contest
stringclasses
315 values
contest_url
stringclasses
1 value
url
stringlengths
53
65
alphabet
stringclasses
20 values
name
stringlengths
9
17
score
stringclasses
10 values
correct
int64
0
467
total
int64
0
485
editorials
listlengths
1
6
task_content
stringlengths
28
1.49k
OMCB028
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omcb028/tasks/11773
C
OMCB028(C)
200
206
281
[ { "content": " $\\max (a_{1}, a_{2}, \\cdots , a_{5} ) \\leq 10$ を満たす正の敎数の組 $(a_{1}, a_{2}, \\cdots , a_{5} )$ を考えるずこれは $10$ 以䞋の正敎数 $5$ ぀からなる組であり$10^5$ 個存圚するしたがっおこれらすべおに぀いおの $a_{1} + a_{2} + \\cdots + a_{5}$ の総和に぀いお$a_1$ の寄䞎は\r\n$$(1+2+\\dots +10)\\cdot 10^4$$\r\nである$a_2,a_3,a_4,a_5$ に぀いおも同様であるので結局$a_{1} + a_{2} + \\cdots + a_{5}$ の総和は\r\n$$(1+2+\\dots +10)\\cdot 10^4\\times 5=2750000$$\r\nである同様に $\\max (a_{1}, a_{2}, \\cdots , a_{5} ) \\leq 9$ を満たす正の敎数の組 $(a_{1}, a_{2}, \\cdots , a_{5} )$ すべおに぀いおの $a_{1} + a_{2} + \\cdots + a_{5}$ の総和は\r\n$$ (1+2+\\dots +9)\\cdot 9^4\\times 5= 1476225 $$\r\nである前者党䜓からなる集合から埌者党䜓からなる集合を陀いたものが $\\max (a_{1}, a_{2}, \\cdots , a_{5} ) = 10$ を満たす正の敎数の組 $(a_{1}, a_{2}, \\cdots , a_{5} )$ 党䜓からなる集合であるので求める総和は\r\n$$2750000-1476225= \\mathbf{1273775} $$\r\nである", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb028/editorial/11773" }, { "content": "$\\max(a_1,a_2,\\cdots a_5)\\leq10$を満たす正の敎数の組は$10^5$個であり,この条件においお各$a_i$の平均は$\\frac{1+2+\\cdots +10}{10}=5.5$なので$10^5$個の総和は$5.5×5×10^5=2750000$である.\r\n\r\n同様に$\\max(a_1,a_2,\\cdots a_5)\\leq9$を満たす正の敎数の組は$9^5$個であり,この条件においお各$a_i$の平均は$5$なので$9^5$個の総和は$5×5×9^5=1476225$である.\r\n\r\nよっお求める総和は\r\n$2750000−1476225= \\textbf{1273775}$\r\nである", "text": "平均で考える", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb028/editorial/11773/727" } ]
 正の敎数の組 $(a_{1} , a_{2} , a_{3} , a_{4} , a_{5})$ であっお $$ \max ( a_{1}, a_{2}, a_{3}, a_{4} , a_{5} )=10 $$ を満たすものすべおに぀いお$a_{1} + a_{2} + a_{3} + a_{4} + a_{5}$ の総和を求めおください
OMCB028
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omcb028/tasks/10103
D
OMCB028(D)
200
196
230
[ { "content": " $C$ さんが持぀カヌドに曞かれた数を $x,y,z,w$ ずする䞀番目の条件から $x+y+z+w$ は奇数であるここで$x,y,z,w$ のうちに偶数が $3$ ぀含たれるずするず䞉番目の条件からそれらは $4,8,10$ たたは $6,8,10$ であるがどちらの堎合も二番目の条件を満たさないよっお$x,y,z,w$ のうちに偶数は $1$ ぀のみ含たれるこのずき総和が $30$ 以䞊ずなる組み合わせは $5,7,9,10$ のみであり$A$ さんず $B$ さんそれぞれが持぀カヌドの曞かれた数の総和は $12$ であるあずは二番目の条件から考えれば$B$ さんの持぀カヌドに曞かれた数は $2,4,6$ たたは $4,8$ であるので$A$ さんが持぀カヌドに曞かれた数は $1,3,8$ か $1,2,3,6$ であるよっお求める倀は $1 \\times 3 \\times 8+1 \\times 2 \\times 3 \\times 6= \\mathbf{60} $ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb028/editorial/10103" } ]
 $10$ 枚のカヌドがありそれぞれに $1$ から $10$ たでの敎数のうち $1$ ぀が䞀床ず぀曞かれおいたすこれらのカヌドを $A$ さん$B$ さん$C$ さんの $3$ 人に䜙りなく配ったずころ以䞋が成り立ちたした - $A$ さんず $B$ さんそれぞれが持぀カヌドに曞かれた数の総和は等しい - $B$ さんが持぀カヌドに曞かれた数の総積は $16$ で割り切れる - $C$ さんはカヌドを $4$ 枚持ち曞かれた数の総和は $30$ 以䞊である このずき$A$ さんが持぀カヌドに曞かれた数の総積ずしおありうる倀の総和を求めおください
OMCB028
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omcb028/tasks/10925
E
OMCB028(E)
300
85
170
[ { "content": " 正の実数 $y$ の敎数郚分を $\\lfloor y \\rfloor$ で衚すこずずするず$\\\\{ y \\\\} = y - \\lfloor y \\rfloor$ である正の敎数 $m,n$ により $m = \\lfloor x^{2} \\rfloor, ~ n = x - \\\\{ x^2 \\\\}$ ずおくず次をすべお満たす $(m,n,x)$ の組を考えればよいずわかる\r\n$$ x - x^2 + m = n, \\quad m \\le x^2 \\lt m+1, \\quad n \\le 100 $$\r\nここで $x^2 = x+m-n$ より䞊は以䞋ず同倀である\r\n$$ x^2 - x - m + n = 0, \\quad n \\le x \\lt n+1, \\quad n \\le 100 $$\r\nいた$f(x) = x^2 - x - m + n$ ずおくず$ n \\leq x \\lt n+1 $ は次の二぀の条件をずもに満たすこずず同倀である\r\n$$ f(n) \\leq 0, \\quad f(n+1) \\gt 0 $$\r\nこれより次をみたす $(m,n,x)$ の組を考えればよい\r\n$$ x^2 - x - (m - n) = 0, \\quad n(n-1) \\le m-n \\lt n(n+1), \\quad n \\le 100 $$\r\nすなわち$m-n = 0, 1, \\ldots, 10099$ のそれぞれに぀いお察応する $x \\gt 0$ がただ $1$ ぀存圚するこれより求める $x$ の個数は $\\mathbf{10100} $ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb028/editorial/10925" }, { "content": " 公匏解説に比べお遠回りですが$x$ を敎数郚分ず小数郚分ずに分けお考えた堎合は以䞋のような解答が考えられたす\r\n\r\n---\r\n\r\n $n=x-\\\\{x^2\\\\}$$a=\\\\{x^2\\\\}$ ずおくこのずき $x=n+a$ であり\r\n$$x-\\\\{x^2\\\\}=n+a-\\\\{(n+a)^2\\\\}=n+a-\\\\{2na+a^2\\\\}$$\r\nであるここで $0 \\leq a \\lt 1$$0 \\leq \\\\{2na+a^2\\\\} \\lt 1$ であるこずから䞎条件を満たす必芁十分条件は $a=\\\\{2na+a^2\\\\}$ でありこれはさらに $a^2+2na-a \\in \\mathbb{Z}$ だず蚀い換えられる\\\r\n 埓っお次の問いを考えればよい\\\r\n 問自然数 $n$ に察しお$a^2+2na-a \\in \\mathbb{Z}$ を満たす実数 $a$ は $0 \\leq a \\lt 1$ の範囲にいく぀あるか\r\n\r\n この問いはさらに次のように曞き換えられる泚参照\\\r\n 問自然数 $n$ に察しお二次方皋匏 $a^2+2na-a=k$ が $0 \\leq a \\lt 1$ の範囲に解を持぀ような敎数 $k$ はいく぀存圚するか\r\n\r\n あずは二次関数の問題である$f(a)=a^2+2na-a-k$ずおく\\\r\n 二次関数 $f(a)$ の軞は $a \\lt 0$ の範囲にあるため$0 \\leq a \\lt 1$ の範囲に解を持぀必芁十分条件は$f(0) \\leq 0$ か぀ $f(1) \\gt 0$すなわち $0 \\leq k \\lt 2n$ である\\\r\n よっお自然数 $n$ に察しお条件を満たす敎数 $k$ は $2n$ 個あるこずがわかった求めるべき倀は $\\sum\\limits_{n=1}^{100} 2n=10100$\r\n\r\n泚$a$ に぀いおの二次方皋匏 $a^2+2na-a=k$ の軞の条件から $0 \\leq a \\lt 1$ の範囲には高々䞀぀しか解を持たないこずを甚いおいる", "text": "xを敎数郚分ず小数郚分ずに分けるず ", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb028/editorial/10925/716" }, { "content": "条件は$x-x^2=n(nは敎数)$か぀$1\\leq x \\lt 101$ず同倀である.\r\n\r\n二次方皋匏を解くず$x=\\frac{1\\pm\\sqrt{1-4n}}{2}$ずなる.\r\n\r\n\r\nよっお,$1\\leq \\frac{1-\\sqrt{1-4n}}{2} \\lt 101$を満たす敎数$n$が存圚しないこずに泚意するず,\r\n$1\\leq \\frac{1+\\sqrt{1-4n}}{2} \\lt 101$を満たす敎数$n$の個数を求めればよいこずが分かる.\r\n\r\nこのような$n$は$0,-1,\\dots ,-10099$の$\\textbf{10100}$個である.", "text": "シンプルな解法", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb028/editorial/10925/728" } ]
 正の実数 $x$ であっお$ x - \\{ x^2 \\} $ が $100$ 以䞋の正の敎数であるものはいく぀ありたすかただし正実数 $y$ に察しお $ \\{ y \\} $ で $y$ の小数郚分を衚したす
OMCB028
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omcb028/tasks/9710
F
OMCB028(F)
400
31
82
[ { "content": " $4$ ぀の栌子点を頂点ずする䞀蟺の長さが $1$ の正方圢の**内郚の領域**を**小正方圢**ず呌ぶこずにする点 $E(100,0)$ をずるず䞉角圢 $CDE$ は䞉角圢 $BAC$ を $O$ (これは栌子点である) を䞭心に $90^\\circ$ 回転させたものであるよっお求める倀は四角圢 $ACED$ の内郚呚を含むに含たれ線分 $CD$ ず共有点を持たないような小正方圢の個数である\\\r\n たず䞉角圢 $OAD$ は等しい二蟺の長さが $100\\sqrt{5}$ の盎角二等蟺䞉角圢であるからこの内郚呚を含むに含たれる小正方圢の個数は\r\n$$ 1+2+ 3+ \\cdots + (\\lfloor100\\sqrt{5}\\rfloor - 1) = 24753$$\r\nであるたた䞉角圢 $OCE$ は等しい二蟺の長さが $100$ の盎角二等蟺䞉角圢であるからこの内郚呚を含たないず共有点を持぀小正方圢の個数は\r\n$$ 1+2+3+ \\cdots +100 = 5050$$\r\nであるさらに 線分 $CD$ が通過する小正方圢の個数は線分 $CD$ が $C$ 以倖の栌子点を通らないこずから盎線 $x=n\\ (1 \\leq n \\leq \\lfloor100\\sqrt5\\rfloor)$ ず線分 $CD$ の共有点の個数ず盎線 $y=m\\ (0 \\leq m \\leq 99) $ ず線分 $CD$ の共有点の個数の和に等しく\r\n$$ 223+100 = 323 $$\r\nであるこのうち以䞋の $4$ 点を巊䞊の頂点ずする小正方圢は四角圢 $ACED$ の内郚呚を含むに含たれない\r\n$$(0,100),\\quad (222,1),\\quad (223,1),\\quad (221,2)$$\r\n以䞊より求める倀は\r\n$$ 24753 - 5050 - 323 +4 = \\mathbf{19384} $$\r\nである", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb028/editorial/9710" } ]
 $xy$ 平面䞊に $4$ ぀の点 $A(0,100 \sqrt{5} ), B(-100,0), C(0,100), D(100 \sqrt{5} ,0)$ がありたすこのずき$4$ ぀の栌子点を頂点ずする䞀蟺の長さが $1$ の正方圢であっおその正方圢党䜓が四角圢 $ABCD$ の内郚呚も含むに含たれるようなものはいく぀ありたすか 
OMCB027
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omcb027/tasks/12643
A
OMCB027(A)
100
314
318
[ { "content": " $a+b+c+d+e=S$ ずするず䞎匏は\r\n$$\\begin{cases}\r\nS-e=16 \\\\\\\\ \r\nS-a=15 \\\\\\\\ \r\nS-b=11 \\\\\\\\\r\nS-c=12 \\\\\\\\\r\nS-d=14 \\\\\\\\\r\n\\end{cases}$$ \r\nずなるのでこれらの䞡蟺を党お足すこずで\r\n\r\n$$5S-(a+b+c+d+e)=68$$\r\n\r\nから $S=17$ を埗るしたがっお\r\n\r\n$$(a,b,c,d,e)=(2,6,5,3,1)$$\r\n\r\nより解答すべき倀は $\\textbf{180}$", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb027/editorial/12643" }, { "content": "䞎匏の䞀匏目ず二匏目の匏の差から $a-e = \\left(a+b+c+d\\right)-\\left(b+c+d+e\\right)=16-15=1$ であるこずがわかる. 同様に䞀匏目ず䞉匏目, 四匏目, 五匏目の車からそれぞれ $b-e=5, c-e=4, d-e=2$ であるこずがわかる.\r\n\r\n$(a,b,c,d,e)=(e+1,e+5, e+4, e+2, e)$ を䞀匏目に代入するず $4e+12=16$ を埗る. この方皋匏を解くず $e=1$ を埗お, これを通じお求めるべき倀が $abcde=2\\cdot6\\cdot5\\cdot3\\cdot1=\\bf{180}$ であるこずがわかる.", "text": "ナヌザヌ解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb027/editorial/12643/712" } ]
 $5$ ぀の実数 $a,b,c,d,e$ が次の匏を満たしおいるずき$abcde$ の倀を求めおください $$\begin{cases} a+b+c+d=16 \\\\ b+c+d+e=15 \\\\ c+d+e+a=11 \\\\ d+e+a+b=12 \\\\ e+a+b+c=14 \\\\ \end{cases}$$
OMCB027
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omcb027/tasks/9866
B
OMCB027(B)
100
304
311
[ { "content": " 盎角䞉角圢の盞䌌により $BD:AD=AD:CD$ であるこずから$BD(169-BD)=60^2$ が成り立぀これを解くず $\\\\{BD,CD\\\\}=\\\\{25,144\\\\}$ ずなるので求める倀は $25^2+144^2=\\mathbf{21361}$ ず蚈算できる\\\r\n しかし実際には以䞋のように$BD,CD$ の具䜓的な倀は蚈算しなくおもよい\r\n$$BD^2+CD^2=(BD+CD)^2-2BD\\times CD=BC^2-2AD^2=169^2-2\\times60^2=\\mathbf{21361}.$$\r\n あるいは解ず係数の関係を甚いお解くず考えおもよい", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb027/editorial/9866" } ]
 $\angle{A}=90^{\circ},~BC=169$ なる盎角䞉角圢 $ABC$ においお$A$ から蟺 $BC$ に䞋ろした垂線の足を $D$ ずするず$AD=60$ が成り立ちたしたこのずき$BD^2+CD^2$ の倀を求めおください
OMCB027
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omcb027/tasks/8531
C
OMCB027(C)
100
297
306
[ { "content": " 以䞋により $\\mathbf{6}$ 通りあるずわかる\r\n\r\n- $1,2$ 文字目を $1,3$ ず解釈するか$13$ ず解釈するかで $2$ 通り\r\n- $3,4,5$ 文字目を $1,1,8$ ず解釈するか$11,8$ ず解釈するか$1,18$ ず解釈するかで $3$ 通り\r\n- これらは独立に遞ぶこずができる残りは $20,8$ しかありえない", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb027/editorial/8531" } ]
 英倧文字からなる文字列 $s$ に察しお各文字をそれがアルファベット順に $A$ から数えお䜕番目にあるかを衚す敎数で眮き換えた文字列を $f(s)$ ずしたす䟋えば $$ f(ABC)=f(LC)=f(AW)=123 $$ ずなりたす$f(s)=13118208$ をみたす文字列 $s$ はいく぀ありたすかただし英倧文字は党郚で $26$ ぀ありたす
OMCB027
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omcb027/tasks/3721
D
OMCB027(D)
100
283
296
[ { "content": "$$\\underbrace{111\\cdots111}\\_{n \\text{ 個}}=\\dfrac{10^n -1}{9}$$\r\nず衚珟されるから$10^n-1$ が $3^2\\times 7\\times 37$ で割り切れるこずず同倀であるここで $3^2$ では垞に割り切れ\r\n$$7\\mid 10^n-1 \\iff 6\\mid n,\\quad 37\\mid 10^n-1\\iff 3\\mid n$$\r\nであるから党䜓で条件は $6\\mid n$ であり求める総和は $\\sum_{k=1}^{129} \\limits 6k=$ $\\mathbf{50310}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb027/editorial/3721" } ]
 $\underbrace{111\cdots111}_{n \text{ 個}}$ が $777$ で割り切れるような$777$ 以䞋の正敎数 $n$ の総和を求めおください
OMCB027
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omcb027/tasks/12407
E
OMCB027(E)
200
101
209
[ { "content": " $x$ の敎数郚分を $n~(1\\leq n\\leq 100)$ ずする$x=n+\\lbrace x \\rbrace$ ず衚せるので次が成り立぀\r\n$$\\lbrace x^{2} \\rbrace = \\lbrace n^{2} + 2 n \\lbrace x \\rbrace + \\lbrace x \\rbrace ^{2}\\rbrace=\\lbrace 2 n \\lbrace x \\rbrace + \\lbrace x \\rbrace ^{2}\\rbrace$$\r\nこれが $\\lbrace x \\rbrace ^{2}$ ず等しいこずは $2 n \\lbrace x \\rbrace$ が敎数であるこずず同倀なので$0\\leq k\\leq 2n-1$ なる敎数 $k$ を甚いお $\\lbrace x \\rbrace=\\dfrac{k}{2n}$ ず衚せるよっお問題文の条件を満たす $x$ は次のように衚せる\r\n$$x=n+\\dfrac{k}{2n}\\quad (1\\leq n\\leq 100,0\\leq k\\leq 2n-1)$$\r\nこれらを足し合わせた倀は次のように蚈算できる\r\n$$\\sum_{n=1}^{100}\\sum_{k=0}^{2n-1}\\Big(n+\\dfrac{k}{2n}\\Big)=\\sum_{n=1}^{100}\\Big(2n^2+n-\\dfrac{1}{2}\\Big)=\\mathbf{681700}$$", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb027/editorial/12407" } ]
 $1$ 以䞊 $101$ 未満の実数 $x$ であっお以䞋の等匏をみたすものの総和を求めおください $$\lbrace x^{2} \rbrace =\lbrace x \rbrace ^{2} $$  ただし正の実数 $r$ の小数郚分を $\lbrace r \rbrace$ ず衚すものずしたす
OMCB027
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omcb027/tasks/9006
F
OMCB027(F)
300
172
273
[ { "content": " $k^{\\frac{72}{k}}$ が正敎数倀であるずき$k= m^{\\frac{k}{\\gcd(72,k)}}$ なる正敎数 $m$ が存圚する$n=k\\/\\gcd(72,k)$ ずおけばこれは぀ねに正敎数である以䞋が成り立぀\r\n$$m^n=n\\gcd(72,m^n).$$\r\n いた$k$ が $72$ の玄数であれば぀ねに条件をみたすこれは $n=1$ の堎合に察応するから$n \\geq 2$ のずきを考える$m^n\\leq 72n$ ずなるこずに留意しお絞り蟌むず\r\n$$(m,n) = (4,2),(12,2),(3,3),(6,3)$$\r\nであるこずが確認できるから求める総和は\r\n$$\\frac{2^4-1}{2-1}\\times \\frac{3^3-1}{3-1}+16+27+144+216=\\mathbf{598}.$$", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb027/editorial/9006" }, { "content": " 泚本質的には公匏解説ずほが同じですがより玠朎で地道にこれくらいの考察でも解けるよずいう解答です\r\n\r\n $k=a,a^2,a^3,a^4,\\cdots$ ず堎合分けしお考えおいこうなおたずえば $k=16$ であれば$k=a,a^2,a^4$ のずきに出珟するがそのような重耇があった堎合は手䜜業で取り陀いおいけばよい\r\n\r\n---\r\n\r\n(i) ある自然数 $a$ によっお $k=a$ ず衚される堎合\\\r\n $a^\\frac{72}{a}$ が敎数であるためには$a$ が $72$ の玄数であれば十分である必芁条件だずは曞いおいないのでたずえば $a=16$ などが含たれおいないが気にしなくおよい\r\n\r\n(ii) ある自然数 $a$ によっお $k=a^2$ ず衚される堎合\\\r\n $(a^2)^{\\frac{72}{a^2}}=a^{\\frac{144}{a^2}}$ が敎数であるためには$a^2$ が $144$ の玄数であれば十分であるそのような $a^2$ ずしお$1^2,2^2,3^2,4^2,6^2,12^2$ が存圚する\r\n\r\n(iii) ある自然数 $a$ によっお $k=a^3$ ず衚される堎合\\\r\n $a^3$ が $216$ の玄数であれば十分であるそのような $a^3$ ずしお$1^3,2^3,3^3,6^3$ が存圚する\r\n\r\n(iv) ある自然数 $a$ によっお $k=a^4$ ず衚される堎合\\\r\n $a^4$ が $288$ の玄数であれば十分であるそのような $a^4$ ずしお$1^4,2^4$ が存圚する\r\n\r\n(v) ある自然数 $a$ によっお $k=a^t$ ず衚される堎合$t \\geq 5$\\\r\n $a^t$ が $72t$ の玄数であれば十分であるがそのような $t$ は存圚しないこずが瀺せる\\\r\n 最も単玔な蚌明の方針ずしおは面倒ではあるが$t=5,6,7,8,9$ で実際に存圚しないこずを確かめおから$t \\geq 10$ のずきには $a^t \\gt 72t$ であるこずを瀺せばよい\r\n\r\n 以䞊の堎合分けから求めるべき和は\r\n$$\\sum_{72の玄数} k+4^2+12^2+3^3+6^3=598$$", "text": "kが敎数の䜕乗かによっお堎合分けする方針", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb027/editorial/9006/709" } ]
 $k^{\frac{72}{k}}$ が敎数倀ずなるような正敎数 $k$ の総和を求めおください
OMCB027
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omcb027/tasks/9594
G
OMCB027(G)
300
141
171
[ { "content": " $DC = AF$ か぀ $DC \\parallel AF$ であるから四角圢 $ADCF$ は平行四蟺圢であるよっお$E$ は蟺 $AC$ の䞭点であるから二等分線の性質より $AD : CD = AE : CE = 1:1$ が成り立ち四角圢 $ADCF$ は特にひし圢であるしたがっお䞉角圢 $ABD$ ず䞉角圢 ${ADE}$ の面積は等しく$\\angle AED = 90^\\circ$ である\\\r\n ここで$\\angle{BAD} = \\angle{DAC}$ であり䞉角圢 $ABD}$ ず䞉角圢 $AED$ の面積が等しいため$AB = AE$ が成り立぀よっお䞉角圢 $ABD$ ず䞉角圢 $AED$ は合同であるから\r\n$$\\angle{ABD} = \\angle AED = 90^\\circ,\\quad \\angle{ADB} = \\angle{ADE}$$\r\nがそれぞれ成り立぀いた\r\n$$180^\\circ = \\angle ADB + \\angle ADC = \\angle ADB + 2\\angle ADB = 3\\angle ADB$$\r\nであるので$\\angle{ADB} = 60^\\circ$ である\\\r\n ひし圢 $ADCF$ の面積は䞉角圢 $ADE$ の面積の $4$ 倍であるから四角圢 $ABCF$ の面積は䞉角圢 $ABD$ の面積の $5$ 倍であるよっお四角圢 $ABCF$ の面積は\r\n$$5\\cdot\\frac{1}{2}\\cdot AB\\cdot \\frac{AB}{\\tan60^\\circ} = \\dfrac{5}{2\\sqrt3}$$\r\nである特に解答すべき倀は$\\bf37$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb027/editorial/9594" }, { "content": " 公匏解説ず同様に四角圢 $ADCF$ はひし圢である埓っお䞉角圢 $AEF$䞉角圢 $AED$䞉角圢 $CED$䞉角圢 $CEF$ はいずれも面積が等しい䞉角圢 $ABD$ ず䞉角圢 $ACD$ の面積比を考えるこずで $BD:DC=1:2$ である角二等分線の性質から $AB:AC=1:2$ であり特に $AC=2$ である\\\r\n ここで $BD=x, CD=2x$ ずおこう四角圢 $ADCF$ はひし圢だったので $AD=2x$ である䞉角圢 $ABC$ ず点 $D$ に察しお Stewart の定理を適甚するず $x={\\dfrac{1}{\\sqrt{3}}}$ を埗るよっお $AD=2x={\\dfrac{2}{\\sqrt{3}}}$ であるこれより䞉角圢 $ABD$ の䞉蟺の長さを芋るず $\\angle ABD=90^{\\circ}$ であるずわかるここで $\\angle ADB=60^{\\circ}$ であるこずもわかる\\\r\n 求めたいものは台圢 $ABCF$ の面積であり$AF=2x, BC=3x$高さは $AB=1$ だずわかったのであずは簡単な蚈算で面積が求たる", "text": "60°を経由しない方針", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb027/editorial/9594/708" }, { "content": " $BD=x,AD=CD=2x$ ずおくずころたでは同様䞀般に次が成り立぀こずが知られおいるスチュワヌトの定理の特殊な圢\r\n$$\\boxed{\\phantom{\\large{l}}AD^2=AB\\times AC-BD\\times CD\\phantom{\\large{l}}}$$\r\nこれを甚いるこずにより $x=\\sqrt{\\dfrac13}$ がわかる䞉平方の定理から $DE=\\sqrt{\\dfrac13}$ がわかるから $\\triangle DEC=\\sqrt{\\dfrac1{12}}$ であり求める四角圢の面積はこの $5$ 倍であるから $\\sqrt\\dfrac{25}{12}$ である", "text": "Tempurabcさんの解説ずほが同様な解法", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb027/editorial/9594/721" } ]
 $AB \lt AC$ なる䞉角圢 $ABC$ に぀いお$\angle{BAC}$ の二等分線ず蟺 $BC$ ずの亀点を $D$ ずしたす$\angle{ADC}$ の二等分線が 蟺 $AC$$A$ を通り盎線 $BC$ に平行な盎線ずそれぞれ $E, F$ ず亀わっおいたす$$AB = 1,\quad AF = CD$$ が成り立ちさらに䞉角圢 $ABD$ ず䞉角圢 $AEF$ の面積が等しいずき四角圢 $ABCF$ の面積の $2$ 乗を求めおくださいただし求める答えは互いに玠な正の敎数 $a,b$ を甚いお $\dfrac ab$ ず衚せるので$a+b$ を解答しおください
OMCB027
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omcb027/tasks/11286
H
OMCB027(H)
300
61
102
[ { "content": " 䞎匏を倉圢するず以䞋のようになる\r\n $$\r\n\\begin{aligned}\r\n\\dfrac{y^2}{x^2}+\\dfrac{z^2}{y^2}-\\dfrac{2y}{x}+\\dfrac{2z}{y}+\\dfrac{3x}{z}& =\\left(\\dfrac{y}{x}-\\dfrac{z}{y}\\right)^2+\\dfrac{2z}{x}-2\\left(\\dfrac{y}{x}-\\dfrac{z}{y}\\right)+\\dfrac{3x}{z}\\\\\\\\\r\n& =\\left(\\dfrac{y}{x}-\\dfrac{z}{y}-1\\right)^2-1+\\dfrac{2z}{x}+\\dfrac{3x}{z}\r\n\\end{aligned}\r\n $$\r\nたた盞加盞乗平均の䞍等匏により\r\n $$\r\n\\dfrac{2z}{x}+\\dfrac{3x}{z}\\geq2\\sqrt6\r\n $$\r\nずなるので最小倀は $2\\sqrt{6}-1$ ずわかる\r\n等号は\r\n $$\r\ny=\\dfrac{\\sqrt{1+2\\sqrt6}}{2}x ,\\quad z=\\dfrac{\\sqrt3}{2}x\r\n $$\r\nの時に成り立぀\r\nよっお解答すべき倀は $\\mathbf{25}$ ずなる", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb027/editorial/11286" }, { "content": "たず、$a$ ず $b$ は正の実数ずし、次のように蚭定したす\r\n\r\n$$\\frac{y}{x} = a,\\frac{z}{y} = b$$\r\n\r\n\r\n元の匏は、次の圢に等しくなりたす \r\n\r\n$$a^2 + b^2 - 2a + 2b + \\frac{3}{ab}$$ \r\n\r\nこの匏の最小倀を求めたす。\r\n \r\n偏埮分\r\n\r\n $$\\frac{∂}{∂a} (a^2 + b^2 - 2a + 2b + \\frac{3}{ab}) = 0$$\r\n\r\n$$\\frac{∂}{∂b} (a^2 + b^2 - 2a + 2b + \\frac{3}{ab}) = 0 $$ で極倀点を求めたす。このずき、\r\n\r\n$$2a - 2 - \\frac{3}{ba^2} = 0$$ \r\n\r\n$$2b + 2 - \\frac{3}{ab^2} = 0$$ ずなりたす。 \r\n\r\n通分しお敎理するず、\r\n$$2a^3b - 2a^2b = 3$$\r\n$$2b^3a + 2b^2a = 3 $$\r\nずなり、 \r\n$$2a^2b(a - 1) = 2ab^2(b + 1)$$ です。ここから敎理しお$$ a^2 - a = b^2 + b $$になるため、$$a - b = 1$$ です。\r\n\r\nこの条件を元の匏に代入しお$$ 2a^2 {(a - 1)}^2 = 3 $$のずきに最小倀が埗られたす。\r\n\r\nこのずき、元の匏は次のようになりたす \r\n\r\n$$a^2 + (a - 1)^2 - 2a + 2(a - 1) + \\frac{3}{a(a - 1)} = 2a^2 - 2a - 1 + \\frac{3}{a(a - 1)}$$\r\n \r\n$$a(a - 1) = \\sqrt{\\frac{3}{2}}= \\frac{\\sqrt{6}}{2} $$ であるこずに泚意するず、元の匏は $$2\\sqrt{6} - 1$$ ずなりたす。\r\n\r\nこのずき、$a = 24, b = 1, a + b = 25$ です。", "text": "偏埮分法を䜿甚する", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb027/editorial/11286/701" } ]
 正の実数 $x , y , z$ に぀いお $$ \dfrac{y^2}{x^2}+\dfrac{z^2}{y^2}-\dfrac{2y}{x}+\dfrac{2z}{y}+\dfrac{3x}{z} $$ の最小倀を求めおください ただし求める倀は正の敎数 $a , b$ を甚いお $\sqrt{a}-b$ ず衚せるので $a+b$ の倀を解答しおください
OMC234
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omc234/tasks/10893
A
OMC234(A)
200
290
305
[ { "content": "  $N=2^{44}-1$ ずする $N$ を因数分解するこずで以䞋のようになる\r\n $$\r\n\\begin{aligned}\r\nN& =\\left(2^{22}-1\\right)\\left(2^{22}+1\\right)\\\\\\\\\r\n& =\\left(2^{11}-1\\right)\\left(2^{11}+1\\right)\\left(2\\times2^{10}-2\\times2^{5}+1\\right)\\left(2\\times2^{10}+2\\times2^5+1\\right)\\\\\\\\\r\n& =2047\\times2049\\times2113\\times1985\r\n\\end{aligned}\r\n $$\r\nたた $2$ ず $23$ は互いに玠なのでFermatの小定理より\r\n $$\r\n2^{44}\\equiv (2^2)^{22}\\equiv1\\pmod{23}\r\n $$\r\nずなるので $N$ が $23$ で割り切れるこずに泚意しお玠因数分解するこずにより以䞋のようになるこずがわかる\r\n $$\r\nN=23\\times89\\times3\\times683\\times2113\\times5\\times397\r\n $$\r\n埓っお玠因数の総和は以䞋のようになる\r\n $$\r\n3+5+23+89+397+683+2113=3313\r\n $$\r\nよっお解答すべき倀は $\\mathbf{3313}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc234/editorial/10893" }, { "content": " $2^{44}-1=(2^{22}+1)(2^{11}+1)(2^{11}-1)$ であり$$2^{11}-1=2047=23\\times89,2^{11}+1=3\\times683,2^{22}+1=4194305=5\\times838861$$\r\nであるこずたでは比范的容易に埗られるでは$2^{22}+1$ の $5$ 以倖の玠因数 $p$ の芋぀け方を考えよう \r\n以䞋合同匏の法は $p$ ずする$2^{44}\\equiv1$ より$2$ の䜍数は $44$ の玄数であり$2^{22}\\equiv-1$ より$2$ の䜍数は $22$ の玄数ではなく明らかに $p\\ne3,5$ より$2$ の䜍数は $4$ でもないこずに泚意しお$2$ の䜍数は $44$ ずなる \r\nここでフェルマヌの小定理より$2^{p-1}\\equiv1$ であるので$p-1$ は $44$ の 倍数ずなり$p$ は $44$ で割っお $1$ 䜙る玠数ずわかる よっお$p=89,355,397,\\ldots$ に限られ実際に割り算をするこずで$838861=397\\times2113$ を埗るこずが出来る", "text": "䜍数の議論", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc234/editorial/10893/720" } ]
  $2^{44}-1$ は盞異なる $7$ ぀の玠数の積ずしお衚すこずができたすそれら $7$ ぀の玠数の総和を求めおください
OMC234
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omc234/tasks/11471
B
OMC234(B)
300
140
212
[ { "content": " たず䞎えられた倀が正になるこずから $mn-6\\gt0$ が必芁であるたた盞加・盞乗平均の䞍等匏より\r\n$$ (m^2+4)(n^2+9)=(3m+2n)^2+(mn-6)^2\\geq2(3m+2n)(mn-6) $$\r\nが成り立぀こずから䞎匏がずりうる正敎数倀は $1$ のみでありさらに䞎匏が $1$ であるこずは䞊匏で等号成立条件を考えるこずで $3m+2n=mn-6$ ず同倀であるこれは $(m-2)(n-3)=12$ ず蚀い換えられこれをみたすのは\r\n $$\r\n(m , n)=(3,15),(4,9),(5,7),(6,6),(8,5),(14,4)\r\n $$\r\nであるので求める倀は $45+36+35+36+40+56=\\mathbf{248}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc234/editorial/11471" }, { "content": " 分数が正敎数であるためには分子が分母以䞊であるこずが必芁だすなわち\r\n$$2(3m+2n)(mn-6) \\geq (m^2+4)(n^2+9)$$\r\n が必芁条件である展開しお敎理すれば次の匏になる\r\n$$m^2n^2-6m^2n-4mn^2+9m^2+4n^2+36m+24n+36 \\leq 0$$\r\n このたたでは手の出しようがないので $m$ に぀いおの降べきの順にしおみよう\r\n$$m^2(n-3)^2-4m(n+3)(n-3)+4(n+3)^2 \\leq 0$$\r\n こうなれば次の倉圢に気付くだろう\r\n$$\\\\{m(n-3)-2(n+3)\\\\}^2\\leq 0$$\r\n 埓っお $mn-3m-2n-6=0$ を埗るあずは $(m-2)(n-3)=12$ ず倉圢しお$(m,n)$ 組を求めればよい", "text": "分子≧分母を䜿う", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc234/editorial/11471/707" }, { "content": "$\\left(m, n\\right)=\\left(2\\tan\\alpha, 3\\tan\\beta\\right) \\left(\\alpha, \\beta \\in \\left(0, \\frac\\pi 2\\right)\\right)$ ずおいお䞎匏に代入しお敎理するず,\r\n$$\r\n\\text(䞎匏) = \\sin \\left(2(\\alpha+\\beta)\\right)\r\n$$\r\nずなる. よっお, 䞎匏が正の敎数ずなるのは $\\alpha+\\beta=\\frac\\pi 4$ のずきのみで, このずき\r\n$$\r\n\\tan \\left(\\alpha+\\beta \\right) = \\frac{\\tan\\alpha+\\tan\\beta}{1-\\tan\\alpha\\tan\\beta}=1\r\n$$\r\nに $\\tan\\alpha=\\frac m 2, \\tan\\beta=\\frac n 3$ を代入しお敎理するず $mn-3m-2n-6=0$ を埗る.\r\n\r\n---", "text": "tan 眮換", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc234/editorial/11471/713" }, { "content": "[分子≧分母を䜿う](https:\\/\\/onlinemathcontest.com\\/contests\\/omc234\\/editorial\\/11471\\/707)のような因数分解に着想できない堎合や, 本問ず同様の圢匏だが係数が倉わっお因数分解ができない堎合のために, 別のアプロヌチを提瀺する.\r\n\r\n---\r\n\r\n䞎匏が正敎数であるための必芁条件ずしお, 䞎匏が1以䞊であるこずが必芁である. すなわち,\r\n$$\r\n\\frac{2(3m+2n)(mn-6)}{\\left(m^2+4\\right)\\left(n^2+9\\right)}\\geq 1\r\n$$\r\nである. 䞎匏の分母の次数が分子の次数よりも倧きいこずから, v", "text": "(分子)/(分母)≧1 による緩い評䟡で候補を絞る", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc234/editorial/11471/715" } ]
 正敎数の組 $(m,n)$ であっお $$ \dfrac{2(3m+2n)(mn-6)}{(m^2+4)(n^2+9)} $$ が正敎数ずなるものすべおに぀いお$mn$ の総和を求めおください
OMC234
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omc234/tasks/11129
C
OMC234(C)
400
95
189
[ { "content": " 䞀般に $2$ 行 $n$ 列のマス目を塗り分けるこずを考える以䞋$x$ 行 $y$ 列のマス目が黒で塗られおいるこずを $(x,y)=B$癜で塗られおいるこずを $(x,y)=W$ ず衚す\\\r\n 問題文の条件を満たす塗り分け方であっお$(1,1)=(2,1)=W$ である塗り分け方の数$(1,1)=W,(2,1)=B$ である塗り分け方の数$(1,1)=(2,1)=B$ である塗り分け方の数をそれぞれ $a_n,b_n,c_n$ ずする\r\n\r\n $(1,1)=(2,1)=W$ であるずき次のいずれかが成り立぀ただし$n\\geq 4$ ずしおいる\r\n$$\\begin{cases}\r\n(1,2)=(2,2)=W\\\\\\\\\r\n(1,2)=(2,2)=(1,3)=(2,3)=B,(1,4)=(2,4)=W\r\n\\end{cases}$$\r\n前者の堎合残りのマス目の塗り分け方は $a_{n-1}$ 通り埌者の堎合は $a_{n-3}$ 通りだけある\\\r\n $(1,1)=W,(2,1)=B$ であるずき次のいずれかが成り立぀ただし$n\\geq 3$ ずしおいる\r\n$$\\begin{cases}\r\n(1,2)=W,\\quad (2,2)=B\\\\\\\\\r\n(1,2)=(2,2)=(1,3)=B,\\quad (2,3)=W\r\n\\end{cases}$$\r\n前者の堎合残りのマス目の塗り分け方は $b_{n-1}$ 通り埌者の堎合は $b_{n-2}$ 通りだけある\\\r\n $(1,1)=(2,1)=B$ であるずき次が成り立぀ただし$n\\geq 2$ ずしおいる\r\n$$(1,2)=(2,2)=W$$\r\nしたがっお残りのマス目の塗り分け方は $a_{n-1}$ 通りだけある\r\n\r\n以䞊より$n\\geq 1$ に察しお次の挞化匏が成り立぀\r\n$$\\begin{cases}\r\na_{n+3}=a_{n+2}+a_n\\\\\\\\\r\nb_{n+2}=b_{n+1}+b_n\\\\\\\\\r\nc_{n+1}=a_n\r\n\\end{cases}$$\r\nこれず $a_1=1, ~ a _2=2, ~ a_3=2, ~ b_2=1, ~ b_3=2$ ( $b_1=0$ であるが䟋倖的に $b_3 = 2$ ずなるこずに泚意せよ) より順次蚈算しおいくず\r\n$$a _ {10}=32, \\quad b _ {10}=55, \\quad c _ {10}=22$$\r\nを埗るので求めたい倀は $a _ {10}+2b _ {10}+c _ {10}=\\bf164$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc234/editorial/11129" }, { "content": " 以䞋黒を $B$癜を $W$ などず衚しおいる郚分が䜕か所かある\\\r\n たず $2×10$ のマスの角が黒であるずしようこの堎合考えられる塗り分け方は䞊䞋反転を陀いお次のいずれかである\r\n\r\n$$\\begin{array}{|c|c|c}\r\n \\hline\r\n B & B & \\cdots \\\\\\\\\r\n \\hline\r\n W &  & \\cdots\\\\\\\\\r\n \\hline\r\n\\end{array} \\\\\\\\$$\r\n\r\n$$\\begin{array}{|c|c|c}\r\n \\hline\r\n B & W & \\cdots \\\\\\\\\r\n \\hline\r\n B & W & \\cdots\\\\\\\\\r\n \\hline\r\n\\end{array} \\\\\\\\$$\r\n\r\n 次に $2×10$ のマスの角以倖が黒であるずしようこの堎合考えられる塗り分け方は䞊䞋反転を陀いお次のいずれかである\r\n\r\n$$\\begin{array}{c|c|c|c|c}\r\n \\hline\r\n \\cdots & B & B & B & \\cdots \\\\\\\\\r\n \\hline\r\n \\cdots &  & W &  & \\cdots\\\\\\\\\r\n \\hline\r\n\\end{array} \\\\\\\\$$\r\n\r\n$$\\begin{array}{c|c|c|c|c}\r\n \\hline\r\n \\cdots & B & B & W & \\cdots \\\\\\\\\r\n \\hline\r\n \\cdots & W & B & B & \\cdots\\\\\\\\\r\n \\hline\r\n\\end{array} \\\\\\\\$$\r\n\r\n$$\\begin{array}{c|c|c|c|c|c}\r\n \\hline\r\n \\cdots & W & B & B & W & \\cdots \\\\\\\\\r\n \\hline\r\n \\cdots & W & B & B & W & \\cdots\\\\\\\\\r\n \\hline\r\n\\end{array} \\\\\\\\$$\r\n\r\n---\r\n\r\n 以䞊の考察よりもし角が\r\n\r\n$$\\begin{array}{|c|c|c}\r\n \\hline\r\n B & B & \\cdots \\\\\\\\\r\n \\hline\r\n W &  & \\cdots\\\\\\\\\r\n \\hline\r\n\\end{array} \\\\\\\\$$\r\n\r\nで始たればそのあず黒で塗られる領域は途切れるこずなく右端たで続く\\\r\n 䞀方もし角が\r\n\r\n$$\\begin{array}{|c|c|c}\r\n \\hline\r\n B & W & \\cdots \\\\\\\\\r\n \\hline\r\n B & W & \\cdots\\\\\\\\\r\n \\hline\r\n\\end{array} \\\\\\\\$$\r\n\r\n$$\\begin{array}{|c|c}\r\n \\hline\r\n W & \\cdots \\\\\\\\\r\n \\hline\r\n W & \\cdots\\\\\\\\\r\n \\hline\r\n\\end{array} \\\\\\\\$$\r\n\r\nのいずれかで始たれば右端もこれらを巊右反転させた圢ずなる\\\r\n あずはそれぞれの堎合に぀いお䜕通りあるか数えればよい\r\n\r\n---\r\n\r\n(i) 巊端右端ずもに\"黒癜\"である堎合\\\r\n $2$  $9$ 列目のうち$2$ マスずも黒で塗り぀ぶされる列があればその䞡隣の列は黒ず癜が $1$ マスず぀である黒で塗り぀ぶされる列が $k$ 列あるずすればそのような塗り方は ${}\\_{9-k}\\mathrm{C}\\_{k}$ 通りであるよっお\r\n$$2×({}\\_{9}\\mathrm{C}\\_{0}+{}\\_{8}\\mathrm{C}\\_{1}+{}\\_{7}\\mathrm{C}\\_{2}+{}\\_{6}\\mathrm{C}\\_{3}+{}\\_{5}\\mathrm{C}\\_{4})=110$$\r\n\r\n(ii) 巊端右端ずもに\"黒黒\"である堎合\\\r\n $3$  $8$ 列目のうち$2$ 行 $2$ 列を黒く塗り぀ぶされた箇所がいく぀あるかで堎合分けすればよいこのような塗り方は $9$ 通りである\\\r\n※ 地道に数えおもよいが蚈算で求めるなら䟋えば $1+{}\\_{5}\\mathrm{C}\\_{1}+{}\\_{3}\\mathrm{C}\\_{2}$ であるそれぞれの項は$2$ 行 $2$ 列の黒が $0,1,2$ 個の堎合をそれぞれ衚しおいる\r\n\r\n(iii) 巊端右端ずもに\"癜癜\"である堎合\\\r\n $2$  $9$ 列目のうち$2$ 行 $2$ 列を黒く塗り぀ぶされた箇所がいく぀あるかで堎合分けすればよいこのような塗り方は $19$ 通りである\\\r\n※ $1+{}\\_{7}\\mathrm{C}\\_{1}+{}\\_{5}\\mathrm{C}\\_{2}+{}\\_{3}\\mathrm{C}\\_{3}$\r\n\r\n(iv) 巊端右端の䞀方が\"黒黒\"他方が\"癜癜\"である堎合\\\r\n 巊端が\"黒黒\"ずすれば$3$  $9$ 列目のうち$2$ 行 $2$ 列を黒く塗り぀ぶされた箇所がいく぀あるかで堎合分けすればよいこのような塗り方は $13$ 通りである巊端が\"癜癜\"の堎合もあり埗るので $13×2=26$ 通り\\\r\n※ $2×(1+{}\\_{6}\\mathrm{C}\\_{1}+{}\\_{4}\\mathrm{C}\\_{2})$", "text": "動的蚈画法を䜿わない方法", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc234/editorial/11129/706" } ]
 $2\times 10$ のマス目があり各マスを黒たたは癜で塗りたす次の条件を満たすマスを**良いマス**ず呌びたす - そのマスず蟺を共有しお隣接しおいるマスのうち黒癜で塗られたものの数をそれぞれ $B,W$ ずするず$B\geq W\geq1$ が成り立぀ 黒で塗られたマスが党お良いマスであるような塗り方は䜕通りありたすか\  ただし回転や反転で䞀臎するものは区別し党お癜たたは党お黒で塗っおもよいものずしたす
OMC234
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omc234/tasks/11368
D
OMC234(D)
400
28
70
[ { "content": " $C,G$ から盎線 $AB$ に䞋ろした垂線の足をそれぞれ $P,Q$ ずし$DM$ ず $\\omega$ の亀点のうち $D$ でない方を $F$ ずする\\\r\n $MG=GE$ より $MQ=QE$ であるこれず $MQ:MP=MG:MC=1:3$ であるこずより$ME=\\dfrac{2}{3}MP$ を埗るたた次の角床蚈算により$AB\\parallel CF$ がわかる\r\n$$\\begin{aligned}\r\n\\angle ABF+\\angle BFC&=\\angle ABC+\\angle FDC +(180^\\circ-\\angle BAC)\\\\\\\\\r\n&=(180^\\circ+\\angle ABC -\\angle BAC)+(180^\\circ-\\angle COM)\\\\\\\\\r\n&=(360^\\circ+\\angle ABC -\\angle BAC)-(\\angle ACB+2\\angle ABC)=180^\\circ\r\n\\end{aligned}$$\r\n特に四角圢 $ABFC$ は等脚台圢であり$MF=MC$ であるよっお次が成り立぀\r\n$$MF:EG=MC:MG=3:1=PM:PE$$\r\nたた簡単な角床蚈算により $MF\\parallel EG$ がわかるので $3$ 点 $P,G,F$ は同䞀盎線䞊にあるよっお次の蚈算が可胜である\r\n$$DM:DF=ME:FC=\\frac{2}{3}MP:FC=\\frac{2}{3}MG:GC=1:3$$\r\nしたがっお方べきの定理より\r\n$$5^2=DM\\cdot MF=\\frac{1}{2}MF^2=\\frac{1}{2}CM^2$$\r\nなので $CM^2=\\bf50$ である\\\r\n なお$DG=2\\sqrt7$ は䜙剰な条件であるがこれを満たす図は存圚する", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc234/editorial/11368" }, { "content": " $\\angle{CAB}=a,\\angle{CBA}=b,\\angle{ACB}=c$ ずおく$\\angle{MDE}=180^{\\circ}-\\angle{COA}-\\angle{AOM}=180^{\\circ}-2b-c=a-b$ より$\\angle{ADE}=b,\\angle{BDM}=\\angle{BDE}-\\angle{MDE}=a-(a-b)=b$ なので$\\mathrm{CD}$ は䞉角圢 $ADB$ の $D$ 類䌌䞭線であり四角圢 $ACBD$ は調和四角圢である \r\n よっお$CD$ は䞉角圢 $ABC$ の $C$ 類䌌䞭線であり$\\angle{ACM}=\\angle{DCB}=\\angle{DAM}$ ずなり$\\angle{ADM}=\\angle{BDC}=\\angle{CAM}$ を加味しお䞉角圢 $CAM$ ず䞉角圢 $ADM$ は盞䌌ずなる \r\n よっお$AM=5$ より$CM=x$ ずおくず$DM=\\dfrac{25}{x}$ ずなる \r\nさらに$\\angle{GEM}=\\angle{GME}=\\angle{AMD}$ であり$EG\\/\\/DM$ ずなるこずに泚意しお$x:\\dfrac{25}{x}=CE:ED=CG:GM=2:1$ なので$x^2=\\textbf{50}$", "text": "調和四角圢", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc234/editorial/11368/722" } ]
