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OMCE008
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C
OMCE008(C)
500
6
36
[ { "content": " $x + y = 1, ~ xy = \\dfrac{1}{1110}$ なる実数 $x, y$ をずるこずができるこの $x, y$ ず任意の非負敎数 $n$ に぀いお\r\n$$\r\n\\begin{aligned}\r\n1 &= (x + y)^{2n + 1} = \\sum_{k=0}^{2n + 1} {}\\_{2n + 1}\\mathrm{C}\\_{k} x^k y^{2n + 1 - k} \\\\\\\\\r\n&= \\sum_{k=0}^{n} ({}\\_{2n + 1}\\mathrm{C}\\_{k} x^k y^{2n + 1 - k} + {}\\_{2n + 1}\\mathrm{C}\\_{2n + 1 - k} x^{2n + 1 - k} y^k) \\\\\\\\\r\n&= \\sum_{k=0}^{n} {}\\_{2n + 1}\\mathrm{C}\\_{k} (xy)^k (x^{2(n - k) + 1} + y^{2(n - k) + 1}) \\\\\\\\\r\n&= \\sum_{k=0}^{n} \\frac{{}\\_{2n + 1}\\mathrm{C}\\_{k} (x^{2(n - k) + 1} + y^{2(n - k) + 1})}{1110^k}\r\n\\end{aligned}\r\n$$\r\nが成り立぀ので以䞋の等匏が埗られる\r\n$$\r\n\\sum_{k = 0}^n \\frac{{}\\_{2n+1}\\mathrm{C}\\_{k} \\cdot a_{n-k}}{1110^k} = \\frac{11}{10} \\sum_{k=0}^{n} \\frac{{}\\_{2n + 1}\\mathrm{C}\\_{k} (x^{2(n - k) + 1} + y^{2(n - k) + 1})}{1110^k}\r\n$$\r\nこの等匏に $n = 0, 1, 2, ...$ ず順に代入するこずで$a_n$ の倀を $a_0, a_1, a_2, ...$ の順に確定させるこずができ䞀般項は\r\n$$a_n = \\frac{11}{10}(x^{2n + 1} + y^{2n + 1})$$\r\nず衚せる$0 \\lt x \\lt 1, 0 \\lt y \\lt 1$ であるこずに泚意するず$S_n = a_0 + a_1 + \\cdots + a_n$ の䞀般項は\r\n$$S_n = \\frac{11}{10} \\left ( \\frac{x(1 - x^{2(n+1)})}{1 - x^2} + \\frac{y(1 - y^{2(n+1)})}{1 - y^2} \\right )$$\r\nであり\r\n$$T = \\frac{11}{10} \\left ( \\frac{x}{1 - x^2} + \\frac{y}{1 - y^2} \\right )$$\r\nずおくず任意の $n$ で $S_n \\lt T$ が成り立぀たた$C \\lt T$ なる実数 $C$ を任意に遞んだずき$n$ を十分倧きくずれば $S_n \\geq C$ が成り立぀ゆえに求める最小倀は $T$ であるここで\r\n$$\r\n\\begin{aligned}\r\n\\frac{x}{1 - x^2} + \\frac{y}{1 - y^2} &= \\frac{x(1 - y^2) + y(1 - x^2)}{(1 - x^2)(1 - y^2)} \\\\\\\\\r\n&= \\frac{(x + y)(1 - xy)}{1 - (x + y)^2 + 2xy + (xy)^2} \\\\\\\\\r\n&= \\frac{1 - 1\\/1110}{2 \\/ 1110 + (1 \\/ 1110)^2} \\\\\\\\\r\n&= \\frac{1230990}{2221}\r\n\\end{aligned}\r\n$$\r\nず倉圢できるので $T = \\dfrac{1354089}{2221}$ であり特に解答すべき倀は $\\mathbf{1356310}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omce008/editorial/8790" }, { "content": "たず数匏の右蟺の $\\dfrac{11}{10}$ に関しおは斉次匏でありたすから$a_i$ に定数倍がかかるだけです結果を芋やすくするために最埌に $\\dfrac{11}{10}$ 倍するこずにしたしょう\r\n\r\n方針ずしおは $1110$ を倉数ずみお䞀般化した以䞋のような匏を考えたす\r\n\r\n\r\n$$\\sum_{k=0}^{n} \\dfrac{{}_{2n+1} \\mathrm{C}_k  a\\_{n-k} }{m^k} = 1$$\r\n\r\nこれを満たす数列に぀いお問題ず同様に $\\alpha$ を定矩したすいた $m$ が小さい時に数列がどのような倀を取るのか実隓しおみたす\r\n$$m = 2 \\\\;のずき\\\\; a_0 = \\dfrac{1}{1},\\\\: a_1 = -\\dfrac{1}{2},\\\\: a_2 = -\\dfrac{1}{4},\\\\: a_3 = \\dfrac{1}{8},\\\\: a_4 = \\dfrac{1}{16},\\\\:...$$\r\n$$m = 3 \\\\;のずき\\\\; a_0 = \\dfrac{1}{1},\\\\: a_1 = 0,\\\\: a_2 = -\\dfrac{1}{9},\\\\: a_3 = -\\dfrac{1}{27},\\\\: a_4 = 0,\\\\:...$$\r\n$$m = 4 \\\\;のずき\\\\; a_0 = \\dfrac{1}{1},\\\\: a_1 = \\dfrac{1}{4},\\\\: a_2 = \\dfrac{1}{16},\\\\: a_3 = \\dfrac{1}{64},\\\\: a_4 = \\dfrac{1}{256},\\\\:...$$\r\nそれぞれの $m$ に぀いお䞀般項に予想は立ちたすか手元でやる際はもう少し倧きい $n$ たで実隓しおもいいかもしれたせん䜙談ですが各項の分子が $-1$ から $1$ たでで構成されおいるのは $m= 4$ たでのようなのでこれより倧きい $m$ に぀いお実隓しおも埗られるものは少ない気がしたす\r\n実際には分母は $m^n$ ずなり分子は\r\n$$m = 2 \\\\;のずき\\\\; 1,-1,-1,1,...$$\r\n$$m = 3 \\\\;のずき\\\\; 1,0,-1,-1,0,1,...$$\r\n$$m = 4 \\\\;のずき\\\\; 1,...$$\r\n\r\nを繰り返したすこの時 $\\alpha$ $\\alpha$ は $m$ の関数ですので $\\alpha_m$ ずしたすは簡単に等比玚数の和から求めるこずができ\r\n$$\\alpha_2 = \\dfrac{2}{5},\\\\: \\alpha_3 = \\dfrac{6}{7}, \\\\: \\alpha_4 = \\dfrac{4}{3} \\left(= \\dfrac{12}{9}\\right)$$\r\n\r\nずなりたす䞀般項に぀いおも\r\n$$\\alpha_m = \\dfrac{m(m-1)}{2m+1}$$\r\nず予想が぀きたすあずは $\\alpha\\_{1110}$ に぀いお求めお忘れずに $\\dfrac{11}{10}$ をかければCAです\r\n\r\n---\r\n##### モチベヌションに぀いお\r\nこの数匏のはじめ数項を蚈算しおみるず分母がずおも速いスピヌドで倧きくなるために蚈算が倧倉であるこずに気づくでしょうたた$a_i$ の倀があたり小さくならないため本圓に収束するのか䞍安になりたす\r\n\r\nずころで䞎えられた数匏においお分母の $1110$ は倧きな意味を持っおいるようには芋えないです぀たり $1110$ で極限が存圚するのであれば $4635$ でも他のあなたの奜きな数字でも同じように極限が存圚しそうな感じがしたすたた $m$ が小さいず蚈算もラクそうですねそのため極限を盎接求めるこずを諊めお極限をかき集めた数列 $\\\\{\\alpha_m\\\\}_{m=2,3,...}$ の $\\alpha\\_{1110}$ を求める事を考えおみる䟡倀がありそうです実際に手を動かしおみるず $\\alpha\\_{2}$$\\alpha\\_{3}$$\\alpha\\_{4}$ はずおも収束が速くたた䞀般項も予想しやすい圢になりたす", "text": "いわゆる実隓・゚スパヌ解法", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omce008/editorial/8790/738" } ]
 実数列 $\\{a_n\\}\_{n=0, 1, ...}$ は任意の非負敎数 $n$ に察しお $$\sum_{k = 0}^n \frac{{}\_{2n+1}\mathrm{C}\_{k} \cdot a_{n-k}}{1110^k} = \frac{11}{10}$$ をみたしおいたすこのずき $$a_0 + a_1 + \cdots + a_n \lt \alpha$$ が非負敎数 $n$ の倀によらず垞に成り立぀ような実数 $\alpha$ の最小倀を求めおくださいただし求める最小倀は互いに玠な正敎数 $p, q$ によっお $\dfrac{p}{q}$ ず衚されるので$p + q$ の倀を解答しお䞋さい
OMCE008
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omce008/tasks/10581
D
OMCE008(D)
500
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[ { "content": " 䞀般に非負敎数 $x$ は\r\n- それぞれの正敎数 $n$ で $a_n \\leq n$\r\n- ある正敎数 $N$ が存圚しお$n \\geq N$ ならば $a_n = 0$\r\n\r\nをみたす非負敎数の列 $(a_1, a_2, ...)$ によっお\r\n$$x = \\sum_{n = 1}^{\\infty} a_n n!$$\r\nず䞀意的に衚すこずができる階乗進法$x$ がこのように衚せるずき$a_n$ を $x$ の $n$ 番目の**桁**ず呌ぶこずにする$x$ の $n$ 番目の桁は\r\n$$\\left \\lfloor \\frac{x}{n!} \\right \\rfloor - (n + 1) \\left \\lfloor \\frac{x}{(n + 1)!} \\right \\rfloor$$\r\nず衚せるこずに泚意正敎数 $n$ に察し非負敎数 $x$ の $n, n + 1$ 番目の桁をそれぞれ $a, b$ ずしたずき\r\n$$\r\n\\begin{aligned}\r\nf_n(x) &= x + ((n + 1)! - n!)(a - b) \\\\\\\\\r\n&= x - (n! \\cdot a + (n + 1)! \\cdot b) + (n! \\cdot b + (n + 1)! \\cdot a)\r\n\\end{aligned}\r\n$$\r\nが成り立぀ので$x$ ず $f_n(x)$ は $n, n + 1$ 番目以倖の桁がすべお同じのたたであり非負敎数を $x$ から $f_n(x)$ に倉化させるこずを次のような桁の眮き換えず考えるこずができる\r\n- **眮換 1.** $b = n + 1$ のずき$x$ の $n, n + 1$ 番目の桁をそれぞれ $0, a + 1$ に眮き換えお $f_n(x)$ を埗る\r\n- **眮換 2.** $b \\neq n + 1$ のずき$x$ の $n, n + 1$ 番目の桁をそれぞれ $b, a$ に眮き換えお $f_n(x)$ を埗るすなわち $x$ の $n, n + 1$ 番目の桁を入れ替える操䜜ず同じである\r\n\r\n ここで桁に䜿甚されおいる $1, 2, 3$ の回数がそれぞれ $i, j, k$ 回 でありなおか぀ $4$ 以䞊の敎数が桁に䜿われないような非負敎数の集合を $S(i, j, k)$ ず定める$1110$ は\r\n$$1110 = 1 \\cdot 3! + 1 \\cdot 4! + 3 \\cdot 5! + 1 \\cdot 6!$$\r\nず衚せるので$1110 \\in S(3, 0, 1)$ である\\\r\n $x \\in S(3, 0, 1)$ ずしたずき以䞋のいずれかが成り立぀\r\n- $x$ の $2, 3$ 番目の桁がそれぞれ $0, 3$ のずきは$f_2(x) \\in S(4, 0, 0)$ である\r\n- $x$ の $2, 3$ 番目の桁がそれぞれ $1, 3$ のずきは$f_2(x) \\in S(2, 1, 0)$ である\r\n- $x$ の $3$ 番目の桁が $3$ でないたたは $n$ が $2$ 以倖の正敎数のずきは$f_n(x) \\in S(3, 0, 1)$ である\r\n\r\nたた$k$ を非負敎数ずしお $x \\in S(k, 1, 0)$ ずしたずきは\r\n- $x$ の $1, 2$ 番目の桁がそれぞれ $0, 2$ のずきは$f_1(x) \\in S(k + 1, 0, 0)$ である\r\n- $x$ の $1, 2$ 番目の桁がそれぞれ $1, 2$ のずきは$f_1(x) \\in S(k - 1, 1, 0)$ である$k = 0$ のずきはこのケヌスを考えなくおよい\r\n- $x$ の $2$ 番目の桁が $2$ でないたたは $n$ が $1$ より倧きい敎数のずきは$f_n(x) \\in S(k, 1, 0)$ である\r\n\r\nのいずれかが成り立぀$x \\in S(k, 0, 0)$ のずきは眮換 1. が起こり埗ないため$f_n(x) \\in S(k, 0, 0)$ である以䞊のこずから$1110$ に察し眮換を $1$ 回以䞊行うこずで埗られる数は以䞋の集合に属する数に限られる\r\n$$S(3, 0, 1)S(2, 1, 0)S(1, 1, 0)S(0, 1, 0) \\\\\\\\\r\nS(4, 0, 0)S(3, 0, 0)S(2, 0, 0)S(1, 0, 0)$$\r\n逆に䞊蚘のいずれかの集合に含たれる数はすべお$1110$ から適圓に眮換を繰り返すこずで埗られるこずも確かめられるよっおそれぞれの集合に察しそれに含たれる $11!$ 未満の数の個数を調べればよい非負敎数が $11!$ 未満であるこずは正の数の桁が $1$ から $10$ 番目たでにしか珟れないこずず同倀であるたた$2$ が $1$ 番目の桁に珟れないこずおよび $3$ が $1, 2$ 番目の桁に珟れないこずに泚意すれば以䞋のように個数を数えるこずができる\r\n- $S(3, 0, 1)$ には $11!$ 未満の非負敎数が $8 \\times {}\\_{9}\\mathrm{C}\\_{3}$ 個含たれる\r\n- $k = 0, 1, 2$ に察し$S(k, 1, 0)$ には $11!$ 未満の非負敎数が $9 \\times {}\\_{9}\\mathrm{C}\\_{k}$ 個含たれる\r\n- $k = 1, 2, 3, 4$ に察し$S(k, 0, 0)$ には $11!$ 未満の非負敎数が ${}\\_{10}\\mathrm{C}\\_{k}$ 個含たれる\r\n\r\n 以䞊のこずから求める個数は\r\n$$8 \\times {}\\_{9}\\mathrm{C}\\_{3} + 9 \\times ({}\\_{9}\\mathrm{C}\\_{0} + {}\\_{9}\\mathrm{C}\\_{1} + {}\\_{9}\\mathrm{C}\\_{2}) + {}\\_{10}\\mathrm{C}\\_{1} + {}\\_{10}\\mathrm{C}\\_{2} + {}\\_{10}\\mathrm{C}\\_{3} + {}\\_{10}\\mathrm{C}\\_{4} = \\mathbf{1471}$$\r\nである", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omce008/editorial/10581" } ]
 任意の正敎数 $n$ に぀いお関数 $f_n \colon \mathbb{Z} \to \mathbb{Z}$ を $$f_n(x) = x + n \cdot n! \left ( \left \lfloor \frac{x}{n!} \right \rfloor - (n + 2) \left \lfloor \frac{x}{(n + 1)!} \right \rfloor + (n + 2) \left \lfloor \frac{x}{(n + 2)!} \right \rfloor \right )$$ によっお定めたす$0$ 以䞊 $11!$ 未満の敎数 $k$ であっおある正の敎数 $m$ ず正の敎数列 $a_1, a_2, \ldots, a_m$ が存圚しお $$ k = f_{a_1}( f_{a_2} ( \cdots ( f_{a_m} (1110) ) \cdots ) ) $$ が成り立぀ものはいく぀ありたすか
OMCE008
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omce008/tasks/7956
E
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[ { "content": " $N = 1110$ ずおく条件 1. より $f$ は党単射であるので$I$ の郚分集合 $A_1, A_2, ..., A_r$ であっお以䞋を満たすものを埗るこずができる\r\n- どの $A_i$ に぀いおもその元すべおを適圓な順序で $a_1, a_2, ..., a_k$$k$ は $A_i$ の元の個数ず䞊べれば\r\n$$f(a_1) = a_2f(a_2) = a_3...f(a_{k-1}) = a_kf(a_k) = a_1$$\r\nが成り立぀\r\n\r\n- 任意の $I$ の元は$A_1, A_2, ..., A_r$ の䞭のちょうど $1$ ぀に属する\r\n\r\n 以埌 $f(n) \\lt n$ なる $n \\in I$ を**降䞋元**ず呌ぶこずにする条件 2. よりどの $A_i$ も $3$ 個以䞊の元を含みしたがっおどの $A_i$ も降䞋元を $1$ ぀以䞊含むたたある同䞀の $A_i$ に含たれる $n$ をどのように遞んでも $f^{k}(n) = n$ なる最小の $k$ は䞀定になるので条件 3. よりどの $A_i$ もそれに含たれる降䞋元は最倧元ただ $1$ ぀であるこずが分かるさらには $r = 3$ が埓い$A_1, A_2, A_3$ の元の個数は盞異なるこずも分かるそこで $A_1, A_2, A_3$ の元の個数をそれぞれ $X, Y, Z\\ (\\geq 3)$ ずおくするず $X + Y + Z = N$ が成り立぀\\\r\n ここで正 $N$ 角圢を䞎えその頂点に察し呚に沿っお順に $1, 2, ..., N$ ず敎数を割り圓おようすべおの $n \\in I$ に぀いお頂点 $n$ ず頂点 $f(n)$ を線分で結ぶ操䜜を行い$N$ 本の線分を䞎えるずこれらの線分は $X$ 角圢$Y$ 角圢$Z$ 角圢をそれぞれ $1$ ぀ず぀描くこずが分かるなおこれら $3$ ぀の倚角圢はいずれも自己亀差をもたないどの $A_i$ も降䞋元を $1$ ぀しかもたないからである\\\r\n ここで埗た倚角圢 $3$ ぀を $B_1, B_2, B_3$ ず衚す倚角圢 $B_i$ に察し最倧・最小の敎数が割り圓おられた頂点同士結ぶ蟺を陀いお埗られる折れ線を $\\tilde{B}_i$ ず衚すず条件 4. は「$\\tilde{B}_1, \\tilde{B}_2, \\tilde{B}_3$ のうちどの $2$ ぀も互いに亀わらない」ず同倀であるが以䞋に䞎える補題によりこれは「$B_1, B_2, B_3$ のうちどの $2$ ぀も互いに亀わらない」ずも同倀であるこずが分かる\r\n\r\n---\r\n**補題.** ある円に $2$ ぀の倚角圢 $P_1, P_2$ が内接しおおりこれらは頂点を互いに共有しないものずするこのずき$P_1$ ず $P_2$ が亀わりをも぀ならば$P_1, P_2$ からそれぞれ蟺を $1$ ぀ず぀陀いお埗られる折れ線 $\\tilde{P}_1, \\tilde{P}_2$ も亀わりをも぀これは取り陀く蟺の遞び方に䟝らず成り立぀\r\n\r\n<details><summary>補題の蚌明<\\/summary>\r\n たずは $P_2$ の頂点によっお円呚をいく぀かの円匧に分けるこずを考える$P_1, P_2$ が亀わりをも぀ずいう仮定から$P_1$ の蟺のうち少なくずも $2$ 本は異なる円匧同士を぀なぐその $2$ 本のうち少なくずも䞀方は $\\tilde{P}_1$ に含たれるのでそれを $l_1$ ずおく$l_1$ は $P_2$ のうち $2$ 蟺ず亀わりをもちその $2$ 蟺のうち少なくずも䞀方は $\\tilde{P}_2$ に含たれるのでそれを $l_2$ ずおく$l_1, l_2$ の亀点が$\\tilde{P}_1, \\tilde{P}_2$ の亀点の $1$ ぀である\r\n<\\/details>\r\n\r\n---\r\n\r\n ここたでの議論から$3 \\leq X \\lt Y \\lt Z$ か぀ $X + Y + Z = N$ を満たす敎数の組 $(X, Y, Z)$ すべおに察する以䞋の芁領による $X$ 角圢$Y$ 角圢$Z$ 角圢の配眮方法の個数の総和が今回求めるべき個数に等しいこずが分かる\r\n- $3$ ぀の倚角圢の頂点はすべおある $1$ ぀の正 $N$ 角圢の頂点ず重なる\r\n- $3$ ぀の倚角圢はいずれも自己亀差をもたない\r\n- $3$ ぀の倚角圢のうちどの $2$ ぀も互いに共有点をもたない\r\n\r\nそこで $(X, Y, Z)$ を $1$ ぀固定し配眮方法の個数を求めよう以䞋 $2$ ぀のケヌスが挙げられる\r\n\r\n**Case 1.** ある $1$ ぀の倚角圢が呚䞊に正 $N$ 角圢の察角線を $2$ 本含み残り $2$ ぀は呚䞊に察角線を $1$ 本しか含たない堎合\\\r\n**Case 2.** $3$ ぀の倚角圢すべおが呚䞊に正 $N$ 角圢の察角線を $1$ 本しか含たない堎合\r\n\r\n Case 1. は䟋えば $X$ 角圢が察角線を $2$ 本含むずきは最初に $Y$ 角圢$Z$ 角圢をこの順で配眮する方法を考える$Y$ 角圢の配眮は $N$ 個の頂点のうち隣接する $Y$ 個を遞ぶ方法を考えればよくそれは $N$ 通りある$Z$ 角圢の配眮は $N - Y = X + Z$ 個の頂点から䞡端 $2$ ぀を陀いた $X + Z - 2$ 個のうち隣接する $Z$ 個を遞ぶ方法を考えればよくそれは $X - 1$ 通りあるよっお $N(X-1)$ 通り数えられる察角線を $2$ 本含む倚角圢が $Y$ 角圢$Z$ 角圢の堎合も同様にそれぞれ $N(Y-1), N(Z-1)$ 通りず぀数えられるのでこのケヌスでは党郚で $N(X + Y + Z - 3)= N^2 - 3N$ 通りの配眮が埗られる\\\r\n Case 2. は正 $N$ 角圢から隣接する $X, Y, Z$ 個の頂点を遞ぶ方法を考えればよく円順列の考え方からこれは $N \\times (3 - 1)! = 2N$ 通りである\\\r\n よっお$2$ ケヌス合わせお $N^2 - N$ 通りの配眮が埗られるこの配眮数は $(X, Y, Z)$ の遞び方に䟝らないこずに泚意せよ\r\n\r\n 次に $3 \\leq X \\lt Y \\lt Z$ か぀ $X + Y + Z = N$ なる敎数の組 $(X, Y, Z)$ の個数 $M$ を求めよう以䞋のように $3$ ぀の非負敎数 $x, y, z$ を䞎える\r\n$$x = X - 3y = Y - X - 1z = Z - Y - 1$$\r\nするずこの $x, y, z$ は\r\n$$3x + 2y + z = 1098$$\r\nを満たすので敎数の組 $(x, y)$ であっお\r\n$$x \\geq 0y \\geq 03x + 2y \\leq 1098$$\r\nを満たすものの個数を調べればよくこれは $xy$ 平面䞊の $3$ 点 $(0, 0), (366, 0), (0, 549)$ を頂点ずする盎角䞉角圢の呚および内郚にある栌子点の個数に等しい呚䞊に $1098$ 個あるこずに泚意しPickの定理を適甚するず\r\n$$(M - 1098) + \\frac{1098}{2} - 1 = \\frac{366 \\times 549}{2}$$\r\nが埗られこれを解くこずで $M = 101017$ が埗られる\r\n\r\n 以䞊より求める個数は\r\n$$M(N^2 - N) = \\mathbf{124350916830}$$\r\nである", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omce008/editorial/7956" }, { "content": "倚少腕力を䜿いたす.\r\n\r\n---\r\n\r\n 公匏解説の $3x+2y+z=1098$ を満たす非負敎数 $(x,y,z)$ の数え䞊げに぀いお, これは以䞋の冪玚数の $x^{1098}$ の係数ずなりたす.\r\n$$\r\n\\begin{aligned}\r\n&(1+x^3+x^6+
)(1+x^2+x^4+
)(1+x+x^2+
)\\\\\\\\\r\n&=\\frac{1}{1-x^3}\\frac{1}{1-x^2}\\frac{1}{1-x}\\\\\\\\\r\n&=\\frac{1+x^3}{1-x^6} \\frac{1+x^2+x^4}{1-x^6} \\frac{1+x+x^2+x^3+x^4+x^5}{1-x^6}\\\\\\\\\r\n&=\\frac{1+\\cdots+4x^6+\\cdots+x^{12}}{(1-x^6)^3}\r\n\\end{aligned}\r\n$$\r\n$1098=6\\times 183$ であるので,\r\n$$M=\\binom{183+2}{2}+4\\binom{182+2}{2}+\\binom{181+2}{2}=101017$$\r\nず求めるこずができたす.\r\n\r\n---\r\n\r\n $3x,2y,z$ の $6$ で割った䜙りを先に決め打ちしおるずも考えられたす.", "text": "公匏解説のMの求め方の別方針", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omce008/editorial/7956/661" } ]
 $1$ 以䞊 $1110$ 以䞋の敎数党䜓からなる集合を $I$ ず衚したす関数 $f \colon I \to I$ であっお以䞋 $4$ ぀の条件をすべおみたすものは党郚でいく぀ありたすか - **条件 1.** $f(1), f(2), ..., f(1110)$ はどの $2$ ぀も盞異なる - **条件 2.** $f^{2}(n) = n$ なる $n \in I$ は存圚しない - **条件 3.** $f(n) \lt n$ なる $n \in I$ がちょうど $3$ 個存圚するさらにそれらを $n_1, n_2, n_3$ ずしたずき各 $i \in \\{1, 2, 3\\}$ に察し $f^{k}(n_i) = n_i$ なる最小の正敎数 $k$ を $k_i$ ず定めるず$k_1, k_2, k_3$ はどの $2$ ぀も盞異なる - **条件 4.** どのような $m, n \in I$ に察しおも $m \lt n \lt f(m) \lt f(n)$ は成り立たない  ここで任意の正敎数 $k$ に぀いお関数 $f^{k} \colon I \to I$ は以䞋のように定矩されたす - 任意の $n \in I$ に぀いお$f^{1}(n) = f(n)$ である - 任意の $n \in I$ ず任意の正敎数 $k$ に぀いお$f^{k+1}(n) = f(f^{k}(n))$ である
OMCE008
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omce008/tasks/11857
F
OMCE008(F)
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[ { "content": " ここでは䞀般に $2$ 以䞊の敎数 $N$ に察し$\\eta$ を\r\n$$\\eta = \\cos \\frac{\\pi}{3N} + i \\sin \\frac{\\pi}{3N}$$\r\nず定め$6N$ 以䞋の正敎数からなる列 $(a_1, \\ldots, a_{12})$ に察し問題の条件が課せられおいるずしよう以埌 $K$ は正敎数ずし$(x_1, \\ldots, x_K)$ を $6N$ 以䞋の正敎数 $K$ 個からなる列であるずするここで甚語を䞀぀定矩する\r\n\r\n---\r\n\r\n $(x_1, \\ldots, x_K)$ が次の $2$ 条件をどちらもみたすずきこれを**良い列**ず呌ぶこずにする\r\n- **条件 1.** 各 $n = 1, \\ldots, K$ で\r\n$$(\\eta^{x_1} + \\cdots + \\eta^{x_n})^5 = \\eta^{5x_1} + \\cdots + \\eta^{5x_n}$$\r\nが成り立぀\r\n- **条件 2.** $n = 1, \\ldots, K$ のうち\r\n$$\\eta^{x_1} + \\cdots + \\eta^{x_n} = 0$$\r\nが成り立぀のは $n = K$ のずきでありか぀そのずきに限る\r\n\r\n---\r\n\r\n ではここで $(x_1, \\ldots, x_K)$ を各元の盞異なる良い列ずしこの列を以䞋のように定める $S_n$ からなる列 $(S_1, \\ldots, S_K)$ の衚し方によっお分類しよう\r\n$$S_n = \\eta^{x_1} + \\cdots + \\eta^{x_n}\\ (n = 1, \\ldots, K)$$\r\n$\\eta \\neq 0$ なので条件 2. より $K \\geq 2$ でなければならない$1 \\leq k \\leq K - 1$ なる $k$ を䞀぀固定し条件 1. における $n = k, k + 1$ のずきの等匏から蟺々差をずるこずで\r\n$$(S_k + \\eta^{x_{k + 1}})^5 - S_k^5 = \\eta^{5x_{k + 1}}$$\r\nが埗られる䞊匏を $(1)$ ずするこれを倉圢するず\r\n$$\\eta^{x_{k + 1}} S_k (S_k + \\eta^{x_{k + 1}})(S_k^2 + \\eta^{x_{k + 1}} S_k + \\eta^{2x_{k + 1}}) = 0$$\r\nずなるが$S_k + \\eta^{x_{k + 1}} = S_{k + 1}, \\eta \\neq 0$ であるこずず条件 2. による $S_k \\neq 0$ からこれは\r\n$$S_{k + 1} \\left ( \\left (\\frac{\\eta^{x_{k + 1}}}{S_k} \\right )^2 + \\frac{\\eta^{x_{k + 1}}}{S_k} + 1 \\right ) = 0$$\r\nに倉圢できこれより $S_{k + 1} = 0$ たたは\r\n$$ \\eta^{x_{k + 1}} = \\frac{-1 \\pm \\sqrt{3} i}{2} S_k$$\r\nを埗るしたがっお$\\omega = \\dfrac{1 + \\sqrt{3} i}{2}$ ずおくず匏 $(1)$ をみたすこずは\r\n$$S_{k + 1} = 0S_{k + 1} = \\omega S_kS_{k + 1} = \\omega^{-1} S_k $$\r\nのいずれかをみたすこずず同倀である䞊匏を $(2)$ ずする \\\r\n 以埌耇玠平面においお耇玠数 $z$ を衚す点を $P(z)$ ず衚すたた\r\n$$\\omega = \\cos 60^{\\circ} + i \\sin 60^{\\circ}$$\r\nず衚せるこずに泚意$\\alpha = S_1\\ (= \\eta^{x_1})$ ずし耇玠平面䞊に原点 $O$ および\r\n$$P(\\alpha), P(\\omega \\alpha), P(\\omega^2 \\alpha), P(- \\alpha), P(\\omega^{-2} \\alpha), P(\\omega^{-1} \\alpha)$$\r\nをずり図のようにこれら $7$ ぀の点を長さ $1$ の線分で぀ないだものを考える\r\n\r\n![figure 1](\\/images\\/tYqt3cmGKmpL5mw7N4ZOCJtH85SxTbUcyEIP8nns)\r\n\r\nすべおの $k = 1, \\ldots, K - 1$ で $(2)$ が成り立぀こずは任意の $k = 1, \\ldots, K - 1$ に察し $P(S_k)$ ず $P(S_{k + 1})$ がさきほどの線分で぀ながり合うこずず蚀い換えられるさらに$O$ から $P(\\alpha)$ ぞ向かう有向線分を $e_1$ ずし $k = 2, \\ldots, K$ に察し $P(S_{k - 1})$ から $P(S_k)$ に向かう有向線分を $e_k$ ずするず$e_1, \\ldots, e_K$ はすべお向きが盞異なるこれは\r\n$$\\eta^{x_1} = \\alpha - 0\\eta^{x_k} = S_k - S_{k - 1}\\ (k - 2, \\ldots, K)$$\r\nであり$\\eta^{x_1}, \\ldots, \\eta^{x_K}$ が盞異なるこずからしたがうたた$P(S_1), \\ldots, P(S_K)$ のうち $O$ に䞀臎するのは $P(S_K)$ のみである以䞊のこずに泚意すれば$O, P(S_1), \\ldots, P(S_K)$ を順に぀ないだ経路は次の図に瀺す $8$ 通りおよびそれを盎線 $P(\\alpha)P(- \\alpha)$ を軞に反転させたものの蚈 $15$ 通りに限られる\r\n\r\n![figure 1](\\/images\\/duLlc2eujYkrXJHus0yQC5L7qrptcWrpSz38Deah)\r\n\r\nしたがっお図のそれぞれの経路に察し$(S_1, \\ldots, S_K)$ の衚し方を察応させるず䞋蚘の通りずなるそれぞれ耇合同順ずせよ\r\n- $\\mathrm{Path\\ 1} \\rightarrow (\\alpha, 0)$\r\n- $\\mathrm{Path\\ 2} \\rightarrow (\\alpha, \\omega^{\\pm 1} \\alpha, 0)$\r\n- $\\mathrm{Path\\ 3} \\rightarrow (\\alpha, \\omega^{\\pm 1} \\alpha, \\omega^{\\pm 2} \\alpha, 0)$\r\n- $\\mathrm{Path\\ 4} \\rightarrow (\\alpha, \\omega^{\\pm 1} \\alpha, \\alpha, 0)$\r\n- $\\mathrm{Path\\ 5} \\rightarrow (\\alpha, \\omega^{\\pm 1} \\alpha, \\omega^{\\pm 2} \\alpha, -\\alpha, \\omega^{\\mp 2} \\alpha, 0)$\r\n- $\\mathrm{Path\\ 6} \\rightarrow (\\alpha, \\omega^{\\pm 1} \\alpha, \\omega^{\\pm 2} \\alpha, -\\alpha, \\omega^{\\pm 2} \\alpha, 0)$\r\n- $\\mathrm{Path\\ 7} \\rightarrow (\\alpha, \\omega^{\\pm 1} \\alpha, \\alpha, \\omega^{\\mp 1} \\alpha, \\omega^{\\mp 2} \\alpha, 0)$\r\n- $\\mathrm{Path\\ 8} \\rightarrow (\\alpha, \\omega^{\\pm 1} \\alpha, \\alpha, \\omega^{\\mp 1} \\alpha, \\alpha, 0)$\r\n\r\nさらに経路に぀いお䞋蚘の事実が成り立぀\r\n- $\\mathrm{Path\\ 1}$ を構成する $2$ ぀の有向線分の始点を重ねるずすべお $180^{\\circ}$ 間隔で䞊ぶ\r\n- $\\mathrm{Path\\ 2}$ を構成する $3$ ぀の有向線分の始点を重ねるずすべお $120^{\\circ}$ 間隔で䞊ぶ\r\n- $\\mathrm{Path\\ 3, Path\\ 4}$ はいずれもそれを構成する $4$ ぀の有向線分の始点を重ねるず $60^{\\circ}, 120^{\\circ}, 60^{\\circ}, 120^{\\circ}$ の順で間隔を぀けお䞊ぶ\r\n- $\\mathrm{Path\\ 5, Path\\ 6, Path\\ 7, Path\\ 8}$ はいずれもそれを構成する $6$ ぀の有向線分の始点を重ねるずすべお $60^{\\circ}$ 間隔で䞊ぶ\r\n\r\nたた$\\omega = \\eta^N$ なので$\\eta^{s}, \\eta^{t}$ を衚す有向線分の向きが $60^{\\circ}$ 異なるこずは $\\mathrm{mod} ~ 6N$ で $s, t$ の差が $N$ に等しいこずを意味するこのこずも含め各元の盞異なる良い列 $(x_1, \\ldots, x_K)$ に぀いお特に以䞋の事実を埗る\r\n- **事実 1.** $K$ ずしおあり埗る倀は $2, 3, 4, 6$ に限られる\r\n- **事実 2.** $K = 2$ の堎合$x_1$ の倀を $1$ ぀定めるず $(x_1, x_2)$ は $1$ 通りに定たり$x_1, x_2$ は $\\mathrm{mod} ~ 3N$ で合同である\r\n- **事実 3.** $K = 3$ の堎合$x_1$ の倀を $1$ ぀定めるず $(x_1, x_2, x_3)$ は $2$ 通り考えられるがいずれにしろ $x_1, x_2, x_3$ は $\\mathrm{mod} ~ 2N$ で合同である\r\n- **事実 4.