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V22N01-02
本論文では手玙文曞ずそれに察する応答文曞など察ずなる二぀の文曞間における文レベルでの察応関係を掚定する課題を提案し解決手法を怜蚎するこれたで単䞀の文曞内における文同士の関係や察話における発話同士の関係を察象ずした研究は盛んに行われお来たのに察し二文曞間における文曞を跚いだ文察応関係にはあたり泚目されお来なかったこのような関係の䟋ずしお質問ず応答䟝頌ず回答などが挙げられる文察応関係を甚いるこずで文曞によるコミュニケヌションをより现かい単䜍で説明できるこずから本関係の掚定が実珟すれば様々な応甚が期埅できる䞀䟋ずしお文曞察の矀から察応を持぀文を抜出すれば各文曞察でどのようなコミュニケヌションが行われおいるかを提瀺するこずが可胜ずなる我々は文察応関係の自動掚定を実珟するため本課題を文察応の有無を刀定する分類問題ずみなしお条件付確率堎を甚いる手法を提案する具䜓的には掚定した文の皮類を文察応掚定に掻甚する察話文曞を察象ずした埓来手法を本論文の課題に適甚する手法を瀺す加えお文皮類の掚定ず文察応の掚定を同時に行う拡匵モデルによる手法を提案する実際の宿泊予玄りェブサむトにおけるレビュヌ・返答察を察象ずした評䟡実隓の結果拡匵モデルは拡匵前のモデルよりも高い性胜である適合率46.6\%,再珟率61.0\%の掚定性胜を埗た
V05N01-04
本研究では論説文の文章構造に぀いおモデル化しそれに基づいた文章解析手法に぀いお論じる\indent近幎のむンタヌネットや電子媒䜓の発達などにより倧量の電子化された文曞が個人の呚囲にあふれおきおいるが倧量の文曞を高速に凊理するためには蚘述されおいる領域に䟝存した知識を前提ずせずなるべく深い意味解析に立ち入らない「衚局的」な凊理により行なうこずが求められる\indentここで提案する手法での構造化は文末の衚局的な情報によるモダリティの解析に䟝るこれを基に文章の論説モデルを定矩する\indent文章解析のトップダりン的アプロヌチずしおは文章のセグメンテヌションの手法を応甚し評䟡関数の倀の倧きい箇所から分割しおいく文章解析のボトムアップ的アプロヌチずしおは修蟞関係に着目したセグメント統合により隣接しおいお関係が匷いずころから統合しおいくここで提案する手法は構造朚の葉に近い郚分をボトムアップ的解析で根に近い郚分をトップダりン的解析で凊理するこずにより䞀方の欠点を他方の利点で補う効果的なものである\indent本研究のような察象においおは解析結果を正解ず䞍正解の倀に分けおしたうのでは評䟡ずしおは䞍十分であり正解に近いものはそれなりに評䟡しおやる必芁があるこれに぀いお構造朚の根に近い郚分は圢匏段萜の䜍眮に基づく客芳的評䟡葉に近い郚分は人間が解析したものずの比范党䜓的な構造に察しおは個々の解析結果を人間が怜蚎するこずにより本手法の評䟡を行う
V29N02-16
%品質掚定の教垫あり孊習は蚀語察ごずに翻蚳品質ラベルを人手で付䞎する必芁がありコストが高いそこで察蚳コヌパスのみで蚓緎された機械翻蚳噚を甚いる教垫なし品質掚定が研究されおいるが既存手法は少資源蚀語察では性胜が䜎䞋する本研究では事前蚓緎された倚蚀語雑音陀去自己笊号化噚を掻甚するこずで倧芏暡な察蚳コヌパスが存圚しない蚀語察にも適甚可胜な教垫なし品質掚定を提案する具䜓的には倚蚀語雑音陀去自己笊号化噚を察蚳コヌパスを甚いお再蚓緎するこずで倚蚀語機械翻蚳噚を構築するそしお評䟡察象の機械翻蚳噚による出力文を原文からforced-decodingする際の文生成確率によっお翻蚳品質を掚定する倧芏暡な単蚀語コヌパスにより事前蚓緎された倚蚀語雑音陀去自己笊号化噚は蚀語間の特性を捉えられるため提案手法では少資源たたは察蚳コヌパスが存圚しない蚀語察においおも品質掚定が可胜ずなるWMT20の品質掚定タスクにおける評䟡の結果提案手法は6蚀語察のうち5蚀語察に぀いおブラックボックス蚭定における教垫なし品質掚定の最高性胜を達成した詳现な分析の結果れロショット蚭定の品質掚定においおも提案手法は良奜な性胜を瀺すこずが明らかずなった
V07N03-05
文章に付䞎されたキヌワヌド集合のような内容語タヌムの䞊びを「タヌムリスト」ず呌ぶ本論文では翻蚳先蚀語のコヌパスのみを甚いお各タヌムに察する蚳語候補のなかから最適なものを遞択する「翻蚳倚矩解消」の新たな方法を提案する本手法では各タヌムに察する蚳語候補を䞀぀ず぀集めおできる組み合わせのうち含たれる蚳語同士の意味的関連性が最も高い組を遞択する単語間の意味的関連性の尺床は各単語が翻蚳先蚀語コヌパスにおいおどの皋床近い文脈に出珟するかを数倀化したものである翻蚳実隓の結果翻蚳倚矩のある単語に察する平均正解率77.4\%を達成した
V31N04-07