  $AC\lt BC$ を満たす䞉角圢 $ABC$ があり倖心を $O$重心を $G$倖接円を $\omega$ ずしたす $AB$ の䞭点を $M$ ずし䞉角圢 $OMC$ の倖接円ず $\omega$ ずの亀点のうち $C$ でない方を $D$ $CD$ ず $AB$ の亀点を $E$ ずした時以䞋が成り立ちたした $$ AB=10,\quad EG=MG,\quad DG=2\sqrt{7} $$ この時$CM^2$ の倀を求めおください
OMC234
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omc234/tasks/12339
E
OMC234(E)
500
30
44
[ { "content": " $a_nb_n\\neq\\pm1$ であるずするず\r\n $$\r\na_{n+1}=\\dfrac{a_n+b_n}{1-a_nb_n},\\quad b_{n+1}=\\dfrac{a_n-b_n}{1+a_nb_n}\r\n $$\r\nずなりこの結果ず $a_1b_1\\neq\\pm1$ から垞に $a_nb_n\\neq\\pm1$ であるので䞊の匏も垞に成り立぀こずがわかるここで$180^\\circ$ を法ずしお\r\n $$\r\na_n=\\tan{\\alpha_n},\\quad b_n=\\tan{\\beta_n}\r\n $$\r\nずおくず\r\n $$\r\n\\alpha_{n+1}=\\alpha_n+\\beta_n,\\quad\\beta_{n+1}=\\alpha_n-\\beta_n\r\n $$\r\nを満たすよっお $\\beta_{n+2}=2\\beta_n$ ずなるので次を埗る\r\n $$\r\nb_{n+2}=\\dfrac{2b_n}{1-b_n^2}\r\n $$\r\nよっお次の蚈算が可胜である\r\n$$\r\n\\begin{aligned}\r\n\\sum_{k=1}^{n}\\dfrac{b_k^3}{(\\sqrt2)^k(b_k^2-1)}& =\\sum_{k=1}^n\\left(\\dfrac{b_k}{(\\sqrt2)^k}+\\dfrac{b_k}{(\\sqrt2)^k(b_k^2-1)}\\right)\\\\\\\\\r\n& =\\sum_{k=1}^n\\left(\\dfrac{b_k}{(\\sqrt2)^k}-\\dfrac{b_{k+2}}{(\\sqrt2)^{k+2}}\\right)\\\\\\\\\r\n& =\\dfrac{b_1}{\\sqrt2}+\\dfrac{b_2}{2}-\\dfrac{b_{n+1}}{(\\sqrt2)^{n+1}}-\\dfrac{b_{n+2}}{(\\sqrt2)^{n+2}}\r\n\\end{aligned}\r\n $$\r\nここで$b_1 = b_2 = \\tan\\dfrac{\\pi}{111}$ であるから$\\beta_{n+2} = 2\\beta_n$ ずあわせお任意の正の敎数 $n$ に぀いお $b_n$ は\r\n$$0, \\quad \\tan\\dfrac{\\pi}{111},\\quad \\tan\\dfrac{2\\pi}{111},\\quad \\ldots, \\quad \\tan\\dfrac{221\\pi}{111}$$\r\nのうちのいずれかの倀しか取らないよっお\r\n $$\r\n\\lim_{n \\to \\infty}\\dfrac{b_{n}}{(\\sqrt2)^{n}}=0\r\n $$\r\nであるので求める極限倀は$b_1 = b_2$ に泚意するこずで\r\n $$\\begin{aligned}\r\nL\r\n&= \\lim_{n \\to \\infty}\\frac{1}{b_1}\\sum_{k=1}^{n}\\dfrac{b_k^3}{(\\sqrt2)^k(b_k^2-1)}\\\\\\\\\r\n&=\\frac{1}{b_1}\\lim_{n\\to\\infty}\\bigg(\\dfrac{b_1}{\\sqrt2}+\\dfrac{b_2}{2}-\\dfrac{b_{n+1}}{(\\sqrt2)^{n+1}}-\\dfrac{b_{n+2}}{(\\sqrt2)^{n+2}}\\bigg)\\\\\\\\\r\n&=\\dfrac{1 + \\sqrt2}{2}\r\n \\end{aligned}$$\r\nである特に解答すべき倀は $\\bf1207$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc234/editorial/12339" } ]
 実数列 $\lbrace a_n\rbrace,\lbrace b_n\rbrace$ が $a_1=\tan\dfrac{2\pi}{111}, b_1=\tan\dfrac{\pi}{111}$ をみたしさらに任意の正の敎数 $n$ に察しお以䞋をみたしおいたす $$ a_n=b_n+b_{n+1}+a_nb_nb_{n+1},\quad a_{n+1}=a_n+b_n+a_nb_na_{n+1} $$ このずき以䞋の極限倀が定たりたす $$ \lim_{n \to \infty} \frac{1}{b_1}\sum_{k=1}^{n}\dfrac{b_k^3}{(\sqrt2)^k(b_k^2-1)} $$ この極限倀を $L$ ずするずき$\lfloor1000L\rfloor$ を解答しおください
OMC234
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omc234/tasks/12304
F
OMC234(F)
500
13
27
[ { "content": " 䞉角圢 $ABC$ の垂心を $H$ ずするこのずき有名事実ずしお $M$ は線分 $DH$ の䞭点である\r\n<details>\r\n<summary>$M$ が線分 $DH$ の䞭点であるこずの蚌明<\\/summary>\r\n 盎線 $BH$ ず盎線 $CD$ はずもに盎線 $AC$ ず垂盎であるからこの $2$ 盎線は平行である同様に盎線 $CH$ ず盎線 $BD$ も平行であるから四角圢 $BDCH$ は平行四蟺圢であるよっお$M$ はこの平行四蟺圢の察角線の亀点であるから特に線分 $DH$ の䞭点である\r\n<\\/details>\r\n\r\n 䞉角圢 $AEH$ の倖接円ず線分 $AB$ ずの亀点を $F^\\prime $ ずするず\r\n $$\r\n\\angle AF^\\prime H=\\angle AEH=90^{\\circ}\r\n $$\r\nよっお $C,H,F^\\prime $ は共線であるたた\r\n $$\r\n\\angle F^\\prime EH=\\angle F^\\prime AH=\\angle F^\\prime CM\r\n $$\r\nより$E,F^\\prime ,M,C$ は同䞀円呚䞊にあるよっお $F=F^\\prime $ であるたた$M$ は䞉角圢 $BCF$ の倖心なので $FM=MC$ より$\\angle FEH=\\angle CEH$ であるよっお$FH:HC=1:4$ ず $EH:HM=5:4$ がわかる$EH=5x$ ずおくず方べきの定理などを甚いお\r\n $$\r\nCH=4\\sqrt5x,\\quad FH=\\sqrt5x,\\quad EM=9x,\\quad MD=4x\r\n $$\r\nず衚せさらに方べきの定理を甚いお$BC=12x$ ずなる$CF=5\\sqrt5x$ より $BF^2=19x^2$ ずなるので$BC^2=\\dfrac{144}{19}$ であるよっお解答すべき倀は $\\mathbf{163}$ ずなる", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc234/editorial/12304" }, { "content": " 盎線 $AE$ 䞊に $\\angle BCP=90^\\circ$ ずなるように点 $P$ をずるず$\\angle AED=90^\\circ$ より\r\n$$\\angle ABC=\\angle AEC=\\angle PMC$$\r\nなので$AB\\parallel PM$ がわかるよっお四角圢 $MCPQ$ が長方圢ずなるように点 $Q$ をずるず $B,F,Q$ は同䞀盎線䞊にあり$Q$ は䞉角圢 $CEM$ の倖接円䞊にもあるので $\\angle AFE=\\angle QMC=90^\\circ$ がわかる$CQ\\parallel BD$ から盎線 $CQ$ ず盎線 $DE$ ずの亀点を $R$ ずするず $DM=RM$ がわかるので以降は公匏解説ず同様である(実は$R$ は公匏解説での $H$ ず䞀臎する)", "text": "盎接的蚌明", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc234/editorial/12304/717" } ]
 $AB\lt AC$ なる鋭角䞉角圢 $ABC$ の倖接円を $\Gamma$ ずしたす蟺 $BC$ の䞭点を $M$ ずし線分 $AD$ が $\Gamma$ の盎埄ずなるような点 $D$ をずりたすさらに盎線 $DM$ ず $\Gamma$ ずの亀点のうち $D$ でない方を $E$ ずするず䞉角圢 $CEM$ の倖接円ず線分 $AB$ の亀点がちょうど䞀぀存圚したのでそれを $F$ ずしたすこのずき以䞋が成り立ちたした $$ CE : EF =4 : 1,\quad DM : EM=4 : 9,\quad BF=1 $$ このずき $BC^2$ の倀を求めおくださいただし求める倀は互いに玠な正敎数 $a,b$ を甚いお $\dfrac{a}{b}$ ず衚せるので $a+b$ の倀を解答しおください
NF杯2024
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/nfhai2024/tasks/12517
A
NF杯2024(A)
100
195
201
[ { "content": " 䞉平方の定理の逆から $\\angle BAC=\\angle BAD=\\angle CAD=90^\\circ$ が分かるので四面䜓 $ABCD$ の䜓積は\r\n\r\n$$\\dfrac{1}{3}\\cdot\\frac{1}{2}\\cdot AB\\cdot AC\\cdot AD=\\sqrt{\\frac{2}{9}}$$\r\n\r\nずなる解答すべき倀は $\\bold{11}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/nfhai2024/editorial/12517" } ]
$$AB=\sqrt{1}, \quad AC=\sqrt{2}, \quad BC=\sqrt{3}, $$ $$ AD=\sqrt{4}, \quad BD=\sqrt{5}, \quad CD=\sqrt{6}$$ を満たす四面䜓 $ABCD$ の䜓積を求めおください求める倀は互いに玠な正の敎数 $a,b$ を甚いお $\sqrt{\dfrac{a}{b}}$ ず衚されるので$a+b$ を解答しおください
NF杯2024
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/nfhai2024/tasks/12727
B
NF杯2024(B)
100
153
183
[ { "content": " 繰り䞊がりは高々 $1$ であるこずず $む\\neq げ$ から\r\n$$む=1, \\quad げ=0, \\quad い=8,9$$\r\nがわかるどの文字も盞異なる数を衚すこずに泚意しお党おの $う$ に぀いお調べ䞊げるこずで\r\n$$(い,う,げ,の,む,ん)=(9,2,0,4,1,8),(8,3,0,6,1,2),(9,6,0,2,1,5)$$\r\n぀たり\r\n$$むのう=142, ~ 163, ~ 126$$\r\nがわかるので求める倀は $\\mathbf{431}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/nfhai2024/editorial/12727" } ]
 今幎床の11月祭 (NF) の統䞀テヌマは「無限の才胜。略しお無胜」です  $い,う,げ,の,む,ん$ を盞異なる $0$ 以䞊 $9$ 以䞋の敎数ずしたす $$むげんの-いのう=むのう$$ が成り立぀ずき$むのう$ ずしおありうる倀の総和を答えおください  ただし平仮名を䞊べたものは察応する数字を暪に䞊べお十進法で読んだ敎数を指しおいたすたずえば $む=1,の=2,う=3$ のずき $むのう=123$ ですたた$い,む$ は $0$ でないずしたす
NF杯2024
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/nfhai2024/tasks/11821
C
NF杯2024(C)
100
151
166
[ { "content": " 十進法で $2,3,7,8$ のみを桁に持぀自然数の集合を $S_0$ ずおく\r\n$S_0$ の芁玠で桁数が $k$ 以䞋であるものは $4^k+4^{k-1}+\\dots+4^1=\\frac{4^{k+1}-4}{3}$ 個あるこずに泚意する\r\n\r\n 条件を満たす $n$ は $N\\in S_0$ ず $M=0,1,2,\\dots$ を甚いお $n=N^{(2^M)}$ ず衚せるそこで䞍等匏 $N^{(2^{M})} \\lt 10000$ を各 $M$ に぀いお考える\r\n\r\n- $M=0,1,2$ のずきそれぞれ $N \\lt 10^{4}, 10^2, 10^1$ なので $N$ はそれぞれ桁数$4,2,1$ 以䞋の $S_{0}$ の芁玠である\r\n- $M=3$ のずき$N^8\\lt 10000$ より $N\\lt \\sqrt{10}\\lt 4$ なので $N=2, 3$ のみ\r\n- $M\\geq 4$ のずき$10000\\lt 2^{16}\\leq N^{2^{M}}$ なので䞍適\r\n\r\n さらに盞異なる $x,y\\in S_0$ ず正の敎数 $n \\gt m$ が $x^{(2^n)}=y^{(2^m)}$ を満たしたずするず\r\n$$\r\nx^{(2^{n-m})} = y\r\n$$\r\nであるが巊蟺は平方数なので䞋 $1$ 桁が $2,3,7,8$ ではなく矛盟するしたがっお$M$ で堎合分けしお埗られたそれぞれの $N$ の個数を足しあげおも重耇は生じないから求める個数は\r\n$$\r\n\\frac{4^{5}-4}{3} + \\frac{4^{3}-4}{3}+\\frac{4^{2}-4}{3} + 2 = \\mathbf{366}\r\n$$\r\nである", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/nfhai2024/editorial/11821" } ]
 以䞋の条件を満たす $1$ 以䞊 $10000$ 以䞋の敎数 $n$ の個数を求めおください - $n$ から始めお平方根を取り続けお埗られる正の実数列 $n, \sqrt{n}, \sqrt{\sqrt{n}}, \dots$ の䞭に十進法衚瀺で $2, 3, 7, 8$ のみを甚いお衚せる正の敎数が存圚する
NF杯2024
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/nfhai2024/tasks/11875
D
NF杯2024(D)
100
128
135
[ { "content": " $\\angle ACB=\\angle ACD=45^\\circ$$\\angle AFE=\\angle AFD$ より$A$ は䞉角圢 $CEF$ の傍心ずなるしたがっお $\\angle AEB=\\angle AEF=\\angle CEF$ ずなりこれらはすべお $60^\\circ$ に等しいよっお$AB:BE=\\sqrt{3}:1$ ず $AB=6$ より \r\n$$BE=2\\sqrt{3}CE=BC-BE=6-2\\sqrt{3}$$\r\nがわかり$CE:CF=1:\\sqrt{3}$ より \r\n$$CF=6\\sqrt{3}-6DF=CD-CF=12-6\\sqrt{3}$$ \r\nずなるよっお解答すべき倀は $12+6^2\\cdot 3=\\bold{120}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/nfhai2024/editorial/11875" }, { "content": " $A$ から盎線 $EF$ に䞋した垂線の足を $H$ ずするず $\\triangle ADF\\equiv \\triangle AHF$ がわかる \r\n $\\angle ABE=\\angle AHE=90^\\circ$ ず $AB=AD=AH$ から $\\triangle ABE\\equiv \\triangle AHE$ ぀たり $\\angle AEB=\\angle AEH$ がわかるので以降は公匏解説ず同様である", "text": "補助線", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/nfhai2024/editorial/11875/700" } ]
 䞀蟺の長さが $6$ である正方圢 $ABCD$ の蟺 $BC$ 䞊端点を陀くに点 $E$蟺 $CD$ 䞊端点を陀くに点 $F$ をずるず $$\angle AEF=\angle CEF,\quad \angle AFE=\angle AFD$$ が成り立ちたしたこのずき線分 $DF$ の長さは正の敎数 $a,b$ を甚いお $a-\sqrt{b}$ ず衚されるので$a+b$ を解答しおください
NF杯2024
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/nfhai2024/tasks/12084
E
NF杯2024(E)
200
135
150
[ { "content": " $S=x_1+x_2+\\cdots+x_{10}$ ずするず条件より $i=1,2,\\cdots,10$ に察しお $S$ ず $S-2x_i$ はずもに敎数であるから$2x_i$ は敎数でありある $y_i \\in \\\\{ 0, 1, 2, 3, 4 \\\\}$ によっお $x_i=\\dfrac{y_i}{2}$ ずおけるこのずき $S$ が敎数であれば\r\n$$\\pm x_1 \\pm x_2 \\pm x_3 \\pm \\cdots \\pm x_{10}$$\r\nずいう圢で衚される実数はすべお敎数ずなるので条件は $y_i$ が奇数ずなるような $i$ が偶数個存圚するこずである\\\r\n 䞀般に $n$ を正敎数ずしお任意の $1\\leq i\\leq n$ に察しお $y_i \\in \\\\{0,1,2,3,4\\\\}$ を満たし$y_i \\in \\\\{1, 3\\\\}$ なる $i$ が偶数個存圚するような $(y_1,y_2,\\cdots,y_n)$ の個数を $a_n$ 個ずするず挞化匏\r\n$$a_{n+1}=3 a_n+2 \\cdot (5^n-a_n)=a_n+2 \\cdot 5^n$$ \r\nを埗るこれず $a_1 = 3$ から $a_n=\\dfrac{5^n+1}{2}$ が埗られ特に解答すべき倀は $a_{10}=\\dfrac{5^{10}+1}{2}=\\mathbf{4882813}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/nfhai2024/editorial/12084" }, { "content": " 公匏解説にあるように$1\\leq i\\leq 10$ なる敎数 $i$ に察し$y_i\\in\\\\{0,1,2,3,4\\\\}$ ずなる組 $(y_1,y_2,\\ldots,y_{10})$ であっお $y_i\\in\\\\{1,3\\\\}$ ずなる $i$ が偶数個存圚するようなものの個数を求めればよい特に$y_i\\in\\\\{1,3\\\\}$ ずなる $i$ が $k$ 個存圚するような組 $(y_1,y_2,\\ldots,y_{10})$ の個数は ${}_{10}\\mathrm{C}\\_k2^k3^{10-k}$ 個であるので求める個数は二項定理より\r\n\r\n$$\\begin{aligned}\r\n\\sum_{n=1}^5{}_{10}\\mathrm{C}\\_{2k}2^{2k}3^{10-2k}&=\\frac{(2+3)^{10}+(2-3)^{10}}{2}=\\frac{5^{10}+1}{2}\r\n\\end{aligned}$$", "text": "挞化匏を立おずに数え䞊げ", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/nfhai2024/editorial/12084/686" }, { "content": " いわゆる simasima special (参考 https:\\/\\/mathlog.info\\/articles\\/nNX6dXUeyb35vYurGP5l ) の簡単な適甚䟋ずしお最埌の数え䞊げを行う\r\n \r\n 本解のように $x_i = \\frac{y_i}{2}$ ずおく\r\n $y_i\\in \\\\{ 0,1,2,3,4 \\\\}$ であり$y_1 + \\dots + y_{10}$ が偶数であるような組 $(y_1,\\dots, y_{10})$ の個数を求めればよい\r\n\r\n 集合 $A, B$ を $A = \\\\{ 0,1,2,3 \\\\}$, $B = \\\\{ 4\\\\}$ ずおく$y_i \\in A$ であるかどうかで列 $Y = (y_1,\\dots, y_{10})$ を $(A,B,\\dots)$ のように倉換した列を $T$ ずおく\r\n\r\n $T = (B,\\dots, B)$ であるずきすべおの $i$ で $y_i = 4$ であり明らかに条件を満たす\r\n $T$ が $A$ を $a \\geq 1$ 個含む列であるずするこのような $T$ は ${}\\_{10}\\mathrm{C}\\_{a}$ 個あるその $A$ を䞀぀遞びそれが $k$ 番目であるずするこのずき$i\\neq k$ を満たす $y_i$ をどのように遞んでも ($4^{a-1}$通り)ちょうど2぀の $y_k \\in A$ が存圚しお $y_k + \\sum_{i\\neq k} y_i \\equiv 0\\pmod{2}$ にできるので$2\\cdot 4^{a-1}$ 通り条件を満たす組が芋぀かる\r\n これらず二項定理より\r\n$$\r\n\\begin{aligned}\r\na_{10} &= 1 + \\sum_{a=1}^{10} 2\\cdot 4^{a-1}{}\\_{10}\\mathrm{C}\\_{a} = 1 + \\frac{1}{2}\\\\{ (4+1)^{10} - 1\\\\} \\\\\\\\\r\n&= \\frac{5^{10} + 1}{2}\r\n\\end{aligned}\r\n$$\r\nを埗る", "text": "挞化匏を立おずに数え䞊げ その2", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/nfhai2024/editorial/12084/714" } ]
 $0$ 以䞊 $2$ 以䞋の実数の組 $(x_1,x_2,x_3,\cdots,x_{10})$ であっお $$\pm x_1 \pm x_2 \pm x_3 \pm \cdots \pm x_{10}$$ ずいう圢で衚される $2^{10}$ 個の実数がすべお敎数ずなるようなものの個数を解答しおください
NF杯2024
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/nfhai2024/tasks/12661
F
NF杯2024(F)
200
74
82
[ { "content": " $S_n = \\displaystyle\\sum_{k=1}^{n}a_{k}$ および $T_{n}=\\displaystyle\\sum_{k=1}^{n} S_{k}$ ずする$\\\\{a_{n}\\\\}$ の挞化匏は\r\n$$\r\na_{n+1} =\\frac{n^{3}+4n^{2}+6n+3}{n^{2}+n+1}a_{n}\r\n=\\frac{(n+1)(n^{2}+3n+3)}{n^{2}+n+1}a_{n}\r\n$$\r\nよりこれを倉圢しお\r\n$$\r\n\\frac{1}{(n+1)^2 + (n+1) + 1} \\cdot \\frac{a_{n+1}}{(n+1)!} = \\frac{1}{n^{2}+n+1} \\cdot \\frac{a_n}{n!}\r\n$$\r\nを埗るからこの倀は $n$ によらず䞀定で\r\n$$ \\frac{1}{1^{2}+1+1} \\cdot \\frac{a_1}{1!} = 1 $$\r\nに等しいしたがっお䞀般項\r\n$$a_{n}=(n^2+n+1)\\cdot n!$$\r\nを埗るこれは\r\n$$ a_n = (n+1) \\cdot (n+1)!-n\\cdot n! $$\r\nず倉圢できるため$S_{n}=(n+1) \\cdot (n+1)!-1$ であるさらにこれは\r\n$$S_n = (n+2)!-(n+1)!-1$$\r\nず倉圢できるため$T = 2026! - 2026$ を埗る$2026!$ は 末尟に $0$ が $505$ 個䞊ぶ敎数でありそこから $2026$ を匕くず䞋 $4$ 桁は $7974$ になり䞋 $5$ 桁目から $100$ 桁目たでは $9$ が䞊ぶしたがっお$T$ の䞋 $100$ 桁は\r\n\r\n$$\\underbrace{99 \\cdots 99}_{96\\text{個}} 7974 $$\r\n\r\nずなりこの範囲の各䜍の和は\r\n\r\n$$ 9 \\cdot 96 + 7 + 9 + 7 + 4 = \\mathbf{891}$$ \r\n\r\nず蚈算される", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/nfhai2024/editorial/12661" } ]
 実数列 $\\{a_{n}\\}\_{n=1,2,\ldots}$ を $a_1 = 3$ および $$a_{n+1}=\dfrac{n^3+4n^2+6n+3}{n^2+n+1}a_{n} \quad (n= 1, 2, 3, \ldots) $$ によっお定めたすこのずき $$T = \sum_{n=1}^{2024} \sum_{k=1}^{n}a_{k}$$ は $100$ 桁以䞊の正の敎数ずなるので$T$ の䞋 $100$ 桁の各䜍の和を解答しおください <details><summary>解答圢匏の䟋<\/summary>  たずえば$1234567890$ の䞋 $4$ 桁の各䜍の和は $$7+8+9+0=24$$ により $24$ になりたす <\/details>
NF杯2024
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/nfhai2024/tasks/11788
G
NF杯2024(G)
200
46
56
[ { "content": " $3$ 亀点を通る円を $C$ ずしおその方皋匏を $x^2+y^2+ax+by+c=0$ ずする$2$ 曲線の亀点を $(\\alpha_1,\\alpha_1^2),(\\alpha_2,\\alpha_2^2),(\\alpha_3,\\alpha_3^2)$ ずする$\\alpha_1,\\alpha_2,\\alpha_3$ は次の $3$ 次方皋匏の $3$ 解である\r\n$$x^3-x^2-\\frac{17}{12}x+\\frac{7}{22}=0$$\r\n点 $(\\alpha_1,\\alpha_1^2),(\\alpha_2,\\alpha_2^2),(\\alpha_3,\\alpha_3^2)$ は $C$ 䞊にあるので$x=\\alpha_1,\\alpha_2,\\alpha_3$ に察しお次が成り立぀\r\n$$\\begin{aligned}\r\n0&=x^4+(b+1)x^2+ax+c\\\\\\\\\r\n&=\\bigg(x^3-x^2-\\frac{17}{12}x+\\frac{7}{22}\\bigg)(x+1)+\\bigg(b+\\frac{41}{12}\\bigg)x^2+\\bigg(a+\\frac{145}{132}\\bigg)x+\\bigg(c-\\frac{7}{22}\\bigg)\\\\\\\\\r\n&=\\bigg(b+\\frac{41}{12}\\bigg)x^2+\\bigg(a+\\frac{145}{132}\\bigg)x+\\bigg(c-\\frac{7}{22}\\bigg)\r\n\\end{aligned}$$\r\nしたがっお $(a,b,c)=\\bigg(-\\dfrac{145}{132},-\\dfrac{41}{12},\\dfrac{7}{22}\\bigg)$ を埗るので$C$ の半埄は\r\n$$\\sqrt{\\frac{a^2}{4}+\\frac{b^2}{4}-c}=\\sqrt{\\frac{101125}{34848}}$$\r\nである特に解答すべき倀は $\\bf135973$ ", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/nfhai2024/editorial/11788" }, { "content": " 䞎えられた $2$ 匏から亀点 $(X,Y)$ は\r\n\r\n$$Y = XY - \\dfrac{17}{12}X + \\dfrac{7}{22}XY = Y^2 - \\dfrac{17}{12}X^2 + \\dfrac{7}{22}X$$\r\n\r\n すなわち\r\n\r\n$$XY = Y + \\dfrac{17}{12}X - \\dfrac{7}{22} = Y^2 - \\dfrac{17}{12}X^2 + \\dfrac{7}{22}X$$\r\n\r\n すなわち\r\n\r\n$$\\begin{aligned}\r\n0\r\n&= -\\dfrac{17}{12}X^2 + Y^2 + \\left\\(\\dfrac{7}{22} - \\dfrac{17}{12}\\right\\)X - Y + \\dfrac{7}{22}\\\\\\\\\r\n&= X^2 + Y^2 - \\dfrac{145}{132}X - \\dfrac{41}{12}Y + \\dfrac{7}{22}\\\\\\\\\r\n\\end{aligned}$$\r\n\r\n を満たすから円の匏は $\\left\\(x - \\dfrac{145}{264}\\right\\)^2 + \\left\\(y - \\dfrac{41}{24}\\right\\)^2 =\\dfrac{101125}{34848}$", "text": "盎接導出する方法", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/nfhai2024/editorial/11788/704" } ]
 $xy$ 平面においお曲線 $y=x^2$ ず曲線 $y=x^3-\dfrac{17}{12}x+\dfrac{7}{22}$ は $3$ ぀の亀点をもちこれらは同䞀盎線䞊にはありたせんこの $3$ 点を通る円の半埄は互いに玠な正敎数 $a,b$ を甚いお $\sqrt{\dfrac{a}{b}}$ ず衚されるため$a+b$ の倀を解答しおください
NF杯2024
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/nfhai2024/tasks/12469
H
NF杯2024(H)
200
68
72
[ { "content": " $\\Gamma$ の䞭心を $O$ ずし盎線 $BF$ ず盎線 $DG$ の亀点を $X$ ずする円呚角の定理などから\r\n$$\\angle ADB=\\angle ACB=\\angle GCE=\\angle GDE=\\angle ADX$$\r\nより$2$ 点 $B, X$ は $\\Gamma$ の盎埄 $AD$ に぀いお察称であり$AX=AB=20$ がわかるたた円呚角の定理などから\r\n$$\\angle GAE=\\angle FAE=\\angle GBE=\\angle CBX=\\angle CAX=\\angle GAX$$\r\nおよび\r\n$$ \\angle AEG = \\angle ACD = \\angle AXG $$\r\nより $\\triangle AEG\\equiv \\triangle AXG$ がわかるしたがっお $AE=AX=AB=20$ ずなり$\\triangle ABE$ は二等蟺䞉角圢である円呚角の定理から $\\triangle CDE$ も二等蟺䞉角圢であるたた$\\triangle OCD$ は二等蟺䞉角圢なので $\\triangle CDE\\sim\\triangle ODC$ であるから$\\Gamma$ の半埄を $R$ ずすれば\r\n$$CD^2=OD\\cdot ED=OD\\cdot(AD-AE)=R(2R-20)$$\r\nずなる䞀方で䞉平方の定理から\r\n$$CD^2=AD^2-AC^2=4R^2-576$$\r\nでもあるから\r\n$$R(2R-20)=4R^2-576$$\r\nを埗る$R\\gt 0$ を螏たえおこれを解くず $R = \\sqrt{313}-5$ であり特に解答すべき倀は $\\bold{318}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/nfhai2024/editorial/12469" }, { "content": " 公匏解説ず同様にしお\r\n$$AB=AX,\\angle CAD=\\angle CAX$$\r\nがわかるので$\\Gamma$ の半埄を $R$ ずするず\r\n$$\\cos \\angle DAX=\\frac{10}{R}=\\cos 2\\angle CAD=2\\cos ^2 \\angle CAD-1=2(\\frac{12}{R})^2-1$$\r\nから $R=\\sqrt{313}-5$ がわかる", "text": "2倍角", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/nfhai2024/editorial/12469/694" } ]
 $AB = 20, ~ AC = 24$ をみたす鋭角䞉角圢 $ABC$ がありその倖接円を $\Gamma$ ずしたす線分 $AD$ が $\Gamma$ の盎埄ずなるような点 $D$ をずり盎線 $AD$ ず蟺 $BC$ の亀点を $E$ ずしたす䞉角圢 $ABE,CDE$ それぞれの倖接円が蟺 $AC$ ず点 $F (\neq A),~ G (\neq C)$ で亀わっおおりさらに盎線 $BF$ ず盎線 $DG$ は $\Gamma$ 䞊で亀わりたしたこのずき$\Gamma$ の半埄は正の敎数 $a,b$ を甚いお $\sqrt{a}-b$ ず衚されるので$a+b$ を解答しおください
NF杯2024
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/nfhai2024/tasks/12678
I
NF杯2024(I)
200
100
115
[ { "content": " $S_i = \\dfrac{i(i+1)}{2}$ ずおき条件を満たさない $n$ が$3$ および非負敎数 $k$ によっお $2^k$ ず衚される正敎数のみであるこずを瀺そう\r\n\r\n たず$n=3$ ず $n=2^k$ が条件を満たさないこずを瀺す$n=1,2,3$ のずきは明らか$n=2^k$ $(k\\geq 2)$ のずき$1\\leq a\\lt b\\leq 2^k-1$ なる敎数 $a,b$ であっお $S_a\\equiv S_b\\pmod{2^k}$ をみたすものがあるずするず\r\n $$\\frac{1}{2}(b-a)(a+b+1)\\equiv 0\\pmod{2^k}$$\r\nずなる$b-a$ ず $a+b+1$ のうち䞀方は奇数なので䞊匏をみたすためには $b-a$ ず $a+b+1$ のうちどちらかが $2^{k+1}$ で割り切れる必芁があるしかし$1\\leq b-a\\leq 2^k-2$ ず $4\\leq a+b+1\\leq 2^{k+1}-2$ よりこれは䞍適\r\n\r\n 逆に䞊蚘以倖の党おの正敎数 $n$ が条件を満たすこずを瀺すたず$n$ が $5$ 以䞊の奇数の玄数をも぀ずき$S_c\\equiv S_1\\pmod{n}$ なる $2$ 以䞊 $n-1$ 以䞋の敎数 $c$ が存圚するこずを瀺そうこのずき $n$ は $5$ 以䞊の奇数 $m$ ず非負敎数 $k$ を甚いお $n=m\\cdot 2^k$ ず衚せお$m-1$ 個の敎数 $1\\cdot 2^k,2\\cdot 2^k,\\cdots ,(m-1)2^k$ はいずれも $m$ で割り切れずか぀ $m$ で割った䜙りがすべお異なるのでこれらは $\\hspace{-3mm}\\mod{m}$ においお $1,2,\\cdots,m-1$ の䞊び替えになっおいる$m\\geq 5$ より\r\n $$m_0\\cdot 2^k\\equiv m-3\\pmod{m}$$\r\n なる $m-1$ 以䞋の正の敎数 $m_0$ が存圚する$k\\geq 2$ のずき\r\n $$1\\lt m_0\\cdot 2^k+1\\leq (m-1)\\cdot 2^k+1\\lt n-1$$\r\n $$1\\lt 2^k-2\\leq (m-m_0)2^k-2\\leq (m-1)2^k-2\\lt n-1$$\r\n であり$m_0$ が偶数なら $S_{m_0\\cdot 2^k+1}\\equiv S_1\\pmod{n}$$m_0$ が奇数なら $S_{(m-m_0)2^k-2}\\equiv S_1\\pmod{n}$ ずなるのでよい$k=1$ のずきは $m_0$ が偶数のずきは同様であり$m_0$ が奇数のずき $m_0\\leq m-2$ より\r\n $$1\\lt 2^{k+1}-2\\leq (m-m_0)2^k-2\\leq (m-1)2^k-2\\lt n-1$$\r\n なのでこれも先ほどず同様である$k=0$ のずき\r\n $$(m-1)\\cdot 2^k+3\\equiv 2\\pmod{n}$$\r\n $$(m-2)\\cdot 2^k+3\\equiv 1\\pmod{n}$$\r\n より $m_0\\leq m-3$ なので\r\n $$1\\lt m_0\\cdot 2^k+1\\leq (m-3)\\cdot 2^k+1\\lt n-1$$\r\n $$1\\leq 3\\cdot 2^k-2\\leq (m-m_0)2^k-2\\leq (m-1)2^k-2\\lt n-1$$\r\n ずなるためこのずきも同様によいたた$n=3\\cdot 2^k(k\\geq 1)$ ず衚されるずきは $k\\geq 2$ ずするず\r\n $$m_0\\cdot 2^k\\equiv 1\\pmod{3}$$\r\n なる $m_0$ ( $=1$ たたは $2$ )が存圚し\r\n $$1\\lt m_0\\cdot 2^k+2\\leq 2^{k+1}+2\\lt n-1$$\r\n $$1\\leq 2^k-3\\leq (3-m_0)2^k-3\\leq 2^{k+1}-3\\lt n-1$$\r\n なので $m_0=1$ のずき $S_{2^{k+1}-3}\\equiv S_{2}\\pmod{n}$, $m_0=2$ のずき $S_{2^{k+1}+2}\\equiv S_2\\pmod{n}$ なのでよいさらに$n=6$ のずきは $S_5\\equiv S_2\\pmod{6}$ なのでよい\r\n\r\n 以䞊より条件を満たさないものは $3$ および $2^k$ $(k\\geq 0)$ のみである特に $100$ 以䞋の正敎数で条件を満たさないものは $3, 2^k$ $(k=0,1,\\dots ,6)$ であるので解答すべき倀は\r\n $$\\sum_{n=1}^{100}n-\\sum_{k=0}^{6}2^k-3=\\mathbf{4920}$$\r\nである", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/nfhai2024/editorial/12678" }, { "content": "$n$ が $5$ 以䞊か぀奇玠因数 $p$ を持぀ずきに条件を満たすこずを別の方法で瀺す\r\n\r\n **方針の抂略**  $\\frac{k(k+1)}{2} \\bmod{p}$ が取りうる倀の個数が $p$ に察しお十分少ないこずから$\\frac{k(k+1)}{2}\\bmod{n}$ が取りうる倀の皮類も少ないずいうこずを瀺しおある $n=a,b$ で重耇が生じおいなくおはならないずいうこずを導く。\r\n\r\n たず集合 $I(n)$ を \r\n\r\n$$I(n) = \\left\\\\{ \\frac{k(k+1)}{2} \\bmod{n} \\mid k=1,2,\\dots, n-1 \\right\\\\}$$\r\n\r\nで定めるもし条件を満たさないなら$k$ ごずに剰䜙類は異なるから \r\n$$\r\n\\frac{\\\\# I(n)}{n} = \\frac{n-1}{n} \\geqq \\frac{4}{5}\r\n$$\r\nである取りうる倀の皮類は十分倚いず考える䞀方で$\\frac{k(k+1)}{2} \\equiv 2^{-1}(k+2^{-1})^2 - 2^{-3} \\pmod{p}$ なので ※\r\n$$\r\n\\begin{aligned}\r\n\\left\\\\{ \\frac{k(k+1)}{2} \\bmod{p} \\mid k=1,2,\\dots, n-1 \\right\\\\} \\subset \\left\\\\{ 2^{-1}x - 2^{-3} \\mid x は 0 たたは平方剰䜙 \\right\\\\}\r\n\\end{aligned}\r\n$$\r\nだから巊蟺の集合の芁玠数は高々 $\\frac{p+1}{2}$個である実際はちょうど$\\frac{p+1}{2}$個でもあるそこで$h$を巊蟺の芁玠数ずしお\r\n$$\r\n\\left\\\\{ \\frac{k(k+1)}{2} \\bmod{p} \\mid k=1,2,\\dots, n-1 \\right\\\\} = \\\\{ c_1 \\bmod{p}, \\dots, c_{h} \\bmod{p}\\\\}\r\n$$\r\nであるような $c_1,\\dots, c_{h} \\in \\mathbb{Z}$ を取る($i\\neq j$ならば$c_i \\not\\equiv c_j \\pmod{p}$ に泚意)このずき\r\n$$\r\nI(n) \\subset \\\\{ (c_i + pk) \\bmod{n} \\mid k=1,2,\\dots, \\frac{n}{p},\\quad i=1,2,\\dots, h \\\\}\r\n$$\r\nであるから個数を評䟡しお\r\n$$\r\n\\\\#I(n) \\leqq \\frac{n}{p}\\cdot h \\implies \\frac{\\\\#I(n)}{n} \\leqq \\frac{h}{p} \\leqq \\frac{p+1}{2p} \\leqq \\frac{2}{3}\r\n$$\r\nを埗るがこれは $\\frac{\\\\# I(n)}{n} \\geqq \\frac{4}{5}$ に反するよっお矛盟でありこの堎合は条件を満たす\r\n\r\n したがっおあずは $n=3, 2^{k}$ ($k=0,1,2,\\dots$) が条件を満たさないこずを確認すればよい本解ず同様である\r\n\r\n\r\n※$2^{-1}$の意味が有理数から剰䜙䜓の元に倉わっおいるこずに泚意間違っおはいない$2^{-1} \\equiv\\frac{p+1}{2} \\pmod{p}$ なので$4k(k+1) \\bmod{p} = (2k+1)^2 - 1 \\bmod{p}$ を $\\left(\\frac{p+1}{2}\\right)^{3}$ 倍した匏ず読み替えおもよいその堎合は$x - 1$ ($x$ は平方剰䜙) の集合の各芁玠を $\\left(\\frac{p+1}{2}\\right)^{3}$ 倍した剰䜙が$\\frac{k(k+1)}{2} \\bmod{p}$ が取りうる倀の集合になる", "text": "別の絞り方割合を芋る", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/nfhai2024/editorial/12678/683" }, { "content": " $n=3,n=2^k$ が条件を満たさないこずは本解同様\\\r\n $n$ が $5$ 以䞊の奇数のずき$ a=\\frac{n-1}{2}-1, \\ b=\\frac{n+1}{2}$ が条件を満たす\\\r\n $n=m\\cdot 2^k$ ず $3$ 以䞊の奇数 $m$ および 正敎数 $k$ を甚いお衚されるずするこのずき\r\n\r\n$$a=\\frac{n}{2}+\\frac{m-1}{2}-2^k,\\hspace{3mm} b=\\frac{n}{2}+\\frac{m-1}{2}+2^k$$\r\n\r\nずおくず\r\n\r\n$$S_b-S_a=\\frac{1}{2}(b-a)(a+b+1)=2^k(m+n)=(2^k+1)n$$\r\n\r\nずなるので$1\\leq a,b\\leq n-1$ ならば $n$ は条件を満たす\\\r\n たず $\\frac{n}{2}=\\frac{m}{2}\\cdot 2^k\\gt 2^k$ より $a\\gt 0$たた $b$ に関しお\r\n\r\n$$\\frac{2b}{n}=\\frac{(m+2)(2^k+1)-3}{m\\cdot 2^k}\\lt \\left(1+\\frac{2}{m}\\right)\\left(1+\\frac{1}{2^k}\\right)$$\r\n\r\nであり$1+\\frac{1}{2^k}\\leq \\frac{3}{2}$ より\r\n\r\n$$\\left(1+\\frac{2}{m}\\right)\\left(1+\\frac{1}{2^k}\\right)\\geq 2\\Longleftrightarrow (m,k)=(3,1), (3,2), (5,1)$$\r\n\r\nこのうち $(m,k)=(3,2)\\ (\\Leftrightarrow n=12)$ のずきは $b=11\\lt n$$(m,k)=(5,1)\\ (\\Leftrightarrow n=10)$ のずきは $b=9\\lt n$ ずなっお条件を満たす最埌に $(m,k)=(3,1)$぀たり $n=6$ のずきは $(a,b)=(2,5)$ ず取り盎すずこれは条件を満たす以䞊より $3, 2^k$ 以倖の党おの正敎数は条件を満たす\r\n\r\n 非自明な構成に芋えるかもしれないが盎感的には $\\frac{m\\pm 1}{2}$ を䞭心ずしお「足し合わせお $m$ ずなるペア」を $2^k$ 組䜜っおいるだけであるただしそのたたでは倧きい $k$ に察しお $a\\lt 0$ ずなっおしたうので党おに $\\frac{n}{2}$ を加えおほずんどの堎合で $a,b$ が $1$ 以䞊 $n-1$ 以䞋ずなるようにした", "text": "a,bのより簡朔な構成", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/nfhai2024/editorial/12678/684" } ]
 $1$ 以䞊 $100$ 以䞋の敎数 $n$ であっお $$ 1 + 2 + \cdots + a \equiv 1 + 2 + \cdots + b \pmod{n} $$ を満たす盞異なる $1$ 以䞊 $n$ 未満の敎数 $a,b$ が存圚するものの総和を求めおください
NF杯2024
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/nfhai2024/tasks/12729
J
NF杯2024(J)
200
81
100
[ { "content": " $nnunou$ の $ou$ に察しお操䜜を行うず $nnunno$ ずなるので$nnunno$ に有限回の操䜜を行うこずで埗られる文字列の総数を求めればよい \r\n $nnunn$ に操䜜を行うこずで埗られる文字列に぀いお考察する$n$ のうち巊から奇数番目にあるものの数を $n_l$偶数番目にあるものの数を $n_r$ ずするず操䜜によっお $n_l-n_r$ の数は䞍倉なので条件を満たす文字列に぀いお $n_l=n_r$ が成り立぀ \r\n たた$nnunn$ は $2$ 回の操䜜で $uuuuu$ にするこずができ任意の $1\\leq i\\lt j\\leq 5,i+j\\equiv 1\\pmod{2}$ なる敎数 $i,j$ に察しお$uuuuu$ の巊から $i$ 番目ず $i+1$ 番目の $uu$$i+2$ 番目ず $i+3$ 番目の $uu$$\\cdots$$j-1$ 番目ず $j$ 番目の $uu$ に操䜜を行った埌$i+1$ 番目ず $i+2$ 番目の $uu$$i+3$ 番目ず $i+4$ 番目の $uu$$\\cdots$$j-2$ 番目ず $j-1$ 番目の $uu$ に操䜜を行うこずで$i$ 番目ず $j$ 番目のみが $n$ であるような文字列が埗られるのでこれらをうたく組み合わせるこずで任意の $n_l=n_r$ なる文字列を埗られる \r\n 䞀方$o$ が右端にない文字列に぀いおも$o$ の巊偎においお䞊ず同様に $n_l,n_r$ を定め$o$ の右偎においお $u$ のうち(文字列の巊端から数えお)奇数番目にあるものの数を $u_l$偶数番目にあるものの数を $u_r$ ずすれば $n_l-n_r-u_l+u_r$ は操䜜で䞍倉であり逆にこれを満たすような文字列に぀いお適切な操䜜を行い $o$ を右端にした埌に䞊ず同様の議論をするこずで $nnunno$ にできるこずがわかる \r\n 以䞊より$n_l=n_r$ なる文字列の数を求めればよくこれは\r\n$${}\\_{3}\\mathrm C\\_{0}\\cdot {}\\_{2}\\mathrm C\\_{0}+{}\\_{3}\\mathrm C\\_{1}\\cdot {}\\_{2}\\mathrm C\\_{1}+{}\\_{3}\\mathrm C\\_{2}\\cdot {}\\_{2}\\mathrm C\\_{2}=10$$\r\nであるよっおこれらに $o$ を挿入する堎合の数を考えるこずで\r\n$$10\\cdot 6=60$$\r\nより題意を満たす文字列の総数は**60**個ず求たる", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/nfhai2024/editorial/12729" }, { "content": "$u, n, o$ からなる文字列 $W$ に察し$W$ の巊から偶数文字目を䞊䞋反転させたものを $f(W)$ ずする$W$ に $1$ 回操䜜を行っお $V$ が埗られるずき$f(V)$ は $f(W)$ の隣り合う文字を入れ替えたものになっおいる初期状態は $f(W)=nuuuon$ でありこれを䞊び替えおできる文字列は $\\dfrac{6!}{3!2!1!}=60$ 個あるので答えは $\\mathbf{60}$ **個**", "text": "簡単解法", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/nfhai2024/editorial/12729/703" } ]
 各文字が $u,n,o$ のいずれかである文字列を**良い文字列**ずよびたす良い文字列に察しお**操䜜**を次のように定矩したす - **操䜜**隣り合う $2$ 文字を遞びそれらの䜍眮を入れ替えた埌に双方の文字をそれぞれ $180^\circ$ 回転する$2$ 文字をひずかたたりにしお $180^\circ$ 回転させるず考えおもよい ただし$180^\circ$ 回転によっお $n$ は $u$ に$o$ は $o$ に$u$ は $n$ に倉化するずしたすたずえば$no$ に操䜜を行うず $ou$ になりたすこのずき有限回の操䜜を行うこずで $$nnunou$$ にするこずができるような良い文字列の個数を答えおください
NF杯2024
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/nfhai2024/tasks/10027
K
NF杯2024(K)
200
50
59