** $K = 4$ の堎合$x_1$ の倀を $1$ ぀定めるず $(x_1, x_2, x_3, x_4)$ は $4$ 通り考えられるがいずれにしろ $x_1, x_2, x_3, x_4$ は $\\mathrm{mod} ~ N$ で合同であるさらに$x_1$ ず $\\mathrm{mod} ~ N$ で合同な $6N$ 以䞋の正敎数 $6$ 個のうち$x_1, x_2, x_3, x_4$ の倀ずしお䜿わない $2$ ぀は $\\mathrm{mod} ~ 3N$ で合同である\r\n- **事実 5.** $K = 6$ の堎合$x_1$ の倀を $1$ ぀定めるず $(x_1, \\ldots, x_6)$ は $8$ 通り考えられるがいずれにしろ $x_1, \\ldots, x_6$ は $\\mathrm{mod} ~ N$ で合同である\r\n\r\n それではここたでを螏たえお条件をみたす列 $(a_1, \\ldots, a_{12})$ の個数を数えよう$K_1 + K_2 + K_3 = 12$ なる $3$ ぀の正敎数 $K_1, K_2, K_3$ であっお\r\n$$\\eta^{a_1} + \\cdots + \\eta^{a_{K_1}} = \\eta^{a_1} + \\cdots + \\eta^{a_{K_1 + K_2}} = 0$$\r\nをみたすものが䞀意的に定められるさらに $b_1, \\ldots, b_{K_2}, c_1, \\ldots, c_{K_3}$ を以䞋のように定める\r\n- 各 $k = 1, \\ldots, K_2$ で $b_k = a_{K_1 + k}$ をみたす\r\n- 各 $k = 1, \\ldots, K_3$ で $c_k = a_{K_1 + K_2 + k}$ をみたす\r\n\r\nするず $(a_1, \\ldots, a_{12})$ がみたすべき条件を次のように蚀い換えるこずができる\r\n- $a_1, \\ldots, a_{K_1}, b_1, \\ldots, b_{K_2}, c_1, \\ldots, c_{K_3}$ は盞異なる\r\n- $3$ ぀の列 $(a_1, \\ldots, a_{K_1}), (b_1, \\ldots, b_{K_2}), (c_1, \\ldots, c_{K_3})$ はすべお良い列である\r\n\r\n事実 1. より $K_1, K_2, K_3$ の倀の組み合わせずしおあり埗るものは\r\n$$\\\\{2, 4, 6\\\\}\\\\{3, 3, 6\\\\}\\\\{4, 4, 4\\\\}$$\r\nの $3$ パタヌンである以䞋このパタヌン毎で堎合分けし議論する\r\n\r\n---\r\n\r\n- **Case 1** $K_1, K_2, K_3$ の倀の組み合わせが $\\\\{2, 4, 6\\\\}$ のずき \\\r\n $K_1, K_2, K_3$ ぞの倀の割り振り方は $3!$ 通りあるここでは $(K_1, K_2, K_3) = (6, 4, 2)$ ずしお議論するたず $a_1$ の定め方は $6N$ 通りありその定め方に察し $(a_1, \\ldots, a_6)$ は $8$ 通りあるするず事実 4. 5. より$b_1$ のずり埗る倀は $a_1, \\ldots, a_6$ で䜿ったもの以倖の $6N - 6$ 通りでありその定め方に察し $(b_1, b_2, b_3, b_4)$ は $4$ 通りあるさらに事実 2. 4. 5. より$c_1$ のずり埗る倀は $a_1, \\ldots, a_6, b_1, \\ldots, b_4$ で䜿ったもの以倖の $6N - 10$ 通りであり $c_2$ は自動的に決たる以䞊の数え方は $K_1, K_2, K_3$ ぞの倀の割り振りが他の堎合でも同様にできるのでこのケヌスにおける列 $(a_1, \\ldots, a_{12})$ の個数は\r\n$$3! \\times 6N \\times 8 \\times (6N - 6) \\times 4 \\times (6N - 10) = 2^9 \\cdot 3^3 N(N - 1)(3N - 5)$$\r\nである\r\n\r\n- **Case 2** $K_1, K_2, K_3$ の倀の組み合わせが $\\\\{3, 3, 6\\\\}$ のずき \\\r\n $K_1, K_2, K_3$ ぞの倀の割り振り方は $3$ 通りあるここでは $(K_1, K_2, K_3) = (6, 3, 3)$ ずしお議論するたず $a_1$ の定め方は $6N$ 通りありその定め方に察し $(a_1, \\ldots, a_6)$ は $8$ 通りあるするず事実 3. 5. より$b_1$ のずり埗る倀は $a_1, \\ldots, a_6$ で䜿ったもの以倖の $6N - 6$ 通りでありその定め方に察し $(b_1, b_2, b_3)$ は $2$ 通りあるさらに $c_1$ のずり埗る倀は $a_1, \\ldots, a_6, b_1, b_2, b_3$ で䜿ったもの以倖の $6N - 9$ 通りであり その定め方に察し $(c_1, c_2, c_3)$ は $2$ 通りある以䞊の数え方は $K_1, K_2, K_3$ ぞの倀の割り振りが他の堎合でも同様にできるのでこのケヌスにおける列 $(a_1, \\ldots, a_{12})$ の個数は\r\n$$3 \\times 6N \\times 8 \\times (6N - 6) \\times 2 \\times (6N - 9) \\times 2 = 2^7 \\cdot 3^4 N(N - 1)(2N - 3)$$\r\nである\r\n\r\n- **Case 3** $K_1, K_2, K_3$ の倀の組み合わせが $\\\\{4, 4, 4\\\\}$ のずき \\\r\n たず $a_1$ の定め方は $6N$ 通りありその定め方に察し $(a_1, a_2, a_3, a_4)$ は $4$ 通りあるするず事実 4. より$b_1$ のずり埗る倀は$a_1, a_2, a_3, a_4$ で䜿ったもの以倖であるのみならず$a_1$ ず $\\bmod N$ で合同な $6$ 数以倖の $6N - 6$ 通りである実際その $6$ 個のうち $a_1, a_2, a_3, a_4$ で䜿っおいないものを $b_1$ に割り圓おたずしたら$b_2, b_3, b_4$ のどれかは $a_1, a_2, a_3, a_4$ で䜿った数ずなるため䞍適であるたた$b_1$ の定め方に察し $(b_1, b_2, b_3, b_4)$ は $4$ 通り埗られる同様に $c_1$ のずり埗る倀は$a_1, b_1$ のどちらかず $\\bmod N$ で合同な $12$ 数以倖の $6N - 12$ 通りでありその定め方に察し $(c_1, c_2, c_3, c_4)$ は $4$ 通りあるよっおこのケヌスにおける列 $(a_1, \\ldots, a_{12})$ の個数は\r\n$$6N \\times 4 \\times (6N - 6) \\times 4 \\times (6N - 12) \\times 4 = 2^9 \\cdot 3^3 N(N - 1)(N - 2)$$\r\nである\r\n\r\n---\r\n\r\n 以䞊の議論より条件をみたす $(a_1, \\ldots, a_{12})$ 党䜓の個数は\r\n$$2^7 \\cdot 3^3N(N - 1)(2^2(3N - 5) + 3(2N - 3) + 2^2(N - 2)) = 3456N(N - 1)(22N - 37)$$\r\nであり$N = 185$ でこれは $\\mathbf{474451153920}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omce008/editorial/11857" } ]
 $i$ を虚数単䜍ずし耇玠数 $\eta$ を次のように定めたす $$\eta = \cos \frac{\pi}{555} + i \sin \frac{\pi}{555}$$ このずき盞異なる $1$ 以䞊 $1110$ 以䞋の敎数の組 $(a_1, \ldots, a_{12})$ であっお以䞋の条件をずもにみたすものはいく぀ありたすか - 各 $n = 1, 2, \ldots, 12$ で $$(\eta^{a_1} + \cdots + \eta^{a_n})^5 = \eta^{5a_1} + \cdots + \eta^{5a_n}$$ が成り立぀ - $1 \leq n \leq 12$ なる敎数 $n$ であっお $$\eta^{a_1} + \cdots + \eta^{a_n} = 0$$ をみたすものがちょうど $3$ ぀存圚しそのうちの $1$ ぀は $12$ である
OMCB022
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omcb022/tasks/7307
A
OMCB022(A)
100
298
341
[ { "content": " $1$ は明らかに条件を満たさないため$2$ 以䞊の敎数に぀いお考える\\\r\n 正の敎数 $N$ が $N = p_1^{a_1} × p_2^{a_2} × \\cdots × p_n^{a_n}$ ず玠因数分解できたずき $N$ の正の玄数の総和は $\\begin{aligned}\r\n\\prod_{i=1}^{n} \\Bigl(1 + p_i + \\cdots + p_i^{a_i}\\Bigr) \r\n\\end{aligned}$ ず衚される各 $p_i$ は玠数のため$1 + p_i + \\cdots + p_i^{a_i}$ は明らかに $1$ より倧きい埓っお$N$ の正の玄数の総和が玠数になるためには $n = 1$ である必芁があるこのずき$N$ は玠数のべき乗で衚され か぀奇玠数のべき乗で衚されるずきには 指数が偶数でないず $N$ の正の玄数の総和が $2$ よりも倧きい偶数ずなっおしたうため 結局 $N$ は $2,3,5,7$ のいずれかのべき乗ずしお衚されるずわかる$100$ 以䞋の範囲でこれらをすべお調べれば$N$ の正の玄数の総和が玠数ずなるのは$N = 2,4,9,16,25,64$ のみであるため 解答すべき倀は $\\mathbf{120}$ ずわかる.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb022/editorial/7307" } ]
 次を満たす敎数 $N$ の総和を求めおください - $1\leq N\leq 100$ - $N$ の正の玄数の総和は玠数である
OMCB022
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B
OMCB022(B)
200
239
268
[ { "content": " 四角圢 $ABCD,BCDE,CDEF$ はそれぞれ等脚台圢であるから円に内接する埓っお六角圢 $ABCDEF$ も円に内接するのでこの円を $\\omega$ ずし$\\omega$ の䞭心半埄をそれぞれ $O,R$ ずする\\\r\n $\\omega$ の $AB$ ず同じ長さの匊に立぀円呚角の内小さい方は\r\n$$\\angle ACB = \\frac{1}{2}(180^\\circ - \\angle ABC) = 15^\\circ$$\r\nであるから\r\n$$\\angle AOB = \\angle BOC = \\angle COD = \\angle DOE = \\angle EOF = 30^\\circ$$\r\nである埓っお$O$ は六角圢 $ABCDEF$ の倖偎にあり$\\angle AOF = 150^\\circ$ であるよっお六角圢 $ABCDEF$ の面積は$R$ を甚いお\r\n$$5\\times\\frac{1}{2}R^2\\sin30^\\circ - \\frac{1}{2}R^2\\sin150^\\circ = R^2$$\r\nであるこれが $120$ ず等しいので$R = 2\\sqrt{30}$ を埗る今$\\angle BOE = 90^\\circ$ であるから\r\n$$BE = \\sqrt2R = 4\\sqrt{15}$$\r\nである特に解答すべき倀は $\\bf240$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb022/editorial/7308" }, { "content": "$\\angle EFA = \\angle FAB = 60^\\circ$ ずなる$AB$ ず $FE$ の亀点を $G$$2$ 点 $B, E$ から $AF$ に䞋ろした垂線の足をそれぞれ $H, I$ ずし$2$ 盎線 $BH, EI$ ず $CD$ ずの亀点をそれぞれ $J, K$ ずするこのずき $BAH, EFI, CBJ, DEK$ はすべお合同な䞉角圢ずなるから長方圢 $JHIK$ の面積は $120$ である $AB = 2x$ ずおくこずで$BE = JC + CD + DK = (2 + 2 \\sqrt 3)x$$JH = JB + BH = (1 + \\sqrt 3)x = \\dfrac{BE}{2}$ が分かるから$BE \\times \\dfrac{BE}{2} = 120$ より $BE^2 = \\bf{240}$ を埗る", "text": "ナヌザヌ解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb022/editorial/7308/650" } ]
 面積が $120$ であるような 凞六角圢 $ABCDEF$ に぀いお以䞋のこずが成り立ちたした. $$ AB = BC = CD = DE = EF$$ $$∠ABC = ∠BCD = ∠CDE = ∠DEF = 150^\circ$$ このずき線分 $BE$ の長さの $2$ 乗を解答しお䞋さい.
OMCB022
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omcb022/tasks/7309
C
OMCB022(C)
200
246
322
[ { "content": " たず赀色の玉 $10$ 個を暪䞀列に䞊べるここに青色ず黄色の玉を入れるこずを考えるするず赀色の玉同士の間には青色たたは黄色の玉をすくなくずも䞀぀は入れないずいけないずわかるここで青色の玉ず黄色の玉の個数の合蚈が $10$ 個であるこずを考えるず \r\n- 青色の玉 $1$ 個のみを端に䞊べお残りの青色たたは黄色の玉は党お赀色の玉の間に入れる $\\cdots (1)$\r\n- 黄色の玉 $1$ 個のみを端に䞊べお残りの青色たたは黄色の玉は党お赀色の玉の間に入れる $\\cdots (2)$\r\n- 青色たたは黄色の玉を党お赀色の玉の間に入れる $\\cdots (3)$ \r\n\r\nの $3$ ぀のパタヌンが考えられる\\\r\n $(1)$ の堎合に぀いおは 赀色の玉同士の間に青色の玉 $4$ 個ず黄色の玉 $5$ 個を䞊べる方法が ${}\\_{9}\\mathrm{C}\\_{4} = 126$ 通り青色の玉 $1$ 個を巊右どちらの端に䞊べるかが $2$ 通りあるので党䜓で $252$ 通りあるずわかる\\\r\n $(2)$ の堎合も同様にしお $252$ 通りあるずわかる\\\r\n $(3)$ の堎合に぀いおは どの赀色の玉同士の間に青色の玉ず黄色の玉を $1$ ぀ず぀入れるかが $9$ 通り青色の玉 $1$ ぀ず黄色の玉 \r\n $1$ ぀をどの順番で䞊べるかが $2$ 通り残りの青色の玉 $4$ ぀ず黄色の玉 $4$ ぀をどのように䞊べるかが \r\n${}\\_{8}\\mathrm{C}\\_{4} = 70$ 通りあるので党䜓で $1260$ 通りあるずわかる\\\r\n 以䞊より求めるべき答えは $252 + 252 + 1260 = \\mathbf{1764}$ 通りずわかる.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb022/editorial/7309" } ]
 赀色の玉 $10$ 個ず青色の玉 $5$ 個ず黄色の玉 $5$ 個を暪䞀列に䞊べる方法のうちどの隣り合う $2$ 個の玉も色が異なるように䞊べる方法は䜕通りありたすかただし同じ色の玉同士は区別しないものずしたす
OMCB022
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D
OMCB022(D)
300
71
152
[ { "content": " 問題文で䞎えられた $100$ 個の栌子点からなる集合を $\\mathcal S$ ずする\\\r\n たず面積が $36$ よりも倧きくなるように $\\mathcal S$ から栌子点を $3$ ぀遞ぶずきそのうち少なくずも $1$ 点は $(0,0), (0,9), (9,0), (9,9)$ のいずれかに䞀臎する必芁があるこずを瀺す遞んだ $3$ ぀の栌子点を $(a,b), (c,d), (e,f)$ ずしこれらからなる非退化な䞉角圢を $T$ ずするずき$\\mathcal S$ に含たれる $4$ ぀の栌子点\r\n$$ (\\min(a,c,e), \\min(b,d,f)), (\\max(a,c,e), \\min(b,d,f))$$\r\n$$(\\min(a,c,e), \\max(b,d,f)), (\\max(a,c,e), \\max(b,d,f)) $$\r\nを $4$ 頂点に持぀長方圢 $R$ は $T$ を被芆する$T$ の面積は $R$ の半分以䞋であるため$R$ の面積は $72$ より倧きいここで$R$ が $(0,0), (0,9), (9,0), (9,9)$ からなる長方圢に䞀臎しない堎合$R$ の面積は高々 $8 \\times 9 = 72$ であり矛盟する埓っお\r\n$$ \\min(a,c,e) = \\min(b,d,f) = 0 $$\r\n$$ \\max(a,c,e) = \\max(b,d,f) = 9 $$\r\nより $\\\\{ a,c,e \\\\} \\supset \\\\{0, 9\\\\}$ および $\\\\{ b,d,f \\\\} \\supset \\\\{0, 9\\\\}$ ずなるがこのずき $(a,b), (c,d), (e,f)$ のうち少なくずも $1$ ぀が $(0,0), (0,9), (9,0), (9,9)$ に䞀臎するこずは容易にわかるよっお瀺された\\\r\n いた察称性により$T$ が $(0,0)$ を頂点に持぀堎合を考える頂点は遞ぶ順序を問わないので$(e,f) = (0,0)$ ずしおよいこのずき $T$ の面積は $\\dfrac{1}{2}|bc-ad|$ ずなるため$bc-ad \\gt 72$ たたは $ad-bc \\gt 72$ ずなるこずが分かるやはり $(a,b)$ ず $(c,d)$ は遞ぶ順序を問わないため$bc-ad \\gt 72$ の堎合のみ考えればよいこのずき $bc \\gt 72$ ずなるこずから $b = c = 9$ および $ad \\lt 9$ がわかるこれを満たす $(a, d)$ の組は\r\n$$ (a,d) = (0, 0), (0, 9), (9, 0), (0, i), (i, 0), (1, 1), (1, j), (j, 1), (2, 2), (2, 3), (2, 4), (3, 2), (4, 2) $$\r\n$$ (i = 1, 2, \\dots, 8, \\quad j = 2, 3, \\dots, 8) $$\r\nがすべおなので条件を満たしか぀ $(0,0)$ を頂点ずしお含む䞉角圢 $T$ は合蚈で $39$ 個あるず分かるこのうち$(0,0), (0,9), (9,0), (9,9)$ のうちちょうど $3$ ぀を頂点に持぀ものは $(a,d) = (0,0), (0,9), (9,0)$ の $3$ 個ちょうど $2$ ぀を頂点に持぀ものは $(a,d) = (0,i), (i,0)$ の $16$ 個ちょうど $1$ ぀を頂点に持぀ものは残りの $20$ 個あるため求めるべき䞉角圢の個数は \r\n$$ \\dfrac{3 \\times 4}{3}+ \\dfrac{16 \\times 4}{2} + 20 \\times 4 = 116 $$\r\nより $\\mathbf{116}$ 個である( $(0,0), (0,9), (9,0), (9,9)$ のうち$3$ ぀を頂点に持぀䞉角圢は $3$ 回$2$ ぀を頂点に持぀䞉角圢は $2$ 回それぞれ重耇しお数えおいるこずに泚意)", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb022/editorial/7530" } ]
 $xy$ 平面䞊に座暙が $(i,j)$ただし $i,j$ は $0$ 以䞊 $9$ 以䞋の敎数で衚される $100$ 個の栌子点がありたすこれらの点から $3$ 点を遞ぶ方法のうち遞んだ $3$ 点が非退化な䞉角圢をなしか぀その面積が $36$ よりも倧きくなるような遞び方は䜕通りありたすか
OMCB022
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https://onlinemathcontest.com/contests/omcb022/tasks/8880
E
OMCB022(E)
300
64
94
[ { "content": " $n \\geq 3$ においお以䞋が成り立぀\r\n$$\\begin{aligned}\r\na_{n+1} &= a_1 a_2 + \\dots + a_{n-2} a_{n-1} + a_{n-1} a_{n} + a_{n} a_{1} \\\\\\\\\r\n&= (a_{n} - a_{n-1} a_{1}) + a_{n-1} a_{n} + a_{n} a_{1} \\\\\\\\\r\n&= a_{n} (1 + a_{n-1}) + a_{1} (a_{n} - a_{n-1}). \\tag{☆}\r\n\\end{aligned}$$\r\n以䞋合同匏は党お $2027$ を法ずしおいるものずする(☆) で $n=862$ ずしお\r\n$$a_{863} \\equiv 6 × (1+2) + (6-2)a_{1} \\equiv 4 a_{1} + 18$$\r\nを埗るこれにより$n = 863$ ずするこずで\r\n$$ 222 \\equiv 7 × (4 a_{1} + 18) + a_{1} (4 a_{1} + 12) \\equiv 4 {a_{1}}^2 + 40 a_{1} + 126$$\r\nがわかるこれを解けば $a_{1} \\equiv 2$ たたは $a_{1} \\equiv -12$ が埓うが$0 \\leq a_{1} \\leq 1000$ により $a_{1} \\equiv 2$ である\r\nこれにより $a_{863} \\equiv 26$ がさらに (☆) で $n = 864$ ずするこずで $a_{865} \\equiv \\mathbf{305}$ が埗られる \\\r\n ちなみに$a_2\\equiv 20$ ずすれば条件をみたす数列が埗られる", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb022/editorial/8880" } ]
 敎数列 $\lbrace a_n \rbrace\_{n=1,2,\ldots}$ が$n\geq 3$ で以䞋をみたしたす $$a_n = a_1 a_2 + \dots + a_{n-2} a_{n-1} + a_{n-1} a_1$$ たずえば $$a_3 = a_1 a_2 + a_2 a_1, \quad a_4 = a_1 a_2 + a_2 a_3 + a_3 a_1$$ ですいた$a_{861}, a_{862}, a_{864}$ を玠数 $2027$ で割った䜙りがそれぞれ $2, 6, 222$ でありか぀ $0 \leq a_{1} \leq 1000$ であるずき条件をみたす $\lbrace a_n \rbrace$ が存圚し$a_{865}$ を $2027$ で割った䜙りが䞀意に定たるこずが保蚌されるのでその䜙りを解答しおください
OMCB022
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F
OMCB022(F)
400
11
52
[ { "content": " $ N = 2^m × k$$k$ は奇数ず衚されたずする求める倀は $m$ ずしおあり埗る倀の総和である\\\r\n 以䞋操䜜は $100$ 回でなく十分倚く繰り返すものずする$i$ 回目の操䜜ず $j$ 回目の操䜜 $(i\\lt j) $ で同じカヌドを裏返したずするず $2^{i-1} \\equiv 2^{j-1}\\pmod{N}$぀たり $2^{i-1} (2^{j-i}-1) \\equiv 0\\pmod{N}$ である$2^r-1$ が $k$ の倍数ずなる最小の正敎数 $r$ をずればこれは $i\\geq m+1$ か぀ $r\\mid(j-i)$ ず同倀埓っお次がわかる\r\n\r\n- $m$ 回目たでは盞異なるカヌドを裏返しそこで裏返したカヌドはそれ以降裏向きのたた\r\n- $m+1$ 回目から $m+r$ 回目たでは盞異なるカヌドを裏返しそれ以降は $r$ 回ごずに同じカヌドを裏返す\r\n - $m+1$ 回目以降に裏返される $r$ 枚のカヌドを良いカヌドたた $m+i\\ (1\\leq i\\leq r)$ 回目に裏返されるカヌドを $i$ 番目の良いカヌドず呌ぶこずにする\r\n\r\n これを螏たえお条件を満たす $m$ ず $r$ の組み合わせを考える$r=1$ の堎合は $m=45,46$ のみが$r=2$ の堎合は $m=45$ のみが条件を満たすこずが確認できる$r\\geq 3$ のずきたず最初の $50$ 回で裏向きのカヌドが $46$ 枚になったこずから裏向きのカヌドを裏返した回数は $2$ 回であるこれが実珟するのは $m+r$ 枚のカヌドを䞀床裏返した埌良いカヌドのうち $2$ 枚をもう䞀床裏返す堎合のみなので $m+r=48$ を埗るたた $100$ 回の操䜜の埌でも裏向きのカヌドの枚数が同じ $46$ 枚であるこずから$100$ 回の操䜜の埌は次のどちらかの状態になる\r\n\r\n- (a): $1,2$ 番目の良いカヌドのみ衚向き\r\n- (b): $r-1,r$ 番目の良いカヌドのみ衚向き\r\n\r\n$100$ 回の操䜜のうち埌半の $50$ 回の操䜜を考えるず(a)の状態になるのは $ 2nr = 50 $(b)の状態になるのは $ 2nr - 4 = 50 $ を満たす正敎数 $n$ が存圚するこずずそれぞれ同倀であるよっお $r\\geq 3$ ず合わせお $r$ ずしおあり埗る倀は $ 3, 5, 9, 25, 27 $ であり$ m+r = 48 $ より $m$ ずしおあり埗る倀は $ 21, 23, 39, 43, 45 $ である\\\r\n 以䞊より $m$ ずしおあり埗る倀は $ 21, 23, 39, 43, 45, 46 $ であり求める倀は $\\mathbf{217}$", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb022/editorial/7975" } ]
 $N$ 枚の衚ず裏が区別できるカヌドがありカヌドにはそれぞれ $0$ 以䞊 $N-1$ 以䞋の盞異なる数字が $1$ ぀ず぀曞かれおいたすはじめカヌドは党お衚を向いおいたすOMC君はこれらのカヌドに次の操䜜を $100$ 回行いたした - **操䜜**$i$ 回目 $(1\leq i\leq 100)$ の操䜜であるずき$2^{i-1}$ を $N$ で割ったあたりが曞かれたカヌドを裏返すここで「カヌドを裏返す」ずは衚を向いおいるカヌドを裏向きに裏を向いおいるカヌドを衚向きにするこずを指す OMC君が $50$ 回目の操䜜を終えた埌にはちょうど $46$ 枚のカヌドが裏向きに$100$ 回目の操䜜を終えた埌にもちょうど $46$ 枚のカヌドが裏向きになっおいたしたこのずき $N$ が $2$ で割り切れる最倧の回数ずしおあり埗る倀の総和を解答しお䞋さい
OMC230
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https://onlinemathcontest.com/contests/omc230/tasks/5176
A
OMC230(A)
200
284
305
[ { "content": " 残った $N-2$ 個の総和が最小・最倧になる堎合をそれぞれ考えるず以䞋が必芁である\r\n$$\\dfrac{N(N+1)}{2}-(2N-1)\\leq \\dfrac{1840}{19}(N-2) \\leq \\dfrac{N(N+1)}{2}-3$$\r\nさらにこれが敎数倀であるこずから $N$ が $19$ で割っお $2$ 䜙るこずが必芁で逆にこれらで十分条件にもなるこずがわかるこれをもずに怜蚎するず$N=\\mathbf{192}$ のみが適合するなお厳密に䞍等匏を解かずずも$1840\\/19$ が倧雑把に $N\\/2$ ほどで近䌌できるこずからおおよその芋圓が可胜である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc230/editorial/5176" } ]
 $N$ を $3$ 以䞊の敎数ずしたす黒板に $1$ から $N$ たでの $N$ 個の正敎数がそれぞれ䞀぀ず぀曞かれおいたすここから盞異なる $2$ ぀を消しお残った $N-2$ 数の平均を求めるず$\dfrac{1840}{19}$ でしたこのずき$N$ ずしおあり埗るものの総和を求めおください
OMC230
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B
OMC230(B)
200
141
246
[ { "content": " $N = 2^{22} × 3^{33} × 5^{55} × 7^{77}$ ずおく$g = \\textrm{gcd} (a,b)$ および互いに玠な正敎数 $a^\\prime, b^\\prime$ を甚いお $a = ga^\\prime, \\ b = gb^\\prime$ ず衚すず条件匏は\r\n$$ \\frac{1}{g} + \\frac{1}{ga^\\prime b^\\prime} = \\frac{1}{N} ~ \\Longleftrightarrow ~ (g-N)a^\\prime b^\\prime = N$$\r\nず倉圢するこずができる\\\r\n ここで$a^\\prime b^\\prime$ は $N$ の正の玄数でありか぀ $a^\\prime b^\\prime$ の倀を決めたずき $g$ の倀は䞀意に定たるさらに $a^\\prime b^\\prime = 2^s × 3^t × 5^u × 7^v$ ずしたずき組 $(a^\\prime, b^\\prime)$ ずしおありうるものの個数は$s, t, u, v$ のうち $0$ でないものの個数を $x$ ずしたずき $2^x$ に䞀臎する以䞊より$a_1 = 22, a_2 = 33, a_3 = 55, a_4 = 77$ ずするず求める答えは\r\n$$\r\n2^4a_1a_2a_3a_4 + \\cdots + 2^1(a_1 +\\cdots + a_4) + 1\r\n= (2a_1 + 1)(2a_2 + 1)(2a_3 + 1)(2a_4 + 1)= \\bf51873075\r\n$$\r\nず蚈算できる", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc230/editorial/10066" } ]
 正敎数の組 $(a,b)$ であっお $$\dfrac{1}{\textrm{gcd} (a,b)} + \dfrac{1}{\textrm{lcm} (a,b)} = \dfrac{1}{2^{22} × 3^{33} × 5^{55} × 7^{77}}$$ をみたすものはいく぀ありたすか
OMC230
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omc230/tasks/2985
C
OMC230(C)
300
97
140
[ { "content": " 䞉角圢 $ABP$, $DCP$ の倖接円をそれぞれ ${\\Gamma}_1$, ${\\Gamma}_2$ ずおく${\\Gamma}_1$ ず ${\\Gamma}_2$ の亀点のうち $P$ でない方を $Q$ ずおくず$PQ$ の䞭点は $E$ であるから$PQ = 2PE = 18$ である䞀方$\\angle ABC = \\angle PAD$ であるから接匊定理の逆より ${\\Gamma}_1$ は $AD$ に接する同様に${\\Gamma}_2$ も $AD$ に接するよっお方べきの定理より\r\n$${FA}^2 = FQ \\times FP, \\quad {FD}^2 = FQ \\times FP$$\r\nであるため$FA = FD$ が埓い特に $FA = AD \\/2 = 40$である\\\r\n さらに$FP = FQ + QP = FQ + 18$ であるため$FQ \\times (FQ + 18) = 1600$ が成り立぀$FQ \\gt 0$ よりこれを解くず $FQ = 32$ ずなり$EF = FQ + QE =\\bf41$ である\\\r\n なお$O_1O_2=81$ の条件は䜿っおいないが条件を満たす図は存圚する", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc230/editorial/2985" }, { "content": " 公匏解説ず同様に䞉角圢 $ABP, DCP$ の倖接円をそれぞれ $\\Gamma_1, \\Gamma_2$ ずおくするず$\\Gamma_1, \\Gamma_2$ はいずれも盎線 $AD$ に接するため$\\angle FAO_1 = \\angle FDO_2 = 90^\\circ $ が埓うたた$\\angle FEO_1 = \\angle FEO_2 = 90^\\circ$ も容易に分かるこれより䞉角圢 $FAO_1, FEO_1$ に䞉平方の定理を適甚するこずで\r\n$$FA^2 + {AO_1}^2 = FE^2 + {EO_1}^2 \r\n ( = {FO_1}^2)$$\r\nが埗られるこれより$FE^2 - FA^2 = {AO_1}^2 - {EO_1}^2$ が埓うたた$AO_1 = PO_1$ でありか぀ $\\angle PEO_1 = 90^\\circ$ であるこずから䞉角圢 $PEO_1$ に䞉平方の定理を適甚するこずで${AO_1}^2 - {EO_1}^2 = {PO_1}^2 - {EO_1}^2 = PE^2 = 81$ が埓うよっお$FE^2 - FA^2 = 81$ が埗られる同様に考えお\r\n$$FE^2 - FD^2 = {DO_2}^2 - {EO_2}^2 = {PO_2}^2 - {EO_2}^2 = PE^2 = 81$$\r\nも分かるよっお$FA = FD = 40$ が分かり$FE = 41$ が埓う", "text": "䞉平方の定理を甚いお立匏する方法", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc230/editorial/2985/643" } ]
  凞四角圢 $ABCD$ ず蟺 $BC$ 䞊の点 $P$ がありたす䞉角圢 $ABP,DCP$ の倖心をそれぞれ $O_1,O_2$ ずし$P$ から盎線 $O_1 O_2$ に䞋ろした垂線ず盎線 $O_1 O_2,AD$ の亀点をそれぞれ $E,F$ ずおきたす $$\begin{aligned} \angle ABC = \angle PAD, \quad \angle DCB &= \angle PDA,\\\\ AD = 80,\quad O_1O_2=81,\quad &PE = 9 \end{aligned}$$ が成り立぀ずき$EF$ の長さを求めおください
OMC230
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D
OMC230(D)
400
83
102
[ { "content": " $N$ を正敎数ずし$N$ 項からなる実数列 $\\\\{ a_n \\\\}\\_{n = 0, 1, ..., N - 1}$ を䞎えたずき\r\n$$\r\n\\begin{aligned}\r\n\\sum_{n = 1}^N \\sum_{k = 0}^{n - 1} \\sum_{i = 0}^k a_i &= a_0 + (a_0 + (a_0 + a_1)) + (a_0 + (a_0 + a_1) + (a_0 + a_1 + a_2)) \\\\\\\\\r\n&+ \\cdots + (a_0 + (a_0 + a_1) + \\cdots + (a_0 + \\cdots + a_{N - 1}))\r\n\\end{aligned}\r\n$$\r\nず衚せる各 $n = 1, ..., N$ に察しこの等匏の右蟺で $a_{N - n}$ は $1 + \\cdots + n = \\dfrac{n(n + 1)}{2}$ 回珟れるので\r\n$$\\sum_{n = 1}^N \\sum_{k = 0}^{n - 1} \\sum_{i = 0}^k a_i = \\frac{1}{2} \\sum_{n = 1}^N n(n + 1)a_{N - n}$$\r\nが成り立぀\r\n$$N = 1110a_n = \\frac{1}{1111 - n} \\sqrt{\\frac{1}{2} + \\frac{1}{1110 - n}} - \\frac{1}{1110 - n} \\sqrt{\\frac{1}{2} - \\frac{1}{1111 - n}}$$\r\nずしおこの事実を適甚すれば以䞋のように $S$ の倀を求めるこずができる\r\n$$\r\n\\begin{aligned}\r\nS &= \\frac{1}{2} \\sum_{n = 1}^{1110} n(n + 1) \\left (\\frac{1}{n + 1} \\sqrt{\\frac{1}{2} + \\frac{1}{n}} - \\frac{1}{n} \\sqrt{\\frac{1}{2} - \\frac{1}{n + 1}} \\right ) \\\\\\\\\r\n&= \\frac{1}{2 \\sqrt{2}} \\sum_{n = 1}^{1110} (\\sqrt{n^2 + 2n} - \\sqrt{n^2 - 1}) \\\\\\\\\r\n&= \\frac{1}{2 \\sqrt{2}} \\sum_{n = 1}^{1110} (\\sqrt{(n + 1)^2 - 1} - \\sqrt{n^2 - 1}) \\\\\\\\\r\n&= \\frac{1}{2 \\sqrt{2}} (\\sqrt{(1110 + 1)^2 - 1} - \\sqrt{1^2 - 1}) = \\sqrt{\\mathbf{154290}}\r\n\\end{aligned}\r\n$$", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc230/editorial/8945" } ]
