentEval}を甚いた評䟡であるSentEvalを甚いた評䟡により提案手法が既存手法の性胜ず同等の性胜を瀺し皮々のタスクに有甚な文埋め蟌みを構成するこずが確認できたさらに本研究では提案手法による文埋め蟌みの性質が既存手法ず比范しおどのように異なるかを分析した䞀般的に機械孊習モデルは孊習に甚いたデヌタセットやタスクによっお異なる振る舞いを瀺す文埋め蟌みモデルも同様にこれらの教垫信号に圱響を受け文埋め蟌み手法ごずに異なる性質の文埋め蟌みが構成されるず考えられるそれぞれの文埋め蟌みがどのような性質を持っおいるのか理解するこずはよりよい文埋め蟌み手法の研究のために有益であるず考えられる䞊蚘を螏たえ提案手法であるDefSentず既存手法ずしお代衚的なSBERTを察象ずしSTSタスクずSentEvalを甚いた文埋め蟌みの性質分析を行った最埌に性質の異なる文埋め蟌みを統合するこずによっお䞋流タスクでさらに高い性胜を瀺す文埋め蟌みを構成できるこずを瀺した%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%
V04N03-02
\label{sec:introduction}単語の倚矩性を解消するための技術は機械翻蚳における蚳語の遞択や仮名挢字倉換における同音異矩語の遞択などに応甚できるそのためさたざたな手法\cite{Nagao96}が研究されおいるが最近の傟向ではコヌパスに基づいお倚矩性を解消するものが倚いコヌパスに基づく手法では単語ず単語や語矩ず語矩ずの共起関係をコヌパスから抜出し抜出した共起関係に基づいお入力単語の語矩を決めるしかし抜出した共起関係のみでは党おの入力には察応できないずいうスパヌス性の問題があるスパヌス性に察凊するための䞀぀の方法はシ゜ヌラスを利甚するこずであるシ゜ヌラスを䜿う埓来手法にはクラスベヌスの手法\cite{Yarowsky92,Resnik92,Nomiyama93,Tanaka95a}や事䟋ベヌスの手法\cite{Kurohashi92,Iida95,Fujii96a}があるクラスベヌスの手法ではシステムに入力された単語(入力単語)の代りにその䞊䜍にあるより抜象的な節点を利甚する\footnote{本章では単語ず語矩ず節点ずを特には区別しない}䞀方事䟋ベヌスの手法ではこのような抜象化は行わないすなわち入力単語がコヌパスに出珟しおいない堎合には出珟しおいる単語(出珟単語)のうちで入力単語に察しお,シ゜ヌラス䞊での距離が最短の単語を利甚するずころでシ゜ヌラス䞊では2単語間の距離はそれらに共通の䞊䜍節点\footnote{「二぀の節点に共通の䞊䜍節点」ずいった堎合には共通の䞊䜍節点のうちで最も深い節点すなわち根から最も遠い節点を指す}の深さにより決たる぀たり共通の䞊䜍節点の深さが深いほど2単語間の距離は短くなるしたがっお事䟋ベヌスの手法ではシ゜ヌラス䞊における最短距離の出珟単語ではなくお最短距離の出珟単語ず入力単語ずに共通の䞊䜍節点を利甚しおいるずも考えられるこう考えるずどちらの手法も入力単語よりも抜象床の高い節点を利甚しおいる点では共通である二぀の手法の盞違は䞊䜍節点の決め方ずその振舞いの解釈であるたず䞊䜍節点の決め方に぀いおはクラスベヌスの手法が圓該の入力単語ずは独立に蚭定した䞊䜍節点を利甚するのに察しお事䟋ベヌスの手法では入力単語に応じおそれに最短距離の出珟単語から動的に決たる䞊䜍節点を利甚する次に䞊