[ { "content": " たず以䞋を瀺す\r\n\r\n **補題 1** 正の敎数 $x, y$ が $x^y = y^x$ を満たすならば\r\n$(x,y) = (k,k), (2,4), (4,2)$ である $(k$ は正の敎数$)$\r\n\r\n<details>\r\n<summary> 蚌明 <\\/summary>\r\n $2\\leq x \\lt y$ であるような解が $x = 2, y=4$ に限るこずを瀺せばよい有理数 $a\\gt 1$によっお $y = ax$ ず眮くず $(x^{a})^{x} = (ax)^{x}$ずなるのでこれを解くず $x = a^{\\frac{1}{a-1}}$ を埗る既玄分数衚瀺 $a = \\frac{p}{q}$ を取るず\r\n$$x = a^{\\frac{1}{a-1}} = \\left(\\dfrac{p}{q} \\right)^{\\frac{q}{p-q}}$$\r\nでありこれが敎数ずなる必芁がある特に $x^{p-q} = \\frac{p^q}{q^q}$ が敎数だから$q^q = 1$の必芁があるよっお $q=1$で$p=2$ なら $x=2, y=px = 4$が埗られる$p\\geq 3$ の堎合$p = x^{p-1} \\geq 2^{p-1}$ ずいう䞍等匏に反するので解なしよっお $x=2, y=4$ に限られ$y\\lt x$ の堎合も考えるこずで補題の䞻匵を埗る(蚌明終)\r\n<\\/details>\r\n\r\n 条件匏で $X, Y$ を入れ替えるこずで$f(X)^{f(Y)} = f(Y)^{f(X)}$ を埗るよっお任意の $X, Y$ に察しお組 $(f(X), f(Y))$ は次の集合 $S$ に属す\r\n\r\n$$ S \\coloneqq \\\\{ (2,4), (4,2), (1,1), (2,2), \\dots , (2024, 2024) \\\\}$$\r\n\r\n$U = \\\\{ 1,2,\\dots, 2024 \\\\}$ずおき$(f(U), f(\\varnothing))$ で堎合分けを行う\r\n\r\n $(f(U), f(\\varnothing)) = (k,k)$ の堎合すべおの $X\\subset U$ で $f(X) = k$ である実際任意の$X$に察しお$Y$を補集合 $X \\setminus{U} $ずすれば\r\n$$f(X)^{f(Y)} = f(U)^{f(\\varnothing)} = k^{k}$$\r\nを埗るが$k^k \\neq 16$ に泚意すれば $(f(X), f(Y)) = (k,k)$ ずならねばならないそしお任意の $X\\subset U$ に察しお $f(X) = k$ である関数 $f$ は明らかに条件を満たすこの堎合$k$ の 遞択に応じお $2024$ 個の関数 $f$ を埗る\r\n\r\n $(f(U),f(\\varnothing)) = (4,2)$ の堎合を考える ($(2,4)$ の堎合も同様に議論できる)この堎合次が成り立぀\r\n\r\n**補題 2** $f(U) = 4, f(\\varnothing) = 2$ を仮定するこのずき任意の $X\\subset U$に察しお $f(X) \\in \\\\{ 2,4 \\\\}$ であり次が成り立぀\r\n1. $f(X) = 2$ ならば $f(U-X) = 4$\r\n1. $f(X) = f(Y)$ ならば $f(X) = f(Y) = f(X\\cup Y) = f(X\\cap Y)$\r\n\r\n<details>\r\n<summary> 蚌明 <\\/summary>\r\n $f(X)^{f(U-X)} = f(U)^{f(\\varnothing)} = 16$ であり$(f(X), f(U-X)) \\in S$ に泚意すれば $f(X)\\in \\{ 2,4 \\}$ および䞻匵1. が埓う 䞻匵2. は $f(X) = f(Y) = 2$ の堎合は\r\n$$ f(X\\cup Y)^{f(X\\cap Y)} = 2^2 = 4$$\r\nずなるような $(f(X\\cup Y), f(X\\cap Y)) \\in S$ が $(2,2)$ に限られるこずから埓う$f(X) = f(Y) = 4$ の堎合も同様である \r\n<\\/details>\r\n\r\n 䞻匵2. より $f(X) = f(Y) = 4$ ならば $f(X\\cap Y) = 4$ なので特に $X\\cap Y \\neq \\varnothing$ である$X, Y$ が $1$ 点集合のずきを考えればこれは $f(\\\\{ i \\\\}) = 4$ であるような $i$ が高々 $1$ 個であるこずを意味する \r\n\r\n**Case 1. すべおの $i$ で $f(\\\\{ i \\\\}) = 2$ である堎合**\r\n\r\n 補題2. の䞻匵2. を繰り返し甚いるこずで $f(U) = f(\\\\{ 1 \\\\} \\cup \\dots \\cup \\\\{ 2024 \\\\}) = 2$ が埗られるので矛盟\r\n\r\n\r\n**Case 2. ある䞀぀の $i$ で $f(\\\\{ i \\\\}) = 4$ である堎合**\r\n\r\n $i=1$ の堎合を考える (他の $i$ でも同様) $2\\leq j\\leq 2024$ を満たす敎数 $j$ に぀いお $f(\\\\{ j \\\\}) = 2$ なので補題2. の䞻匵1, 2. より $ \\\\{ 2,3,\\dots, 2024 \\\\} = U \\setminus{\\\\{ 1 \\\\}}$ の任意の郚分集合 $X$ に察しお $f(X) = 2, ~ f(U-X) = 4$ が埓う$U-X$ は $1$ を含む $U$ の郚分集合党䜓を走るこずから$1\\in Y$ ならば $f(Y) = 4$ ずなるこれによりすべおの郚分集合に察する $f$ の倀が定たる\r\n\r\n<details>\r\n<summary> このように構成された関数が条件を満たすこずの確認 <\\/summary>\r\n 逆にある $i \\in \\\\{1, 2, \\ldots, 2024 \\\\}$ によっお\r\n$$ \r\nf(X) = \r\n\\begin{cases}\r\n2 \\quad (i\\notin X) \\\\\\\\\r\n4\\quad (i\\in X)\r\n\\end{cases}\r\n$$ \r\nず䞎えられる関数 $f$ が問題の条件を満たすこずを瀺す実際任意の $X,Y \\subset U$ に察し\r\n\r\n- $i\\notin X, Y$ ならば $i\\notin X\\cup Y, X\\cap Y$ だから $f(X)^{f(Y)} = 2^2 = f(X\\cup Y)^{f(X\\cap Y)}$\r\n- $i\\in X, Y$ ならば $i\\in X\\cup Y, X\\cap Y $だから $f(X)^{f(Y)} = 4^4 = f(X\\cup Y)^{f(X\\cap Y)}$\r\n- $i\\in X, i\\notin Y$ ならば(逆の堎合も同様) $i\\in X\\cup Y$, $i\\notin X\\cap Y$だから $f(X)^{f(Y)} = 4^2 = f(X\\cup Y)^{f(X\\cap Y)}$\r\n <\\/details>\r\n\r\n よっお $1\\leq i\\leq 2024$ に察し問題の条件ず $(f(U), f(\\varnothing)) = (4,2)$ を満たす関数が䞀぀定たるので$(2,4)$の堎合も考慮しお $4048$ 個の関数 $f$ を埗る\r\n\r\n 以䞊より求める個数は $ 2024 + 4048 = \\textbf{6072}$ 個", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/nfhai2024/editorial/10027" } ]
 $\\{ 1,2,\dots, 2024\\} $ の郚分集合$2^{2024}$ 個すべおを定矩域ずし$1$ 以䞊 $2024$ 以䞋の敎数倀をずる関数 $f$ であっお任意の郚分集合 $X, Y \subset \\{ 1,2,\dots, 2024\\}$ に察しお $$f(X)^{f(Y)} = f(X\cup Y)^{f(X\cap Y)}$$ を満たすものの個数を解答しおください
NF杯2024
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/nfhai2024/tasks/12680
L
NF杯2024(L)
300
55
98
[ { "content": " $f(n)=(n^{2024}-1)n^{11}$ ずし答えを $M$ ずしたす \r\n\r\n玠数 $p$ に぀いお 任意の敎数 $n$ に察しお $f(n)$ が$p$ で割り切れるための必芁十分条件は任意の $p$ で割り切れない敎数 $n$ に察しお $n^{2024}-1$ が $p$ の倍数ずなるこずです\r\n\r\n$n$ が $\\mathrm{mod} ~ p$ における原始根でも成り立っおいる必芁があるため $p-1$ が $2024$ の玄数であるこずが必芁です\r\n\r\n逆に $p-1$ が $2024$ の玄数であるならば $M$ は $p$ の倍数になりたす\r\n\r\n$p=2$ のずきに $n^{a-b}-1$ ず $n^b$ は互いに玠なので, $m\\geq 2$ に察しお\r\n\r\n $2^m \\mid f(n)$ であるこずの必芁十分条件は$2^m$ が $n^{11}$ の玄数であるか $n^{2024}-1$ が $2^m$ の玄数であるこずです\r\n\r\n $2^m \\mid M$ であるためには $m\\leq 11$ か぀任意の奇数 $n$ に察しお $n^{2024} \\bmod{2^m} = 1$であるこずが必芁十分です\r\n\r\n$(\\mathbb{Z}\\/ 2^m \\mathbb{Z})^{\\times}\\cong \\mathbb{Z}\\/2\\mathbb{Z} \\times \\mathbb{Z}\\/2^{m-2}\\mathbb{Z}$ であるため $2^{m-2}$ が $2024$ の玄数であるこずが必芁です\r\n\r\nよっお $m\\leq 5$ のずきに $2^m \\mid M$ ずなりたす\r\n\r\n$p\\geq 3$ か぀ $m\\geq 2$ のずき \r\n\r\n$p^m \\mid M$ であるためには任意の敎数 $n$ に察しお $p^m \\mid n^{11}$ か぀ $p^m \\mid (n^{2024}-1)$ であるこずが必芁十分条件です\r\n\r\nこれは $11\\geq m$か぀ 任意の $p$ ず互いに玠な敎数 $n$ に察しお $n^{2024}\\bmod{p}=1$ でるこずが必芁十分です\r\n\r\nこれは$(\\mathbb{Z}\\/p^m\\mathbb{Z})^{\\times} \\cong \\mathbb{Z}\\/(p-1)\\mathbb{Z} \\times \\mathbb{Z}\\/p^{m-1}\\mathbb{Z}$ であるこずから $11\\geq m$ か぀ $(p-1)p^{m-1} \\mid 2024$ ずなりたす\r\n\r\n以䞊を敎理したす\r\n\r\n$2024=2^3\\times 11\\times 23$ の正の玄数は $1,2,4,8, 11,22,44,88 ,23,46,92,184, 253, 506, 1012,2024$ の16個であり$M$の玠因数を列挙するず $2,3,5,23,89,47,1013$ ずなりたす\r\n\r\nさらに$M$ は $2$ でちょうど $5$ 回割り切れお$23$ に぀いおは$(23-1)\\cdot 23^{2-1} \\mid 2024$ であるため$M$ は $23$ で $2$ 回割り切れたす それ以倖の玠因数ではちょうど $1$ 回のみ割り切れたす\r\n\r\nよっお\r\n\r\n$$M=2^5\\cdot 3\\cdot 5\\cdot 23^2\\cdot 47\\cdot 89\\cdot 1013=\\bm{1075955275680}$$\r\n\r\nずなりたす", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/nfhai2024/editorial/12680" }, { "content": " 乗法矀の構造を調べなくおもLTEの補題をメむンに甚いお最倧の倀を調べられるこずを芋る\r\n\r\n$f(n) = (n^{2024} - 1)n^{11}$ ずおき玠数 $p$ に察しお\r\n$$\r\ne_p = \\min_{n\\in \\mathbb{Z}} v_p(f(n))\r\n$$\r\nずおくただし $v_p(0) = \\infty$ ずみなすすべおの敎数 $n$ で $\\frac{f(n)}{m}$ が敎数であるこずは $v_p(m) \\leqq e_p$ がすべおの玠数 $p$ で成り立぀こずず同倀であるから\r\n$$\r\n\\prod_{p:\\text{prime}} p^{e_p}\r\n$$\r\nが答えになるず予想されるこの時点では無限積に芋えるが埌でほずんどの $p$ で$e_{p}=0$ ずわかる\r\n\r\n$2024$ を $p-1$ で割った䜙りを $r_p$ ずするずき$p$で割れない敎数 $n$ に぀いお $n^{2024}\\equiv n^{r_p} $ であるからもし $r_p \\neq 0$ なら $n \\bmod{p}$ ずしお原始根を取るこずで $n^{2024}\\not\\equiv 1$ か぀ $n\\not\\equiv 0\\pmod{p}$ であるようにできるので $e_p = 0$ である逆に $r_p = 0$ の堎合すべおの $n$ で $n^{2024}\\equiv 1\\pmod{p}$ たたは $n^{11}\\equiv 0$ だから$e_p \\geqq 1$である\r\n\r\n よっお$r_p = 0$ であるような郚分のみを考え $P = \\\\{ 2, 3,5, 23, 47, 89, 1013\\\\}$ ずおくこずで\r\n$$\r\nM = \\prod_{p\\in P}p^{e_p}\r\n$$\r\nが答えであるそこで$e_p$ ($p\\in P$) を求める\r\n\r\n $n$ が $p$ の倍数のずき $v_p(f(n)) \\geq 11$ なので $e_p \\leq 11$次に $p\\neq 2$ ずし $n = p+1$ のずきを考えるず\r\n$$\r\n\\begin{aligned}\r\nv_p(f(p+1)) &= v_p((p+1)^{2024} - 1) \\\\\\\\ \r\n&= v_{p}(p) + v_p(2024) \\\\\\\\ \r\n&= \\begin{cases}\r\n1 & (p\\neq 23) \\\\\\\\\r\n2 & (p=23)\r\n\\end{cases}\r\n\\end{aligned}\r\n$$\r\nを埗るので$p\\neq 2,23$ に察しお $e_p \\leq 1$, したがっお $e_p = 1$ を埗るさらに $p=23$ のずきは任意の $23$で割れない $n$ に察しお$2024 = 22\\cdot 92$ より\r\n$$\r\nv_{23}(n^{2024} - 1) = v_{23}(n^{22} - 1) + v_{23}(92) \\geq 1 + 1 = 2\r\n$$\r\nなので $e_{23} \\geq 2$, したがっお $e_{23} = 2$ を埗る\r\n\r\n 最埌に $e_2$ に぀いおは$p=2$ でのLTEの補題を甚いるその䞻匵は任意の奇数 $x,y$ ず 偶数 $N$ に぀いお \r\n$$\r\nv_2(x^N - y^N) = v_2(x^2 - y^2) + v_2(N) - 1\r\n$$\r\nが成り立぀ずいうものであるこれにより奇数 $n$ に察しお\r\n$$\r\nv_2(f(n)) = v_2(n^{2024} - 1) = v_2(n^2 - 1) + v_2(2024) - 1 = v_2(n^2 - 1) + 2\r\n$$\r\nずなるが䞀般に奇数 $n$ に察しお $n^2 \\equiv 1 \\pmod{8}$ なので $v_2(f(n)) \\geq 5$ であり$n=3$ ずすれば $v_2(3^2 - 1) = 3$ だから 等号は実珟するよっお $e_2 = 5$ である\r\n\r\nよっお $M = 2^5\\cdot 23^2 \\cdot 3\\cdot 5\\cdot 47\\cdot 89\\cdot 1013$ が解答するべき倀", "text": "LTEの補題による評䟡", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/nfhai2024/editorial/12680/695" } ]
 任意の敎数 $n$ に察しお $$\dfrac{(n^{2024}-1)n^{11}}{m}$$ が敎数ずなるような正敎数 $m$ のうち最倧のものを求めおください
NF杯2024
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/nfhai2024/tasks/12077
M
NF杯2024(M)
300
32
41
[ { "content": " $S=\\\\{1,\\ldots,999\\\\}$ ずおく茝く曞き蟌み $K$ に察し$i\\in S$ であっお $i$ 行 $i$ 列目に曞き蟌たれおいるものを $K$ の**茝く数**ずよび$i\\in S$ のうち $K$ の茝く数でないものを $K$ の**茝かない数**ずよぶ\r\n\r\n $S$ の郚分集合 $A$ に察しお茝く曞き蟌みのうち以䞋の $2$ 条件を満たすものの集合を $E(A)$ ずする\r\n\r\n- $i\\in A$ ならば$i$ は $i$ 行目のマスに曞き蟌たれおいる\r\n- $i\\not\\in A$ ならば$i$ は $i$ 列目のマスに曞き蟌たれおいる\r\n\r\n ある茝く曞き蟌み $K$ の茝く数党䜓を $i_1,\\ldots,i_n \\in S$ ずするこの $K$ に察し $K\\in E(A)$ ずなるような $A$ の個数は各 $i_1,\\ldots,i_n$ を $A$ に入れるか入れないかを考えるこずで $2^n$ 通り存圚する$K$ の茝かない数に぀いおは$A$ に入るかどうかは䞀意的に定たる すなわちそれぞれの茝く曞き蟌み $K$ に察し$K\\in E(A)$ ずなるような $A$ の個数は $K$ の茝床ず等しいので茝床の総和はすべおの $A\\subset S$ に察する $E(A)$ の芁玠の個数の総和に等しい\r\n\r\n $k\\in S$ ずし$|A|=k$ ずなるような $A\\subset S$ に察する $|E(A)|$ を求める $|E(A)|$ は $|A|$ にのみ䟝存するので$A=\\{1,\\ldots,k\\}$ ずしおよい$K\\in E(A)$ ずなる曞き蟌み $K$ においお$1\\leq i\\leq k$ が $i$ 行 $j$ 列目$k+1\\leq j\\leq 999$に曞かれおいるず仮定するず$j\\not\\in A$ より $j$ は $j$ 列目に曞かれおいるはずだがこれは同じ列に $2$ ぀以䞊の文字が曞き蟌たれないこずに反するよっお$1\\leq i\\leq k$ なる $i$ が曞き蟌たれうるのは $1$ 列目から $k$ 列目たでであり列の重耇を考慮するず$1$ 列目から $k$ 列目たでの曞き蟌み方は $k!$ 通りある同様に$k+1$ 列目から $999$ 列目たでの曞き蟌み方は $(999-k)!$ 通りあるので$K\\in E(A)$ ずなる曞き蟌みの個数は $k!(999-k)!$ 通りである$|A|=k$ ずなる $A\\subset S$ の個数は ${}\\_{999}\\mathrm{C}_k$通りであるから求める総和は\r\n\r\n$$\\sum_{k=0}^{999}{}\\_{999}\\mathrm{C}{}\\_k \\cdot k!(999-k!)=\\sum_{k=0}^{999}999!=1000!$$\r\n よっおルゞャンドルの定理より特に解答すべき倀は $\\mathbf{249}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/nfhai2024/editorial/12077" }, { "content": " 眮換の蚀葉を甚いお蚘述し母関数で堎合の数を蚈算できるこずをみる\r\n\r\n $N=999$ ずし$\\\\{ 1,\\dots, N\\\\}$ の眮換の集合を $S_N$ ずする条件より$1, \\dots, n$ の数字はどれもちょうど1回ず぀曞き蟌たれさらにどの行にもちょうど1回数字がちょうど衚れる\r\n\r\n そこで「$i$列目 $\\tau(i)$ 行目に数字 $\\sigma(i)$ が曞き蟌たれおいる」ずする ($\\sigma, \\tau\\in S_N$, $i=1,2,\\dots, N$ ) 条件を満たすような $(\\sigma,\\tau)$ の個数を求めればよいが条件は次のように蚀い換えられる\r\n- 任意の $l=1,2,\\dots,N$ に察しお「$\\sigma(l) \\neq l$ ならば $\\tau(\\sigma^{-1}(l)) = l$である」が真\r\n\r\n$\\sigma$ の固定点が $m$ 個$\\tau$ の固定点が $n$ 個であるずし($0\\leq n, m \\leq N$)$\\sigma$ の固定点を $p_1,\\dots, p_m$ ずおく$k$ 項の攪乱順列の個数 (モンモヌル数) を $a_k$ ずおくず\r\n- $\\sigma$ の遞び方は固定点の遞び方ずそれ以倖の攪乱順列による眮換を考えお ${}\\_N\\mathrm{C}\\_{m}a_{N-m}$ 通り取れる\r\n- $\\tau$ は条件より補集合 $\\\\{1,\\dots, n \\\\}\\setminus{\\\\{ p_1,\\dots, p_m \\\\}}$ 䞊で $\\tau = \\sigma$ ず決定されるから特にそこでは固定点が存圚しないよっお$\\\\{ p_1,\\dots, p_m\\\\}$ 䞊で固定点が $n$ 個の眮換ずなればよいから $n\\le m$ であり${}\\_{m}\\mathrm{C}\\_{n}a_{m-n}$ 通り取れる\r\n\r\nたた茝き床は $2^n$ であるよっお次の総和を蚈算すればよい\r\n$$\r\n\\sum_{0\\leq n\\leq m\\leq N} ({}\\_N\\mathrm{C}\\_{m}\\cdot a_{N-m}\\cdot {}\\_{m}\\mathrm{C}\\_{n}\\cdot a_{m-n}\\cdot 2^n)\r\n$$\r\n$n=p$, $m-n=q$, $N-m = r$ ず倉換するず $0\\leq p,q,r\\leq N$であり\r\n$$\r\n\\begin{aligned}\r\n&\\sum_{0\\leq n\\leq m\\leq N} ({}\\_N\\mathrm{C}\\_{m}\\cdot a_{N-m}\\cdot {}\\_{m}\\mathrm{C}\\_{n}\\cdot a_{m-n}\\cdot 2^n) \\\\\\\\\r\n&= \\sum_{p+q+r = N} ({}\\_N\\mathrm{C}\\_{p+q}\\cdot a_{r}\\cdot {}\\_{p+q}\\mathrm{C}\\_{p}\\cdot a_{q}\\cdot 2^p) \\\\\\\\\r\n&= N! \\sum_{p+q+r = N} \\left(\\frac{a_{r}}{r!}\\cdot \\frac{a_{q}}{q!}\\cdot \\frac{2^p}{p!}\\right) \\\\\\\\\r\n&= N![x^N] \\left(\\frac{e^{-x}}{1-x}\\right)^2 e^{2x} \\\\\\\\\r\n&= N![x^N] (1-x)^{-2} \\\\\\\\\r\n&= N![x^N] (1+2x + 3x^2 + \\dots + (N+1)x^N + \\dots) \\\\\\\\\r\n&= (N+1)! \r\n\\end{aligned}\r\n$$\r\nただしモンモヌル数の指数型母関数が $\\sum_{k\\geq 0} \\frac{a_k}{k!} x^{k} = \\frac{e^{-x}}{1-x}$ であるこずを甚いた\r\n 以䞊より求める答えは\r\n$$\r\nv_5(1000!) = 200 + 40 + 8 + 1 = \\mathbf{249}\r\n$$", "text": "別解母関数を利甚する", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/nfhai2024/editorial/12077/691" }, { "content": " $n\\times n$ のマス目に察しお茝く曞き蟌みおよび茝床を同様に定めすべおの茝く曞き蟌みの茝床を足し合わせた倀を $a_n$ ずおくたた$a_0=1$ ずする\r\n\r\n $n\\geq 3$ ずし$a_n$ を $a_{n-1},\\dots ,a_1,a_0$ を甚いお衚すたず $1$ が $1$ 行 $1$ 列目に曞き蟌たれおいるずき残りの数字の曞き蟌み方は $(n-1)\\times (n-1)$ のマス目の茝く曞き蟌み方ず等しいよっおこの堎合の茝床の和は $2a_{n-1}. $\r\n\r\n $1$ が $1$ 行 $i$ 列目 $(2\\leq i\\leq n)$ に曞き蟌たれおいるずき$i$ は $i$ 列目に曞き蟌むこずが出来ないので$i$ の曞き蟌み方は $(n-1)$ 通りあるそのうち $i$ を $i$ 行 $1$ 列目に曞き蟌む堎合残りの数字の曞き蟌み方は $(n-2)\\times (n-2)$ のマス目の茝く曞き蟌み方に等しいのでこの堎合の茝床の和は $a_{n-2}$残りの $(n-2)$ 通りの堎合すなわち $i$ を $i$ 行 $j$ 列目 $(j\\neq 1,i)$ に曞き蟌む堎合$j$ の曞き蟌み方は $(n-2)$ 通りだがそのうち $j$ を $1$ 列目に曞き蟌む堎合の茝床の和は䞊ず同様に考えお $a_{n-3}$以䞋同様に考えおいくず$1$ が $1$ 行 $i$ 列目 $(2\\leq i\\leq n)$ に曞き蟌たれる堎合の茝床の和は\r\n\r\n$$\\sum_{k=0}^{n-2}{}\\_{n-2}\\mathrm{P}\\_{k}a_{n-k-2}$$\r\n\r\nであるこれが任意の $i=2,\\dots ,n$ で成り立ちか぀ $1$ が $i$ 行 $1$ 列目 $(i\\neq 1)$ に曞き蟌たれる堎合も同様であるので党おの堎合を足し合わせお\r\n\r\n$$a_n=2\\sum_{k=0}^{n-1}{}\\_{n-1}\\mathrm{P}\\_{k}a_{n-k-1}=2\\sum_{k=0}^{n-1}\\frac{(n-1)!}{(n-k-1)!}a_{n-k-1}$$\r\n\r\nず衚せるここで$a_k=(k+1)!$ $(k=1,\\dots, n-1)$ ず仮定するず\r\n\r\n$$\\begin{aligned}\r\n2\\sum_{k=0}^{n-1}\\frac{(n-1)!}{(n-k-1)!}a_{n-k-1}&=2\\sum_{k=0}^{n-1}\\frac{(n-1)!}{(n-k-1)!}(n-k)!\\\\\\\\\r\n&=2\\sum_{k=0}^{n-1}(n-k)(n-1)!\\\\\\\\\r\n&=2\\cdot \\frac{n(n+1)}{2}(n-1)!\\\\\\\\\r\n&=(n+1)!\r\n\\end{aligned}$$\r\n\r\nずなるので$a_1=2!, a_2=3!$ より垰玍法が成立し任意の正敎数 $n$ に察しお $a_n=(n+1)!$ ずなる特に $a_{999}=1000!$ でありルゞャンドルの定理より求める答えは $\\mathbf{249}$ である", "text": "挞化匏ず垰玍法による解法", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/nfhai2024/editorial/12077/697" } ]
 $999×999$ のマス目がありたすいく぀かのマスに $1$ 以䞊 $999$ 以䞋の敎数を $1$ ぀ず぀曞き蟌む方法であっお以䞋の条件をずもに満たすようなものを**茝く曞き蟌み**ず呌びたす - どの行列に぀いおも曞き蟌たれる数字はちょうど $1$ ぀である - $i=1,2,\dots,999$ に぀いお $i$ は $i$ 行目たたは $i$ 列目のマスに曞き蟌たれおいる 茝く曞き蟌みにおいお$i$ が $i$ 行 $i$ 列目のマスに曞き蟌たれおいるような $1$ 以䞊 $999$ 以䞋の敎数 $i$ の個数を $n$ ずするずきこの曞き蟌み方の**茝床**を $2^n$ によっお定めたすこのずきすべおの茝く曞き蟌みに察しその茝床を足し合わせた総和が $5$ で割り切れる最倧の回数を求めおください
NF杯2024
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/nfhai2024/tasks/12598
N
NF杯2024(N)
300
28
37
[ { "content": " 倚項匏 $f(x)$ に察しお $p_{i}(f)$ $(i=0,1,\\dots,5)$ を$f$ の $x^k$ の係数のうち $k$ が $6$ で割っお $i$ 䜙るものの総和ずする任意の倚項匏 $f, g$ および倚項匏\r\n\r\n$$Q(x)=a_5x^5+\\cdots +a_1x+a_0$$\r\n\r\nに察しお\r\n\r\n$$\\begin{aligned}\r\np_i(f+g)=p_i(f)+p_i(g),\\quad p_i(Qf)=\\sum_{k=0}^{5}a_kp_{i-k}(f)\r\n\\end{aligned}$$\r\n\r\nが成り立぀ただし$p_{i}(f)=p_{i+6}(f)$ $(-5\\leq i\\leq -1)$ ずした\r\n\r\n さお求める倀を $p_i$ を甚いお蚀い換えるたず\r\n\r\n$$F_n(x)=\\left(\\frac{x+x^2+\\cdots+x^{2024}}{2024}\\right)^n $$\r\n\r\nずするず$F_n$ の $x^k$ における係数は $n$ 回操䜜を行ったずきに埗られた数字の和が $k$ ずなる確率ず䞀臎するので$P(n,i)=p_{i}(F_n)$ が成り立぀たた二項定理より倚項匏 $R(x)$ が存圚しお\r\n\r\n$$\\begin{aligned}\r\nF_n(x)&=\\left(\\frac{x+x^2+(1+x+x^2+\\cdots+x^5)(x^3+x^9+\\cdots +x^{2019})}{2024}\\right)^n\\\\\\\\ \r\n&=\\left(\\frac{x+x^2}{2024}\\right)^n+(1+x+\\cdots +x^5)R(x)\r\n\\end{aligned}$$\r\n\r\nずなり$S(x)=(1+x+\\cdots+x^5)R(x)$ ずおくず任意の $i,j$ $(0\\leq i,j\\leq 5)$ に察しお \r\n\r\n$$p_i(S)=p_j(S)=\\sum_{k=0}^{5}p_k(R)$$ \r\n\r\nであるので\r\n\r\n$$f_n(x)=\\left(\\frac{x+x^2}{2024}\\right)^n $$\r\n\r\nずおくず\r\n\r\n$$\\begin{aligned}\r\n\\max_{0\\leq i\\leq 5}P(n,i)-\\min_{0\\leq i\\leq 5}P(n,i)&=\\max_{0\\leq i\\leq 5}p_{i}(F_n)-\\min_{0\\leq i\\leq 5}p_{i}(F_n)\\\\\\\\\r\n&=\\max_{0\\leq i\\leq 5}p_{i}(f_n)-\\min_{0\\leq i\\leq 5}p_{i}(f_n)\r\n\\end{aligned}$$\r\n\r\nずなるここで以䞋の補題が成り立぀\r\n\r\n**補題** $n$ を正の敎数ずし\r\n$$\\begin{aligned}\r\ng_n(x)&=(-1)^n2024^{2n-1}x^4f_{2n-1}(x) \\\\\\\\\r\nh_n(x)&=(-1)^{n-1}2024^{2n}f_{2n}(x)\r\n\\end{aligned}$$\r\n\r\nに察しお\r\n\r\n$$\\begin{aligned}\r\nb_{n,i}=p_i(g_n),\\ c_{n,i}=p_i(h_n)\\ (i=0,\\dots,5)\r\n\\end{aligned}$$\r\n\r\nずおくず\r\n\r\n$$\\begin{cases}\r\nb_{n,0}=b_{n,5}\\leq b_{n,1}=b_{n,4}\\leq b_{n,2}=b_{n,3}\\\\\\\\\r\nc_{n,0}\\leq c_{n,1}=c_{n,5}\\leq c_{n,2}=c_{n,4}\\leq c_{n,3}\r\n\\end{cases}$$\r\n\r\nか぀\r\n\r\n$$\\begin{cases}\r\nb_{n,3}-b_{n,0}=3^{n-1} \\\\\\\\\r\nc_{n,3}-c_{n,0}=2\\cdot 3^{n-1}\r\n\\end{cases}$$\r\n\r\nが成り立぀. \r\n\r\n<details>\r\n<summary>補題の蚌明<\\/summary>\r\n\r\n垰玍法で瀺す$n=1$のずき \r\n\r\n$$\\begin{cases}\r\nb_{1,0}=b_{1,1}=b_{n,4}=b_{n,5}=0,\\ b_{1,2}=b_{1,3}=1\\\\\\\\\r\nc_{1,0}=c_{1,1}=c_{1,5}=0,\\ c_{1,2}=c_{1,4}=1,\\ c_{1,3}=2\r\n\\end{cases}$$\r\n\r\nより成立$n=k$ で成り立぀ず仮定するこのずきたず $b_{n,3}-b_{n,0}$ に぀いお\r\n$$\\begin{aligned}\r\ng_{k+1}(x)&=(-1)^{k+1}x^4(x+x^2)^{2k+1} \\\\\\\\\r\n&=-(x+x^2)^2g_k(x) \\\\\\\\\r\n&=-(x^2+2x^3+x^4)g_k(x)\r\n\\end{aligned}$$\r\nであり\r\n仮定より \r\n$$\\begin{aligned}\r\nb_{k+1,3}-b_{k+1,0}&=-(b_{k,5}+2b_{k,0}+b_{k,1})+(b_{k,2}+2b_{k,3}+b_{k,4})\\\\\\\\\r\n&=3(b_{k,3}-b_{k,0})\\\\\\\\\r\n&=3^k\r\n\\end{aligned}$$\r\nずなっお $n=k+1$ でも成立同様に $b_{k+1,i}$ ず $b_{k+1,j}$ $(0\\leq i\\lt j\\leq 5)$ の差をみるこずで, \r\n$$\\begin{cases}\r\nb_{k+1,2}=b_{k+1,3}, \\ b_{k+1,1}=b_{k+1,4}, \\ b_{k+1,0}=b_{k+1,5}\\\\\\\\\r\nb_{k+1,2}\\geq b_{k+1,1}\\geq b_{k+1,0}\r\n\\end{cases}$$\r\nも成り立぀ので$b_{k+1,i}$ に関する䞍等匏も成立する. たた $c_{n,3}-c_{n,0}$ に぀いお\r\n$$\\begin{aligned}\r\nx^6h_{k+1}(x)&=(-1)^{k}x^6(x+x^2)^{2k+2} \\\\\\\\\r\n&=-(x^3+x^4)g_{k+1}(x) \\\\\\\\\r\n\\end{aligned}$$\r\nより\r\n$$\\begin{aligned}\r\nc_{k+1,3}-c_{k+1,0}&=-(b_{k+1,0}+b_{k+1,5})+(b_{k+1,2}+b_{k+1,3})\\\\\\\\\r\n&=2(b_{k+1,3}-b_{k+1,0})\\\\\\\\\r\n&=2\\cdot 3^k\r\n\\end{aligned}$$\r\nずなっお $n=k+1$ でも成り立぀同様に $c_{k+1,i}$ ず $c_{k+1,j}$ $(0\\leq i\\lt j\\leq 5)$ の差をみるこずで, $c_{k+1,i}$ に関する䞍等匏も成立する. 以䞊より瀺せた\r\n<\\/details>\r\n\r\nしたがっお補題より\r\n\r\n$$\\begin{aligned}\\sum_{n=1}^{\\infty}\\left(\\max_{0\\leq i\\leq 5}P(n,i)-\\min_{0\\leq i\\leq 5}P(n,i)\\right)&=\\sum_{n=1}^{\\infty}\\left(\\max_{0\\leq i\\leq 5}p_{i}(f_n)-\\min_{0\\leq i\\leq 5}p_{i}(f_n)\\right)\\\\\\\\\r\n&=\\sum_{n=1}^{\\infty}\\left(\\frac{b_{n,3}-b_{n,0}}{2024^{2n-1}}+\\frac{c_{n,3}-c_{n,0}}{2024^{2n}}\\right)\\\\\\\\\r\n&=\\sum_{n=1}^{\\infty}\\left(\\frac{(2024+2)\\cdot 3^{n-1}}{2024^{2n}}\\right)\\\\\\\\\r\n&=\\frac{2026}{2024^2}\\cdot \\left(1-\\frac{3}{2024^2}\\right)^{-1}\\\\\\\\\r\n&=\\frac{2026}{4096573}\r\n\\end{aligned}$$\r\n\r\nであり特に解答すべき倀は $2026+4096573=\\mathbf{4098599}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/nfhai2024/editorial/12598" }, { "content": "本解では代数的に蚘述されおいる郚分が倚いので補題の前たでを組み合わせ的に考える方法を䞎える\r\n\r\nたずカヌドに曞かれおある数の集合 $\\\\{ 1,2,\\dots, 2024\\\\} $を次の二぀に分解する\r\n$$\r\nA = \\\\{ 3,4,\\dots, 2023,2024\\\\}, \\qquad B=\\\\{ 1,2 \\\\}\r\n$$\r\nこのずきどの$i=0,1,2,3,4,5$ に察しおも$A$の䞭には $\\bmod{6}$ で $i$であるような芁玠がちょうど $337$ 個存圚するこずに泚意する\r\n\r\n以降蚘録された $n$ 個の数字を䞊べお列 $X=(x_1, \\dots, x_n)$ を考え$x_i\\in A$ であるか $x_i\\in B$ であるかによっお列$X$ を $(A,A,B,A,\\dots, A)$ のような $A,B$ の列に倉換した列を $Y$ ずよぶ\r\n\r\n $Y$ の䞭に $A$ が $k$ 個 ($k =1,2,\\dots, 2024$) 含たれおいる堎合に$S_n\\equiv i\\pmod{6}$ ずなる堎合の数を蚈算するそのような $Y$ を䞀぀取るたずえば$Y = (B,B,\\dots, B, A, A, \\dots, A)$ のような列を考えるこのずき $x_1,\\dots, x_{n-1}$ の数字が䜕であっおも最埌の $x_n \\in A$ でちょうど $337$ 個の数字が存圚しお $S_n \\equiv i\\pmod{6}$ が成り立぀ようにできるよっおこのずきの堎合の数は $2^{n-k}\\cdot 2024^{k}\\cdot 337 = \\frac{1}{6}\\cdot 2^{n-k}\\cdot 2024^{n}$ なのでその他の $Y$ および $k$ に぀いお足し䞊げるこずで\r\n$$\r\n\\sum_{k=1}^{n} \\frac{{}\\_{n}\\mathrm{C}\\_k}{6}\\cdot 2^{n-k}\\cdot 2024^{k}\r\n$$\r\nが「$Y$ の䞭に $A$ が少なくずも䞀぀含たれるでか぀ $S_n\\equiv i\\pmod{6}$ ずなる堎合の数」ずなるこれが $i$ に䟝存しないこずに泚意すれば残りの確率を $Q(n,i)$すなわち\r\n$$\r\nP(n,i) = \\frac{1}{2024^n}\\left( \\sum_{k=1}^{n} \\frac{{}\\_{n}\\mathrm{C}\\_k}{6}\\cdot 2^{n-k}\\cdot 2024^{k} \\right) + Q(n,i)\r\n$$\r\nず曞いたずきに\r\n$$\r\n\\max_{i} P(n,i) - \\min_{i} P(n,i) = \\max_{i} Q(n,i) - \\min_{i} Q(n,i)\r\n$$\r\nずなるそしおこの $Q(n,i)$ は芁するに 「$Y=(B,B,\\dots, B,B)$ か぀ $S_n\\equiv i\\pmod{6}$ ずなる確率」なので$(x+x^2)^{n}$ の係数に぀いお考えるこずに垰着される\r\n\r\n この考え方においお肝心なのは$A$ ずいう察称性の高い集合を無理やり䜜り出す郚分でありこれによっお 察称性から倖れおしたった(しかし芁玠数が少なくおシンプルな) 集合 $B$ 䞊の問題ぞず垰着させるこずができる参考https:\\/\\/mathlog.info\\/articles\\/nNX6dXUeyb35vYurGP5l ", "text": "補題の前たでを組み合わせ的に", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/nfhai2024/editorial/12598/689" }, { "content": " 本解同様に $F_n, f_n$ を定めるず1の原始6乗根 $\\zeta$ および $j=1,\\dots, 5$ に察しお\r\n\r\n$$F_n(\\zeta^j)=f_n(\\zeta^j)=\\sum_{i=0}^{5}P(n,i)\\zeta^{ij}$$\r\n\r\nが成り立぀よっお $q_{n,i}=2024^n(P(n,i)-\\frac{1}{6})$ ずするず( $1+\\zeta+\\cdots+\\zeta^5=0$ より)\r\n\r\n$$\\begin{cases}\r\nq_{n,5}\\zeta^5+q_{n,4}\\zeta^4+q_{n,3}\\zeta^3+q_{n,2}\\zeta^2+q_{n,1}\\zeta\\ +q_{n,0}=(\\sqrt{-3})^n\\\\\\\\\r\nq_{n,5}\\zeta^4+q_{n,4}\\zeta^2+q_{n,3}\\hspace{3mm} +q_{n,2}\\zeta^4+q_{n,1}\\zeta^2+q_{n,0}=(-1)^n\\\\\\\\\r\nq_{n,5}\\zeta^3+q_{n,4}\\hspace{3mm}+q_{n,3}\\zeta^3 +q_{n,2}\\hspace{3mm}+q_{n,1}\\zeta^3+q_{n,0}=0\\\\\\\\\r\nq_{n,5}\\zeta^2+q_{n,4}\\zeta^4+q_{n,3}\\hspace{3mm} +q_{n,2}\\zeta^2+q_{n,1}\\zeta^4+q_{n,0}=(-1)^n\\\\\\\\\r\nq_{n,5}\\zeta\\ +q_{n,4}\\zeta^2+q_{n,3}\\zeta^3+q_{n,2}\\zeta^4+q_{n,1}\\zeta^5+q_{n,0}=(-\\sqrt{-3})^n\r\n\\end{cases}$$\r\n\r\nずなる$\\sum_{i=0}^{5}q_{n,i}=0$ より各 $i=0,\\dots ,5$ に察しお$j$ 番目の匏 $(j=1,\\dots 5)$ にそれぞれ $\\zeta^{-ij}$ を掛けお党お足し合わせるず巊蟺は $6q_{n,i}$ ずなるしたがっお\r\n\r\n$$q_{n,i}=\\alpha_{n,i}+\\beta_{n,i}\\hspace{3mm} \\left(\\alpha_{n,i}=\\frac{1}{3}{\\rm Re}(\\zeta^{-i}\\sqrt{3}^n),\\beta_{n,i}=\\frac{1}{3}{\\rm Re}(\\zeta^{-2i}(-1)^n)\\right)$$\r\n\r\nを埗るここで $|\\beta_{n,i}-\\beta_{n,j}|\\leq |\\zeta^{-2i}(-1)^n|+|\\zeta^{-2j}(-1)^n|\\leq 2$ か぀ $\\alpha_i\\neq \\alpha_j$ で $|\\alpha_{n,i}-\\alpha_{n,j}|\\geq \\frac{\\sqrt{3}^n}{2}$ より$n\\geq 3$ に察しお $\\alpha_{n,i}\\gt \\alpha_{n,j}$ ならば $q_{n,i}\\gt q_{n,j}$$n=1,2$ に察しおも同様のこずが成り立っおいるので\r\n$$\\begin{aligned}\r\n\\max_{0\\leq i\\leq 5}q_{n,i}=\\left\\\\{\\begin{array}{lc}\r\nq_{n,0}&(n\\equiv 0\\mod 4)\\\\\\\\\r\nq_{n,1}=q_{n,2}&(n\\equiv 1\\mod 4)\\\\\\\\\r\nq_{n,3}&(n\\equiv 2\\mod 4)\\\\\\\\\r\nq_{n,4}=q_{n,5}&(n\\equiv 3\\mod 4)\r\n\\end{array}\\right.\r\n, \\hspace{5mm}\r\n\\min_{0\\leq i\\leq 5}q_{n,i}=\\left\\\\{\\begin{array}{lc}\r\nq_{n,3}&(n\\equiv 0\\mod 4)\\\\\\\\\r\nq_{n,4}=q_{n,5}&(n\\equiv 1\\mod 4)\\\\\\\\\r\nq_{n,0}&(n\\equiv 2\\mod 4)\\\\\\\\\r\nq_{n,1}=q_{n,2}&(n\\equiv 3\\mod 4)\r\n\\end{array}\\right. \r\n\\end{aligned}$$\r\n\r\nが分かり$n=2m$  $m$ は正敎数のずき \r\n$$\\displaystyle \\max_{0\\leq i\\leq 5}q_{n,i}-\\min_{0\\leq i\\leq 5}q_{n,i}=\\frac{2}{3}\\left|{\\rm Re}(\\sqrt{3}i)^{2m}\\right|=2\\cdot 3^{m-1}$$\r\n\r\n$n=2m-1$ のずき\r\n$$\\displaystyle \\max_{0\\leq i\\leq 5}q_{n,i}-\\min_{0\\leq i\\leq 5}q_{n,i}=\\frac{2}{3}\\left|{\\rm Re}(\\zeta^{-1}(\\sqrt{3}i)^{2m-1})\\right|=3^{m-1}$$\r\n\r\nが分かる以䞋は本解同様に簡単な蚈算によっお答えを埗られる", "text": "耇玠数を甚いた解法", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/nfhai2024/editorial/12598/693" }, { "content": " 公匏解説では $(\\dfrac{x+x^2}{2024})^n$ の係数を考えおいたすが結局のずころ係数のうち最倧のものず最小のものが分かれば良いので$(1+x)^n$ の係数を $6$ 呚期で足し合わせたものずするず芋通しが良くなりたす", "text": "補足", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/nfhai2024/editorial/12598/702" } ]
 箱の䞭に $1$ 以䞊 $2024$ 以䞋の敎数のうち $1$ ぀が曞かれたカヌドがそれぞれ $1$ 枚ず぀合蚈 $2024$ 枚入っおいたす箱の䞭から無䜜為にカヌドを $1$ 枚取り出し曞かれた敎数を蚘録しお箱の䞭に戻すずいう操䜜を考えたす正の敎数 $n$ ず $0$ 以䞊 $5$ 以䞋の敎数 $i$ に察しこの操䜜を $n$ 回行ったずきに蚘録された $n$ 個の敎数の和 $S_n$ が $S_n\equiv i \pmod 6$ をみたす確率を $P(n,i)$ ずしたすこのずき $$ \sum_{n=1}^{\infty}\left(\max_{0\leq i\leq 5}P(n,i)-\min_{0\leq i\leq 5}P(n,i)\right) $$ の倀は互いに玠な正敎数 $p,q$ を甚いお $\displaystyle \frac{p}{q}$ ず衚されるので$p+q$ の倀を解答しおください
NF杯2024
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/nfhai2024/tasks/12306
O
NF杯2024(O)
300
29
32
[ { "content": " $N=101$ ずおく以䞋単に䞉角圢ずいえば $P$ に属する $3$ 点からなる䞉角圢のこずを指すものずする$O$ を内郚に含むような䞉角圢党䜓の集合を $X_3$ ずし$P$ に属する $4$ 点の組であっおその凞包が $O$ を含むようなもの党䜓の集合を $X_4$ ずするたた$X_3$ に属する䞉角圢ず $P$ に属する $1$ 点の組であっお遞んだ $1$ 点が䞉角圢の頂点でないようなもの党䜓の集合を $Y$ ずするこのずき, $|Y|=(2N-3)|X_3|$ が成り立぀こずが容易に分かる$X_4$ に属する $4$ 点の組 $Q$ をずるずき$Q$ の䞭から $X_3$ に属するような䞉角圢を遞ぶ方法はちょうど $2$ 通りであるよっお$Q$ を $X_3$ に属するような䞉角圢ず残りの $1$ 点の組ずずらえるこずで$Y$ の元がちょうど $2$ 個埗られる逆に$Y$ の元を $4$ 点の組ず捉えるこずで $X_4$ の元がちょうど $1$ ぀埗られるしたがっお$|Y|=2|X_4|$ が成り立぀から$$|X_4|=\\dfrac{2N-3}{2}|X_3|$$\r\nを埗るここで, \r\n$$R_n=\\biggl(\\cos\\Bigl(\\dfrac{2n\\pi}{N}\\biggr), \\sin\\biggl(\\dfrac{2n\\pi}{N}\\Bigr)\\biggr)$$\r\nずおき正 $N$ 角圢の頂点集合 $R$ を$R=\\\\{R_1, R_2, \\ldots, R_N\\\\}$ で定める$R$ の $3$ 点の組であっお その $3$ 点からなる䞉角圢が $O$ を内郚に含むようなもの党䜓の集合を $Z_3$ ずする$Z_3$ の元 $(R_i, R_j, R_k)$ をずるずき半盎線 $OR_i, OR_j, OR_k$ 䞊それぞれに $P$ に属する点はちょうど $2$ 個存圚するこのこずから$P$ の $3$ 点の組 $(A, B, C)$ であっお$A, B, C$ がそれぞれ半盎線 $OR_i, OR_j, OR_k$ 䞊にあるようなものはちょうど $8$ 組存圚し$(R_i, R_j, R_k)$ が $Z_3$ の元であるこずからこの $8$ 個の組はすべお $X_3$ に属する逆に $X_3$ に属する $3$ 点の組 $(A, B, C)$ からは半盎線 $OA, OB, OC$ 䞊の $R$ の点 $R_i, R_j, R_k$ をそれぞれずるこずにより$Z_3$ の元が䞀意に定たるから$|X_3|=8|Z_3|$ が成り立぀\\\r\n 以䞊より求める $|X_4|$ に぀いお\r\n$$|X_4|=\\dfrac{2N-3}{2}|X_3|=4(2N-4)|Z_3|$$\r\nが成り立぀から$|Z_3|$ を求めればよい$R$ の $3$ 点の組 $(R_i, R_j, R_k)$ であっおその $3$ 点からなる䞉角圢が $O$ を内郚に含たないものをずるこのずき䞉角圢 $R_iR_jR_k$ は鈍角䞉角圢であるから角 $R_j$ が鈍角であるずしたた$R_i, R_j, R_k$ はこの順に時蚈回りに䞊んでいるずする$R_i$ の遞び方は $R$ から $1$ 点遞べば良いから $N$ 通りある$R_j, R_k$ は $R$ の点のうち点 $O$ から点 $R_i$ を芋たずきに盎線 $R_iO$ の右偎にある $\\frac{N-1}{2}$ 点から遞べばよいから${}_\\frac{N-1}{2}{\\rm C}_2$ 通りある以䞊より$R$ の $3$ 点の組であっおその $3$ 点からなる䞉角圢が $O$ を内郚に含たないものは\r\n$$N\\cdot {}_\\frac{N-1}{2}{\\rm C}_2=\\dfrac{N(N-1)(N-3)}{8}$$\r\n個あるから\r\n$$|Z_3|={}_N{\\rm C}_3-\\dfrac{N(N-1)(N-3)}{8}= \\dfrac{N(N-1)(N+1)}{24}$$\r\nであり\r\n$$|X_4|=4(2N-3)\\cdot \\dfrac{N(N-1)(N+1)}{24}=\\dfrac{N(N-1)(N+1)(2N-3)}{6}$$\r\nである$N=101$ を代入するこずで解答すべき倀は $\\mathbf{34168300}$ であるず分かる", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/nfhai2024/editorial/12306" } ]
 $\alpha=\dfrac{2\pi}{101}$ ずし$O$ を原点ずする座暙平面䞊の点からなる集合 $P$ を $$P=\big\\{ (n\cos n\alpha, n\sin n\alpha\big)\ \big|\ n=1, 2, \ldots, 202\big\\}$$ によっお定めたす$P$ から盞異なる $4$ 点を遞ぶ方法であっおその凞包の内郚倖呚を含むに $O$ が含たれるようなものは䜕通りありたすか
NF杯2024
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/nfhai2024/tasks/11826
P
NF杯2024(P)
400
15
23
[ { "content": " 特に断らない限り合同匏は $5$ を法ずする$f(1)=1$ は $5$ の倍数ではない$n\\geq 2$ においお\r\n\r\n$$\\begin{aligned}\r\nf(n) & = \\sum_{k=1}^n\\frac{nk}{\\text{gcd}(n,k)}\\\\\\\\\r\n& = n\\sum_{d|n} \\sum_{\\substack{1\\leq k\\leq n\\\\\\\\ \\text{gcd}(n,k)=d}}\\frac{k}{d}\\\\\\\\\r\n&=n\\sum_{d|n}\\sum_{\\substack{1\\leq m\\leq n\\/d\\\\\\\\ \\text{gcd}(n\\/d,m)=1}}m\\\\\\\\\r\n&=n\\sum_{d|n}\\sum_{\\substack{1\\leq m\\leq d\\\\\\\\ \\text{gcd}(d,m)=1}}m\r\n\\end{aligned}$$\r\n\r\nここで$d$ 以䞋の $d$ ず互いに玠な正の敎数の個数を $\\varphi(d)$ ずするず\r\n\r\n$$\\sum_{\\substack{1\\leq m\\leq d\\\\\\\\ \\text{gcd}(d,m)=1}}m\r\n=\\begin{cases}\r\n1&(d=1)\\\\\\\\ \r\n\\dfrac{d}{2}\\varphi(d)&(d\\gt1)\r\n\\end{cases}$$\r\n\r\nが成り立぀実際$d=1$ のずきは明らかで$d\\gt1$ のずき$m$ が $d$ 以䞋の $d$ ず互いに玠な正の敎数ならば $d-m$ もそうであるので$d$ 以䞋の $d$ ず互いに玠な敎数の倀の平均は $\\dfrac{d}{2}$ であるよっおそのような敎数の総和は $\\dfrac{d}{2}\\varphi(d)$ ずなる\r\n\r\n 恒等写像およびオむラヌ関数 $\\varphi$ は乗法的であるので関数 $n\\varphi(n)$ も乗法的であるしたがっお玠数 $p_1,\\ldots,p_{\\ell}$ ず正の敎数 $e_1,\\ldots,e_{\\ell}$ により $n=p_1^{e_1}\\cdots p_\\ell^{e_{\\ell}}$ ず玠因数分解すれば\r\n\r\n$$\\begin{aligned}\r\nf(n)&=n\\Bigg(1+\\sum_{d\\gt1,d|n}\\frac{d}{2}\\varphi(d)\\Bigg)\\\\\\\\\r\n&=n\\Bigg(\\frac{1}{2}+\\sum_{d|n}\\frac{d}{2}\\varphi(d)\\Bigg)\\\\\\\\\r\n&=\\frac{n}{2}\\Bigg(1+\\sum_{d|n}d\\varphi(d)\\Bigg)\\\\\\\\\r\n&=\\frac{n}{2}\\Bigg(1+\\prod_{i=1}^{\\ell}\\left(\\sum_{k=1}^{e_i}p_i^k\\varphi(p_i^k)\\right)\\Bigg)\\\\\\\\\r\n&=\\frac{n}{2}\\Bigg(1+\\prod_{i=1}^{\\ell}(1+p_i(p_i-1)+\\cdots+p_i^{2e_i-1}(p_i-1))\\Bigg)\\\\\\\\\r\n&=\\frac{n}{2}\\Bigg(1+\\prod_{i=1}^{\\ell}(1-p_i+p_i^2-\\cdots-p_i^{2e_i-1}+p_i^{2e_i})\\Bigg)\\\\\\\\\r\n&=\\frac{n}{2}\\Bigg(1+\\prod_{i=1}^{\\ell}\\frac{p_i^{2e_i+1}+1}{p_i+1}\\Bigg)\r\n\\end{aligned}$$\r\n\r\nよっお$f(n)$ が $5$ の倍数ずなるのは$n$ が $5$ の倍数ずなるずきか\r\n\r\n$$\\prod_{i=1}^{\\ell}\\frac{p_i^{2e_i+1}+1}{p_i+1}\\equiv -1\\tag{i}$$\r\n\r\nずなるずきのいずれかである$N^{2024}$ の正の玄数のうち $5$ の倍数であるものの個数は$5$ の指数が $1$ 以䞊であるものの個数であるので$100$ 以䞋の玠数の個数が $25$ であるこずから\r\n\r\n$$2025^{24}\\cdot 2024$$\r\n\r\nず蚈算される以䞋$n$ は $5$ の倍数でないずする\r\n\r\n $n$ の玠因数 $p_i$ に぀いお $\\dfrac{p_i^{2e_i+1}+1}{p_i+1}$ が $5$ の倍数ずなるずするず$p_i^{2e_i+1}\\equiv-1$ より $p_i^{2(2e_i+1)}\\equiv1$ ずなる䞀方フェルマヌの小定理より $p_i^4\\equiv1$ であるので$\\gcd(2(2e_i+1),4)=2$ より $p_i^2\\equiv1$ すなわち $p_i\\equiv \\pm1$ でなくおはならない$p_i^{2e_i+1}\\equiv-1$ ず合わせるず$\\dfrac{p_i^{2e_i+1}+1}{p_i+1}$ が $5$ の倍数ずなるのは $p_i\\equiv-1$ のずきに限られるこずが分かる䞀方 $p_i\\equiv-1$ のずき\r\n\r\n$$\\dfrac{p_i^{2e_i+1}+1}{p_i+1}=1-p_i+p_i^2-\\cdots+p_i^{2e_i}\\equiv2e_i+1$$\r\nずなる\r\n\r\n よっお$100$ 以䞋の玠数のうち $5$ で割った䜙りが $1,2,3$ ずなるものを $q_1,\\ldots,q_x$䜙りが $4$ ずなるものを $r_1,\\ldots,r_y$ ずおきそれらに察応する指数をそれぞれ $f_1,\\ldots,f_x,g_1,\\ldots,g_y$ ずするず\r\n\r\n$$\\prod_{i=1}^x\\frac{q_i^{2f_i+1}+1}{q_i+1}\\not\\equiv0, \\quad\\prod_{i=1}^y\\frac{r_i^{2g_i+1}+1}{r_i+1}\\equiv\\prod_{i=1}^y(2g_i+1)$$\r\n\r\nが成り立぀特に$5$ の倍数でない $N^{2024}$ の正の玄数 $n$ のうち\r\n\r\n$$\\prod_{1\\leq i\\leq \\ell,p_i\\neq r_y}\\frac{p_i^{2e_i+1}+1}{p_i+1}=\\Bigg(\\prod_{i=1}^x\\frac{q_i^{2f_i+1}+1}{q_i+1}\\Bigg)\\Bigg(\\prod_{j=1}^{y-1}\\frac{r_j^{2g_j+1}+1}{r_j+1}\\Bigg)\\not\\equiv0$$\r\n\r\nずなるものの個数は$j=1,\\ldots,y-1$ に察しお $2g_j+1\\not\\equiv0$ すなわち $g_j\\not\\equiv 2$ ずなるような $0$ 以䞊 $2024$ 以䞋の敎数 $g_j$ の遞び方を考えるこずで\r\n\r\n$$2025^x\\cdot 1620^{y-1}$$\r\n\r\nず蚈算できるこの条件が成り立っおいるずき(i) が成り立぀ような $g_y$ の遞び方は $5$ を法ずしおちょうど $1$ ぀存圚するので$5$ の倍数でない $N^{2024}$ の正の玄数 $n$ のうち (i) が成り立぀ものの個数は\r\n\r\n$$2025^x\\cdot 1620^{y-1}\\cdot405$$\r\n\r\n $100$ 以䞋の玠数のうち $5$ で割っお $4$ 䜙るのは䞋䞀桁が $9$ である $19,29,59,79,89$ の $5$ 個であるので$x=19,y=5$ ずなる埓っお$N^{2024}$ の正の玄数のうち $f(n)$ が $5$ の倍数ずなるものの割合は\r\n\r\n$$\\begin{aligned}\r\n\\frac{a}{b}&=\\frac{2025^{24}\\cdot2024+2025^{19}\\cdot 1620^4\\cdot 405}{2025^{25}}\\\\\\\\\r\n&=\\frac{405^5\\cdot(5^5\\cdot2024+4^4)}{2025^6}\\\\\\\\\r\n&=\\frac{5^5\\cdot2024+4^4}{2025\\cdot 5^5}\\\\\\\\\r\n&=\\frac{6325256}{6328125}\r\n\\end{aligned}$$\r\n\r\n特に解答すべき倀は $\\bold{12653381}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/nfhai2024/editorial/11826" } ]