研究者や実務者にずっお事前孊習枈みモデルの利掻甚が䞀般的になる䞭実運甚䞊の倧きな課題ずしお時系列性胜劣化の監査が挙げられる特に事前孊習枈み蚀語モデルは事前孊習や掚論にかかる時間ず費甚が倧きいため効率的な監査ず再孊習の仕組みの怜蚎は重芁である本研究では孊習コヌパス内の単語の通時的な意味倉化を蚈算するこずで事前孊習枈み蚀語モデルや単語分散衚珟の時系列性胜劣化を監査する枠組みを提案しモデルの再孊習に関する意思決定を支揎する最初に20112021幎の日本語・英語のニュヌス蚘事を甚いお孊習コヌパスの期間が異なるRoBERTaやword2vecのモデルを構築し時系列性胜劣化を芳枬した実隓では孊習コヌパス内の単語の通時的な意味倉化から蚈算できる指暙「SemanticShiftStability」が小さくなる際事前孊習枈みモデルの性胜が時系列で倧きく劣化しおおり監査の甚途での有甚性を確認できた提案する枠組みには意味が倧きく倉化した単語から原因を掚察できる利点もあり2016幎の米倧統領遞や2020幎の新型コロナりむルス感染症の圱響が瀺唆された指暙を蚈算する゜ヌスコヌドは\url{https://github.com/Nikkei/semantic-shift-stability}で公開した\renewcommand{\thefootnote}{}\footnote[0]{本皿は筆者らの既発衚文献\cite{takahashi2022,ishihara-etal-2022-semantic,ishihara2023}をもずに远加の分析を含めお構成した}\renewcommand{\thefootnote}{\arabic{footnote}}
V03N03-03
機械孊習により日英翻蚳のための英語動詞遞択ルヌルを獲埗する手法を提案する英語動詞遞択ルヌルの孊習手法ずしおは既に翻蚳事䟋のみから獲埗する手法が知られおいるこの埓来の翻蚳事䟋のみから獲埗する手法ではルヌルの正解率を向䞊させるために倚数の事䟋を必芁ずするしかし珟実には動詞出珟頻床の偏りにより党動詞に十分な翻蚳事䟋を収集する事は極めお困難であるそこで本論文では人手䜜成のルヌルず収集された少数の翻蚳事䟋から英語動詞遞択ルヌルを獲埗する修正型の孊習手法を提案する具䜓的には本手法は(1)人手䜜成のルヌルから仮の事䟋(仮事䟋)を生成し(2)その仮事䟋ず珟実の事䟋を蚓緎事䟋ずしお既存の孊習アルゎリズム(内郚孊習アルゎリズム)に入力するのステップから構成される内郚孊習アルゎリズムの出力が最終的に獲埗されたルヌルである評䟡を目的ずしおNTTが開発䞭の日英機械翻蚳システムALT-J/Eの英語動詞遞択ルヌルを本手法により実隓的に孊習したその結果孊習されたルヌルは実事䟋のみから孊習されたルヌルや人手䜜成のルヌルより高い正解率を瀺し本提案手法の有効性を確認できた
V29N02-12
%ニュヌラル文法誀り蚂正ではデヌタ拡匵によっお孊習デヌタの䞍足を補う手法が掻発に研究されおいる本研究では既存のデヌタ拡匵手法がより良いデヌタ拡匵を行い性胜向䞊を目指す䞊で重芁な芁玠ずしお(1)~誀りの倚様性が蚂正性胜に寄䞎するこず(2)~特定の皮類の誀り生成がその皮類の誀り蚂正性胜に寄䞎するこず(3)~デヌタ拡匵に甚いるコヌパスの倧きさが蚂正性胜に寄䞎するこずの3点が仮定されおいる本研究ではこれらの仮定の劥圓性を怜蚌するため倚様な文法カテゎリでの誀り生成芏則を組み合わせる手法を提案し生成する誀りの皮類を倉えお誀り蚂正モデルを孊習するこずで比范怜蚌を行う結果ずしお仮定(1)(2)は正しいが䞀方で仮定(3)においおはコヌパスの芏暡ではなくパラメヌタの曎新回数ず誀りの生成回数が圱響するこずが明らかになったさらに提案手法は孊習者コヌパスを甚いない教垫なし蚭定でも高い性胜のモデルを孊習でき孊習者コヌパスを甚いた堎合でも既存の手法ず同皋床に高性胜なモデルを孊習できるこずが明らかになった折り返し翻蚳・逆翻蚳によるデヌタ拡匵手法ずの比范を通じおたたルヌルによる誀り生成ずこれらの手法を甚いたモデルでは蚂正においお埗意な誀り皮類が異なるこずが刀明した
V05N04-06
日本語文曞を点字に翻蚳する問題をずりあげ,分かち曞きのための芏則を分類,敎理しお知識ベヌス化し,システムが刀断し難い箇所のみを遞択的にナヌザに提瀺する察話型の分かち曞き支揎システムを提案する.このシステムでは文法情報を含む倧芏暡な蟞曞の代わりに芋出し語のみからなる小芏暡なテヌブルを甚いるこずにより,蟞曞構築の手間を削枛した.埓来より日本語を点字に翻蚳するシステムは過去にいく぀か提案され垂販されおいるが,凊理は䞀括しお行われ,ナヌザの介入する䜙地はない.システムが誀っお翻蚳した箇所に぀いおは点字翻蚳ボランティアが党文を芋盎す必芁があり,実際には利甚し難いのが珟状である.ここでは分かち曞きの芏則を知識ベヌス化しおアルゎリズムから独立させ,システムずナヌザが協調するこずによっお,日本語点字翻蚳のための分かち曞きを察話的に行うシステムに぀いお述べる.本システムで情報凊理関連のテキストを凊理し,その有効性を確認した.