 $S$ を以䞋のように定めたすこのずきの $S^2$ の倀を解答しおください $$S = \sum_{n = 1}^{1110} \sum_{k = 0}^{n - 1} \sum_{i = 0}^k \left (\frac{1}{1111 - i} \sqrt{\frac{1}{2} + \frac{1}{1110 - i}} - \frac{1}{1110 - i} \sqrt{\frac{1}{2} - \frac{1}{1111 - i}} \right )$$
OMC230
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omc230/tasks/8364
E
OMC230(E)
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[ { "content": " 正の実数 $x, y, z$ を甚いお䞉角圢の $3$ 蟺の長さをそれぞれ $x + y, y + z, z + x$ ず衚しRavi倉換これらはすべお敎数倀であるずするこのずき敎数 $N_1, N_2, N_3$ によっお\r\n$$x + y = N_1y + z = N_2z + x = N_3$$\r\nず衚せお\r\n$$2x = N_1 - N_2 + N_32y = N_1 + N_2 - N_32z = - N_1 + N_2 + N_3$$\r\nが成り立぀ため $2x, 2y, 2z$ はいずれも敎数でありなおか぀偶奇がすべお䞀臎するすなわち $x, y, z$ はすべお敎数であるかすべお半敎数であるたたHeronの公匏より䞉角圢の面積は $\\sqrt{xyz(x + y + z)}$ ず衚されるので\r\n$$xyz(x + y + z) = 2^4 \\cdot 5 \\cdot 13^2 \\tag{1}$$\r\nずなるような $x, y, z$ を求めればよい$x, y, z$ がすべお半敎数だず明らかにこれを満たさないので$x, y, z$ はすべお正の敎数である\\\r\n ここで以䞋の性質を以埌**性質A**ず呌ぶこずにする\r\n- 任意の正敎数 $s, t$ に぀いお $s + t \\leq st + 1$ が成り立぀\r\n\r\nこの性質は$(s - 1)(t - 1) \\geq 0$ が成り立぀のでこれを匏倉圢するこずで瀺すこずができる\\\r\n 匏 $(1)$ ず性質Aから\r\n$$(x + y + z - 2)(x + y + z) \\leq (xy + z - 1)(x + y + z) \\leq 2^4 \\cdot 5 \\cdot 13^2$$\r\nが埗られるのでこれより $x + y + z \\lt 13^2$ が埓う特に $x, y, z, x + y + z$ はいずれも $13^2$ で割り切れないこずが分かるのでこの $4$ 数のうちちょうど $2$ ぀が $13$ の倍数であるしたがっお文字の察称性より\r\n- $x \\geq y$ であり$13 \\mid x + y$ か぀ $13 \\mid z$ をみたす\r\n- $x \\geq y$ であり$13 \\mid x$ か぀ $13 \\mid y$ をみたす\r\n\r\nの $2$ ケヌスに぀いお考察すればよい\r\n\r\n---\r\n**Case 1.** $x \\geq y$ であり$13 \\mid x + y$ か぀ $13 \\mid z$ をみたすずき\\\r\n 正敎数 $k, z^{\\prime}$ により $x + y = 13k, z = 13z^{\\prime}$ ず衚すず匏 $(1)$ から\r\n$$xyz^{\\prime} (z^{\\prime} + k) = 80 \\tag{2}$$\r\nが埗られる\\\r\n するず $z^{\\prime} (z^{\\prime} + k) \\geq k + 1$ なので $xy \\leq \\dfrac{80}{k + 1}$ が成り立぀䞀方で$k$ を固定したずき $x - y$ の倀が倧きいほど $xy$ は小さな倀をずるので$xy$ のずり埗る倀は小さい方から順に$$13k - 126k- 439k - 952k - 1665k - 25\\dots$$\r\nであるこれらのこずから組 $(k, xy)$ ずしおあり埗るものは\r\n$$(1, 12), (1, 22), (1, 30), (1, 36), (1, 40), (2, 25)$$\r\nの $6$ ぀に絞られるさらに $xy \\mid 80$ をみたすのは $(k, xy) = (1, 40)$ のみであり$x = 8, y = 5$ を埗るたた匏 $(2)$ から\r\n$$z^{\\prime} (z^{\\prime} + 1) = 2$$\r\nでありこれより $z^{\\prime} = 1$ が埗られるしたがっおこのケヌスでは $(x, y, z) = (8, 5, 13)$ が適する\r\n---\r\n**Case 2.** $x \\geq y$ であり$13 \\mid x$ か぀ $13 \\mid y$ をみたすずき\\\r\n $x^{\\prime} \\geq y^{\\prime}$ なる正敎数 $x^{\\prime}, y^{\\prime}$ により $x = 13x^{\\prime}, y = 13y^{\\prime}$ ずおき$P = x^{\\prime}y^{\\prime}z$ ずおくず匏 $(1)$ から\r\n$$P(13(x^{\\prime} + y^{\\prime}) + z) = 80 \\tag{3}$$\r\nが埗られる\\\r\n するず $13(x^{\\prime} + y^{\\prime}) + z \\geq 27$ から $P \\leq 2$ が埓う䞀方で匏 $(3)$ ず性質Aから\r\n$$P(13P + 14) \\geq P(13(x^{\\prime}y^{\\prime} + 1) + z) \\geq 80$$\r\nが埗られ$P \\geq 2$ が埓うよっお $P = 2$ が成り立ち組 $(x^{\\prime}, y^{\\prime}, z)$ ずしおあり埗るものが $(2, 1, 1), (1, 1, 2)$ の $2$ ぀に絞られこれらのうち匏 $(3)$ をみたすものは $(2, 1, 1)$ のみであるしたがっおこのケヌスでは $(x, y, z) = (26, 13, 1)$ が適する\r\n---\r\n 以䞊より匏 $(1)$ の正敎数解 $(x, y, z)$ は倉数の䞊び替えの違いを陀けば $(8, 5, 13), (26, 13, 1)$ の $2$ ぀であるしたがっお問題の条件をみたす組 $(a, b, c)$ は\r\n$$\r\n\\begin{aligned}\r\n(5 + 8, 5 + 13, 8 + 13) = (13, 18, 21) \\\\\\\\\r\n(1 + 13, 1 + 26, 13 + 26) = (14, 27, 39)\r\n\\end{aligned}\r\n$$\r\nの $2$ ぀であり特に解答すべき倀は\r\n$$13 \\cdot 18 \\cdot 21 + 14 \\cdot 27 \\cdot 39 = \\mathbf{19656}$$\r\nである", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc230/editorial/8364" }, { "content": " 匏 $ xyz(x+y+z)=2^4 \\cdot 5 \\cdot 13^2$ 以降の別解である\\\r\n 偶奇に぀いお考えるず$x,y,z,x+y+z$ のうち $2$ ぀たたは $4$ ぀が偶数である\\\r\n もし $4$ ぀が偶数だずするず$x,y,z$ をそれぞれ $2$ で割っお匏 $ pqr(p+q+r)=5 \\cdot 13^2$ を満たす敎数組が存圚するこずになるがそれはあり埗ないこずが容易にわかるよっお以䞋は次の問いを考えればよい\r\n\r\n問匏 $ xyz(x+y+z)=2^4 \\cdot 5 \\cdot 13^2$ を満たし$x,y,z,x+y+z$ のうち $2$ ぀が偶数$2$ ぀が奇数であるような組を求めよ\r\n\r\n ありうる奇数の組は $(1,1), (1,5), (1,13), (1,65), (1,169), (1,845), (5,13), (5,169), (13,65)$ である\\\r\n $ \\sqrt{2^4 \\cdot 5 \\cdot 13^2}=116. \\cdots$ であるこずを考えるず$(1,169), (1,845), (5,169)$ に぀いおは陀ける\\\r\n 次に$2$ 数が小さい $(1,1), (1,5), (1,13),(5,13)$ 組に぀いおはいずれかが $x+y+z$ ずなるこずはあり埗ないのでそれぞれ以䞋の方皋匏を考えればよいこずになる\r\n$$\\begin{aligned}\r\nt(t+2)&=2^4 \\cdot 5 \\cdot 13^2 \\\\\\\\\r\nt(t+6)&=2^4 \\cdot 13^2\\\\\\\\\r\nt(t+14)&=2^4 \\cdot 5 \\cdot 13\\\\\\\\\r\nt(t+18)&=2^4 \\cdot 13\r\n\\end{aligned}$$\r\n それぞれ少し匏倉圢しお\r\n$$\\begin{aligned}\r\n(t+1)^2&=2^4 \\cdot 5 \\cdot 13^2+1 \\\\\\\\\r\n(t+3)^2&=2^4 \\cdot 13^2+9\\\\\\\\\r\n(t+7)^2&=2^4 \\cdot 5 \\cdot 13+49\\\\\\\\\r\n(t+9)^2&=2^4 \\cdot 13+81\r\n\\end{aligned}$$\r\nずすれば電卓の $\\sqrt{\\ \\ }$ 機胜を甚いお解を埗るこずができる\r\n\r\n 最埌に残った $(1,65), (13,65)$ 組に぀いおは地道に考えよう\\\r\n $(1,65)$ の堎合$\\\\{x,y,z,x+y+z\\\\}=\\\\{1,65,s,t\\\\}$ であり$st=80$ を満たす$s,t$ がずもに偶数であったこずを思い出すず$s+t \\leq 42$ なので適する $s,t$ 組は存圚しない$(13,65)$ の堎合も同様にしお満たすものが存圚しないずわかる", "text": "公匏解説の匏 (1) 以降の別解", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc230/editorial/8364/634" } ]
 $a\leq b \leq c$ なる正敎数の組 $(a, b, c)$ に぀いお以䞋が成り立ちたした - $3$ 蟺の長さがそれぞれ $a, b, c$ である䞉角圢が存圚しその面積は $52\sqrt{5}$ である このような組 $(a, b, c)$ すべおに察する $abc$ の総和を解答しおください
OMC230
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52
[ { "content": " $n$ 回操䜜した埌の文字列に含たれる連続郚分文字列 $AB, BA$ の個数の和を $a_n$文字 $C$ の個数を $b_n$そのうち䞡端にある $C$ の個数を $c_n$ ずするこのずき任意の非負敎数 $n$ に぀いお以䞋が成り立぀こずが分かる.\r\n $$ a_{n+1} = 2b_n - c_n ,\\ b_{n+1} = a_n + b_n$$\r\n\r\n ここで䞡端に含たれる $C$ の個数は垞に䞀定のため$c_n$ = $c_0$ ずなるこれを $x$ ずおくこずにするず$ a_{n+1} = 2b_n - x,\\ b_{n+1} = a_n + b_n $ ずなるこの挞化匏に察する $x$ の寄䞎は独立しお考えるこずができるのでたず$ a_{n+1} = 2b_n ,\\ b_{n+1} = a_n + b_n $ を解くこずを考えるこれを倉圢するず$$a_{n+1} + 2b_{n+1} = 2(a_n + 2b_n) ,\\ a_{n+1} - b_{n+1} = -(a_n - b_n)$$\r\n\r\nずなるため$$a_{2023} + 2b_{2023} = 2^{2023} × (a_0 + 2b_0) , \\ a_{2023} - b_{2023} = -(a_0 - b_0)$$\r\n\r\nが埗られるよっお$a_{2023} = \\cfrac{(2^{2023} - 2)a_0 + (2^{2024} + 2)b_0}{3} , \\ b_{2023} = \\cfrac{(2^{2023} + 1)a_0 + (2^{2024} - 1)b_0}{3}$ ずなるこずが分かるたた$b_n$ に察する $x$ の寄䞎を $n$ が小さい方から順に求めるず$ 0,0,-x,-2x,-5x,-10x,-21x\\cdots$ ずなるこずも分かるこれより$b_n$ に察する $x$ の寄䞎は \r\n$$ \\begin{cases}\r\n\\cfrac{-(2^n - 1)x}{3} \\ ( \\ n \\mathrm{ \\ が偶数の時} ) \r\n\\\\\\ \\cfrac{-(2^n - 2)x}{3} \\ ( \\ n \\mathrm{ \\ が奇数の時} ) \r\n\\end{cases}\r\n$$\r\nずなるこずが予枬できるこれは正しくこのこずは $n$ に関する数孊的垰玍法などを甚いるこずで容易に確かめられるこれより$b_{2023} = \\cfrac{(2^{2023} + 1)a_0 + (2^{2024} - 1)b_0 - (2^{2023}- 2)x}{3}$ ずなるこずが分かるここで元の文字列においお長さ $2$ の連続郚分文字列が $AB$ でも $BA$ でもないこずずその文字列が $C$ を含むこずは同倀でありか぀䞡端にない $C$ に察しおは $2$ ぀ず぀䞡端にある $C$ に察しおは $1$ ぀ず぀そのような文字列が生じるため$$ a_{0} + 2b_{0} - x = 2022$$ \r\n\r\nが成立するこずも分かるこれを甚いお $b_{2023}$ を敎理するず$$ b_{2023} = a_0 + b_0 + 674 × (2^{2023}-2) $$ \r\n\r\nずなるよっお$ a_0 + b_0 $ の最倧最小に぀いお考えればよいたず$ a_0 + b_0 = 2022 + x - b_0 $ でありか぀明らかに $x \\leq b_0$ であるため$ a_0 + b_0 \\leq 2022 $ ずなるたた䞡端以倖に $C$ が存圚しないずきに等号が実珟されるため$ M = 2022 + 674 × (2^{2023}-2) $ ず分かるそしお䞡端以倖に $C$ が存圚しない文字列は$2$ 文字目以降が $ABABA \\cdots \\ $ たたは $ \\ BABAB \\cdots$ ずなる文字列であり䞡端の文字は任意であるこずから$ m = 2 × 2 × 2 = 8 $ も分かる$ a_0 + b_0 $ が最小になるのは $ x - b_0 $ が最小になるずき぀たり䞡端以倖の $C$ の個数が最倧になるずきでありこれは偶数文字目が党お $C$ ずなるずきに実珟され$ a_0 + b_0 = 1011 $ ずなるこずが分かるよっお$ N = 1011 + 674 × (2^{2023}-2) $ $ n = 2^{1012} $ ず分かる.\r\n$\\\\\\ $  これより$ M+m+N+n = 3041 + 1348 × (2^{2023}-2) + 2^{1012} $ ず分かるこれは$\\bmod\\ 503$ においお$ 23 + 342 × (2^{15} - 2) + 2^8 \\equiv 23 + 256 - 684 + 342 × 18 × 32 \\equiv 98 + 20 × 192 \\equiv 417$ ずなるよっお解答すべき倀は $ \\mathbf{417}$ ずなる", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc230/editorial/7789" }, { "content": " 公匏解説の $a_n,b_n,c_n$ の眮き方は$C$ の個数を求めるために必芁なものをしっかりず捉えた眮き方になっおいたす\\\r\n 䞀方本別解では察称性を意識した $p_n,q_n,r_n$ を甚いお$C$ の個数を求めようずしおいたす\r\n\r\n---\r\n\r\n $n$ 回操䜜した埌の文字列に察しお$A$ ず $B$ が隣り合うずころが $p_n$ 個$B$ ず $C$ が隣り合うずころが $q_n$ 個$C$ ず $A$ が隣り合うずころが $r_n$ 個ずおく任意の非負敎数 $n$ に察しお以䞋が成り立぀\r\n$$\\begin{aligned}\r\np_n+q_n+r_n&=2022 \\cdot 2^n \\\\\\\\\r\np_{n+1}&= q_n+r_n\\\\\\\\\r\nq_{n+1}&= r_n+p_n\\\\\\\\\r\nr_{n+1}&= p_n+q_n\r\n\\end{aligned}$$\r\n この連立挞化匏を解くず以䞋のこずがわかる\r\n$$\\begin{aligned}\r\np_{2023}=k-p_0 \\\\\\\\\r\nq_{2023}=k-q_0\\\\\\\\\r\nr_{2023}=k-r_0\r\n\\end{aligned}$$\r\n ただし $k=\\dfrac{2^{2023}+1}{3}\\cdot 2022$ である\\\r\n 埓っお文字列の䞡端に泚意するず$n$ 回操䜜した埌の文字 $C$ の数は次のように衚せる\r\n$$\\dfrac{q_{2023}+r_{2023}}{2}+\\begin{cases}\r\n0 & (C が䞡端にない) \\\\\\\\\r\n\\dfrac{1}{2} & (C が端に䞀぀ある)\\\\\\\\\r\n1 & (C が䞡端にある)\r\n\\end{cases} \\quad$$\r\n よっお $q_0+r_0$ が最倧か぀ $C$ が䞡端にないずきに最小倀 $N=k-1011$$n=2^{1012}$ を埗る\\\r\n 䞀方最倧倀に぀いおは $3$ ぀のケヌスが存圚し \r\n- $q_0+r_0=0$ か぀圓然だが$C$ が䞡端にない堎合\r\n- $q_0+r_0=1$ か぀ $C$ が端にある堎合\r\n- $q_0+r_0=2$ か぀ $C$ が䞡端ずもにある堎合\r\n\r\n よっお最倧倀は $M=k$$n=8$ である", "text": "別解", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc230/editorial/7789/636" }, { "content": " $3$ 皮類の文字に察する $2$ 通りの巡回$ABCABCA ...$ か $ACBACBA ...$に泚目し操䜜を繰り返した埌の文字列がどのような圢になるのかを調べる解法です\r\n\r\n---\r\n\r\n $A, B, C$ からなりなおか぀同じ文字が隣接しないような文字列のこずをここでは**良い文字列**ず呌ぶこずにする長さ $L$ の良い文字列 $S$ に察し次のルヌルにしたがっお䜜られる長さ $L - 1$ の $X, Y$ からなる文字列を $f(S)$ ず衚そう\r\n- 各 $k = 1, ..., L - 1$ に察し$k, k + 1$ 文字目の連続 $2$ 文字が $AB, BC, CA$ のいずれかであれば $k$ 文字目を $X$ ずし$AC, CB, BA$ のいずれかであれば $k$ 文字目を $Y$ ずする\r\n\r\n぀たり $ABCABCA ...$ ずいう巡回が起きるずきに $X$$ACBACBA ...$ ずいう巡回が起きるずきに $Y$ が蚭定されるようなむメヌゞであるたずえば\r\n$$f(ABACA) = XYYXf(ABCACAB) = XXXYXX$$\r\nなどが成り立぀ここで次の事実を埗る\r\n- **事実 1.** $S$ を良い文字列ずし$S$ に察し問題の操䜜を $1$ 回斜しお埗られる良い文字列を $S^{\\prime}$ ずするこのずき $f(S)$ に察し\r\n$$X \\rightarrow YYY \\rightarrow XX$$\r\nの眮き換えをすべお同時に斜すず$f(S^{\\prime})$ が埗られるそれぞれの巡回が逆向きずなり倍増するむメヌゞ\r\n\r\n それでは長さ $2023$ の良い文字列 $S_0$ に察し操䜜を $2023$ 回繰り返しお埗られる文字列を $S_1$ ずしようたた$g(k) = 2^{2023} (k - 1) + 1$ ずするこのずき $S_0$ の遞び方によらず以䞋 $2$ ぀が成り立぀事実 3. は事実 1. からしたがう\r\n- **事実 2.** 各 $k = 1, ..., 2023$ に察し$S_0$ の $k$ 文字目ず $S_1$ の $g(k)$ 文字目は等しい\r\n- **事実 3.** 任意の $k = 1, ..., 2022$ に぀いお$f(S_1)$ の $g(k)$ 文字目から $g(k + 1) - 1$ 文字目たでの $2^{2023}$ 文字はすべお $X$ であるかすべお $Y$ である\r\n\r\nここで $2^{2023} \\equiv 2 \\pmod{3}$ に泚意し$\\alpha = \\dfrac{2^{2023} + 1}{3}$ ずおこう各 $k = 1, ..., 2022$ に察し$S_1$ の $g(k)$ 文字目から $g(k + 1)$ 文字目たでの $2^{2023} + 1\\ (= 3 \\alpha)$ 文字は$ABCABC ... ABC$ などのように同じ $3$ 文字を $\\alpha$ 回繰り返しおいるこずが事実 3. からわかり特に $C$ はこの範囲にちょうど $\\alpha$ 個含たれるこのこずをすべおの $k$ に぀いお適甚しようするず$S_1$ の $g(2), g(3), ..., g(2022)$ 文字目の䞭に含たれる $C$ の個数を $x$$S_1$ 党䜓に含たれる $C$ の個数を $y$ ず衚したずき\r\n$$x + y = 2022 \\alpha$$\r\nが成り立぀たた事実 2. より $x$ は $S_0$ における $2$ 文字目から $2022$ 文字目たでに含たれる $C$ の個数に等しい$S_0$ が良い文字列であるこずから $x$ のずり埗る範囲は $0 \\leq x \\leq 1011$ なので結局 $y$ の最倧倀 $M$ ず最小倀 $N$ はそれぞれ以䞋のように衚せる\r\n$$M = 2022 \\alphaN = 2022 \\alpha - 1011$$\r\n$x = 0$ なる $S_0$ は $2$ 文字目から $2022$ 文字目たでが $ABABA ... ABA$ か $BABAB ... BAB$ のどちらかでありそれぞれに察し $1$ 文字目ず $2023$ 文字目を決める方法は $2$ 通りず぀あるよっお$m = 2^3 = 8$ を埗る$x = 1011$ なる $S_0$ の堎合は偶数文字目をすべお $C$ にする他なく残りの $1012$ 個の文字をそれぞれ独立に $A, B$ のどちらかに定めればよいよっお$n = 2^{1012}$ を埗るあずは公匏解説同様 $M + m + N + n$ を $503$ で割った䜙りを求めればよい", "text": "文字の巡回に泚目する", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc230/editorial/7789/642" } ]
 各文字が $A,B,C$ のいずれかである長さ $2023$ の文字列がありこの文字列はどの隣り合う $2$ 文字も異なっおいたすこの文字列に以䞋の操䜜を $2023$ 回行うこずを考えたす - 党おの隣り合う $2$ 文字の間に぀いおどちらの文字ずも異なる $A,B,C$ のいずれかの文字を入れる  䟋えば文字列 $ABC$ に察しおこの操䜜を $1$ 回行うず文字列は $ACBAC$ ずなりたすはじめの文字列を自由に遞べるずしたずき - 操䜜埌の文字列に含たれる $C$ の個数の最倧倀を $M$ - $C$ の個数の最倧倀を実珟するはじめの文字列ずしおありうるものの個数を $m$ - 操䜜埌の文字列に含たれる $C$ の個数の最小倀を $N$ - $C$ の個数の最小倀を実珟するはじめの文字列ずしおありうるものの個数を $n$ ずしたす$M+m+N+n$ を玠数 $503$ で割った䜙りを解答しお䞋さい
OMCB021
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omcb021/tasks/11948
A
OMCB021(A)
100
309
311
[ { "content": "$$\\Big( \\sqrt{\\dfrac{x}{y}}+\\sqrt{\\dfrac{y}{x}} \\Big)^2 = \\dfrac{x}{y}+\\dfrac{y}{x}+2=169=13^2$$\r\n 求める倀は正だから$\\mathbf{13}$", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb021/editorial/11948" } ]
 正の実数 $x,y$ が $$\dfrac{x}{y}+\dfrac{y}{x}=167$$ を満たすずき$\sqrt{\dfrac{x}{y}}+\sqrt{\dfrac{y}{x}}$ の倀を求めお䞋さい
OMCB021
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omcb021/tasks/11093
B
OMCB021(B)
100
263
287
[ { "content": " 䞎匏は $(\\sqrt{x-4}+2)^2$ ず倉圢できるためこれが平方数である事から $\\sqrt{x-4}$ が敎数であれば良いよっお $x$ は非負敎数 $m$ を甚いお $x=m^2+4$ ず曞けるため$0\\le{m^2}\\le{996}$ より $0\\le{m}$$\\le{31}$ なので$\\bf{32}$ が求めるべき倀である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb021/editorial/11093" }, { "content": " 公匏解説にある通り以䞋のように匏倉圢できるわけだがその方法を二通り蚘しおおく\r\n$$x+4 \\sqrt{x-4}=(\\sqrt{x-4}+2)^2$$\r\n\r\n---\r\n\r\n方法二重混合を倖すような発想\r\n$$x+4 \\sqrt{x-4}=x+2\\sqrt{4(x-4)}$$\r\nであるある実数 $a, b$ が存圚しお$a+b=x, ab=4(x-4)$ を満たすものがあれば$x+2 \\sqrt{4(x-4)}$ はある匏の二乗の圢になる\\\r\n そこで $t$ に぀いおの方皋匏 $t^2-tx+4(x-4)=0$ を解くず $t=4, x-4$ であるしたがっお\r\n$$x+2\\sqrt{4(x-4)}=(\\sqrt{4}+\\sqrt{x-4})^2=(\\sqrt{x-4}+2)^2$$\r\n\r\n---\r\n\r\n方法䜜問者を信じる\\\r\n 「$x+4 \\sqrt{x-4}$ がきれいな圢で䜕かの二乗になるはずだ」ず信じよう匏䞭に $\\sqrt{x-4}$ が存圚するので $x=(x-4)+4$ ず倉圢しおみたくなるこのように考えお匏倉圢するずそこたで倧きな飛躍もなく次のように蚈算できる\r\n$$\\begin{aligned}\r\nx+4 \\sqrt{x-4} &= (x-4)+4+4 \\sqrt{x-4} \\\\\\\\\r\n& = \\sqrt{x-4}^{\\ 2}+4 \\sqrt{x-4}+4 \\\\\\\\\r\n& = (\\sqrt{x-4}+2)^2\r\n\\end{aligned}$$", "text": "公匏解説最初の倉圢に぀いお", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb021/editorial/11093/632" } ]
 $x+4\sqrt{x-4}$ が平方数ずなるような $4$ 以䞊 $1000$ 以䞋の正の有理数 $x$ の個数を求めおください
OMCB021
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omcb021/tasks/11021
C
OMCB021(C)
200
247
282
[ { "content": " 条件を満たす配り方においお$3$ 人が赀色の玉を $2$ 個ず぀受け取るか$2$ 人が赀色の玉を $3$ 個ず぀受け取るかのどちらかに堎合分けされる\\\r\n 前者の堎合赀色の玉を受け取らない人が $4$ 通りその人に青色の玉を $2$ ぀たずめお配られる堎合ず青色の玉が $1$ ぀ず぀配られる堎合を考えるず配り方は $4(1+{}\\_{4}\\mathrm{C}\\_{2})=28$ 通りである\\\r\n 埌者の堎合赀色の玉を受け取らない人が ${}\\_{4}\\mathrm{C}\\_{2}$ 通りその人たちぞの青色の玉の配り方は $3$ 通りなので配り方は ${}\\_{4}\\mathrm{C}\\_{2}\\cdot 3=18$ 通りである\\\r\n 以䞊より玉の配り方は合蚈で $28+18=\\bf46$ 通りである", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb021/editorial/11021" } ]
 赀色の玉緑色の玉青色の玉がそれぞれ $6, 4, 2$ 個ず぀あり同じ色の玉は互いに区別したせんこれらの玉を $A$ 君$B$ 君$C$ 君$D$ 君の $4$ 人に次の条件を満たすように配りたす - どの人も合蚈 $3$ 個の玉を受け取る - もらった赀色の玉が $1$ 個の人はいない  玉の配り方は党郚で䜕通りありたすか
OMCB021
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omcb021/tasks/6506
D
OMCB021(D)
200
198
243
[ { "content": " $qr=p(qr-7q-15)$ より$p,q,r$ が党お玠数であるこずずあわせお$q=p$ たたは $r=p$ が成り立぀\r\n- $q=p$ のずき\\\r\n䞎匏は $r=pr-7p-15$ ずなりこれは次のように倉圢できる\r\n$$(p-1)(r-7)=22$$\r\nこれを満たす玠数の組 $(p,r)$ は $(2,29)$ のみである\r\n- $r=p$ のずき\\\r\n䞎匏は $q=pq-7q-15$ ずなりこれは次のように倉圢できる\r\n$$p(q-8)=15$$\r\nこれを満たす玠数の組 $(p,q)$ は $(3,13),(5,11)$ のみである\r\n\r\n以䞊より䞎匏を満たす玠数の組 $(p,q,r)$ は $(2,2,29),(13,3,13),(11,5,11)$ である特に解答すべき倀は $\\mathbf{89}$", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb021/editorial/6506" } ]
 $15p+7pq+qr=pqr$ を満たす党おの玠数の組 $(p,q,r)$ に察しお $p+q+r$ の総和を求めおください
OMCB021
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omcb021/tasks/5057
E
OMCB021(E)
200
119
158
[ { "content": " $\\angle{XA_0Y}=\\theta$ ずおくず, $\\angle{A_0A_2A_1}=\\theta$ である. たた, 任意の $1 \\le i \\lt n$ に぀いお, \r\n$$\\angle A_0A_{i+1}A_i = \\angle A_{i+1}A_{i-1}A_i = \\angle A_0A_iA_{i+1} + \\theta$$\r\nであるから, \r\n$$ \\angle{A_0A_nA_{n-1}}=(n-1)\\theta$$\r\nが分かる. たた, 䞉平方の定理より $\\angle{A_0A_{n-1}A_n}=90\\degree$ であるから, 䞉角圢 $A_0A_{n}A_{n-1}$ の内角に぀いお考える事で,\r\n$$ 90^\\circ+(n-1)\\theta + \\theta =180\\degree$$\r\nが成立する. これず, $n \\geq 2$ である事から, 求める $n$ は $90$ の $1$ を陀く正の玄数であるので, \r\n求める答えは $\\mathbf{233}$ ず蚈算できる.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb021/editorial/5057" } ]
 $\angle{XA_0Y}$ が床数法で**敎数床の鋭角**である半盎線 $A_0X, A_0Y$ 䞊に以䞋の䞉぀の条件を満たすように盞異なる $n ~ ( \geq 2)$ 個の点 $A_1,A_2, \cdots ,A_n$ を取るずき$n$ ずしおあり埗る倀の総和を求めおください - $k$ が奇数のずき $A_k$ を半盎線 $A_0X$ 䞊に$k$ が偶数のずき $A_k$ を半盎線 $A_0Y$ 䞊に取る - $A_0A_1=A_1A_2=\cdots=A_{n-1}A_n$ - $A_0A_n^2-A_0A_{n-1}^2=A_{n-1}A_n^2 $
OMCB021
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omcb021/tasks/10667
F
OMCB021(F)
200
121
234
[ { "content": " たず$A,B,C$ の $3$ 皮類の文字を少なくずも $1$ 回ず぀䜿っお $8$ 文字䞊べる方法を考える各文字が $A,B,C$ のいずれかである長さ $8$ の文字列は $3^8$ 個ありその䞭で $A, B, C$ のうちちょうど $2$ 皮類を䜿うものは $3 \\cdot (2^8-2)$ 個ちょうど $1$ 皮類を䜿うのは $3$ 個あるしたがっお$A, B, C$ をすべお甚いるものは \r\n$$3^8 - 3 \\cdot (2^8-2) - 3 = 5796$$ \r\n個だけ存圚する\\\r\n 次に$A,B,C$ それぞれに盞異なる数字を圓おはめるこずを考える$A,B,C$ を適圓に入れ替えるず同じ䞊びになるものは重耇するため$A,B,C$ がこの順に珟れるような $5796 \\div 3! = 966$ 個の文字列に数字を圓おはめる方法を数えればよいするず\r\n- $A$ は $0$ が䜿えないので $9$ 通り \r\n- $B$ は $A$ 以倖の数字が䜿えるので $9$ 通り \r\n- $C$ は $A,B$ 以倖の数字が䜿えるので $8$ 通り\r\n\r\nだけ方法があるので求める総数は \r\n$$9\\cdot 9\\cdot 8\\cdot 966=\\textbf{625968}$$\r\n個である\r\n\r\n<details><summary> 【**別解**】動的蚈画法を甚いる<\\/summary>\r\n 以䞋のように動的蚈画法 Dynamic Programming で $3\\times 8$ の衚を埋めおいくこずでも総数が求められる $dp[i][j]$ を $i$ 桁の正の敎数であっおちょうど $j$ 皮類の数字を甚いるものの個数ずするず$dp[1][1]=9$ および\r\n$$ \\begin{aligned}\r\ndp[i+1][1] &= dp[i][1] \\\\\\\\\r\ndp[i+1][2] &= dp[i][1]\\times 9+dp[i][2]\\times 2 \\\\\\\\\r\ndp[i+1][3] &= dp[i][2]\\times 8+dp[i][3]\\times 3\r\n\\end{aligned} $$\r\nであるから$dp[8][3]=\\textbf{625968}$ を埗る\r\n<\\/details>", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb021/editorial/10667" }, { "content": " 公匏解説のように「$A,B,C$ の $3$ 皮類の文字を少なくずも $1$ 回ず぀䜿っお $8$ 文字䞊べる方法は $5796$ 通りである」ず求めた埌の別解である次のように考えおみよう\r\n\r\n- $A,B,C$ がいずれも $0$ でない堎合は$5796×{}\\_{9}\\mathrm{C}\\_{3}$ 通り存圚する\r\n- $A,B,C$ のいずれかが $0$ である堎合は$3$ 数 $\\\\{A, B, C\\\\}$ の遞び方が ${}\\_{9}\\mathrm{C}\\_{2}$ 通りそれらを䞊び替える $5796$ 通りのうちちょうど $\\dfrac{1}{3}$ は $0$ から始たる数字列になっおしたうので䞍適぀たり条件を満たす数は $5796×{}\\_{9}\\mathrm{C}\\_{2}×\\dfrac{2}{3}$ 通り存圚する\r\n\r\n 以䞊の議論から$5796× \\left({}\\_{9}\\mathrm{C}\\_{3}+{}\\_{9}\\mathrm{C}\\_{2}×\\dfrac{2}{3} \\right)=5796×108=\\mathbf{625968}$ 通り", "text": "5796の䜕倍かずいう発想で解く方法", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb021/editorial/10667/633" } ]
 $8$ 桁の正の敎数であっお各桁で䜿甚する数字の皮類がちょうど $3$ 皮類のものはいく぀ありたすか\  䟋えば$20240402$ はこの条件を満たしたす
OMCB021
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G
OMCB021(G)
300
153
205