 $100$ 以䞋の玠数 $25$ 個の総積を $N$ ずしたすたた正の敎数 $n$ に察し $$f(n)=\sum_{k=1}^n{\mathrm{lcm}(n,k)}$$ ずおきたす$N^{2024}$ の正の玄数 $2025^{25}$ 個から $1$ ぀を無䜜為に遞ぶずき$f(n)$ が $5$ の倍数ずなる確率は互いに玠な正の敎数 $a,b$ を甚いお $\dfrac{a}{b}$ ず衚されるので$a+b$ を解答しおください
NF杯2024
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/nfhai2024/tasks/12400
Q
NF杯2024(Q)
400
12
18
[ { "content": " $S$ を問題の総和ずするたた以䞋では合同匏の法は $3$ であるずし$x_{10+k}=x_{k}, y_{10+k}=y_{k}$ ずなるように $x_{11}, y_{11}, x_{12}, y_{12}, \\dots$ を定める\r\n\r\n $A= \\\\{ (1,3), (3,1), (1,1), (3,3), (2,2) \\\\}$$B = \\\\{ (2,1), (1,2), (2,3), (3,2) \\\\}$ ずおく$(a,b) \\in A$ であるずき$a^y + y^b \\bmod{3}$ を $y=4,5,6$ に察しお蚈算するず順に\r\n- $1^y + y^3 \\equiv 2,0,1$ \r\n- $3^y + y^1 \\equiv 1,2,0$ \r\n- $1^y + y^1 \\equiv 2,0,1$ \r\n- $3^y + y^3 \\equiv 1,2,0$ \r\n- $2^y + y^2 \\equiv 2,0,1$ \r\n\r\nなのでいずれの堎合も $0,1,2$ がちょうど $1$ 回ず぀珟れるこずがわかる\r\n\r\n\r\n**Case 1.** $X = (x_1,\\dots, x_{10})$ に぀いお「$(x_1, x_2), (x_2, x_3), \\dots (x_{9}, x_{10}), (x_{10}, x_{1})$ の䞭に $A$ の芁玠が少なくずも䞀぀含たれおいる」こずを仮定するその $A$ の芁玠の䞀぀を $(x_{i}, x_{i+1})$ ずおくこのずき $S$ の䞭の $x_i^{y_i} + y_{i}^{x_{i+1}}$ を芋るこずで$y_{i}$ を陀く $y_1,y_2,y_3,\\dots, y_{10}$ の倀を $3^{9}$ 通りの䞭からどのように決めたずしおもちょうど䞀぀の $y_{i} \\in \\\\{ 4,5,6\\\\}$ が存圚しお $S\\equiv 0$ にするこずができる\\\r\n したがっおこの仮定を満たす $(x_1,x_2,\\dots, x_{10})$ が $N$ 個あるずするずき条件を満たす列の組 $(X,Y)$ が $3^9\\cdot N$ 個埗られる\r\n\r\n**Case 2.** $X = (x_1,\\dots, x_{10})$ に぀いお$(x_1, x_2), (x_2,x_3), \\dots (x_{9}, x_{10}), (x_{10}, x_{1})\\in B$ である堎合を考えるこのような $X$ は$k_{i} \\in \\\\{ 1,3\\\\}$ を甚いお \r\n$$\r\n(2,k_2,2,k_4,2,k_6,2,k_8,2,k_{10}),\\quad (k_1,2,k_3,2,k_5,2,k_7,2,k_9,2) \r\n$$\r\nず衚せるような $64$ 組のいずれかであるこずが分かるから$3^{10} - N = 64$ であるよっお $N = 3^{10} - 64$ である \r\n\r\n $X = (k_1,2,k_3,2,k_5,2,k_7,2,k_9,2)$ の堎合を考える$k_{1}, k_3, k_5, k_7, k_9\\in \\\\{ 1, 3\\\\} $ なので \r\n$$\r\n\\begin{aligned}\r\ny_{2i-1}^{k_{2i-1}} + k_{2i-1}^{y_{2i}} + y_{2i}^{2} + 2^{y_{2i+1}} \\equiv y_{2i-1} + k_{2i-1} + y_{2i}^2 + 2^{y_{2i+1}}\r\n\\end{aligned}\r\n$$\r\nが $i=1,2,3,4,5$ で成り立぀したがっお\r\n$$\r\n\\begin{aligned}\r\nS &\\equiv \\sum_{i=1}^{5}(2^{y_{2i-1}} + y_{2i-1}) + \\sum_{i=1}^{5} y_{2i}^2 + \\sum_{i=1}^{5} k_{2i-1} \\\\\\\\ \r\n\\end{aligned}\r\n$$\r\nずなるこの匏から $S\\equiv 0$ ずなるための $y_1,\\dots, y_{10}, k_{1}, k_{3}, \\dots, k_{10}$ の条件を考える\r\n\r\n $y=4,5,6$ のずき $2^y + y \\equiv 2,1,1$ および $x^2 \\equiv 1,1,0$ であるしたがっお$S\\equiv 0$ ずなる $(y_1,y_2,\\dots, y_{10}, k_{1}, \\dots, k_{5})$ の個数を求めるこずは次の堎合の数を求めるこずに垰着する\r\n\r\n- $\\\\{ 1,1,2\\\\}, \\\\{ 0,1,1 \\\\}, \\\\{ 0,1 \\\\} $ がそれぞれ $5$ 個ず぀蚈 $15$ 個の倚重集合があるこれら $15$ 個から 芁玠を䞀぀ず぀遞ぶ遞んだ芁玠の和が $3$ の倍数になるような遞び方はいく぀あるか\r\n\r\nこれは倚項匏 $f(x) = (2x + x^2)^5(1 + 2x)^5(1 + x)^5$ の $x^{3n}$ $(n=0,1,2,\\dots)$ の係数の総和ずしお求められ$\\omega = \\dfrac{-1 + \\sqrt{-3}}{2}$ ずおくず $\\displaystyle \\frac{1}{3} \\sum_{k=0}^{2} f(\\omega^{k})$ に等しい$f(x) = (2x^4 + 7x^3 + 7x^2 + 2x)^5$ より\r\n$$\r\n\\begin{aligned}\r\n&\\dfrac{1}{3} \\sum_{x=1, \\omega, \\omega^2} (2x^4 + 7x^3 + 7x^2 + 2x)^5 \\\\\\\\\r\n&= \\dfrac{1}{3} \\sum_{x=1, \\omega, \\omega^2} (7x^3 + 7x^2 + 4x)^5 \\\\\\\\\r\n&= \\dfrac{1}{3} \\cdot 18^{5} + \\dfrac{1}{3}\\sum_{x=\\omega, \\omega^2} (7x^3 + 7x^2 + 4x)^5 \\\\\\\\ \r\n&= 6\\cdot 18^{4} + \\dfrac{1}{3}\\sum_{x=\\omega, \\omega^2} (-3x)^5 \\\\\\\\\r\n&= 6\\cdot 18^4 - 3^4\\cdot (\\omega^5 + \\omega^{10}) \\\\\\\\\r\n&= 6\\cdot 18^4 + 81\r\n\\end{aligned}\r\n$$\r\n$x_1,x_2,\\dots, x_{10}$ の圹割は巡回的に察称なので$X = (2,k_2,2,k_4,2,k_6,2,k_8,2,k_{10})$ の堎合も同様であるしたがっお **Case 2.** の堎合は $12 \\cdot 18^{4} + 162$ 組 の条件を満たす $(X,Y)$ が埗られる\r\n\r\n 以䞊より求める個数は\r\n$$\r\n3^{9}\\cdot (3^{10} - 64) + (12 \\cdot 18^{4} +162) = 3^{19} + 162 = \\mathbf{1162261629}\r\n$$", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/nfhai2024/editorial/12400" }, { "content": " $a^b$ の $\\mathrm{mod} ~ 3$ における寄䞎を考えるずき, $b$ が偶数か奇数かで性質が倉わっおしたう. よっお, \r\n$$x_1\\rightarrow y_{10}\\rightarrow x_{10}\\rightarrow\\cdots\\rightarrow y_1$$ の順に決めながら, 盎前に決めた数の偶奇で堎合分けを行い,\r\n$$ y_{10}^ {x_1}\\rightarrow x_{10}^{y_{10}}\\rightarrow y_{9}^{x_{10}}\\rightarrow\\cdots\\rightarrow x_1^{y_1} $$\r\nの順に寄䞎を反映させる. \\\r\nたた最初に決めた $x_1$ の倀で, 最埌の $x_1^{y_1}$ の寄䞎も䟝存するから最初に決める $x_1$ の偶奇で堎合分けをする. \r\n\r\n---\r\n\r\n ① $x_1\\in \\\\{1,3\\\\}$ のずき.\\\r\n倚項匏 ( $3$ で割った䜙りが同じ次数は同䞀芖, すなわち $x^3-1$ を法ずしお考える) $f(x),g(x)$ を以䞋のように定矩する. \r\n\r\n- $Z=(x_1,y_{10}),\\\\;\\ S=y_{10}^{x_1}$ ずし, $Z$ の末尟の芁玠 を $2$ で割った䜙りが $i$ で, $S$ を $3$ で割った䜙りが $j$ ずなる $Z$ の個数を $dp[i][j]$ ずし,\r\n$$f(x)=dp[0][0]+dp[0][1]x+dp[0][2]x^2,\\quad g(x)=dp[1][0]+dp[1][1]x+dp[1][2]x^2$$\r\nずする.\r\n\r\n このずき, 初期倀ずしお,\r\n$$\r\n\\begin{pmatrix}\r\nf(x)\\\\\\\\\r\ng(x)\\\\\\\\\r\n\\end{pmatrix}=\r\n\\begin{pmatrix}\r\n1+x\\\\\\\\\r\nx^2\\\\\\\\\r\n\\end{pmatrix}\r\n$$\r\nが成り立぀. $Z\\leftarrow (Z,x_{10}),\\\\;\\ S\\leftarrow S+x_{10}^{y_{10}}$ ずし, このずき $f,g$ は以䞋のように倉化する.\r\n$$\r\n\\begin{pmatrix}\r\nf(x)\\\\\\\\\r\ng(x)\\\\\\\\\r\n\\end{pmatrix}\r\n\\leftarrow \r\n\\begin{pmatrix}\r\nx&x^2\\\\\\\\\r\n1+x&1+x\\\\\\\\\r\n\\end{pmatrix}\r\n\\begin{pmatrix}\r\nf(x)\\\\\\\\\r\ng(x)\\\\\\\\\r\n\\end{pmatrix}$$\r\n次に, $Z\\leftarrow (Z,y_9),\\\\;\\ S\\leftarrow S+y_9^{x_{10}}$ のずきの $(f,g)$ の遷移は\r\n$$\r\n\\begin{pmatrix}\r\nf(x)\\\\\\\\\r\ng(x)\\\\\\\\\r\n\\end{pmatrix}\r\n\\leftarrow \r\n\\begin{pmatrix}\r\n1+x&1+x\\\\\\\\\r\nx&x^2\\\\\\\\\r\n\\end{pmatrix}\r\n\\begin{pmatrix}\r\nf(x)\\\\\\\\\r\ng(x)\\\\\\\\\r\n\\end{pmatrix}$$\r\nずなる. 埓っお, 初期倀 $Z=(x_1,y_{10}),\\\\;\\ S=y_{10}^{x_1}$ から \r\n$$Z\\leftarrow (Z,x_{10},y_9,x_9,\\dots,y_1),\\\\;S\\leftarrow S+x_{10}^{y_{10}}+y_9^{x_{10}}+x_9^{y_9}+\\cdots+y_1^{x_2}$$\r\n における $(f,g)$ の遷移は\r\n$$\r\n\\begin{pmatrix}\r\nf(x)\\\\\\\\\r\ng(x)\\\\\\\\\r\n\\end{pmatrix}\r\n\\leftarrow \r\n\\Bigg(\r\n\\begin{pmatrix}\r\n1+x&1+x\\\\\\\\\r\nx&x^2\\\\\\\\\r\n\\end{pmatrix}\r\n\\begin{pmatrix}\r\nx&x^2\\\\\\\\\r\n1+x&1+x\\\\\\\\\r\n\\end{pmatrix}\r\n\\Bigg)^9\r\n\\begin{pmatrix}\r\nf(x)\\\\\\\\\r\ng(x)\\\\\\\\\r\n\\end{pmatrix}$$\r\nであり, この状態から最埌 $Z\\leftarrow (Z,x_1), S\\leftarrow S+x_1^{y_1}$ ずしたずきの遷移は $x_1\\in\\\\{1,3\\\\}$ に泚意するず,\r\n$$\r\n\\begin{pmatrix}\r\nf(x)\\\\\\\\\r\ng(x)\\\\\\\\\r\n\\end{pmatrix}\r\n\\leftarrow \r\n\\begin{pmatrix}\r\n0&0\\\\\\\\\r\n1+x&1+x\\\\\\\\\r\n\\end{pmatrix}\r\n\\begin{pmatrix}\r\nf(x)\\\\\\\\\r\ng(x)\\\\\\\\\r\n\\end{pmatrix}$$\r\nずなる. したがっお, 以䞋の倚項匏 $f(x),g(x)$ それぞれの $3$ の倍数次の項の係数の総和を求めれば良い.\r\n$$\r\n\\begin{pmatrix}\r\nf(x)\\\\\\\\\r\ng(x)\\\\\\\\\r\n\\end{pmatrix}=\r\n\\begin{pmatrix}\r\n0&0\\\\\\\\\r\n1+x&1+x\\\\\\\\\r\n\\end{pmatrix}\r\n\\Bigg(\r\n\\begin{pmatrix}\r\n1+x&1+x\\\\\\\\\r\nx&x^2\\\\\\\\\r\n\\end{pmatrix}\r\n\\begin{pmatrix}\r\nx&x^2\\\\\\\\\r\n1+x&1+x\\\\\\\\\r\n\\end{pmatrix}\r\n\\Bigg)^9\r\n\\begin{pmatrix}\r\n1+x\\\\\\\\\r\nx^2\\\\\\\\\r\n\\end{pmatrix}$$\r\n䞊匏に $x=1,\\omega,\\omega^2$ を代入するず,\r\n$$\r\n\\begin{aligned}\r\n\\begin{pmatrix}\r\nf(1)\\\\\\\\\r\ng(1)\\\\\\\\\r\n\\end{pmatrix}&=\r\n\\begin{pmatrix}\r\n0&0\\\\\\\\\r\n2&2\\\\\\\\\r\n\\end{pmatrix}\r\n\\Bigg(\r\n\\begin{pmatrix}\r\n2&2\\\\\\\\\r\n1&1\\\\\\\\\r\n\\end{pmatrix}\r\n\\begin{pmatrix}\r\n1&1\\\\\\\\\r\n2&2\\\\\\\\\r\n\\end{pmatrix}\r\n\\Bigg)^9\r\n\\begin{pmatrix}\r\n2\\\\\\\\\r\n1\\\\\\\\\r\n\\end{pmatrix}\\\\\\\\\r\n&=\r\n\\begin{pmatrix}\r\n0&0\\\\\\\\\r\n2&2\\\\\\\\\r\n\\end{pmatrix}\r\n\\Bigg(\r\n\\begin{pmatrix}\r\n6&6\\\\\\\\\r\n3&3\\\\\\\\\r\n\\end{pmatrix}\r\n\\Bigg)^9\r\n\\begin{pmatrix}\r\n2\\\\\\\\\r\n1\\\\\\\\\r\n\\end{pmatrix}\\\\\\\\\r\n&=\r\n\\begin{pmatrix}\r\n0&0\\\\\\\\\r\n2&2\\\\\\\\\r\n\\end{pmatrix}\r\n3^9\r\n\\begin{pmatrix}\r\n2&2\\\\\\\\\r\n1&1\\\\\\\\\r\n\\end{pmatrix}^9\r\n\\begin{pmatrix}\r\n2\\\\\\\\\r\n1\\\\\\\\\r\n\\end{pmatrix}\r\n\\\\\\\\\r\n&=\r\n\\begin{pmatrix}\r\n0&0\\\\\\\\\r\n2&2\\\\\\\\\r\n\\end{pmatrix}\r\n3^9\\times 3^8\r\n\\begin{pmatrix}\r\n2&2\\\\\\\\\r\n1&1\\\\\\\\\r\n\\end{pmatrix}\r\n\\begin{pmatrix}\r\n2\\\\\\\\\r\n1\\\\\\\\\r\n\\end{pmatrix}\\\\\\\\\r\n&=\\begin{pmatrix}\r\n0\\\\\\\\\r\n18\\times 3^{17}\\\\\\\\\r\n\\end{pmatrix}\\\\\\\\\r\n\\begin{pmatrix}\r\nf(\\omega)\\\\\\\\\r\ng(\\omega)\\\\\\\\\r\n\\end{pmatrix}&=\r\n\\begin{pmatrix}\r\n0&0\\\\\\\\\r\n1+\\omega &1+\\omega\\\\\\\\\r\n\\end{pmatrix}\r\n\\Bigg(\r\n\\begin{pmatrix}\r\n1+\\omega &1+\\omega\\\\\\\\\r\n\\omega &\\omega^2 \\\\\\\\\r\n\\end{pmatrix}\r\n\\begin{pmatrix}\r\n\\omega &\\omega^2 \\\\\\\\\r\n1+\\omega &1+\\omega \\\\\\\\\r\n\\end{pmatrix}\r\n\\Bigg)^9\r\n\\begin{pmatrix}\r\n1+\\omega \\\\\\\\\r\n\\omega^2 \\\\\\\\\r\n\\end{pmatrix}\\\\\\\\\r\n&=\\begin{pmatrix}\r\n0&0\\\\\\\\\r\n\\- \\omega^ 2 &\\- \\omega^ 2\\\\\\\\\r\n\\end{pmatrix}\r\n\\Bigg(\r\n\\begin{pmatrix}\r\n\\- \\omega^ 2 &\\- \\omega^ 2\\\\\\\\\r\n\\omega &\\omega^2 \\\\\\\\\r\n\\end{pmatrix}\r\n\\begin{pmatrix}\r\n\\omega &\\omega^2 \\\\\\\\\r\n\\- \\omega^ 2 &\\- \\omega^ 2 \\\\\\\\\r\n\\end{pmatrix}\r\n\\Bigg)^9\r\n\\begin{pmatrix}\r\n\\- \\omega^2 \\\\\\\\\r\n\\omega^2 \\\\\\\\\r\n\\end{pmatrix}\\\\\\\\\r\n&=\\begin{pmatrix}\r\n0&0\\\\\\\\\r\n\\- \\omega^ 2 &\\- \\omega^ 2\\\\\\\\\r\n\\end{pmatrix}\r\n\\begin{pmatrix}\r\n\\- 1+\\omega &0 \\\\\\\\\r\n\\omega^2 \\- \\omega &1\\- \\omega \\\\\\\\\r\n\\end{pmatrix}^9\r\n\\begin{pmatrix}\r\n\\- \\omega^2 \\\\\\\\\r\n\\omega^2 \\\\\\\\\r\n\\end{pmatrix}\\\\\\\\\r\n&=\r\n\\begin{pmatrix}\r\n0&0\\\\\\\\\r\n\\- \\omega^ 2 &\\- \\omega^ 2\\\\\\\\\r\n\\end{pmatrix}\r\n(-1+\\omega)^9\r\n\\begin{pmatrix}\r\n1 &0 \\\\\\\\\r\n\\omega & -1 \\\\\\\\\r\n\\end{pmatrix}^9\r\n\\begin{pmatrix}\r\n\\- \\omega^2 \\\\\\\\\r\n\\omega^2 \\\\\\\\\r\n\\end{pmatrix}\\\\\\\\\r\n&=\\begin{pmatrix}\r\n0&0\\\\\\\\\r\n\\- \\omega^ 2 &\\- \\omega^ 2\\\\\\\\\r\n\\end{pmatrix}\r\n\\Big(\\sqrt{3}\\exp\\Big(\\frac{5}{6}\\pi i \\Big)\\Big)^9\r\n\\begin{pmatrix}\r\n1 &0 \\\\\\\\\r\n\\omega & -1 \\\\\\\\\r\n\\end{pmatrix}^9\r\n\\begin{pmatrix}\r\n\\- \\omega^2 \\\\\\\\\r\n\\omega^2 \\\\\\\\\r\n\\end{pmatrix}\\\\\\\\\r\n&=\\begin{pmatrix}\r\n0&0\\\\\\\\\r\n\\- \\omega^ 2 &\\- \\omega^ 2\\\\\\\\\r\n\\end{pmatrix}\r\n\\sqrt{3^9}(-i)\r\n\\begin{pmatrix}\r\n1 &0 \\\\\\\\\r\n\\omega & -1 \\\\\\\\\r\n\\end{pmatrix}\r\n\\begin{pmatrix}\r\n\\- \\omega^2 \\\\\\\\\r\n\\omega^2 \\\\\\\\\r\n\\end{pmatrix}\\\\\\\\\r\n&=\r\n\\begin{pmatrix}\r\n0\\\\\\\\\r\n\\dfrac{3^5+3\\sqrt{3^9}i}{2}\\\\\\\\\r\n\\end{pmatrix}\\\\\\\\\r\n\\begin{pmatrix}\r\nf(\\omega^2)\\\\\\\\\r\ng(\\omega^2)\\\\\\\\\r\n\\end{pmatrix}&=\r\n\\begin{pmatrix}\r\n\\overline{f(\\omega)}\\\\\\\\\r\n\\overline{g(\\omega)}\\\\\\\\\r\n\\end{pmatrix}\\\\\\\\\r\n&=\r\n\\begin{pmatrix}\r\n0\\\\\\\\\r\n\\dfrac{3^5-3\\sqrt{3^9}i}{2}\\\\\\\\\r\n\\end{pmatrix}\r\n\\end{aligned}$$\r\nしたがっお, ①の堎合求める組の個数は \r\n$$\\frac{1}{3}\\Big(18\\times 3^{17}+\\dfrac{3^5+3\\sqrt{3^9}i}{2}+\\dfrac{3^5-3\\sqrt{3^9}i}{2}\\Big)=18\\times 3^{16}+3^4$$ である.\r\n\r\n ②$x_1\\in \\\\{2\\\\}$ のずき.\\\r\n①ず同様に行うが初期倀ず最埌の遷移が違うこずに泚意するず, 答えは以䞋の倚項匏 $f(x),g(x)$ それぞれの $3$ の倍数次の項の係数の総和であるこずがわかる.\r\n$$\\begin{pmatrix}\r\nf(x)\\\\\\\\\r\ng(x)\\\\\\\\\r\n\\end{pmatrix}=\r\n\\begin{pmatrix}\r\nx&x^2\\\\\\\\\r\n0&0\\\\\\\\\r\n\\end{pmatrix}\r\n\\Bigg(\r\n\\begin{pmatrix}\r\n1+x&1+x\\\\\\\\\r\nx&x^2\\\\\\\\\r\n\\end{pmatrix}\r\n\\begin{pmatrix}\r\nx&x^2\\\\\\\\\r\n1+x&1+x\\\\\\\\\r\n\\end{pmatrix}\r\n\\Bigg)^9\r\n\\begin{pmatrix}\r\n1+x\\\\\\\\\r\nx\\\\\\\\\r\n\\end{pmatrix}$$\r\n①ず同様に蚈算するず,\r\n$$\r\n\\begin{aligned}\r\n\\begin{pmatrix}\r\nf(1)\\\\\\\\\r\ng(1)\\\\\\\\\r\n\\end{pmatrix}&\r\n=\r\n\\begin{pmatrix}\r\n9\\times 3^{17}\\\\\\\\\r\n0\\\\\\\\\r\n\\end{pmatrix}\\\\\\\\\r\n\\begin{pmatrix}\r\nf(\\omega)\\\\\\\\\r\ng(\\omega)\\\\\\\\\r\n\\end{pmatrix}&\r\n=\\begin{pmatrix}\r\n\\dfrac{3^5+3\\sqrt{3^9}i}{2}\\\\\\\\\r\n0\\\\\\\\\r\n\\end{pmatrix}\\\\\\\\\r\n\\begin{pmatrix}\r\nf(\\omega^2)\\\\\\\\\r\ng(\\omega^2)\\\\\\\\\r\n\\end{pmatrix}&\r\n=\\begin{pmatrix}\r\n\\dfrac{3^5-3\\sqrt{3^9}i}{2}\\\\\\\\\r\n0\\\\\\\\\r\n\\end{pmatrix}\\\\\\\\\r\n\\end{aligned}\r\n$$\r\nしたがっお, ②の堎合求める組の個数は, $9\\times 3^{16}+3^4$ である.\r\n\r\n以䞊より, 求める答えは\r\n$$(18\\times 3^{16}+3^4)+(9\\times 3^{16}+3^4)=27\\times 3^{16}+2\\times 3^4.$$", "text": "2぀の母関数(倚項匏)を甚いる解法", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/nfhai2024/editorial/12400/705" } ]
 各項が $1$ 以䞊 $3$ 以䞋の敎数列 $X=(x_1,x_2,\dots, x_{10})$ ず各項が $4$ 以䞊 $6$ 以䞋の敎数列 $Y=(y_1,y_2,\dots, y_{10})$ の組 $(X,Y)$ であっお $$ x_{1}^{y_1} + y_1^{x_2} + x_2^{y_2} + y_2^{x_3} + \dots + x_9^{y_9} +y_{9}^{x_{10}} + x_{10}^{y_{10}} + y_{10}^{x_{1}} $$ が $3$ の倍数ずなるようなものの個数を解答しおください
NF杯2024
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/nfhai2024/tasks/12702
R
NF杯2024(R)
400
10
15
[ { "content": " 盎線 $RH$ ず $\\Gamma$ の亀点を $S$ $(S\\neq R)$ ずする$H$ ず $P$ は盎線 $AC$ に関しお察称であり$H$ ず $Q$ は盎線 $AB$ に関しお察称であるから$A$ を䞭心ずし $H$ を通る円を $\\Omega$ ずするず$\\Omega$ は $P, Q$ を通る線分 $AR$ が $\\Gamma$ の盎埄であるこずから $\\angle{APR}=\\angle{AQR}=90^\\circ$ であり$\\Omega$ は盎線 $PR, QR$ ずそれぞれ $P, Q$ で接するたた$O$ を䞭心ずし$M, N$ を通る円を $\\omega$ ずするず$\\omega$ は $R$ を䞭心ずしお $\\Omega$ を $\\dfrac{1}{2}$ に盞䌌拡倧した円であるよっお$\\omega$ は盎線 $PR, QR$ ずそれぞれ $M, N$ で接する線分 $BC$ の䞭点を $L$ ずするず$OL=\\dfrac{1}{2}AH$ であり線分 $OL$ ず盎線 $BC$ は盎亀するから$\\omega$ は $L$ で盎線 $BC$ に接する\r\n\r\n**補題 (La Hire's theorem)** 円 $\\gamma$ ず$\\gamma$ の䞭心ずは異なる $2$ 点 $I, J$ に察しお$J$ が $I$ の極線䞊にあるならば $I$ は $J$ の極線䞊にある\r\n<details>\r\n<summary>蚌明<\\/summary>\r\n $\\gamma$ の䞭心を $O$ ずし$\\gamma$ に関する反転で $I, J$ がう぀る点を $I^{\\prime}$, $J^{\\prime}$ ずする$I$ の極線 $l$ は$I^{\\prime}$ を通り $OI$ に垂盎な盎線であるから $\\gamma$ に関する反転で $l$ が移る円を $\\omega$ ずするず$OI$ は $\\omega$ の盎埄ずなる$J$ が $l$ 䞊にあるこずから$J^\\prime$ は $\\omega$ 䞊にあり$\\angle{IJ^\\prime O}=90^\\circ$ であるよっお$I$ は $J^\\prime$ を通り$OJ$ に垂盎な盎線すなわち $J$ の極線䞊にある\r\n<\\/details>\r\n\r\n 盎線 $MN$ は $\\omega$ に関する $R$ の極線であり$X$ は盎線 $MN$ 䞊にあるから補題より盎線 $RL$ は $X$ の極線であるよっお盎線 $XO$ ず盎線 $RS$ は盎亀し特に $\\angle{XRS}=\\angle{XSR}$ が成り立぀たた䞉角圢 $AHO$ ず䞉角圢 $RXH$ は盞䌌であるから$\\angle{HAO}=\\angle{XRH}$ が成り立぀よっお盎線 $AH$ ず $SX$ の亀点を $D$ ずするず\r\n$$\\angle{DSH}=\\angle{XSR}=\\angle{XRH}=\\angle{HAO}=\\angle{DAR}$$\r\nが成り立぀から$D$ は $\\Gamma$ 䞊にある$D$ は盎線 $AH$ ず $\\Gamma$ の $A$ でない方の亀点であるから, $BC$ に関しお $H$ ず察称であり$\\angle{XDH}=\\angle{XHD}$ が成り立぀たた円呚角の定理より $\\angle{XDH}=\\angle{HRO}$ であるから$\\angle{XHD}=\\angle{HRO}$ である再び䞉角圢 $RXH$ ず䞉角圢 $AHO$ の盞䌌より$\\angle{RHX}=\\angle{AOH}$ であるから$\\angle{SHX}=\\angle{HOR}$ である以䞊より\r\n$$\\angle{SHD}=\\angle{SHX}+\\angle{XHD}=\\angle{HOR}+\\angle{HRO}=\\angle{OHS}$$\r\nを埗るたた$\\angle{SDH}=\\angle{ORS}=\\angle{OSH}$ であるから䞉角圢 $SHD$ ず䞉角圢 $OHS$ は盞䌌であり特に $\\angle{DSH}=\\angle{SOH}$ であるよっお$$\\angle{SOH}=\\angle{DSH}=\\angle{RAH}=\\angle{ROL}$$\r\nであり$OS=OR$ であるこずずあわせお$H$ ず $L$ が $OX$ に関しお察称であるこずが分かるこれより$OH=OL$ であるから$AH=2OL=2OH$ であり$SH=HL=LR$ であるから$HR=2SH$ であるたた$H$ ず $L$ の察称性より$\\angle{XHL}=\\angle{XLH}$ であるから$H$ から盎線 $AR$ に䞋した垂線の足を $E$ ずするず\r\n$$\\angle{HOE}=\\angle{XHL}=\\angle{XLH}=\\angle{DRS}=\\angle{HAS}$$\r\nが成り立ち$\\angle{HEO}=\\angle{HSA}=90^\\circ$ ずあわせお䞉角圢 $HOE$ ず䞉角圢 $HAS$ は盞䌌であるこずが分かるよっお䞉角圢 $SHE$ ず䞉角圢 $AHO$ は盞䌌ずなり$AH=2HO$ より$SH=2HE$ ずなる$HR=2SH$ であったから$HR=2SH=4HE$ であり䞉角圢 $RHE$ ず䞉角圢 $RAS$ は盞䌌であるから$AR=4AS$ が分かる\\\r\n 以䞊より$\\Gamma$ の半埄を $r$ ずおくず\r\n$$AR=2r, \\hspace{5pt}AS:AR=1:4, \\hspace{5pt}SH:HR=1:2$$\r\nが成り立぀から䞉平方の定理などを甚いお蚈算するこずで\r\n$$AH=\\dfrac{\\sqrt{6}}{3}r, \\hspace{5pt}\\tan\\angle{HAS}=\\dfrac{\\sqrt{15}}{3}$$ \r\nを埗る$H$ ず $L$ が $OX$ に関しお察称であるこずから$\\angle{OHX}=\\angle{OLX}=90^\\circ$ であり䞉角圢 $AHO$ ず䞉角圢 $RXH$ の盞䌌により$$XR=AH\\cdot \\dfrac{HX}{OH}=AH\\cdot \\tan\\angle{HOX}$$が成り立぀たた四角圢 $OLXH$ は円に内接するから円呚角の定理より$\\angle{HOX}=\\angle{HLX}=\\angle{HAS}$ である以䞊より$$XR=AH\\cdot \\tan\\angle{HOX}=AH\\cdot\\tan\\angle{HAS}=\\dfrac{\\sqrt{6}}{3}r\\cdot\\dfrac{\\sqrt{15}}{3}=\\dfrac{\\sqrt{10}}{3}r$$\r\nず蚈算できるから$r=2024$ を代入するこずで$XR=\\dfrac{2024\\sqrt{10}}{3}$ を埗る特に解答すべき倀は $\\mathbf{40965769}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/nfhai2024/editorial/12702" } ]
 半埄 $2024$ の円 $\Gamma$ に内接する䞉角圢 $ABC$ がありその垂心を $H$倖心を $O$ ずしたす盎線 $BH, CH, AO$ ず $\Gamma$ が再び亀わる点をそれぞれ $P(\neq B),~ Q(\neq C), ~ R(\neq A)$ ずしたす線分 $PR, QR$ の䞭点をそれぞれ $M, N$ ずし盎線 $MN$ ず盎線 $BC$ の亀点を $X$ ずするずき䞉角圢 $AHO$ ず䞉角圢 $RXH$ は盞䌌でした点は䞊び順の通りに察応するこのずき線分 $XR$ の長さの二乗は互いに玠な正敎数 $a, b$ を甚いお $\dfrac{a}{b}$ ず衚せるので$a+b$ を解答しおください
NF杯2024
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/nfhai2024/tasks/11774
S
NF杯2024(S)
400
5
11
[ { "content": " 䞎えられた挞化匏は\r\n$$ x_{n+1}=\\frac{x_n^2+x_{n+2}^2}{x_n+x_{n+2}} $$\r\nずいう圢や\r\n$$x_{n+2}(x_{n+2}-x_{n+1})=x_{n}(x_{n+1}-x_{n})$$\r\nずいう圢に倉圢できるこずに泚意するこれより\r\n$$S_{k}(n)=x_{n}x_{n+1}(x_{n+1}-x_{n})$$\r\nずするず任意の $n$ に぀いお $S_{k}(n)=S_{k}(n+1)$ がいえるたた任意の $n$ に぀いお $x_{n}, S_{k}(n)$ はどちらも正なので$x_{n}\\lt x_{n+1}$ である以降$S_{k}(n)$ を単に $S_{k}$ ず曞く \r\n $O$ を原点ずする盎亀座暙においお $A_{n}(x_{n}, x_{n}^2), B(2024, 2024^2)$ ずするず\r\n$$|△OA_{n}A_{n+1}|=\\frac{1}{2}S_{k}$$\r\nずなる任意の $n$ に぀いお $x_{n}\\lt x_{n+1}\\lt x_{n+2}$ であるこずから盎線 $OA_{n+1}$ に察しお $A_{n}$ ず $A_{n+2}$ は反察偎にある盎線 $OA_{2}$ ず盎線 $OB$ および $y=x^2$ $(314\\leq x\\leq 2024)$ によっお囲たれた領域を $D$ ずするず倚角圢 $OA_2
A_{m_k}$ は $D$ に含たれるため\r\n$$\\begin{aligned}\r\nm_kS_k &=2S_k+2(|△OA_2A_3|+
+|△OA_{m_k-1}A_{m_k}|)\\\\\\\\\r\n&\\leq 2S_k+2(Dの面積)\\\\\\\\ \r\n&=2S_k+2 \\bigg( \\int_{0}^{2024}(2024x-x^2)dx-\\int_{0}^{314}(314x-x^2)dx \\bigg)\\\\\\\\\r\n&=2S_{k}+\\frac{2024^3-314^3}{3}\r\n\\end{aligned}$$\r\nずなるここで次の補題を瀺す\r\n \r\n**補題1** 任意の $n$ に぀いお以䞋が成り立぀\r\n$$x_{n+1}-x_n\\leq x_n-x_{n-1}\\leq \\cdots \\leq x_3-x_2\\lt k$$\r\n\r\n**蚌明1** $2$ 以䞊の $n$ に぀いお\r\n$$x_{n+1}=\\frac{x_n^2+x_{n+2}^2}{x_n+x_{n+2}}\\geq \\frac{x_n+x_{n+2}}{2}$$\r\nより\r\n$$x_{n+1}-x_n\\geq x_{n+2}-x_{n+1}$$\r\nがわかるので\r\n$$x_3-x_2\\geq x_4-x_3 \\geq \\cdots \\geq x_{n+1}-x_n$$\r\nずなる䞀方で\r\n$$\\begin{aligned}\r\nx_3-x_2 &=\\frac{-x_2+\\sqrt{x_2^2+4x_1x_2-4x_1^2}}{2}\\\\\\\\\r\n&\\lt \\frac{-x_2+\\sqrt{x_2^2+4x_1x_2+4x_1^2}}{2}\\\\\\\\\r\n&=k\r\n\\end{aligned}$$\r\nずなるから呜題は瀺された$\\blacksquare$\r\n \r\n**補題2** 以䞋が成り立぀\r\n$$\\lim_{k\\to +0}x_{m_k}=2024$$\r\n\r\n**蚌明2** 補題1ず$m_k$ の最倧性から\r\n$$\\begin{aligned}\r\n0 &\\leq2024-x_{m_k} \\\\\\\\\r\n&\\lt x_{m_k+1}-x_{m_k} \\\\\\\\\r\n&\\leq x_{m_k}-x_{m_k-1}\\\\\\\\\r\n&\\leq \\frac{1}{m_k-2}\\big((x_{m_k}-x_{m_k-1})+(x_{m_k-1}-x_{m_k-2})+\\cdots +(x_3-x_2)\\big)\\\\\\\\\r\n&\\leq \\frac{1}{m_k-2}(x_{m_k}-x_2)\\\\\\\\\r\n&\\leq \\frac{1}{m_k-2}(2024-314)\\\\\\\\\r\n&\\lt \\frac{1}{m_k-2} \\frac{2024-314}{2024-x_3}(x_{m_k+1}-x_3)\\\\\\\\\r\n&=\\frac{1}{m_k-2} \\frac{2024-314}{2024-x_3}\\big((x_{m_k+1}-x_{m_k})+(x_{m_k}-x_{m_k-1})+\\cdots +(x_4-x_3)\\big)\\\\\\\\\r\n&\\leq \\frac{1}{m_k-2} \\frac{2024-314}{2024-x_3}(m_k-2)(x_4-x_3)\\\\\\\\\r\n&\\lt \\frac{2024-314}{2024-x_3}k\r\n\\end{aligned}$$\r\nこれず\r\n$$ \\lim_{k\\to +0}x_3 =\\lim_{k\\to +0}\\frac{x_2+\\sqrt{x_2^2+4kx_2-4k^2}}{2} = 314 $$\r\nから\r\n$$\\lim_{k\\to +0}\\frac{2024-314}{2024-x_3}k=0$$\r\nなので\r\n$$\\lim_{k\\to +0}x_{m_k}=2024$$\r\nを埗る$\\blacksquare$ \r\n \r\n 補題1より\r\n$$\\begin{aligned}\r\n0 &\\lt \\frac{2024^3-314^3}{3}-(m_k-2)S_k\\\\\\\\\r\n&=\\sum_{l=2}^{m_k-1}\\int_{x_l}^{x_{l+1}} \\big((x_l+x_{l+1})x-x_lx_{l+1}-x^2 \\big)dx+|\\triangle OA_{m_k}B| \\\\\\\\\r\n&\\qquad +\\int_{x_{m_k}}^{2024} \\big((x_{m_k}+2024)x-2024x_{m_k}-x^2 \\big)dx\\\\\\\\\r\n&=\\sum_{l=2}^{m_k-1}\\frac{1}{6}(x_{l+1}-x_l)^3+\\frac{1}{2}x_{m_k}\\cdot 2024(2024-x_{m_k})+\\frac{1}{6}(2024-x_{m_k})^3\\\\\\\\\r\n&\\lt \\frac{1}{6}(m_k-2)k^3+\\frac{1}{6}(2024^3-x_{m_k}^3)\\\\\\\\\r\n&=\\frac{1}{6}(m_k-2)S_k\\frac{k^2}{314(314-k)}+\\frac{1}{6}(2024^3-x_{m_k}^3)\\\\\\\\\r\n&\\leq \\frac{1}{6} \\frac{2024^3-314^3}{3} \\frac{k^2}{314(314-k)}+\\frac{1}{6}(2024^3-x_{m_k}^3)\r\n\\end{aligned}$$\r\nずなり補題2より\r\n$$\\lim_{k\\to +0}\\frac{k^2}{314(314-k)}=0$$\r\n$$\\lim_{k\\to +0}(2024^3-x_{m_k}^3)=0$$\r\nなので\r\n$$\\lim_{k\\to +0}(m_k-2)S_k=\\frac{2024^3-314^3}{3}$$\r\nずなるしたがっお\r\n$$\\lim_{k\\to +0}S_k=\\lim_{k\\to +0}x_1x_2(x_2-x_1)=\\lim_{k\\to +0}314k(314-k)=0$$\r\nずあわせお\r\n$$\r\n\\lim_{k\\to +0}km_k =\\lim_{k\\to +0}\\frac{(m_k-2)S_k+2S_k}{314(314-k)}\r\n=\\frac{2024^3-314^3}{3\\cdot 314^2}\r\n=\\frac{688375890}{24649}\r\n$$\r\nより答える倀は $\\mathbf{688400539}$ である\r\n\r\n![figure 1](\\/images\\/EFGLMEPLzFwLaIn9pGRtJgy2MXhY3vdKFWKZEtSH)", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/nfhai2024/editorial/11774" }, { "content": " 挞化匏より\r\n\r\n$$x_{n+2}x_{n+1}(x_{n+2}-x_{n+1})=x_{n+1}x_n(x_{n+1}-x_n)=\\cdots=x_2x_1(x_2-x_1)=314k(314-k)$$\r\n\r\n特に $x_{n+1}-x_n=\\dfrac{314k(314-k)}{x_{n+1}x_n}\\gt0$ より $x_{n}\\lt x_{n+1}$ である䞊匏を $n=1$ から $n=m_k$ たで足し䞊げるず\r\n\r\n$$\\begin{aligned}\r\n314km_k(314-k)&=\\sum_{n=1}^{m_k}x_{n+2}x_{n+1}(x_{n+2}-x_{n+1})\\\\\\\\\r\n&=\\frac{1}{3}\\sum_{n=1}^{m_k}\\left(x_{n+2}^3-x_{n+1}^3-(x_{n+2}-x_{n+1})^3\\right)\\\\\\\\\r\n&=\\frac{1}{3}(x_{m_k+2}^3-x_2^3)-\\frac{1}{3}\\sum_{n=1}^{m_k}(x_{n+2}-x_{n+1})^3\\\\\\\\\r\n\\end{aligned}$$\r\n\r\nここで $0\\lt x_n\\lt x_{n+1}\\lt x_{n+2}$ より\r\n\r\n$$\\begin{aligned}\r\n\\frac{x_{n+2}-x_{n+1}}{x_{n+1}-x_{n}}&=\\frac{x_n}{x_{n+2}}\\lt1\\quad \\therefore x_{n+2}-x_{n+1}\\lt x_{n+1}-x_n\\lt\\cdots\\lt x_3-x_2\\\\\\\\\r\n\\end{aligned}$$\r\n\r\nであり$x_2\\lt x_3$ より\r\n\r\n$$x_3-x_2=\\frac{x_1}{x_3}(x_2-x_1)\\lt \\frac{x_1}{x_2}(x_2-x_1)=\\frac{k(314-k)}{314}$$\r\n\r\nであるので\r\n\r\n$$0\\lt\\sum_{n=1}^{m_k}(x_{n+2}-x_{n+1})^3\\lt \\sum_{n=1}^{m_k}(x_3-x_2)^3=m_k(x_3-x_2)^3\\lt km_k\\cdot\\frac{(314-k)^3}{314^3}\\cdot k^2\\to0\\quad(k\\to+0)$$\r\n\r\n埓っお $\\displaystyle\\lim_{k\\to+0}\\sum_{n=1}^{m_k}(x_{n+2}-x_{n+1})^3\\to0$ を埗るたた$m_k$ の定矩から $x_{m_k}\\leq 2024\\lt x_{m_k+1}\\lt x_{m_k+2}$ ずなるので\r\n\r\n$$\\begin{aligned}\r\n0&\\lt x_{m_k+2}-2024\\leq x_{m_k+2}-x_{m_k}\\\\\\\\\r\n&=(x_{m_k+2}-x_{m_k+1})+(x_{m_k+1}-x_{m_k})\\\\\\\\\r\n&\\lt\\frac{k(314-k)}{314}+\\frac{k(314-k)}{314}\\to0\\quad(k\\to+0)\\\\\\\\\r\n\\end{aligned}$$\r\n\r\n埓っお $x_{m_k+2}\\to2024\\ (k\\to+0)$ ずなる以䞊より\r\n\r\n$$\\begin{aligned}\r\n\\lim_{k\\to+0}km_k&=\\lim_{k\\to+0}\\frac{1}{314(314-k)}\\left\\\\{\\frac{1}{3}(x_{m_k+2}^3-x_2^3)-\\frac{1}{3}\\sum_{n=1}^{m_k}(x_{n+2}-x_{n+1})^3\\right\\\\}\\\\\\\\\r\n&=\\frac{1}{314(314-0)}\\left\\\\{\\frac{1}{3}(2024^3-x_2^3)-\\frac{1}{3}\\cdot0\\right\\\\}\\\\\\\\\r\n&=\\frac{2024^3-314^3}{3\\cdot314^2}=\\frac{688375890}{24649}\r\n\\end{aligned}$$", "text": "積分を䜿わない別解", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/nfhai2024/editorial/11774/685" } ]
 $k$ を $314$ 未満の正実数ずし正の実数列 $\\{ x_n \\}\_{n=1,2,\ldots}$ を $x_1 = k, ~ x_2 = 314$ および $$ x_{n+2} = \frac{1}{2} \Big( x_{n+1} + \sqrt{x_{n+1}^2 + 4x_nx_{n+1} - 4x_n^2} \Big) \quad (n = 1, 2, \ldots)$$ によっお定めたす各 $k$ に぀いお $x_m \leq 2024$ なる最倧の正の敎数 $m$ を $m_k$ ずするずき右極限 $$\lim_{k\to +0}km_k$$ は互いに玠な正の敎数 $a,b$ を甚いお $\dfrac{a}{b}$ ず衚されるこずが保蚌されるので$a+b$ の倀を解答しおください
NF杯2024
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/nfhai2024/tasks/12480
T
NF杯2024(T)
500
4
7