V31N04-10
本論文では文曞内に出珟する地名やランドマヌク等の地理的䜍眮属性をも぀蚀及に察しその地理的䜍眮の特定のしやすさを衚す指暙ずしお地理的特定性指暙を提案し文曞ゞオロケヌション課題ぞの有効性を怜蚌するたず地理的特定性を構成する芁玠ずしお地理的曖昧性および名称専有性の2぀の抂念を定矩した埌既存の゚ンティティリンキング手法から着想を埗たWikipediaデヌタに基づく指暙倀の算出方法に぀いお述べるその埌既存の文曞ゞオロケヌション手法に地理的特定性の指暙倀情報を取り蟌んだ文曞ゞオロケヌション実隓を実斜した実隓の結果地理的特定性の構成芁玠である地理的曖昧性および名称専有性のそれぞれが文曞ゞオロケヌション課題においお有効であるこずたたこれら䞡方を組み合わせお利甚するこずも有効であるこずを確認した
V12N05-03
日本語は各品詞にわたっお埅遇衚珟が発達しおいる䞭でも動詞に関する埅遇衚珟は倚岐にわたるが埅遇衚珟「接頭蟞オ本動詞補助動詞(オ〜型衚珟)」および「接頭蟞ゎ本動詞補助動詞(ゎ〜型衚珟)」は日本語の動詞埅遇衚珟における䞻芁な衚珟である䞡衚珟の違いに぀いおはオに続く本動詞が和語でありゎに続く本動詞が挢語であるずいうこずが埓来の蚀語孊的研究で指摘されおきたしかし䞡衚珟の蚀語心理的な違いを定量的に調べた研究はこれたで殆どなかった\\今回我々はScheffeの䞀察比范法を甚いおオ〜型衚珟およびゎ〜型衚珟に察しお人々が感じる䞁寧さの皋床を数倀化した䞊で統蚈的怜定を行っお䞁寧さの印象に関する䞡衚珟の違いを定量的に分析したその結果ゎ〜型衚珟はオ〜型衚珟に比べ通垞衚珟を埅遇衚珟に倉化させた堎合に通垞衚珟からの䞁寧さの倉化量がより小さいこずが分かったそしおその原因ずしお埅遇衚珟ずしおの認識に関する䞡衚珟の違いが瀺唆された
V08N02-01
本論文では決定リストを匱孊習噚ずしたアダブヌストによる日本語単語分割法を提案する日本語単語分割は入力文の各文字の間に単語区切りを眮くか眮かないかの問題ずみなすこずで分類問題ずしお定匏化できるこの分類問題を決定リストを利甚しお解くこずで単語分割が行えるここでは決定リストで利甚する属性に蟞曞情報を含めないそのためここでの単語分割は未知語の問題を受けないずいう長所がある曎に単語分割を分類問題ずしお解く堎合近幎研究の盛んなアダブヌストの手法を適甚できるアダブヌストを甚いるこずで決定リストの粟床を高めるこずができる実隓では京倧コヌパス玄4䞇文を利甚しお決定リストを䜜成したこの決定リストによる単語分割の正解率は97.52\%であったこの倀は、同じ蚓緎デヌタから構築したtri-gramモデルに基づく単語分割法での正解率92.76\%を倧きく䞊回ったたたアダブヌストを利甚するこずで粟床が98.49\%にたで向䞊させるこずができたたた䜜成した単語分割システムは未知語の怜出胜力が高いこずも確認できた
V03N01-02
耇合名詞は名詞を結合するこずによっお数限りなく生成できるので党おを蟞曞に登録するこずは䞍可胜であるしたがっお蟞曞に登録されおいる名詞の組み合わせずしお耇合名詞を解析する手法が必芁であるそのためには耇合名詞をそれを構成しおいる名詞に分割し名詞間の係り受け構造を同定しなくおはならないこれらの凊理は統語的な手係りが少ないために難しく䜕らかの意味的な情報が必芁であるしかし倧芏暡な意味的情報を人手で構築し保守するこずはコストが倧きいため蚈算機によっお自動的に知識を獲埗するこずが望たしい。本論文ではコヌパスから自動的に抜出した名詞間の意味的共起情報を甚いお耇合名詞の構造を解析する方法を提案するこの方法では共起情報を統蚈的に凊理しお名詞間の意味的関係の匷さを評䟡し係り受け関係の曖昧性解消に利甚するたず4文字挢字語16䞇語から意味クラスの共起デヌタを抜出した抜出した共起デヌタから統蚈的に名詞間の意味的関係の匷さを蚈算するそのための尺床ずしお盞互情報量を基にした評䟡尺床を提案するこの尺床ず耇合名詞の構造に関するヒュヌリスティクス機械可読蟞曞から埗られる蚀語知識を甚いお耇合名詞を解析する評䟡のために新聞や甚語集から抜出した挢字耇合名詞を解析し平均語長5.5文字の挢字耇合名詞を玄78\%の粟床で解析できた
V26N04-03
ニュヌラル機械翻蚳は埓来手法の句に基づく統蚈的機械翻蚳に比べお文法的に流暢な翻蚳を出力できるしかし蚳抜けや過剰翻蚳などの問題が指摘されおおり翻蚳粟床に改善の䜙地がある.このような問題に察しお埓来の句に基づく統蚈的機械翻蚳では察蚳蟞曞を甚いおデコヌダ制玄を実装するこずにより翻蚳粟床を改善しおいたがニュヌラル機械翻蚳では察蚳蟞曞を有効掻甚するアプロヌチが明らかではない本皿では察蚳蟞曞を単語報酬モデルによりニュヌラル機械翻蚳に適甚する手法を提案する提案手法はテスト時のデコヌディングの際に察蚳蟞曞に存圚する単語に報酬を䞎えるこずでそれらの出珟確率を高め翻蚳粟床の向䞊を図る提案手法は蟞曞をニュヌラル機械翻蚳モデルずは独立しお適甚するため蟞曞の曎新や倉曎を簡単に行える利点があるたた指定された語圙を出力するよう制玄を加える方法より少ない蚈算量で翻蚳粟床を改善できるさらにアテンションを利甚しお察蚳蟞曞を掻甚する手法ず組み合わせるず性胜を改善できるこずを実隓的に瀺した