[ { "content": " $n=p_1^{e_1}p_2^{e_2}\\cdots p_k^{e_k}$ ず玠因数分解できるずき$n^n$ の玄数の個数 $d(n^n)$ は $$d(n^n)=(e_1n+1)(e_2n+1)\\cdots(e_kn+1)$$\r\n 以䞋では$n\\lt 99$ の堎合を考えるこの際\r\n$$2^7\\gt99,\\quad 2\\cdot3\\cdot5\\cdot7\\gt99$$\r\nであるから$e_i\\le6,\\ k\\le3$ であるこずに気を぀ける\r\n- $k=1$ の堎合\\\r\n $10^6\\le d(n^n)=e_1n+1\\le6\\cdot98+1\\lt10^6$ であるから条件を満たす $n$ は存圚しない\r\n\r\n- $k=2$ の堎合\\\r\n $10^6\\le d(n^n)=(e_1n+1)(e_2n+1)\\le(6\\cdot98+1)^2\\lt 10^6$ であるから条件を満たす $n$ は存圚しない\r\n- $k=3$ の堎合\\\r\n $e_1=e_2=e_3=1$ であれば $d(n^n)=(n+1)^3\\lt10^6$ であるから䞍適埓っお$n$ は平方因子を少なくずも $1$ ぀持぀そのような $n$ は $98$ 以䞋の範囲には $60,84,90$ のみである\\\r\n$$d(60^{60})=d(2^{120}\\cdot3^{60}\\cdot5^{60})=121\\cdot61^2=450241\\lt10^6$$\r\n$$d(84^{84})=d(2^{168}\\cdot3^{84}\\cdot7^{84})=169\\cdot85^2=1221025\\gt10^6$$\r\nであるからこの堎合に条件を満たす最小の $n$ は $84$ である\r\n\r\n以䞊より求める答えは $\\mathbf{84}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb021/editorial/6794" } ]
 $n^n$ が $10^6$ 個以䞊の正の玄数を持぀最小の正の敎数 $n$ を求めおください
OMCB021
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H
OMCB021(H)
300
65
94
[ { "content": " $M$ に関しお $P$ ず察称な点を $Q$ ずすれば四角圢 $APCQ$ は平行四蟺圢であるよっお\r\n$$\\angle BQC = \\angle APM = \\angle MCB$$\r\nであるから䞉角圢 $BCM$ ず䞉角圢 $BQC$ は盞䌌であり$BC=AP=CQ$ より $BM = CM$ もわかるここで$BM=x$ ずおけば先ほどの盞䌌より\r\n$$x(2x-2)=70$$\r\nが成り立぀のでこれを解いお $x=\\dfrac{1+\\sqrt{141}}{2}$ を埗る\\\r\n ここで$AM=CM=BM$ より $\\angle{ABC} = 90^\\circ$ であるので䞉平方の定理から\r\n$$AB^2=(2x)^2-70= 72+2\\sqrt{141}$$\r\nである特に解答すべき倀は $\\bf{636}$", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb021/editorial/9301" } ]
 䞉角圢 $ABC$ に぀いお蟺 $AC$ の䞭点を $M$ ずし線分 $BM$ 䞊に点 $P$ を取るず $$ AP=BC=\sqrt{70},\quad BP=2,\quad \angle{APM}=\angle{ACB} $$ が成立したしたこのずき蟺 $AB$ の長さの $2$ 乗の倀を求めおくださいただし求める答えは正の敎数 $a,b$ を甚いお $\sqrt{a}+b$ ず衚せるので$a+b$ を解答しおください
第3回高校生数孊コンテスト in Hamamatsu 予遞
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A
浜束2024予遞(A)
100
351
362
[ { "content": " $10000$ 以䞊 $99999$ 以䞋の敎数 $n$ が問題の条件をみたすこずは次ず同倀である\r\n- $n$ の巊から $1,3,5$ 桁目の偶奇が䞀臎しか぀ $n$ の巊から $2,4$ 桁目の偶奇が䞀臎する\r\n\r\nこれより$n$ の巊から $1,3,5$ 桁目ずしおありうるものは $9\\cdot5\\cdot5$ 通りあり$n$ の巊から $2,4$ 桁目ずしおありうるものは $10\\cdot5$ 通り存圚するしたがっお求める個数は\r\n$$ 9\\cdot5\\cdot5\\cdot10\\cdot5 = \\mathbf{11250} $$\r\nである", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/hamamatsu2024/editorial/10141" } ]
 $12321$ の隣り合う $2$ 桁を足し合わせお埗られる $4$ 数は $$ 1+2, ~~ 2+3, ~~ 3+2, ~~ 2+1 $$ でありこれらは偶奇が䞀臎したすこのように$10000$ 以䞊 $99999$ 以䞋の敎数であっお隣り合う $2$ 桁を足し合わせお埗られる $4$ 数の偶奇がすべお䞀臎するようなものは$12321$ を含めおいく぀ありたすか
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B
浜束2024予遞(B)
100
353
363
[ { "content": " $n$ が良い数であるずきある $2$ 以䞊の敎数 $a$ ず正の敎数 $d$ を甚いお \r\n$$n = a(a + d)(a + 2d)$$ \r\nず衚せるたた以䞋より $n$ が $2$ 以䞊 $10$ 以䞋のどの敎数でも割り切れないならば $d$ は $6$ の倍数である\r\n- $d$ が奇数であるずき$a$ ず $a+d$ は偶奇が異なるからどちらかは偶数ずなるよっお$n$ は偶数ずなる\r\n- $d$ が $3$ の倍数でないずき$a$ ず $a+d$ ず $a+2d$ はどれも $3$ で割った䜙りが異なるからどれかは $3$ の倍数ずなるよっお$n$ は $3$ の倍数ずなる\r\n\r\nさらに$a$ 自身が $2$ 以䞊 $10$ 以䞋のどの敎数でも割り切れないこずより $a \\ge 11$ であるから条件を満たす良い数は少なくずも \r\n$$11 (11 + 6) (11 + 2\\times6) = 11\\cdot 17\\cdot 23 = 4301$$ \r\n以䞊であるたたこれは実際に条件をみたすので求める答えは $\\bf4301$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/hamamatsu2024/editorial/10358" } ]
 等差数列をなす盞異なる $2$ 以䞊の敎数 $3$ ぀の積ずしお衚される敎数を**良い数**ずよびたす䟋えば$24 = 2\times 3\times 4$ や $2024 = 2\times 23\times 44$ は良い数です\  $2$ 以䞊 $10$ 以䞋のどの敎数でも割り切れない最小の良い数を求めおください
第3回高校生数孊コンテスト in Hamamatsu 予遞
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C
浜束2024予遞(C)
100
303
317
[ { "content": " 和を取る段階で奇関数は打ち消し合うこずに泚意するず\r\n$$\r\n\\begin{aligned}\r\n \\sum_{n=-10}^{10} \\frac{(n+1)(n^2+1)(n^3+1)}{n^4+1}\r\n&= \\sum_{n=-10}^{10} \\frac{(n^2+1)(n^4+n^3+n+1)}{n^4+1} \\\\\\\\\r\n&= \\sum_{n=-10}^{10} \\frac{(n^2+1)(n^4+1)}{n^4+1} \\\\\\\\\r\n&= \\sum_{n=-10}^{10} (n^2+1) \\\\\\\\\r\n&= \\mathbf{791}\r\n\\end{aligned}\r\n$$\r\nず蚈算できる", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/hamamatsu2024/editorial/10108" } ]
 次の和を蚈算しおください $$ \sum_{n=-10}^{10} \frac{(n+1)(n^2+1)(n^3+1)}{n^4+1} $$
第3回高校生数孊コンテスト in Hamamatsu 予遞
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D
浜束2024予遞(D)
100
222
325
[ { "content": " 䞀般に $4\\times4n$ のマス目をT字のタむルで敷き詰める方法が $a_n$ 通りだけあるずする最も巊からタむルを眮くこずを考えるず䞋図のように\r\n\r\n$\\quad (A)$ 巊の $4$ 列で区切りができる堎合\\\r\n$\\quad (B)$ 巊の $4$ 列で区切りができない堎合\r\n\r\nで堎合分けできる\r\n![figure 1](\\/images\\/uwZ92FJ3UX0x6ZBnb2khT3fKufC6GdTvLWXC2v5Y)\r\n![figure 1](\\/images\\/ry8kdjuJOZ4aolKi7taSvvSVsvktDQ188OupiwSe)\r\n\r\n $(A)$ ずなるような敷き詰め方は $2$ 通りありさらに残りの $4(n-1)$ 列の敷き詰め方は $a_{n-1}$ 通りだけあるため合蚈で $2a_{n-1}$ 通りである\\\r\n $(B)$ ずなる堎合巊の $4$ 列からはみ出した $4$ マスを䞀぀のタむルずみなすこずで敷き詰め方は合蚈で $a_{n-1}$ 通りであるこずがわかる\\\r\n 以䞊より次の挞化匏が成り立぀\r\n$$a_n=3a_{n-1}$$\r\nこれず $a_1=2$ より求める倀は $a_{10}=2\\cdot3^9=\\mathbf{39366}$ 通りである", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/hamamatsu2024/editorial/9286" }, { "content": " 実隓するず考えるのは䞊䞋に向きのある $4\\times 4n$ の長方圢をならべお, $4\\times 40$ のマス目を芆う方法の数であるずわかり, \r\n$$f=2x+2x^2+2x^3+\\cdots=\\frac{2x}{1-x}$$\r\nずするず, ちょうど $k$ 個の長方圢でマス目を芆う方法の数は $\\[x^{10}\\]f^k$ であり, ( $f$ の各項の係数 $2$ は䞊䞋 $2$ 通りに察応.) これを, $k=0,1,2,\\cdots$ に぀いお合蚈するず求める答えは,\r\n$$\r\n\\begin{aligned}\r\n\\sum_{k=0}^{\\infty}\\[x^{10}\\]f^{k}&=\\[x^{10}\\]\\sum_{k=0}^{\\infty}f^{k}\\\\\\\\\r\n&=\\[x^{10}\\]\\frac{1}{1-f}\\\\\\\\\r\n&=\\[x^{10}\\]\\frac{1}{1-\\dfrac{2x}{1-x}}\\\\\\\\\r\n&=\\[x^{10}\\]\\frac{1-x}{1-3x}\\\\\\\\\r\n&=\\[x^{10}\\]\\frac{1}{1-3x}-\\[x^{9}\\]\\frac{1}{1-3x}\\\\\\\\\r\n&=3^{10}-3^{9}\\\\\\\\\r\n&=2\\times3^9\r\n\\end{aligned}\r\n$$", "text": "ナヌザヌ解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/hamamatsu2024/editorial/9286/656" } ]
 図のような $\textrm T$ 字のタむルをちょうど $40$ 枚甚いお$4\times40$ のマス目を重なりや隙間はみ出しなく敷き詰める方法は䜕通りありたすか ただしタむルを回転させおもよくそれぞれのタむルは区別したせんたた回転および裏返しで䞀臎する敷き詰め方は別のものずしお数えたす. ![figure 1](\/images\/XZhL5lZ3U7YvqMzqOmldilrZnISpqP9Jo3S8cOeU)
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E
浜束2024予遞(E)
100
199
276
[ { "content": " $\\beta$ ず $\\gamma$ の亀点を $D$ ずし$\\gamma$ ず $\\alpha$ の亀点を $E$ ずし$\\alpha$ ず $\\beta$ の亀点を $F$ ずするこのずき䞉角圢 $ABC$ ず䞉角圢 $DEF$ は盞䌌で察応する蟺同士は平行であるよっお䞉盎線 $AD,BE,CF$ は䞀点で亀わるのでこれを $X$ ずするたた以䞋では倚角圢 $\\mathcal{P}$ の面積を $|\\mathcal{P}|$ で衚す\\\r\n 䞉角圢 $ABX$ ず $ACX$ の面積比は次のように衚される\r\n$$\\frac{|ACX|}{|ABX|} = \\frac{|ABED|}{|ACFD|} = \\frac{5(AB + DE)}{7(CA + FD)} = \\frac{5AB}{7CA}$$\r\n同様にするこずで\r\n$$|BCX| : |CAX| : |ABX| = 9BC : 7CA : 5AB = 36 : 21 : 7$$\r\nが分かる埓っお䞉角圢 $ABC$ の面積を $S$ ずするず盎線 $BC$ ず $X$ の距離は\r\n$$\\frac{2S|BCX|}{BC \\cdot (|BCX|+|CAX|+|ABX|)} = \\frac{9S}{160}$$\r\nであるよっお䞉角圢 $ABC$ ず $DEF$ の盞䌌比は\r\n$$\\dfrac{9S}{160} : \\bigg(9 + \\dfrac{9S}{160}\\bigg) = S : (160 + S)$$\r\nであるヘロンの公匏などにより $S = 42$ であるから求める答えは\r\n$$|DEF| = S\\bigg(\\frac{160+S}{S}\\bigg)^2 = \\frac{20402}{21}$$\r\nである特に解答すべき倀は $\\bf{20423}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/hamamatsu2024/editorial/7760" } ]
 $BC = 20, ~ CA = 15, ~ AB = 7$ なる䞉角圢 $ABC$ がありたす - 盎線 $BC$ ず平行な盎線であっお盎線 $BC$ ずの距離が $9$ であるもののうち$A$ から遠い方を $\alpha$ - 盎線 $CA$ ず平行な盎線であっお盎線 $CA$ ずの距離が $7$ であるもののうち$B$ から遠い方を $\beta$ - 盎線 $AB$ ず平行な盎線であっお盎線 $AB$ ずの距離が $5$ であるもののうち$C$ から遠い方を $\gamma$ ずするずき$3$ 盎線 $\alpha,\beta,\gamma$ がなす䞉角圢の面積は互いに玠な正の敎数 $a,b $ を甚いお $\dfrac ab$ ず衚せるので$a + b$ を解答しおください
第3回高校生数孊コンテスト in Hamamatsu 予遞
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F
浜束2024予遞(F)
100
154
207
[ { "content": " 以䞋では有限集合 $A$ に含たれるすべおの芁玠に぀いおの積を $\\displaystyle \\prod_{a \\in A}$ で衚し特に正の敎数 $n$ に぀いお $A = \\\\{ 1, 2, \\ldots, n \\\\}$ であるずき $\\displaystyle \\prod_{i=1}^{n}$ ず衚す\r\n\r\n 正の敎数 $x$ が盞異なる玠数 $p_1, p_2, \\ldots, p_k$ ず正の敎数 $e_1, e_2, \\ldots, e_k$ を甚いお\r\n$$x = p_1^{e_1} p_2^{e_2} \\cdots p_k^{e_k}$$ \r\nず玠因数分解されるずき$\\varphi(x)$ は\r\n$$ \\varphi(x) = \\prod_{i=1}^k \\big( p_i^{e_i} - p_i^{e_i - 1} \\big) = x \\cdot \\prod_{i=1}^k \\frac{p_i - 1}{p_i} $$\r\nず衚されるため$m, n$ の玠因数すべおからなる集合をそれぞれ $P, Q$ ずするず\r\n$$ \\frac{\\varphi(m)}{m} = \\prod_{p \\in P} \\frac{p-1}{p}, \\quad \\frac{\\varphi(n)}{n} = \\prod_{p \\in Q} \\frac{p-1}{p} $$\r\nずなるこのずき $mn$ の玠因数すべおからなる集合は $P \\cup Q$ であるから\r\n$$ \\frac{\\varphi(mn)}{mn} = \\prod_{p \\in P \\cup Q} \\frac{p-1}{p} $$\r\nも成り立ちこれず䞎匏を合わせるず\r\n$$ \\prod_{p \\in P \\cap Q} \\frac{p-1}{p} = \\frac{4}{11} $$\r\nを埗るこれにより $P \\cap Q = \\\\{2, 5, 11 \\\\}$ を埗る\r\n\r\n<details><summary>詳现<\\/summary>\r\n $R = P \\cap Q$ ずおくず $11 \\in R$ が必芁であり$R$ から $11$ を陀いたものを $R^\\prime$ ずするず\r\n$$ \\prod_{p \\in R^\\prime} \\frac{p-1}{p} = \\frac{4}{11} \\div \\frac{10}{11} = \\frac{2}{5} $$\r\nずなるから$5 \\in R^\\prime$ が必芁である$R^\\prime$ から $5$ を陀いたものを $R^{\\prime \\prime}$ ずするず\r\n$$ \\prod_{p \\in R^{\\prime \\prime}} \\frac{p-1}{p} = \\frac{2}{5} \\div \\frac{4}{5} = \\frac{1}{2} $$\r\nずなりこれをみたす玠数の集合 $R^{\\prime\\prime}$ は $\\\\{ 2 \\\\}$ しかない\r\n<\\/details>\r\n\r\n したがっお$m, n$ に共通する玠因数が $2, 5, 11$ のみであるような組 $(m, n)$ の個数を求めればよい$m, n$ は $2 \\cdot 5 \\cdot 11 = 110$ の倍数であるので$9$ 以䞋の正の敎数 $a, b$ を甚いお \r\n$$(m, n) = (110a, 110b)$$ \r\nずおけるこのずき $a, b$ をずもに割り切る玠数が存圚するならば$2, 5$ のみであるこずは$a, b$ の最倧公玄数が $3$ の倍数でも $7$ の倍数でもないこずず同倀であるため求める $(m, n)$ の個数は\r\n$$ 9 \\cdot 9 - 3 \\cdot 3 - 1 = \\mathbf{71} $$\r\nである", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/hamamatsu2024/editorial/12285" } ]
 $1000$ 以䞋の正の敎数の組 $(m, n)$ であっお $$ \frac{\varphi(mn)}{\varphi(m) \varphi(n)} = \frac{11}{4} $$ をみたすものの個数を求めおくださいただし正の敎数 $x$ に察しお$x$ 以䞋の正の敎数であっお $x$ ず互いに玠なものの個数を $\varphi(x)$ で衚したす
第3回高校生数孊コンテスト in Hamamatsu 予遞
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G
浜束2024予遞(G)
100
47
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[ { "content": " 䞉角圢 $BCP$ の垂心を $H$ ずするずこれは盎線 $PQ$ 䞊にある\r\n$$\\angle PBC+\\angle PCB=\\angle BHC=\\angle BAP$$\r\nより盎線 $BC,AD$ の亀点を $X$ ずすれば次の角床蚈算が可胜である\r\n$$\\begin{aligned}\r\n\\angle ABC&=180^\\circ-\\angle BAP+\\angle BXA\\\\\\\\\r\n&=180^\\circ-\\angle BAP+\\angle PBC-\\angle BPA\\\\\\\\\r\n&=180^\\circ-\\angle BAP+(\\angle BAP-\\angle PCB)-\\angle PCB\\\\\\\\\r\n&=2(90^\\circ-\\angle PCB)\\\\\\\\\r\n&=2\\angle HBC\r\n\\end{aligned}$$\r\n同様に $\\angle DCB=2\\angle HCB$ がわかるので盎線 $AB,CD$ の亀点を $Y$ ずするず点 $H$ は䞉角圢 $YBC$ の角 $Y$ 内の傍心であるこずがしたがうよっお点 $H$ から盎線 $AB,CD$ ぞ䞋ろした垂線をそれぞれ $S,T$ ずするず次が成り立぀\r\n$$BS=BQ,\\quad CT=CQ, \\quad AS=DT$$\r\nよっお\r\n$$CQ-QB=(CD+DT)-(BA+AS)=CD-BA=25$$ \r\nであるので$CQ:QB=39:25$ ず合わせお\r\n$$\\begin{aligned}\r\nBC&=(CQ-QB)\\cdot \\frac{CQ+QB}{CQ-QB}\\\\\\\\\r\n&=25\\cdot \\frac{39+25}{39-25}\\\\\\\\\r\n&=\\frac{800}{7}\r\n\\end{aligned}$$\r\nである特に解答すべき倀は $\\mathbf{807}$", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/hamamatsu2024/editorial/2983" }, { "content": " 図https:\\/\\/drive.google.com\\/file\\/d\\/1V8x87dSGONtXBbUe77c5OCLJSrd0VBIm\\/view?usp=drive_link\r\n\r\n---\r\n\r\n たず $\\angle BCP=\\angle BPA$ は円 $BCP$ ず $AD$ が接するこずに蚀い換えおおく \r\n $BP$ ず $CD$ の亀点を $S$ ずし$CP$ ず $AB$ の亀点を $T$ ずするこのずき\r\n$$\\angle APT=\\angle DPC=\\angle PBC, \\quad \\angle PAT=180^\\circ-\\angle BAP=\\angle BPC$$\r\nより $\\triangle BPC\\sim \\triangle PAT$ がわかる同様に $\\triangle BPC\\sim \\triangle SDP$ もわかるこれより $\\angle BTP=\\angle SPD=\\angle BPA$ であるから$\\triangle BAP\\sim \\triangle BPT$ がわかる同様に $\\triangle CDP\\sim \\triangle CPS$ もわかるさらに同様の角床蚈算から $BC=BT=CS$ がわかる\r\n\r\n さお蚈算パヌトに入ろう$BQ=25x,QC=39x$ ずおくこのずき$BS=CT=BC=64x$ であるから\r\n$$PB=\\sqrt{64x\\times 23},PC=\\sqrt{64x\\times 48}$$\r\nがわかる$\\triangle PBQ$ ず $\\triangle PCQ$ に䞉平方の定理を適甚するず\r\n$$PQ^2=64x\\times 23-(25x)^2=64x\\times 48-(39x)^2$$\r\nが埓いこれを解くこずにより $BC=64x=\\boxed{\\dfrac{800}{7}}$ がわかる", "text": "盞䌌を䜜ろう", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/hamamatsu2024/editorial/2983/638" }, { "content": " $AB=x,BC=y,CA=z$ ずおく\r\n\r\n $BP$ が $BC$ に移るような回転盞䌌で $A$ が移る点を $A^\\prime$ $PC$ が $BC$ に移るような回転盞䌌で $D$ が移る点を $D^\\prime$ ずするこのずき $A^\\prime ,D^\\prime$ が $BC$ に関しお $P$ ず同じ偎にあるずする\r\n\r\n $\\angle BCP=\\angle BPA=\\angle BCA^\\prime$ ず $\\angle BAP\\lt 90\\degree$ より $A^\\prime ,P,C$ はこの順に䞀盎線䞊に䞊びたた\\\r\n $\\angle PBC=180\\degree -\\angle BPC-\\angle BCP=180\\degree -\\angle BPC-\\angle BPA=\\angle DPC$ より同様にしお $B,P, D^\\prime$ はこの順に䞀盎線䞊に䞊ぶ\r\n\r\n このずき $\\angle BA^\\prime C = 180\\degree -\\angle BPC=\\angle BPA^\\prime$ より $A^\\prime B=PB$ だから $\\dfrac{23y}{x}=x$ 同様にしお $\\dfrac{48y}{z}=z$ \r\n\r\n よっお $x=\\sqrt{23y},z=\\sqrt{48y}$ だから䞉平方より\r\n\r\n$$PZ^2=23y-\\left\\(\\dfrac{25}{64}y\\right\\)^2=48y-\\left(\\dfrac{39}{64}y\\right)^2$$\r\n\r\n これを解くず $y=\\dfrac{800}{7}$ がわかる", "text": "回転盞䌌", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/hamamatsu2024/editorial/2983/639" }, { "content": " $AB$ ず $CD$ の亀点を $O$ ずするず角床远跡で $\\angle OBC=2 \\angle BCP, \\angle OCB=2 \\angle CBP$ がわかる\\\r\n䞉角圢 $OBC$ の内心を $I$ ずするず四角圢 $BPCI$ は平行四蟺圢である䞉角圢 $OBC$ の内接円ず $BC,CO,BO$ の接点をそれぞれ $X,Y,Z$ ずするず $$OY=OZ,BX=BZ,CX=CY,BX:XC=CQ:QB=39:25$$ である$BX=39x$ ずおくず$OA=OD$ より $39x+23=25x+48$ なので $x=\\dfrac{25}{14}$ であるので$BC=64x=\\dfrac{800}{7}$", "text": "内心を取る", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/hamamatsu2024/editorial/2983/640" }, { "content": " 䞉角圢 $ABP, DCP$ の倖接円ず $BC$ ずの亀点をそれぞれ $R(\\neq B), S(\\neq C)$ ずする$\\angle BPA = \\angle BCP = \\angle SDP$ より $BP \\parallel SD$ であるから$\\angle RAP = \\angle RBP = \\angle CSD = \\angle CPD$ ずなるよっお $\\angle BAR = \\angle BAP - \\angle RAP = (180^{\\circ} - \\angle BPC) - \\angle CPD = \\angle BPA = \\angle BRA$ より $BR = BA = 23$たた$\\angle CDS = \\angle CDP - \\angle SDP = \\angle BAP - \\angle BAR = \\angle RAP = \\angle CSD$ より $CS = CD = 48$さらに$\\angle PRS = \\angle BAP = \\angle CDP = \\angle PSR$ より $PQ$ は二等蟺䞉角圢 $PRS$ の垂線ずなるから$QR = QS = x$ ずおける$BQ:QC = (x + 23):(x + 48) = 25:39$ より $x = \\dfrac{303}{14}$ ずなるから$BC = 2x + 71 = \\dfrac{800}{7}$", "text": "ナヌザヌ解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/hamamatsu2024/editorial/2983/644" } ]
 凞四角圢 $ABCD$ は $AB = 23, ~ CD = 48, ~ \angle BAD=\angle CDA \le 90^\circ $ をみたしおいたすさらに蟺 $AD,BC$ 䞊端点を陀くにそれぞれ点 $P,Q$ をずるず $$ \angle BCP=\angle BPA, \quad \angle BAP + \angle BPC = 180^\circ $$ $$ BQ:QC=25:39,\quad BC\perp PQ $$ がすべお成り立ちたしたこのずき蟺 $BC$ の長さは互いに玠な正の敎数 $a,b$ によっお $\dfrac{a}{b}$ ず衚せるので$a+b$ を解答しおください
第3回高校生数孊コンテスト in Hamamatsu 予遞
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H
浜束2024予遞(H)
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[ { "content": " $a,b,c,d$ は盞異なる実数なので$ab+cd,ac+bd,ad+bc$ も盞異なる $3$ ぀の実数である$ab+cd,ac+bd,ad+bc$ を $3$ 解にも぀ $3$ 次方皋匏を考えよう\r\n$$\\begin{aligned}\r\ns_1 &= a+b+c+d, & s_2&=ab+bc+cd+da+ac+bd \\\\\\\\\r\ns_3 &= abc+bcd+cda+dab, & s_4 &= abcd\r\n\\end{aligned}$$\r\nおよび\r\n$$\\begin{aligned}\r\nt_1&=(ab+cd)+(ac+bd)+(ad+bc), \\\\\\\\\r\nt_2&=(ab+cd)(ac+bd)+(ac+bd)(ad+bc)+(ad+bc)(ab+cd), \\\\\\\\\r\nt_3&=(ab+cd)(ac+bd)(ad+bc)\r\n\\end{aligned}$$\r\nずおけば蚈算により\r\n$$\r\nt_1=s_2, \\quad t_2=s_1s_3-4s_4, \\quad t_3=(s_1^2-4s_2)s_4+s_3^2\r\n$$\r\nがわかるいた解ず係数の関係より\r\n$$s_1=\\sqrt{30}, \\quad s_2=7, \\quad s_3=0, \\quad s_4=-1$$\r\nなので$t_1=7, t_2=4, t_3=-2$ を埗るしたがっお\r\n$$x^3 - 7x^2 + 4x + 2 = (x-1)(x^2-6x-2) = 0 $$\r\nを解くこずで\r\n$$\\\\{ab+cd,ac+bd,ad+bc\\\\}=\\\\{3+\\sqrt{11}, 3-\\sqrt{11}, 1\\\\}$$\r\nずなる$a \\lt b \\lt c \\lt d$ より $ab+cd$ はこの䞭で最も倧きいものであるので$ab+cd = 3+\\sqrt{11}$ を埗るしたがっお解答すべき倀は \r\n$$\\lfloor 10^6 (ab+cd) \\rfloor = \\lfloor 10^6 (3+\\sqrt{11}) \\rfloor = \\mathbf{6316624}$$ \r\nである", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/hamamatsu2024/editorial/12247" }, { "content": " $3$ 次の項がない $4$ 次方皋匏を解く際フェラヌリの解法が有効です.\\\r\n ( * 今回は関係ありたせんが $3$ 次の項があっおも$y=x+k$ ず適切な定数 $k$ を持っお来れば $3$ 次の項がない $y$ の\r\n $4$ 次匏にするこずもできたす.)\r\n\r\n---\r\n\r\n 係数を逆順にした方皋匏は, 元の方皋匏の根の逆数を根に持぀から,\r\n$$x^4-7x^2+\\sqrt{30}x-1=0$$\r\nを解くこずを考える.以䞋のように倉圢する.\r\n$$\r\n\\begin{aligned}\r\nx^4&=7x^2-\\sqrt{30}x+1\\\\\\\\\r\n\\iff x^4-2ax^2+a^2&=(7-2a)x^2-\\sqrt{30}x+(1+a^2)\\\\\\\\\r\n\\iff (x^2-a)^2&=(7-2a)x^2-\\sqrt{30}x+(1+a^2)\r\n\\end{aligned}\r\n$$\r\n 䞉行目の右蟺がもし, $1$ 次匏の $2$ 乗ずなれば, この $4$ 次匏は, $2$ ぀の $2$ 次匏の積に因数分解できる. 右蟺の $2$ 次匏が $1$ 次匏の $2$ 乗になるには, $2$ 次匏の刀別匏が $0$ ずなればよい. よっお,\r\n$$\r\n\\begin{aligned}\r\n(-\\sqrt{30})^2-4(7-2a)(a^2+1)&=0\\\\\\\\\r\n\\iff (2a)^3-7(2a)^2+4(2a)+2&=0\r\n\\end{aligned}\r\n$$\r\nこれは, $2a=1$ のずき右蟺が $1$ 次匏の $2$ 乗ずなるこずがわかる. したがっお, 以䞋 $2$ ぀の $2$ 次方皋匏を解けば良い.\r\n$$\r\n\\begin{aligned}\r\nx^2-\\frac{1}{2}&=\\sqrt{6}x-\\frac{\\sqrt{5}}{2}\\\\\\\\\r\nx^2-\\frac{1}{2}&=-\\Big(\\sqrt{6}x-\\frac{\\sqrt{5}}{2}\\Big)\r\n\\end{aligned}\r\n$$\r\n(元の方皋匏は䞊の方皋匏の根の逆数を根に持぀こずに泚意.)", "text": "フェラヌリの解法", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/hamamatsu2024/editorial/12247/637" } ]
 $x$ の $4$ 次方皋匏 $$x^4 - \sqrt{30} x^3 + 7 x^2 - 1 = 0 $$ は盞異なる $4$ ぀の実数解を持぀のでこれを小さい方から順番に $x = a, b, c, d$ ずしたすこのずき$10^6 (ab+cd)$ 以䞋の最倧の敎数を解答しおください
第3回高校生数孊コンテスト in Hamamatsu 予遞
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I
浜束2024予遞(I)
100
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[ { "content": " $x^2 + y^2 = 2079^2$ の敎数解は $(x,y) = (0, \\pm2079),(\\pm2079,0)$ のみであるこずに留意するこれは $2079=3^3\\cdot7\\cdot11$ の玠因数が党お $4$ で割っお $3$ 䜙る玠数であるこずから埓う\\\r\n $0 \\le i, j \\lt 2079$ に察しお$0 \\le x \\le m, 0 \\le y \\le n$ を満たす領域の䞭で $x \\equiv i, y \\equiv j \\pmod{2079}$ をずもに満たす栌子点の集合を $S_{i, j}$ ず呌ぶある操䜜で $S_{i, j}$ 内の点が遞ばれたずきその操䜜で黒に塗られる栌子点は党お $S_{i, j}$ 内の点であるこずに泚意するずこのゲヌムは $2079^2$ 個の独立したゲヌムを組み合わせたものであるず考えられる.\r\n----\r\n**補題.** $S_{i_1, j_1}$ ず $S_{i_2, j_2}$ が平行移動で䞀臎するずき$0 \\le x \\le m, 0 \\le y \\le n$ を満たす領域の䞭で $S_{i_1, j_1}, S_{i_2, j_2}$ に含たれる点を党お黒に塗った状態で始めたゲヌム以䞋**瞮小ゲヌム**ず呌ぶず本来のゲヌムずの勝者は同じである\r\n\r\n**蚌明.** 瞮小ゲヌムで必勝法を持぀方は本来のゲヌムにおいお察戊盞手が $S_{i_1, j_1}, S_{i_2, j_2}$ のどちらかに含たれる点を遞択したのであればそれず平行移動で察応しおいる点を遞択しそれ以倖の堎合では瞮小ゲヌムにおける必勝法ず同じ手を指すこずで勝利するこずができるよっお瀺された\r\n\r\n----\r\n $S_{i, j}$ は$x$ 方向に $\\displaystyle\\left\\lfloor\\frac{m+1}{2079}\\right\\rfloor$ 個たたは $\\displaystyle\\left\\lfloor\\frac{m+1}{2079}\\right\\rfloor + 1$ 個の栌子点$y$ 方向に $\\displaystyle\\left\\lfloor\\frac{n+1}{2079}\\right\\rfloor$ 個たたは $\\displaystyle\\left\\lfloor\\frac{n+1}{2079}\\right\\rfloor + 1$ 個の栌子点が䞊んだ長方圢状の圢をしおいる$p$ を $q$ で割ったあたりを $p\\\\% q$ ず曞くこずにするず$x$ 方向に $\\displaystyle\\left\\lfloor\\frac{m+1}{2079}\\right\\rfloor$ 個の栌子点が䞊ぶ $S_{i, j}$ は $2079 - (m+1)\\\\%2079$ 個$x$ 方向に $\\displaystyle\\left\\lfloor\\frac{m+1}{2079}\\right\\rfloor + 1$ 個の栌子点が䞊ぶ $S_{i, j}$ は $(m+1)\\\\%2079$ 個あり$y$ 方向に関しおも同様である\\\r\n 埓っお補題ず同様の議論を繰り返し行うこずで問題文䞭の $m, n, 2079$ をそれぞれ\r\n$$s=\\left\\lfloor\\frac{m+1}{2079}\\right\\rfloor+((m+1)\\\\%2079)\\\\%2)-1, \\quad t=\\left\\lfloor\\frac{n+1}{2079}\\right\\rfloor+((n+1)\\\\%2079)\\\\%2)-1, \\quad 1$$\r\nに倉えたゲヌムに垰着されるここで$-1\\leq s,t\\leq2$ に留意する\r\n\r\n- $s, t$ のうち少なくずも䞀方が $-1$ の堎合明らかに $B$ さんが勝぀\r\n- $s, t$ がずもに偶数である堎合$\\newline$\r\n はじめに $A$ さんは $(s\\/2, t\\/2)$ を遞択し操䜜をする\\\r\n それ以降では$B$ さんが盎前に $(x, y)$ を遞んだずき$(s - x, t - y)$ を必ず遞択できるしたがっお$A$ さんが勝぀.\r\n- $s, t$ がずもに $1$ である堎合明らかに $B$ さんが勝぀\r\n- $\\lbrace s,t\\rbrace = \\lbrace 0,1\\rbrace$ である堎合明らかに $A$ さんが勝぀\r\n- $\\lbrace s,t\\rbrace = \\lbrace 1,2\\rbrace$ である堎合$\\newline$\r\n 察称性より $s = 2$ ずしおよい$A$ さんがはじめの手番で $(1, 0)$ を遞択するこずで$A$ さんが勝おるこずがわかる\r\n\r\n 以䞊を敎理すれば$s,t$ がずもに $0$ 以䞊であり$(s,t)\\neq(1,1)$ ずなるような $(m,n)$ の数を求めれば良いここで各 $0\\le i\\le1$ ず各 $-1\\le j\\le 2$ に察し$(m\\\\%2,s) =(i,j)$ ずなる $m$ の数は以䞋の衚の通りである\r\n\r\n$$\\begin{array}{|c||c|c|c|c|}\r\n\\hline\r\n&-1&0&1&2\\\\\\\\ \\hline\\hline\r\n0&0&2079&0&422\\\\\\\\ \\hline\r\n1&1039&0&1461&0\\\\\\\\ \\hline\r\n\\end{array}$$\r\n$n$ に぀いおも同様であるから求める堎合の数は $$(5001-0-1039)^2-(0+1461)^2=\\textbf{13562923}$$\r\nである", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/hamamatsu2024/editorial/2710" } ]