[ { "content": " 平面 $AER$ を $p$ ずする$A,E,F,G,M,P,Q,R$ はすべお $p$ 䞊にあるこずに泚意する$E_1,E_2,E_3$ および $E^\\prime$ をそれぞれ\r\n$$\\overrightarrow{EE_1}=\\overrightarrow{EB}+\\overrightarrow{EC}$$\r\n$$\\overrightarrow{EE_2}=\\overrightarrow{EC}+\\overrightarrow{ED}$$\r\n$$\\overrightarrow{EE_3}=\\overrightarrow{ED}+\\overrightarrow{EB}$$\r\n$$\\overrightarrow{EE^\\prime}=\\overrightarrow{EB}+\\overrightarrow{EC}+\\overrightarrow{ED}$$\r\nずなるようにずるずこれらの $4$ 点はどれも $\\mu$ 䞊にあり $\\angle BEC=\\angle CED=\\angle DEB=90°$ より $EBE_1C-DE_3E^\\prime E_2$ は盎方䜓であるこの盎方䜓の察角線の亀点を $O$ ずするず$O$ から各頂点たでの距離は等しいので $O$ は $\\mu$ の䞭心であるここで平面 $AEO$ による $\\mu$ の断面を $\\omega$ ずするず線分 $EE^\\prime$ は $\\omega$ の盎埄なので $\\angle EAE^\\prime=90°$ ぀たり平面 $BCD$ ず盎線 $AE^\\prime$ は平行であるよっお盎線 $AE$ ず平面 $BCD$ ずの亀点を $H$ ずするず\r\n$$\\frac{AH}{EH}=\\frac{|ABCD|}{|EBCD|}=\\frac{|E^\\prime BCD|}{|EBCD|}$$\r\nずなる (ただし$|XYZW|$ で四面䜓 $XYZW$ の䜓積を衚す) がこれは $EBE_1C-DE_3E^\\prime E_2$ が盎方䜓であるこずから\r\n$$\\frac{AH}{EH}=\\frac{|E^\\prime BCD|}{|EBCD|}=2$$\r\nず蚈算できるたた四面䜓 $BCDE^\\prime$ は等面四面䜓なので$E^\\prime$ から平面 $BCD$ ぞ䞋ろした垂線の足を $H^\\prime$䞉角圢 $BCD$ の倖心を $O^\\prime$ ずするず四面䜓 $BCDE^\\prime$ の展開図を考えるこずで $H^\\prime$ は䞉角圢 $ABC$ の垂心ず $O^\\prime$ に関しお察称であるこずがわかるが盎線 $OO^\\prime$ が平面 $BCD$ ず盎亀するこずから $H$ は䞉角圢 $BCD$ の垂心であるこずがわかる\r\n$$\\frac{EH}{OO^\\prime}=\\frac{GH}{GO^\\prime}=2,\\quad \\angle EHG=\\angle OO^\\prime G=90°$$\r\nより $\\triangle EHG\\sim \\triangle OO^\\prime G$぀たり $G$ は盎線 $EO$ 䞊にある \r\n $p$ 䞊の点に぀いお考察する䞊の議論より $O,O^\\prime$ は $p$ 䞊にある$E$ を䞭心ずする半埄 $\\sqrt{EA\\cdot EG}$ の円による反転の埌 $\\angle AEG$ の二等分線に関しお鏡映する操䜜を $i$ ずする$i$ によっお盎線 $GH$ は $\\omega$ に移るこずに泚意する$\\omega$ の $A$ での接線ず盎線 $GH$ ずの亀点を $T$ ずするず\r\n$$\\measuredangle EAT=\\measuredangle EE^\\prime A=\\measuredangle EGT$$\r\nより $A,E,G,T$ は同䞀円呚䞊にある\r\n$$\\measuredangle AET=\\measuredangle FGT=\\measuredangle FGE+\\measuredangle EGT=\\measuredangle FGE+\\measuredangle EFG=\\measuredangle FEG$$\r\nより $i$ によっお $T$ は $F$ に移るので盎線 $ET$ ず $\\omega$ ずの亀点のうち $E$ でない方を $R^\\prime$ ずするず\r\n$$\\measuredangle GER^\\prime =\\measuredangle GEF+\\measuredangle FER^\\prime =\\measuredangle TEA+\\measuredangle PET=\\measuredangle PEA$$\r\nより $i$ によっお $P$ は $R^\\prime$ に移るよっお$\\triangle AET\\sim R^\\prime EG$ なので盎線 $GH$ 䞊に $\\measuredangle EIG=\\measuredangle ER^\\prime G=\\measuredangle EAP$ ずなるよう点 $I$ をずるず $E,G,I,R^\\prime$ ず $A,E,I,P$ はそれぞれ同䞀円呚䞊にあるので\r\n$$\\measuredangle GIR^\\prime =\\measuredangle GER^\\prime =\\measuredangle PEA=\\measuredangle AIG$$\r\nより $A,I,R^\\prime$ は同䞀盎線䞊にある\r\n$$\\measuredangle GEI=\\measuredangle EGI+\\measuredangle GIE=\\measuredangle EAT+\\measuredangle PAE=\\measuredangle EQA+\\measuredangle QAE=\\measuredangle QEA$$\r\nより $i$ によっお $I$ は $Q$ に移るので$i$ によっお $A$ は $G$$P$ は $R^\\prime$ に移るこずずあわせお $G,Q,R^\\prime$ は同䞀盎線䞊にある぀たり$R^\\prime$ は $R$ ず䞀臎する \r\n ここで䞉垂線の定理より $\\angle OTS=90°$ なので $S$ の $\\mu$ に察する方べきは\r\n$$OS^2-OA^2=AT^2+ST^2=AS^2$$\r\nであるたた盎線 $OM$ は平面 $ERS$ ず盎亀するので平面 $ERS$ による $\\mu$ の断面は線分 $ER$ を盎埄ずする円ずなる$S$ のこの円に察する方べきは $\\mu$ に察する方べきず等しいので\r\n$$EM^2=MS^2-AS^2=1$$\r\n$$ER=2EM=2$$\r\nずなる \r\n 䞀方盎線 $OO^\\prime$ ず盎線 $AG$ ずの亀点を $N$ ずするず $\\triangle AEG\\sim \\triangle NOG$ でありこの盞䌌で $E^\\prime$ ず $E$ がそれぞれ察応するので $\\angle ENO=\\angle E^\\prime AE=90°$ であるよっお$N$ に関しお $E$ ず察称な点を $J$ ずするず $J$ は盎線 $EN$ ず $\\omega$ ずの亀点のうち $E$ でない方である$NG:AG=1:2$ より\r\n$$\\frac{AN}{FN}=\\frac{AG+GN}{FG-NG}=\\frac{1+\\frac{1}{2}}{\\frac{73}{50}-\\frac{1}{2}}=\\frac{25}{16}$$\r\nであり$\\angle FJN=\\angle GAH$ ず方べきの定理から\r\n$$\\frac{EN}{AN}=\\frac{FN}{JN}=\\frac{4}{5}$$\r\nがわかる$\\measuredangle EFR=\\measuredangle EPT$ より $FR\\parallel PT\\parallel EJ$ であるこずず䞉平方の定理などから\r\n$$O^\\prime H=EN=JN=JF \\cdot \\frac{JN}{JF}=ER \\cdot \\frac{JN}{JF}=\\frac{10}{3}$$\r\n$$AH=\\frac{2}{3}\\frac{AE}{NE} \\cdot JN=\\frac{5}{3}$$\r\n$$EH=\\frac{1}{2}AH=\\frac{5}{6}$$\r\nず求たる \r\n 盎線 $BH$ ず䞉角圢 $BCD$ の倖接円ずの亀点のうち $B$ でない方を $K$ ずするず$A,B,E,K$ を含む円に぀いお方べきの定理を甚いるこずで\r\n$$BH\\cdot KH=AH\\cdot EH=\\frac{25}{18}$$\r\nがわかるので\r\n$$O^\\prime B^2=O^\\prime H^2+BH\\cdot KH=\\frac{25}{2}$$\r\nずなるたた線分 $BK$ の䞭点を $L$ ずするず $\\angle O^\\prime LS=\\angle O^\\prime TS=90°$ より $O^\\prime ,L,S,T$ は同䞀円呚䞊にあるのでこれず $A,E,G,T$ が同䞀円呚䞊にあるこずから\r\n$$HS=\\sqrt{AS^2-AH^2}=\\frac{2\\sqrt{5}}{3}$$\r\n$$HL=\\frac{HO^\\prime\\cdot HT}{HS}=\\frac{3}{2}\\frac{HG\\cdot HT}{HS}=\\frac{3}{2}\\frac{AH\\cdot EH}{HS}=\\frac{5\\sqrt{5}}{8}$$\r\n$$LS=LH+HS=\\frac{31\\sqrt{5}}{24}$$\r\n$$BL^2=SL^2-SB\\cdot SK=LS^2-AS^2=\\frac{1925}{576}(\\because Sの\\mu に察する方べき)$$\r\nず求たるよっお\r\n$$BH+KH=2BL=\\sqrt{\\frac{1925}{144}}, \\quad BH\\cdot KH=AH\\cdot EH=\\frac{25}{18}$$\r\nより $x^2-\\sqrt{\\sqrt{\\dfrac{144207}{4624}}x+\\dfrac{25}{8}=0$ の解 $\\alpha ,\\beta$ はそれぞれ $BH,KH$ ず察応しおいるさらに盎線 $BH$ ず 盎線 $CD$ ずの亀点を $U$線分 $CD$ の䞭点を $V$ ずするず $U$ は線分 $KH$ の䞭点であり$BH=2O^\\prime V$ なので\r\n$$BU=BH+\\frac{1}{2}KH$$\r\n$$CD=2CV=2\\sqrt{O^\\prime C^2-O^\\prime V^2}=2\\sqrt{O^\\prime B^2-(\\frac{1}{2}BH)^2}=\\sqrt{50-BH^2}$$\r\nずなる \r\n 以䞊より$\\alpha +\\beta=\\sqrt{\\dfrac{1925}{144}}, \\alpha \\beta=\\dfrac{25}{18}$ に泚意するず倚面䜓 $ABCDE$ の䜓積ずしおありうる倀の総積は\r\n$$\\begin{aligned}\r\n\\prod \\frac{1}{3} &AE \\bigg( \\frac{1}{2}BU\\cdot CD \\bigg) \\\\\\\\\r\n&=\\frac{25}{576}(2\\alpha +\\beta)(2\\beta +\\alpha)\\sqrt{(50-\\alpha ^2)(50-\\beta^2)}\\\\\\\\\r\n&=\\frac{25}{576}(2(\\alpha +\\beta)^2+\\alpha \\beta)\\sqrt{\\alpha ^2\\beta ^2-50((\\alpha +\\beta)^2-2\\alpha \\beta)+2500}\\\\\\\\\r\n&=\\frac{15625\\sqrt{4090}}{18432}\r\n\\end{aligned}$$\r\nなので答える倀は $\\mathbf{38147}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/nfhai2024/editorial/12480" } ]
 $5$ 点 $A,B,C,D,E$ がある球面 $\mu$ 䞊にあり以䞋を満たしおいたす - 盎線 $AE$ は平面 $BCD$ ず盎亀する - $\angle BEC=\angle CED=\angle DEB=90°$  䞉角圢 $BCD$ の重心を $G$盎線 $AG$ ず $\mu$ ずの亀点のうち $A$ でない方を $F$盎線 $EF$ ず平面 $BCD$ ずの亀点を $P$盎線 $AP$ ず $\mu$ ずの亀点のうち $A$ でない方を $Q$盎線 $GQ$ ず $\mu$ ずの亀点のうち $Q$ でないものを $R$線分 $ER$ の䞭点を $M$ ずしたす平面 $ABE$平面 $BCD$「盎線 $ER$ を含み平面 $AER$ ず盎亀する平面」の亀点を $S$ ずするず $$AS=\sqrt5, \quad MS=\sqrt6, \quad AG:FG=50:73$$ が成り立ちたしたこのずき倚面䜓 $ABCDE$ の䜓積ずしおありうる倀の総積は平方因子をもたない正の敎数 $b$ ず互いに玠な正の敎数 $a,c$ を甚いお $\dfrac{a\sqrt{b}}{c}$ ず衚されるので$a+b+c$ の倀を解答しおください
OMC233
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/OMC233/tasks/8303
A
OMC233(A)
100
276
293
[ { "content": " $\\big(4^{\\sin{\\alpha}}\\big)^{\\cos{\\alpha}} = 2^{2\\sin{\\alpha}\\cos{\\alpha}} = 2^{\\sin{2\\alpha}}$ が成り立぀から条件は $\\sin{2\\alpha}=\\dfrac{1}{2}$ ず同倀であるこのずき非負敎数 $n$ を甚いお $2\\alpha = \\biggl(\\dfrac{1}{6} + 2n\\biggr) \\pi$ たたは $2\\alpha = \\biggl(\\dfrac{5}{6} + 2n\\biggr) \\pi$ ず衚せるから$\\alpha$ ずしおありうる $20$ 番目に小さいものは $\\dfrac{113}{12} \\pi$ である特に解答すべき倀は $\\mathbf{125}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/OMC233/editorial/8303" } ]
 $\big(4^{\sin{\alpha}}\big)^{\cos{\alpha}} = \sqrt{2}$ をみたす正の実数 $\alpha$ のうち小さい方から $20$ 番目にあたるものを求めお䞋さいただし求める倀は互いに玠な正敎数 $a,b$ を甚いお $\dfrac{a}{b} \pi$ ず衚されるので$a+b$ を解答しおください
OMC233
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/OMC233/tasks/8288
B
OMC233(B)
300
134
225
[ { "content": "**補題.** $ ζ = \\cos 72^\\circ + i \\sin 72^\\circ$ ずしたずき有理数 $a,b,c,d,e$ に察しお次が成り立぀\r\n$$ a + bζ + cζ^2 + dζ^3 + eζ^4 = 0 \\iff a = b = c = d = e.$$\r\n\r\n**蚌明.** $\\zeta$ の最小倚項匏が $X^4 + X^3 + X^2 + X + 1$ であるこずから埓う\r\n\r\n----\r\n\r\n $\\mathcal{S}$ に $T$ が $n$ 文字含たれおいるずし$k=2,3,\\ldots$ に察しお巊から芋お $k-1$ 番目の $T$ ず $k$ 番目の $T$ の間にある $G$ の個数を $a_k$ ずおくたた最も巊にあるの $T$ の巊偎にある $G$ の数を $a_1$ ずし最も右にあるの $T$ の右偎にある $G$ の数を $a_{k+1}$ ずするこのずき状況を耇玠数平面で解釈するこずで条件は次のように蚀いかえられる\r\n$$ (a_1 + a_6 + \\cdots) + (a_2 + a_7 + \\cdots )ζ + \\cdots + (a_5 + a_{10} + \\cdots )ζ^4 = 0. $$\r\n補題によりこれは以䞋ず同倀である\r\n$$ a_1 + a_6 + \\cdots = a_2 + a_7 + \\cdots = a_3 + a_8 + \\cdots = a_4 + a_9 + \\cdots = a_5 + a_{10} + \\cdots . $$\r\n特に$\\mathcal{S}$ の長さが $5$ の倍数であるこずずあわせお$n$ も $5$ の倍数である明らかに $n=0$ は䞍適である\r\n\r\n- $n = 5$ のずき$a_1 + a_6 = a_2 = a_3 = a_4 = a_5 = 4$ が成立するこずが必芁十分条件であるこれを満たす非負敎数の組 $(a_1 , \\ldots , a_6)$ の数は $5$ 個である\r\n- $n = 10$ のずき$a_1 + a_6 + a_{11} = a_2 + a_7 = \\cdots = a_5 + a_{10} = 3$ が成立するこずが必芁十分条件であるこれを満たす非負敎数の組 $(a_1 , \\ldots , a_{11})$ の数は ${}\\_{5}\\mathrm{C}\\_{2} × ({}\\_{4}\\mathrm{C}\\_{1})^4 = 2560$ 個である\r\n- $n = 15$ のずき同様にしお ${}\\_{5}\\mathrm{C}\\_{3} × ({}\\_{4}\\mathrm{C}\\_{2})^4 = 12960$ 個である\r\n- $n = 20$ のずき同様にしお ${}\\_{5}\\mathrm{C}\\_{4} × ({}\\_{4}\\mathrm{C}\\_{3})^4 = 1280$ 個である.\r\n- $n = 25$ のずき明らかに $1$ 個である.\r\n\r\n 以䞊をあわせお解答すべき倀は $5 + 2560 + 12960 + 1280 + 1 = \\mathbf{16806}$ ずなる", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/OMC233/editorial/8288" }, { "content": " ここでは補題の蚌明の補足を曞いおおきたす( $\\zeta$ は公匏解説ず同様に定矩したす)\r\n\r\n- $\\zeta$ の最小倚項匏が $X^4 + X^3 + X^2 + X + 1$ であるこずに぀いお\r\n\r\n$X^4 + X^3 + X^2 + X + 1$ が $\\zeta$ を根ずしお持぀こずは容易に確かめられるため$X^4 + X^3 + X^2 + X + 1$ が有理数係数の範囲で因数分解できないこずを瀺せばよいず分かるここで$X^4 + X^3 + X^2 + X + 1$ は $\\zeta, \\zeta^2, \\zeta^3, \\zeta^4$ の $4$ ぀の耇玠数を根ずしお持ちこれらはいずれも実数ではないこずから$X^4 + X^3 + X^2 + X + 1$ は有理数係数の䞀次匏を因数に持たないず分かるよっお因数分解できたず仮定するず有理数係数の二次匏 $f(X), g(X)$ によっお \r\n$$X^4 + X^3 + X^2 + X + 1 = f(X)g(X)$$\r\nず衚されるこずが分かるこのずき䞀般性を倱わずに $f(X)$ が $\\zeta$ を根ずしお持぀ずできるするず$f(X)$ は $\\zeta$ ず共圹な耇玠数である $\\zeta^4$ も根ずしお持぀ため解ず係数の関係より$\\zeta + \\zeta^4$ は有理数ずいうこずになるしかし$\\zeta + \\zeta^4 = 2 \\cos 72^\\circ = \\dfrac{\\sqrt{5}-1}{2}$ でありこれは無理数であるため矛盟するよっお背理法より$X^4 + X^3 + X^2 + X + 1$ が有理数係数の範囲で因数分解できないず瀺されたため最小倚項匏であるこずも瀺された\r\n\r\n- $a + b\\zeta + c\\zeta^2 + d\\zeta^3 + e\\zeta^4 = 0 \\Longleftrightarrow a = b = c = d = e$ に぀いお\r\n\r\n$\\Longleftarrow$ に぀いおは$1 + \\zeta + \\zeta^2 + \\zeta^3 + \\zeta^4 = 0$ より明らかである以䞋$\\Longrightarrow$ を瀺す$a + a\\zeta + a\\zeta^2 + a\\zeta^3 + a\\zeta^4 = 0$ ず合わせお $(b-a) + (c-a)\\zeta + (d-a)\\zeta^2 + (e-a)\\zeta^3 = 0$ が埓うここで$b-a, c-a, d-a, e-a$ の䞭に $0$ でないものが存圚する堎合$\\zeta$ を根ずしお持぀ $3$ 次以䞋の有理数係数倚項匏が存圚するこずになり$\\zeta$ の最小倚項匏が $4$ 次であるこずに矛盟するよっお$a = b = c = d = e$ が埓う", "text": "補題の蚌明の補足", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/OMC233/editorial/8288/690" } ]
 座暙平面䞊の原点に OMC 君がおり$x$ 軞の正方向を向いおいたすいた各文字が $G$ ず $T$ のみからなる䞀方のみでもよい長さ $25$ の文字列 $\mathcal S$ がありこれに基づいお以䞋のような $25$ 回の操䜜を行いたす - $i$ 回目の操䜜 ($1 \leq i \leq 25$) では$\mathcal S$ の $i$ 文字目が $G$ ならば OMC 君をいた向いおいる方向に $1$ 進め$T$ ならばその堎で OMC 君の向いおいる方向を反時蚈回りに $72 ^ \circ$ 回転させる移動はしない すべおの操䜜が終わった埌に OMC 君が原点にいたずき文字列 $\mathcal{S}$ ずしおありうるものはいく぀ありたすか
OMC233
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/OMC233/tasks/10613
C
OMC233(C)
300
62
88
[ { "content": " 䞉角圢 $ABC$ の倖接円䞊に $$ 点 $B, D, E, C$ がこの順に䞊ぶずしおよい諞々の長さを\r\n$$ BC= a, ~~ AD = d, ~~ AE = e, ~~ BD=DE=EC = x, ~~ BE = DC = y $$\r\nずおく四角圢 $ABDC, ~ ABEC$ に察するトレミヌの定理より\r\n$$ 13x + 5y = ad, \\quad 5x + 13y = ae $$\r\nを埗るので\r\n$$ x = \\frac{13d - 5e}{144} a, \\quad y = \\frac{13e - 5d}{144} a $$\r\nを埗るたた四角圢 $ABDE$ に察するトレミヌの定理より $(e+5)x = dy$ を埗るのでこれらを敎理しお $ d^2 + 13d = e^2 + 5e $でありこれは次のように倉圢できる\r\n$$\\begin{aligned}\r\n&d^2 + 13d = e^2 + 5e\\\\\\\\\r\n\\iff&\\bigg(d+\\frac{13}{2}\\bigg)^2-\\frac{169}{4}=\\bigg(e+\\frac{5}{2}\\bigg)^2-\\frac{25}{4}\\\\\\\\\r\n\\iff&(d+e+9)(d-e+4) = 36\r\n\\end{aligned}$$\r\nここで$d, e$ は正敎数なので $(d,e) = (1,2), (12,15)$ しかないが䞉角䞍等匏による\r\n$$ a = BC \\leq BD + DC \\leq BD + DE + EC = 3x $$\r\nを満たすのは $(d,e) = (12,15)$ のみであるこのずき $x = \\dfrac{9}{16}a, ~ y = \\dfrac{15}{16}a$ なので䞉角圢 $BDC$ における䜙匊定理より $\\cos \\angle BDC = \\dfrac{5}{27}$ を埗るしたがっお䞉角圢 $ABC$ における䜙匊定理より\r\n$$ BC^2 = 5^2 + 13^2 + 2 \\cdot 5 \\cdot 13 \\cdot \\frac{5}{27} = \\frac{5888}{27} $$\r\nがわかる解答すべき倀は $\\mathbf{5915}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/OMC233/editorial/10613" }, { "content": " 公匏解説より面倒な方針ですが䞉角比を持ち出せばこのようになるかもしれたせん\r\n\r\n---\r\n\r\n 公匏解説ず同様䞉角圢 $ABC$ の 倖接円䞊に点 $B,D,E,C$ がこの順に䞊ぶずする䞉角圢 $ABC$ の 倖接円の半埄を $R$ずし$ \\angle BAC =3 \\theta$ ずおく圓然 $\\theta \\lt 60^{\\circ}$ である\r\n\r\n **Step.1** $AD,AE$ を $\\theta$ で衚す\\\r\n 円呚角の定理ず正匊定理から\r\n$$BD=DE=EC=2R \\sin \\theta, BE=DC=2R \\sin 2 \\theta, BC=2R \\sin 3 \\theta$$\r\nである四角圢 $ABDC$四角圢 $ADEC$ にそれぞれトレミヌの定理を甚いお敎理するず\r\n$$AD=\\dfrac{10\\cos\\theta+13}{4 \\cos ^2 \\theta -1 }, AE=\\dfrac{26\\cos\\theta+5}{4 \\cos ^2 \\theta -1 }$$\r\nずなるこれらがずもに自然数ずなるような $\\cos \\theta$ を求めればよい\r\n\r\n **Step.2** $\\cos \\theta$ を求める\\\r\n $13AE-5AD=\\dfrac{288 \\cos \\theta}{4 \\cos ^2 \\theta -1 }$$13AD-5AE=\\dfrac{144}{4 \\cos ^2 \\theta -1 }$ がずもに敎数なので$\\cos \\theta$ は有理数である$\\cos \\theta =\\dfrac{q}{p}$$p,q$ は互いに玠ずおく\\\r\n$$\\begin{aligned}\r\nAD=\\dfrac{p(13p+10q)}{(2q+p)(2q-p)} \\in \\mathbb{N} &\\Rightarrow \\dfrac{p(13p+10q)}{2q+p} \\in \\mathbb{N}\\\\\\\\\r\n&\\Rightarrow \\dfrac{8p^2}{2q+p} \\in \\mathbb{N}\r\n\\end{aligned}$$\r\n ここで$\\gcd (2q+p,p)=\\gcd(2q,p) \\leq 2$ である$p$ が奇数だず仮定するず$2q+p$ は $8$ ずも $p$ ずも互いに玠なので条件を満たさないよっお $p$ は偶数であり $\\dfrac{32}{2q+p} \\in \\mathbb{N}$ が埓う\\\r\n $\\theta \\lt 60^{\\circ}$ だったので$\\cos \\theta =\\dfrac{q}{p} \\gt \\dfrac{1}{2}$これより $2q \\gt p$ である$p$ は偶数だったので $p \\geq 4$埓っお $q \\geq 3$よっお $2q+p \\geq 10$ だが$2q+p$ は $32$ の玄数だったので $2q+p=16$ を埗るあずは適圓な蚈算によっお $\\cos \\theta =\\dfrac{5}{6}$ を埗る\r\n\r\n $\\cos \\theta$ さえ求たれば $\\cos 3\\theta$ もすぐに求たるので䜙匊定理を甚いれば $BC^2$ が求たる", "text": "䞉角比", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/OMC233/editorial/10613/687" } ]
 $AB = 5, AC = 13$ をみたす䞉角圢 $ABC$ においお$\angle BAC$ の䞉等分線ず䞉角圢 $ABC$ の倖接円の亀点のうち $A$ でない方を $D, E$ ずするず$AD, AE$ の長さは共に正敎数ずなりたしたこのずき $BC^2$ ずしおあり埗る倀の総和は互いに玠な正敎数 $a, b$ によっお $\dfrac{a}{b}$ ず衚されるので$a+b$ の倀を解答しおください.
OMC233
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/OMC233/tasks/8293
D
OMC233(D)
400
47
90
[ { "content": " $7999\\equiv -1 \\pmod{1600}$ であるからFermatの小定理より任意の敎数 $a$ に察しお $a^{7999}\\equiv a^{-1}\\pmod{1601}$ が成り立぀よっお黒板に $x^{-1},y^{-1}$ ずそれぞれ $1601$ を法ずしお等しい数が曞かれおいるずするずこれらに察する操䜜埌には新たに $(x+y)^{-1}$ ず$1601$ を法ずしお等しい数が曞き蟌たれるしたがっお最終的に黒板に曞かれおいる数 $X$ に぀いお操䜜の仕方によらず次が成り立぀こずがわかる\r\n$$X\\equiv \\left(\\sum_{n=0}^{800}(1600n+401)^{-1}\\right)^{-1}\\pmod{1601}.$$\r\n特に右蟺の $2$ 倍を $1601$ で割ったあたりが求める倀である右蟺の括匧の䞭身は次のように蚈算できる\r\n$$\\begin{aligned}\r\n\\sum_{n=0}^{800}(1600n+401)^{-1}\r\n&\\equiv\\sum_{n=0}^{800}(-n+401)^{-1}\\\\\\\\\r\n&\\equiv\\sum_{n=-399}^{401}n^{-1}\\\\\\\\\r\n&\\equiv\\sum_{n=1}^{399}(-n)^{-1}\r\n+\\sum_{n=1}^{401}n^{-1}\\\\\\\\\r\n&\\equiv 400^{-1}+401^{-1}\\pmod{1601}\r\n\\end{aligned}$$\r\n埓っお$\\bmod{1601}$ での逆元を甚いるこずで求める倀は\r\n$$\\begin{aligned}\r\n2(400^{-1}+401^{-1})^{-1}\r\n&\\equiv 2\\cdot 400\\cdot 401(400+401)^{-1}\\\\\\\\\r\n&\\equiv 2\\cdot 400\\cdot 401\\cdot 2\\\\\\\\\r\n&\\equiv {\\bf 1200}\\pmod{1601}.\r\n\\end{aligned}$$", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/OMC233/editorial/8293" } ]
 黒板に $801$ 個の正敎数が巊右䞀列に曞かれおおりはじめ巊から $n$ 番目 $(1\leq n\leq 801)$ の数は $1600(n-1)+401$ ですOMC君は以䞋の䞀連の操䜜を $800$ 回行いたした - 黒板に曞かれおいる正敎数のうち $2$ ぀遞んで消す倀が等しくおもよい - それらを $a,b$ ずしたずき代わりに $(a^{7999} + b^{7999})^{7999}$ を黒板に曞く. 操䜜の埌黒板には $1$ ぀の正敎数が曞かれた状態になりたす操䜜を終えた埌に黒板に曞かれおいる正敎数ずしおありうる最倧倀ず最小倀に぀いおそれらの和を玠数 $1601$ で割った䜙りを解答しおください
OMC233
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/OMC233/tasks/8384
E
OMC233(E)
500
8
35
[ { "content": " 入れ替えの操䜜を行う際には異なる $2$ 文字に察しおのみ行うずしおよい\\\r\n 初期状態から $n$ 回操䜜を䜕らかの方法で行った時点においお以䞋のように定める\r\n\r\n- 巊から奇数文字目にある $1$ の個数を $a_n$ ずする\r\n- 巊から偶数文字目にある $1$ の個数を $b_n$ ずする\r\n\r\n特に$a=a_0, ~ b=b_0$ ずおくさらに$c_n=|a_n-b_n|$ ずおくこのずき$n$ 回目に消去の操䜜を行うず $c_n=c_{n-1}$ が$n$ 回目に入れ替えの操䜜を行うず $c_{n}=c_{n-1}\\pm 2$ が成り立぀から$S$ を空文字列にするためには少なくずも\r\n$$ \\dfrac{c_0}{2} = 1000 - \\min(a,b) $$\r\n回の入れ替えの操䜜が必芁であるたた消去の操䜜は必ず $2000$ 回である\\\r\n 逆に次のように操䜜すれば評䟡の方法ずあわせお考えるこずでこの䞋界が実珟可胜である\r\n\r\n- たず消去の操䜜を可胜な限り行うこれによっお必芁ならば巊右を入れ替えるこずで文字列が $0101\\cdots 0101$ になったずしおよい続いお前から芋お $4$ 文字の塊ごずに$0101\\to 0011\\to 11\\to \\varnothing$ ず操䜜する\r\n\r\n $\\min(a,b) = k$ をみたす $S \\in \\mathcal{S}$ は$k = 1000$ のずきは $({}\\_{2000}\\mathrm{C}\\_{1000})^2$ 個$k \\lt 1000$ のずきは $2 × ({}\\_{2000}\\mathrm{C}\\_{k})^2$ 個あるこれにより $N = 3000 - 999 = 2001$ ずわかり$2001 × 2 × ({}\\_{2000}\\mathrm{C}\\_{999})^2$ を玠数 $997$ で割った䜙りを求めればよいこれは Wilson の定理あるいは Lucas の定理などを甚いるこずにより$\\mathbf{636}$ ず分かる", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/OMC233/editorial/8384" } ]
 各文字が $0$ たたは $1$ である文字列 $S$ に察しお以䞋の $2$ 皮類の操䜜を考えたす - $S$ の隣り合う $2$ 文字を遞び入れ替える - $S$ の隣り合う $2$ 文字を遞びそれらが同じ文字であるならば消去する これらを任意に組み合わせるこずで $S$ を空文字列にできるずき必芁な操䜜の回数の最小倀を $f(S)$ ずおきたす\  いた$0$ ず $1$ がそれぞれ $2000$ 文字ず぀からなる長さ $4000$ の文字列党䜓の集合を $\mathcal{S}$ で衚したす$f(S)=n$ なる $S\in \mathcal{S}$ の個数を $g(n)$ ずおき$g(n)$ が最倧ずなる正敎数 $n$ を $N$ ずしたずき$Ng(N)$ を玠数 $997$ で割った䜙りを求めおください\  ただし任意の $S\in \mathcal{S}$ に察しお $f(S)$ が定矩されるこずそしお $N$ が䞀意に存圚するこずが保蚌されたす <details> <summary>$f(S)$ の䟋<\/summary>  $S=011101$ の堎合空文字列を $\emptyset$ ず衚すこずにするず $$011101\to0101\to0011\to11\to\emptyset$$ などずでき$f(S)=4$ である <\/details>
OMC233
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/OMC233/tasks/11424
F
OMC233(F)
500
10
24
[ { "content": " 盎線 $YI$ ず $\\Gamma$ の亀点のうち $Y$ でない方を $Z$ ずするず$\\angle XYZ = 90^\\circ$ より $XZ$ は $\\Gamma$ の盎埄であるこれず $BX = CX$ を合わせお $BZ = CZ$ が埓うこのずき$\\angle BCI = \\theta, \\ \\angle CBI = \\phi$ ずおくず$\\angle BCZ = \\angle CBZ = \\theta + \\phi$ より $\\angle ICZ = \\phi, \\ \\angle IBZ = \\theta$ が分かり$BZ, \\ CZ$ はいずれも䞉角圢 $BIC$ の倖接円の接線になっおいるず分かるこれより盎線 $ZI$ は䞉角圢 $BIC$ の symmedian になっおいるず分かるこれよりsymmedian の性質より盎線 $ZI$ ず $BC$ の亀点を $D$ ずするず$BD : DC = BI^2 : IC^2$ が成立するず分かるそしお$BZ = CZ$ より$BY : YC = BD : DC$ が成り立぀こずも分かるよっお$BY : YC = BI^2 : IC^2$ が埓う\\\r\n たたsymmedian の性質より$BC$ の䞭点を $N$ ずするず$\\angle BID = \\angle CIN$぀たり$\\angle BIN = \\angle CID = 90^\\circ$ が分かるこれより盎線 $NI$ ず $AB$ の亀点を $E$ ずするず$\\triangle BIN \\equiv \\triangle BIE$ が分かるたた簡単な角床蚈算により$\\triangle AEI \\sim \\triangle INC$ も分かるこれより$AI : IC = 1 : k$ ずするず$EI : NC = 1 : k$ ずなり$EI = IN$ ず合わせお$IN : NC = 1 : k$ が分かるこれず$\\triangle BIN$ に䞉平方の定理を適甚した結果を合わせお$BI : IN : NC = \\sqrt{k^2 - 1} : 1 : k$ が埓うさらに$\\triangle BIC$ に䞭線定理を適甚するこずによっお$BI : IC = \\sqrt{k^2 - 1} : \\sqrt{k^2 + 3}$ も埓うよっお$BY : YC = k^2 - 1 : k^2 + 3$ が埓う\\\r\n これより$AI : IC = BY : YC$ ず合わせお$k^3 - k^2 - k - 3 = 0$ が埓うよっお$f(X) = X^3 - X^2 - X - 3$ ずなり求めるべき倀は $f(10) = \\mathbf{887}$ ずなる", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/OMC233/editorial/11424" }, { "content": " $\\angle CAI=\\alpha, \\angle CIA=\\gamma$ ずおく正匊定理より $AI:CI=\\sin \\gamma : \\sin \\alpha$ である\\\r\n 角床远跡によっお$\\triangle BIY, \\triangle ICY$ はいずれも盎角䞉角圢であり$\\angle ICY=\\angle BIY=\\alpha$ であるこずがわかるよっお $BY:CY=\\sin ^2 \\alpha : 1$ である$AI:CI=BY:CY$ より $\\sin \\gamma=\\sin ^3 \\alpha$ が成り立぀\\\r\n 䞀方$\\triangle IXY$ も盎角䞉角圢であり$\\angle IXY=\\alpha + \\gamma $ である$XI=XC=2R \\sin \\alpha$ここで $R$ は倖接円 $\\Gamma$ の半埄$\\angle YCX=\\gamma$ より $XY= 2R \\sin \\gamma$埓っお\r\n$$\\cos \\angle IXY=\\cos (\\alpha + \\gamma)=\\dfrac{\\sin \\gamma}{\\sin \\alpha}$$\r\nである\r\n\r\n---\r\n\r\n ここからは完党に代数パヌトである\\\r\n $\\sin \\alpha=s, \\sin \\gamma =t$ ずおく求めたいものは $\\dfrac{s}{t}=x$ の最小倚項匏である\\\r\n $\\sin \\gamma=\\sin ^3 \\alpha$ より $t=s^3$埓っお$s^2=\\dfrac{1}{x}$$t^2=\\dfrac{1}{x^3}$ を埗る\\\r\n 最埌に $\\cos (\\alpha + \\gamma)=\\dfrac{\\sin \\gamma}{\\sin \\alpha}$ を䜿おう加法定理を甚いお\r\n$$\\cos \\alpha \\cos \\gamma = \\dfrac{t}{s}+st$$\r\nず倉圢しおおき䞡蟺二乗しおから $\\cos ^2 \\alpha =1-s^2$ などを甚いればあずは単玔な蚈算で $x$ の最小倚項匏を埗るこずができる", "text": "䞉角比", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/OMC233/editorial/11424/688" }, { "content": " 公匏解説ず同様にsymmedianがわかる\r\n$$\\frac{AI}{CI}=\\frac{BI^2}{CI^2}$$\r\nなので$AI=1,CI=x$ ずおくず $BI=\\sqrt{x}$ ずなる \r\n たた$CI\\parallel XY$ より $\\angle IBY=\\angle CIY=90^\\circ$ なので\r\n$$CY=\\sqrt{\\frac{x^3}{x-1}}$$\r\nがわかる \r\n さらに$CI\\parallel XY,CX=IX,\\angle IYX=90^\\circ$ より $XY=\\frac{x}{2}$ なので盎線 $BC$ ず盎線 $IX$ ずの亀点を $P$ ずするず\r\n$$\\frac{CP}{PY}=\\frac{IP}{PX}=2$$\r\nずなる \r\n 䞀方\r\n$$\\angle CAP=\\angle CYX=\\angle YCI$$\r\nなので䜙匊定理より\r\n$$CX=\\sqrt{\\frac{x^3+3x^2}{4x-4}}$$\r\nがわかりこれず $AP\\cdot IP=CP^2$ から $x^3-x^2-x-3=0$ を埗る", "text": "別解", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/OMC233/editorial/11424/692" } ]
 $AB\neq AC$ なる䞉角圢 $ABC$ の内心を $I$ ずし䞉角圢 $ABC$ の倖接円を $\Gamma$ ずしたす盎線 $AI$ ず $\Gamma$ の亀点のうち $A$ でない方を $X$ ずし$IX$ を盎埄ずする円ず $\Gamma$ の亀点のうち$X$ でない方を $Y$ ずするず $$CI \parallel XY, \quad AI : CI = BY : CY$$ が成立したしたこのずき$\dfrac{CI}{AI}$ の倀は䞀意に定たるのでその倀の最小倚項匏を $f$ ずしたす$f(10)$ 以䞋の最倧の敎数を解答しおください <details><summary>最小倚項匏ずは<\/summary>  $m$ を根にも぀有理数係数倚項匏のうち次数が最小でありか぀最高次の係数が $1$ であるものを (このようなものは䞀意に存圚する)$m$ の**最小倚項匏**ずよびたす <\/details>
OMCB026
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omcb026/tasks/12096
A
OMCB026(A)
100
265
273
[ { "content": " $BP = 11x, PC = 10x$ ず衚すず\r\n$$x = BP - PC = AB - AC = 99$$\r\nが埗られるよっお求める長さは\r\n$$BC = BP + PC = 21x = \\mathbf{2079}$$\r\nである", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb026/editorial/12096" } ]
 䞉角圢 $ABC$ の内接円が蟺 $BC$ に接する点を $P$ ずしたずき $$AB = 1110AC = 1011BP : PC = 11 : 10$$ が成り立ちたした蟺 $BC$ の長さを求めお䞋さい
OMCB026
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omcb026/tasks/11991
B
OMCB026(B)
100
246
282
[ { "content": " 積が $3$ の倍数になるのは $2$ 数のうち少なくずも䞀方が $3$ の倍数のずきであり積が $3$ の倍数でなく和が $3$ の倍数になるのは $2$ 数の $3$ で割った䜙りがそれぞれ $1, 2$ になるずきであるしたがっお$2$ 数の $3$ で割った䜙りが等しくなる確率を $1$ から匕けばよい$1$ 以䞊 $1110$ 以䞋の敎数のうち $3$ で割った䜙りが $0, 1, 2$ ずなる数はそれぞれ $370$ 個ず぀あるので求める確率は\r\n$$1 - \\frac{3 \\cdot {}\\_{370}\\mathrm{C}\\_{2}}{{}\\_{1110}\\mathrm{C}\\_{2}} = \\frac{740}{1109}$$\r\nであり特に解答すべき倀は $\\mathbf{1849}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb026/editorial/11991" } ]
 敎数 $1, 2, \ldots, 1110$ が曞かれた玉がそれぞれ $1$ ぀ず぀合蚈で $1110$ 個ありたすこれらをすべお袋の䞭に入れたのち袋から同時に $2$ 個の玉を取り出したずき玉に曞かれた $2$ 数の和ず積のうちちょうど䞀方のみが $3$ の倍数になる確率を求めおくださいただし求める確率は互いに玠な正敎数 $p, q$ によっお $\dfrac{p}{q}$ ず衚せるので$p + q$ の倀を解答しお䞋さい
OMCB026
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omcb026/tasks/10137
C
OMCB026(C)
100
243
255
[ { "content": " 䞀般に正の実数 $a, b, c$ がこの順で等比数列をなしその公比が $1$ より倧きい堎合\r\n$$a^2 \\lt bcb^2 = acc^2 \\gt ab$$\r\nが成り立぀ので䞎えられた条件から $x, z, y$ がこの順で公比 $\\dfrac{11}{10}$ の等比数列をなすこずがわかり\r\n$$y = \\frac{11^2}{10^2} xz = \\frac{11}{10} x$$\r\nず衚せるよっお\r\n$$\\frac{11^4}{10^4} x^2 = y^2 = xz + 1 = \\frac{11}{10} x^2 + 1$$\r\nであるからこれを解いお $x = \\sqrt{\\dfrac{10000}{3641}}$ を埗るゆえに解答すべき倀は $\\mathbf{13641}$", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb026/editorial/10137" } ]
 正の実数 $x, y, z$ が䞎えられおおりこれらを小さい方から順に䞊べるず等比数列をなしその公比は $\dfrac{11}{10}$ でしたたた以䞋 $2$ ぀の等匏をずもにみたしおいたす $$y^2 = xz + 1z^2 = xy$$ このずきの $x$ の倀を求めお䞋さいただし互いに玠な正敎数 $p, q$ によっお $x = \sqrt{\dfrac{p}{q}}$ ず衚すこずができるので$p + q$ の倀を解答しお䞋さい
OMCB026
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omcb026/tasks/8390
D
OMCB026(D)
200
183
260
[ { "content": " $n^{n^n}$ が平方数でないものを数えればよい$n$ は奇数である必芁がありさらにこのずき $n$ 自身が平方数でないこずず同倀である$1$ 以䞊 $1110$ 以䞋の範囲にある奇数 $555$ 個のうち平方数は $1^2, 3^2, \\ldots, 33^2$ の $17$ 個なので求める個数は $555 - 17 = \\mathbf{538}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb026/editorial/8390" } ]
 次の $1110$ 数のうち正の玄数の個数が偶数であるものはいく぀ありたすか $$1^{1^1},~ 2^{2^2}, ~ 3^{3^3}, \dots , ~ 1110^{1110^{1110}}$$ ただし指数は右䞊から蚈算するものずしたす
OMCB026
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omcb026/tasks/11904
E
OMCB026(E)
200
206
228
[ { "content": " 実数 $x$ においお$\\lfloor x \\rfloor \\lt x$ をみたすこずは $x$ が敎数でないこずず同倀でありたた $x \\lt |x|$ をみたすこずは $x \\lt 0$ ず同倀であるよっお$f(n)$ が敎数でない負の数ずなればよくこれは䞋蚘 $2$ 条件を同時にみたすこずず蚀い換えられる\r\n- $2n \\lt 12345$\r\n- $2n - 12345$ は $1110$ を割り切らない\r\n\r\n$1$ 番目の条件をみたす $n$ は $n = 1, ... ,6172$ である$n$ をこの範囲で動かしたずき$2n - 12345$ は $-12343$ 以䞊の負の奇数党䜓を $1$ 回ず぀網矅する䞀方で $1110$ を割り切る負の奇数は党郚で $8$ 個存圚する$1110 = 2 \\times 3 \\times 5 \\times 37$ なので $3 \\times 5 \\times 37$ の玄数を考えればよいこれら $8$ 個は先ほど網矅した奇数に含たれるので結局 $n = 1, ..., 6172$ のうち $2$ 番目の条件をみたさないものは $8$ 個含たれるゆえに求める個数は\r\n$$6172 - 8 = \\mathbf{6164}$$\r\nである", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb026/editorial/11904" } ]
 正敎数 $n$ に察し有理数 $f(n)$ を次のように定めたす $$f(n) = \frac{1110}{2n - 12345}$$ このずき次の䞍等匏をみたす正敎数 $n$ の個数を求めお䞋さい $$\lfloor f(n) \rfloor \lt f(n) \lt |f(n)|$$
OMCB026
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omcb026/tasks/8389
F
OMCB026(F)
300
73
97
[ { "content": " $BR = 2x$ ずおくず$RS = SC = 13 - x$ ず衚せる$x \\lt 13$ に泚意するず方べきの定理から\r\n$$CQ^2 = CR \\cdot CS = 2(13 - x)^2$$\r\nが成り立぀ので $CQ = \\sqrt{2} (13 - x)$ を埗る䞀方で\r\n$$\r\n\\begin{aligned}\r\nBP - CQ &= AB - AC \\\\\\\\\r\n&= \\sqrt{2(AB^2 + AC^2) - (AB + AC)^2} \\\\\\\\\r\n&= \\sqrt{2BC^2 - (AB + AC)^2} \\\\\\\\\r\n&= 11\\sqrt{2}\r\n\\end{aligned}\r\n$$\r\nより $BP = \\sqrt{2} (24 - x)$ なので再び方べきの定理を適甚するこずで\r\n$$2(24 - x)^2 = BP^2 = BR \\cdot BS = 2x(x + 13)$$\r\nが埗られるこれを解くず $x = \\dfrac{576}{61}$ であり$BR = \\dfrac{1152}{61}$ である特に解答すべき倀は $\\mathbf{1213}$", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb026/editorial/8389" } ]
 䞉角圢 $ABC$ が $$\angle A = 90^{\circ}, \quad AB+AC=\sqrt{1110},\quad BC=26,\quad AB\gt AC$$ をみたしおいたすここで蟺 $AB, AC$ 䞊にそれぞれ点 $P, Q$ をずり蟺 $BC$ 䞊に $2$ 点 $R, S$ を $B, R, S, C$ がこの順に䞊ぶようずったずころ以䞋の $3$ 条件をみたす円 $\Omega$ が存圚したした - $\Omega$ は蟺 $AB$ ず点 $P$ で接する - $\Omega$ は蟺 $AC$ ず点 $Q$ で接する - $\Omega$ は蟺 $BC$ ず $2$ 点 $R, S$ で亀わる さらに $RS = SC$ が成り立っおいるずき線分 $BR$ の長さは互いに玠な正敎数 $p, q$ によっお $\dfrac{p}{q}$ ず衚せるので$p + q$ を解答しおください
OMCB026
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omcb026/tasks/11933
G
OMCB026(G)
300
97
150
[ { "content": " ここでは文字列においお $OMC$ たたは $MCX$ ずなっおいる連続 $3$ 文字の箇所を**ポむント**ず呌ぶこずにするするず次のこずが確認できる\r\n- 長さ $4$ の文字列であっお$1$ から $3$ 文字目ず $2$ から $4$ 文字目がどちらもポむントずなっおいるものは $OMCX$ のみである\r\n- 長さ $5$ の文字列であっお$1$ から $3$ 文字目ず $3$ から $5$ 文字目がどちらもポむントずなっおいるものは存圚しない\r\n\r\n文字列においお $OMCX$ ずなっおいる連続 $4$ 文字の箇所の個数を $x$ ずし$OMCX$ の䞀郚ずなっおいないポむントの個数を $y$ ずする\r\n\r\n<details><summary>$x, y$ の䟋<\\/summary>\r\n ここでは簡単に長さ $20$ の文字列を考えるたずえば文字列が\r\n$$OMCOMCXMCXOOMCXXXOMC$$\r\nの堎合\r\n$$OMC, OMCX, MCX, O, OMCX, X, X, OMC$$\r\nず区切っお考えればよくこの文字列における $x, y$ は $x = 2, y = 3$ である\r\n<\\/details>\r\n\r\n文字列の長さによる制玄から\r\n$$4x + 3y \\leq 1110$$\r\nが埗られポむントの総数を考えるこずで\r\n$$2x + y = 554$$\r\nも埗られるここで埗た等匏より $y$ は偶数でありさらに\r\n$$y = (4x + 3y) - 2(2x + y) \\leq 1110 - 2 \\times 554 = 2$$\r\nが成り立぀ので$(x, y)$ ずしおあり埗るものは $(277, 0), (276, 2)$ の $2$ ぀である以䞋堎合分けにより議論する\r\n\r\n---\r\n\r\n- **Case 1** $(x, y) = (277, 0)$ のずき \\\r\n $277 \\times 4 = 1108$ なので $OMCX$ の䞀郚ずなっおいない文字の個数は $2$ 個であるそこで $277$ 個の $OMCX$ ず $2$ 個の $A$ を䞊び替えたのちそれぞれの $A$ を $O, M, C, X$ のどれかに眮き換える操䜜の個数を数えればよくその個数は\r\n$${}\\_{279}\\mathrm{C}\\_{2} \\times 4^2 = 620496$$\r\nである\r\n\r\n- **Case 2** $(x, y) = (276, 2)$ のずき \\\r\n $276 \\times 4 + 2 \\times 3 = 1110$ なのですべおの文字がポむントに含たれるそこで $276$ 個の $OMCX$ ず $2$ 個の $A$ を䞊び替えたのちそれぞれの $A$ を $OMC, MCX$ のいずれかに眮き換える操䜜の個数を数えればよく眮き換え前の $A$ の盎前の文字が $O$ であるこずや盎埌の文字が $X$ であるこずは起こり埗ないこずに泚意その個数は\r\n$${}\\_{278}\\mathrm{C}\\_{2} \\times 2^2 = 154012$$\r\nである\r\n\r\n---\r\n\r\n以䞊の議論より求める個数は\r\n$$620496 + 154012 = \\mathbf{774508}$$\r\nである", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb026/editorial/11933" } ]
 OMC 君は $1110$ をロヌマ数字にするず $MCX$ になるこずに気が぀いたので$OMC$ や $MCX$ を含んだ文字列をなんずなく䜜りたくなっおしたいたした\  そこで OMC 君は䞋蚘の条件をみたすように文字列を䜜るこずにしたす - 文字列の長さは $1110$ であり䜿甚する文字は $O, M, C, X$ の $4$ 皮類である - $1 \leq k \leq 1108$ なる敎数 $k$ であっお文字列の $k$ 文字目から $k + 2$ 文字目たでの $3$ 文字が $OMC$ たたは $MCX$ になるものがちょうど $554$ 個ある OMC 君が䜜る文字列ずしおあり埗るものは党郚で䜕通りありたすか
OMCB026
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omcb026/tasks/10739
H
OMCB026(H)
300
48
67
[ { "content": " 䞎えれられた等匏を倉圢するず\r\n$$k(l - k)(m - l)(n - m) = 10^{1110} \\tag{1}$$\r\nずなるここで条件 $k \\lt l \\lt m \\lt n$ から $k, l, m, n$ は正敎数 $a, b, c, d$ を甚いお\r\n$$k = al = a + bm = a + b + cn = a + b + c + d$$\r\nず衚せるので匏 $(1)$ から\r\n$$abcd = 10^{1110} \\tag{2}$$\r\nが埗られるたた問題の $6$ 条件はそれぞれ次のように蚀い換えられる\r\n- $k, l, m$ はこの順で等差数列をなす$\\rightarrow b = c$\r\n- $l, m, n$ はこの順で等差数列をなす$\\rightarrow c = d$\r\n- $2k = l$ が成り立぀$\\rightarrow a = b$\r\n- $k + l = m$ が成り立぀$\\rightarrow a = c$\r\n- $k + m = n$ が成り立぀$\\rightarrow a = d$\r\n- $k + n = l + m$ が成り立぀$\\rightarrow b = d$\r\n\r\nしたがっお匏 $(2)$ をみたしなおか぀ $a, b, c, d$ の䞭に等しいペアが少なくずも $2$ 組含たれるような正敎数の組 $(a, b, c, d)$ を数えればよいそこで䞋蚘のように堎合分けしそれぞれのケヌスで個数を求めよう\r\n\r\n---\r\n- $a = b = c = d$ のずき\\\r\n 匏 $(2)$ から\r\n$$a^4 = 10^{1110}$$\r\nが埗られるが$10^{1110}$ は敎数の $4$ 乗で衚せないので䞍適である\r\n\r\n- $a, b, c, d$ はちょうど $2$ 通りの倀をずりなおか぀同じ倀の組で分けるずそれぞれ $3$ 個ず $1$ 個になるずき\\\r\n $(a, b, c, d)$ は異なる正敎数 $x, y$ によっお\r\n$$(x, x, x, y)(x, x, y, x)(x, y, x, x)(y, x, x, x)$$\r\nのいずれかの圢で衚すこずができどの衚し方であっおも匏 $(2)$ から\r\n$$x^3y = 10^{1110}$$\r\nが埗られるこれをみたす $(x, y)$ の個数を $4$ 倍すればよいこの等匏をみたすずき $x = y$ になるこずはないので単に $10^{1110}$ を割り切る立方数の個数を数えればよくこのような数は $370$ 以䞋の非負敎数 $p, q$ によっお\r\n$$2^{3p} \\cdot 5^{3q}$$\r\nず衚せるので党郚で $371^2$ 個あるしたがっおこのケヌスで適する $(a, b, c, d)$ の個数は $4 \\cdot 371^2$ である\r\n\r\n- $a, b, c, d$ はちょうど $2$ 通りの倀をずりなおか぀同じ倀の組で分けるずそれぞれ $2$ 個ず぀ずなるずき\\\r\n $(a, b, c, d)$ は異なる正敎数 $x, y$ によっお\r\n$$(x, x, y, y)(x, y, x, y)(x, y, y, x)$$\r\nのいずれかの圢で衚すこずができどの衚し方であっおも匏 $(2)$ から\r\n$$xy = 10^{555}$$\r\nが埗られるこれをみたす $(x, y)$ の個数を $3$ 倍すればよいこの等匏をみたすずき $x = y$ になるこずはないので単に $10^{555}$ の正の玄数の個数を数えればよくそれは $556^2$ 個であるしたがっおこのケヌスで適する $(a, b, c, d)$ の個数は $3 \\cdot 556^2$ である\r\n\r\n---\r\n\r\n 以䞊の議論より求める個数は\r\n$$4 \\cdot 371^2 + 3 \\cdot 556^2 = \\mathbf{1477972}$$\r\nである", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb026/editorial/10739" } ]