V07N04-02
韓囜語の蚀語凊理特に韓囜語を原蚀語もしくは目的蚀語ずする機械翻蚳における韓囜語の蚀語䜓系ず圢態玠凊理手法を提案する本論文の韓囜語䜓系の特城は機械凊理を考慮した䜓系であるずいう点にあるすなわち圢態玠解析の解析粟床や機械翻蚳における品詞蚭定の必芁性に応じお韓囜語各品詞に察しお仕様の怜蚎を行ない蚭蚈を行なったたた分かち曞きや音韻瞮玄ずいった韓囜語の特城をどのように機械凊理すべきかに぀いおも述べる韓囜語圢態玠解析では品詞ず単語の混合n-gramによる統蚈的手法を基本ずしながら韓囜語固有の問題に察しおは残留文字などの抂念を導入するなどしお独自の察応を斜した以䞊の品詞䜓系ず圢態玠解析゚ンゞンによっお単語再珟率99.1\%単語適合率98.9\%文正解率92.6\%ずいう良奜な解析粟床が埗られたたた韓囜語生成凊理では特に分かち曞き凊理に぀いおどのような芏則を䜜成したのかに぀いお提案を行なう以䞊の圢態玠䜓系ず凊理の有効性は機械翻蚳システムTDMTの日韓翻蚳韓日翻蚳郚に導入した際の翻蚳粟床ずいう圢で文献\cite{叀瀬99}においお報告されおいる
V21N03-02
近幎蚈算機技術の進歩に䌎っお倧芏暡蚀語デヌタの蓄積ず凊理が容易ずなり音声蚀語コヌパスの構築ず実甚化の研究が盛んに行われおいる我々はspeakingstyleに関心を持぀利甚者に音声蚀語コヌパスを探しやすくさせるために音声蚀語コヌパスのspeakingstyleの自動掚定を目指しおいる本研究では1993幎にEskenaziが提唱したspeakingstyleの3尺床を導入し埓来の文䜓・ゞャンルの刀別や著者掚定などの自然蚀語凊理の分野で甚いられた蚀語の圢態論的特城を手がかりずし音声に付随する曞き起こしテキスト本論文では転蚘テキストず呌ぶに着目したspeakingstyle掚定モデルの構築を詊みた具䜓的な手続きずしおははじめに様々な音声蚀語コヌパスから音声に付随する転蚘テキストを無䜜為に抜出する次にこれらの転蚘テキストを刺激ずしお甚い3尺床のspeakingstyleの評定実隓を行うそしお評定結果を目的倉数転蚘テキストの品詞・語皮率ず圢態玠パタンを説明倉数ずし重回垰分析により3尺床それぞれの回垰モデルを求める亀差怜定を行った結果本研究の提案手法によっお3尺床の内2尺床のspeakingstyle評定倀を高い粟床で掚定できるこずを確認した
V05N02-04
本論文では圢態玠クラスタリングず未知語モデルの改良による確率的圢態玠解析噚の粟床向䞊を提案する圢態玠クラスタリングずしおは圢態玠$n$-gramモデルをクロス゚ントロピヌを基準ずしおクラス$n$-gramモデルに改良する方法を提案する未知語モデルの改良ずしおは確率モデルの枠組の䞭で孊習コヌパス以倖の蟞曞などで䞎えられる圢態玠を远加する方法を提案するbi-gramモデルを実装しEDRコヌパスを甚いお実隓を行なった結果圢態玠解析の粟床の向䞊が芳枬された䞡方の改良を行なったモデルによる圢態玠解析実隓の結果の粟床は先行研究ずしお報告されおいる品詞tri-gramモデルの粟床を䞊回ったこれは我々のモデルが圢態玠解析の粟床ずいう点で優れおいるこずを瀺す結果であるこれらの実隓に加えお品詞䜓系ず品詞間の接続衚を文法の専門家が䜜成した圢態玠解析噚ずの粟床比范の実隓を行なったこの結果確率的圢態玠解析噚の誀りは文法の専門家による圢態玠解析噚の誀りに察しお有意に少なかった圢態玠解析における確率的な手法はこのような人間の蚀語盎感に基づく圢態玠解析噚ず比范しお珟時点で粟床がより高いずいう長所に加えお今埌のさらなる改良にも組織的取り組みが可胜であるずいう点で有利である
V09N05-02
本皿では機械翻蚳知識の自動獲埗を目的ずした2蚀語の察蚳文の階局的句アラむメントに぀いお提案する埓来提案されおきた句アラむメント方法はいずれも構文解析結果を取埗したのちに郚分朚同士の察応をずるものであった本皿で提案する方匏は構文解析噚が持぀郚分解析結果を句察応スコアず呌ぶ構造類䌌性評䟡尺床で評䟡し前向きDP埌ろ向きA*アルゎリズムを甚いお最適な組み合わせを探玢するこの方匏を甚いるこずにより実隓では埓来手法に比べ2倍の同等句を埗るこずができそのずきの粟床の䜎䞋はほずんどないこずが芳察された\\\indentたた本提案方匏は単語アラむメントを甚いるこの単語レベルの察応は内容語のみでなく機胜語間察応を含めた方が句アラむメント粟床が向䞊するその䞀般圢ずしお本方匏に適合した単語アラむメントは再珟率重芖のものが望たしいこずを䜵せお瀺す
V04N02-01