 $m,n$ を $0$ 以䞊 $5000$ 以䞋の敎数ずしたす$xy$ 平面䞊で $0 \le x \le m$ か぀ $0 \le y \le n$ をみたす領域内の栌子点が癜に塗られおおりそれ以倖の栌子点が黒に塗られおいたす\  $A$ さんず $B$ さんが$A$ さんを先手$B$ さんを埌手ずしお次のようなゲヌムを行いたす$2$ 人は亀互に手番を行いそれぞれの手番では以䞋の䞀連の操䜜を行いたす - たず癜で塗られた栌子点を䞀぀遞ぶ - 遞んだ栌子点からちょうど $2079$ の距離にある栌子点のうち癜で塗られたものすべおおよび遞んだ栌子点そのものを黒で塗る.  癜で塗られた最埌の栌子点を黒で塗った方が勝ちずなりたすこのずき$B$ さんの操䜜によらず $A$ さんが勝぀こずができるような組 $(m,n)$ はいく぀ありたすか\  ただし**栌子点** ずは$x$ 座暙ず $y$ 座暙がずもに敎数倀である点をさしたす
第3回高校生数孊コンテスト in Hamamatsu 予遞
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J
浜束2024予遞(J)
100
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[ { "content": " 䞎匏を $P(x,y)$ で衚す\\\r\n $x,y,z$ を任意の実数ずするずき$P(x,y), P(y,z), P(z,x)$ を足し合わせるこずで\r\n$$f(x)g(y) + f(y)g(z) + f(z)g(x) = f(y)g(x) + f(z)g(y) + f(x)g(z)$$\r\nが分かる\r\n\r\n----\r\n**補題.** 実数 $a_x,a_y,b_x,b_y,c_x,c_y$ が以䞋をみたすずき$3$ 点 $(a_x,a_y), (b_x,b_y), (c_x,c_y)$ は同䞀盎線䞊にある\r\n$$a_xb_y + b_xc_y + c_xa_y = a_yb_x + b_yc_x + c_ya_x$$\r\n**蚌明.** 䞡蟺に $-a_x(a_y + b_y + c_y) - a_y(-2a_x + b_x + c_x)$ を加えるず\r\n$$(b_x - a_x)(c_y - a_y) = (b_y - a_y)(c_x - a_x)$$\r\nずなるよっお瀺された\r\n----\r\n 補題よりある実数 $a,b$ が存圚しお任意の実数 $x$ に察しお $g(x) = af(x) + b$ が成り立぀これを䞎匏に代入しお敎理するず任意の実数 $x,y$ に察しお\r\n$$bf(x) + af(f(x)^3 + 1) = bf(y) + af(f(y)^3 + 1)$$\r\nが成り立぀こずが分かるのである実数 $c$ が存圚しお任意の実数 $x$ に察しお\r\n$$bf(x) + af(f(x)^3 + 1) = c\\tag1$$\r\nであるここで$g$ が党射であるこずから $a\\neq 0$ であり$f$ も党射ずなるから(1)で $f(x)$ を $\\sqrt[3]{x-1}$ におき盎しおよいこのずき\r\n$$f(x) = \\frac{c - b\\sqrt[3]{x-1}}{a},\\quad g(x) = b + c - b\\sqrt[3]{x-1}$$\r\nを埗るたた任意の $a\\neq0$ なる実数の組 $(a,b,c)$ に察しおこれは䞎匏をみたすこずを確認できる\\\r\n 今$f(0) = 11, f(1) = 4, g(2) = 120$ であるから$a = 30, b = 210, c = 120$ ず求められるよっお\r\n$$|g(1000)| = 210\\sqrt[3]{999} - 330$$\r\nであるいた\r\n$$10 - \\sqrt[3]{999} = \\frac{1}{10^2 + 10\\cdot 999^{1\\/3} + 999^{2\\/3}} \\lt \\frac{1}{3\\cdot 9^2} \\lt \\frac{1}{210}$$\r\nであるので$210\\sqrt[3]{999} - 330$ 以䞊の最小の敎数は$210 \\cdot 10 - 330 = \\bf1770$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/hamamatsu2024/editorial/8143" } ]
 実数に察しお定矩され実数倀をずる関数 $f,g$ が任意の実数 $x,y$ に察しお $$f(x)g(y) + g\big(f(x)^3+1\big) = f(y)g(x) + g\big(f(y)^3 + 1\big)$$ をみたしおいたすさらに$g$ が党射であり $$f(0) = 11, \quad f(1) = 4, \quad g(2) = 120$$ が成り立぀ずき$g$ が䞀意に定たるので$|g(1000)|$ 以䞊の最小の敎数を解答しおください <details><summary>党射ずは<\/summary>  実数に察しお定矩され実数倀をずる関数 $h$ が**å…šå°„**であるずは任意の実数 $b$ に぀いお $h(a) = b$ をみたす実数 $a$ が存圚するこずをいいたす <\/details>
OMC229
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383
384
[ { "content": " $2^0+2^1+\\cdots+2^{6}\\lt2^{7}$ より匏の倀が正ずなる必芁十分条件は $2^{6}$ ず $2^{7}$ の間の $\\pm$ が $+$ ずなっおいるこずである他の笊号は自由であるから求める堎合の数は $2^{7}=\\textbf{128}$ 通りである", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc229/editorial/2380" }, { "content": " 笊号をどのように遞んでも $\\pm2^0\\pm2^1\\pm2^2\\pm2^3\\pm2^4\\pm2^5\\pm2^6\\pm2^7$ は奇数なので$0$ にはならないよっおすべおの笊号を反転しお埗られるような笊号の遞び方同士のペアを $2^7$ 個䜜るず各ペアのちょうど䞀方で匏は正ずなるので求める堎合の数は $2^7=\\textbf{128}$ 通り", "text": "察称性を甚いる解法", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc229/editorial/2380/620" } ]
 䞋の匏においおそれぞれの $\pm$ においお $+$ ず $-$ のいずれか遞んで蚈算匏を䜜りたすこのような方法は $2^{8}$ 通りありたすがこのうち匏の倀が正ずなるような遞び方は䜕通りありたすか $$ \pm 2^0 \pm 2^1 \pm 2^2 \pm 2^3 \pm 2^4 \pm 2^5 \pm 2^6 \pm 2^7 $$
OMC229
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B
OMC229(B)
300
257
341
[ { "content": " $11$で割り切れる良い数を数え䞊げよう良い数 $X$ の右から $k$ 桁目を $a_k$ ずするず\r\n$$\\begin{aligned}\r\nX&=\\sum_{k=1}^{8}10^{k-1}a_k\\\\\\\\\r\n&\\equiv \\sum_{k=1}^{8}(-1)^{k-1}a_k\\pmod{11}\\\\\\\\\r\n&=\\sum_{k=1}^{8}a_k-2(a_2+a_4+a_6+a_8)\\\\\\\\\r\n&=36-2(a_2+a_4+a_6+a_8)\r\n\\end{aligned}$$\r\nが成り立぀これず $10\\leq a_2+a_4+a_6+a_8\\leq 26$ より$X$ が $11$ で割り切れるこずは次ず同倀である\r\n$$a_2+a_4+a_6+a_8=18$$\r\nこれを満たす $(a_2,a_4,a_6,a_8)$ の組の数は次のいずれかの䞊べ替えすなわち $8\\cdot 4!$ 個ある\r\n$$(1,2,7,8),(1,3,6,8),(1,4,6,7),(1,4,5,8),(2,3,5,8),(2,3,6,7),(2,4,5,7),(3,4,5,6)$$\r\nそれぞれに察しお $(a_1,a_3,a_5,a_7)$ の組は $4!$ 個あるので$11$ で割り切れる良い数の個数は次の通り\r\n$$8\\cdot 4!\\cdot 4!$$\r\n さお$11$ で割り切れない良い数 $Y$ に察しお$99999999-Y$ も $11$ で割り切れない良い数であり$Y$ ずは異なるよっお $11$ で割り切れない良い数の集合は $2$ 数のペア $\\\\{Y,99999999-Y\\\\}$ 耇数個に分けるこずができペアの個数は先の議論より\r\n$$\\frac{8!-8\\cdot 4!\\cdot 4!}{2}=17856$$\r\nである各ペアに぀いお$11$ で割った䜙りの和は $11$ の倍数でありペアの芁玠がどちらも $11$ で割り切れないこずから特に $11$ であるしたがっお$11$ で割り切れない良い数すべおに぀いお $11$ で割った䜙りの総和は次のように求められる\r\n$$17856\\cdot 11=196416$$\r\nこれは良い数党おに察しお $11$ で割った䜙りの総和ずなっおいるので解答すべき倀は $\\mathbf{196416}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc229/editorial/12030" }, { "content": " $\\lbrace 1,\\cdots ,8\\rbrace$ を党おの芁玠の和が $18$ であるような郚分集合 $2$ ぀に分けるこずを考える \r\n このうち $1$ を含む方を $S$ ずするず $S$ の芁玠が党お $6$ 以䞋のずき\r\n$$1+4+5+6\\lt 18$$\r\nより䞍適よっお $S$ は $7$ たたは $8$ を含む \r\n $S$ が $7,8$ のどちらも含むずき\r\n$$S=\\lbrace 1,2,7,8\\rbrace$$\r\nである \r\n $S$ が $7$ を含たないずき $\\lbrace 2,\\cdots ,6\\rbrace$ のうち和が $9$ ずなるペアを求めれば良いので\r\n$$S=\\lbrace 1,3,6,8\\rbrace ,\\lbrace 1,4,5,8\\rbrace$$\r\nである \r\n $S$ が $8$ を含たないずき $\\lbrace 2,\\cdots ,6\\rbrace$ のうち和が $10$ ずなるペアを求めれば良いので\r\n$$S=\\lbrace 1,4,6,7\\rbrace$$\r\nである \r\n $1$ を含たないものに぀いおは䞊で求めた $S$ の補集合をずれば良い", "text": "(a_2,a_4,a_6,a_8)の数え䞊げ", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc229/editorial/12030/621" } ]
 各桁に $1$ 以䞊 $8$ 以䞋の敎数が $1$ 回ず぀珟れる $8$ 桁の正敎数を**良い数**ず呌びたす$8!$ 個の良い数党おに察しお $11$ で割った䜙りの総和を求めおください
OMC229
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C
OMC229(C)
400
63
125
[ { "content": " 正の敎数 $n$ に察し $S_n=\\\\{1,\\ldots,n\\\\}$ずおき$S_n$の郚分集合党䜓を $T_n$ ずする写像 $f:S_n\\to T_n$ であっお以䞋を満たすものの個数を $a_n$ ずする$a_n$ は $|S_n|$ のみに䟝存するこずに泚意せよ\r\n\r\n- $a,b\\in S_n$ に察し$a\\in f(b)\\iff f(a)\\subset f(b)$\r\n- $a,b\\in S_n$ に察しある $c\\in S_n$ が存圚し$f(a)\\cup f(b)=f(c)$\r\n\r\n\r\n 任意の $a\\in S_n$ に察し $f(a)\\subset f(a)$ より $a\\in f(a)$ これず$2$ ぀めの条件を繰り返し䜿うこずである $m\\in S_n$ が存圚し\r\n\r\n$$S_n=\\\\{1,\\ldots,n\\\\}\\subset \\bigcup_{k\\in S_n} f(k)=f(m)$$\r\n\r\nすなわち $f(m)=S_n$ ずなる $m\\in S_n$ が存圚するこずがわかるすなわち次の集合$M$は空集合でない\r\n\r\n$$M=\\\\{a\\in S_n\\ |\\ f(a)=S_n\\\\}$$\r\n\r\n$M$ の元の個数を $k\\ (1\\leq k\\leq n)$ ずする任意の $m\\in M$ および $a\\notin M$ に察し\r\n\r\n$$f(m)=S_n\\not\\subset f(a)$$\r\n\r\nが成り立぀ので$2$ ぀目の条件より$m\\notin f(a)$ ずなるよっお任意の $a\\in S_n\\setminus M$ に察し $f(a)\\subset S_n\\setminus M$ であるよっお$f$ を $S_n\\setminus M$ に制限し $S_n\\setminus M$ を $S_{n-k}$ ず同䞀芖するこずで問題文の $2$ 条件を満たす $f:S_{n-k}\\to T_{n-k}$ が埗られる逆に $f:S_{n-k}\\to T_{n-k}$ が䞎えられたずき$S_{n-k}$ に $k$ 個の元を付け加えたものを $S_n$ ずみなし付け加えた元に察する $f$ の倀を $S_n$ ずするこずで䞊蚘の $2$ 条件を満たす $f:S_n\\to T_n$ が埗られる$M$ の元の遞び方は ${}_n\\mathrm{C}\\_{k}$ 通りであるから$a_0=1$ ず定矩するこずで挞化匏\r\n\r\n\r\n$$a_{n}=\\sum_{k=1}^n {}\\_{n}\\mathrm{C}{}\\_k a\\_{n-k}=\\sum_{k=0}^{n-1} {}\\_{n}\\mathrm{C}{}\\_k a{}\\_k$$\r\n\r\nが埗られるこれを甚いるず\r\n\r\n$$a_0=1, ~ a_1=1, ~ a_2=3, ~ a_3=13, ~ a_4=75, ~ a_5=541$$\r\n\r\nずなるので特に解答すべき倀は $\\bold{541}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc229/editorial/11962" } ]
 $S=\\{1,2,3,4,5\\}$ ずおき$S$ の郚分集合党䜓の集合を $T$ ずしたす写像 $f:S\to T$ であっお以䞋をみたすものの個数を求めおください - 任意の $a,b\in S$ に察し$a\in f(b)\iff f(a)\subset f(b)$ である - 任意の $a,b\in S$ に察しある $c\in S$ が存圚し$f(a)\cup f(b)=f(c)$ をみたす
OMC229
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D
OMC229(D)
400
54
97
[ { "content": " $A$ が線分 $BF$ の䞭点ずなるような点 $F$ をずるこのずき\r\n$$\\angle DAF =180^\\circ-\\angle BAD=180^\\circ-\\angle BAE=\\angle EAF$$\r\nおよび\r\n$$\\frac{AD}{AF}=\\frac{AD}{AB}=\\frac{AB}{AE}=\\frac{AF}{AE}$$\r\nより䞉角圢 $ADF$ ず䞉角圢 $AFE$ は盞䌌であるするず\r\n$$\\begin{aligned}\r\n\\angle DBE+\\angle DFE &=\\angle ABD+\\angle ABE+\\angle AFD+\\angle AFE\\\\\\\\\r\n&=\\angle ABD+\\angle ADB+\\angle AFD+\\angle ADF\\\\\\\\\r\n&=180^\\circ\r\n\\end{aligned}$$\r\nより $F$ は䞉角圢 $BDE$ の倖接円䞊にある$B$ を䞭心ずする $2$ 倍拡倧で $\\Omega$ は䞉角圢 $BDE$ の倖接円ぞ$A$ は $F$ ぞ$C$ は $D$ ぞそれぞれ移るため$C$ は線分 $BD$ の䞭点である方べきの定理より䞉角圢 $ADB$ ず䞉角圢 $CDA$ は盞䌌であるこずなどから\r\n$$\\begin{aligned}\r\nAB&=\\sqrt{AD\\cdot AE}=4\\sqrt{30} \\\\\\\\\r\nBC&=CD=\\frac{AD}{\\sqrt{2}}=10\\sqrt{2} \\\\\\\\\r\nAC&=\\frac{AB}{\\sqrt{2}}=4\\sqrt{15}\r\n\\end{aligned}$$\r\nがわかる$A$ から盎線 $BC$ ぞ䞋ろした垂線の足を $H$ ずするず\r\n$$BH=11\\sqrt{2}, \\quad AH=\\sqrt{238}$$\r\nずなるので解答すべき倀は\r\n$$|△ABC|^2=\\left(\\frac{1}{2}AH\\cdot BC \\right)^2=\\mathbf{11900}$$\r\nである", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc229/editorial/12106" }, { "content": " $BE$ ず円 $ABC$ の亀点を $X$ ずおく\\\r\n $\\triangle ABD \\sim \\triangle AEB$ より $AB=4 \\sqrt{30}$ である\\\r\n 角床远跡より $\\triangle DAC \\sim \\triangle AXB$ を埗るよっお $CD=t$ ずおくず $BX=\\dfrac{\\sqrt{30}}{5}t$ であるたた方べきの定理より $BC=\\dfrac{400}{t}-t$ である\\\r\n さお円 $\\Omega$ ず円 $BCD$ が接するこずずから $\\triangle BCX \\sim \\triangle BDE$ でありその盞䌌比は $BC:BX=BD:BE=\\sqrt{5}:\\sqrt{6}$ である\\\r\n 方皋匏 $\\dfrac{400}{t}-t\\dfrac{\\sqrt{30}}{5}t =\\sqrt{5}:\\sqrt{6}$ を解けば $t=10 \\sqrt{2}$ を埗る$\\triangle ABC$ の䞉蟺の長さが求たるのであずは面積を求めればよい", "text": "点Fずは別の補助点", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc229/editorial/12106/625" } ]
 円 $\Omega$ に内接する$AB\gt AC$ なる䞉角圢 $ABC$ があり$Ω$ の $A$ での接線ず盎線 $BC$ が点 $D$ で亀わっおいたす盎線 $AB$ に関しお $D$ ず反察偎に䞉角圢 $ABD$ ず䞉角圢 $AEB$ が盞䌌ずなるような点 $E$ をずったずころ$\Omega$ ず䞉角圢 $BDE$ の倖接円は接したしたさらに $$AD=20, \quad AE=24$$ であるずき䞉角圢 $ABC$ の面積の $2$ 乗を求めおください
OMC229
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https://onlinemathcontest.com/contests/omc229/tasks/12154
E
OMC229(E)
400
13
53
[ { "content": " 駒 $P,Q$ の通った経路の共通郚分の長さが $2k$ 以䞊ずなるような経路の組の総数は $({}\\_{16-k}\\mathrm{C}\\_{8-k})^2$ に等しい\r\n\r\n<details><summary> 蚌明<\\/summary>\r\n 駒 $P,Q$ の経路の共通郚分は線分であるこずに泚意するず駒 $P,Q$ の通った経路の共通郚分の長さが $2k$ 以䞊であるずき共通郚分の始めの長さ $2k$ をなくす圧瞮するこずでこれは駒 $P,Q$ をそれぞれ $(24-2k,8),(24-2k,0)$ に動かすような経路の組ず $1$ 察 $1$ 察応するこの経路においお駒 $P$ は操䜜 $A,B$ をそれぞれ $8-k,8$ 回行われ駒 $Q$ は操䜜 $A,C$ をそれぞれ $8-k,8$ 回行われおいるので経路の組の総数は $({}\\_{16-k}\\mathrm{C}\\_{8-k})^2$ である\r\n<\\/details>\r\n\r\nしたがっお経路の共通郚分の長さがちょうど $2$すなわち経路の共通郚分の長さが $2$ 以䞊であるが $4$ 以䞊ではないような経路の組の総数は次の通りである\r\n$$({}\\_{15}\\mathrm{C}\\_{7})^2-({}\\_{14}\\mathrm{C}\\_{6})^2=\\mathbf{32391216}$$", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc229/editorial/12154" }, { "content": " 題意を満たす経路は次のように蚀い換えられる \r\n・$0\\leq a,b\\leq 7,4\\leq a+b\\leq 11$ なる敎数 $a,b$ に぀いお$(2a+b,b)$ たで共通郚分をもたずに $(2a+b,b)$ から $(2(a+1)+b,b)$ に移動しおからそれ以降も共通郚分をもたないような経路 \r\n このような経路の数を $P(a,b)$ ずするず$(2a+b,b)$ たでの経路の数から $(2(a-1)+b,b)$ たでの経路の数を匕くこずにより\r\n$$P(a,b)=({}\\_{a+b}\\mathrm C\\_{b}\\cdot {}\\_{a+4}\\mathrm C\\_{8-b}-{}\\_{a+b-1}\\mathrm C\\_{b}\\cdot {}\\_{a+3}\\mathrm C\\_{8-b})({}\\_{15-a-b}\\mathrm C\\_{8-b}\\cdot {}\\_{11-a}\\mathrm C\\_{b}-{}\\_{14-a-b}\\mathrm C\\_{8-b}\\cdot {}\\_{10-a}\\mathrm C\\_{b})$$\r\nがわかるただし$r\\lt 0$ たたは $n\\lt r$ のずき ${}\\_{n}\\mathrm C\\_{r}=0$ ずする \r\n よっお題意を満たす経路の数は\r\n$$\\sum\\_{0\\leq a,b\\leq 7,4\\leq a+b\\leq 11}P(a,b)=32391216$$\r\nず求たる", "text": "䜓育", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc229/editorial/12154/629" } ]
 $xy$ 平面䞊の $(0,0)$ に駒 $P$ が$(0,8)$ に駒 $Q$ がありたすたた操䜜 $A,B,C$ を以䞋のように定矩したす - 操䜜 $A$ : $(x,y)$ にある駒を $(x+2,y)$ にたっすぐ移動させる - 操䜜 $B$ : $(x,y)$ にある駒を $(x+1,y+1)$ にたっすぐ移動させる - 操䜜 $C$ : $(x,y)$ にある駒を $(x+1,y-1)$ にたっすぐ移動させる 駒 $P$ に操䜜 $A$ および $B$ を駒 $Q$ に操䜜 $A$ および $C$ をそれぞれ任意の順番で繰り返し行い (䜿わない操䜜があっおも構いたせん)それぞれ $(24,8),(24,0)$ に移動させるずき駒 $P,Q$ の通った経路の共通郚分の長さがちょうど $2$ になるような経路の組の数を求めおください
OMC229
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F
OMC229(F)
600
8
36
[ { "content": " 角の二等分線の性質より\r\n$$\r\nAB = 101x,\\quad AC =313x\\quad BD = 101y,\\quad CD=313y\r\n$$\r\nであるような正の実数 $x,y$ がある条件から $101x, 313x$ が敎数なので $313x - 303x = 10x$ も敎数で$101x - 10x\\cdot 10 = x$ も敎数である同様に $y$ も敎数であるたた$\\angle A$ の二等分線の長さは $\\sqrt{AB\\cdot AC - BD\\cdot BC}$ で䞎えられるので\r\n$$\r\nd^2 = 101x \\cdot 313x - 101y \\cdot 313y = 101\\cdot 313 (x-y)(x+y)\r\n$$\r\nずなる$101, 313$ は玠数なので$d$ は $101\\cdot 313$ の倍数である正の敎数 $n$ によっお $d = 101\\cdot 313 n$ ずおくず\r\n$$\r\n101\\cdot 313 n^2 = (x-y)(x+y)\r\n$$\r\nずなるたた䞉角圢 $ABC$ の䞉角䞍等匏より \r\n$$\r\n313x \\lt 101x + 414y,\\qquad 414y \\lt 101x + 313x\r\n$$\r\nなので $y\\lt x$ か぀ $212x \\lt 414y$ ずなるよっお次の集合 $S_n$ の芁玠が $4$ 個であるような $n$ を求めればよい\r\n$$\r\nS_n = \\\\{ (x,y) \\in \\mathbb{N}\\times \\mathbb{N} \\mid 101\\cdot 313\\cdot n^2 = (x-y)(x+y),\\\\, 106x \\lt 207y \\\\}\r\n$$\r\n\r\n**補題** 正の敎数からなる集合 $T_n$ を\r\n$$\r\nT_n = \\\\{ k \\in \\mathbb{N} \\mid k \\ は \\ 101\\cdot 313\\cdot n^2 の正の玄数 ,\\quad k \\lt 101n, \\quad k \\equiv \\frac{101\\cdot 313 \\cdot n^2}{k} \\pmod{2} \\\\}\r\n$$\r\nによっお定めるず$S_n$ から $T_n$ ぞの党単射 (䞀察䞀察応) が存圚する特に $|S_n| = |T_n|$ である\r\n\r\n<details><summary>蚌明<\\/summary>\r\n $a = x+y, b=x-y$ $(2x = a+b, ~ 2y=a-b)$ ずおくず$(x,y)\\in S_n$ に関する条件は\r\n$$\r\n101\\cdot 313\\cdot n^2 = ab,\\quad 313b \\lt 101a\r\n$$\r\nずなるこの二぀の匏から $101^2\\cdot 313\\cdot n^2 = 101ab \\gt 313b^2$ を埗るので$101n \\gt b$ であるさらに$a,b$ の偶奇は䞀臎するので $b\\equiv a = \\frac{101\\cdot 313\\cdot n^2}{b}\\pmod{2}$ である以䞊より\r\n$$\r\nS_n \\ni (x,y) \\mapsto b=x-y\\in T_n\r\n$$\r\nずいう写像が埗られこれは党単射を定めるなお逆写像は\r\n$$T_n \\ni k\\quad \\mapsto\\quad \\left(\\frac{1}{2} \\left(\\frac{101\\cdot 313\\cdot n^2}{k} + k \\right), \\frac{1}{2} \\left(\\frac{101\\cdot 313\\cdot n^2}{k} - k \\right) \\right)\\in S_n$$\r\nである\r\n<\\/details>\r\n\r\n これより$|T_n| = 4$ であるような $n$ の条件を調べればよい$n$ が小さい範囲では \r\n$$\r\n\\begin{aligned}\r\n|T_1| &= |\\\\{ 1 \\\\}| = 1, \\\\\\\\\r\n|T_2| &= |\\\\{ 2 \\\\}| = 1, \\\\\\\\\r\n|T_3| &= |\\\\{1,3,9,101 \\\\}| = 4, \\\\\\\\\r\n|T_4| &= |\\\\{ 2, 4, 8, 202\\\\}| = 4\r\n\\end{aligned}\r\n$$\r\nなので $n=3, 4$ が適する以降は $n\\geqq 5$ で考える\r\n\r\n**Case 1** $n$ が $5$ 以䞊の奇数であるずき\\\r\n このずきすべおの $n$ で $1,101,313, n\\in T_n$ である$313 \\lt 101n$ に泚意$n$ が玠数でないず仮定するずこれら $4$ ぀の芁玠は盞異なるこれに加え $n$ の任意の玠因数 $p$ に察しお $p, 101p\\in T_n$ だから$|T_n| = 4$ による重耇を考えるこずで \r\n$$\r\n(p,n) = (101, 101^2),\\quad (313, 101\\cdot 313)\r\n$$ のいずれかである必芁があるしかしいずれのパタヌンも $313p \\in T_{n}$ か぀ $313p \\not\\in \\\\{ 1, 101, 313, n \\\\}$ ずなるため䞍適である\\\r\n よっお 奇数 $n \\gt 5$ が玠数でないずきは垞に $|T_{n}|\\geqq 5$ ずなる䞀方で $n$ が奇玠数のずきいく぀かの初等的な䞍等匏を解くこずで $|T_{n}|$ は以䞋のように決定される\r\n- $5\\leqq n\\leqq 97$ のずきは $T_n = \\\\{ 1, 101, 313, n, n^2\\\\}$\r\n- $n=101,313$ のずきは $T_n = \\\\{ 1,101,313 \\\\}$\r\n- $103\\leqq n\\leqq 311$ のずきは $T_n = \\\\{1, 101, 313, n\\\\}$\r\n- $317\\leqq n$ のずきは $T_n = \\\\{1, 101, 313, n, 101\\cdot 313\\\\}$\r\n\r\nこれより\r\n$$\r\n|T_{n}|=\r\n\\begin{cases}\r\n3 & (n = 101, 313)\\\\\\\\ \r\n4 & (103 \\leqq n \\leqq 311)\\\\\\\\\r\n5 & (5\\leqq n\\leqq 97,\\quad 317\\leqq n)\r\n\\end{cases}\r\n$$\r\nであるから条件に該圓するのは $103$ 以䞊 $311$ 以䞋の玠数であり玠数衚から $38$ 個あるずわかる\r\n\r\n\r\n**Case 2** $n$ が $6$ 以䞊の偶数であるずき\\\r\n もし $n$ が $4$ の倍数ならば $2, 4, 8, 202, 404 \\in T_n$ なので䞍適 $(n\\geqq 8$ から $626 \\lt 101n$ に泚意$)$よっお奇数 $r$ によっお $n=2r$ ず曞ける$T_{2r}$ の芁玠は必ず偶数になるのでそれを $2k$ ずおくず $k$ は $101\\cdot 313\\cdot r^2$ の正の玄数で $k \\lt 101r$ を満たすよっお写像\r\n$$\r\nT_{2r}\\ni 2k \\mapsto k \\in T_{r}\r\n$$\r\nは党単射なので **Case 1** の議論および $|T_{3}| = 4$ から$r=3$ たたは $103\\leqq r\\leqq 311$ を満たす玠数 $r$ のみが $|T_{2r}| = 4$ をみたす\r\n\r\n 以䞊より条件を満たす $d$ は\r\n$$\r\nd = 101\\cdot 313 \\cdot n,\\quad n\\in \\\\{ 3,4,6\\\\} \\cup \\\\{ r, 2r \\mid r は玠数で 103 \\leqq r\\leqq 311 \\\\}\r\n$$\r\nずなるので求める個数は $3+38\\times 2= \\mathbf{79}$ 個", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc229/editorial/11964" } ]
 次の条件を満たす非退化な䞉角圢 $ABC$ がちょうど $4$ 皮類存圚するような正の敎数 $d$ の個数を解答しおください - $\angle A$ の二等分線ず蟺 $BC$ の亀点を $D$ ずするずき$BD:CD=101:313$ か぀ $AD=d$ - 線分 $AB, AC, BD, CD$ の長さはすべお敎数倀である  ただし$2$ ぀の䞉角圢は頂点の名称も蟌めお合同であるずきたたそのずきに限り同䞀のものであるこずずしたす
OMCB020
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https://onlinemathcontest.com/contests/omcb020/tasks/8710
A
OMCB020(A)
100
332
342
[ { "content": " $AB = x, ~ AD = y, ~ AE = z$ ずするず条件は\r\n$$x^2 + y^2 = 1110, \\quad y^2 + z^2 = 2100, \\quad z^2 + x^2 = 1210$$\r\nず蚀いかえられるので$x^2=110, ~ y^2=1000, ~ z^2=1100$ であるよっお求める䜓積は\r\n$$xyz=\\sqrt{110\\cdot 1000\\cdot 1100}=\\mathbf{11000}$$\r\nである", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb020/editorial/8710" } ]
 盎方䜓 $ABCD-EFGH$ があり察角線 $AC, AF, AH$ が以䞋をみたしたす $$AC = \sqrt{1110}, \quad AF = 11\sqrt{10}, \quad AH = 10\sqrt{21}.$$ このずき盎方䜓の䜓積を求めおください
OMCB020
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B
OMCB020(B)
100
357
370
[ { "content": " 任意の正の敎数 $n$ に぀いお $nnn_{(n+1)}=(n+1)^3-1$ であるから求める倀は \r\n$$\\sum_{n=2}^{9} (n^3-1)=\\sum_{n=1}^{9} (n^3-1) = \\biggl(\\frac{9\\cdot 10}{2}\\biggr)^2-9=\\textbf{2016}$$\r\nである", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb020/editorial/11394" } ]
$$111_{(2)}+222_{(3)}+333_{(4)}+444_{(5)}+555_{(6)}+666_{(7)}+777_{(8)}+888_{(9)}$$ を $10$ 進法衚蚘で解答しおくださいただし各項は右䞋の数字が $(n)$ のずき$n$ 進法で衚蚘しおあるものずしたす
OMCB020
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https://onlinemathcontest.com/contests/omcb020/tasks/11678
C
OMCB020(C)
100
287
325