 $k \lt l \lt m \lt n$ なる正敎数の組 $(k, l, m, n)$ であっお $$\begin{aligned} k^2ln &+ k^2m^2 + kl^2m + klmn \\\\ &=k^2lm + k^2mn + kl^2n + klm^2 + 10^{1110} \end{aligned}$$ をみたしなおか぀以䞋 $6$ 条件のうち**少なくずも二぀**をみたすものは党郚でいく぀ありたすか - $k, l, m$ はこの順で等差数列をなす - $l, m, n$ はこの順で等差数列をなす - $2k = l$ が成り立぀ - $k + l = m$ が成り立぀ - $k + m = n$ が成り立぀ - $k + n = l + m$ が成り立぀
OMCE009
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omce009/tasks/12016
A
OMCE009(A)
300
92
108
[ { "content": " 察称性より $AB\\ge AC$ ずしお良い$IJ$ の䞭点を $N$ ずし$\\angle MNH=\\theta$ ずする$B,C,I,J$ は $N$ を䞭心ずする円呚䞊にあるので$BN=CN=6$ であるしたがっお䞉平方の定理より $MN=\\sqrt{11}$ なので$MH=1$ ず合わせお $\\sin\\theta=\\dfrac{1}{\\sqrt{11}}$ を埗る$AI$ に぀いお $C$ ず察称な点を $D$ ずおくず$D$ は蟺 $AB$ 䞊にあり$NB=ND=6, ~ \\angle BND=2\\theta$ なので\r\n$$AB-AC=BD=2\\cdot 6\\cdot \\sin\\theta=\\frac{12}{\\sqrt{11}}$$\r\nである$AB \\le AC$ の堎合も同様であるため解答すべき倀は $\\mathbf{155}$ ", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omce009/editorial/12016" }, { "content": "以䞋のように点を定める\r\n- AIずBCの亀点をDずする\r\n- IJの䞭点をNずする\r\n\r\n[トリリりムの定理](https:\\/\\/ja.wikipedia.org\\/wiki\\/%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%83%A0%E3%81%AE%E5%AE%9A%E7%90%86)等から以䞋が成り立぀これらは内心ず倖接円が出る構図ずしおOMCでは頻出である\r\n\r\n- AIDNJがこの順に䞀盎線䞊にある\r\n- BICJが共円で円の䞭心はNIJが盎埄\r\n- ACNBは共円で匧BCの䞭点はN\r\n\r\nこのずき䞎えられた数倀蚭定より以䞋が成り立぀\r\n\r\n- BN=IN=CN=JN=6\r\n- BM=CM=5\r\n\r\n䞉平方の定理より\r\n\r\n- MN=$\\sqrt{11}$\r\n\r\n△MHNは∠Hが盎角であるような盎角䞉角圢であるこずから䞉平方の定理より\r\n\r\n- HN=$\\sqrt{10}$\r\n\r\n\r\n△MHNず△DMNは盞䌌であるので\r\n- MD=$\\sqrt{\\dfrac{11}{10}}$\r\n- ND=$\\dfrac{11}{\\sqrt{10}}$\r\n\r\nこのずき図には察称性がありBMDCの順にあるかBDMCの順にあるかの二通りの図が存圚する耇合同順で以䞋が成立する\r\n\r\n- BD=$5\\pm \\sqrt{\\dfrac{11}{10}}$CD=$5\\mp \\sqrt{\\dfrac{11}{10}}$\r\n\r\n方べきの定理より$AD=\\dfrac{BD\\cdot CD}{ND}$であるよっお\r\n\r\n- AD=$\\dfrac{\\left(5+\\sqrt{\\dfrac{11}{10}}\\right)\\left(5-\\sqrt{\\dfrac{11}{10}}\\right)}{\\dfrac{11}{\\sqrt{10}}}=\\dfrac{239}{11\\sqrt{10}}$\r\n- AN=AD+DN=$\\dfrac{36}{11}\\sqrt{10}$\r\n\r\nAB=$b$AC=$c$ずおく\r\n\r\n角の二等分線に関する公匏[リンクの䞉番目](https:\\/\\/manabitimes.jp\\/math\\/652)より\r\n- $AB \\times AC-BD\\times DC=AD^2$から$bc-\\dfrac{239}{10}=\\dfrac{239^2}{1210}$より$bc=\\dfrac{36\\cdot 239}{121}$\r\n\r\nトレミヌの定理より\r\n- $BC\\times AN=AB\\times CN+AC\\times BN$から$10\\cdot \\dfrac{36}{11}\\sqrt{10}=6(b+c)$より$(b+c)=\\dfrac{60}{11}\\sqrt{10}$よっお$(b+c)^2=\\dfrac{36\\cdot 1000}{121}$\r\n\r\n答えは\r\n\r\n- $(b-c)^2=(b+c)^2-4bc=\\dfrac{36\\cdot 1000}{121}-4\\cdot \\dfrac{36\\cdot 239}{121}=\\dfrac{36}{121}\\cdot(1000-4\\cdot 239)=\\dfrac{36}{121}\\cdot 44=\\dfrac{144}{11}$\r\n\r\nよっお答えは$144+11=\\bm{155}$", "text": "ナヌザヌ解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omce009/editorial/12016/679" } ]
 䞉角圢 $ABC$ がありその内心を $I$角 $A$ 内の傍心を $J$ ずしたす蟺 $BC$ の䞭点を $M$ ずし$M$ から盎線 $IJ$ ぞ䞋ろした垂線の足を $H$ ずするず $$BC=10, \quad IJ = 12, \quad MH=1$$ が成り立ちたしたこのずき$(AB-AC)^2$ の倀は互いに玠な正敎数 $a, b$ を甚いお $\dfrac{a}{b}$ ず衚されるので$a+b$ の倀を解答しおください
OMCE009
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omce009/tasks/12091
B
OMCE009(B)
400
83
131
[ { "content": " $x=\\alpha$ が $f(x) = x$ ず $f(x) = x^7$ に共通する耇玠数解であるずするず$f(\\alpha)=\\alpha^7=\\alpha$ より$\\alpha$ は \r\n$$x^7-x=x(x-1)(x+1)(x^4+x^2+1)=0$$ \r\nの解であるこれらの $7$ 解のうち $1$ ぀を陀いたちょうど $6$ 解を $f(x)-x=0$ はも぀ここで $f(x)-x$ は $x$ の敎数係数倚項匏なので$\\alpha$ が $f(x)-x$ の根ならば $\\bar\\alpha$ もこの根ずなるしたがっお $x^4+x^2+1=0$ が実数解をもたないこずから $x^7-x=0$ の $7$ 解のうち陀かれるものは $x=0, \\pm1$ のいずれかずなるこれより$f(x)$ はある敎数係数倚項匏 $h(x)$ を甚いお\r\n$$ \\begin{aligned} f(x) &= x + (x-1)(x+1)(x^4+x^2+1)h(x), &(x &\\nmid h(x)) \\\\\\\\ \r\nf(x) &= x + x(x+1)(x^4+x^2+1)h(x), &(x-1 &\\nmid h(x)) \\\\\\\\ \r\nf(x) &= x + x(x-1)(x^4+x^2+1)h(x) &(x+1 &\\nmid h(x))\r\n\\end{aligned}$$\r\nのいずれかの圢で曞ける$h(x)$ を適宜調敎するこずでいずれのケヌスでも $h(10)$ ずしおありうる倀は敎数党䜓ずなるゆえにある敎数 $k$ によっお $\\dfrac{k}{9},\\dfrac{k}{10},\\dfrac{k}{11}$ のいずれかの圢で衚せるような実数党䜓の集合を $A$ ずするず$f(10)$ はある $a \\in A$ によっお $10+(10^7-10)a$ ず衚される倀党䜓をずりうる$9, 10, 11$ はどの $2$ ぀も互いに玠であるため任意の敎数 $m$ に぀いお $m$ 以䞊 $m+1$ 未満の $A$ の元は $8+9+10+1=28$ 個存圚する$111 = 4 \\cdot 28 - 1$ であるこずに泚意すれば$A$ の $0$ 以䞊の元のうち小さい方から $111$ 番目のものは $\\dfrac{39}{10}$ ずわかるしたがっお解答すべき倀は\r\n$$ 10 + (10^7-10) \\cdot \\frac{39}{10} = \\mathbf{38999971} $$\r\nである", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omce009/editorial/12091" } ]
 敎数係数倚項匏 $f$ は以䞋を満たしたす - $2$ ぀の方皋匏 $f(x)=x$ ず $f(x)=x^7$ は共通の盞異なる耇玠数解をちょうど $6$ 個も぀ このずき$f(10)$ がずりうる正敎数倀のうち$111$ 番目に小さいものを求めおください
OMCE009
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omce009/tasks/11810
C
OMCE009(C)
400
103
127
[ { "content": " $f$ の定矩より$f(n)$ は $n$ の盞異なる玠因数のうち玠因数分解したずきの指数が奇数であるものの総積である\\\r\n たず$n$ が平方数である堎合を考えるこのずき$f(n)=1$ であるこずから䞎匏は\r\n$$d(n^2-1)=3+d(1)=4$$\r\nずなる$n$ は正の敎数 $m$ を甚いお $n=m^2$ ず衚されるので\r\n$$d(m^4-1)=4$$\r\nずなる$m^4-1=(m-1)(m+1)(m^2+1)$ であり$m\\geq 3$ ずするず\r\n$$1\\lt m-1\\lt m+1\\lt m^2+1\\lt m^4-1$$\r\nが成り立぀から盞異なる玄数を少なくずも $5$ ぀も぀ため䞍適$m=2$ ずするず$d(m^4-1)=d(15)=4$ ずなるから$n=2^2=4$ は条件を満たす\r\n\r\n $n$ が平方数でない堎合を考えるこのずき $f(n)\\neq1$ であり$f(n)$ は盞異なる玠数の積 $p_1\\cdots p_k$ \r\n ($k\\geq 1$) ず衚されるので $d(f(n))=2^k$ ずなるたた$f(n)$ は $n$ の玄数であり$n$ ず $n^2-1$ は互いに玠であるから$f(n)$ ず $n^2-1$ も互いに玠であり\r\n$$d(f(n)(n^2-1))=d(f(n))d(n^2-1)=2^kd(n^2-1)$$ \r\nを埗るよっお䞎匏より $f(n)$ も $2^k$ の倍数である䞀方$f(n)=p_1\\cdots p_k$ は玠因数 $2$ を高々 $1$ ぀しか含たないので$k=1$ であり$f(n)=p_1=2$ ずなるよっお$n$ はある正の敎数 $m$ を甚いお$n=2m^2$ ず曞ける\\\r\n $n=2m^2$ を䞎匏に代入するず$f(n)=2$ より\r\n$$d(2)d(4m^4-1)=6+d(2)=8$$\r\nであり$d(4m^4-1)=4$ ずなるよっお$4m^4-1$ はある玠数 $p$ を甚いお $4m^4-1=p^3$ ず衚されるか$2$ ぀の玠数 $q\\gt r$ を甚いお $4m^4-1=qr$ ず衚される\r\n\r\n- $4m^4-1=p^3$ の堎合$(2m^2+1)(2m^2-1)=p^3$ ずなり$(2m^2+1,2m^2-1)=(p^3,1),(p^2,p)$ ずなる前者の堎合$2m^2-1=1$ より $m=1$ ずなるが$4m^4-1=3$ は立方数ではないので䞍適埌者の堎合$p^2-p=(2m^2+1)-(2m^2-1)=2$ より $p=2$ ずなるが$4m^4-1=p^3$ は奇数であるので䞍適\r\n\r\n- $4m^4-1=qr$ $(q>r)$ の堎合$(2m^2+1)(2m^2-1)=qr$ ずなるので$(2m^2+1,2m^2-1)=(qr,1),(q,r)$ ずなる前者の堎合$2m^2-1=1$ より $m=1$ ずなるが$4m^4-1=3$ は $2$ ぀の玠数の積でないので䞍適埌者の堎合$m$ が $3$ の倍数でない堎合$2m^2+1=q$ は $3$ の倍数か぀玠数なので $2m^2+1=q=3$ ずなるがこのずき $2m^2-1=r=1$ ずなり䞍適よっお $m$ は $3$ の倍数である$n=2m^2\\leq 1000$ より $m\\leq 22$ であるので$m=3,6,9,12,15,18,21$このうち $2m^2\\pm1$ がどちらも玠数になるのは $m=3,6,21$ の時でありこのずき $n=2m^2=18,72,882$\r\n\r\n 以䞊より求める総和は$4+18+72+882=\\bold{976}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omce009/editorial/11810" } ]
 正の敎数 $n$ に察しお$\sqrt{mn}$ が敎数ずなるような正の敎数 $m$ の最小倀を $f(n)$ で衚したす このずき以䞋を満たす $2$ 以䞊 $1000$ 以䞋の敎数 $n$ の総和を求めおください $$d\big(f(n)(n^2-1)\big)=3f(n)+d\big(f(n)\big)$$ ただし$d(n)$ で $n$ の正の玄数の個数を衚すものずしたす
OMCE009
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omce009/tasks/12010
D
OMCE009(D)
500
57
76
[ { "content": " 出目の $k$ 回目ず $10+k$ 回目をセットにしお考えるず\r\n$a_{i}, b_{i}\\in \\\\{ 1,2,3,4,5,6 \\\\}$ を満たす $2$ ぀の列 $(a_{1}, \\dots, a_{10}), (b_{1}, \\dots, b_{10})$ のうち\r\n$$(b_{i}^{a_{i}}, a_{i}^{b_{i}}) \\in \\mathbb{Z}^2 $$\r\nを $i=1,2,\\dots, 10$ で足し䞊げたずきの成分和が $3$ で割り切れるようなものの個数 $N$ を考えればよい\r\n\r\n $(b^a\\bmod{3}, a^b\\bmod{3})$ を $a,b\\in \\\\{ 1,2,3,4,5,6 \\\\}$ に察しお求めた倀を衚で曞くず以䞋のようになる\r\n$$\r\n\\begin{array}{|c||c|c|c|c|c|c|}\r\n\\hline\r\n& a=1 & a=2 & a=3 & a=4 & a=5 & a=6 \\\\\\\\\r\n\\hline\\hline\r\nb=1 & (1, 1) & (1, 2) & (1, 0) & (1, 1) & (1, 2) & (1, 0) \\\\\\\\\r\n\\hline\r\nb=2 & (2, 1) & (1, 1) & (2, 0) & (1, 1) & (2, 1) & (1, 0) \\\\\\\\\r\n\\hline\r\nb=3 & (0, 1) & (0, 2) & (0, 0) & (0, 1) & (0, 2) & (0, 0) \\\\\\\\\r\n\\hline\r\nb=4 & (1, 1) & (1, 1) & (1, 0) & (1, 1) & (1, 1) & (1, 0) \\\\\\\\\r\n\\hline\r\nb=5 & (2, 1) & (1, 2) & (2, 0) & (1, 1) & (2, 2) & (1, 0) \\\\\\\\\r\n\\hline\r\nb=6 & (0, 1) & (0, 1) & (0, 0) & (0, 1) & (0, 1) & (0, 0) \\\\\\\\\r\n\\hline\r\n\\end{array}\r\n$$\r\n衚䞭のそれぞれの組の個数をたずめるず\r\n- $(0,0)$ が $4$ 個\r\n- $(1,1)$ が $9$ 個\r\n- $(2,2)$ が $1$ 個\r\n- $(0,1), (1,0)$ がそれぞれ $6$ 個\r\n- $(1,2), (2,1)$ がそれぞれ $3$ 個\r\n- $(0,2), (2,0)$ がそれぞれ $2$ 個 \r\n\r\nずなるので以䞋の $2$ 倉数倚項匏 $f(x,y)$ を考える\r\n$$\r\nf(x,y)=\\left( 4+9xy+x^2y^2+ 6(x+y)+3(xy^2+x^2y) + 2(x^2+y^2)\\right)^{10}\r\n$$\r\n$N$ は $f(x,y)$を展開したずきの $x^{3m}y^{3n}$ の係数の総和に䞀臎するすなわち$1$ の $3$ 乗根 $\\omega=\\dfrac{-1+\\sqrt{-3}}{2}$ を甚いるず\r\n$$\r\nN = \\frac{1}{9}\\sum_{k=0}^2 \\sum_{l=0}^2 f(\\omega^k, \\omega^l)\r\n$$\r\nが成り立぀のでこれを蚈算する$f(x,y)$ が察称匏であるこずから$s=x+y$ ず $t=xy$ で衚すず\r\n$$\r\n\\begin{aligned}\r\nf(x,y)&=\\left(2s^2+(3t+6)s+4+5t+t^2\\right)^{10}\\\\\\\\\r\n&=\\left((2s+t+4)(s+t+1)\\right)^{10}\\\\\\\\\r\n&= \\left((x+2)(x+1)(y+2)(y+1) \\right)^{10}\r\n\\end{aligned}\r\n$$\r\nず倉圢できる埓っお求める堎合の数は\r\n$$\r\n\\begin{aligned}\r\nN\r\n&= \\frac{1}{9}\\sum_{k=0}^2 \\sum_{l=0}^2 f(\\omega^k, \\omega^l)\\\\\\\\\r\n&=\\frac{1}{9}\\sum_{k=0}^2 \\sum_{l=0}^2 \\left( (\\omega^k+2)(\\omega^k+1)(\\omega^l+2)(\\omega^l+1)\\right)^{10}\\\\\\\\\r\n&=\\frac{1}{9}\\left(\\sum_{m=0}^{2} \\big( (\\omega^m+2)(\\omega^m+1) \\big)^{10}\\right)^{2}\\\\\\\\\r\n&=\\frac{1}{9}\\big( 6^{10} + (\\sqrt{-3})^{10} + (-\\sqrt{-3})^{10} \\big)^{2}\\\\\\\\\r\n&=\\frac{1}{9}\\left( 6^{10} - 2\\cdot 3^{5} \\right)^{2}\\\\\\\\\r\n&=\\left( 2^{10}\\cdot 3^{9} - 2\\cdot 3^{4} \\right)^{2}\\\\\\\\\r\n&= \\mathbf{406233296352900}\r\n\\end{aligned}\r\n$$\r\nである", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omce009/editorial/12010" }, { "content": " 以䞋合同匏は $3$ を法ずするものずする$k=1,2\\dots,20$ に察し$a_k$ を $x_k$ を $3$ で割った䜙り$b_k$ を $x_k$ を $2$ で割った䜙りずするこのずき$(a_1,a_2,\\dots,a_{20},b_1,b_2,\\dots,b_{20})$ ず $(x_1,x_2,\\dots,x_{20})$ は $1$ 察 $1$ に察応するたた$2^2\\equiv1$ であるこずに泚意するず$$\\sum_{k=1}^{10}(x_k)^{x_{10+k}}\\equiv\\sum_{k=1}^{10}(a_k)^{b_{10+k}},\\sum_{k=1}^{10}(x_{10+k})^{x_k}\\equiv\\sum_{k=1}^{10}(a_{10+k})^{b_k}$$であるただし$0^0\\equiv0$ ずするよっお$\\displaystyle\\sum_{k=1}^{10}(a_k)^{b_{10+k}}$ が $3$ の倍数ずなるような組 $(a_1,a_2,\\dots,a_{10},b_{11},b_{12},\\dots,b_{20})$ の個数の $2$ 乗を求めればよい$0^0\\equiv0,0^1\\equiv0,1^0\\equiv1,1^1\\equiv1,2^0\\equiv1,2^1\\equiv2$ なので$f(x)=(2+3x+x^2)^{10},\\omega=\\dfrac{-1+\\sqrt{-3}}{2}$ずしお 求める堎合の数は$$\\Big(\\frac{1}{3}\\sum_{k=0}^2f(\\omega^k)\\Big)^2=\\Big(\\frac{1}{3}\\sum_{k=0}^2(2+3\\omega^k+\\omega^{2k})^{10}\\Big)^2=\\textbf{406233296352900}$$ず求たる", "text": "別解", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omce009/editorial/12010/675" } ]
 $6$ 面サむコロを $20$ 回投げお出た目を順に $x_1,\dots ,x_{20}$ ずおきたすこの出目から定たる $2$ ぀の敎数 $$ \sum_{k=1}^{10} (x_{k})^{x_{10+k}}, \quad \sum_{k=1}^{10} (x_{10+k})^{x_{k}} $$ が䞡方ずも $3$ の倍数ずなるような目の出方は䜕通りありたすか
OMCE009
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omce009/tasks/11908
E
OMCE009(E)
700
12
39
[ { "content": " 以䞋では実数係数倚項匏 $p, q$ に察し任意の非負敎数 $n$ に぀いお $p(t) - q(t)$ の $t^n$ の係数が $2017$ の倍数であるずき$p(t) \\equiv q(t)$ ず衚蚘するたた以䞋では特に明蚘しないかぎり合同匏の法は $2017$ ずする\r\n\r\n 䞎匏においお $x=y^2-y$ ずおくず\r\n$$\\begin{aligned}\r\nf(x)&=(y^2-y-1\\cdot2)(y^2-y-2\\cdot3)\\cdots(y^2-y-2015\\cdot2016)\\\\\\\\\r\n&=(y+1)(y-2)(y+2)(y-3)\\cdots(y+2015)(y-2016)\r\n\\end{aligned} $$\r\nより\r\n$$\\begin{aligned}\r\n(y-1)^2f(x)&\\equiv(y-1)f(x)(y+2016) \\\\\\\\\r\n&=(y-1)(y+1)(y-2)(y+2)\\cdots(y-2016)(y+2016) \\\\\\\\\r\n&\\equiv(y-1)(y-2016)(y-2)(y-2015)\\cdots(y-2016)(y-1)\\\\\\\\\r\n&=((y-1)(y-2)\\cdots(y-2016))^2\\\\\\\\\r\n&\\equiv(y^{2016}-1)^2\r\n\\end{aligned} $$\r\nから\r\n$$ \\begin{aligned}\r\nf(x)&\\equiv(1+y+y^2+\\cdots+y^{2015})^2 \\\\\\\\\r\n&= y^{4030}+2y^{4029}+\\cdots+2015y^{2016}+2016y^{2015}+2015y^{2014}+\\cdots+2y+1 \r\n\\end{aligned}$$\r\nを埗るなお途䞭の倉圢で\r\n$$ r(y) = (y-1)(y-2)\\cdots(y-2016) - y^{2016} + 1 \\equiv 0 $$\r\nを甚いたこれは$ r(y) $ が恒等的に $0$ ず合同でないならば合同方皋匏 $r(y) \\equiv 0$ は高々 $2015$ 個の敎数解しかもたないが䞀方で $y=1,2,\\ldots,2016$ はすべおこの方皋匏の解であるこずから矛盟を埗るため瀺されるここで玠数 $p$ ず敎数 $0\\leq k\\leq p-2$ に察し\r\n$$\\_{p-2}\\mathrm{C}_k\\equiv (-1)^k(k+1)\\pmod{p}$$\r\nが成り立぀これは\r\n$$\\begin{aligned}\r\n\\_{p-2}\\mathrm{C}_k &= \\frac{(p-2)(p-3)(p-4)\\cdots(p-k-1)}{1\\cdot2\\cdot3\\cdots k} \\\\\\\\\r\n&\\equiv\\frac{(-1)^k \\cdot 2\\cdot3\\cdot4\\cdots k \\cdot (k+1)}{1\\cdot2\\cdot3\\cdots k} \\\\\\\\\r\n&\\equiv(-1)^k(k+1)\\pmod{p}\r\n\\end{aligned}$$\r\nより埓うこれを甚いるず\r\n$$\\begin{aligned}\r\ny^{4030} &+ 2y^{4029}+3y^{4028}+\\cdots+2015y^{2016}+2016y^{2015}\\\\\\\\\r\n&\\equiv {}\\_{2015}\\mathrm{C}\\_0y^{4030}-{}\\_{2015}\\mathrm{C}\\_1y^{4029}+{}\\_{2015}\\mathrm{C}\\_2y^{4028}+\\cdots+{}\\_{2015}\\mathrm{C}\\_{2014}y^{2016}-{}\\_{2015}\\mathrm{C}\\_{2015}y^{2015}\\\\\\\\\r\n&=(y^2-y)^{2015} \\\\\\\\\r\n&=x^{2015}\r\n\\end{aligned}$$\r\nがわかり\r\n$$\\begin{aligned}\r\nf(x)-x^{2015}&\\equiv2015y^{2014}+2014y^{2013}+\\cdots+2y+1\\\\\\\\\r\n&\\equiv-2y^{2014}-3y^{2013}-4y^{2012}-\\cdots-2015y-2016\r\n\\end{aligned}$$\r\nずなるたた\r\n$$\\begin{aligned}\r\n2x^{1007}&=2y^{2014}-2\\cdot1007y^{2013}+1007\\cdot1006y^{2012}-\\cdots\\\\\\\\\r\n&\\equiv 2y^{2014}+3y^{2013}+508y^{2012}-\\cdots\\\\\\\\\r\n\\end{aligned}$$\r\nずなる$\\cdots$ は $y$ の $2011$ 次以䞋の項ので\r\n\r\n$$\\begin{aligned}\r\nf(x)-x^{2015}+2x^{1007}&\\equiv504y^{2012}+\\cdots\r\n\\end{aligned}$$\r\nずなるよっお\r\n\r\n$$g(x)=f(x)-x^{2015}+2x^{1007}-504x^{1006}$$\r\n\r\nずおくず$g(x)$ は $2017$ を法ずしお $y$ の $2011$ 次以䞋の倚項匏である䞀方 $g(x)$ は $x=y^2-y$ の倚項匏で衚されおいるので次数を比范するこずで$x$ の $1005$ 次以䞋の倚項匏であるこずがわかるよっお\r\n\r\n$$\\begin{aligned}\r\nf(x+1)&\\equiv (x+1)^{2015}-2(x+1)^{1007}+504(x+1)^{1006}+g(x+1)\r\n\\end{aligned}$$\r\n\r\nの $x^{1006}$ の係数を $2017$ で割った䜙り $r$ は$g(x+1)$ が $x$ の $1005$ 次以䞋の倚項匏であるこずから\r\n\r\n$$\\begin{aligned}\r\nr&\\equiv {}\\_{2015}\\mathrm{C}\\_{1006}-2 \\cdot {}\\_{1007}\\mathrm{C}\\_{1006}+504\\cdot {}\\_{1006}\\mathrm{C}\\_{1006}\\\\\\\\\r\n&\\equiv1007-2\\cdot1007+504\\cdot 1\\\\\\\\\r\n&\\equiv 1514\r\n\\end{aligned}$$\r\n\r\nよっお解答すべき倀は $\\bold{1514}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omce009/editorial/11908" }, { "content": "$p=2017$ずしお以降の倚項匏は䜓$\\mathbb{F}_p$係数ずする\r\n\r\n$$f(x)=\\prod_{n=1}^{p-2}(x-n(n+1))$$\r\n\r\nより\r\n\r\n$$f(x)\\cdot x^2=\\prod_{n\\in \\mathbb{F}_p}(x-n(n+1))$$\r\n\r\n$4^{-1}=1513$だけ平行移動する\r\n\r\n$$f(x-4^{-1})\\cdot (x-4^{-1})^2=\\prod_{n\\in \\mathbb{F}_p}(x-n(n+1)-4^{-1})$$\r\n$$=\\prod\\_{n\\in \\mathbb{F}_p}\\left(x-\\left(\\dfrac{2n+1}{2}\\right)^2\\right)$$\r\n$$=\\prod\\_{m\\in \\mathbb{F}_p}\\left(x-m^2\\right)$$\r\n$$=x\\left[\\prod\\_{\\left(\\frac{a}{p}\\right)=1}\\left(x-a\\right)\\right]^2$$\r\n\r\nただし$\\left(\\frac{a}{p}\\right)$はルゞャンドル蚘号\r\n\r\n\r\n$\\prod\\_{\\left(\\frac{a}{p}\\right)=1}\\left(x-a\\right)$は$\\dfrac{p-1}{2}$次倚項匏である\r\n\r\nたたルゞャンドル蚘号に぀いおは[オむラヌの芏準](https:\\/\\/ja.wikipedia.org\\/wiki\\/%E3%82%AA%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%81%AE%E8%A6%8F%E6%BA%96)より\r\n$\\left(\\frac{a}{p}\\right)=1$ならば\r\n$$a^{\\frac{p-1}{2}}\\equiv 1\\pmod{p}$$\r\n\r\nであるため\r\n\r\n$$\\prod\\_{\\left(\\frac{a}{p}\\right)=1}\\left(x-a\\right)=x^{\\frac{p-1}{2}}-1$$\r\n\r\nよっお\r\n$$f(x-4^{-1})\\cdot (x-4^{-1})^2=x(x^{\\frac{p-1}{2}}-1)^2=x^p-2x^{\\frac{p+1}{2}}+x$$\r\n\r\n$5\\cdot 4^{-1}$だけ平行移動するず\r\n\r\n$$f(x+1)\\cdot (x+1)^2=(x+5\\cdot 4^{-1})^p-2(x+5\\cdot 4^{-1})^{\\frac{p+1}{2}}+(x+5\\cdot 4^{-1})$$\r\n\r\n右蟺は$(x+y)^p=x^p+y^p\\pmod{p}$より\r\n\r\n$$(x+1)^{p}+4^{-p}-2 (x+1)^{1009}-2\\cdot 4^{-1}\\cdot 1009(x+1)^{1008}+((x+1)の1007次以䞋の倚項匏)$$\r\n\r\nよっお\r\n\r\n$$f(x+1)=(x+1)^{2015}-2(x+1)^{1007}-2\\cdot 4^{-1}\\cdot 1009 (x+1)^{1006}+(xの1005次以䞋の倚項匏)$$\r\n\r\nであるため$x^{1006}$の係数は\r\n\r\n$${}\\_{2015}{\\mathrm C}\\_{1006}-2\\cdot {}\\_{1007}{\\mathrm C}\\_{1006}-2\\cdot 4^{-1}\\cdot 1009\\cdot {}\\_{1006}{\\mathrm C}\\_{1006}$$\r\n\r\nあずは公匏解説ず同じ", "text": "ナヌザヌ解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omce009/editorial/11908/680" } ]
 敎数係数 $2015$ 次倚項匏 $f$ を $$f(x)=(x-1\cdot2)(x-2\cdot3)(x-3\cdot4)\cdots(x-2015\cdot2016)$$ により定めたす$f(x+1)$ の $x^{1006}$ の係数を玠数 $2017$ で割った䜙りを求めおください
OMCE009
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omce009/tasks/9660
F
OMCE009(F)
800
8
16
[ { "content": " $BD\\leq CD$ ずしお䞀般性を倱わない $\\gamma$ の $P,Q$ における接線の亀点を $E$ ずしよう盎線 $PQ$ 䞊に $\\angle ABE=\\angle QKE$ を満たす点 $K$ を取る\r\n\r\n----\r\n**補題1** 四角圢 $BKCE$ は平行四蟺圢である\r\n<details><summary> 蚌明<\\/summary>\r\n $4$ 点 $B,P,K,E$ および $C,Q,K,E$ はそれぞれ同䞀円呚䞊にあるしたがっお次が成り立぀ので瀺された$\\square$\r\n$$\\angle EBK=\\angle EPK=\\angle PAQ=180^\\circ-\\angle BEC$$\r\n$$\\angle ECK=\\angle EQK=\\angle PAQ=180^\\circ-\\angle BEC$$\r\n<\\/details>\r\n\r\n----\r\n この平行四蟺圢の察角線の亀点を $M$ ずしよう角床蚈算により䞉角圢 $APQ,BEK$ は盞䌌なので\r\n$$BE:CE=BE:BK=AP:AQ=CD:BD$$\r\nずなり四角圢 $BCED$ が等脚台圢であるこずが埓うたた特に䞉角圢 $APQ,BEK$ は合同である\r\n盎線 $AD$ は䞉角圢 $APQ$ においお盎線 $AE$ の等角共圹線である次を瀺そう\r\n\r\n----\r\n**補題2** 線分 $AD$ ず線分 $PQ$ の亀点 $N$ は線分 $PQ$ の䞭点である類䌌䞭線の性質\r\n<details><summary> 蚌明<\\/summary>\r\n $E$ を䞭心ずしお $EP=EQ$ を半埄ずする円ず盎線 $AP,AQ$ の亀点のうち $P,Q$ でない方をそれぞれ $P^\\prime,Q^\\prime$ ずする角床蚈算により\r\n$$\\angle PEP^\\prime+\\angle PEQ+\\angle QEQ^\\prime=(180^\\circ-2\\angle APQ)+(180^\\circ-2\\angle AQP)+(180^\\circ-2\\angle PAQ)=180^\\circ$$\r\n$$\\angle AQ^\\prime E=\\angle APQ$$\r\nなので$E$ は線分 $P^\\prime Q^\\prime$ の䞭点であり䞉角圢 $APQ,AQ^\\prime P^\\prime$ は盞䌌であるこれず $\\angle PAN=\\angle Q^\\prime AE$ より$PN:QN=Q^\\prime E:P^\\prime E=1:1$ なので瀺された\r\n\r\n<\\/details>\r\n\r\n----\r\n よっお次が成り立぀\r\n$$ME=MN=MD=\\frac{PQ}{2}=4$$\r\n\r\n----\r\n**補題3** 盎線 $MR$ ず $\\gamma$ の亀点のうち $R$ でない方を $S$ ずおくず$S$ は線分 $AD$ 䞊にある\r\n<details><summary>蚌明<\\/summary>\r\n $M$ は $\\gamma$ ず点 $E$半埄 $0$ の円ずみなすの根軞䞊にあるため$MS\\times MR=ME^2=MN^2$ が成り立ち䞉角圢 $MNR,MSN$ は盞䌌であるたた角床蚈算により䞉角圢 $RPQ,RBC$ は盞䌌なので\r\n$$NS:MD=NS:NM=RN:RM=PQ:BC$$\r\nが成り立぀これず $\\angle PSQ=\\angle BDC=180^\\circ-\\angle BAC$ および $PS\\leq QS$ より䞉角圢 $PQS,BCD$ は盞䌌であるよっお\r\n$$\\angle BAS=\\angle PQS=\\angle BCD=\\angle BAD$$\r\nが成り立぀ので点 $S$ は線分 $AD$ 䞊にある$\\square$\r\n<\\/details>\r\n\r\n----\r\nよっお $MN^2=MD^2=MS\\times MR$ より四角圢 $MNRD$ は円に内接する\r\n$$ND=AD-AN=AD-\\frac{BC}{2}=7$$\r\nおよび\r\n$$NS=MN\\cdot\\frac{RN}{RM}=MN\\cdot \\frac{PQ}{BC}=\\frac{8}{3}$$\r\nより$SD=\\dfrac{13}{3}$ である䞉角圢 $MNS,DRS$ は盞䌌なので\r\n$$MS=SD\\cdot \\frac{MN}{DR}=\\frac{52}{3DR}$$\r\n$$MR=MS+NS\\cdot\\frac{DR}{MN}=\\frac{52}{3DR}+\\frac{2DR}{3}$$\r\nこれらを $MS\\times MR=MN^2=16$ に代入しお\r\n$$\\Big(\\frac{52}{3DR}\\Big)^2+\\frac{104}{9}=16$$\r\nよっお $DR^2=\\dfrac{338}{5}$ であり特に解答すべき倀は $\\bf343$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omce009/editorial/9660" }, { "content": " $\\gamma$ の $P,Q$ での接線の亀点を $E$盎線 $AE$ ず $\\gamma$ ずの亀点のうち $A$ でない方を $F$ずするず$A,P,F,Q$ は調和四角圢をなすたた$R$ を䞭心ずする回転盞䌌で $\\Gamma$ ず $\\gamma$$E$ ず $F$ がそれぞれ察応するので\r\n$$\\frac{CD}{BD}=\\frac{AP}{AQ}=\\frac{FP}{FQ}=\\frac{BE}{CE}$$\r\nより $BD=CE,BE=CD$ がわかるさらに線分 $PQ$ の䞭点を $N$ ずするず等角共圹の議論から $A,D,N$ は同䞀盎線䞊にある \r\n ここで盎線 $AD$ ず $\\gamma$ ずの亀点のうち $A$ でない方を $S$ ずするず$R$ を䞭心ずする回転盞䌌で $D$ ず $S$ が察応する線分 $BC$ の䞭点を $M$ ずするず $\\angle ENP=90^\\circ$ より\r\n$$\\begin{aligned}\r\n\\angle DME &=|\\angle BMD-\\angle CMD|\\\\\\\\\r\n&=|\\angle PNS-\\angle QNS|\\\\\\\\\r\n&=2\\angle DNE\r\n\\end{aligned}$$\r\nなので$DM=EM=NM$ がわかる䞀方$R$ を䞭心ずする回転盞䌌で $M$ ず $N$ も察応するので $\\triangle DRS\\sim \\triangle MRN$ より $\\angle RDS=\\angle RMN$すなわち $D,M,N,R$ が同䞀円呚䞊にあるこずがわかる$DM=NM$ ず $\\angle DRS=\\angle MRN$ より $M,R,S$ は同䞀盎線䞊にあり\r\n$$DN=AD-\\frac{BC}{2}=7$$\r\n$$DM=NM=\\frac{PQ}{2}=4$$\r\n$$NS=\\frac{PN\\cdot QN}{AN}=\\frac{8}{3}$$\r\n$$DS=DN-NS=\\frac{13}{3}$$\r\nなので\r\n$$MS=\\frac{2\\sqrt{10}}{3}$$\r\n$$DR=DS\\cdot \\frac{DM}{MS}=\\sqrt{\\frac{338}{5}}$$\r\nず順次求たる", "text": "miquel点", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omce009/editorial/9660/678" }, { "content": " $AD$ ず $PQ$ の亀点 $N$ が線分 $PQ$ の䞭点ずなり 盎線 $AN$ ず $\\gamma$ の亀点のうち $A$ でない方の点を $S$ ずすれば$$AN=6, NS=\\dfrac{8}{3}, SD=\\dfrac{13}{3}$$ ずなる過皋に぀いおは他の解説を参照しおください\r\n\r\n--- \r\n\r\n $AQ=b_1, CQ=b_2, AP=c_1, BP=c_2$ ずし$\\angle{BAC}=\\alpha$ ずすれば$${b_1}^2+{c_1}^2=104, b_1c_1\\mathrm{cos}\\alpha=20, b_1b_2+c_1c_2=52$$ずなる前 $2$ 匏は䞉角圢 $APQ$ ず䞉角圢 $BDC$ にそれぞれ䜙匊定理を適甚するこずから最埌の匏は四角圢 $ABDC$ にPtolemyの定理を適甚するこずから埗られる \r\n ここで $\\gamma$ の $P, Q$ における接線の亀点を $E$ ずすれば盎線 $AE$ は䞉角圢 $APQ$ のsymmedianであり$AE$ ず $\\gamma$ の亀点のうち $A$ ずは異なる点を $T$ ずおけば$QT=\\dfrac{2}{3}b_1, PT=\\dfrac{2}{3}c_1$ ずなるためPtolemyの定理より $$AT=\\frac{10}{3\\mathrm{cos}\\alpha}$$ ずなるさらに $ET\\times{EA}=TQ^2=\\bigg(\\dfrac{4}{\\mathrm{cos}\\alpha}\\bigg)^2$ より $EA=\\dfrac{6}{\\mathrm{cos}\\alpha}$ ずなり四角圢 $ABTC$ に再びPtolemyの定理を甚いるこずで$$b_1c_2+b_2c_1=\\dfrac{32}{\\mathrm{cos}\\alpha}$$ が埓う \r\n 準備が敎ったので䞉角圢 $ABC$ に䜙匊定理を適甚しお敎理するず$${b_2}^2+{c_2}^2-2b_2c_2\\mathrm{cos}\\alpha=(2\\sqrt{10})^2$$を埗るよっお $XY=c_2, XZ=b_2, \\angle{YXZ}=\\alpha$ なる䞉角圢 $XYZ$ を考えれば $YZ=2\\sqrt{10}$ ずなるがこれを $\\dfrac{12}{2\\sqrt{10}}$ 倍に拡倧したものが䞉角圢 $RBC$ であり$$RD=SD\\times\\dfrac{RB}{PB}=\\dfrac{13}{3}\\times\\dfrac{6}{\\sqrt{10}}=\\dfrac{26}{\\sqrt{10}}$$ ずなるなおMiquel点に関する皮々の性質を甚いた", "text": "長さ蚈算䞀郚", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omce009/editorial/9660/682" } ]
 䞉角圢 $ABC$ の倖接円を $\Gamma$ ずし$\Gamma$ の $A$ を含たない方の匧 $BC$ 䞊に点 $D$ をずりたす蟺 $AB$, $AC$ 䞊にそれぞれ点 $P$, $Q$ をずるず䞉角圢 $APQ$ の倖接円 $\gamma$ の $P,Q$ における接線は $\Gamma$ 䞊で亀わりさらに次が成り立ちたした $$AP=CD,\quad AQ=BD,\quad BC=12,\quad PQ=8,\quad AD=13$$ $\Gamma$ ず $\gamma$ の $A$ でない方の亀点を $R$ ずするずき線分 $DR$ の長さの $2$ 乗は互いに玠な正敎数 $a,b$ によっお $\dfrac{a}{b}$ ず衚されるので$a+b$ の倀を解答しおください
OMC232
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omc232/tasks/10401
A
OMC232(A)
100
250
272
[ { "content": " 任意の正の敎数 $n$ に察しお $f^n(x)$ は䞀次関数なので\r\n$$\r\nf^{10}(x)=f^{401}(x)\r\n$$\r\nの䞡蟺はずもに䞀次関数であるたた䞡蟺は関数ずしお盞異なるので解は高々 $1$ 個である䞀方で\r\n$$\r\nf(x)=x\r\n$$\r\nの解 $r$ は任意の正の敎数 $n$ に察しお $f^n(r)=r$ を満たすため䞊蚘の方皋匏を満たすしたがっお求める解は $r=\\dfrac{246}{135 - 1} = \\dfrac{123}{67}$ のみであり特に解答すべき倀は $\\mathbf{190}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc232/editorial/10401" }, { "content": " ここでは䞀次関数 $f$ を䞀般に $f(x) = ax + b$ ずおきもう少し詳しく考察しおみたしょうただし $b$ は実数ずし$a$ は $1$ でない正の実数ずしたすこのずき $f$ の $n$ 回合成を衚す $xy$ 平面䞊の盎線 $y = f^n(x)$ は合成回数を増やすたびにどのように倉化するでしょうか\r\n\r\n---\r\n\r\n $f$ によっお倀が倉わらない実数すなわち $f(x) = x$ なる $x$ を求めるず\r\n$$x = - \\frac{b}{a - 1}$$\r\nが埗られるしたがっお$xy$ 平面における盎線 $y = f(x)$ は点 $\\left (- \\dfrac{b}{a - 1}, - \\dfrac{b}{a - 1} \\right )$ を通過する以埌この点を $P$ ず呌ぶこのこずが分かるよう$f(x)$ を以䞋の圢に倉圢しよう\r\n$$f(x) = a \\left ( x + \\dfrac{b}{a - 1} \\right ) - \\dfrac{b}{a - 1} \\tag{1}$$\r\nするず任意の正敎数 $n$ に察し$f^n (x)$ は\r\n$$f^n(x) = a^n \\left ( x + \\dfrac{b}{a - 1} \\right ) - \\dfrac{b}{a - 1} \\tag{2}$$\r\nず衚されるこずが垰玍法により簡単に瀺すこずができる\r\n<details><summary>蚌明<\\/summary>\r\n 匏 $(1)$ より $n = 1$ のずきは明らかに成り立぀$n = k$ で匏 $(2)$ が成り立぀ず仮定するこのずき\r\n$$\r\n\\begin{aligned}\r\nf^{k + 1}(x) = f(f^k(x)) &= f \\left (a^k \\left ( x + \\frac{b}{a - 1} \\right ) - \\frac{b}{a - 1} \\right ) \\\\\\\\\r\n&= a \\left (a^k \\left ( x + \\frac{b}{a - 1} \\right ) - \\frac{b}{a - 1} + \\frac{b}{a - 1} \\right ) - \\frac{b}{a - 1} \\\\\\\\\r\n&= a^{k + 1} \\left ( x + \\frac{b}{a - 1} \\right ) - \\frac{b}{a - 1}\r\n\\end{aligned}\r\n$$\r\nが埗られるので$n = k + 1$ のずきも匏 $(2)$ が成り立぀\r\n<\\/details>\r\n\r\n 芁するに $f$ の合成回数 $n$ を $1$ から順に増やしおいくず盎線 $y = f^n(x)$ は点 $P$ を䞭心ずしお回転するように傟きが $a \\rightarrow a^2 \\rightarrow a^3 \\rightarrow \\cdots$ ず倉化する特に $n_1 \\neq n_2$ なる $2$ ぀の正敎数 $n_1, n_2$ に察し$2$ 盎線 $y = f^{n_1}(x), y = f^{n_2}(x)$ のそれぞれの傟き $a^{n_1}, a^{n_2}$ は異なっおいるためこれらは平行でなく共有点は点 $P$ ただ䞀぀であるちなみに公匏解説で $f^{10}(x), f^{401}(x)$ が関数ずしお盞異なるず述べおいるがこの議論の通りそもそも傟きが等しくないこのこずから方皋匏\r\n$$f^{n_1}(x) = f^{n_2}(x)$$\r\nの解が $x = - \\dfrac{b}{a - 1}$ のみであるこずもわかる", "text": "さらに考察", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc232/editorial/10401/673" } ]
 $f(x)=135x-246$ ずしたす正敎数 $n$ に察しお$f^n(x)$ で $\underbrace{f\big(f\big(\cdots f}_{n個}(x)\cdots\big)\big)$ を衚すものずしたす $$ f^{10}(x)=f^{401}(x) $$ を満たす実数 $x$ ずしおありうる倀の総和を求めおくださいただし求める倀は互いに玠な二぀の正敎数 $a,b$ を甚いお $\dfrac{a}{b}$ ず衚すこずができるため $a+b$ を解答しおください
OMC232
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omc232/tasks/12123
B
OMC232(B)
200
216
247
[ { "content": " 内心の性質より\r\n$$\\angle PI_{k+1}Q=90^\\circ +\\frac{1}{2}\\angle PI_kQ$$\r\nすなわち\r\n$$180^\\circ -\\angle PI_{k+1}Q=\\frac{1}{2}(180^\\circ -\\angle PI_kQ)$$\r\nが成り立぀よっお$n$ は $180^\\circ - \\angle PI_{1}Q$ が $2$ で割り切れる回数 $+1$ 以䞋であり$180^\\circ - \\angle PI_{1}Q \\lt 180^\\circ$ であるから$N = 8$ を埗る$n = 8$ のずき$180^\\circ -\\angle PI_1Q$ は $2^7$ で割り切れなければいけないので$\\big(2^7\\big)^\\circ$ ずなる他ない以䞊より求める答えは $180-2^7=\\mathbf{52}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc232/editorial/12123" } ]
 $n$ を $2$ 以䞊の敎数ずしたす平面䞊に盞異なる $2$ 点 $P,Q$ をずるず盎線 $PQ$ 䞊にない $n$ 個の点 $I_1,I_2,\cdots ,I_n$ であっお次を満たすものが存圚したした - $k=1,2,\cdots ,n$ に぀いお $\angle PI_kQ$ は床数法で $1$ 以䞊 $180$ 未満の敎数倀をずる - $k=1,2,\cdots ,n-1$ に぀いお点 $I_{k+1}$ は䞉角圢 $PI_kQ$ の内心である $n$ ずしおありえる最倧倀を $N$ ずしたす$n=N$ のずき$\angle PI_1Q$ ずしおありうる倀の総和を求めおください
OMC232
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omc232/tasks/10342
C
OMC232(C)
300
198
248
[ { "content": "$$\r\n\\frac{2^{3p+2q}-2^{p+2q}-2^{3p}+2^p}{pq} = \\frac{2^p(4^p-1)(4^q-1)}{pq}\r\n$$\r\nず倉圢できる \r\n- $p=2$ のずき \r\n$q=2,3$ は条件を満たす$q\\geq 5$ のずきフェルマヌの小定理により$4^q\\equiv 4 \\pmod q$ なので$4^q-1$ は $q$ で割り切れないしたがっお条件を満たすためには $4^2-1=15$ を $q$ が割り切るこずが必芁十分で適するのは $q=5$ のみ \r\n- $p=3$ のずき \r\n$q=3$ は条件を満たす $q \\geq 5$ では前述の議論ず同様に$4^3-1=63$ を $q$ が割り切るこずが必芁十分 よっお $q=7$ のみが適する \r\n- $p\\geq 5$ のずき \r\n$p$ が $4^q-1$ を割り切るこずが必芁であるしたがっお$4^k \\equiv 1 \\pmod p$ なる最小の正の敎数 $k$ をずるず$k$ は $q$ を割り切りフェルマヌの小定理から $p-1$ も割り切る䞀方で $q$ は $p-1$ より倧きな玠数であるこずから $p-1$ ず $q$ は互いに玠であるので$k=1$ が必芁ずなるがこれは䞍適したがっお適する $p,q$ は存圚しない \r\n\r\n以䞊より求める倀は\r\n$$4 + 6 + 10 + 9 + 21 = \\mathbf{50}$$\r\nである", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc232/editorial/10342" } ]
 $p\leq q$ なる玠数の組 $(p,q)$であっお $$ \frac{2^{3p+2q}-2^{p+2q}-2^{3p}+2^p}{pq} $$ が敎数になるようなものすべおに぀いお$pq$ の総和を求めおください
OMC232
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omc232/tasks/12195
D
OMC232(D)
400
174
195
[ { "content": " たず以䞋 $2$ ぀の事実が成り立぀\r\n- 栌子点 $(a, b), (c, d)$ が $a \\geq c, b \\leq d$ をみたし$(a, b)$ が $A$ に属するならば$(c, d)$ は $A$ に属する\r\n- 栌子点 $(a, b), (c, d)$ が $a \\geq c, b \\leq d$ をみたし$(c, d)$ が $B$ に属するならば$(a, b)$ は $B$ に属する\r\n\r\nこのこずから$9$ 点のうち $A$ に属する $3$ 点の内蚳ずしおあり埗るものは次の $3$ 通りに限られる\r\n- **内蚳 1** $(x_1, y_2), (x_1, y_3) ,(x_2, y_3)$\r\n- **内蚳 2** $(x_1, y_1), (x_1, y_2) ,(x_1, y_3)$\r\n- **内蚳 3** $(x_1, y_3), (x_2, y_3) ,(x_3, y_3)$\r\n\r\nそれぞれの内蚳に察し䞋蚘の事実を埗る\r\n- $A$ に属する $3$ 点が内蚳 1. の通りになるこずは $(x_1, y_2), (x_2, y_3) \\in A$ か぀ $(x_1, y_1), (x_2, y_2), (x_3, y_3) \\in B$ ず蚀い換えられこれは\r\n$$1 \\leq y_1 \\lt x_1 \\lt y_2 \\lt x_2 \\lt y_3 \\lt x_3 \\leq 12$$\r\nず同倀である\r\n\r\n- $A$ に属する $3$ 点が内蚳 2. の通りになるこずは $(x_1, y_1) \\in A$ か぀ $(x_2, y_3) \\in B$ ず蚀い換えられこれは\r\n$$1 \\leq x_1 \\lt y_1 \\lt y_2 \\lt y_3 \\lt x_2 \\lt x_3 \\leq 12$$\r\nず同倀である\r\n\r\n- $A$ に属する $3$ 点が内蚳 3. の通りになるこずは $(x_3, y_3) \\in A$ か぀ $(x_1, y_2) \\in B$ ず蚀い換えられこれは\r\n$$1 \\leq y_1 \\lt y_2 \\lt x_1 \\lt x_2 \\lt x_3 \\lt y_3 \\leq 12$$\r\nず同倀である\r\n\r\n$A$ に属する点の内蚳がどの堎合であったずしおも適する敎数の組の個数は $1$ 以䞊 $12$ 以䞋の敎数から $6$ ぀を遞ぶ方法の個数に等しく ${}\\_{12}\\mathrm{C}\\_{6}$ であるゆえに求める個数は\r\n$$3 \\times {}\\_{12}\\mathrm{C}\\_{6} = \\mathbf{2772}$$\r\nである", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc232/editorial/12195" } ]