日本語における2文節間の係り受け頻床は,\その距離に䟝存するこずが知られおいる\すなわち,\文䞭の文節はその盎埌の文節に係るこずが最も倚く,\文末の文節に係る堎合を陀いおは,\距離が離れるにしたがっおその頻床が枛少する\この統蚈的性質は,\日本語文の係り受け解析においおしばしば甚いられるヒュヌリスティクス「文䞭の文節は係り埗る文節の䞭で最も近いものに係る」の根拠ずなっおいる\しかし,\このヒュヌリスティクスは,\日本語に芋られるこのような統蚈的性質の䞀郚しか利甚しおいない\したがっお,\係り受け距離の頻床分垃をもっず有効に利甚するこずにより,\解析性胜が向䞊する可胜性がある\本研究では,\ATR503文コヌパスから抜出した係り受け距離の頻床分垃に基づいお2文節間の係り受けペナルティ関数を定矩し,\「総ペナルティ最小化法」を甚いお係り受け解析実隓を行なった\その結果を,\䞊のヒュヌリスティクスに基づく決定論的解析法による解析結果ず比范したずころ,\かなりの解析性胜向䞊が認められた\たた,\係り文節を分類し,\その皮類別に抜出した係り受け頻床の情報を甚いるこずにより,\さらに解析性胜を改善できるこずが明らかになった
V15N03-02
文間の接続関係を同定するこずは談話解析や耇数文曞芁玄質問応答など倚くの分野においお重芁である本論文では連続する2文に察しお文間の接続関係を同定する手法を提案する提案手法は入力文から抜出した構文情報や単語情報を甚いお倧量のテキストデヌタの䞭から入力の連続2文に最も近い2文を怜玢しこの接続関係によっお入力文の文間接続関係を掚定する甚䟋利甚型(example-based)の手法によっお行う手法はクラスタリングによっお同じ接続関係を持ちやすい単語のクラスタを生成するこの結果生成された単語クラスタを甚いお単語の汎化を行い必ずしも同じ単語が䜿われおいなくずも接続関係の芳点から類䌌した甚䟋をテキスト䞭から探す最埌にこの甚䟋の接続関係をもっお入力文の接続関係ずする以䞊の手法によっお入力文の文䜓や語の難易床によらない汎甚的な同定手法を実珟するこずが可胜ずなった評䟡実隓では人手による評䟡で75{\%}の正解率が埗られ提案手法の有効性を確認した
V02N04-02
本論文ではテむルテアルテシマりテオクテミルずいったアスペクト蟞のマニュアル文における意味を怜蚎するこれらのアスペクト蟞は時間的なアスペクトを衚す他に曞き手の態床などのいわゆるモダリティをも衚珟するこずがあるのでモダリティに぀いおの解釈からアスペクト蟞の隣接する動詞句の䞻語に関する制玄を明らかにするさらに実際にマニュアル文から䟋文を集め提案する制玄の正圓性を怜蚌するこのような制玄は省略された䞻語などの掚定に圹立ちマニュアル文からの知識抜出や機械翻蚳に応甚できる
V17N04-04
FrameNetPropBankずいった意味タグ付きコヌパスの出珟ずずもに機械孊習の枠組みを利甚した自動意味圹割付䞎システムが数倚く研究されおきたしかしこれらのコヌパスは個々のフレヌムに固有の意味圹割を定矩するためコヌパス䞭に䜎頻床或いは未出珟の意味圹割が数倚く存圚し効率的な孊習を劚げおいる本論文は意味圹割付䞎における意味圹割の汎化問題を取り䞊げ既存の汎化指暙ず新たに提案する指暙を圹割の分類粟床を通しお比范しそれぞれの特城を探求するたた耇数の汎化指暙を同時に利甚する分類モデルが自動意味圹割付䞎の粟床を向䞊させるこずを瀺す実隓ではFrameNetにおいお党䜓の粟床で$19.16\%$の゚ラヌ削枛F1マクロ平均で$7.42\%$の向䞊をPropBankにおいお党䜓の粟床で$24.07\%$の゚ラヌ削枛未知動詞に察するテストで$26.39\%$の゚ラヌ削枛を達成した
V07N02-05
本皿では換喩を統蚈的に解釈する方法を述べた換喩ずは喩える蚀葉(喩詞)ず喩えられる蚀葉(被喩詞)ずの連想に基づいた比喩であるたずえば「挱石を読む」ずいう換喩は「挱石の小説を読む」ずいうように解釈できるこの堎合喩詞である「挱石」ず被喩詞である「(挱石の)小説」ずの間には「䜜者-䜜品」ずいう連想関係が成立する本皿では以䞋の方針で換喩を解釈するこずを詊みた\begin{enumerate}\item「名詞$A$,栌助詞$R$,述語$V$」ずいうタむプの換喩が䞎えられたずき䞎えられた喩詞$A$から連想される名詞矀を求めるためにコヌパスを利甚する\item連想された名詞矀のなかから䞎えられた芖点($R$,$V$)に適合するような名詞を被喩詞ずしお統蚈的に遞択する\end{enumerate}その結果コヌパスが連想名詞の䟛絊源ずしお有効なこずが䟋蚌されか぀提案手法を甚いるこずにより喩詞から連想された名詞矀の䞭から換喩の芖点に適合する名詞を被喩詞ずしお遞択できるこずが分かったたた提案手法による換喩解析の正解率は厳しい評䟡を適甚した堎合には0.47であり緩い評䟡を適甚した堎合には0.65であったこれらは提案手法が換喩の解析に有効であるこずを瀺しおいる
V07N04-01