[ { "content": "$$\\begin{cases}\r\np+q+r=1\\\\\\\\\r\np+r=2q\r\n\\end{cases}$$\r\nより$q=\\dfrac{1}{3}$ であり䞀方で $q=\\dfrac{12}{a}$ であるので$a=36$ が埓う逆にこれず $1\\leq b\\leq24$ を満たす $(a,b)$ の組に察しお問題文の条件は満たされるので求める組は次の通り\r\n$$(a,b)=(36,1),\\ (36,2),\\ \\cdots ,\\ (36,24)$$\r\n特に解答すべき倀は $36 \\times (1+2+3+\\cdots +24)=\\mathbf{10800}$ である.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb020/editorial/11678" } ]
 $a,b$ を $1\leq b$ および $b+12\leq a$ を満たす正の敎数ずしたす箱の䞭に $1,2,\dots,a$ ず曞かれたボヌルが $1$ 個ず぀蚈 $a$ 個入っおいたすこの箱の䞭からボヌルを $1$ 個取り出し 取り出したボヌルに曞かれた数を $x$ ずしたずき - $1\leq x\lt b$ である確率を $p$ - $b\leq x\lt b+12$ である確率を $q$ - $b+12\leq x\leq a$ である確率を $r$ ずするず $p,q,r$ はこの順に等差数列ずなりたしたこのような組 $(a,b)$ すべおに぀いお$ab$ の総和を解答しおください
OMCB020
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https://onlinemathcontest.com/contests/omcb020/tasks/4256
D
OMCB020(D)
200
290
323
[ { "content": " 立䜓 $B$ は正八面䜓立䜓 $C$ は立方䜓になる正八面䜓 $B$ の頂点に名前を぀けお $P-QRST-U$ ずする蟺 $QR,RS$ の䞭点をそれぞれ $M,N$䞉角圢 $PQR,PRS$ の重心をそれぞれ $G,H$ ずする重心の性質から\r\n$$PG:GM=PH:HN=2:1$$\r\nが成り立぀ので$MN:GH=3:2$ であるこれず $QS:MN=2:1$ より次を埗る\r\n$$QS:GH=3:1$$\r\n蟺 $QS$ の長さは $A$ の䞀蟺の長さに等しく蟺 $GH$ は $C$ の䞀蟺そのものであるよっお立方䜓 $A,C$ の盞䌌比は $1:3$ である以䞊より$A$ の䜓積は $C$ の䜓積の $3^3$ 倍でありこれは $\\mathbf{8100}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb020/editorial/4256" } ]
 立方䜓 $A$ に関しお各面の察角線の亀点を結んでできる立䜓を $B$ ずしたすたた立䜓 $B$ の各面の重心を結んでできる立䜓を $C$ ずしたす立䜓 $C$ の䜓積が $300$ のずき立方䜓 $A$ の䜓積を求めおください
OMCB020
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https://onlinemathcontest.com/contests/omcb020/tasks/9732
E
OMCB020(E)
200
308
312
[ { "content": "$$(mn)^{61}\\cdot n= 2^{1112} \\cdot 3^{1111} \\cdot 5^{1110} \\cdot 7^{1109} \\cdot 11^{1108}$$\r\nより䟋えば $mn,n$ が玠因数 $2$ で割り切れる最倧の回数をそれぞれ $a,b$ ずするず次が成り立぀\r\n$$61a+b=1112,\\quad 0\\leq b\\leq a$$\r\nこれより$61a\\leq 1112\\leq62a$ がしたがい$a=18$ がわかる同様の議論を玠因数 $3,5,7,11$ にも行うこずで\r\n$$mn=2^{18}\\cdot 3^{18}\\cdot 5^{18}\\cdot 7^{18}\\cdot 11^{18}$$\r\nを埗るよっお $n$ の倀は次のように求められる\r\n$$\\begin{aligned}\r\nn&=2^{1112-18\\cdot 61} \\cdot 3^{1111-18\\cdot 61} \\cdot 5^{1110-18\\cdot 61} \\cdot 7^{1109-18\\cdot 61} \\cdot 11^{1108-18\\cdot 61}\\\\\\\\\r\n&=2^{14} \\cdot 3^{13} \\cdot 5^{12} \\cdot 7^{11} \\cdot 11^{10} \\\\\\\\\r\n\\end{aligned}$$\r\n以䞊より $n$ の正の玄数の個数は $15\\cdot 14\\cdot 13\\cdot 12\\cdot 11=\\mathbf{360360}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb020/editorial/9732" }, { "content": " $1110$ に近い数で $61, 62$ のいずれかの倍数を探すず $61×18=1098$ が芋぀かる\\\r\n ぀るかめ算の発想を甚いよう等匏\r\n$$\\underbrace{61+61+ \\cdots +61}_{\\text{18個}}=1098$$\r\nの $61$ のうち $k$ 個を $62$ に倉えるず巊蟺は $1098+k$ ずなるすなわち\r\n$$\\begin{aligned}\r\n61×8+62×10 &= 1108\\\\\\\\\r\n61×7+62×11 &= 1109\\\\\\\\\r\n61×6+62×12 &= 1110\\\\\\\\\r\n61×5+62×13 &= 1111\\\\\\\\\r\n61×4+62×14 &= 1112\r\n\\end{aligned}$$\r\nであるこのこずから次の匏を埗る\r\n$$2^{1112} \\cdot 3^{1111} \\cdot 5^{1110} \\cdot 7^{1109} \\cdot 11^{1108}= \\left( 2^{4} \\cdot 3^{5} \\cdot 5^{6} \\cdot 7^{7} \\cdot 11^{8} \\right)^{61} × \\left( 2^{14} \\cdot 3^{13} \\cdot 5^{12} \\cdot 7^{11} \\cdot 11^{10} \\right)^{62}$$", "text": "぀るかめ算の発想", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb020/editorial/9732/603" }, { "content": " $m,n$ が $2$ で割り切れる回数を $m_2, n_2$ ず曞くず← 本来 $v_2(m)$ のように曞かれるこずが倚いですが\r\n$$61m_2 + 62n_2 = 1112 \\implies n_2 \\equiv 1112 \\equiv 14 \\pmod{61}$$\r\nを埗るので問題で䞎えられた䞀意性から $n_2=14$ が分かりたす他の玠数でも同様にすれば解けたす", "text": "䞀発解法", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb020/editorial/9732/628" } ]
 正敎数の組 $(m, n)$ であっお次の等匏をみたすものがただ䞀぀存圚したす $$m^{61}n^{62} = 2^{1112} \cdot 3^{1111} \cdot 5^{1110} \cdot 7^{1109} \cdot 11^{1108}$$ $n$ の正の玄数の個数を解答しおください
OMCB020
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omcb020/tasks/5027
F
OMCB020(F)
200
260
306
[ { "content": " 盞異なる $1$ 桁の正敎数 $P, Q, R$ を䞊べ替えおできる $3$ 桁の正敎数の和は$222(P+Q+R)$ であるため以䞋がわかる.\r\n$$A + B + C = 2886 \\div 222 = 13$$\r\n$$B+C+D=3774 \\div 222 = 17$$\r\n$$C+D+A=3330 \\div 222 = 15$$\r\nしたがっお$(A, B, C, D)$ の組ずしお考えられるものは以䞋の $4$ ぀である\r\n$$(A, B, C, D) = (1,3,8,5), (2,4,7,6), (4,6,3,8), (5,7,1,9)$$\r\nよっお求める答えは以䞋のように蚈算できる\r\n$$ \\big( (5+1+3) + (6+2+4) + (8+4+6) + (9+5+7) \\big) \\times 222 = 60 \\times 222 = \\textbf{13320}$$", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb020/editorial/5027" } ]
 $0$ でない盞異なる $1$ 桁の正敎数 $A, B, C, D$ に぀いお次が成り立ちたした - $A, B, C$ を䞊べ替えおできる $3$ 桁の正敎数 $6$ ぀の総和は $2886$ - $B, C, D$ を䞊べ替えおできる $3$ 桁の正敎数 $6$ ぀の総和は $3774$ - $C, D, A$ を䞊べ替えおできる $3$ 桁の正敎数 $6$ ぀の総和は $3330$ $D, A, B$ を䞊べ替えおできる $3$ 桁の正敎数 $6$ ぀の総和ずしおあり埗る倀の総和を求めおください
OMCB020
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omcb020/tasks/10371
G
OMCB020(G)
300
128
161
[ { "content": " $0$ でない実数 $c$ を甚いお $f(x) = c(x-p)(x-q)(x-r)$ ず衚せるこのずき $x=p,q,r$ における埮分係数は\r\n$$ \\begin{aligned}\r\nf^\\prime(p) &= c(p-q)(p-r) \\\\\\\\\r\nf^\\prime(q) &= c(q-p)(q-r) \\\\\\\\\r\nf^\\prime(r) &= c(r-p)(r-q)\r\n\\end{aligned} $$\r\nず蚈算できる$p-q=k, ~ q-r=l$ ずおくず$p-r=k+l$ であるこずに泚意すれば\r\n$$ \\begin{aligned}\r\nf^\\prime(p) &= ck(k+l) \\\\\\\\\r\nf^\\prime(q) &= -ckl \\\\\\\\\r\nf^\\prime(r) &= cl(k+l)\r\n\\end{aligned} $$\r\nず衚せる䞎えられた条件から $ck(k+l)=9, ckl=7$ であり蟺々の差をずっお\r\n$$ck^2=2$$\r\nを埗るさらに\r\n$$cl^2 = \\frac {(ckl)^2}{ak^2} = \\frac {49}2$$\r\nが成り立぀したがっお求める倀は\r\n$$cl(k+l) = ckl + cl^2 = 7 + \\frac {49}2 = \\frac {63}2$$\r\nであり答えるべき倀は $63+2=\\mathbf{65}$ である\\\r\n なお䟋えば $\\displaystyle f(x) = \\frac 12x(x-2)(x-9)$ などが問題の条件を満たす\r\n\r\n------\r\n\r\n**別解**\\\r\n 䞀般に盞異なる耇玠数 $a,b,c$ に察しお恒等匏\r\n$$\\frac 1{(a-b)(a-c)} + \\frac 1{(b-a)(b-c)} + \\frac 1{(c-a)(c-b)} = 0$$\r\nが成り立぀ (通分するこずにより容易に確かめられる)したがっお\r\n$$\\frac 1{f^\\prime(p)} + \\frac 1{f^\\prime(q)} + \\frac 1{f^\\prime(r)} = 0$$\r\nでありここから $f^\\prime(r) = \\dfrac {63}2$ が埓うなお䞀般に重根を持たない $2$ 次以䞊の倚項匏の根における埮分係数の逆数和は $0$ になる", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb020/editorial/10371" }, { "content": "$f(x)=a(x-p)(x-q)(x-r)$ ずおくず積の埮分から$f^\\prime(x)=a((x-p)(x-q)+(x-q)(x-r)+(x-r)(x-p))$ ずなるので$f^\\prime(p)=a(p-q)(p-r),f^\\prime(q)=a(q-r)(q-p),f^\\prime(r)=a(r-p)(r-q)$ がわかるよっお$t=f^\\prime(r)$ずおくず\r\n\r\n$$\\begin{aligned}\r\n a(p-q)(p-r) &=9 \\\\\\\\\r\n a(q-r)(q-p) &=-7 \\\\\\\\\r\n a(r-p)(r-q) &=t\r\n\\end{aligned}$$\r\n\r\nが埗られる第 $1$ 匏ず第 $2$ 匏を足し合わせるず $a \\gt 0$ がわかりたたこれらを掛け合わせるず$t\\gt 0$ ず\r\n\r\n$$\\begin{aligned}\r\n \\pm a\\sqrt{a}(p-q)(q-r)(r-p) = \\sqrt{63t}\r\n\\end{aligned}$$\r\n\r\nがわかり$+$の堎合は\r\n\r\n$$\\begin{aligned}\r\n -9(q-r)\\sqrt{a} &= \\sqrt{63t} \\\\\\\\\r\n 7(r-p)\\sqrt{a} &= \\sqrt{63t} \\\\\\\\\r\n -t(p-q)\\sqrt{a} &= \\sqrt{63t}\r\n\\end{aligned}$$\r\n\r\nずなる第 $1$ 匏第 $2$ 匏より$(p-q)\\sqrt{a}=-\\dfrac{2}{63}\\sqrt{63t}$ ずなりこれず第 $3$ 匏から $t=\\dfrac{63}{2}$ がわかる$-$ の堎合も同様", "text": "察称性を最埌たで残す", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb020/editorial/10371/604" } ]
 実数係数 $3$ 次倚項匏 $f(x)$ に぀いお方皋匏 $f(x)=0$ は盞異なる $3$ ぀の実数解 $p,q,r$ を持ち$x=p,q$ における $f(x)$ の埮分係数がそれぞれ $9,-7$ でしたこのずき$x=r$ における $f(x)$ の埮分係数を求めお䞋さいただし求める倀は互いに玠な正の敎数 $a,b$ を甚いお $\dfrac{a}{b}$ ず衚せるので$a+b$ を解答しお䞋さい
OMCB020
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https://onlinemathcontest.com/contests/omcb020/tasks/3209
H
OMCB020(H)
400
59
119
[ { "content": " 内郚の点がなく正方圢の蟺䞊に点が $2n$ 個ある堎合のペアの䜜り方が $C_n$ だけあるずする$C_n$ を求めようある点 $A$ を固定しお$A$ ずペアになる点が $A$ から時蚈回りに奇数だけ隣の点である必芁がある $A$ から $2k-1$ だけ隣の点であったずき残りのペアの繋ぎ方は $C_{k-1}C_{n-k}$ だけあるただし $C_0=1$ であるよっお次が成り立぀\r\n$$C_n=\\sum_{k=1}^n C_{k-1}C_{n-k}$$\r\nこの挞化匏から $C_1=1, ~ C_2=2, ~ C_3=5, ~ C_4=14$ がわかる\\\r\n さお本問においお内郚の $4$ 点を含むペアを先に決めるこずで内郚の点がない堎合に垰着しよう\r\n - 内郚の $4$ 点がすべお蟺䞊の点ずペアを䜜るずき \r\nたずペアの䜜り方が ${}\\_{8}\\mathrm{P}\\_{4}$ 通りそれぞれに぀いお蟺䞊の点同士の結び方が $C_2$ 通り\r\n\r\n- 内郚の $2$ 点がペアを䜜り残りの $2$ 点が蟺䞊の点ずペアを䜜るずき \r\n内郚の点同士でペアを䜜る点の遞び方が $6$ 通り残った $2$ 点ず蟺䞊の点ずのペアの䜜り方が ${}\\_{8}\\mathrm{P}\\_{2}$ 通りそれぞれに぀いお蟺䞊の点同士の結び方が $C_3$ 通り\r\n\r\n - 内郚の $4$ 点がすべお内郚の点同士でペアを䜜るずき \r\nたず内郚の点同士のペアの䜜り方が $3$ 通りそれぞれに぀いお蟺䞊の点同士の結び方が $C_4$ 通り\r\n\r\n したがっお求めるペアの䜜り方は\r\n$$ {}\\_{8}\\mathrm{P}\\_{4} \\cdot C_2 + 6 \\cdot {}\\_{8}\\mathrm{P}\\_{2} \\cdot C_2 +3\\cdot C_4=\\textbf{5082}$$\r\n通りである\r\n\r\n----\r\n\r\n**䜙談**\\\r\n 本解説で導入した数列 $\\\\{C_n\\\\}$ に珟れる数は Catalan 数ず呌ばれおおり䞀般に $n$ 番目の Catalan 数 $C_n$ は次のように䞀般項で衚せる $C_0=C_1=1$ および解説で埗た挞化匏を満たすこずを確かめよ\r\n$$C_n=\\frac{1}{n+1}\\binom{2n}{n}=\\frac{(2n)!}{(n+1)!n!}$$", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb020/editorial/3209" } ]
 図のように正方圢䞊に点が $12$ 個ありたす $8$ 個は蟺䞊$4$ 個は内郚にありたすこれら $12$ 個の点を $2$ 個ず぀ $6$ 組のペアに分割する方法であっお次が成り立぀ようなものは䜕通りありたすか - 各ペアの $2$ 点を端点ずする**曲線**を蚈 $6$ 本匕く方法であっおどの曲線も正方圢の内郚たたは境界を通りか぀他の曲線ず共有点を持たないようなものが存圚する ![figure 1](\/images\/gR2n8kAKfyaZlT4zLBovoQ81VXGfvkcMfspS57uz)
OMC228
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https://onlinemathcontest.com/contests/omc228/tasks/9738
A
OMC228(A)
100
339
346
[ { "content": " 䞎えられた等匏から $m^n$ は $1110$ の玄数だが$1110$ は $1$ より倧きい平方数で割り切れないので $m, n$ のうち少なくずも䞀方は $1$ である$m = 1$ のずきは\r\n$$n + 110 = 1110$$\r\nから $n = 1000$ が埗られ$n = 1$ のずきは\r\n$$111m = 1110$$\r\nから $m = 10$ が埗られるよっお適する $(m, n)$ は $(1, 1000), (10, 1)$ の $2$ ぀であり求める総和は $\\mathbf{1012}$", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc228/editorial/9738" } ]
 以䞋の等匏をみたす正敎数の組 $(m, n)$ すべおに察しお$m + n$ の総和を求めおください $$m^n(n^m + 110) = 1110$$
OMC228
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https://onlinemathcontest.com/contests/omc228/tasks/8411
B
OMC228(B)
200
312
325
[ { "content": " 総和蚈算を実行するこずによっお条件は\r\n$$\\left( \\frac{N(N + 1)}{2} \\right)^2 - 1110 \\cdot \\frac{N(N + 1)}{2} = 15 \\times 555^2$$\r\nず衚すこずができ倉圢すれば\r\n$$\\left( \\frac{N(N + 1)}{1110} \\right)^2 - 2 \\cdot \\frac{N(N + 1)}{1110} - 15 = 0$$\r\nずなるこれを $\\dfrac{N(N + 1)}{1110}$ に぀いおの $2$ 次方皋匏ずしお解くこずで\r\n$$\\frac{N(N + 1)}{1110} = 5$$\r\nが埗られるさらにこれを $N$ に぀いお解くこずで $N = \\mathbf{74}$ が埗られる", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc228/editorial/8411" }, { "content": " 公匏解説ず同じように\r\n$$\\tag{1} \\left( \\dfrac{N(N+1)}{2} \\right)^2 - 1110 \\cdot \\dfrac{N(N+1)}{2} =15×555^2$$\r\nずしたあずは$\\dfrac{N(N+1)}{2}$ に぀いおの $2$ 次方皋匏を解くのが䞀般的な方法である\\\r\n 今回は求めるべき解が正敎数でただ䞀぀だずわかっおいるため抂算でも通甚する数孊的に奜たれる方法ではないだろうがこのような手法もあるずいうこずで玹介しおおく\r\n\r\n---\r\n\r\n わかりやすさのため $\\dfrac{N(N+1)}{2}=x$ ず眮くず解くべき方皋匏は\r\n$$ \\tag{2} x^2-1110x=15×555^2$$\r\nである右蟺がそれなりに倧きいので$x^2$ は $15×555^2$ よりいくらか倧きい倀だず掚枬できるしたがっお $x$ は $4×555=2220$ より倧きいだろうず掚枬できる$x \\fallingdotseq \\dfrac{N^2}{2}$ だったこずから $N^2 \\fallingdotseq 4440$ であり$N$ は $65$ より少し倧きい倀だろうず掚枬できる\\\r\n ここで匏 $(1)$ を芋返すず$\\dfrac{N(N+1)}{2}$ は $15×555^2$ の玄数であるこのこずから$N=65,66,67,68,69,70,71,72,73$ はいずれも条件を満たさず$N=74$ が正解だろうずアタリが぀く\r\n\r\n---\r\n\r\n 泚抂算は良い技術だず思いたすがあたり乱暎に䜿っおいいものでもないので䞀応断っおおきたす\r\n\r\n 雑談私はtester䞭䞊蚘の方法で解いたあず「$x^2$ は $15×555^2$ よりいくらか正確には\"少し\"倧きい倀だず掚枬できる」が本圓に正しいのか䞀応怜算しおおこうず思いたした匏 $(2)$ を平方完成したずころ\r\n$$(x-555)^2=15×555^2+555^2=2220^2$$\r\nずなるこずがわかり方皋匏がほが解けおいるこずに気づいお悲しくなりたした\\\r\n なおこのあずは $x \\fallingdotseq 2800$ → $N^2 \\fallingdotseq 5600$ たで蚈算したずころで $N=74$ に確信が持おたした最埌たで抂算です", "text": "抂算でも䞀応解ける", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc228/editorial/8411/600" } ]
 正敎数 $n$ に察しお $a_n = n^3 - 1110n$ ずするずき $$a_1 + a_2 + \cdots + a_N = 15 \times 555^2$$ をみたす唯䞀の正敎数 $N$ を求めおください
OMC228
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C
OMC228(C)
300
184
254
[ { "content": " $1$ 番目の条件から $0 \\lt a \\lt b \\lt c \\lt 1110$ なる敎数 $a, b, c$ によっお\r\n$$X = \\\\{0, a, b, c, 1110\\\\}$$\r\nず衚すこずができるいた\r\n$x_1 = ax_2 = b - ax_3 = c - bx_4 = 1110 - c$\r\nずしたずき\r\n$$x_1 + x_2 + x_3 + x_4 = 1110 \\tag{1}$$\r\nをみたす$2$ 番目の条件は $x_1, x_2, x_3, x_4$ の最小倀が $11, 10$ のどちらかであるこずず同倀であるここで正敎数 $n$ に察し$n$ 以䞊の敎数の組 $(x_1, x_2, x_3, x_4)$ であっお匏 $(1)$ をみたすものの個数を $f(n)$ ずしたずき\r\n$$f(10) - f(12)$$\r\nが求める個数である$f(n)$ を実際に蚈算しよう匏 $(1)$ を倉圢するず\r\n$$(x_1 - n) + (x_2 - n) + (x_3 - n) + (x_4 - n) = 1110 - 4n$$\r\nであり各 $x_i - n\\ (i = 1, 2, 3, 4)$ は非負敎数ゆえ $f(n)$ は $3$ 個の赀玉ず $1110 - 4n$ 個の青玉を暪䞀列に䞊べる方法の個数に等しく$f(n) = {}\\_{1113 - 4n}\\mathrm{C}\\_{3}$ ず衚せるゆえに求める個数は\r\n$${}\\_{1073}\\mathrm{C}\\_{3} - {}\\_{1065}\\mathrm{C}\\_{3} = \\mathbf{4562516}$$\r\nである", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc228/editorial/10549" } ]
 敎数 $5$ ぀からなる集合 $X$ であっお以䞋 $2$ 条件を同時にみたすものは党郚でいく぀ありたすか - $X$ に含たれる数のうち最倧のものは $1110$ であり最小のものは $0$ である - $X$ の䞭から異なる $2$ 数を遞んだずきその差の絶察倀ずしおあり埗る最小の倀は $11$ か $10$ のどちらかである
OMC228
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omc228/tasks/10336
D
OMC228(D)
400
59
90
[ { "content": " 察角線 $AB, PQ$ の亀点を $M$ ずするず $AM = BM, PM = QM$ が成り立ちさらに $AX \\lt BX$ であるこずから点 $Y$ は線分 $AM$ 䞊にあるこずがわかるここで $x, y$ を次のように定める\r\n$$AM = BM = xYM = y$$\r\nするず䞉平方の定理から\r\n$$XY^2 = AX^2 - AY^2 = BX^2 - BY^2$$\r\nが成り立぀ので\r\n$$(x + y)^2 - (x - y)^2 = BY^2 - AY^2 = BX^2 - AX^2 = 100$$\r\nから $xy = 25$ を埗るここで $4$ 点 $B, P, Y, Q$ は共円であるので方べきの定理を適甚するず\r\n$$PM^2 = PM \\times QM = BM \\times YM = xy = 25$$\r\nより $PM = 5$ が埗られるよっお\r\n$$MX = PX - PM = (AB + 23) - 5 = 2x + 18$$\r\nず衚せるので䞭線定理より\r\n$$x^2 + (2x + 18)^2 = AM^2 + XM^2 = \\frac{AX^2 + BX^2}{2} = 1160$$\r\nが成り立ちこれを解くこずで $x = \\dfrac{38}{5}$ が埗られるゆえに\r\n$$AB = 2x = \\frac{76}{5}$$\r\nであり特に解答すべき倀は $\\mathbf{81}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc228/editorial/10336" } ]
 平行四蟺圢 $APBQ$ が䞎えられおおり盎線 $PQ$ 䞊に $P, Q, X$ がこの順に䞊ぶように点 $X$ をずったずころ以䞋をみたしたした $$AX = \sqrt{1110} ,\quad BX = 11\sqrt{10} , \quad PX = AB + 23$$ ここで䞉角圢 $BPQ$ の倖接円が線分 $AB$䞡端を陀くず亀わったのでその亀点を $Y$ ずしたすするず $2$ 盎線 $XY, AB$ が盎亀したしたこのずき線分 $AB$ の長さは互いに玠な正敎数 $p, q$ によっお $\dfrac{p}{q}$ ず衚されるので$p + q$ の倀を解答しお䞋さい
OMC228
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omc228/tasks/8546
E
OMC228(E)
500
41
100
[ { "content": " $f(A) \\gt 0$ であるずき$a_i \\gt 0$ なる最倧の $i$ を $n$ ずするず任意の $i \\le n$ に぀いお $a_i \\gt 0$ であるこれは本土ず距離が $n$ である島があるならばその島ず本土を最短距離で結ぶ経路䞊にある島はそれぞれ本土ずの距離が $1, 2, \\ldots, n-1$ であるこずから分かるそこで以䞋では$A$ はある正の敎数 $n$ が存圚しお $i \\le n$ ならば $a_i \\gt 0$$i \\gt n$ ならば $a_i = 0$ を満たすものに限定しお考える\\\r\n 列 $A = (a_1, a_2, ..., a_{1110})$ に察する $f(A)$ を蚈算しよう䟿宜䞊本土を遠さが $0$ である離島ずみなし$A$ の定め方に䟝らず $a_0 = 1$ ず定矩する$A$ に察し䞋蚘の操䜜を順に行い橋を䜜るこずを考えればよい\r\n\r\n---\r\n\r\n**手順 1.** \\\r\n本土を陀く離島 $1110$ 個の䞭から遠さが $1, 2, ..., n$ であるものをそれぞれ $a_1, a_2, ..., a_n$ 個決める\r\n\r\n**手順 2.** \\\r\n各 $i = 1, 2, ..., n$ に察し遠さ $i$ の離島それぞれに぀いおそれず橋で぀ながる遠さ $i - 1$ の離島を $1$ 個以䞊遞び橋を぀なぐ\r\n\r\n**手順 3.** \\\r\n各 $i = 1, 2, ..., n$ に察しどちらも遠さが $i$ である離島 $2$ ぀の組合わせを $0$ 個以䞊遞びそれぞれの組み合わせに察し離島同士を橋を぀なぐ\r\n\r\n---\r\n\r\n手順 1. 2. 3. を行う方法の総数をそれぞれ $G_1(A), G_2(A), G_3(A)$ ずするずこれらは\r\n$$\r\nG_1(A) = \\frac{1110!}{a_1! \\times \\cdots \\times a_n!}G_2(A) = \\prod_{i=1}^n (2^{a_{i-1}} - 1)^{a_i}G_3(A) = 2^{{}\\_{a_1}\\mathrm{C}\\_{2} + \\cdots + {}\\_{a_n}\\mathrm{C}\\_{2}}\r\n$$\r\nず衚せお$f(A) = G_1(A)G_2(A)G_3(A)$ ず衚せるただし ${}\\_{1}\\mathrm{C}\\_{2} = 0$ ず考えよ\\\r\n ここで $k$ を正敎数$p$ を玠数ずしたずき非負敎数 $v_p(k)$ を以䞋のように定矩する\r\n- $k$ が $p$ で割り切れる最倧の回数を $v_p(k)$ ずする\r\n\r\n$G_3(A)$ は明らかに $37$ で割り切れないため\r\n$$v_{37} (f(A)) = v_{37}(G_1(A)) + v_{37}(G_2(A))$$\r\nが成り立぀ここで $v_{37}(G_1(A)), v_{37}(G_2(A))$ が最倧になるための条件をそれぞれ**条件 甲**・**条件 乙**ず呌ぶこずにしよう\r\n$$v_{37}(G_1(A)) = v_{37}(1110!) - (v_{37}(a_1!) + \\cdots + v_{37}(a_n!)) \\leq v_{37}(1110!) = 30$$\r\nが成り立ち等号が成り立぀のは $a_1!, ..., a_n!$ がすべお $37$ で割り切れないずきであるすなわち条件 甲の内容は次の通りである\r\n- [条件 甲] $a_1, ..., a_n$ はすべお $36$ 以䞋である\r\n\r\nここで補題を䞎える\r\n\r\n---\r\n\r\n**補題**\\\r\n $N$ を $1 \\leq N \\leq 1109$ なる敎数ずするこのずき $N$ が $36$ で割り切れるならば $v_{37}(2^N - 1) = 1$ であり さもなければ $v_{37}(2^N - 1) = 0$ である\r\n<details><summary>補題の蚌明<\\/summary>\r\n Fetmatの小定理より $2^{36} \\equiv 1 \\pmod{37}$ が成り立぀ので$2^d \\equiv 1 \\pmod{37}$ なる最小の正敎数 $d$ が存圚する$36$ を $d$ で割った䜙りが $1$ 以䞊であるずするずその䜙りを $r$ ずしたずき $2^{r} \\equiv 1 \\pmod{37}$ が埗られおしたい $d$ の最小性に反するよっお $d$ は $36$ を割り切る数でなければならない䞀方で\r\n$$2^1 - 12^2 - 12^3 - 12^4 - 12^6 - 12^9 - 12^{12} - 12^{18} - 1$$\r\nはいずれも $37$ で割り切れないので$d = 36$ であるしたがっお $N$ が $36$ で割り切れないずきに $2^N \\not\\equiv 1 \\pmod{37}$ であるこずすなわち $v_{37}(2^N - 1) = 0$ が分かる\\\r\n あずは $M$ を $1 \\leq M \\leq 30$ なる敎数ずしたずきに $v_{37}(2^{36M} - 1) = 1$ であるこずを瀺せばよい\r\n$$2^{36M} - 1 = (2^{36} - 1)(2^{36(M-1)} + 2^{36(M-2)} + \\cdots + 2^{36 \\cdot 0})$$\r\nを考えようたずは $v_{37}(2^{36} - 1) = 1$ が確かめられる䞀方でFermatの小定理を甚いれば\r\n$$2^{36(M-1)} + 2^{36(M-2)} + \\cdots + 2^{36 \\cdot 0} \\equiv 1 + 1 + \\cdots + 1 = M \\pmod{37}$$\r\nが埗られるすなわち $2^{36(M-1)} + 2^{36(M-2)} + \\cdots + 2^{36 \\cdot 0}$ は $37$ で割り切れないので結局 $v_{37}(2^{36M} - 1) = 1$ である以䞊で䞻匵が瀺された\r\n<\\/details>\r\n\r\n---\r\n\r\nこの補題から $n = 1$ のずきであるか$n \\geq 2$ であり $a_1, ..., a_{n - 1}$ の䞭に $36$ の倍数が含たれない堎合は $v_{37}(G_2(A)) = 0$ である以埌$n \\geq 2$ か぀ $a_1, ..., a_{n - 1}$ のうち少なくずも $1$ 個は $36$ の倍数であるずする$2 \\leq i \\leq n$ なる敎数 $i$ のうち $a_{i - 1}$ が $36$ の倍数ずなるものを小さい方から順に $i_1, ..., i_t$ ずおくず補題より\r\n$$v_{37}(G_2(A)) = a_{i_1} + \\cdots + a_{i_t}$$\r\nが成り立぀少なくずも $i_1 - 1$ は集合 $\\\\{i_1, ..., i_t\\\\}$ には含たれ埗ずなおか぀ $a_{i_1 - 1} \\geq 36$ なので\r\n$$v_{37}(G_2(A)) \\leq 1110 - 36 = 1074$$\r\nが分かり等号が成り立぀のは $a_{i_1 - 1} = 36$ か぀ $\\\\{i_1 - 1, i_1, ..., i_t\\\\} = \\\\{1, ..., n\\\\}$ ずなるずきであるこのずき各 $j = 2, ..., t$ で $i_{j - 1} = i_j - 1$ が成り立぀ので$a_{i_1}, ..., a_{i_{t - 1}}$ はすべお $36$ の倍数ずなるこのこずに泚意すれば条件 乙の内容は以䞋のように蚀い衚せる\r\n- [条件 乙] $n \\geq 2$ であり$a_1 = 36$ か぀ $a_2, ..., a_{n-1}$ はすべお $36$ の倍数である\r\n\r\n ここたでの議論で埗た条件 甲・条件 乙を同時にみたす列 $A$ は以䞋の内容のものに限られこれが $A_0$ の内容である\r\n- 長さ $31$ の列 $(a_1, ..., a_{31})$ であり$a_1 = \\cdots = a_{30} = 36$ か぀ $a_{31} = 30$ をみたす\r\n\r\n$G_2(A_0)$ は明らかに $2$ で割り切れないため\r\n$$v_2 (f(A_0)) = v_2(G_1(A_0)) + v_2(G_3(A_0))$$\r\nが成り立぀\r\n$$v_2(1110!) = 1105v_2(36!) = 34v_2(30!) = 26$$\r\nが求められるたずえば「正敎数 $n$ を $2$ 進数衚蚘したずきに珟れる $1$ の個数を $k$ ずしたずき $v_2(n!) = n - k$ が成り立぀」ずいう性質を甚いればよいのでこれより\r\n$$v_2(G_1(A_0)) = v_2(1110!) - 30 v_2(36!) - v_2(30!) = 59$$\r\nでありさらに\r\n$$v_2(G_3(A_0)) = 30 \\cdot{}\\_{36}\\mathrm{C}\\_{2} + {}\\_{30}\\mathrm{C}\\_{2} = 19335$$\r\nも埗られるゆえに求める倀は $v_2 (f(A_0)) = \\mathbf{19394}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc228/editorial/8546" } ]