䜍節点の振舞いに぀いおはクラスベヌスの手法では䞊䜍節点の振舞いはその䞋䜍にある節点の振舞いを平均化したものである䞀方事䟋ベヌスの手法では䞊䜍節点の振舞いは入力単語ず最短距離にある出珟単語ず同じであるこのためクラスベヌスの手法ではクラス内にある単語同士の差異を蚘述できないし事䟋ベヌスの手法では最短距離にある出珟単語の振舞いが入力単語の振舞いず異なる堎合には圓該の入力の凊理に倱敗するこずになるこれは䞀方では平均化により情報が倱なわれ\cite{Dagan93}他方では個別化によりノむズに匱くなる\cite{Nomiyama93}ずいう二埋排反な状況であるクラスベヌスの手法でこの状況に察凊するためにはクラスの抜象化の床合を䞋げればよいしかしそれには倧芏暡なコヌパスが必芁である䞀方事䟋ベヌスの手法では最短距離の出珟単語だけではなくお適圓な距離にある幟぀かの出珟単語を遞びそれらの振舞いを平均化しお入力単語の振舞いずすればよいしかし幟぀出珟単語を遞べば良いかの指針は埓来の研究では提案されおいない本皿では平均化による情報の損倱や個別化によるノむズを避けお適圓な抜象床の節点により動詞の倚矩性を解消する手法を提案する倚矩性は䞎えられた語矩の集合から尀床が1䜍の語矩を遞択するこずにより解消されるそれぞれの語矩の尀床はたず動詞ず係り受け関係にある単語に基づいお蚈算されるこのずき尀床が1䜍の語矩ず2䜍の語矩ずの尀床差に぀いおその信頌䞋限\footnote{確率倉数の信頌䞋限ずいうずきにはその掚定倀の信頌䞋限を意味する確率倉数$X$の(掚定倀の)信頌䞋限ずは$X$の期埅倀を$\langleX\rangle$分散を$var(X)$ずするず$\langleX\rangle-\alpha\sqrt{var(X)}$であるたた信頌䞊限は$\langleX\rangle+\alpha\sqrt{var(X)}$である$\alpha$は掚定の粟床を巊右するパラメヌタであり$\alpha$が倧きいず$X$の倀が実際に信頌䞋限ず信頌䞊限からなる区間にあるこずが倚くなる}が閟倀以䞋の堎合には語矩を刀定しないで信頌䞋限が閟倀よりも倧きいずきにのみ語矩を刀定する語矩が刀定できないずきにはシ゜ヌラスを䞀段䞊った節点を利甚しお倚矩性の解消を詊みるこの過皋を根に至るたで繰り返す根においおも倚矩性が解消できないずきにはその係り受け関係においおは語矩は刀定されない提案手法の芁点は埓来の研究では固定的に遞ばれおいた䞊䜍節点を入力に応じお統蚈的に動的に遞択するずいう点である尀床差の信頌䞋限は事䟋ベヌスの手法においお「幟぀出珟単語を遞べば良いか」を決めるための指暙ず考えるこずができるあるいはクラスベヌスの手法においお「平均化による情報の損倱を最小にするクラス」を入力に応じお蚭定するための芏準ず考えるこずができる以䞋\ref{sec:model}章では動詞の倚矩性の解消法に぀いお述べ\ref{sec:experiment}章では提案手法の有効性を実隓により瀺す実隓では䞻に提案手法ずクラスベヌスの手法ずを比范する\ref{sec:discussion}章では提案手法ずクラスベヌスの手法や事䟋ベヌスの手法ずの関係などを述べ\ref{sec:conclusion}章で結論を述べる
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NLPJournalAbsIntroRetrieval.V2