本皿の目的は自然蚀語の時間の盞-アスペクト-に察し個別の蚀語から独立した論理的意味を䞎えるこずである近幎のアスペクトの意味論ではアスペクトは共通のむベント構造に察しおその異なる郚䜍にレファランスを䞎えるものであるず説明される本皿でもたずこの理論を抂芳するがその際アスペクトの圢匏化においお垞に問題ずなる甚語および抂念の混乱を本皿で扱う範囲で敎理・統合する次に埓来的な点ず区間の論理に代わっおアロヌ論理を導入しアロヌを䞡端が固定されない向きをずもなった時間区間であるずしおアスペクトの解析に適甚するアロヌを含む動的論理はそれ自身既にアロヌずその端点の関係が含たれる䞊に論理の偎で順序や包含の関係が衚珟できるために埓来的な述語論理によるアスペクトの圢匏化に比べおはるかに簡朔な衚珟が可胜であるさらにアロヌず時点の関係を぀けるこずで時間的に束瞛されおいない事象の原型がアスペクトを䌎う衚珟にシフトされる過皋を動的な掚論芏則ずしお説明できる
V22N01-01
本皿では日本語を察象ずした察話甚述語項構造解析を提案する埓来述語項構造解析は䞻に新聞蚘事を察象に研究されおきた新聞ず察話ではさたざたな違いが存圚するが本皿ではこれを包括的に扱うため察話甚述語項構造解析噚の構築を新聞から察話ぞの䞀皮のドメむン適応ずみなす具䜓的には察話では省略や代名詞化が新聞蚘事に比べお頻繁に珟れるためれロ代名詞照応機胜付きの述語項構造解析をベヌスずしこれを察話に適応させるパラメヌタ適応ず蚓緎コヌパスがカバヌしきれない語圙知識を倧芏暡平文コヌパスから自動獲埗するこずにより新聞蚘事甚のものに比べ察話に察しお高粟床な述語項構造解析を実珟した
V15N04-01
本研究の目的は歎史資料史料を察象に歎史知識の構造化の基盀ずなる「歎史オントロゞヌ」を構築するシステムを開発し広く提䟛するこずによっお歎史孊の発展に寄䞎するこずにあるこの目暙を具䜓的に怜蚌するために昭和15幎に時の垝囜孊士院においお始められた明治前日本科孊史の線纂成果である『明治前日本科孊史』刊本党28巻の党文を日本孊士院の蚱諟の䞋に電子化し明治前の日本の科孊技術を創成しおきた科孊技術者に関する属性および業瞟の情報を抜出するこずにより前近代日本の人物情報デヌタベヌスの構築を詊みる人物の属性ずしお人名ずそれに察する圹職名ず地名を人物の業瞟ずしお人名ずそれに察する曞名をいずれもパタヌンマッチングなどのルヌルベヌスの手法によっお抜出する『明治前日本科孊史総説・幎衚』を察象ずした性胜評䟡を行った結果人名人名ずその圹職名および人名ずその地名に぀いおF倀で0.8を超える結果が埗られた
V15N02-05
ある入力文曞が倚くの人にずっおどの皋床興味や関心を持぀かを算出する指暙を提案する各個人の興味や関心は倚皮倚様でありこれを把握するこずで情報のフィルタリング等を行う研究は知られおいるが本研究では䞍特定倚数すなわち倧衆が党䜓でどの皋床の興味を持぀かに぀いお怜蚎を行ったこのような技術は䞍特定倚数に察しお閲芧されるこずを想定しおいるWebサむトにおける提瀺文曞の遞択や衚瀺順の倉曎など非垞に重芁な応甚分野を持っおいる我々は倧衆の興味が反映されおいる情報源ずしお順䜍付き文曞を䜿甚した本手法ではこれを孊習デヌタずしお利甚しお文曞に含たれる語句及び文曞自䜓に興味の匷匱を倀ずしお付䞎する手法を構築した興味を倀ずしお扱うこずで興味の匷匱を興味がある・ないの2倀ではなく興味の皋床を知るこずや興味発生の芁因分析を行うこずが可胜である提案手法は文曞に含たれる語句を興味刀別する玠性ずしお扱い内容語耇合名詞内容語及び耇合名詞の組み合わせの3皮類に぀いお比范議論した評䟡はニュヌス蚘事のランキングを察象にしお実際の順䜍ずシステムの順䜍を比范したその結果順䜍盞関に基づいた評䟡倀は0.867であり手法の有効性を確認したさらにほが興味を持たれない蚘事に察しお抜出粟床0.90を超える粟床で匁別できるこずを実隓で確認した
V21N05-03
本皿では機械翻蚳の単語䞊べ替え問題にシフトリデュヌス構文解析法を応甚するための手法を提案する提案手法では単䞀蚀語のInversionTransduction文法によっお単語䞊べ替え問題を定匏化するたた日本語文ず英語文ずの単語察応をずりやすくするためあらかじめ陀去した英冠詞を翻蚳結果ぞ挿入する問題も単語䞊べ替えず同時に定匏化する提案法を日英特蚱翻蚳に適甚したずころ句に基づく統蚈的機械翻蚳のBLEUスコア29.99に察しお$+3.15$の改善が埗られた
V03N03-05
機械翻蚳システムの開発者がシステムの技術的評䟡を翻蚳品質に泚目しお客芳的に行う手法を開発した。評䟡過皋の客芳性ず評䟡結果の解釈の客芳性を維持するために、本手法では単なる評䟡甚䟋文集ではなく、システムの出力を評䟡するための蚭問ず、その蚭問がどのような蚀語珟象を察象ずしおいるかに぀いおの解説ずを各䟋文に付䞎したテストセットを甚いおいる。各䟋文は基本的な蚀語珟象ず珟圚の機械翻蚳システムにおいお凊理が困難である蚀語珟象のそれぞれを出来る限り網矅するように収集された。今回、英日機械翻蚳システム、日英機械翻蚳システムのそれぞれに぀いおの評䟡甚テストセットを䜜成した。これらを甚いお商甚の機械翻蚳システムでの評䟡実隓を繰り返すこずにより、機械翻蚳システムの胜力の差異を提瀺できるこずが瀺された。
V22N02-01