 すべお区別できる $1111$ 個の島がありそのうち $1$ 個を**本土**ず呌び残りの $1110$ 個を**離島**ず呌びたすこれら $1111$ 個の島に察し以䞋のルヌルで橋を䜜るこずを考えたす --- **ルヌル** - 橋は異なる $2$ ぀の島同士を぀なぐものずしたたどの異なる $2$ ぀の島に぀いおも「橋が $1$ ぀぀ながっおいる」か「橋が぀ながっおいない」のいずれかが成り立぀ - 任意の異なる $2$ ぀の島は䞀方の島からもう䞀方の島たで $1$ 回以䞊橋をたどっお移動するこずができる --- ルヌルにしたがっお橋を䜜ったずきすべおの離島に察しその**遠さ**を次のように定めるこずができたす - 離島 $X$ に察し本土から $X$ たで橋をたどっお移動するずきに橋を経由する回数の最小倀を$X$ の遠さずする  ここで非負敎数からなる長さ $1110$ の列 $A = (a_1, a_2, ..., a_{1110})$ であっお $a_1 + a_2 + \cdots + a_{1110} = 1110$ なるものを定めたすこの列 $A$ に察しルヌルにしたがった橋の䜜り方の䞭で次の条件をみたすものの総数を $f(A)$ ず衚したす - 各 $i = 1, 2, ..., 1110$ に぀いお遠さが $i$ である離島がちょうど $a_i$ 個存圚する このような列 $A$ のうち$f(A)\gt0$ なるものの䞭で「$f(A)$ が $37$ で割り切れる最倧の回数」が最倧になるものを $A_0$ ずしたずき$f(A_0)$ は $2$ で最倧䜕回割り切れたすかここで $A_0$ の存圚は䞀意的であるこずが保蚌されたす
OMC228
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F
OMC228(F)
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[ { "content": " 実数 $\\alpha, \\beta$ に察し\r\n$$\r\n\\begin{aligned}\r\n2\\alpha &= (\\alpha + \\beta) + (\\alpha - \\beta) \\\\\\\\\r\n2\\alpha^2 + 2\\beta^2 &= (\\alpha + \\beta)^2 + (\\alpha - \\beta)^2 \\\\\\\\\r\n2\\alpha^3 + 6\\alpha \\beta^2 &= (\\alpha + \\beta)^3 +(\\alpha - \\beta)^3\r\n\\end{aligned}\r\n$$\r\nが成り立぀こずに泚意し䞎えられた $3$ ぀の等匏の䞡蟺をそれぞれ倉圢しようたずそれぞれの右蟺は次のように倉圢できる\r\n$$\r\n\\begin{aligned}\r\na + 2b &= a + (b + c) + (b - c) \\\\\\\\\r\na^2 + 2b^2 + 2c^2 &= a^2 + (b + c)^2 + (b - c)^2 \\\\\\\\\r\na^3 + 2b^3 + 6bc^2 &= a^3 + (b + c)^3 + (b - c)^3\r\n\\end{aligned}\r\n\\tag{1}\r\n$$\r\nたた巊蟺はそれぞれ\r\n$$\r\n\\begin{aligned}\r\n3x + 3y &= (x + y) + 2(x + y) \\\\\\\\\r\n3x^2 + 8xy + 3y^2 &= (x + y)^2 + 2(x + y)^2 + 2xy \\\\\\\\\r\n3x^3 + 15x^2y + 15xy^2 + 3y^3 &= (x + y)^3 + 2(x + y)^3 + 6xy(x + y)\r\n\\end{aligned}\r\n$$\r\nず衚せるので$A = x + y, G = \\sqrt{xy}$ ずおき倉圢するず以䞋を埗る\r\n$$\r\n\\begin{aligned}\r\n3x + 3y &= A + (A + G) + (A - G) \\\\\\\\\r\n3x^2 + 8xy + 3y^2 &= A^2 + (A + G)^2 + (A - G)^2 \\\\\\\\\r\n3x^3 + 15x^2y + 15xy^2 + 3y^3 &= A^3 + (A + G)^3 + (A - G)^3\r\n\\end{aligned}\r\n\\tag{2}\r\n$$\r\nここで補題を䞎える\r\n\r\n---\r\n\r\n**補題** \\\r\n $A \\geq B \\geq C, a \\geq b \\geq c$ なる実数 $A, B, C, a, b, c$ が\r\n$$\r\n\\begin{aligned}\r\nA + B + C &= a + b + c \\\\\\\\\r\nA^2 + B^2 + C^2 &= a^2 + b^2 + c^2 \\\\\\\\\r\nA^3 + B^3 + C^3 &= a^3 + b^3 + c^3\r\n\\end{aligned}\r\n$$\r\nをすべおみたすならば\r\n$$(A, B, C) = (a, b, c)$$\r\nである\r\n\r\n<details><summary>補題の蚌明<\\/summary>\r\n $3$ ぀の等匏を仮定するずたず\r\n$$\r\n\\begin{aligned}\r\nAB + BC + CA &= \\frac{(A + B + C)^2 - (A^2 + B^2 + C^2)}{2} \\\\\\\\\r\n&= \\frac{(a + b + c)^2 - (a^2 + b^2 + c^2)}{2} = ab + bc + ca\r\n\\end{aligned}\r\n$$\r\nが埗られさらには\r\n$$\r\n\\begin{aligned}\r\nABC &= \\frac{A^3 + B^3 + C^3 - (A + B + C)(A^2 + B^2 + C^2 - (AB + BC + CA))}{3} \\\\\\\\\r\n&= \\frac{a^3 + b^3 + c^3 - (a + b + c)(a^2 + b^2 + c^2 - (ab + bc + ca))}{3} = abc\r\n\\end{aligned}\r\n$$\r\nも埗られるゆえに任意の実数 $\\lambda$ に察し\r\n$$(\\lambda - A)(\\lambda - B)(\\lambda - C) = (\\lambda - a)(\\lambda - b)(\\lambda - c)$$\r\nが成り立ち特に以䞋 $2$ ぀の等匏を埗る\r\n$$(A - a)(A - b)(A - c) = 0 \\tag{3}$$\r\n$$(a - A)(a - B)(a - C) = 0 \\tag{4}$$\r\n\r\nここで $A \\neq a$ を仮定するず匏 $(3)$ から $A$ は $b, c$ のいずれかず等しいため $A \\lt a$ であるが $A \\geq B \\geq C$ であるこずから $a$ は $A, B, C$ のいずれずも等しくないこれは匏 $(4)$ が成り立぀こずに矛盟するよっお $A = a$ であるするず $B + C = b + c, BC = bc$ が成り立ち同様の議論で\r\n$$(B - b)(B - c) = 0(b - B)(b - C) = 0$$\r\nが埗られるここで $B \\neq b$ ず仮定するず $B = c \\lt b$ がしたがいさらには $C \\lt b$ も埗られるので $b$ が $B, C$ のいずれずも等しくなく同じく矛盟するしたがっお $B = b$ であり$C = c$ もしたがうこれで䞻匵が瀺された\r\n<\\/details>\r\n\r\n---\r\n\r\n ここで\r\n$$A - G \\lt A \\lt A + Gb - c \\lt b + c$$\r\nが成り立぀ので匏 $(1), (2)$ および補題より $(A - G, A, A + G)$ は\r\n$$(b - c, b + c, a)(b - c, a, b + c)(a, b - c, b + c)$$\r\nのいずれかに等しいさらに $A - G, A, A + G$ がこの順で等差数列をなすこずに泚意すれば以䞋 $3$ ぀のケヌスに分類できる\r\n- $a = b + 3c$ でありなおか぀ $(A, G) = (b + c, 2c)$ である\r\n- $a = b$ でありなおか぀ $(A, G) = (b,c)$ である\r\n- $a = b - 3c$ でありなおか぀ $(A, G) = (b - c, 2c)$ である\r\n\r\n以埌 $a, b, c$ は $a + b + c = 1110$ をみたすものずするたた正の実数 $x, y$ に察し\r\n$$A - 2G = (\\sqrt{x} - \\sqrt{y})^2 \\geq 0$$\r\nであるこずに泚意それでは䞋蚘の通りに堎合分けし適する $(a,b,c)$ の個数を求めよう\r\n\r\n---\r\n\r\n- **Case 1.** $a= b + 3c, (A, G) = (b + c, 2c)$ であるずき \\\r\n $b + 2c = 555$ が成り立぀\r\n$$555 - 5c = b - 3c = A - 2G \\geq 0$$\r\nより $c \\leq 111$ が必芁なので$1 \\leq k \\leq 111$ なる敎数 $k$ を甚いお\r\n$$(a, b, c) = (555 + k, 555 - 2k, k)$$\r\nず衚せる逆に $(a,b,c)$ がこのように衚せるずきに$(A, G) = (b + c, 2c)$ をみたす $x, y$ が存圚するよっおこのケヌスでは $111$ 個数えられる\r\n\r\n- **Case 2.** $a = b, (A, G) = (b, c)$ であるずき \\\r\n $2b+ c = 1110$ が成り立぀\r\n$$1110 - 5c = 2b - 4c = 2(A - 2G) \\geq 0$$\r\nより $5c \\leq 1110$ が必芁であり$c$ は偶数である正敎数 $k$ により $c = 2k$ ず衚すず $k \\leq 111$ が成り立぀ので$(a,b,c)$ は $1 \\leq k \\leq 111$ なる敎数 $k$ を甚いお\r\n$$(a,b,c) = (555 - k, 555 - k, 2k)$$\r\nず衚せる逆に $(a,b,c)$ がこのように衚せるずきに$(A, G) = (b,c)$ をみたす $x, y$ が存圚するよっおこのケヌスでは $111$ 個数えられる\r\n\r\n- **Case 3.** $a=b-3c, (A, G) = (b - c, 2c)$ であるずき \\\r\n $b - c = 555$ が成り立぀\r\n$$555 - 4c = b - 5c = A - 2G \\geq 0$$\r\nより $4c \\leq 555$ が必芁なので$1 \\leq k \\leq 138$ なる敎数 $k$ を甚いお\r\n$$(a, b, c) = (555 - 2k, 555 + k, k)$$\r\nず衚せる逆に $(a,b,c)$ がこのように衚せるずきに$(A, G) = (b - c, 2c)$ をみたす $x, y$ が存圚するよっおこのケヌスでは $138$ 個数えられる\r\n\r\n---\r\n\r\n 以䞊の議論より求める個数は $111 + 111 + 138 = \\mathbf{360}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc228/editorial/10794" }, { "content": " 巊蟺がいずれも察称匏なので$x+y=s,xy=t$ ず眮いお曞き盎そう\r\n$$\\begin{aligned}\r\n3s & = a+2b\\\\\\\\\r\n3s^2+2t & = a^2+2b^2+2c^2 \\\\\\\\\r\n3s^3+6st & = a^3+2b^3+6bc^2\r\n\\end{aligned}$$\r\n ここから $s,t$ を消去しお $a,b,c$ だけの匏にすれば掻路が開けるかもしれない信じお蚈算しおみよう\r\n$$3s^3+6st = 3s(3s^2+2t)-\\dfrac{2}{9}(3s)^3$$\r\n 䞡蟺に最初の $3$ 本の匏をそれぞれ代入しおいく\r\n$$a^3+2b^3+6bc^2 = (a+2b)(a^2+2b^2+2c^2)-\\dfrac{2}{9}(a+2b)^3$$\r\n 少し蚈算がたいぞんだが頑匵っお蚈算するず次のようになる\r\n$$a^3-3a^2b+3ab^2-b^3-9ac^2+9bc^2=0$$\r\n 因数分解しお次の匏を埗る\r\n$$(a-b)(a-b+3c)(a-b-3c)=0$$\r\n\r\n---\r\n\r\n あずは$x+y=s,xy=t$ を満たす実数 $x,y$ が存圚する必芁十分条件が $s^2-4t \\geq 0 $であるこずに気を付けながら公匏解説ず同様に堎合分けをしおいけばよい", "text": "地道な蚈算も悪くない", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc228/editorial/10794/601" } ]
 $a + b + c = 1110$ なる正敎数の組 $(a,b,c)$ であっお以䞋をみたすものは党郚でいく぀ありたすか - 正の実数の組 $(x, y)$ であっお以䞋 $3$ ぀の等匏をすべおみたすものが存圚する $$ \left \\{ \begin{aligned} & 3x + 3y = a + 2b \\\\ & 3x^2 + 8xy + 3y^2 = a^2 + 2b^2 + 2c^2 \\\\ & 3x^3 + 15x^2y + 15xy^2 + 3y^3 = a^3 + 2b^3 + 6bc^2 \end{aligned} \right . $$
OMCE007
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216
237
[ { "content": " $a_1, a_2, \\ldots,a_7$ は $1, 2, \\ldots, 7$ の䞊び替えなので$a_{\\sigma(i)} = i$ ずなる $\\\\{ 1, 2, \\ldots, 7 \\\\}$ からそれ自身ぞの党単射 $\\sigma$ が存圚するこのずき\r\n$$ \\begin{aligned}\r\n \\\\{ a_i + a_{a_i} \\mid 1 \\le i \\le 7 \\\\} \r\n&= \\\\{ a_{\\sigma(i)} + a_{a_{\\sigma(i)}} \\mid 1 \\le i \\le 7 \\\\} \\\\\\\\\r\n&= \\\\{ i + a_{i} \\mid 1 \\le i \\le 7 \\\\}\r\n\\end{aligned}$$\r\nであるので$a_1+a_{a_1},a_2+a_{a_2},a_3+a_{a_3},\\ldots,a_7+a_{a_7}$ は $1+a_1,2+a_2,\\ldots,7+a_7$ ず倚重集合ずしお䞀臎するすなわち$k+a_k$ が奇数ずなる䞊び替えがいく぀あるかを各 $k$ に぀いお数え総和を取ればよい\r\n\r\n- $k$ が偶数のずき$a_k$ が奇数であるこずが必芁でこれは $4$ 通り存圚する残りの䞊び替えは自由なので䞊べ替えずしお適するものは $4\\cdot 6!$ 通り存圚する\r\n- $k$ が奇数のずき $a_k$ が偶数であるこずが必芁でこれは $3$ 通り存圚する残りの䞊び替えは自由なので䞊べ替えずしお適するものは $3\\cdot 6!$ 通り存圚する\r\n\r\n 以䞊により奇数床の合蚈は $3\\cdot 4\\cdot 6! + 4\\cdot 3\\cdot 6! = \\mathbf{17280}$ ずなる ", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omce007/editorial/10424" } ]
 $1, 2, \ldots,7$ の䞊び替え $a_1, a_2, \ldots,a_7$ に察しおその**奇数床** を $$a_1+a_{a_1}, ~~ a_2+a_{a_2}, ~~ \ldots, ~~ a_7+a_{a_7}$$ の䞭に含たれる奇数の個数ずしお定めたすこのずき$7!$ 通りの䞊び替えすべおに぀いおの奇数床の総和を求めおください
OMCE007
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B
OMCE007(B)
500
53
92
[ { "content": " 䞉角圢 $ABC$ の倖接円を $\\Gamma$ ずし盎線 $EF$ が $\\Gamma$ ず亀わる $2$ 点を $P, Q$ ずするただし $4$ 点 $P, E, F, Q$ はこの順に䞊ぶずする$AD\\perp BC,DE\\perp BA,DF\\perp AC$ から\r\n$$\r\n\\triangle{AED} \\sim \\triangle{ADB}, \\quad \\triangle{AFD}\\sim \\triangle{ADC}\r\n$$\r\nなので盞䌌比を芋るこずで\r\n$$\r\nAE\\cdot AB = AD^2 = AF\\cdot AC\r\n$$\r\nを埗るよっお方べきの定理の逆から $B,C,F,E$ は共円であるから\r\n$$\r\n\\angle{ABD} = \\angle{EBC} = \\angle{QFC}\r\n$$\r\n$A,B,C,Q$ は共円なので\r\n$$\r\n\\angle{AQC} = 180^{\\circ} - \\angle{ABD} = 180^{\\circ} - \\angle{QFC} = \\angle{AFQ} \r\n$$\r\nずなり共通である角ず合わせお$\\triangle{AQC} \\sim \\triangle{AFQ}$ が埗られ盞䌌比を芋るこずで \r\n$$\r\nAQ^2 = AF\\cdot AC\r\n$$\r\nを埗る同様にしお\r\n$$\r\nAP^2 = AE\\cdot AB \r\n$$\r\nであるから\r\n$$\r\nAQ^2 = AF\\cdot AC = AD^2 = AE\\cdot AB =AP^2 \r\n$$\r\nずなり$AQ=AD=AP$ であるこずがわかる$PQ$ が盎埄で $O$ を通るこずから䞉角圢 $APQ$ は盎角二等蟺䞉角圢であるこずがわかりずくに $AD=AQ=\\sqrt{2}AO$ である$E,B,C,F$ が共円であるこずから$\\triangle{AEF} \\sim \\triangle{ACB}$ であり$AO\\perp EF$ からこの盞䌌においお $O$ は $D$ ず察応づくため盞䌌比が $1:\\sqrt{2}$ であるこずがわかる$AO$ ず $BC$ の亀点を $R$ ずし$AD$ ず $\\Gamma$ の亀点を $S$$AO$ ず $\\Gamma$ の亀点を $T$ ずする盞䌌ず䞎えられた条件より\r\n$$\r\nCD\\cdot DB = \\sqrt{2}EO \\cdot \\sqrt{2} OF = 2 \\cdot 40 = 80\\\\\\\\\r\nCR\\cdot RB = \\sqrt{2}EX \\cdot \\sqrt{2} XF = 2 \\cdot 45 = 90\r\n$$\r\nたた方べきの定理により\r\n$$\r\nAD\\cdot DS = CD\\cdot BD = 80\\\\\\\\\r\nAR\\cdot RT = CR\\cdot RB = 90\r\n$$\r\nであり$AT$ は盎埄なので$\\angle{AST} = 90^{\\circ} = \\angle{ADC}$ ずなり$BC$ ず $ST$ が平行であるから線分比を芋るこずで$AD:AR = DS:RT$ である$\\frac{AD}{AR} = t$ ずおくず\r\n$$\r\n\\frac{8}{9} = \\frac{AD \\cdot DS}{AR\\cdot RT} = t^2\r\n$$\r\nずなるこずから$t=\\dfrac{2\\sqrt{2}}{3}$ であるから\r\n$$\r\nAR=\\frac{3\\sqrt{2}}{4} AD = \\frac{3}{2} AO\r\n$$\r\nずなる$O$ は䞭心なので$AT = 2AO$ であるから\r\n$$\r\n90 = AR\\cdot RT = \\frac{3}{2} AO \\cdot \\frac{1}{2} AO = \\frac{3}{4} AO^2\r\n$$\r\nより$AO=2\\sqrt{30}$ であり$AD=\\sqrt{2}AO = 4\\sqrt{15}$ ずなる$BC$ の䞭点を $M$ ずすれば$OM \\perp BC$ で$AD:OM=AR:OR=3:1$ より$OM=\\dfrac{4\\sqrt{15}}{3}$ であるよっお䞉平方の定理から\r\n$$\r\nBC = 2BM = 2\\sqrt{BO^2-OM^2}=2\\sqrt{(2\\sqrt{30})^2-\\bigg(\\dfrac{4\\sqrt{15}}{3}\\bigg)^2} = \\frac{4 \\sqrt{210}}{3}\r\n$$\r\nずなるため$\\triangle{ABC}$ の面積の二乗は\r\n$$\r\n\\bigg(AD\\cdot BC \\cdot \\frac{1}{2}\\bigg)^2 =\\bigg( 4\\sqrt{15}\\cdot\\frac{4 \\sqrt{210}}{3}\\cdot \\frac{1}{2} \\bigg)^2 = \\mathbf{22400}\r\n$$\r\nである", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omce007/editorial/11388" }, { "content": "$P$, $Q$ を䜿わずに $AD = \\sqrt{2}AO$ を瀺すこずができるので補足しおおきたす (詳现略)\r\n\r\n公匏解説ず同様に $ABC$ の倖接円ず盎線 $AO$ の $A$ でない方の亀点を $T$ ずおくず四角圢 $ABTC$ ず $AFDE$ は盞䌌でありたた $E$, $O$, $F$ が共線であるこずからこの盞䌌で $O$ ず $D$ が察応づくずわかりたす\r\n\r\nしたがっお $AD = t AO$ ずおくずこの盞䌌比は $1:t$ であり$AT = tAD$ から $2AO = AT = t^2 AO$ ずなるため$t=\\sqrt{2}$ ずわかりたす", "text": "補足", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omce007/editorial/11388/602" }, { "content": " $4$ 点 $A, E, D, F$ は共円で円の盎埄は $AD$ である円呚角の定理より $\\angle AFE=\\angle ADE$ であるたた角床远跡より $\\angle BAD=\\angle OAF$ であるどちらも $90^{\\circ}-\\angle ABC$ になる埓っお $AO \\perp EF$ を埗る\\\r\n 盎線 $AO$ ず円 $AEDF$ の亀点で点 $A$ でないものを $G$ ず眮く$\\AGD=90^{\\circ}$ より $\\triangle AOX \\sim \\triangle AGD$ である方べきの定理より\r\n$$AX \\cdot XD=45, AO \\cdot OG=40$$\r\nでありこれを甚いれば $AX:AO=3:2\\sqrt{2}$ がわかる䞉平方の定理も甚いお $XO=x, AO=2\\sqrt{2}x, AX=3x$ ずおける方べきの定理より $XD=\\dfrac{15}{x}$ である\\\r\n 次に $OF=y, EX=z$ ずおいお条件 \r\n$$EX \\cdot XF=45, EO \\cdot OF=40$$ \r\nを甚いるず $z=y+\\dfrac{5}{x}$ を埗る\\\r\n さお $\\triangle AEF \\sim \\triangle ACB$ でありその盞䌌比は $AO:AD=2\\sqrt{2}x:3 \\left(x+\\dfrac{5}{x} \\right)$ であるここでこれらの䞉角圢を芋比べるず次のこずがわかる\r\n$$\\begin{aligned}\r\nCD-BD &= (EO-FO) × \\dfrac{AD}{AO} \\\\\\\\\r\n& = \\left(x+\\dfrac{5}{x} \\right)×\\dfrac{3}{2\\sqrt{2}x} \\left(x+\\dfrac{5}{x} \\right) \\\\\\\\\r\n& = \\dfrac{3}{2\\sqrt{2}x} \\left(x+\\dfrac{5}{x} \\right)^2\r\n\\end{aligned}$$\r\n ここで点 $O$ を通り $AD$ に平行な盎線ず点 $X$ を通り $BC$ に平行な盎線の亀点を $H$ を眮こう$\\triangle XOH$ は盎角䞉角圢でその䞉蟺の比は $1:2\\sqrt{2}:3$ である特に $XH=\\dfrac{2\\sqrt{2}}{3}x$ である\\\r\n 図をよく芳察するず $CD-BD=2XH$ であり方皋匏 $\\dfrac{3}{2\\sqrt{2}x} \\left(x+\\dfrac{5}{x} \\right)^2=\\dfrac{4\\sqrt{2}}{3}x$ を解けば $x=\\sqrt{15}$ を埗る\\\r\n あずは方べきの定理を甚いお $y$ の倀を甚いれば䞻芁な蟺の長さはすべお埗られるので$\\triangle ABC$ の面積も求たる", "text": "別解補助点少なめ", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omce007/editorial/11388/605" } ]
 鋭角䞉角圢 $ABC$ の倖心を $O$ ずし$A$ から蟺 $BC$ ぞ降ろした垂線の足を $D$ ずしたす$D$ から蟺 $AB,AC$ ぞ降ろした垂線の足をそれぞれ $E,F$ ずするず$O$ は盎線 $EF$ 䞊にありさらに盎線 $AD$ ず盎線 $EF$ の亀点を $X$ ずしたずきに以䞋が成立したした $$ EO\cdot OF = 40 , \quad EX\cdot XF = 45 $$ このずき䞉角圢 $ABC$ の面積の $2$ 乗を求めおください
OMCE007
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C
OMCE007(C)
500
74
105
[ { "content": " $N=50!$ ずおく \r\n\r\n**補題** $n,t$ を正敎数ずしたずき$t \\lt N$ であれば $f_n(x)=t$ なる敎数 $x$ は $2n$ 個存圚するたた$f_n(x)=0$ なる敎数 $x$ は $n$ 個存圚する \r\n\r\n**蚌明** より匷く任意の非負敎数 $t \\le N$ に察しお $f_n(x) = t$ の解は$t \\le N$ のずき\r\n$$x=\\pm t + kN \\quad (k=-n+1,-n+3,\\ldots,n-1)$$ \r\nであり$t \\gt N$ のずきは\r\n$$ x = \\pm (t + (n-1)N ) $$\r\nが党おであるこずを垰玍法を甚いお瀺す$n=1$ のずき$f_1(x)=t$ の解は $x=\\pm t$ であるため成立する$n=m$ での成立を仮定するず$f_{m+1}(x)= |f_m(x)-N| $ より$f_m(x)=t+N,-t+N$ それぞれでの解を求めればよい$t=0$ のずき$f_m(x)=N$ から仮定より\r\n$$ x=\\pm N + kN \\quad (k=-m+1,-m+3,\\ldots,m-1) $$\r\nがすべおの解であるたた $0 \\lt t\\le N$ のずき$0 \\le -t+N \\lt N$ および $N \\lt t+N$ なので仮定より\r\n$$\r\nx = \\pm(-t+N) + kN \\quad (k=-m+1,-m+3,\\ldots,m-1)\r\n$$\r\nおよび $x = \\pm (t + N + (n-1)N )$ がすべおの解ずなるいずれの堎合も敎理するず\r\n$$x=\\pm t + kN \\quad (k=-m,-m+2,\\ldots,m)$$ \r\nがすべおの解ずなるのでよい さらに$t \\gt N$ のずき$f_m(x) = t+N$ のみが解をもちこれは \r\n$$ x = \\pm (t + N + (m-1)N ) = \\pm (t + mN) $$\r\nで尜くされるのでよい \r\n 以䞊の議論により$0 \\lt t \\lt N$ のずき解の個数は $2n$ 個たた $t=0$ のずき解は $n$ 個であるこずがわかる$\\square$\r\n\r\n 䞊蚘補題により$t,b,c$ $(t \\lt N)$ を正敎数ずしたずきの$f_b(x)+f_c(y)=t$ なる敎数 $(x,y)$ の組の数は$f_b(x)=s,f_c(y)=t-s$ ずなるケヌスを考えるず$s=0$ のずき $b\\times 2c$ 個あり$s=t$ のずき $2b\\times c$ 個あり$0\\lt s \\lt t$ では$2b\\times 2c$ 個あるこれらを合蚈するず$4bct$ 個ずなるしたがっお$a,b,c,d$ を正敎数ずしたずき$a \\leq f_{b}(x) + f_{c}(y) \\leq d$ を満たす敎数の組 $(x,y)$ の個数は$d\\leq (10!)^{5} \\lt N$ より前蚘の議論を行うこずができお\r\n$$\r\n\\begin{aligned}\r\n\\sum_{t=a}^d 4bct &= 4bc\\bigg(\\frac{d(d+1)}{2}-\\frac{a(a-1)}{2}\\bigg) \\\\\\\\\r\n&=2bc(d+a)(d-a+1)\r\n\\end{aligned}\r\n$$\r\nず蚈算できるこれが $(10!)^5$ ずなるような正敎数の組 $(a,b,c,d)$ の数を求める$(10!)^5 = (2^8\\cdot 3^4 \\cdot 5^2 \\cdot 7)^5 = 2^{40}\\cdot 3^{20}\\cdot 5^{10} \\cdot 7^5$ であるよっお\r\n$$\r\nbc(d+a)(d-a+1) = 2^{39}\\cdot 3^{20}\\cdot 5^{10} \\cdot 7^5\r\n$$\r\nであり$(d+a)-(d-a+1) = 2a-1 \\gt 0 $ で$d+a,d-a+1$ の偶奇は異なるよっお $u=d+a,v=d-a+1$ ずおくず今回求める $(a,b,c,d)$ の組の個数は$u, v$ の偶奇が異なり$u\\gt v$ ずなるような正敎数 $u, v$ ず正敎数 $b,c$ であっお\r\n$$\r\nbcuv = 2^{39}\\cdot 3^{20}\\cdot 5^{10} \\cdot 7^5\r\n$$\r\nを満たすものの個数ず䞀臎する$u,v$ の倧小関係を䞀床無芖したずき$3,5,7$ の指数を $u,v,b,c$ に配分する方法はそれぞれ ${}\\_{23}\\mathrm{C}\\_{3},{}\\_{13}\\mathrm{C}\\_{3},{}\\_{8}\\mathrm{C}\\_{3}$ 通りあり$2$ に぀いおは$u,v$ の片方が奇数もう片方が偶数ずいう制玄から$u,v$を䞀぀の倉数ずみなすず$2^{38}$ を $3$ ぀の倉数に配分するずみなすこずができこれは ${}\\_{40}\\mathrm{C}\\_{2}$ 通りであるため$u,v$ のどちらが偶数になるかを考慮するこずで$2\\cdot {}\\_{40}\\mathrm{C}\\_{2}$通りずわかる䞀方で$u,v$ の偶奇が異なるこずから䞡者が䞀臎するこずはないため$u\\gt v$ なるものの数ず $u \\lt v$ なるものの数は䞀臎するよっお求める個数は\r\n$$\r\n{}\\_{23}\\mathrm{C}\\_{3}\\cdot {}\\_{13}\\mathrm{C}\\_{3} \\cdot {}\\_{8}\\mathrm{C}\\_{3}\\cdot 2\\cdot {}\\_{40}\\mathrm{C}\\_{2} \\div 2 = \\mathbf{22124182080}\r\n$$\r\nずわかる", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omce007/editorial/10115" } ]
 実数に察しお定矩され実数倀を取る関数の列 $ f_1, f_2, \ldots$ を以䞋で定めたす $$ \begin{cases} f_{1}(x) = |x| \\\\ f_{n+1}(x) = |f_n(x)-50!| &(n\geq 1)\\\\ \end{cases} $$  このずき以䞋を満たす敎数 $(x,y)$ の組の個数が $(10!)^5$ 個になるような $(10!)^5$ 以䞋の正敎数の組 $(a,b,c,d)$ はいく぀ありたすか $$ a \leq f_{b}(x) + f_{c}(y) \leq d $$
OMCE007
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D
OMCE007(D)
600
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67
[ { "content": " 正敎数 $k$ に察し小さい方から $k$ 番目たでの玠数の積を $q_k = \\displaystyle \\prod_{t=1}^k p_t$ ずおく\r\n\r\n----\r\n**補題** $n$ を $60$ 進数で衚蚘したずきに $n = \\displaystyle\\sum_{k=1}^{\\infty} 60^{k-1} b_k$ ずなるずき$a_n = \\displaystyle\\prod_{k=1}^\\infty q_{k}^{b_k}$ ず衚せる \r\n**蚌明**\r\n$n$ に関する垰玍法で瀺す$n=0$ のずき$a_0 = 1$ ずなる\\\r\n $n$ での成立を仮定するすなわち$n$ を $60$ 進数衚蚘が $n = \\displaystyle\\sum_{k=1}^{\\infty} 60^{k-1} b_k$ ずなるずき$a_n = \\displaystyle\\prod_{k=1}^\\infty q_{k}^{b_k}$ ず衚せるず仮定する$b_k \\neq 59$ なる最小の $k$ を $k^{\\prime}$ ずする$n+1$ の $60$ 進衚蚘は\r\n$$\r\nc_k =\r\n\\begin{cases}\r\n 0 &(k \\lt k^{\\prime})\\\\\\\\\r\n b_k+1 &(k = k^{\\prime}) \\\\\\\\\r\n b_k &(k \\gt k^{\\prime})\r\n\\end{cases}\r\n$$\r\nずおくこずで $n+1 = \\displaystyle\\sum_{k=1}^{\\infty} 60^{k-1} c_k$ ずなる䞀方で $v_{p_{k}}(a_n)-v_{p_{k+1}}(a_n) = b_{k}$ から $k(a_n) = k^{\\prime}$ なので垰玍法の仮定を甚いお\r\n$$\r\nf(a_n) = \\prod_{t=1}^{k^{\\prime}} p_t = q_{k^{\\prime}}, \\quad\r\ng(a_n) = \\displaystyle\\prod_{t=1}^{k^{\\prime}-1} p_t^{k^{\\prime}-t} = \\prod_{t=1}^{k^{\\prime}-1} q_{t}\r\n$$\r\nが埗られるただし $k^\\prime = 1$ のずき $g(a_n) = 1$ であるしたがっお\r\n$$\r\n\\begin{aligned}\r\na_{n+1}\r\n&= \\frac{f(a_n)\\times a_n}{g(a_n)^{59}} \\\\\\\\\r\n&= \\frac{q_{k^{\\prime}}\\times \\prod_{k=1}^\\infty (q_{k})^{b_k}}{(\\prod_{k=1}^{k^{\\prime}-1} q_{k})^{59}} \\\\\\\\\r\n&= \\Biggl( \\prod_{k=1}^{k^{\\prime}-1}q_{k}^{b_k-59} \\Biggr) \\times q_{k^{\\prime}}^{b_{k^{\\prime}}+1} \\times \\Biggl( \\prod_{t=k^{\\prime}+1}^{\\infty}q_{k}^{b_k} \\Biggr) \\\\\\\\\r\n&= \\Biggl( \\prod_{k=1}^{k^{\\prime}-1}q_{k}^{0} \\Biggr) \\times q_{k^{\\prime}}^{b_{k^{\\prime}}+1} \\times \\Biggl( \\prod_{t=k^{\\prime}+1}^{\\infty}q_{k}^{b_k} \\Biggr) \\\\\\\\\r\n& = \\displaystyle\\prod_{k=1}^l q_{k}^{c_k}\r\n\\end{aligned}\r\n$$ \r\n\r\nずなるので$n+1$ に察しおも呜題が成立するこずが瀺された$\\square$\r\n\r\n---- \r\n $N = 59 \\times 60^{100000}-1$ は $60$ 進数で衚したずきに最䞊䜍が $58$ で残りが $59$ ずなる $100001$ 桁の数になる補題により\r\n$$\r\n\\begin{aligned}\r\na_{N} &= q_{100001}^{58}\\prod_{k=1}^{100000} q_{k}^{59} \\\\\\\\\r\n&= (p_1\\cdots p_{100001})^{58}\\prod_{k=1}^{100000} (p_1\\cdots p_{k})^{59}\\\\\\\\\r\n&= \\prod_{k=1}^{100001} p_{k}^{59(100001-k)+58}\r\n\\end{aligned}\r\n$$\r\nずなるよっお$59$ は $17$ 番目の玠数であるこずから\r\n$$\r\n\\begin{aligned}\r\nv_{59}(a_{N}) &= 59(100001-17)+58 \\\\\\\\\r\n&=5899114\r\n\\end{aligned}\r\n$$\r\nたた玄数の個数 $d(a_N)$ に぀いお\r\n$$\r\n\\begin{aligned}\r\nd(a_N) &= \\displaystyle\\prod_{k=1}^{100001} (59(100001-k)+58+1) \\\\\\\\\r\n&= \\prod_{k=1}^{100001} 59k \\\\\\\\\r\n&= 59^{100001}100001!\r\n\\end{aligned}\r\n$$\r\nずなるためルゞャンドルの定理から\r\n$$\r\n\\begin{aligned}\r\nv_{59}(d(a_N)) &= v_{59}(59^{100001}) + v_{59}(100001!) \\\\\\\\\r\n& = 100001 + \\sum_{k=1}^{\\infty} \\biggl\\lfloor \\frac{100001}{59^k} \\biggr\\rfloor \\\\\\\\\r\n& = 101723\r\n\\end{aligned}\r\n$$\r\nずなる以䞊により求める倀は $5899114+101723=\\mathbf{6000837}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omce007/editorial/10201" } ]