An MTEB dataset
Massive Text Embedding Benchmark

This dataset was created from the Japanese NLP Journal LaTeX Corpus. The titles, abstracts and introductions of the academic papers were shuffled. The goal is to find the corresponding introduction with the given abstract. This is the V2 dataset (last update 2025-06-15).

Task category t2t
Domains Academic, Written
Reference https://huggingface.co/datasets/sbintuitions/JMTEB

Source datasets:

How to evaluate on this task

You can evaluate an embedding model on this dataset using the following code:

import mteb

task = mteb.get_task("NLPJournalAbsIntroRetrieval.V2")
evaluator = mteb.MTEB([task])

model = mteb.get_model(YOUR_MODEL)
evaluator.run(model)

To learn more about how to run models on mteb task check out the GitHub repository.

Citation

If you use this dataset, please cite the dataset as well as mteb, as this dataset likely includes additional processing as a part of the MMTEB Contribution.


@misc{jmteb,
  author = {Li, Shengzhe and Ohagi, Masaya and Ri, Ryokan},
  howpublished = {\url{https://huggingface.co/datasets/sbintuitions/JMTEB}},
  title = {{J}{M}{T}{E}{B}: {J}apanese {M}assive {T}ext {E}mbedding {B}enchmark},
  year = {2024},
}


@article{enevoldsen2025mmtebmassivemultilingualtext,
  title={MMTEB: Massive Multilingual Text Embedding Benchmark},
  author={Kenneth Enevoldsen and Isaac Chung and Imene Kerboua and Márton Kardos and Ashwin Mathur and David Stap and Jay Gala and Wissam Siblini and Dominik Krzemiński and Genta Indra Winata and Saba Sturua and Saiteja Utpala and Mathieu Ciancone and Marion Schaeffer and Gabriel Sequeira and Diganta Misra and Shreeya Dhakal and Jonathan RystrÞm and Roman Solomatin and Ömer Çağatan and Akash Kundu and Martin Bernstorff and Shitao Xiao and Akshita Sukhlecha and Bhavish Pahwa and Rafał Poświata and Kranthi Kiran GV and Shawon Ashraf and Daniel Auras and Björn PlÃŒster and Jan Philipp Harries and Loïc Magne and Isabelle Mohr and Mariya Hendriksen and Dawei Zhu and Hippolyte Gisserot-Boukhlef and Tom Aarsen and Jan Kostkan and Konrad Wojtasik and Taemin Lee and Marek Å uppa and Crystina Zhang and Roberta Rocca and Mohammed Hamdy and Andrianos Michail and John Yang and Manuel Faysse and Aleksei Vatolin and Nandan Thakur and Manan Dey and Dipam Vasani and Pranjal Chitale and Simone Tedeschi and Nguyen Tai and Artem Snegirev and Michael GÃŒnther and Mengzhou Xia and Weijia Shi and Xing Han Lù and Jordan Clive and Gayatri Krishnakumar and Anna Maksimova and Silvan Wehrli and Maria Tikhonova and Henil Panchal and Aleksandr Abramov and Malte Ostendorff and Zheng Liu and Simon Clematide and Lester James Miranda and Alena Fenogenova and Guangyu Song and Ruqiya Bin Safi and Wen-Ding Li and Alessia Borghini and Federico Cassano and Hongjin Su and Jimmy Lin and Howard Yen and Lasse Hansen and Sara Hooker and Chenghao Xiao and Vaibhav Adlakha and Orion Weller and Siva Reddy and Niklas Muennighoff},
  publisher = {arXiv},
  journal={arXiv preprint arXiv:2502.13595},
  year={2025},
  url={https://arxiv.org/abs/2502.13595},
  doi = {10.48550/arXiv.2502.13595},
}

@article{muennighoff2022mteb,
  author = {Muennighoff, Niklas and Tazi, Nouamane and Magne, Loïc and Reimers, Nils},
  title = {MTEB: Massive Text Embedding Benchmark},
  publisher = {arXiv},
  journal={arXiv preprint arXiv:2210.07316},
  year = {2022}
  url = {https://arxiv.org/abs/2210.07316},
  doi = {10.48550/ARXIV.2210.07316},
}

Dataset Statistics

Dataset Statistics

The following code contains the descriptive statistics from the task. These can also be obtained using:

import mteb

task = mteb.get_task("NLPJournalAbsIntroRetrieval.V2")

desc_stats = task.metadata.descriptive_stats
{
    "test": {
        "num_samples": 1147,
        "number_of_characters": 1607635,
        "num_documents": 637,
        "min_document_length": 304,
        "average_document_length": 2148.0376766091053,
        "max_document_length": 9565,
        "unique_documents": 637,
        "num_queries": 510,
        "min_query_length": 18,
        "average_query_length": 469.2843137254902,
        "max_query_length": 1290,
        "unique_queries": 510,
        "none_queries": 0,
        "num_relevant_docs": 510,
        "min_relevant_docs_per_query": 1,
        "average_relevant_docs_per_query": 1.0,
        "max_relevant_docs_per_query": 1,
        "unique_relevant_docs": 510,
        "num_instructions": null,
        "min_instruction_length": null,
        "average_instruction_length": null,
        "max_instruction_length": null,
        "unique_instructions": null,
        "num_top_ranked": null,
        "min_top_ranked_per_query": null,
        "average_top_ranked_per_query": null,
        "max_top_ranked_per_query": null
    }
}

This dataset card was automatically generated using MTEB

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