近幎医療文曞の電子化が進み倧芏暡化する医療デヌタから有甚な情報を抜出・掻甚する技術が重芁ずなっおいる特に蚺療蚘録䞭の症状名や蚺断名などの甚語を自動抜出する技術は症䟋怜玢などを実珟する䞊で必芁䞍可欠である機械孊習に基づく甚語抜出では蟞曞などの語圙資源の利甚が蚓緎デヌタに含たれない甚語の認識に有効であるしかし蚺療蚘録では倚様な構成語圙の組合せからなる耇合語が䜿甚されるため単玔なマッチングに基づく蟞曞の利甚では怜出できない甚語が存圚し語圙資源利甚の効果は限定的ずなるそこで本皿では語圙資源を有効掻甚した甚語抜出を提案する資源掻甚の1点目ずしお資源䞭の甚語に察しお語圙制限を行うこずで甚語抜出に真に有甚な語圙の獲埗を行う2点目ずしお資源から耇合語の構成語圙である修食語を獲埗し元の語圙に加えお獲埗した修食語を掻甚するこずでテキスト䞭のより倚くの甚語を怜出する拡匵マッチングを行う怜出された甚語の情報は機械孊習の玠性ずしお甚いるNTCIR-10MedNLPテストコレクションを甚いた抜出実隓の結果単玔な語圙資源の利甚時ず比范しお適合率および再珟率の向䞊を実珟し本手法の有効性を確認したたた肯定・吊定などのモダリティ属性の分類を含めた抜出では埓来手法に察しお本手法が最も高い粟床を実珟した
V28N01-03
%雑談察話システムの評䟡指暙ずしおナヌザずの察話を継続させる働きを衚す察話継続性が挙げられる察話モデルの先行研究においお察話継続性の向䞊にはシステム発話の䞀貫性が重芁であるず考えられおいるそこで本論文では察話モデルより生成された応答候補を察話䞭に含たれる事態の䞀貫性に基づいおリランキングする手法を提案する提案手法は察話に含たれる事態の䞀貫性「ストレスが溜たる」ず「発散する」は関連した事態であるなどを考慮するこずで遞択される応答の䞀貫性察話継続性の向䞊を図る本研究では異なる2぀の手法を考案した䞀぀目の手法は統蚈的に獲埗された因果関係ペアずのマッチングにより察話䞭の事態の䞀貫性を考慮し二぀目の手法はCoherenceModelによっお察話の䞀貫性を考慮する自動評䟡の結果これらの手法では応答䞭の単語遞択の芳点では䞀貫性は向䞊しおいるこずが確認された䞀方で人手評䟡の結果では応答の䞻芳的な䞀貫性は明確に向䞊しないものの䞀぀目の方法により察話継続性が向䞊するずいう䞀芋しお矛盟する結果が確認されたこの結果より䞀貫性ず察話継続性の関係に぀いお人手評䟡結果の盞関分析事䟋分析を行ったこれらの分析結果より人手評䟡においお䞻芳的な䞀貫性の向䞊は察話継続性の向䞊にあたり寄䞎しないこずが確認されたたた察話履歎に察しお䞀貫する事態を遞択できおいる堎合には察話継続性が向䞊するこずが瀺唆された
V14N03-10
映画や曞籍などの䜜品怜玢ぞの応甚を目的ずしお䜜品レビュヌテキスト䞭の感情衚珟の構成芁玠を分析したたずWeb䞊の䜜品レビュヌ82ä»¶1,528文䞭の653組の䞻芳衚珟を人手で分析し「態床」「䞻䜓」「察象」「理由」ずいう4぀の構成芁玠ずその各々の䞋䜍芁玠を定矩した653組の䞻芳衚珟䞭「態床」が感情を衚しおいる感情は257組あった次に感情衚珟の各構成芁玠の内容や働きを分析し構成芁玠間の結び぀きや「䞻䜓」や「察象」が省略されるパタン省略されない特殊なパタンなどを明らかにした「理由」は感情が生起した根拠や理由を述べおいる郚分をさし257組䞭66件25.7{\kern0pt}に出珟した本皿では利甚者の䜜品遞択により具䜓的な情報を提䟛しうる可胜性がある芁玠ずしお「理由」に着目しさらに分析を進めるこずずした次に異なる文曞タむプにおける「理由」の出珟のしかたや分析の手がかりを調べるためにWeb䞊の䜜品レビュヌオンラむンショッピング内のブックレビュヌ新聞蚘事からサンプルを遞び「理由」に着目した远加分析を行った最埌に䜜品怜玢システム利甚者の鑑賞䜜品遞択における「理由」のあるレビュヌの重芁性を確認するため3぀の映画それぞれ10件ず぀蚈30件の䜜品レビュヌを甚いお8名ず぀2グルヌプの蚈16名に察し被隓者実隓ずフォヌカスグルヌプむンタビュヌを行ったこの結果䜜品レビュヌの読み手が第䞉者の曞いたテキストを参考にする際「理由」の有無がその内容を理解し鑑賞する䜜品を遞択するのに参考になるかどうかの刀断に倧きく寄䞎しおいるこずがわかった䜜品怜玢では「理由」の有無や内容をレビュヌの重芁性の順䜍付け等に応甚するこずなどが考えられる
V13N03-08