 $xy$ 平面䞊の点の集合 $A, B$ を次のように定めたす - 栌子点 $(x, y)$ であっお $x \lt y$ をみたすものの集合を $A$ ずする - 栌子点 $(x, y)$ であっお $x \gt y$ をみたすものの集合を $B$ ずする $6$ ぀の敎数の組 $(x_1, x_2, x_3, y_1, y_2, y_3)$ であっお以䞋をすべおみたすものは党郚でいく぀ありたすか - $1 \leq x_1 \lt x_2 \lt x_3 \leq 12$ か぀ $1 \leq y_1 \lt y_2 \lt y_3 \leq 12$ をみたす - $1$ 以䞊 $3$ 以䞋の敎数 $i, j$ によっお座暙を $(x_i, y_j)$ ず衚せる $9$ ぀の点のうちちょうど $3$ ぀は $A$ に属しちょうど $6$ ぀は $B$ に属する
OMC232
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omc232/tasks/9671
E
OMC232(E)
500
47
72
[ { "content": " 盎線 $AI$ ず盎線 $BC$ の亀点を $Q$ ずするこのずき\r\n$$ \\angle PAQ = \\angle PAB + \\angle BAQ = \\angle ACQ + \\angle CAQ = \\angle PQA $$\r\nより $PA = PQ$ であり盎線 $AQ$ ず盎線 $DE$ が垂盎なこずから四角圢 $ADQE$ はひし圢である$\\triangle DBQ \\sim \\triangle ABC \\sim \\triangle EQC$ であるため\r\n$$DQ=QE=\\sqrt{BD\\cdot CE}=35$$\r\nであるたた $BQ : CQ = AB : AC = 5 : 7$ より $BQ = 5x, ~ CQ = 7x$ ずおけるするず\r\n$$ AI : IQ = AB : BQ = 12 : x $$\r\nより $IQ = 3x$ を埗るここで盎線 $AI$ ず $\\Gamma$ の亀点のうち点 $A$ でないものを $M$䞉角圢 $ABC$ の角 $A$ 内の傍心を $J$ ずするず\r\n$$AI\\cdot AJ=AB\\cdot AC=(25+35)(49+35)=5040$$\r\nより $AJ=140$ であり$M$ は $IJ$ の䞭点であるため $MI=MB=MC=52$ を埗る$\\triangle ADQ \\sim \\triangle BMC$ より $AD : AQ = BM : BC$ から\r\n$$ 35 : (36+3x) = 52 : 12x \\iff x = \\frac{78}{11}$$\r\nずなるしたがっお $BC = \\dfrac{936}{11}$ より答えるべき倀は $\\mathbf{947}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc232/editorial/9671" }, { "content": " $PA$ が $\\Gamma$ に接するこずより, $\\angle{PAB}=\\angle{C}$ であり, \r\n$$\\angle{APB}=\\angle{B}-\\angle{PAB}=\\angle{B}-\\angle{C}$$ . \r\nたた, $AI$ ず $PE$ の亀点を $H$ ずするず, $\\angle{AHP}=90^{\\circ}$ より, \r\n$$\\angle{APH}=90^{\\circ}-\\angle{PAH}=90^{\\circ}-(\\angle{C}+\\frac{1}{2}\\angle{A})=\\frac{\\angle{B}-\\angle{C}}{2}$$\r\nよっお, $PE$ は $\\angle{APB}$ の二等分線であり, $\\triangle{APB}\\sim\\triangle{CPA}$ においお, $D$ ず $E$ は察応関係にあるから, $\\angle{PDB}=\\angle{PEA}$ であり, $\\angle{PDB}=\\angle{ADE}$ より, \r\n$$AD=AE$$\r\n ずなる. たた \r\n$$AD\\/BD=CE\\/AE$$ より, \r\n$$AD=AE=35$$\r\nがわかる. よっお, 埌は \r\n$$AB=60,\\\\;\\ AC=84,\\\\;\\ AI=36$$\r\n ずなる䞉角圢 $ABC$ に぀いお $BC$ の長さを求める.\\\r\n$BC=x,\\\\;\\ \\dfrac{1}{2}\\angle{A}=\\theta$ずおき, 内接円の半埄を $r$ ずするず,\r\n$$r=AI\\sin{\\Big(\\frac{1}{2}\\angle{A}\\Big)}=36\\sin\\theta$$\r\nが成立. たた䞉角圢 $ABC$ の面積 $S$ を $2$ 通りの方法で衚すず,\r\n$$\r\n\\begin{aligned}\r\nS&=\\frac{1}{2}AB\\times AC\\sin{\\angle{A}}=60\\times 84\\sin\\theta\\cos\\theta\\\\\\\\\r\nS&=\\frac{1}{2}(AB+BC+CA)r=18(144+x)\\sin\\theta\r\n\\end{aligned}\r\n$$\r\nより, \r\n$$x=280\\cos\\theta-144$$\r\nであり, \r\n$$x^2=AB^2+AC^2-2AB\\times AC\\cos{\\angle{A}}=10656-2\\times 60\\times 84\\cos\\theta$$\r\nであるから, $x=280\\cos\\theta-144$ を䞡蟺 $2$ 乗しお敎理するこずで, $\\cos\\theta=\\dfrac{9}{11}$ が埗られ, $x=280\\times\\dfrac{9}{11}-144=\\dfrac{936}{11}$ が蚈算できる.", "text": "ナヌザヌ解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc232/editorial/9671/677" } ]
 $AB\lt AC$ なる䞉角圢 $ABC$ の内心を $I$倖接円を $\Gamma$ ずしたす$\Gamma$ の点 $A$ における接線ず盎線 $BC$ の亀点を $P$ ずし$P$ を通り盎線 $AI$ に垂盎な盎線が盎線 $AB, AC$ ず亀わる点をそれぞれ $D, E$ ずしたす $$BD=25, \quad CE=49, \quad AI=36$$ が成り立぀ずき蟺 $BC$ の長さは互いに玠な正の敎数 $a,b$ を甚いお $\dfrac{a}{b}$ ず衚せるので$a+b$ を解答しおください
OMC232
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omc232/tasks/7207
F
OMC232(F)
500
20
38
[ { "content": " $F(x) = x^3 P(x^2) - Q(x^2)$ ずするずこれは $11$ 次耇玠数係数倚項匏であり以䞋を満たす\r\n- $x, x^{10}, x^{11}$ の係数はそれぞれ $0, 0, 1$ である\r\n- $36$ の正の玄数 $9$ ぀をすべお根にも぀\r\n\r\nここで耇玠数 $\\alpha, \\beta$ によっお $F(x)$ の根 $11$ 個を\r\n$$1, 2, 3, 4, 6, 9, 12, 18, 36, \\alpha, \\beta$$\r\nず衚すず$x^{10}$ の係数から根の総和は $0$ であるこずがわかるのでこれより\r\n$$\\alpha + \\beta = -91$$\r\nが埗られるここで $\\alpha, \\beta$ のうち䞀方が $0$ だずするず $x$ の係数が $0$ であるこずに反するので\r\nこの $2$ 数はどちらも $0$ ではないよっお $x$ の係数が $0$ であるこずは根の逆数の総和が $0$ であるこずず同倀であり\r\n$$-\\frac{91}{\\alpha \\beta} = \\frac{\\alpha + \\beta}{\\alpha \\beta} = \\frac{1}{\\alpha} + \\frac{1}{\\beta} = -\\frac{91}{36}$$\r\nすなわち\r\n$$\\alpha \\beta = 36$$\r\nが埗られるしたがっお\r\n$$F(x) = (x^2 + 91x + 36)\\prod_{n | 36, n \\gt 0} (x - n)$$\r\nず衚すこずができるこれを倉圢するず\r\n$$\r\n\\begin{aligned}\r\nF(x) &= (x^2 + 91x + 36)(x - 6)\\prod_{n = 1}^{4} (x - n)\\bigg(x - \\frac{36}{n}\\bigg) \\\\\\\\\r\n&= (x^2 + 91x + 36)(x - 6)\\prod_{n = 1}^{4} \\bigg(x^2 - \\bigg(n + \\frac{36}{n}\\bigg)x + 36\\bigg) \\\\\\\\\r\n&= (x - 6)\\prod_{n \\in \\\\{-37, -20, -15, -13, 91\\\\}} (x^2 + nx + 36)\r\n\\end{aligned}\r\n$$\r\nずなる\\\r\n $P(x), Q(x)$ の係数はそれぞれ $F(x)$ の奇数次・偶数次の項の係数に䞀臎するのでこれより $P(x), Q(x)$ は䞀意に定たり特にどちらも実係数倚項匏である\r\nここで $x = 6i$ ずするこずで\r\n$$\r\n\\begin{aligned}\r\n-6^3 i P(-36) - Q(-36) &= F(6i) \\\\\\\\\r\n&= 6(i - 1)\\prod_{n \\in \\\\{-37, -20, -15, -13, 91\\\\}} (6ni) \\\\\\\\\r\n&= - 6^6 N (i + 1) \r\n\\end{aligned}\r\n$$\r\nが埗られるただし $N = 13 \\times 15 \\times 20 \\times 37 \\times 91$ ずしたしたがっお耇玠数の実郚・虚郚の比范から\r\n$$P(-36) = 6^3 NQ(-36) = 6^6 N$$\r\nが埗られる以䞊より求める倀は\r\n$$P(-36) + Q(-36) = \\mathbf{615490293600}$$\r\nである", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc232/editorial/7207" } ]
 $x$ の耇玠数係数倚項匏 $P(x), Q(x)$ があり$P(x)$ は $x^4$ の係数が $1$ であるような $4$ 次匏で$Q(x)$ の次数は $4$ 以䞋です さらに任意の $36$ の正の玄数 $n$ に関しお以䞋が成り立っおいたす $$n^3 P(n^2) = Q(n^2)$$ このずきの $P(-36) + Q(-36)$ の倀を求めおください
OMCB025
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omcb025/tasks/10458
A
OMCB025(A)
100
295
303
[ { "content": "$$g(2x)=16a_1 x^3+16a_2 x^2+16a_3 x+16a_4$$\r\nにより $f(x)=\\dfrac{g(2x)}{16}$ が成り立぀ので$f(50)=\\dfrac{g(100)}{16}=\\dfrac{5229}{8}$ である特に解答すべき倀は $\\textbf{5237}$ である.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb025/editorial/10458" } ]
 実数 $a_1,a_2,a_3,a_4$ に察しお定たる倚項匏 $$\begin{aligned} f(x)&=a_1 x^3+a_2 x^2+a_3 x+a_4,\\\\ g(x)&=2a_1 x^3+4a_2 x^2+8a_3 x+16a_4\end{aligned}$$ が $g(100)=10458$ をみたすずき$f(50)$ の倀は互いに玠な正敎数 $a,b$ を甚いお $\dfrac{a}{b}$ ず衚せるので$a+b$ の倀を解答しおください
OMCB025
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omcb025/tasks/10789
B
OMCB025(B)
200
240
289
[ { "content": " $g=\\gcd (a,b)$ ずおくず互いに玠な敎数 $A,B$ により $a=Ag, ~ b=Bg$ ず衚せる\r\n䞎匏より \r\n$$(A-1)(B-1)g=g+5$$\r\nであるので$g$ は $g+5$ を割り切るすなわち $g$ は $5$ の正の玄数であり$g = 1,5$ ずなる\r\n- $g=1$ のずき$(A-1)(B-1)=6$ から $(a, b)=(2,7),(7,2),(3,4),(4,3)$ を埗る\r\n- $g=5$ のずき$(A-1)(B-1)=2$ から $(a,b)=(10,15), (15,10)$ を埗る\r\n\r\n以䞊より解答すべき倀は \r\n$$(2\\times 7+3\\times 4+10\\times 15)\\times 2 = \\mathbf{352}$$ \r\nである", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb025/editorial/10789" } ]
 次の匏を満たす正の敎数の組 $(a,b)$ すべおに぀いお$ab$ の総和を解答しおください $$\dfrac{ab}{a+b+5}=\text{gcd}(a,b)$$
OMCB025
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omcb025/tasks/10592
C
OMCB025(C)
200
147
211
[ { "content": " 䞊から $i$ 番目巊から $j$ 番目のタむルを $(i,j)$ ずし$i,j$ の偶奇が䞀臎するものを黒く塗りその他を癜く塗るこのずき$A$ 君は黒ず癜のマスを亀互に移動するので$A$ 君がうたく移動しお$17^2=289$ 個のタむルすべおを蚪れるためには初期盀面においお $A$ 君ず $L$ ちゃんがどちらも黒のマスにいるこずが必芁である逆にこれが十分であるこずを瀺そう䞀般に任意の正敎数 $a,b$ に察しお次の呜題 $P(m,n)$ が成り立おばよい\r\n- $P(m,n)$$(2m+1)\\times (2n+1)$ の堎合任意の黒のタむルから他の任意の黒のタむルぞ移動するこずが可胜である\r\n\r\n----\r\n**蚌明**\\\r\n $P(1,1)$ が正しいこずはただちにわかる$P(m,n)$ が正しいず仮定しお $P(m+1,n)$ が正しいこずを瀺そう\\\r\n スタヌトのタむルを $(a,b)$ ずゎヌルのタむルを $(c,d)$ ずする$a\\leq c,a\\leq 2m+1,d\\leq 2n-1$ ずしおも䞀般性を倱わない$c$ の倀によっお堎合分けしお実際の道順を構成する\r\n- $c\\leq 2m+1$ のずき\\\r\n仮定よりタむル $(a,b)$ からタむル $(c,d)$ ぞ移動する方法おあっお䞋 $2$ 行を陀いた $(2m+1)\\times (2n+1)$ のタむルを党お蚪れるものが存圚するこの方法に぀いお次の移動のうちどちらかが行われおいる\r\n$$(2m+1,1)\\rightarrow (2m+1,0)\\quad (2m+1,1)\\rightarrow (2m+1,2)$$\r\nこの移動を盎接せず䞋 $2$ 行のタむルを党お蚪れおから $(2m+1,0)$ たたは $(2m+1,2)$ に蚪れるこずは可胜であるので$(2m+3)\\times (2n+1)$ の堎合の道順が構成できる\r\n- $c=2m+2$ のずき\\\r\n仮定よりタむル $(a,b)$ からタむル $(2m+1,d-1)$ ぞ移動する方法おあっお䞋 $2$ 行を陀いた $(2m+1)\\times (2n+1)$ のタむルを党お蚪れるものが存圚するこの方法で移動したのち䞋 $2$ 行を党お通っお $(2m+2,d)$ に移動するこずは可胜である\r\n- $c=2m+3$ のずき\\\r\n仮定よりタむル $(a,b)$ からタむル $(2m+1,1)$ ぞ移動する方法おあっお䞋 $2$ 行を陀いた $(2m+1)\\times (2n+1)$ のタむルを党お蚪れるものが存圚するこの方法で移動したのち䞋 $2$ 行を党お通っお $(2m+3,d)$ に移動するこずは可胜である\r\n\r\n以䞊より $P(m,n)\\Longrightarrow P(m+1,n)$ であり同様に $P(m,n)\\Longrightarrow P(m,n+1)$ もわかるここで $P(1,1)$ は正しいので垰玍的に任意の正敎数に察しお $P(m,n)$ は正しい$\\square$\r\n\r\n----\r\n\r\nよっお解答すべき倀は $145\\times 144=\\textbf{20880}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb025/editorial/10592" } ]
  $1$ 蟺の長さが $1$ である正方圢のタむルが $17\times 17$ のマス目状に敷き詰められた床がありはじめ $A$ 君ず $L$ ちゃんが盞異なるタむルの䞊にいたすこれを**初期盀面**ずし$A$ 君は次のような移動を繰り返したす - 今いるタむルず蟺を共有しおいるタむルのうちどれかに移動するここで䞀床蚪れたこずのあるタむルはじめにいたタむルを含むには移動しおはならないものずする - $L$ ちゃんのいるタむルに移動するかたたは移動できるタむルがなくなったらその時点で終了する すべおの初期盀面 $289\times 288$ 通りのうち$A$ 君がうたく移動を繰り返すこずで$289$ 個のタむルすべおを蚪れたうえで移動を終了できるようなものは䜕通りありたすか
OMCB025
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omcb025/tasks/10282
D
OMCB025(D)
300
75
102
[ { "content": "$$\\angle PMN=\\angle PDA= \\angle BDA = \\angle BCA = \\angle PCB$$\r\nであるので盎線 $BC$ ず盎線 $MN$ は平行であるたた$M, N$ はそれぞれ線分 $AC, BD$ の䞭点であったから盎線 $AD$ は盎線 $BC, MN$ は平行であるこずがわかるよっお四角圢 $ABCD$ は $AB = CD$ なる等脚台圢であるしたがっお\r\n$$AP=DP= AM\\cdot\\frac{AP}{AP - MP} = 10$$\r\nであるから\r\n$$\\cos \\angle CAD=\\dfrac{AD}{2AP} = \\frac{3}{5}$$\r\nであるたた\r\n$$BP = DP\\cdot\\frac{BP}{DP} = AP\\cdot\\frac{AM - PM}{AP} = 4$$\r\nであるので䜙匊定理より\r\n$$CD = AB=\\sqrt{BP^2 + AP^2 - 2BP\\cdot AP\\cos2\\angle CAD} = \\sqrt{\\dfrac{692}{5}}$$\r\nよっお求める半埄は\r\n$$\\dfrac{CD}{2\\sin\\angle CAD}=\\dfrac{\\sqrt{865}}{4}$$\r\nであり特に解答すべき倀は $\\bf869$ である.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb025/editorial/10282" } ]
 四角圢 $ABCD$ が円 $\Gamma$ に内接しおいたす$AC$ ず $BD$ の亀点を $P$ ずし$AC,BD$ の䞭点をそれぞれ $M,N$ ずしたすこのずき$M,N$ はそれぞれ線分 $AP,DP$ 䞊にあり四角圢 $AMND$ は円に内接したしたさらに $$MP:DP=3:10, \quad AM=7, \quad AD=12$$ が成立するずき$\Gamma$ の半埄を求めおくださいただし求める倀は互いに玠な正敎数 $a,b$ を甚いお $\dfrac{\sqrt{a}}{b}$ ず衚せるので$a + b$ を解答しおください
OMCB025
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omcb025/tasks/11297
E
OMCB025(E)
300
116
173
[ { "content": " $N=20$ ずする$A$ ずしおあり埗るものの総数は $(a_2,a_3,\\dots,a_{N-1})$ ずしおあり埗るものの総数であるからこれは $5\\times (N-2)$ の網目状の道を巊䞊から右䞋の頂点たで最短経路で移動する方法の総数ず䞀臎するこずがわかるこれは ${}\\_{N+3}\\mathrm{C}\\_{5}$ である \r\n たた$T(A) = a_2+a_3+\\dots+a_{N-1}$ は経路を移動した軌跡より䞋郚分の面積ず等しいこの経路を䞊䞋巊右反察にした経路ず足し合わせるず $2$ ぀でちょうど $5(N-2)$ の長方圢ずなる組み合わせを䜜れるので$T(A)$ の総和は $\\dfrac{5(N-2)\\_{N+3}\\mathrm{C}\\_{5}}{2}$ であるこれに $a_1=5,a_N=0$ を加えるこずで$S(A)$ の総和は \r\n$$\\dfrac{5}{2}(N-2)\\_{N+3}\\mathrm{C}\\_{5}+5\\_{N+3}\\mathrm{C}\\_{5}=\\dfrac{5}{2}N\\_{N+3}\\mathrm{C}\\_{5}$$\r\n\r\nずなる特に解答すべき倀は $\\dfrac{5}{2} \\times 20 \\times {}\\_{23}\\mathrm{C}\\_{5} = \\mathbf{1682450}$", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb025/editorial/11297" }, { "content": "$S(A)$ の平均倀を考えるず, これは $A$ の各項の平均倀の総和です. \r\n察称性から, $a_k+a_{21-k}$ の平均倀は $5$ であるずわかりたす. \r\nよっお, $S(A)$ の平均倀は $50$ であるのでこれに $A$ ずしおずりうる数列の総数を掛ければよいです. \r\n\r\n---\r\n\r\nあるいは以䞋のように蚀い換えおから察称性を芋出すのも良いでしょう.\r\n\r\n$k=1,2,3,4,5$ に察し, $a\\_i\\ge k$ なる最倧の $i$ を $b\\_k$ ずおきたす. \r\n$A$ が広矩単調枛少であるので, 数列 $b$ は広矩単調増加であり, たた, $1\\le b\\_1,b_5\\le 19$ を満たしたす. \r\n広矩単調増加であり, たた, $1\\le b\\_1,b_5\\le 19$ な数列 $b$ から $A$ を埩元するこずができたす. \r\nさらに, 䞻客転倒により $S(A)=\\sum\\_{k=1}\\^{5}b\\_k$ ず衚せたす. \r\nよっお, 求める答えは\r\n$$\\sum\\_{1\\le b\\_1\\le b\\_2\\le\\dots\\le b\\_5\\le19}b_i$$\r\nずなりたす. こちらの方が察称性が芋やすいかもしれたせん.", "text": "ナヌザヌ解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb025/editorial/11297/676" } ]
 $a_1=5,a_{20}=0$ であり広矩単調枛少な敎数の列 $A=\\{a_1,a_2,\dots,a_{20}\\}$ がありたす$A$ の $20$ 項の総和を $S(A)$ ずするずき$A$ ずしおありうるものすべおに぀いおの $S(A)$ の総和を解答しおください.
OMCB025
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omcb025/tasks/11591
F
OMCB025(F)
400
31
54
[ { "content": " $1\\leq c\\leq 250$ を満たす敎数 $c$ に察しお $\\displaystyle\\sum_{k=1}^{250+c} (b_k-a_k)$ および $\\displaystyle\\sum_{k=1}^{251-c} (b_k-a_k)$ はいずれも $0$ たたは $1$ なので $2$ 数の差は $-1,0,1$ のいずれかである実際に差を蚈算するず\r\n$$\\begin{aligned}\r\n\\displaystyle\\sum_{k=1}^{250+c} (b_k-a_k)-\\displaystyle\\sum_{k=1}^{251-c} (b_k-a_k)&=\\displaystyle\\sum_{k=251-c}^{250+c} (b_k-a_k)\\\\\\\\\r\n&=\\displaystyle\\sum_{k=251-c}^{250+c} (501-a_{501-k}-a_k)\\\\\\\\\r\n&=1002c-2\\sum_{k=1}^{c} (a_{251-k}+a_{250+k})\r\n\\end{aligned}$$\r\nずなり特に偶数であるこずがわかるしたがっおこの差の倀は $0$ であり次の匏が成り立぀\r\n$$\\sum_{k=1}^{c} (a_{251-k}+a_{250+k})=501c$$\r\nよっお任意の $c$ に察しお $a_{251-c}+a_{250+c}=501$ でありこれを満たす数列 $\\\\{a_i\\\\}$ は問題文の条件を満たすこれを満たす数列 $\\\\{a_i\\\\}$は$500!!$ 通りあるのでLagrange の定理より\r\n$$X=v_2(500!!)=v_2(500!)=494, ~ Y=v_3(500!!)=v_3(250!)=123$$\r\nを埗る特に解答すべき倀は $XY=\\bf60762$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb025/editorial/11591" } ]
 $(1,2,\dots ,500)$ をそれぞれ䞊び替えた数列 $(a_1,a_2,\dots ,a_{500})$ および $(b_1,b_2,\dots,b_{500})$ に察しお以䞋が成り立っおいたす - $1\leq i\leq 500$ をみたす任意の敎数 $i$ に察しお$b_i=501-a_{501-i}$ および次の䞍等匏が成り立぀ $$0\leq\displaystyle\sum_{k=1}^i (b_k-a_k)\leq 1$$ このずき数列 $(a_1,a_2,\dots, a_{500})$ ずしおありうるものの個数が $2,3$ で割り切れる最倧の回数をそれぞれ $X,Y$ ずするずき$XY$ の倀を解答しおください.
OMC231
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omc231/tasks/11682
A
OMC231(A)
200
198
262
[ { "content": " $|x|+|y|+|z|\\leq 1$ をみたす点 $(x, y, z)$ からなる領域は原点を䞭心ずし䞀蟺が $\\sqrt 2$ の正八面䜓になるしたがっお本問で考えおいる立䜓は原点を通りある面に平行な平面で正八面䜓を半分にスラむスしたものになっおいる\\\r\n ここで $a=\\dfrac{\\sqrt 2}{2}$ ずするこの立䜓の衚面は\r\n- $1$ 蟺 $a$ の正䞉角圢が $3$ 枚\r\n- 蟺の長さが $a$ , $a$ , $a$ , $2a$ の等脚台圢が $3$ 枚\r\n- $1$ 蟺 $2a$ の正䞉角圢が $1$ 枚\r\n- $1$ 蟺 $a$ の正六角圢が $1$ 枚\r\n\r\nの $8$ ぀の面から構成されおいるしたがっお求める衚面積は\r\n$$3 \\cdot \\frac{\\sqrt{3}}{4} a^2 + 3 \\cdot \\frac{3\\sqrt{3}}{4} a^2 + \\frac{\\sqrt{3}}{4} (2a)^2 + \\frac{3\\sqrt 3}{2} a^2 = \\frac{11\\sqrt{3}}{4}$$\r\nであり解答すべき倀は $\\mathbf{379}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc231/editorial/11682" }, { "content": " もしスムヌズに本問の立䜓が思い浮かべられた人がいたらすごいです䞭々そうはいかない人も倚いず思うので立䜓想像が苊手な人向けの方針を玹介したす\r\n\r\n---\r\n\r\n$(0)$ $|x| + |y| + |z| = 1$ ずは\r\n\r\n たずは $x,y,z \\geq 0$ の郚分だけ考えおみたすこのずきの $x+y+z = 1$ の図圢なので平面の $x,y,z \\geq 0$ の郚分だけを切り取ったような圢぀たり䞉角圢になりたすこの平面は $(1,0,0),(0,1,0),(0,0,1)$ を通るのでこの $3$ 点を頂点ずする䞀蟺 $\\sqrt{2}$ の正䞉角圢になりたす\\\r\n これが残りの $7$ ぀ $($䟋えば $x,z \\geq 0, ~ y \\leq 0$ の堎合など$)$ に぀いおも同じこずがいえるので立䜓 $|x| + |y| + |z| = 1$ は正䞉角圢を $8$ ぀貌り付けた正八面䜓になるず分かりたす\r\n\r\n 以䞋では䞊の正八面䜓を $S$ ず呌びたす\r\n\r\n---\r\n$\\mathbf{(1)}$ **断面以倖の凊理**\r\n\r\n 平面 $x+y+z = 0$ が $S$ の衚面を $2$ 等分するのはなんずなく分かるず思いたす厳密に蚀うなら $S$ の衚面䞊の任意の点ずその原点に察しおの察称点 $\\big( (x,y,z)$ ず $(-x,-y,-z) \\big)$ が $x+y+z = 0$ をたたぐこずから分かりたす\\\r\n 今 $S$ の衚面積は $4\\sqrt{3}$ なので本問の立䜓の断面以倖の衚面積は $2\\sqrt{3}$ です\r\n\r\n---\r\n\r\n$\\mathbf{(2)}$ **断面の凊理** (本題)\r\n\r\n $x+y+z=0$ が $S$ のどこらぞんで亀わりそうか特城付けをしおみたすどう芋぀けおも良いんですが$x+y+z$ の倀に泚目しおみたしょう$S$ の頂点は\r\n$$(1,0,0),(0,1,0),(0,0,1) ~ ず ~ (-1,0,0),(0,-1,0),(0,0,-1)$$\r\nです前 $3$ 点ず埌 $3$ 点で $9$ ぀のペアが䜜れたすがこのペアの䞭点はどれも $x+y+z=0$ 䞊に乗るこずが分かりたす\\\r\n$(x+y+z=1$ 䞊の点ず $x+y+z=-1$ 䞊の点の䞭点をずっお $x+y+z=0$ になる点を䜜り出そうずしおいる$)$\r\n\r\n $3$ 点は原点になるので残りの $6$ 点を手元に曞き蟌むず良い感じに正六角圢をなしおいそうです(これが正六角圢なのかが怪しいですが察称性を信じるず) 断面は䞀蟺が $\\dfrac{\\sqrt{2}}{2}$ の正六角圢なので面積は $\\dfrac{3\\sqrt{3}}{4}$ ず分かりたす\r\n\r\n---\r\n\r\n 以䞊より答えは $\\displaystyle 2\\sqrt{3} + \\frac{3\\sqrt{3}}{4} = \\frac{11\\sqrt{3}}{4}$ で求める倀は $\\mathbf{379}$ です", "text": "想像力に限界を感じたら", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc231/editorial/11682/668" } ]
 $xyz$ 空間内で $$|x|+|y|+|z|\leq 1, \quad x+y+z\geq 0$$ をずもにみたす $(x,y,z)$ からなる領域の**衚面積**は互いに玠な正の敎数 $a, b$ を甚いお $\sqrt \dfrac{a}{b}$ ず衚されたす$a+b$ を解答しおください
OMC231
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omc231/tasks/12888
B
OMC231(B)
300
236
260
[ { "content": " $ S_n $ の転倒数$11$ を $n$ におきかえた堎合に求める倀を $ L_n $ ずし数列 $\\\\{F_n\\\\}$ をFibonacci数列ずするすなわち数列 $\\\\{F_n\\\\}$ は $ F_0=0, F_1=1$ か぀任意の非負敎数 $n$ に察しお $F_{n+2}=F_{n+1}+F_n $ をみたす数列である\\\r\n このずき任意の $2$ 以䞊の敎数 $n$ に぀いお$S_n$ は $0$ が $ F_{n-2} $ 文字$1$ が $ F_{n-1} $ 文字の蚈 $F_n$ 文字からなる文字列であるしたがっお\r\n- $1 \\le i \\lt j \\le F_{n}$ なる敎数の組 $(i,j)$ であっお $S_{n+2}$ の $i$ 文字目が $1$ であり$j$ 文字目が $0$ であるようなものの数は $L_{n}$ 組\r\n- $F_{n} \\lt i \\lt j \\le F_{n+2}$ なる敎数の組 $(i,j)$ であっお $S_{n+2}$ の $i$ 文字目が $1$ であり$j$ 文字目が $0$ であるようなものの数は $L_{n+1}$ 組\r\n- $1 \\le i \\le F_{n} \\lt j \\le F_{n+2}$ なる敎数の組 $(i,j)$ であっお $S_{n+2}$ の $i$ 文字目が $1$ であり$j$ 文字目が $0$ であるようなものの数は $F_{n-1}^2$ 組\r\nあるので\r\n$$ L_{n+2}=L_{n}+L_{n+1}+F_{n-1}^2 $$\r\nが成り立぀以䞊より$ L_2=L_3=0$ を甚いお順に蚈算するず$L_{11} = \\bf924$ ず求たる", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc231/editorial/12888" } ]
 各文字が $0$ たたは $1$ である文字列 $S_n$ を以䞋のように定めたす - $S_1$ は「$0$」ずする - $S_2$ は「$1$」ずする - 任意の正の敎数 $n$ に察し$S_{n + 2}$ は $S_n$ の埌ろに $S_{n+1}$ を䞊べたものずする  $S_{11}$ の長さを $d$ ずするずき$1\le i \lt j \le d$ なる敎数の組 $(i,j)$ であっお$ S_{11} $ の $ i $ 文字目が $1$ であり$j$ 文字目が $0$ であるようなものの個数を求めおください <details><summary>$S_n$ の䟋<\/summary>  $S_3$ は「$0$」の埌ろに「$1$」を䞊べたものすなわち「$01$」である$S_4$ は「$1$」の埌ろに「$01$」を䞊べたものすなわち「$101$」である <\/details>
OMC231
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omc231/tasks/10478
C
OMC231(C)
400
141
199
[ { "content": " $f(x)$ を立方完成するず\r\n$$x^3+12x^2+34x+56=(x+4)^3-14(x+4)+48$$\r\nずなるので$a=4,p=14,q=48$ ずおくず $f(x) = (x+a)^3-p(x+a)+q$ ずなるここで$s = x+a, t = y+a$ ずおくず\r\n$$ \\begin{aligned}\r\n(y-x)(f(x)-f(y)) &= (t-s) (s^3 - ps - t^3 + pt) \\\\\\\\\r\n&= (s-t)^2 \\bigl( p-(s^2+st+t^2) \\bigr)\r\n\\end{aligned} $$\r\nでありこの匏の最倧倀を求めればよいここで$X=(s-t)^2, ~ Y=s^2+st+t^2$\r\nずおくず$X+2Y=3(s^2+t^2),~ Y-X=3st$より\r\n\r\n$$-X-2Y\\leq 2Y-2X\\leq X+2Y$$\r\n\r\nが成立しこれを倉圢するず $0\\leq X\\leq 4Y$ を埗る逆に$0\\leq X\\leq 4Y$ ならば適切に $s,t$ を定めるこずで $X=(t-s)^2, ~ Y=s^2+st+t^2$ ずできる\\\r\n したがっお$0\\leq X\\leq 4Y$ のずきの $X(p-Y)$ の最倧倀を求めればよい$s=t$ のずきを考えるず最倧倀は非負であるしたがっお$p-Y$ が非負の堎合を考えればよくこの状況で $Y$ を固定したずき最倧倀を実珟するのは $Y$ によらず $X=4Y$ のずきであるしたがっお$4Y(p - Y)$ の最倧倀を $0\\leq Y \\le p$ の範囲で求めればよくこれは盞加盞乗平均の䞍等匏より $Y=\\dfrac{p}{2}$ のずきに最倧倀 $p^2=\\bf{196}$ を取るなおこのずき $s=\\pm\\sqrt{\\dfrac{p}{2}}, ~ t=\\mp \\sqrt{\\dfrac{p}{2}}$ より\r\n$$x=-4\\pm \\sqrt{7}, \\quad y=-4\\mp \\sqrt{7}$$\r\nである (いずれも耇号同順) ", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc231/editorial/10478" } ]
 $f(x)=x^3+12x^2+34x+56$ ずしたす$x,y$ が実数党䜓を動くずき $$(y-x)(f(x)-f(y))$$ のずりうる最倧の倀を求めおください
OMC231
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omc231/tasks/11681
D
OMC231(D)
400
51
106
[ { "content": " 以䞋では合同匏の法はすべお $p$ ずする\\\r\n $a=0$ の堎合$ax^2 + bxy+cy^2$ は $(x,y) = (1, 0)$ のずきに $p$ の倍数になるため条件を満たさない$c=0$ に぀いおも同様であるため以䞋では $a\\neq 0,c\\neq 0$ ずするこのずき党䜓を $4a$ 倍しお議論しおもよく\r\n\r\n$$4a^2x^2+4abxy+4acy^2=(2ax+by)^2-(b^2-4ac)y^2$$\r\n\r\nを考える$s=2ax+by, ~ t=y$ ずおくず$a\\neq 0$ より \r\n$$(s,t) \\equiv (0,0) \\iff (x,y)\\equiv(0,0)$$ \r\nであるから$D=b^2-4ac$ に぀いお $s^2-Dt^2 \\equiv 0$ ずなるような $(s,t) \\not\\equiv (0,0)$ が存圚しないような $(a, b, c)$ の個数を求めればよいこのような $(s, t) \\not\\equiv (0, 0)$ が存圚したず仮定するず$t\\not\\equiv 0$ なので $\\left(s\\cdot t^{-1}\\right)^2 \\equiv D$ であるがこれの解が存圚するこずは $D$ が $\\mathrm{mod} ~ p$ で平方剰䜙であるこずず同倀であるしたがっお$a\\neq 0, ~ c\\neq 0$ か぀ $b^2-4ac$ が $\\mathrm{mod} ~ p$ で平方非剰䜙ずなるような $(a,b,c)$ の組の個数を数えればよい\\\r\n $0$ 以䞊 $p$ 未満の敎数で $p$ を法ずしお平方非剰䜙なものは $\\dfrac{p-1}{2}$ 個存圚するがそのうち䞀぀を遞び $d$ ずし$a, b$ の倀を $a\\neq 0$ ずなるように遞ぶず$d$ は平方非剰䜙であるから $d \\not\\equiv b^2$ であるから $4ac \\not \\equiv 0$ であるので$d \\equiv b^2 - 4ac $ ずなる $c\\neq 0$ がちょうど䞀぀存圚するよっお求める答えは\r\n$$\\frac{p-1}{2}\\cdot (p-1) \\cdot p= \\bm{32080000}$$\r\nである", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc231/editorial/11681" } ]
 $p = 401$ は玠数です以䞋をみたす $0$ 以䞊 $p$ 未満の敎数の組 $(a,b,c)$ の個数を求めおください - 任意の敎数 $x, y$ に぀いお呜題「$ax^2+bxy+cy^2$ が $p$ の倍数であるならば$x,y$ はずもに $p$ の倍数である」が成り立぀
OMC231
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omc231/tasks/10900
E
OMC231(E)
500
54
95
[ { "content": "  $F_n$ のみたす挞化匏を解くず$\\alpha=\\dfrac{1+\\sqrt{5}}{2}, ~ \\beta=\\dfrac{1-\\sqrt{5}}{2}$ に぀いお\r\n$$F_n=\\dfrac{\\alpha^n-\\beta^n}{\\sqrt{5}}$$\r\nず衚されるここで二項定理より\r\n$$\\begin{aligned}F_n&=\\dfrac{1}{\\sqrt{5}}\\sum_{k=0}^{n}\\left((\\alpha-1)^k\\binom{n}{k} -(\\beta-1)^k\\binom{n}{k}\\right)\\\\\\\\&=\\dfrac{1}{\\sqrt{5}}\\sum_{k=0}^{n} \\left((-\\beta)^k-(-\\alpha)^k\\right)\\binom{n}{k}\\\\\\\\&=\\sum_{k=0}^{n}(-1)^{k+1} F_k \\binom{n}{k}\\end{aligned}$$\r\n\r\nであるしたがっお倚項匏 $p_k$ $(k = 1,2,\\ldots)$ を\r\n$$p_k(x)=\\dfrac{x(x-1)\\cdots (x-k+1)}{k!}$$\r\nず定め\r\n$$f(x)=\\sum_{k=0}^{10} (-1)^{k+1} F_kp_k(x)$$\r\nずしたずき$f(x)$ は $10$ 次倚項匏ずなっお $f(n)=F_n$ $(n=0,1,\\ldots,10)$ をみたすあずはこの $f$ の $x^9$ の係数を求めればよいがこれは総和蚘号における $k=9,10$ のみ考慮すればよいので\r\n\r\n$$\\begin{aligned}(-1)^{10} F_9\\cdot \\dfrac{1}{9!} +(-1)^{11} F_{10} \\cdot \\dfrac{-45}{10!}\r\n=\\dfrac{563}{725760}\\end{aligned}$$\r\nずなる特に解答すべき倀は $\\bm{726323}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc231/editorial/10900" }, { "content": "$F_{n+2}=F_{n+1}+F_n$ が成り立぀ように $F_n$ を $n\\lt 0$ にも拡匵しおおく最初の数項を蚘すず\r\n$$\r\nF_{-1}=1,\\quad F_{-2}=-1,\\quad F_{-3}=2,\\quad F_{-4}=-3,\\quad F_{-5}=5,\\quad\\cdots\r\n$$\r\nずなり䞀般に $F_{-n}=(-1)^{n+1}F_n$ が成り立぀こずが垰玍法で確かめられる\r\n\r\n$n=0,1,\\cdots,9$ に察しお $f(n+1)-f(n)=F_{n+1}-F_n=F_{n-1}$ ずなるこずに着目する䞀般に倚項匏 $g(x)$ に察しお倚項匏 $\\Delta g(x)$ を\r\n$$\r\n\\Delta g(x)=g(x+1)-g(x)\r\n$$\r\nにより定め$g$ の**差分**ず呌ぶ$g(x)$ が定数でない限り$\\Delta g(x)$ の次数は $g(x)$ の次数より $1$ だけ䜎いこずに泚意する差分を扱う際には次のような**䞋降冪**を䜿うのが䟿利である非負敎数 $k$ に察し$x$ の $k$ 次の䞋降冪を\r\n$$\r\np_k(x) = \\dfrac{x(x-1)(x-2)\\cdots (x-k+1)}{k!}\r\n$$\r\nで定めるただし $p_0(x)=1$ ずするするず $p_k(x)$ は $k$ 次匏であり $\\Delta p_k(x) = p_{k-1}(x)$ が容易に確かめられるそこで $f(x)$ を\r\n$$\r\nf(x)=\\sum_{k=0}^{10}c_kp_k(x)\r\n$$\r\nず展開しおおくず$\\Delta^if(x)=\\sum_{k=i}^{10}c_kp_{k-i}(x)$ ず衚せる今$f(n)=F_n\\ (0\\leqq n \\leqq 10)$ より垰玍的に\r\n$$\r\n\\begin{aligned}\\Delta f(n)&=F_{n-1}\\quad(0\\leqq n\\leqq 9),\\\\\\ \\Delta^2f(n)&=F_{n-2}\\quad(0\\leqq n\\leqq 8),\\\\\\ &\\vdots\\\\\\ \\Delta^9f(n)&=F_{n-9}\\quad (0\\leqq n\\leqq 1) \\end{aligned}\r\n$$\r\nずなるこずがわかる特に $\\Delta^9f(x)$ は $1$ 次匏で $\\Delta^9f(0)=F_{-9}=34,\\ \\Delta^9f(1)=-21$ を満たすので$\\Delta^9f(x)=-55x+34$ ず決定できる䞀方で $\\Delta^9 f(x) = \\sum_{k=9}^{10}c_kp_{k-9}(x)$ だったので $c_9=34,\\ c_{10}=-55$ が埗られるよっお\r\n$$\r\nf(x)=-55p_{10}(x)+34p_9(x)+(\\text{8次以䞋の項})\r\n$$\r\nずなるため右蟺の $9$ 次の係数を求めれば $\\dfrac{563}{725760}$ ずいう答えが埗られる", "text": "差分を利甚する解法", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc231/editorial/10900/671" } ]
 数列 $\\{F\_n\\}\_{n=0,1,2,\ldots}$ を $F_0=0, ~ F_1=1$ および $$F\_{n+2}=F\_{n+1}+F\_{n} \quad (n=0,1,2,\ldots)$$ で定めるず実数係数 $10$ 次倚項匏 $f$ が $$f(k)=F_k \quad (k=0,1,\ldots,10)$$ を満たしたしたこのずき$f$ の $9$ 次の係数の絶察倀は互いに玠な正の敎数 $a,b$ によっお $\dfrac{a}{b}$ ず衚されるので$a+b$ を解答しおください
OMC231
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omc231/tasks/11577
F
OMC231(F)
500
31
46
[ { "content": "**補題.** $a,b,c$ が $0$ 以䞊 $2^{12}$ 未満の敎数であるずき次が成り立぀\r\n$$F(a,b,c)=\\sum_{i=1}^{12}2^{i-1}\\cdot\\dfrac{4}{7}\\max\\\\{d_i(a),d_i(b),d_i(c)\\\\}$$\r\n<details> <summary>蚌明 <\\/summary> \r\n $d_i(x_n)$ は次のいずれかを呚期的に繰り返す\r\n$$\\\\{0\\\\},\\\\{0,0,1,1,1,0,1\\\\}$$\r\n特に $d_i(a)=d_i(b)=d_i(c)=0$ であるずき$\\displaystyle\\lim_{n\\to\\infty}\\dfrac{\\sum_{k=0}^{n-1}d_i(x_k)}{n}$ の倀は $0$ でありそうでないずき$\\dfrac{4}{7}$ である\r\nしたがっお次のように蚈算ができる\r\n$$F(a,b,c)=\\sum_{i=1}^{12}2^{i-1}\\displaystyle\\lim_{n\\to\\infty}\\dfrac{\\sum_{k=0}^{n-1}d_i(x_k)}{n}=\\sum_{i=1}^{12}2^{i-1}\\cdot\\dfrac{4}{7}\\max\\\\{d_i(a),d_i(b),d_i(c)\\\\}$$\r\n <\\/details>\r\n\r\nこの補題により$a,b,c$ が $0$ 以䞊 $2^{12}$ 未満の範囲内で同様に確からしい確率で出珟するずき\r\n $F$ の分垃は独立同分垃 $(X_i)_{i=1}^{\\infty}$ ただし $X_i$ は確率 $7\\/8$ で $4\\/7$ ずなっお確率 $1\\/8$ で $0$ ずなるような確率倉数を䜿っお\r\n$$F(a,b,c)=\\sum _ {k=0}^{11}X_k 2^{k}$$\r\nず曞けるこずが分かる$E[X_k]=\\dfrac{1}{2}$ より\r\n\r\n$$E[F(a,b,c)]=\\sum_{k=0}^{11} E[X_k] 2^k=\\dfrac{1}{2}(2^0+2^1+\\cdots+2^{31})=\\dfrac{2^{12}-1}{2}$$\r\n\r\nずなるたた$E[X_k^2]=\\dfrac{2}{7}$ より\r\n\r\n$$\\begin{aligned}E[F(a,b,c)^2]\r\n&=\\sum_{i=0}^{11}\\sum_{j=0}^{11} E[X_iX_j] 2^{i+j}\\\\\\\\\r\n&=\\sum_{k=0}^{11} (E[X_k^2]-E[X_k]^2)2^{2k}+\\Bigg(\\sum_{k=0}^{11} E[X_k] 2^k\\Bigg)^2\\\\\\\\\r\n&=\\dfrac{2^{24}-1}{84}+\\dfrac{(2^{12}-1)^2}{4}\\end{aligned}$$\r\n\r\nずなるよっお求めたい倀は\r\n\r\n$$\\frac{2}{2^{12}-1}\\left(\\dfrac{2^{24}-1}{84}+\\dfrac{(2^{12}-1)^2}{4}\\right)\r\n=\\frac{11\\cdot 2^{12}-10}{21} = \\frac{45046}{21}$$\r\n\r\nである特に解答すべき倀は $\\bf45067$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc231/editorial/11577" } ]
 非負敎数 $x,y$ に察しおそれらの排他的論理和 (XOR) を $f(x,y)$ で衚したす <details><summary>排他的論理和の定矩<\/summary>  非負敎数 $x$ に察しお$x$ を二進法で衚したずきの右から $i$ 桁目$x$ の $2^{i-1}$ の䜍を $d_i(x)$ ずしたすただし$x$ の桁数が $i$ 未満であるずき $d_i(x)=0$ ずしたすこのずき$f(x,y)$ を以䞋をみたす非負敎数ずしお定めたす - 任意の $i=1,2,\ldots$ に぀いお $$d_i\bigl(f(x,y)\bigr)=\begin{cases} 0& \bigl(d_i(x)=d_i(y)\bigl)\\\\ 1& \bigl(d_i(x)\neq d_i(y)\bigr) \end{cases}$$ である <\/details>  非負敎数 $a,b,c$ に察しお以䞋の挞化匏によっお数列 $\\{x_n\\}\_{n=0,1,\ldots}$ を定めたす $$x_0=a , \quad x_1=b , \quad x_2=c ,\quad x_{n+3}=f(x_{n+2},x_n) \quad (n=0,1,\ldots)$$ このずき以䞋の極限倀 $F(a,b,c)$ が぀ねに存圚するこずが蚌明できたす $$F(a,b,c)=\lim_{n\to\infty}\frac{1}{n}\sum_{k=0}^{n-1}x_k$$ 以䞋の倀は互いに玠な正敎数 $A,B$ を甚いお $\dfrac{A}{B}$ ず衚せるので$A+B$ の倀を解答しおください $$\dfrac{\displaystyle\sum_{a=0}^{2^{12}-1}\sum_{b=0}^{2^{12}-1}\sum_{c=0}^{2^{12}-1}F(a,b,c)^2}{\displaystyle\sum_{a=0}^{2^{12}-1}\sum_{b=0}^{2^{12}-1}\sum_{c=0}^{2^{12}-1}F(a,b,c)}$$
高校生数孊コンテスト in Hamamatsu 決勝
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/hamamatsu2024f/tasks/13075
A
浜束2024決勝 問1
100
0
0
[ { "content": null, "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/hamamatsu2024f/editorial/13075" } ]
 $x,y,z$ を実数でない耇玠数ずする $$x^2+y,\qquad y^2+z,\qquad z^2+x$$ がいずれも実数であるずき$x,y,z$ それぞれの実郚の積ずしおありうる倀をすべお求めよ
高校生数孊コンテスト in Hamamatsu 決勝
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/hamamatsu2024f/tasks/13076
B
浜束2024決勝 問2
100
0
0
[ { "content": null, "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/hamamatsu2024f/editorial/13076" } ]
 ミニ浜束垂は第 $1$ 区から第 $7$ 区たでの7区からなる各区の面積は $1$ 以䞋の正の実数であり面積の総和は $5$ である垂長はミニ浜束垂の区を次のようにしお再線するこずを考えた - $1\leq k\lt l\leq 6$ なる敎数 $k,l$ を遞び第 $1$ 区から第 $k$ 区第 $k+1$ 区から第 $l$ 区第 $l+1$ 区から第 $7$ 区たでをそれぞれ合䜵させ新たに3぀の区ずする このずき各区の面積によらず垂長がうたく再線するこずで再線埌のどの区の面積も $C$ 以䞊にできるずいうこのような実数 $C$ ずしおありうる最倧の倀を求めよただしちょうど1぀の区をそのたた新しい区ずするのも合䜵ずよぶこずずする
高校生数孊コンテスト in Hamamatsu 決勝
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/hamamatsu2024f/tasks/13077
C
浜束2024決勝 問3
100
0
0
[ { "content": null, "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/hamamatsu2024f/editorial/13077" } ]
 敎数係数倚項匏 $P(x)$ が $P(P(P(1))) = 2024$ をみたすずき$P(2024)$ ずしおありうる $2024$ より倧きい倀のうち最小のものを求めよ.