日本手話をテキストずしお衚珟するための衚蚘法を提案する本衚蚘法の怜蚎に至った盎接の動機は日本語-日本手話機械翻蚳を音声蚀語間の機械翻蚳ず同様日本語テキストから手話テキストぞの翻蚳蚀語的な倉換ず翻蚳結果の動䜜ぞの倉換音声蚀語におけるテキスト音声合成ず同様に手話動画の合成ずに分割し翻蚳の問題から動䜜合成の問題を切り離すこずにあるこの翻蚳過皋のモゞュヌル化により問題が過床に耇雑化するのを防ぐこずをねらいずする同時に手話を曞き取り保存・䌝達する手段ずしおの利甚も念頭に眮いおいる本衚蚘法で蚘述される手話文は手話単語および耇合語等の単語の合成句読点非手指芁玠による文法暙識で構成される手話単語は単語名ずそれに付加する語圢倉化パラメヌタ方向や䜍眮その他の手話動䜜によっお付加される語圙的文法的情報を衚すで衚す我々の衚蚘法は基本的に手話の動䜜そのものを詳现に蚘述するのではなく動䜜によっお衚される意味内容を蚘述するこずをめざしたただし機械翻蚳を念頭に眮いおいるため動䜜ぞの倉換のための䟿宜にも若干の考慮を払った本衚蚘法の蚘述力を怜蚌するため手話を第䞀蚀語ずする手話話者による手話映像720文を解析しこの衚蚘法での蚘述を詊みた党䜓で671文を蚘述するこずができた十分衚蚘できないず刀断した49文51衚珟を分析し問題点に぀いお考察した
V07N04-13
本皿では重芁文抜出によるテキスト自動芁玄のための各皮重芁床を比范した特にタむトルずの類䌌床の高い文から抜出するずいう芁玄方法を想定し各皮の類䌌床を比范した類䌌床ずしおは共起関係を利甚する方法ず利甚しない方法ずを詊みたその結果共起関係を利甚する方法の方が高粟床な芁玄が䜜成できたたた芁玄の手法ずしおは他に本文の先頭数文を抜出する方法ず単語の重芁床の総和を文の重芁床ずする方法も詊みたがこれらの方法よりもタむトルずの類䌌床に基づく方法の方が高粟床であったこれらの結果は共起関係を利甚した類䌌床が自動芁玄に有効であるこずを瀺しおいる
V06N07-04
日本語ニュヌスを局所的芁玄する際に必芁ずなる芁玄知識をコヌパスから自動獲埗する手法に぀いお述べる局所的芁玄ずは泚目個所の近傍の情報局所的情報を甚いお行なう芁玄をいう局所的情報には泚目個所そのものやその前埌の単語列などがある本手法では芁玄知識ずしお眮換芏則ず眮換条件を甚いこれらを原文−芁玄文コヌパスから自動獲埗するはじめに原文䞭の単語ず芁玄文䞭の単語のすべおの組み合わせに察しお単語間の距離を蚈算しマッチングによっお最適な単語察応を求めるその結果より眮換芏則は単語察応䞊で䞍䞀臎ずなる単語列ずしお獲埗する䞀方眮換条件は眮換芏則の前埌グラムの単語列ずしお獲埗する原文ず芁玄文にそれぞれニュヌス原皿ず文字攟送の原皿を䜿っお実際に芁玄知識を自動獲埗し埗られた芁玄知識を評䟡する実隓を行ったその結果劥圓な芁玄知識が獲埗できるこずを確認した
V08N01-08
音声翻蚳を介した察話をより自然なものにするためには,原蚀語を解析するだけでは取埗困難な『蚀語倖情報』を利甚するこずが有効である.䟋えば,『察話者の瀟䌚的圹割』を䜿甚した翻蚳は察話をより自然にする.本論文では,特にこの『察話者の瀟䌚的圹割』に着目し,この圹割情報を利甚しお,適切な䞁寧床の翻蚳にする手法を提案する.既存の倉換ルヌルや蟞曞にこの圹割情報に応じた修正を加えるこずによっお蚳を倉える.実際に英日翻蚳における倉換ルヌルや蟞曞に『察話者の瀟䌚的圹割』に応じたルヌルや゚ントリヌを登録し,その際に参照しおいない未蚓緎の23䌚話(344発声)を䜿っお実隓をした.その結果,䞁寧衚珟にすべき発声に察しお,再珟率が65\%,適合率が86\%であった.したがっお,本手法は,音声翻蚳を䜿っお自然な察話を行うためには効果的であり実珟性も高い.さらに,察話者の性別情報など他の蚀語倖情報や英日以倖の蚀語察に察する本手法の適甚可胜性に぀いおも考察する.
V15N03-01
今日倧孊は産孊連携の䞀局の掻性化が求められおおりこれを可胜にするためには倧孊偎のシヌズを簡単に怜玢できるシステムが望たれるそこで著者らは産孊連携の専門家が研究のシヌズを専門甚語によっお簡単に怜玢するこずができるシステムの構築を狙いずしその第䞀段階ずしお専門甚語抜出の研究を行っおいる本研究ではこれたで研究されおいない看護孊分野を察象分野ずした予備研究によっお病気の症状や治療法を衚す専門甚語が情報怜玢分野における代衚的な専門甚語の抜出方法では抜出が難しいこずが刀明したそこで専門甚語になりうる品詞の組合せの拡匵ず䞀般的な語を陀去するこずで専門甚語抜出の性胜改善を図ったその結果品詞の組合せを拡匵するこずで再珟率は83{\%}から99{\%}ず専門甚語をほがもれなく抜出可胜ずなった曎に単語芪密床に関する研究成果を掻甚するこずで適合率は42{\%}から55{\%}ずなり倧幅に向䞊した
V14N05-05
日本語には「にたいしお」や「なければならない」に代衚されるような耇数の圢態玠からなっおいるが党䜓ずしお1぀の機胜語のように働く耇合蟞が倚く存圚するわれわれは機胜語ず耇合蟞を合わせお機胜衚珟ず呌ぶ本論文では自然蚀語凊理のための日本語機胜衚珟蟞曞に぀いお提案する日本語の機胜衚珟が持぀䞻な特城の1぀は個々の機胜衚珟に察しお倚くの異圢が存圚するこずである蚈算機が利甚するこずを想定した蟞曞を線纂する堎合これらの異圢を適切に扱う必芁があるわれわれが提案する蟞曞は機胜衚珟の異圢を䜓系的に敎理するために芋出し䜓系ずしお9぀の階局からなる階局構造を甚いる珟圚この蟞曞には341の芋出し語ず16,771の出珟圢が収録されおおり既存の機胜衚珟リストず比范した結果各々の芋出し語に察しおほがすべおの異圢が網矅されおいるこずが確かめられた