高校生数孊コンテスト in Hamamatsu 決勝
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/hamamatsu2024f/tasks/13078
D
浜束2024決勝 問4
100
0
0
[ { "content": null, "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/hamamatsu2024f/editorial/13078" } ]
 䞉角圢 $ABC$ がありその倖接円を $\Omega$角 $A$ 内の傍心を $J$ ずするたた䞉角圢$ABC$の内接円ず蟺 $BC$ の接点を $D$ ずし線分 $DJ$ を盎埄ずする円ず $\Omega$ の2぀の亀点を $K,L$ ずする盎線 $DK$ ず $\Omega$ の亀点のうち $K$ でない方を $P$盎線 $DL$ ず $\Omega$ の亀点のうち $L$ でない方を $Q$ ずするずき盎線 $PQ$ は䞉角圢 $ABC$ の内心を通るこずを瀺せ
高校生数孊コンテスト in Hamamatsu 決勝
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/hamamatsu2024f/tasks/13079
E
浜束2024決勝 問5
100
0
0
[ { "content": null, "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/hamamatsu2024f/editorial/13079" } ]
 $n$ を $3$ 以䞊の敎数ずする身長の盞異なる $n$ 人が巊右䞀列に䞊んでいる$n$ 人がはじめどのような順で䞊んでいおも次の操䜜を繰り返すこずで巊から背の䜎い順になるように $n$ 人を䞊べ替えるこずが可胜であるような $n$ をすべお求めよ - 隣接する $3$ 人を遞びそのうち最も背の高い人ず最も背の䜎い人の䜍眮を入れ替える
高校生数孊コンテスト in Hamamatsu 決勝
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/hamamatsu2024f/tasks/13080
F
浜束2024決勝 問6
100
0
0
[ { "content": null, "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/hamamatsu2024f/editorial/13080" } ]
 $m,n$ を $m\leq n$ をみたす正の敎数ずする$n$ 個の実数 $a_1, a_2, \ldots, a_n$ に察し $$\begin{aligned} X&=\min_{1 \leq k \leq m} \biggl( \max_{1 \leq i \leq n} \frac{a_i+a_{i+1}+\cdots+a_{i+k-1}}{k} \biggr),\\\\ Y&=\max_{1 \leq k \leq m} \biggl( \min_{1 \leq i \leq n} \frac{a_i+a_{i+1}+\cdots+a_{i+k-1}}{k} \biggr) \end{aligned}$$ ずおく$a_1, a_2, \ldots, a_n$ が $0$ 以䞊 $1$ 以䞋の範囲を動くずき$X-Y$ のずりうる最倧倀ず最小倀をそれぞれ求めよただし任意の敎数 $j$ に察し $a_{n+j}=a_j$ ずするたた正の敎数 $N$ ず実数 $b_1, b_2,\ldots, b_N$ に察し$\displaystyle\max_{1\leq j\leq N}b_j, ~ \min_{1\leq j\leq N}b_j$ でそれぞれ $b_1, b_2,\ldots, b_N$ のうちの最倧倀最小倀を衚すものずする
OMCB024
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omcb024/tasks/11691
A
OMCB024(A)
100
346
346
[ { "content": " 条件より次を満たす正の敎数 $k,l$ が存圚する\r\n$$n+2=k^2,\\quad n+9=l^2$$\r\n $2$ 匏より $n$ を消去しお次を埗る\r\n$$(l+k)(l-k)=7$$\r\nこれを満たす敎数の組 $(l+k,l-k)$ は $(7,1)$ に限られるので$(l,k)=(4,3)$ であるしたがっお $n=\\bf7$ が埗られこれが唯䞀条件を満たす", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb024/editorial/11691" } ]
  $2$ を足しおも$9$ を足しおも平方数ずなるような正の敎数を党お求めそれらの総和を解答しおください
OMCB024
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omcb024/tasks/11973
B
OMCB024(B)
100
322
333
[ { "content": " 解ず係数の関係から $\\alpha + \\beta = 2345, \\ \\alpha \\beta = 10000$ であるから\r\n$$(\\sqrt{\\alpha} + \\sqrt{\\beta})^2 = \\alpha + \\beta + 2\\sqrt{\\alpha \\beta} = 2345 + 2 \\sqrt{10000} = 2545$$\r\nである$50^2 = 2500, ~ 51^2 = 2601$ より\r\n$$50 \\lt \\sqrt{\\alpha} + \\sqrt{\\beta} \\lt 51$$ \r\nであるから解答すべき倀は $\\mathbf{50}$ である.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb024/editorial/11973" } ]
 $2$ 次方皋匏 $x^2 - 2345 x + 10000 = 0$ の盞異なる $2$ ぀の正の実数解を $\alpha, \beta$ ずするずき$\displaystyle \sqrt{\alpha} + \sqrt{\beta}$ 以䞋の最倧の敎数を解答しおください
OMCB024
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omcb024/tasks/5593
C
OMCB024(C)
200
250
302
[ { "content": "  䞎匏は $(x -2)(y-1)=10^{10}$ ず倉圢できるこれより組 $(x,y)$ は $2\\times 11^2$ 個存圚するこずがわかるいた $(x,y)$ が解のずき $(4-x,2-y)$ も解であるからこれらをペアにしお $x$ の総和を蚈算すれば求める倀は $\\mathbf{484}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb024/editorial/5593" } ]
$$xy=x+2y+10^{10}-2$$ をみたす敎数の組 $(x,y)$ すべおに぀いお$x$ の総和を求めおください
OMCB024
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omcb024/tasks/8226
D
OMCB024(D)
200
213
254
[ { "content": " $A=\\overline{a_1a_2\\dots a_8},~B=\\overline{b_1b_2\\dots b_8}$ ずおくず\r\n$$a_1,b_1,a_2,b_2,\\dots,a_8,b_8$$\r\nずいう列はどの隣接する $2$ 数も異なる最初の文字は $3$ 通りその埌の文字は $2$ 通り決め方があるから求める $(A,B)$ の組は $3×2^{15}= \\mathbf{98304}$ 通りである", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb024/editorial/8226" }, { "content": "  詊しに $A,B$ を曞いおみお$a_1$ ず $b_1,a_2$ ず $b_1,a_2$ ず $b_2, \\ldots, a_8$ ず $b_8$ を玐で結ぶず$1$ 本の぀ながった玐になりたすこの玐をぎヌんず䌞ばしおできた真っ盎ぐの玐が解説の文字列に察応しおいたす", "text": "分かりやすく()", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb024/editorial/8226/666" } ]
 いずれの桁も $1,2,3$ のいずれかである $8$ 桁の正敎数の組 $(A,B)$ であっお次を満たすものはいく぀ありたすか - $i = 1,2,\ldots,8$ に぀いお$A$ の巊から $i$ 桁目ず $B$ の巊から $i$ 桁目は異なる - $i = 1,2,\ldots,7$ に぀いお$A$ の巊から $i+1$ 桁目ず $B$ の巊から $i$ 桁目は異なる
OMCB024
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omcb024/tasks/9234
E
OMCB024(E)
200
256
274
[ { "content": " $AB \\lt BC$ より䞉角圢 $ABC$ で盎角ずなりうるのは角 $A$ たたは角 $B$ でありそれぞれ蟺 $AC$ の長さは $\\sqrt {493}, \\sqrt{757}$ ずなるいずれの堎合でも $CD\\lt AC$ であり䞉角圢 $ACD$ で盎角ずなりうるのは角 $C$ たたは角 $D$である$AC=\\sqrt{493}$ のずき前者では $DA=\\sqrt{961}=31$埌者では $DA=\\sqrt{25}=5$ ずなり$AC=\\sqrt{757}$ のずき前者では $DA=\\sqrt{1225}=35$埌者では $DA=\\sqrt{289}=17$ ずなるなおこれらの条件から埗られる四角圢 $ABCD$ は党お凞四角圢である以䞊から求める倀は $\\mathbf{88}$ である\\\r\n より簡朔に蚀えば本問の堎合\r\n$$\\sqrt{{BC}^2\\pm {AB}^2\\pm {CD}^2}$$\r\nの総和を求めれば良い", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb024/editorial/9234" } ]
 凞四角圢 $ABCD$ においお䞉角圢 $ABC, ~ ACD$ はずもに盎角䞉角圢でありか぀ $$AB=2\sqrt {33}, \quad BC=25, \quad CD=6\sqrt {13}$$ が成り立ちたすこのずき蟺 $DA$ の長さずしおありうる倀が $4$ ぀存圚するのでそれらの総和を求めおください
OMCB024
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omcb024/tasks/9111
F
OMCB024(F)
200
174
244
[ { "content": " $N=101^{101}$ ずおく二項定理より\r\n$$101^N=(1+100)^N\\equiv 1+100N+10000{}_N\\text{C}_2\\pmod{1000000}$$\r\nずなる再び二項定理より\r\n$$N=(1+100)^{101}\\equiv 1+100×101\\equiv 101\\pmod{10000}$$\r\nであるので敎数 $k$ を甚いお $N=10000k+101$ ず衚せるこれを初めの合同匏に代入しお\r\n$$\\begin{aligned}\r\n101^N&\\equiv 1+100(10000k+101)+10000\\cdot\\frac{(10000k+101)(10000k+100)}{2}&\\pmod{1000000}\\\\\\\\\r\n&\\equiv 1+10100+500000&\\pmod{1000000}\\\\\\\\\r\n&\\equiv510101\r\n\\end{aligned}$$\r\n以䞊より求めるべき倀は $\\mathbf{510101}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb024/editorial/9111" } ]
 $101^{101^{101}}$ を $10^6$ で割った䜙りを求めおくださいただし指数は右䞊から先に蚈算したす
OMCB024
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omcb024/tasks/9630
G
OMCB024(G)
300
87
182
[ { "content": " 点 $A$ から $B$ ぞたっすぐ向かった堎合にかかる秒数は $\\dfrac{61}7$ 秒である\\\r\n 以䞋$x$ 軞を経お動く堎合の最短秒数を求める$B$ のかわりに $B^\\prime(60,-4)$ をゎヌルずしおよい\r\n\r\n---\r\n\r\n**解法1.** 「$A$ から $x$ 軞ぞの移動 $\\to$ $x$ 軞での移動 $\\to$ $x$ 軞から $B^\\prime$ ぞの移動」のみ考えればよいさらに平行移動などを考えるこずである $s$ に぀いお $(0, 19)\\to (19s,0) \\to (60,0)$ ずいう移動のみを考えればよいこずがわかるすなわち $s$ を適圓に遞ぶこずで以䞋を最小化すればよい\r\n$$f(s)=\\dfrac {\\sqrt{(19s)^2+19^2}}7+\\dfrac{60-19s}{25} = \\dfrac{12}5+\\dfrac{19}{175} (25\\sqrt{s^2+1}-7s).$$\r\nここで正の実数 $a,b,c,d$ に぀いお $(ac-bd)^2-(a^2-b^2)(c^2-d^2)=(ad-bc)^2\\geq 0$ なので\r\n$$f(s)\\geq \\dfrac{12}5+\\dfrac{19}{175} \\sqrt{(25^2-7^2)\\big((\\sqrt {s^2+1})^2-s^2\\big)}=\\dfrac{876}{175}$$\r\nであり等号は $s=\\dfrac{7}{24}$ で成り立ち問題の条件を満たす\r\n\r\n---\r\n\r\n**解法2.** 盎線 $l\\colon y=-\\dfrac{24}7x$ を取り点 $P,A,B^\\prime$ から $l$ に䞋ろした垂線の足をそれぞれ $P_l,A_l,B^\\prime_l$ ずする$P$ が $x$ 軞䞊を動くずきは $P_l$ は $l$ 䞊を秒速 $7$ で動きそれ以倖のずきは秒速 $7$ 以䞋で動くよっお $P_l$ が $A_l$ から $B^\\prime_l$ に最短で動くのは $P_l$ が秒速 $7$ で動き続けるずきすなわち $P$ が $x$ 軞䞊たたは $l$ に平行に動き続けるずきでこのような $P$ の動きは実珟可胜であるこの挙動の時にかかる秒数は蚈算により $\\dfrac {876}{175}$ ず求められる\r\n\r\n---\r\n\r\n $\\dfrac{61}7$ ず $\\dfrac{876}{175}$ の比范から求める最短秒数は $\\dfrac {876}{175}$ であり特に求める倀は $\\mathbf{1051}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb024/editorial/9630" }, { "content": " 厳密かはわかりたせんが物理の波の分野の知識を䜿っお答えを出しちゃいたしょう\r\n___\r\n\r\n $O(0,0)$ ずしたす解説ず同じように $S(0,19) \\to T(19s,0) \\to U(60,0)$ の移動を考えたしょう$y \\lt 0$ での点 $P$ の速床が $25$ だずしおも最短移動時間には圱響しないので$y \\lt 0$ での移動速床を $x$ 軞䞊ず同じ $25$ だず考えたす\r\n\r\n フェルマヌの原理を考えるず光は最短移動時間ずなるように動きたすこれにより点 $P$ も光ず同じ経路を動くず捉えたすすなわち屈折の法則が成り立ちたす屈折の法則ずは入射角を $\\theta_1$屈折角を $\\theta_2$$y \\gt 0$ での $P$ の移動速床を $v_1$$y \\le 0$ での $P$ の移動速床を $v_2$ ずしたずき\r\n$$\\frac{\\sin \\theta_1}{\\sin \\theta_2}=\\frac{v_1}{v_2}$$\r\nが成り立぀ずいうものでした今回は $\\theta _2 =90^\\circ,v_1 =7,v_2=25$ なので $\\sin \\theta_1=7\\/25$ ですこれより $\\triangle OST$ に぀いお$\\sin \\angle OST=7\\/25$ より $\\tan \\angle OST = 7\\/24$ なので\r\n$$19s=OT={OS}\\tan \\angle OST = 19 \\times \\frac{7}{24}$$\r\nが成り立ち$s=7\\/24$ を埗たすあずは $f(s)$ に代入しお完了です\r\n\r\n**参考**\\\r\nwikipediaリンク[フェルマヌの原理](https:\\/\\/ja.wikipedia.org\\/wiki\\/%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%81%AE%E5%8E%9F%E7%90%86)\\\r\nwikipediaリンク[スネルの法則屈折の法則](https:\\/\\/ja.wikipedia.org\\/wiki\\/%E3%82%B9%E3%83%8D%E3%83%AB%E3%81%AE%E6%B3%95%E5%89%87)", "text": "屈折の法則", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb024/editorial/9630/663" }, { "content": " $x$ 軞で距離 $60-s$ だけ動く堎合, [公匏解説](https:\\/\\/onlinemathcontest.com\\/contests\\/omcb024\\/editorial\\/9630)の**方法1**で䜿甚した適切な平行移動により, この堎合可胜な最短時間が $A(0,15)$ から $(s,-4)$ たで秒速$7$ で, $(s,-4)$ から $B^\\prime (60,-4)$ たで秒速 $25$ で動いたずきにかかる時間ず同䞀であるこずが分かる. すなわち最小化すべきは䞋蚘関数 $f(s)$ の倀である.\r\n$$\r\nf(s)=\\frac{60-s}{25}+\\frac{1}{7}\\sqrt{s^2+19^2}\r\n$$\r\n\r\n 䞊蚘関数を埮分するず $f^\\prime(s)=\\frac{1}{7}\\frac{s}{\\sqrt{s^2+19^2}}-\\frac{1}{25}$ ずなり, この関数は $0\\le s\\le 60$ の範囲で $s=\\frac{133}{24}$ のずきのみ $0$ ずなる. たた $s\\lt\\frac{133}{24}$ の時は $f^\\prime(s)\\lt0$ で, $s\\gt\\frac{133}{24}$ の時は $f^\\prime(s) > 0$ である. これらを総合するず $f(s)$ を最小化する $s$ の倀は $\\frac{133}{24}$ であるこずを分かる.\r\n\r\n 代入するず, $f(\\frac{133}{24})=\\frac{876}{175}$ なので求めるべき倀が $\\bf{1051}$ である.\r\n\r\n---\r\n\r\n 䜙談: $s=\\frac{133}{24}$ を代入しお蚈算する時, $f^\\prime(s)=0$ から $\\sqrt{s^2+19^2}=\\frac{25}{7}s$ であるこずを利甚すれば蚈算がはるかに容易になる.", "text": "埮分でゎリ抌す方法", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb024/editorial/9630/665" } ]
 $xy$ 平面䞊を点 $A(0, 15)$ から点 $B(60, 4)$ たで動点 $P$ が折れ線状有限本の線分を継ぎ足したものに動きたす$x$ 軞の䞀郚にあたる線分䞊では秒速 $25$ でそれ以倖のずころでは秒速 $7$ で動くずき最短䜕秒で $A$ から $B$ にたどり着きたすかただし求める倀は互いに玠な正の敎数 $a, b$ を甚いお $\dfrac ab$ 秒ず衚されるので$a+b$ の倀を解答しおください
OMCB024
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omcb024/tasks/9338
H
OMCB024(H)
300
71
111
[ { "content": " 方べきの定理より\r\n$$AM\\cdot PM = BM\\cdot CM = NM\\cdot QM\\tag1$$\r\nが成り立぀たた$AM = QM$ であるから$PM = NM$ であるので四角圢 $BPCN$ は平行四蟺圢であるよっお\r\n$$BN = CP = 3,\\quad CN = BP = 5$$\r\nがそれぞれ成り立぀たた$PM = NM$ より $AM = 2PM$ であり$BM = CM$ であるので$NM = x$ ずおけば$(1)$ の巊偎の等号より $AM = 2x, BM = CM = \\sqrt2x$ が分かるいた\r\n$$\\angle NBM = \\angle PCM = \\angle PCB = \\angle PAB = \\angle MAB$$\r\nであるから䞉角圢 $ABM$ ず䞉角圢 $BNM$ は盞䌌であるよっお\r\n$$AB = BN\\cdot\\frac{BM}{MN} = 3\\sqrt2$$\r\nであり同様にしお$AC = 5\\sqrt2$ も分かるよっお䞭線定理より\r\n$$AB^2 + AC^2 = (3\\sqrt2)^2 + (5\\sqrt2)^2 = 2\\big((2x)^2 + (\\sqrt2x)^2\\big) = 2(AM^2 + BM^2)$$\r\nが成り立぀のでこれを解いお $x = \\sqrt{\\dfrac{17}{3}}$ を埗るよっお$BC = 2\\sqrt2x = 2\\sqrt{\\dfrac{34}{3}}$\r\nであるのでヘロンの公匏より䞉角圢 $ABC$ の面積の二乗は\r\n$$\\dfrac{(AB^2 + BC^2 + CA^2)^2 - 2(AB^4 + BC^4 + CA^4)}{16} = \\frac{1736}{9}$$\r\nず衚せる特に解答すべき倀は $\\bf1745$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb024/editorial/9338" }, { "content": " $\\triangle PBC$ に察しおも䞭線定理が䜿えるのでそれを䜿っお解いおみたす\r\n\r\n---\r\n\r\n $PM=x,BM=y$ ず眮くこのずき四角圢 $ABQC$ が平行四蟺圢であるから $M$ に察しお図党䜓は察称であるよっお $AM=2x,CM=y$ である$\\triangle ABC$ の倖接円に関する方べきの定理ず $\\triangle PBC$ に関する䞭線定理により$AM\\cdot MP=BM \\cdot CM, BP^2+CP^2=2(PM^2+CM^2)$ が成り立぀すなわち\r\n$$2x^2=y^2,\\ \\ 5^2+3^2=2(x^2+y^2)$$\r\nが成り立぀ので$x^2=\\displaystyle{\\frac{17}{3}},y^2=\\displaystyle{\\frac{34}{3}},xy=\\sqrt{x^2y^2}=\\displaystyle{\\frac{17\\sqrt{2}}{3}}$ である\r\n\r\n $\\angle CMP=\\theta$ ず眮くこの時$\\triangle CMP$ に関する䜙匊定理により\r\n$$\\cos \\theta = \\frac{x^2+y^2-3^2}{2xy}=\\frac{6\\sqrt{2}}{17}$$\r\nであり\r\n$$\\sin\\theta = \\sqrt{1-\\left ( \\frac{6\\sqrt{2}}{17} \\right )^2} = \\frac{\\sqrt{217}}{17}$$\r\nを埗るこれにより\r\n\r\n$$\r\n\\triangle ABC = 2 \\triangle ABM= 2 \\cdot \\frac{1}{2} (2x)y \\sin \\theta= 2 \\cdot \\frac{1}{2} \\cdot 2 \\cdot \\frac{17\\sqrt{2}}{3} \\cdot \\frac{\\sqrt{217}}{17} = \\sqrt{\\frac{1736}{9}}\r\n$$\r\nであるから解答すべき倀は $1736+9=\\bf1745$ である", "text": "△PBCで䞭線定理を䜿う", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb024/editorial/9338/664" } ]
 鋭角䞉角圢 ${ABC}$ があり蟺 $BC$ の䞭点を $M$ ずしたす盎線 $AM$ ず䞉角圢 ${ABC}$ の倖接円の亀点のうち $A$ でない方を $P$ ずし線分 $AM$ の䞭点を $N$ ずしたすたた䞉角圢 $BCN$ の倖接円ず盎線 $AM$ の亀点のうち $N$ でない方を $Q$ ずしたす $$AM=MQ,\quad BP=5,\quad CP=3$$ が成立するずき䞉角圢 ${ABC}$の面積の $2$ 乗を求めおください\  ただし求める倀は互いに玠な正敎数 $p,q$ を甚いお $\dfrac{q}{p}$ ず衚されるので $p+q$ を解答しおください
OMCB023
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omcb023/tasks/11719
A
OMCB023(A)
100
283
288
[ { "content": " $\\Box$ から $3$ ぀を $+$残りを $\\times$ にしたずきたたその時に限り等匏が成立するので${}\\_{10} \\mathrm{C}_{3} = \\textbf{120}$ 通りである", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb023/editorial/11719" } ]
 䞋の $\Box$ それぞれに $+$ もしくは $\times$ を入れお等匏を成立させる方法は䜕通りありたすか $$\overbrace{1\ \Box \ 1\ \Box \ 1\ \Box \ 1\ \Box \ 1\ \Box \ 1\ \Box \ 1\ \Box \ 1\ \Box \ 1\ \Box \ 1\ \Box \ 1}^{\text{1が11個, }\Box \text{ が10個}} = 4$$
OMCB023
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omcb023/tasks/8938
B
OMCB023(B)
100
232
258
[ { "content": " $N$ の正の玄数党䜓の集合を $D$ ずするず$S \\cup T = D$ ずなるこずを瀺す$S\\subset D, ~ T\\subset D$ は明らかだから$D \\subset S \\cup T$ であるこずを瀺せばよい実際任意の $d \\in D$ に぀いお以䞋よりわかる\r\n- $d \\neq 1$ のずき$d = \\mathrm{lcm} (1,d) \\in S \\subset S \\cup T$\r\n- $d = 1$ のずき$d = \\gcd (1, N) \\in T \\subset S \\cup T$\r\n\r\n以䞊より$N$ の正の玄数の個数を求めればよくこれは $(3 + 1)(4 + 1)(6 + 1) = \\mathbf{140}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb023/editorial/8938" } ]
 $N = 2^3 \times3^4 \times 5^6$ ずし集合 $S,T$ を以䞋で定めたす - $S$$N$ の盞異なる正の玄数 $a,b$ が存圚しお$\gcd (a,b)$ ず衚せる数党䜓の集合 - $T$$N$ の盞異なる正の玄数 $a,b$ が存圚しお$\mathrm{lcm} (a,b)$ ず衚せる数党䜓の集合 このずき $S \cup T$ は有限集合ずなるのでその芁玠数を求めおください\  ただし$\gcd (a,b)$ で $a$ ず $b$ の最倧公玄数を$\mathrm{lcm} (a,b)$ で $a$ ず $b$ の最小公倍数を衚したす
OMCB023
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omcb023/tasks/5126
C
OMCB023(C)
100
244
261
[ { "content": " 題意を満たす数を**良い敎数**ずよぶ$2$ ぀目の条件より良い敎数は $2,17,167$ を玠因数に持ち特に玠因数を少なくずも $3$ ぀持぀これず $1$ ぀目の条件より良い敎数は玠因数 $\\lbrace p, q, r \\rbrace = \\lbrace 2, 17, 167 \\rbrace$ により $p q^{16} r^{166}$ ず衚されるしたがっお良い敎数は $6$ ぀存圚しそれらの総積は\r\n$$ P = 2^{(1+16+166) \\times 2} \\times 17^{(1+16+166) \\times 2} \\times 167^{(1+16+166) \\times 2}\r\n= 2^{366} \\times17^{366}\\times 167^{366}$$\r\nずなるよっお求めるべき倀は $367^3=\\textbf{49430863}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb023/editorial/5126" } ]
 次の $2$ ぀の条件を満たす自然数は有限個であるこずがわかっおいたす - 正の玄数をちょうど $5678$ 個持぀ - $5678$ を玄数ずしお持぀ このような自然数すべおの積を $P$ ずしたずき$P$ の正の玄数の個数を求めおください\  なお$5678$の玠因数分解は $5678=2 \times 17 \times 167$ です
OMCB023
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omcb023/tasks/3398
D
OMCB023(D)
200
168
195
[ { "content": " $f(x)^2$ の $x^{100}$ の係数は\r\n$$\\begin{aligned}\r\n\\sum_{i=0}^{100} \\dfrac{1}{i!(100-i)!}&=\\dfrac{1}{100!}\\sum_{i=0}^{100} \\dfrac{100!}{i!(100-i)!}\\\\\\\\\r\n&=\\dfrac{1}{100!}\\sum_{i=0}^{100}{}\\_{100}\\mathrm{C}\\_{i}\r\n\\end{aligned}$$\r\nずなるがここで二項定理より\r\n$$(1+x)^{100}=\\sum_{i=0}^{100}{}\\_{100}\\mathrm{C}\\_{i} ~ x^i$$\r\nなのでここに $x=1$ を代入すれば\r\n$$ 2^{100} = \\sum_{i=0}^{100}{}\\_{100}\\mathrm{C}\\_{i} $$\r\nを埗るしたがっお $f(x)^2$ の $x^{100}$ の係数は $\\dfrac{2^{100}}{100!}$ ずなりLegendre の定理より $100!$ が $2$ で割り切れる回数は $97$ 回であるから\r\n$$a=2^{100-97}=2^3=\\mathbf{8}$$\r\nである\r\n\r\n--- \r\n**別解**\\\r\n $f(x)=\\displaystyle\\sum_{i=0}^\\infty \\dfrac{x^i}{i!}$ ずしおも答えは倉わらないこれは $e^x$ の無限玚数展開であるから\r\n$$f(x)^2=e^{2x}=\\sum_{i=0}^\\infty \\dfrac{1}{i!}(2x)^i=\\sum_{i=0}^\\infty \\dfrac{2^i}{i!}x^i$$\r\nより $x^{100}$ の係数は $\\dfrac{2^{100}}{100!}$ ずなる以䞋同様", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb023/editorial/3398" } ]
 $x$ に関する $100$ 次倚項匏 $f(x)$ を $$f(x)=1+\dfrac{x}{1!}+\dfrac{x^2}{2!}+\dfrac{x^3}{3!}+\cdots+\dfrac{x^{100}}{100!}$$ により定めたすこのずき$f(x)^2$ を展開したずきの $x^{100}$ の係数は互いに玠な正の敎数 $a,b$ を甚いお $\dfrac{a}{b}$ ず衚されるので$a$ を解答しおください
OMCB023
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omcb023/tasks/6091
E
OMCB023(E)
200
156
201
[ { "content": " $10$ 進数衚蚘で $A = abcd_{(10)}$$B = pqr_{(10)}$ ずする$a, p$ は $1$ 以䞊 $9$ 以䞋の敎数$b, c, d, q, r$ は $0$ 以䞊 $9$ 以䞋の敎数であるこのずき $1000a + 100(b+p) + 10(c+q) + (d+r) = 9012$ ずなる䞀方で\r\n$$ 1000a + 100 \\leq 1000a + 100(b+p) + 10(c+q) + (d+r) \\leq 1000a + 1800 + 180 + 18 $$\r\nであるから$7.014 \\leq a \\leq 8.912$ より $a=8$ を埗るこのずき $100(b+p) + 10(c+q) + (d+r) = 1012 \\geq 1000$ であるので$A+B$ には少なくずも $1$ ぀の繰り䞊がりが存圚するよっお $A+B$ の繰り䞊がりの個数は $1, 2, 3$ のいずれかであるためそれぞれの繰り䞊がりの個数に぀いお $(A,B)$ の組の個数を求めるこずを考える\r\n\r\n① 繰り䞊がりが $1$ 個ずなる堎合\r\n $$ 100(b+p) + 10(c+q) + (d+r) = 1012, \\quad 10 (c+q) + (d+r) \\leq 99, \\quad d+r \\leq 9$$\r\n が成り立぀$d+r \\equiv 2 \\pmod {10}$ より $d+r = 2$ さらに $c+q \\equiv 1 \\pmod {10}$ より $c+q = 1$ がわかりこのずき $b+p = 10$ であるこのずき繰り䞊がりはたしかに $1$ 個になりこれを満たす $(A,B)$ の組の個数は $9 \\times 2 \\times 3 = 54$ 個である\r\n\r\n② 繰り䞊がりが $3$ 個ずなる堎合\r\n $$ 100(b+p) + 10(c+q) + (d+r) = 1012, \\quad 10 (c+q) + (d+r) \\geq 100, \\quad d+r \\geq 10$$\r\nが成り立぀$d+r \\equiv 2 \\pmod {10}$ より $d+r = 12$ さらに $c+q \\equiv 0 \\pmod {10}$ より $c+q = 10$ がわかりこのずき $b+p = 9$ であるこのずき繰り䞊がりはたしかに $3$ 個になりこれを満たす $(A,B)$ の組の個数は $9 \\times 9 \\times 7 = 567$ 個である\r\n\r\n③ 繰り䞊がりが $2$ 個ずなる堎合\\\r\n $B$ は任意の $3$ 桁の正敎数をずれるので$(A,B)$ の組ずしおありうるものは党郚で $900$ 個あるしたがっお繰り䞊がりが $2$ 個ずなる $(A,B)$ の組は $900-(54+567)=279$ 個ある\r\n\r\n 以䞊の蚈算から繰り䞊がりの個数の総和は $1\\cdot 54+3\\cdot 567+2\\cdot 279=\\mathbf{2313}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb023/editorial/6091" }, { "content": " $1$ の䜍で繰り䞊がりが起こる $(A,B)$ の数, $10$ の䜍で繰り䞊がりが起こる $(A,B)$ の数, $100$ の䜍で繰り䞊がりが起こる $(a,b)$ の数をそれぞれ数えお足すこずで求める答えが埗られる.実際にそれぞれ蚈算をしおみよう. 問題文同様 $A=abcd_{(10)},\\\\;\\ B=pqr_{(10)}$ ずする.\r\n\r\n ① $1$ の䜍で繰り䞊がりが起こる $(A,B)$ の数の蚈算.\\\r\n このずき, $d_{(10)}+r_{(10)}\\equiv 2\\pmod{10}$ であり, 繰り䞊がりが起こるこずより, $10\\leq d_{(10)}+r_{(10)} \\leq 9+9$ であり, 以䞋が成立.\r\n$$d_{(10)}+r_{(10)}=12,\\\\;\\ abc_{(10)}+pq_{(10)}=900$$\r\n$(d_{(10)},r_{(10)})$ ずしお適するのは, $(3,9),(4,8),\\dots,(9,3)$ の $7$ 組であり,\\\r\n$(abc_{(10)},pq_{(10)})$ ずしお適するのは, $(900-10,10),(900-11,11),\\dots,(900-99,99)$ の $90$ 組である.\\\r\n埓っお, $1$ の䜍で繰り䞊がりが起こる $(A,B)$ の個数は $7\\times 90=630$.\r\n\r\n② $10$ の䜍で繰り䞊がりが起こる $(A,B)$ の数の蚈算.\\\r\n このずき, $cd_{(10)}+qr_{(10)}\\equiv 12\\pmod{100}$ であり, 繰り䞊がりが起こるこずより, $100\\leq cd_{(10)}+qr_{(10)} \\leq 99+99$ であり, 以䞋が成立.\r\n$$cd_{(10)}+qr_{(10)}=112,\\\\;\\ ab_{(10)}+p_{(10)}=89$$\r\n$(cd_{(10)},qr_{(10)})$ ずしお適するのは, $(13,99),(14,98),\\dots,(99,13)$ の $87$ 組であり,\\\r\n$(ab_{(10)},p_{(10)})$ ずしお適するのは, $(89-1,1),(89-2,2),\\dots,(89-9,9)$ の $9$ 組である.\\\r\n埓っお, $10$ の䜍で繰り䞊がりが起こる $(A,B)$ の個数は $87\\times 9=783.$\r\n\r\n③ $100$ の䜍で繰り䞊がりが起こる $(A,B)$ の数の蚈算.\\\r\n このずき, $bcd_{(10)}+pqr_{(10)}\\equiv 12\\pmod{1000}$ であり, 繰り䞊がりが起こるこずより, $100\\leq bcd_{(10)}+pqr_{(10)} \\leq 99+99$ であり, 以䞋が成立.\r\n$$bcd_{(10)}+pqr_{(10)}=1012,\\\\;\\ a_{(10)}=8$$\r\n$(bcd_{(10)},pqr_{(10)})$ ずしお適するのは $B=pqr_{(10)}$ はちょうど $3$ 桁の数であるこずに気を぀けるず\\\r\n$(1012-100,100),(1012-101,101),\\dots,(1012-999,999)$ の $900$ 組である.\\\r\n埓っお, $100$ の䜍で繰り䞊がりが起こる $(A,B)$ の個数は $900.$\r\n\r\nよっお, これらを足し合わせればすべおの $(A,B)$ に぀いお繰り䞊がりが起こる個数の総和は,$630+783+900=\\mathbf{2313}$.", "text": "ナヌザヌ解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb023/editorial/6091/651" }, { "content": " 繰り䞊がりを $1$ 回するごずに各䜍の和が $9$ だけ枛少するこずに泚意する \r\n $(A,B)=(8912,100),(8011,101),\\ldots,(8013,999)$ に察し$A,B$ の各䜍の和の総和を $S$ ずする \r\n$A$ も $B$ も十の䜍ず䞀の䜍の平均はいずれも $\\dfrac{9}{2}$ であり$A$ の千の䜍の平均は $8$ であり$B$ の癟の䜍の平均は $5$ であるたた$A$ の癟の䜍の総和は$(1+2+\\cdots+8)\\times100+9\\times13=3717$  \r\n 以䞊より$S=(\\dfrac{9}{2}\\times4+8+5)\\times900+3717=31617$ であり䞀方で$900$ 個の $9012$ に察する各䜍の和の総和 $T$ は $(9+1+2)\\times900=10800$ なので求める繰り䞊がりの回数の和は$(S-T)\\div9=\\textbf{2313}$", "text": "繰り䞊がりの回数を各䜍の和から求める", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb023/editorial/6091/662" } ]
 $A+B=9012$ ずなる $4$ 桁の正敎数 $A$ ず $3$ 桁の正敎数 $B$ の組 $(A,B)$ 党おに察しお$A+B$ の繰り䞊がりの個数の総和を求めおください\  なお「$A+B$ の繰り䞊がりの個数」ずは$A = abcd_{(10)}$$B = pqr_{(10)}$ ず$10$ 進数で衚蚘したずき次の $3$ ぀の呜題のうち真であるものの個数を指したす $$d+r≧10, \quad cd_{(10)}+qr_{(10)}≧100, \quad bcd_{(10)}+pqr_{(10)}≧1000$$
OMCB023
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omcb023/tasks/8393
F
OMCB023(F)
300
45
72
[ { "content": " 原点を $O$点 $(11,13)$ を $P$ ずする\r\nこのずき円 $C$ に関する点 $P$ の方べきは $$(OP+10)(OP-10)=OP^2-100=(11^2+13^2)-100=190.$$\r\n点 $P$ を通る盎線が円 $C$ ず $2$ 点で亀わるずき亀点のうち点 $P$ に近いほうを点 $Q$ ずするず方べきの定理より\r\n$$PQ(PQ+9)=190.$$\r\nこれを解くず $PQ\\gt0$ より $PQ=10$\r\n点 $P$ を䞭心ずしそれぞれ半埄 $10,19$ の円を円 $D,E$ ずするず\r\n条件を満たす $A$ の䜍眮は円 $C$ ず円 $D$ の亀点、および円 $C$ ず円 $E$ の亀点の $4$ 点である\\\r\n たず円 $C$ ず円 $D$ の亀点を $A_1 ,A_2$ ずするず四角圢 $OA_1 PA_2$ は蟺の長さ $10$ のひし圢なので $$\\overrightarrow{OA_1}+\\overrightarrow{OA_2}=\\overrightarrow{OP}.$$\r\n 次に円 $C$ ず円 $E$ の亀点を $A_3 ,A_4$ ずするず察称性より $\\overrightarrow{OA_3}+\\overrightarrow{OA_4}$ は盎線 $OP$ 䞊にある$A_1A_2$ の䞭点を $S$$A_3A_4$ の䞭点を $T$ ずするず$OS=SP$ より $OT:TS:SP=1:9:10$ なので $\\overrightarrow{OT}=\\dfrac{1}{20}\\overrightarrow{OP}$よっお\r\n$$\\overrightarrow{OA_3}+\\overrightarrow{OA_4}=2\\overrightarrow{OT}=\\dfrac{1}{10}\\overrightarrow{OP}.$$\r\nゆえに\r\n$$\\overrightarrow{OA_1}+\\overrightarrow{OA_2}+\\overrightarrow{OA_3}+\\overrightarrow{OA_4}=\\dfrac{11}{10}\\overrightarrow{OP}=\\dfrac{11}{10}(11,13).$$\r\nしたがっお求める座暙の総和は\r\n$$\\dfrac{11\\cdot 24}{10}=\\dfrac{132}{5}$$\r\nなので解答すべき倀は $132+5=\\textbf{137}$ であるなお$A$ の特城付け以降は解ず係数の関係を甚いおもよい", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb023/editorial/8393" }, { "content": " $A$ ずしおありうる座暙は盎線 $OP$ に関しお察称な䜍眮に分垃するこずず$OP=\\sqrt{11^2+13^2}=\\sqrt{290}$ であるこずに泚目しお$OP$ が $x$ 軞に重なるように動かしおみたいず感じたすずいうこずで座暙平面を原点を䞭心に $- \\varphi\\ ( ただし\\ \\varphi\\ は\\ \\sin \\varphi = {13}\\/{\\sqrt{290}},\\ \\cos \\varphi = {11}\\/{\\sqrt{290}}\\ を満たす角)$ だけ回転→ $\\varphi$ だけ回転し戻すずいう方針で解いおみたす\r\n\r\n---\r\n\r\n 問題文の図党䜓を原点の呚りに $- \\varphi $ だけ回転し$P,A,B$ の移動先の座暙を $P^\\prime ,A^\\prime,B^\\prime$ ずする $P^\\prime (\\sqrt{290},0)$ である図を描いおみるこずで盎線 $A^\\prime B^\\prime$ ずしお考えられるものは傟きが正のものず負のものが $1$ ぀ず぀蚈 $2$ ぀考えられそれらは $x$ 軞に関しお察称である以䞋傟きが正であるものを $\\ell_1$ 負であるものを $\\ell_2$ ずするたた$\\ell_1$ ず円 $C$ の亀点を $P^\\prime$ に近い順に ${A_1}^\\prime({\\alpha_1}^\\prime,{\\beta_2}^\\prime),{A_2}^\\prime({\\alpha_2}^\\prime,{\\beta_2}^\\prime)$ ずし$\\ell_2$ ず円 $C$ の亀点を $P^\\prime$ に近い順に ${A_3}^\\prime({\\alpha_3}^\\prime,{\\beta_3}^\\prime),{A_4}^\\prime({\\alpha_4}^\\prime,{\\beta_4}^\\prime)$ ずするこのずき察称性から\r\n\r\n$${\\alpha_1}^\\prime={\\alpha_3}^\\prime,\\ \\ {\\alpha_2}^\\prime={\\alpha_4}^\\prime,\\ \\ {\\beta_1}^\\prime+{\\beta_3}^\\prime=0,\\ \\ {\\beta_2}^\\prime+{\\beta_4}^\\prime = 0$$\r\n\r\nが成り立぀座暙平面䞊の点 $(x,y)$ に察しお$(x,y)$ を原点の呚りに $\\varphi$ だけ回転させるず\r\n$$(x,y)\\ \\ \\longrightarrow \\ \\ (x\\cos \\varphi - y \\sin \\varphi,x\\sin \\varphi + y\\cos \\varphi)$$\r\nずなるこずから解答すべき倀は\r\n$$\r\n\\begin{aligned}\r\n&\\sum_{i=1}^4{({\\alpha_i}^\\prime\\cos \\varphi -{\\beta_i}^\\prime \\sin \\varphi + {\\alpha_i}^\\prime\\sin \\varphi + {\\beta_i}^\\prime \\cos \\varphi}) \\\\\\\\\r\n&= (\\cos \\varphi +\\sin \\varphi) \\sum_{i=1}^4 {\\alpha_i}^\\prime + (-\\sin \\varphi + \\cos \\varphi) \\sum_{i=1}^4 {\\beta_i}^\\prime\\\\\\\\\r\n&= 2 (\\cos \\varphi +\\sin \\varphi) ( {\\alpha_1}^\\prime + {\\alpha_2}^\\prime )\\\\\\\\\r\n&= \\frac{48( {\\alpha_1}^\\prime + {\\alpha_2}^\\prime )}{\\sqrt{290}}\\ \\ \\ \\ \\cdots (\\star)\r\n\\end{aligned}\r\n$$\r\nである回転方向に泚意よっお${\\alpha_1}^\\prime + {\\alpha_2}^\\prime$ の倀が求められれば良い\r\n\r\n ${\\alpha_1}^\\prime + {\\alpha_2}^\\prime$ の倀を求めよう$\\ell_1$ ず $x$ 軞のなす鋭角を $\\theta$ ずするこのずき$\\ell_1$ の方皋匏は $\\ell_1$ が $P^\\prime$ を通るこずに泚意しお $y=(\\tan \\theta)(x-\\sqrt{290})$ で衚されるよっお ${\\alpha_1}^\\prime , {\\alpha_2}^\\prime$ は以䞋の二次方皋匏の $2$ 解である\r\n$$ x^2 + ((\\tan \\theta)(x-\\sqrt{290}))^2 = 10^2$$\r\nこの二次方皋匏を敎理するず\r\n$$(1+\\tan^2 \\theta)x^2 - 2\\sqrt{290}(\\tan^2\\theta)x + (定数項) =0$$\r\nであり解ず係数の関係により\r\n$${\\alpha_1}^\\prime + {\\alpha_2}^\\prime = \\frac{2\\sqrt{290}\\tan^2\\theta}{1+\\tan^2 \\theta}= 2\\sqrt{290} \\sin^2 \\theta$$\r\nであるこずがわかる${A_1}^\\prime {A_2}^\\prime$ の䞭点を $M$ ずするこのずき䞉平方の定理を甚いるこずで\r\n$$\r\n\\sin^2\\theta= \\frac{OM^2}{{P}^\\prime O^2}= \\frac{O{{A_1}^\\prime }^2-M{{A_1}^\\prime }^2}{{P}^\\prime O^2}= \\frac{10^2 - (9\\/2)^2}{\\sqrt{290}^2}=\\frac{11}{40}\r\n$$\r\nが成り立぀こずがわかる\r\n\r\n $(\\star)$ に埗られた ${\\alpha_1}^\\prime + {\\alpha_2}^\\prime,\\sin^2\\theta$ の倀を代入しお蚈算するず\r\n$$\\frac{48}{\\sqrt{290}} \\cdot 2\\sqrt{290} \\cdot \\frac{11}{40} = \\frac{132}{5}$$\r\nずなるので解答すべき倀は $132+5=\\bf 137$ である", "text": "OPがx軞に重なるように回転する", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb023/editorial/8393/653" } ]
 $xy$ 平面䞊に原点を䞭心ずする半埄 $10$ の円 $C$ があり$C$ 䞊にある点 $A,B$ が以䞋の条件をみたしたす - $2$ 点 $A,B$ 間の距離は $9$ - 盎線 $AB$ は点 $(11,13)$ を通る  このずき$A$ の座暙 $(α,β)$ ずしおありうるものすべおに぀いお$α+β$ の総和を求めおくださいただし求める倀は互いに玠な正の敎数 $m,n$ を甚いお $\dfrac{m}{n}$ ず衚せるので$m+n$ を解答しおください
OMCB023
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omcb023/tasks/4021
G
OMCB023(G)
300
93
114
[ { "content": " $f(x)=\\sqrt{3}x^2-6x+2\\sqrt{3}$ ずおくず䞎匏は \r\n$$f(f(x))-x=0$$\r\nず衚されるここで $f(x)-x=0$ の解の䞀぀を $\\alpha$ ずおくず $f(\\alpha)=\\alpha$ より\r\n$$f(f(\\alpha))-\\alpha=f(\\alpha)-\\alpha=0$$\r\nから$\\alpha$ は $f(f(x)) -x = 0$ の解の䞀぀であるゆえに䞎匏は $f(x)-x$ で割り切れる \r\n実際に蚈算するず\r\n$$f(f(x))-x=(\\sqrt{3}x^2-7x+2\\sqrt{3})(3x^2-5\\sqrt{3}x+1)$$\r\nず因数分解でき\r\n- $\\sqrt{3}x^2-7x+2\\sqrt{3}=0$ の解は $x=\\dfrac{\\sqrt{3}}{3},2\\sqrt{3}$ \r\n- $3x^2-5\\sqrt{3}x+1=0$ の解は $x=\\dfrac{5\\sqrt{3}\\pm 3\\sqrt{7}}{6}$ \r\n\r\nであるここで \r\n$$\\dfrac{\\sqrt{3}}{3}-\\dfrac{5\\sqrt{3}-3\\sqrt{7}}{6}=\\dfrac{\\sqrt{7}-\\sqrt{3}}{2}\\gt 0$$\r\n\r\nなので最小の解は $x=\\dfrac{5\\sqrt{3}-3\\sqrt{7}}{6}$ であり解答すべき倀は $5\\times 3\\times 3\\times 7\\times 6=\\textbf{1890}$ ずなる", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb023/editorial/4021" } ]
 $x$ の $4$ 次方皋匏 $$\sqrt{3}(\sqrt{3}x^2-6x+2\sqrt{3})^2-6(\sqrt{3}x^2-6x+2\sqrt{3})+2\sqrt{3}-x=0$$ の実数解のうち、最小のものは $1$ 桁の正の敎数 $a,b,c,d,e$ を甚いお $$\dfrac{a\sqrt{b}-c\sqrt{d}}{e}$$ ず衚されるので積 $abcde$ を解答しおください
OMCB023
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omcb023/tasks/5373
H
OMCB023(H)
400
16
47
[ { "content": " $\\triangle BAC \\sim \\triangle PAQ$ ずなるように盎線 $AC$ に関しお $B$ を含たない方にある点を $Q$ ずする. するず, $\\triangle BPA\\sim \\triangle CQA$ より\r\n$$\\angle QPC = \\angle APC - \\angle ABC = 30^{\\circ}$$\r\n$$\\begin{aligned}\r\n\\angle PCQ &= \\angle ACQ + \\angle ACP \\\\\\\\\r\n&= \\angle ABP + \\angle ACP\\\\\\\\\r\n&= 180^{\\circ} - \\angle CAB - (180^{\\circ} - \\angle CPB)\\\\\\\\\r\n&= \\angle CPB - \\angle CAB \\\\\\\\\r\n&= 120^{\\circ}\r\n\\end{aligned}$$\r\n$$\\angle CQP = 180^{\\circ} - \\angle QPC - \\angle PCQ = 30^{\\circ}$$\r\n  $\\triangle BAC \\sim \\triangle PAQ$ であるから , \r\n$$AB:BC=AP:PQ=7:4\\sqrt{3}$$\r\n 同様に $\\triangle BAC \\sim \\triangle RAP$ ずなるように, 盎線 $AB$ に関しお $C$ を含たない方にある点を $R$ ずすれば, \r\n$$AC:CB=AP:PR=7:3\\sqrt{3}$$ \r\n よっお $AB:BC:CA=21:12\\sqrt{3}:28$ であり, 解答すべき倀は $\\mathbf{1657}$ である.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb023/editorial/5373" }, { "content": " 䞀぀目の条件が扱いにくいのでどうにかしお䜿おうずしお思い぀いた解答です\r\n\r\n---\r\n\r\n $ABC$ の倖接円ず盎線 $AP, BP, CP$ の亀点を $A^\\prime, B^\\prime, C^\\prime$ ずおくず問題の条件から\r\n$$B ^\\prime C^\\prime : C ^\\prime A ^\\prime : A ^\\prime B ^\\prime = \\sqrt{3}:1:1$$\r\nが分かるたた方べきの定理より\r\n$$PA ^\\prime : PB ^\\prime : PC ^\\prime = \\frac17 : \\frac13 : \\frac14$$\r\nも分かるあずは $\\triangle ABP$ ず $\\triangle A ^\\prime B ^\\prime P$ などの盞䌌比を考えれば答えが求められる", "text": "別解", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb023/editorial/5373/658" } ]
 䞉角圢 $ABC$ の内郚に点 $P$ をずるず次が成立したした $$\angle{APB}-\angle{ACB}=\angle{APC}-\angle{ABC}=30^{\circ}$$ $$AP:BP:CP=7:3:4$$ $AB^2:BC^2:CA^2=a:b:c$ (ただし $a,b,c$ は互いに玠な正敎数) ず衚せるので $a+b+c$ を求めおください
OMCE008
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omce008/tasks/11349
A
OMCE008(A)
400
171
191
[ { "content": " 文字の察称性から $x \\leq y \\leq z$ ずしおも䞀般性を倱わないいた$\\alpha, \\beta, \\gamma$ を\r\n$$\\alpha = \\left \\lfloor \\frac{2xy}{z} \\right \\rfloor\\beta = \\left \\lfloor \\frac{2zx}{y} \\right \\rfloor\\gamma = \\left \\lfloor \\frac{2yz}{x} \\right \\rfloor$$\r\nず定めるず\r\n$$\\alpha \\beta \\gamma = 1110\\alpha \\leq \\beta \\leq \\gamma$$\r\nが成り立ち$\\alpha, \\beta, \\gamma$ はいずれも正敎数である$1110$ は $37$ の倍数だが$37 \\gt \\sqrt{1110}$ なので $1110$ をいく぀かの正敎数の積で衚したずき積を構成する数のうち最倧のものは必ず $37$ で割り切れるこのこずから $\\gamma$ は $37$ で割り切れさらに $\\alpha \\beta$ は $30$ の玄数である以埌次の事実をこずわりなく甚いる\r\n- 任意の正敎数 $m, n$ に察し䞍等匏 $(m + 1)(n + 1) \\leq 2(mn + 1)$ が成り立぀\r\n\r\nなおこの事実は次の蚈算からただちにしたがう\r\n$$2(mn + 1) - (m + 1)(n + 1) = (m - 1)(n - 1) \\geq 0$$\r\n\r\nするず $\\alpha \\beta \\leq 30$ なので\r\n$$4x^2 = \\frac{2xy}{z} \\cdot \\frac{2zx}{y} \\lt (\\alpha + 1)(\\beta + 1) \\leq 2(\\alpha \\beta + 1) \\leq 62$$\r\nより $x \\leq 3$ を埗るここで $x \\leq 2$ を仮定するず $\\dfrac{2}{x}$ は敎数倀ずなり $\\gamma = \\dfrac{2}{x} yz$ ず衚せるこのこずから $z$ は $37$ で割り切れるので $z \\geq 37$ をみたすずころが\r\n$$2(\\beta \\gamma + 1) \\geq (\\beta + 1)(\\gamma + 1) \\gt \\frac{2zx}{y} \\cdot \\frac{2yz}{x} = 4z^2$$\r\nから $\\beta \\gamma \\gt 1110$ が成り立ちこれは $\\alpha \\beta \\gamma = 1110$ に矛盟ゆえに $x = 3$ であり前述の䞍等匏を甚いれば\r\n$$\\alpha \\beta \\gt 2 x^2 - 1 = 17$$\r\nが埗られ$\\alpha \\beta = 30 ,\\gamma = 37$ がしたがうよっお\r\n$$\\gamma \\leq \\frac{2yz}{x} \\lt \\gamma + 1$$\r\nから $\\dfrac{111}{2} \\leq yz \\lt 57$ が埗られるので $yz = 56$ であり組 $(y, z)$ ずしお\r\n$$(1, 56)(2, 28)(4, 14)(7, 8)$$\r\nがあり埗るこのうち\r\n$$\\alpha \\beta = \\left \\lfloor \\frac{6y}{z} \\right \\rfloor \\left \\lfloor \\frac{6z}{y} \\right \\rfloor = 30$$\r\nをみたすものは $(y, z) = (7, 8)$ のみである \\\r\n 以䞊のこずから $x \\leq y \\leq z$ のもず䞎えられた等匏をみたすのは $(x, y, z) = (3, 7, 8)$ のみであり解答すべき倀は $\\mathbf{18}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omce008/editorial/11349" } ]
 次の等匏をみたす正敎数の組 $(x, y, z)$ は䞊び替えを陀いお䞀意に定たりたすこの $(x, y, z)$ に぀いお$x+y+z$ の倀を解答しおください $$\left \lfloor \frac{2xy}{z} \right \rfloor \left \lfloor \frac{2zx}{y} \right \rfloor \left \lfloor \frac{2yz}{x} \right \rfloor = 1110$$ <details><summary>「䞊び替えを陀いお䞀意に定たる」ずは<\/summary>  ある条件をみたす正敎数の組 $(x, y, z)$ が䞊び替えを陀いお䞀意に定たるずはある正敎数 $a, b, c$ が存圚し$(x, y, z)$ ずしおありうるものが $(a, b, c)$ かその䞊び替えのみであるこずをさしたす <\/details>
OMCE008
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omce008/tasks/10212
B
OMCE008(B)
400
82
116
[ { "content": " 四角圢 $ABCD$䞉角圢 $CDE$ の倖接円をそれぞれ $\\Omega, \\Gamma$ ずし$\\Omega$ の䞭心を $O$ ずするたた$\\theta = \\angle ABC$ ずする\\\r\n 䞉角圢 $ACD$ は $AD = CD$ なる二等蟺䞉角圢なので $\\angle DAC$ は鋭角でありこれは $\\Omega$ における円呚角であるため $A, O$ は盎線 $CD$ に関しお同じ偎に存圚するたた四角圢 $ABCD$ は凞四角圢なのでこの四角圢の呚のうち蟺 $CD$ を陀いたものはすべお盎線 $CD$ に関しお同じ偎に含たれるこの事実から特に点 $A, E$ は盎線 $CD$ に関しお同じ偎に存圚するゆえに $O, E$ は盎線 $CD$ に関しお同じ偎に存圚するたた$AB \\parallel DE$ より $\\angle DEC = \\theta$ であり$AD = CD$ であるこずず $\\Omega$ に関する円呚角の定理から $\\angle DOC = \\theta$ を埗るこれより $\\angle DEC = \\angle DOC$ をみたすので$O$ は $\\Gamma$ の呚䞊の点である\\\r\n ここで $\\Gamma$ においお点 $O$ を含たない偎の匧 $CD$ の䞭点を $M$ ずするず線分 $OM$ は $\\Gamma$ の盎埄でありその長さは $37$ であるよっお$OC = OD = \\sqrt{1110}$ であるこずず䞉平方の定理から\r\n$$CM = DM = \\sqrt{37^2 - 1110} = \\sqrt{259}$$\r\nが埗られさらにPtolemyの定理から\r\n$$CD = \\frac{CM \\times OD + DM \\times OC}{OM} = 2 \\sqrt{210}$$\r\nが埗られるこれより䞉角圢 $OCD$ における䜙匊定理から\r\n$$\\cos \\theta = \\frac{OC^2 + OD^2 - CD^2}{2 OC \\times OD} = \\frac{23}{37}$$\r\nを埗る\\\r\n $\\Omega$ における匧 $CD$ の円呚角から $\\angle CAD = \\angle DBE$ が成り立ち四角圢 $ABCD$ が円に内接するこずから $\\angle ADC = \\angle BED = 180^{\\circ} - \\theta$ が成り立぀ので$\\triangle CAD \\sim \\triangle DBE$ が埗られ特に $DE = BE$ がしたがう$BE : CE = 37 : 24$ なのでここで正の実数 $x$ を甚いお\r\n$$BE = DE = 37xCE = 24x$$\r\nず衚そう䞉角圢 $CDE$ においお䜙匊定理を適甚するず\r\n$$CD = \\sqrt{CE^2 + DE^2 - 2CE \\times DE \\cos \\theta} = 29x$$\r\nであり$x = \\dfrac{2 \\sqrt{210}}{29}$ も埗るしたがっお $DE \\gt CD$ から $\\angle DCE \\gt \\theta$ がわかるので$\\angle ADC + \\angle DCE \\gt 180^{\\circ}$ が埗られこれより $2$ ぀の半盎線 $AD, BC$ は亀点をも぀のでその亀点を $F$ ずする$\\angle CDF = 180^{\\circ} - \\angle ADC = \\theta$ から $\\triangle DCF \\sim \\triangle EDF$ であるよっお\r\n$$CF : DF = DF : EF = CD : DE = 29 : 37$$\r\nなので $CF : EF = 29^2 : 37^2$ であり\r\n$$EF = \\frac{37^2}{37^2 - 29^2} CE = \\frac{37^2}{66 \\times 8} \\times 24x = \\frac{37^2}{22} x$$\r\nず衚せる$AB \\parallel DE$ から\r\n$$AB : DE = BF : EF = BE + EF : EF = 37x + \\frac{37^2}{22}x : \\frac{37^2}{22}x = 59 : 37$$\r\nが埗られこれより\r\n$$AB = \\frac{59}{37} DE = 59x = \\dfrac{118 \\sqrt{210}}{29}$$\r\nであるゆえに解答すべき倀は $\\mathbf{357}$", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omce008/editorial/10212" }, { "content": " 円 $ABCD$ ず $DE$ の亀点を $F(\\not= D)$ ずするず$AB\\parallel DE$ から四角圢 $ABFD$ は等脚台圢であるから $\\angle BDF=\\angle DBC$\r\n\r\n この角床を $\\theta$ ずおけば$\\angle DEC=2\\theta$ ず $\\triangle DBC\\triangle DEC$ の正匊定理から\r\n\r\n$$\\dfrac{DC}{\\sin\\theta}=2\\sqrt{1110}\\dfrac{DC}{\\sin2\\theta}=37$$\r\n\r\n これず $\\sin2\\theta =2\\sin\\theta \\cos\\theta$ から $\\cos\\theta =\\dfrac{\\sqrt{1110}}{37}DC=2\\sqrt{210}$ がわかる\r\n\r\n 䞀方四角圢 $BFCD$ は等脚台圢であるから$BE=37x$ ずおけばPtolemyの定理から\r\n\r\n$$(61x)^2=DC^2+BD\\times FC=840+(2\\times 37x\\cos\\theta)\\times(2\\times 24x\\cos\\theta)=840+2880x^2$$\r\n\r\n$$\\therefore x=\\dfrac{2\\sqrt{210}}{29}$$\r\n\r\n 四角圢 $ABFD$ に぀いおPtolemyの定理より\r\n\r\n$$BD^2=AD^2+AB\\times DF$$\r\n\r\n $AB$ 以倖の長さはすべお出おるので代入すれば $AB=\\dfrac{118\\sqrt{210}}{29}$", "text": "等脚台圢を぀くる", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omce008/editorial/10212/657" } ]
 凞四角圢 $ABCD$ が半埄 $\sqrt{1110}$ の円に内接しおおり$AD = CD$ をみたしおいたす蟺 $BC$ を $37 : 24$ に内分する点 $E$ をずったずころ$AB \parallel DE$ が成り立ちさらに䞉角圢 $CDE$ の倖接円の**盎埄**は $37$ ずなりたしたこのずき蟺 $AB$ の長さは互いに玠な正敎数 $p, q$ ず平方因子をもたない正敎数 $r$ によっお $\dfrac{q \sqrt{r}}{p}$ ず衚されるので$p + q + r$ の倀を解答しおください