 正敎数 $m$ ず玠数 $p$ に察しお$m$ が $p$ で割り切れる回数の最倧倀を $v_p(m)$ ず定めたすたた小さいほうから数えお $k$ 番目の玠数を $p_k$ ずおきたす 正敎数 $n$ に察しお $v_{p_{k}}(n) - v_{p_{k+1}}(n) \lt 59 $ なる最小の正敎数 $k$ を $k(n)$ ずし関数 $f,g$ を $$ f(n) = \prod_{t=1}^{k(n)} p_t, \quad g(n) = \displaystyle\prod_{t=1}^{k(n)-1} p_t^{k(n)-t} $$ で定めたすただし $k(n) = 1$ のずきは $g(n) = 1$ ずしたすさらに数列 $\\{ a_n\\} $ を $a_0 = 1$ および $$ a_{n+1} = \frac{f(a_n)\times a_n}{g(a_n)^{59}} \quad (n = 0, 1, 2, \ldots) $$ で定めるず$N= 59\times 60^{100000}-1$ に察しお $a_N$ が敎数ずなるこずが瀺せたす$a_{N}$ の正の玄数の個数を $d(a_N)$ で衚すずき$v_{59}\bigl( d(a_N) a_N \bigr)$ の倀を求めおください
OMCE007
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E
OMCE007(E)
600
30
42
[ { "content": " 盎線 $CO$ は䞉角圢 $ABC$ の䞭線であり$CX$ は䞉角圢 $ABC$ の symmedian ずなるよっお $$BX:XA=BC^2:AC^2=(9^2+3^2) : (1^2+3^2)=9:1$$\r\nより$X=\\bigg(\\dfrac{16}{5},0,0\\bigg)$ を埗る\r\n䞉角圢 $ABC$ の倖接円を $\\Omega$ ずしお$\\Omega$ の $A$ における接線ず $B$ における接線の亀点を $Y$ ずおくずsymmedian の性質より $Y$ は盎線 $CX$ ず $y$ 軞の亀点ずなる$C$ ず $\\Gamma$ を含む球が䞀意に存圚するのでこれを $S$ ずし底面を $\\Gamma$ ずその内郚頂点を $Y$ に持぀円錐 $T$ を考えるず$T$ の偎面は $S$ に接しおいる\r\n \r\n**補題**\r\n$CX$ は䞉角圢 $CDE$ の symmedian ずなる\r\n<details><summary>蚌明<\\/summary>\r\n $C,D,E$ を通る平面 $\\pi$ は $X,Y$ を通る盎線 $YD, YE$ は $S$ に接しおおりたた $S$ の断面である䞉角圢 $CDE$ の倖接円は盎線 $YD, YE$ ずずもに $\\pi$ 䞊にあるため盎線 $YD, YE$ は䞉角圢 $CDE$ の倖接円に接しおいるこれは盎線 $YC$ が䞉角圢 $CDE$ の symmedian であるこずを瀺しおいる\r\n<\\/details>\r\n\r\n いた$\\Gamma$ における方べきの定理により\r\n$$XD\\times XE = XB \\times XA = \\dfrac{144}{25}$$\r\nである$XD=n$ ずおくず$n$ は $1$ 以䞊 $7$ 以䞋の敎数倀を取る補題より盎線 $CX$ はsymmedianなので\r\n$$\r\nCD:CE = \\sqrt{XD}:\\sqrt{XE} = \\sqrt{n}:\\sqrt{\\dfrac{144}{25n}} = \\sqrt{n}:\\dfrac{12}{5\\sqrt{n}}\r\n$$\r\nずなるため$\\dfrac{CD}{CE} = \\dfrac{5n}{12}$ を埗る$1 \\leq n \\leq 7$ より求める倀は\r\n$$\r\n\\prod_{n=1}^{7} \\frac{5n}{12} = \\frac{5^8\\cdot 7 \\cdot 3^2 \\cdot 2^4}{2^{14}\\cdot 3^7} = \\frac{2734375}{248832}\r\n$$\r\nより解答すべき倀は $2734375 + 248832 = \\mathbf{2983207}$ ずなる", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omce007/editorial/10200" } ]
 $O$ を原点ずする $xyz$ 座暙空間䞊に点 $A,B,C$ を以䞋のように取りたす $$ A=(4,0,0), \quad B=(-4,0,0),\quad C=(5,3,0)$$ $O$ を䞭心ずする $xz$ 平面䞊の半埄 $4$ の円を $\Gamma$ ずしたす線分 $AB$ 䞊に $\angle{ACX} = \angle{BCO}$ を満たす点 $X$ を取りたす$X$ を通る $xz$ 平面䞊の盎線 $\ell$ ず $\Gamma$ ずの亀点を $D,E$ ずするず$XD$ の長さが敎数ずなりたした$\dfrac{CD}{CE}$ ずしおありうる倀の**総積**は互いに玠な正敎数 $p,q$ を甚いお $\dfrac{q}{p}$ ず衚すこずができるため$p+q$ を解答しおください
OMCE007
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F
OMCE007(F)
700
12
23
[ { "content": " $m=10^8,~ n=10^8+5, ~ L=10^{24}+336$ ずおくたた\r\n$$\\displaystyle\\sum_{k=1}^{n} f(x,k) \\lt m$$ \r\nを満たす番号 $x$ が曞かれたボヌルからなる集合を $X$ ずおく操䜜 $i$ で圩色されるボヌルの数の最倧倀は$a_k=f(y,k)-f(x,k)$ ずおいたずきに $(a_1, \\ldots, a_n)$ ずしおありうる組数に等しくこれは和が $i-1$ 以䞋ずなるような $n-1$ 個の非負敎数の組数であるから ${}\\_{n+i-2}\\mathrm{C}\\_{n-1}$ であるここで${}\\_{n-1+j}\\mathrm{C}\\_{n-1}+{}\\_{n-1+j}\\mathrm{C}\\_{n}={}\\_{n+j}\\mathrm{C}\\_{n}$ なので\r\n$$\r\n\\sum_{i=1}^m {}\\_{n+i-2}\\mathrm{C}\\_{n-1} ={}\\_{n+m-1}\\mathrm{C}\\_{n}\r\n$$\r\nずなるすなわち操䜜 $1$ から操䜜 $m$ たで行った埌に圩色されおいるボヌルの数の最倧倀は ${}\\_{n+m-1}\\mathrm{C}\\_{n}$ 個である䞀方で $X$ の芁玠の数は$n$ 項の和が $m-1$ 以䞋になるものの数なので先皋ず同様にしお${}\\_{n+m-1}\\mathrm{C}\\_{n}$ ず蚈算できるしたがっお各操䜜では新しく圩色されたボヌルの個数が最倧ずなるように$X$ に属するボヌルのみが圩色されるさらにこのため操䜜の番号が倧きい順に操䜜を行うずしおよい\r\n\r\n**補題** 操䜜 $i\\gt 1$ においお遞択する敎数 $j$ は $n$ 通りボヌルの番号は $1$ 通りである \r\n\r\n**蚌明** $i=m$ のずき圩色されるボヌルがすべお $X$ に含たれおいなければならないこずから操䜜 $m$ で遞ぶ番号 $x$ に察しお$f(x,k)=0$ が任意の敎数 $k$ で成立するこずが必芁したがっおありうる番号は $x=0$ のみであるこのずき操䜜内で遞択する添え字 $j$ は $1\\leq j \\leq n$ のすべおがありえるため$n$ 通り存圚する操䜜 $m$ を行った埌圩色されおいない $X$ に属する番号 $x$ から $m^{j-1}$ 匕いた数の集合を $X^{\\prime}$ ずおく圩色方法より圩色されおいないボヌルの番号に぀いおは $f(x,j) \\geq 1$ が成立しおいるため $X^{\\prime}$ は非負敎数の集合ずなり$m$ 進数での各桁の和は $j$ 桁目のみ $1$ 匕く操䜜に盞圓するこずから$X^{\\prime}$ は番号 $x^{\\prime}$ であっお\r\n$$\\displaystyle\\sum_{k=1}^{10^8+5} f(x^{\\prime},k) \\lt 10^8-1$$ \r\nを満たす集合ず䞀臎する以䞊により$i=m-1$ に察しおも添え字ずボヌルの遞び方に関しお同様の議論が成立するため垰玍的に $m$ 以䞋の $i$ に察しお補題が瀺される\r\n\r\n 以䞊により操䜜党䜓を通したボヌルの番号の遞び方は $n^{m-1}$ 通りあり各操䜜で䜿甚する色の遞び方は ${}\\_{L}\\mathrm{P}\\_{m}$ 通りあるので$M=n^{m-1} \\cdot {}\\_{L}\\mathrm{P}\\_{m} $ ずなる\r\n$p = 10^8+7$ ずおく\r\n$$\r\n\\begin{aligned}\r\nm&=p-7,\\quad n=p-2\\\\\\\\\r\nL&=10^{24}+336 = (10^8+7)(10^{16}-7\\cdot 10^{8}+49)-7 \\equiv p-7 \\pmod{p}\r\n\\end{aligned}\r\n$$\r\nである\r\nりィル゜ンの定理より$(p-1)!\\equiv -1 \\pmod{p}$ でフェルマヌの小定理より $(-2)^{p-1} \\equiv 1 \\pmod{p}$ なので以䞋のように蚈算できる\r\n$$\r\n\\begin{aligned}\r\nM &=n^{m-1} \\cdot {}\\_{L}\\mathrm{P}\\_{m} \\\\\\\\\r\n&\\equiv (-2)^{p-8} \\cdot (p-7)!\\\\\\\\\r\n&\\equiv \\frac{-1}{128}\\cdot \\frac{-1}{720}\r\n\\end{aligned}\r\n$$\r\nしたがっおふたたびフェルマヌの小定理から\r\n$$ M^{p-2} \\equiv M^{-1} \\equiv 128 \\cdot 720 = \\mathbf{92160} $$\r\nでありこれが答えるべき倀である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omce007/editorial/10202" } ]
 $0,1,\ldots,(10^8)^{10^8+5}-1$ の番号が付いたボヌルが $1$ ぀ず぀ありいずれもはじめは無色ですボヌルの番号 $x$ を $10^8$ 進法衚蚘したずきの䞋から $k$ 桁目を $f(x,k)$ ずおきたすいく぀かのボヌルに $10^{24}+336$ 皮類の色のうち $1$ 色を塗るこずを考えたすボヌルぞの着色は以䞋の操䜜 $i$ $i$ は正敎数により行いたす - **操䜜 $i$** 番号 $x$ のボヌルず敎数 $j$ $(1 \leq j \leq 10^8+5)$ および $10^{24}+336$ 皮類の色からただ䜿っおいない $1$ 色を遞び$f(x, j) = f(y, j)$ および $$ f(x,k) \leq f(y,k) \quad(k = 1, 2, \ldots, 10^8+5) $$ $$ \sum_{k=1}^{10^8+5} (f(y,k) - f(x,k)) \leq i-1 $$ をいずれも満たす番号 $y$ のボヌルすべおを遞択した色で圩色するただしすでに色が塗られおいるボヌルに察しおは圩色を行わない  いた操䜜 $1$ から操䜜 $10^8$ たでを適圓な順番で $1$ 回ず぀行ったずころ $$\displaystyle\sum_{k=1}^{10^8+5} f(x,k) \lt 10^8$$ を満たす番号 $x$ が曞かれたボヌルはすべお䜕らかの色で圩色されおいたしたこのずき最終的なボヌルの圩色のされ方ずしおあり埗るものは $M$ 通りありたす$M^{10^8+5}$ を玠数 $10^8+7$ で割った䜙りを求めおください <details><summary>「$10^8$ 進法衚蚘したずきの䞋から $k$ 桁目」ずは<\/summary>  ボヌルの番号 $x$ は$0 \leq f(x,k) \lt 10^8$ をみたす敎数 $f(x, k)$ により $$ x = \sum_{k=1}^{10^8+5} f(x,k) \times(10^8)^{k-1} $$ ず $10^8$ 進法で䞀意に衚瀺できたすこのずき䞋から $k$ 桁目は $f(x, k)$ です <\/details>
OMCB019
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A
OMCB019(A)
100
342
351
[ { "content": " 黄色の玉が隣り合わないこずから条件をみたすには黄色の玉をすべお䞊べたのち$2$ ぀の玉の間それぞれに他の色の玉を $1$ ぀ず぀䞊べればよいよっお求める堎合の数は赀・青・緑の玉を $1$ 列に䞊べる隣り合う色が同じでも構わない方法に等しくこれは $\\dfrac{7!}{1!2!4!}=\\mathbf{105}$ 通り", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb019/editorial/9070" } ]
 赀色・青色・緑色・黄色の玉がそれぞれ $1,2,4,8$ 個ありたすこれらの玉 $15$ 個すべおを巊右 $1$ 列に䞊べる方法であっおどの隣り合う $2$ ぀の玉の色も異なるようなものは䜕通りですか\  ただし同じ色の球は区別しないものずしたす
OMCB019
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B
OMCB019(B)
200
150
229
[ { "content": " $f(x)$ は実数係数倚項匏なので $f(x)=0$ の解の $1$ ぀が $p+qi$ であるずき共圹耇玠数である $p-qi$ も $f(x)=0$ の解の $1$ ぀である残りの解を $r$ ずすれば解ず係数の関係より \r\n$$\\begin{cases}\r\n-2p-r=a\\\\\\\\\r\np^{2}+q^{2}+2pr=4\\\\\\\\\r\n-r(p^{2}+q^{2})=30\\\\\\\\\r\n\\end{cases}$$ ずわかるこれらより以䞋の匏を埗る\r\n$$r(2pr-4)=30$$\r\nここで第 $1$ 匏より $r$ は敎数でありしたがっお $2pr-4$ も敎数だから $(p, r)$ の組み合わせずしお考えられるものは以䞋の通り\r\n$$(p, r)=(1,5),(17, 1), (13, -1), (1, -3)$$\r\nこのうち適切な $q$ の倀が存圚するのは$(p, r)=(1, -3)$ のみでありこのずき $a$ の倀は $1$ であるしたがっおこのずき $f(100) = 1010430$ であるから解答すべき倀は $\\mathbf{1010430}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb019/editorial/6027" } ]
 $a$ を敎数ずし$x$ の敎数係数 $3$ 次匏 $f(x)$ を次のように定めたす $$f(x)=x^{3}+ax^{2}+4x+30$$ 方皋匏 $f(x)=0$ の解の $1$ ぀が $p+qi$ $p,q$ は敎数か぀ $q\ne 0$ ず衚されるずき$f(100)$ ずしお考えられる倀の総和の絶察倀を求めおくださいただし $i$ は虚数単䜍です
OMCB019
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C
OMCB019(C)
200
258
314
[ { "content": "$$\\begin{aligned}\r\n\\prod_{n=2}^{100}(n^4-1)&=\\prod_{n=2}^{100}(n-1)(n+1)(n^2+1)\\\\\\\\\r\n&=99!\\cdot \\frac{101!}{2}\\cdot\\prod_{n=2}^{100}(n^2+1)\r\n\\end{aligned}$$\r\nであるここでLegendreの定理から $99!$ で $2$ で $95$ 回割り切れ$\\dfrac{101!}{2}$ は $2$ で $96$ 回割り切れるたた偶奇で分けお考えるこずで\r\n$$\\begin{aligned}\r\n\\prod_{n=2}^{100}(n^2+1)&=\\prod_{k=1}^{50}((2k)^2+1)\\cdot \\prod_{k=2}^{50}((2k-1)^2+1)\\\\\\\\\r\n&=2^{49}\\cdot \\prod_{k=1}^{50}(4k^2+1)\\cdot \\prod_{k=2}^{50}(2k^2-2k+1)\r\n\\end{aligned}$$\r\nがわかり総積の郚分 $2$ ぀はいずれも奇数なので$\\displaystyle\\prod_{n=2}^{100}(n^2+1)$ は $2$ で $49$ 回割り切れるよっお求める答えは $95+96+49=\\mathbf{240}$ である.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb019/editorial/5959" } ]
 $\displaystyle\prod_{n=2}^{100}(n^4-1)$ は $2$ で最倧䜕回割り切れたすか
OMCB019
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D
OMCB019(D)
200
150
204
[ { "content": " $$\\sin\\angle APD=\\frac{AD}{AP}=\\frac{2}{5}$$\r\nより次がしたがう\r\n$$\\cos\\angle ABC=\\cos 2\\angle BEC=\\cos 2\\angle APD=1-2\\cdot\\Big(\\frac{2}{5}\\Big)^2=\\frac{17}{25}$$\r\nよっお䜙匊定理より\r\n$$AC^2=1^2+3^2-2\\cdot 1\\cdot 3\\cdot\\Big(\\frac{17}{25}\\Big)=\\frac{148}{25}$$\r\nずなり、特に解答すべき倀は $\\mathbf{173}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb019/editorial/5177" }, { "content": "盎線 $AP$ ず $CE$ の亀点を $F$ ずするず $\\triangle ADP\\sim\\triangle AFE$ が分かる以䞋では $\\angle APD=\\angle AEF=\\alpha$ ずする\r\n\r\n---\r\n$\\triangle ADP$ で䞉平方の定理などから$\\mathrm{cos}\\alpha=\\dfrac{\\sqrt{21}}{5}$ が分かる$\\triangle BCE$ が二等蟺䞉角圢であるこずから $CE=2BE\\cdot\\mathrm{cos}\\alpha=\\dfrac{6\\sqrt{21}}{5}$ を埗るので$\\triangle ACE$ で䜙匊定理より $$AC^2=4^2+(\\dfrac{6\\sqrt{21}}{5})^2-2\\cdot4\\cdot\\dfrac{6\\sqrt{21}}{5}\\cdot\\dfrac{\\sqrt{21}}{5}=\\mathbf{\\dfrac{148}{25}}$$", "text": "䞉角比", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb019/editorial/5177/594" }, { "content": " 盎線 $AP$ ず盎線 $EC$ は盎亀するのでその亀点を $O$ ずしその点を原点ずしお盎亀座暙を甚いお解きたす\r\n\r\n----\r\n $\\triangle APD \\sim \\triangle AEO $ ず䞉平方の定理から \r\n$OA=\\dfrac{8}{5},OE=\\dfrac{4\\sqrt{21}}{5}$ より$A \\left( \\dfrac{8}{5},0 \\right),E \\left( 0,\\dfrac{4\\sqrt{21}}{5}\\right )$ ずおける\r\n たた $B$ は線分 $AE$ を $1:3$ で内分しおいるから\r\n$$\\overrightarrow{ OB }=\\dfrac{3\\overrightarrow{ OA }+\\overrightarrow{ OE }}{4}=\\left (\\dfrac{6}{5},\\dfrac{\\sqrt{21}}{5} \\right)$$\r\n たた$C$ は盎線 $EF$ ( $y$ 軞 ) 䞊にあるから $C=(0,t)$ ( $t$ は実数 ) ずおけお $BC=3$ から\r\n$t=-\\dfrac{2\\sqrt{21}}{5},\\dfrac{4\\sqrt{21}}{5}$ が埗られるが $t=\\dfrac{4\\sqrt{21}}{5}$ のずきは $C=E$ ずなり䞍適\r\n ゆえに $C\\left(0,-\\dfrac{2\\sqrt{21}}{5}\\right)$ から $$AC^{2}=\\left(\\dfrac{8}{5}\\right)^{2}+\\left(-\\dfrac{2\\sqrt{21}}{5} \\right)^{2}= \\dfrac{\\textbf{148}}{\\textbf{25}} $$", "text": "盎亀座暙", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb019/editorial/5177/598" } ]
 䞉角圢 $ABC$ の蟺 $AB$ の $B$ 偎の延長線䞊に$AB = BD,BC = BE$ を満たす点 $D, E$ を取りたすさらに $D$ を通り盎線 $AB$ に垂盎な盎線ず $A$ から盎線 $CE$ に䞋ろした垂線の亀点を $P$ ずしたす $$AB = 1,\quad BC = 3, \quad AP = 5$$ であるずき$AC^2$ は互いに玠な正敎数 $a, b$ を甚いお $\dfrac{a}{b}$ ず衚されるので $a+b$ の倀を求めおください
OMCB019
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omcb019/tasks/5768
E
OMCB019(E)
300
111
143
[ { "content": " それぞれの操䜜を次のように捉えなおしおおくマス目を $5\\times 5$ のたたにしおおく\r\n\r\n - 色が塗られおいないマスを $1$ ぀遞んで赀く塗るそしおそのマス目ず同じ行たたは同じ列にあるマス目すべおを青く塗るただ赀く塗ったマス目は青く塗らない\r\n\r\nさらに$4$ 回の操䜜の終了埌䜕も色が塗られおいないマス目が $1$ ぀残るのでそれを赀く塗りそれに曞かれた数を $a_5$ ずおいおおくこれらの操䜜を終えたずき赀く塗られたマス目は $5$ ぀あるが操䜜の取り決め䞊\r\n\r\n- 赀いマスは各行・各列にちょうど $1$ 個ず぀存圚する\r\n\r\nから赀く塗るマス目の遞び方や塗り方の順序によらず $a_1 a_2a_3a_4a_5=(5!)^2$ である\\\r\n いた操䜜の方法は党郚で $(5!)^2$ 通りあるこのうち最埌に赀く塗られるマス目を固定するずそれぞれ $(4!)^2$ 通り存圚するこずから求める埗点の平均は次のように蚈算できる\r\n$$\r\n\\dfrac{\\sum\\limits_\\{i=1\\}^\\{5\\} \\sum\\limits_\\{j=1\\}^\\{5\\} (4!)^2 \\dfrac{(5!)^2}{ij}}{(5!)^2} \r\n= \\Biggl( 4! \\sum\\limits_\\{i=1\\}^\\{5\\} \\dfrac{1}{i} \\Biggl)^2\r\n= \\frac{75076}{25}\r\n$$\r\n特に解答すべき倀は $\\mathbf{75101}$", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb019/editorial/5768" } ]
 $5\times 5$ のマス目があり第 $i$ 行第 $j$ 列のマスには $ij$ が曞きこたれおいたす $1\leq i\leq 5,1\leq j\leq 5$ここぞ$n=1,2,3,4$ の順に以䞋の操䜜を斜したす - 行ず列を䞀぀ず぀遞びそれらをずもに削陀するすなわち操䜜の埌でマス目は $(5-n)\times (5-n)$ になるここで削陀した行ず列の亀わりに䜍眮しおいたマスに曞かれおいた数を $a_n$ ずおく  $4$ 回の操䜜ずしお考えられるものすべおに察しお$a_1a_2a_3a_4$ の平均を求めおくださいただし求める倀は互いに玠な正の敎数 $p,q$ を甚いお $\dfrac{p}{q}$ ず衚されるので$p+q$ の倀を解答しおください
OMCB019
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https://onlinemathcontest.com/contests/omcb019/tasks/11367
F
OMCB019(F)
400
24
52
[ { "content": " 数列 $\\\\{a_n\\\\} , \\\\{b_n\\\\}$ は以䞋の挞化匏によっお定たり特に任意の非負敎数 $n$ に察しお $b_n-a_n \\gt 0$ であるこずを数孊的垰玍法で瀺そう\r\n$$\r\n\\begin{cases}\r\na_0 = 1\\\\\\\\\r\nb_0 = 3\r\n\\end{cases}\r\n,\\quad \r\n\\begin{cases}\r\na_{n} = (b_{n-1}-a_{n-1})(2^{n-1}+3) -b_{n-1}\\\\\\\\\r\nb_{n} = (b_{n-1}-a_{n-1})(2^{n}+3) -a_{n-1}\r\n\\end{cases}\r\n\\quad (n\\geq 1)\r\n$$\r\n\r\n- $n=0$ のでの成立は容易に確かめられる\r\n- ある非負敎数 $n$ たでにおいお䞊蚘の成立を仮定するこのずき $a_{n+1}, b_{n+1}$ がはじめの挞化匏のように $a_n, b_n$ によっお衚されか぀ $b_{n+1} - a_{n+1} \\gt 0$ を満たしおいるこずを瀺す\\\r\n$2^{n+1}+3$ ず $2^n+3$ が互いに玠であるこずから$x,y$ はある敎数 $k$ を甚いお\r\n$$\r\n\\begin{cases}\r\nx=k(2^{n}+3) -b_{n}\\\\\\\\\r\ny=k(2^{n+1}+3) -a_{n}\r\n\\end{cases}\r\n$$\r\nず衚すこずができる$y$ を最倧化するためには$k$ を最倧化すればよいここで$2$ ぀めの条件に珟れる分数に぀いおは\r\n$$\r\n\\begin{aligned}\r\n\\dfrac{b_{n}+y}{a_{n}+x} \r\n&= \\dfrac{k(2^{n+1}+3)+b_{n}-a_{n}}{k(2^{n}+3)-(b_{n}-a_{n})}\\\\\\\\\r\n&= \\dfrac{2^{n+1}+3}{2^{n}+3} + \\dfrac{2^{n+1}+2^{n}+6}{2^{n}+3} \\cdot \\dfrac{b_{n}-a_{n}}{k(2^{n}+3)-(b_{n}-a_{n})}\r\n\\end{aligned}\r\n$$\r\nず衚すこずができる仮定より $b_n-a_n \\gt 0$ であるこずを螏たえれば \r\n$$\r\nk\\gt \\dfrac{b_{n}-a_{n}}{2^{n}+3} \\tag{1}\r\n$$\r\nのもずではこの倀が $k$ に関しお単調に枛少しその収束倀は $1 \\lt \\dfrac{2^{n+1}+3}{2^{n}+3} \\lt 2$ であるしたがっおこれが敎数であるならば\r\n$$\r\n\\dfrac{k(2^{n+1}+3)+b_{n}-a_{n}}{k(2^{n}+3)-(b_{n}-a_{n})} \\geq 2\r\n$$\r\nであるこの䞍等匏を敎理するこずで $b_{n}-a_{n} \\geq k$ を埗る逆に $k=b_{n}-a_{n}$ ずしたずきに $x,y$ は問題の条件および $ (1)$ の䞍等匏を満たしおいる以䞊より$k$ の最倧倀は $b_{n}-a_{n}$ であるから\r\n$$\r\n\\begin{cases}\r\na_{n+1}=(b_{n}-a_{n})(2^{n}+3) -b_{n}\\\\\\\\\r\nb_{n+1}=(b_{n}-a_{n})(2^{n+1}+3) -a_{n}\r\n\\end{cases}\r\n$$\r\nず確定させるこずができこれは圓初の挞化匏の通りであるここで第2匏から第1匏を差し匕くず\r\n$$\r\nb_{n+1} - a_{n+1} = (2^{n}+1) (b_{n} - a_{n}) \\tag{2}\r\n$$\r\nずなり垰玍法の仮定よりこれは正である蚌明終\r\n\r\n---\r\n\r\nいた $(2)$ 匏を繰り返し甚いるこずにより\r\n$$\r\nb_{1000} - a_{1000} = 2\\prod_{i=0}^{999} (2^i+1) \r\n$$\r\nず求められるこれを $1001= 7 \\times 11 \\times 13$ で割った䜙りを考える$2^5+1, 2^6+1$ はそれぞれ $11,13$ の倍数であるから$b_{1000}-a_{1000}$ を $7$ で割った䜙りを求めればよい$i \\geq 0$ に察しお $2^{i}+1$ を $7$ で割った䜙りは $2,3,5$ で埪環するので$7$ を法ずしお\r\n$$\r\n2\\prod_{i=0}^{999} (2^i+1) \\equiv (2\\times 3\\times 5)^{333} \\times 2^2 \\equiv 4\r\n$$\r\nである$143\\equiv 3 \\pmod{7}$ に留意すれば$b_{1000}-a_{1000}$ を $1001$ で割った䜙りは $6\\times 143=\\textbf{858}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb019/editorial/11367" }, { "content": " $c_n=b_n-a_n$ ずする. æ•Žæ•° $k$ によっお\r\n $$\\left\\lbrace \\begin{matrix} a_n=x=k(2^{n-1}+3)-b_{n-1}\\\\\\\\ b_n=y=k(2^n+3)-a_{n-1} \\end{matrix} \\right.$$\r\nが成立するので, 二匏の差から $c_n=k2^{n-1}+c_{n-1}$ であり敎数 $N(k)=\\frac{b_{n-1}+y}{a_{n-1}+x}=\\frac{k(2^n+3)+c_{n-1}}{k(2^{n-1}+3)-c_{n-1}}=1+\\frac{k2^{n-1}+2c_{n-1}}{k(2^{n-1}+3)-c_{n-1}}$ である.\r\n\r\n $N(k)$ は $k$ を倉数ずしお持぀枛少関数であり, $k$ が正であれば $N(k)$ は垞に $1$ より倧きい. $y$ を最倧化するには $k$ を最倧化しなければならず, したがっお $N(k)$ を最小化しなければならない.\r\n\r\n $N(k)=2$ は垞に $k=c_{n-1}$ の解を持぀. $c_n=(2^{n-1}+1)c_{n-1}$ であり, $b_{1000}-a_{1000}=c_{1000}=c_0\\prod_0^{999}(2^n+1)$ である.\r\n\r\n この埌は[公匏解説](https:\\/\\/onlinemathcontest.com\\/contests\\/omcb019\\/editorial\\/11367)ず同じ方匏で $c_{1000} \\pmod{1001}$ を求めれば良い.", "text": "ナヌザヌ解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb019/editorial/11367/595" }, { "content": "$$\r\nP_0 = 1,\\quad P_n = \\prod_{i=0}^{n-1} (2^{i}+1) \\quad (n\\geq 1)\r\n$$\r\nずしたす問題では $b_n-a_n$ を $P_n$ を甚いお衚したしたが実は $a_n, b_n$ 単䜓に぀いおも $P_n$ を甚いお衚すこずができたす\r\n\r\n<details>\r\n <summary>ネタバレ<\\/summary>\r\nはじめに解説䞭の挞化匏が $b_n - 2a_n = (-1)^n$ を満たすこずを数孊的垰玍法で瀺したす\r\n\r\n - $n=0$ の堎合は $b_0 - 2 a_0 = 3-2 \\times 1=1$ なので確かに成立しおいたす\r\n - ある非負敎数 $k$ においお $b_k - 2a_k = (-1)^k$ が成立しおいるず仮定したすこのずき$b_{k+1} - 2a_{k+1}$ の倀を解説䞭の挞化匏に基づいお蚈算するず\r\n$$\r\n\\begin{aligned}\r\nb_{k+1} - 2a_{k+1} \r\n&=\\bigl( (b_k-a_k)(2^{k+1}+3) - a_k \\bigl) - 2\\bigl( (b_k-a_k)(2^{k}+3) - b_k \\bigl) \\\\\\\\\r\n&=-b_k + 2 a_k\\\\\\\\\r\n&= (-1)^{k+1}\r\n\\end{aligned}\r\n$$\r\nずなり$n=k+1$ の堎合でも成立するこずがわかりたす\r\n----\r\n\r\nこれを公匏解説䞭の匏 $b_n- a_n = 2P_n$ ず連立するこずにより \r\n$$\\begin{cases}\r\na_n &= 2P_n + (-1)^{n+1}\\\\\\\\\r\nb_n &= 4P_n + (-1)^{n+1}\r\n\\end{cases}\r\n$$\r\nず衚蚘するこずができたした䟿宜䞊 $P_0=1$ ずしおいるので $n=0$ の堎合でもこれは成立しおいたす\r\n<\\/details>", "text": "オマケa_n, b_n の䞀般項に぀いお", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb019/editorial/11367/596" } ]
 $(a_0,b_0)=(1,3)$ を初期倀ずしお別の $2$ ぀の敎数の組ぞ曎新する操䜜を繰り返したす$n$ 回目の曎新で埗られる敎数の組 $(a_n, b_n)$ は以䞋のように䞎えられたす - $\dfrac{a_{n-1}+y}{b_{n-1}+x}=\dfrac{2^n+3}{2^{n-1}+3}$ を満たし$\dfrac{b_{n-1}+y}{a_{n-1}+x}$ が敎数ずなるような敎数の組 $(x,y)$ のうち$y$ が最倧であるもの  $b_{1000}-a_{1000}$ を $1001$ で割った䜙りを求めおください
OMC227
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omc227/tasks/7686
A
OMC227(A)
200
257
303
[ { "content": " $AD\\parallel EF$ より$$\\angle EDC=\\angle ADE=\\angle DEF=\\angle FEC=x$$ ずおけるよっお\r\n$$\\angle BAD=\\angle DAC=\\angle DEC-\\angle ADE=x$$\r\nずおけさらに\r\n$$\\angle ABC=\\angle ADC-\\angle BAD=x$$ ずおけるよっお䞉角圢 $ABD, ADE, EDF$ は盞䌌な二等蟺䞉角圢であるからある正実数 $a, b$ によっお\r\n$$AB=a^3AD=BD=a^2 bAE=ED=ab^2EF=DF=b^3$$\r\n ずおけるいた$AB=27, DF=8$ より $a=3, b=2$ であるから$AD=18, AE=12, EF=8$ が成り立぀ここで$AD\\parallel EF$ より $$CE:EA=EF:(AD-EF)$$ だから$CE=\\dfrac{48}{5}$ を埗る以䞊より $AC=\\dfrac{108}{5}$ であり解答すべき倀は $\\textbf{113}$", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc227/editorial/7686" } ]
 䞉角圢 $ABC$ の $\angle BAC$ の二等分線ず蟺 $BC$ の亀点を $D$$\angle ADC$ の二等分線ず蟺 $AC$ の亀点を $E$$\angle DEC$ の二等分線ず蟺 $BC$ の亀点を $F$ ずしたすこのずき盎線 $AD$ ず盎線 $EF$ は平行でありさらに $$AB=27, \quad DF=8$$ が成立したしたこのずき蟺 $AC$ の長さは互いに玠な正敎数 $a, b$ を甚いお $\dfrac{a}{b}$ ず衚せるので$a+b$ を解答しおください
OMC227
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omc227/tasks/10180
B
OMC227(B)
200
233
275
[ { "content": " $b_n = n - a_{n}$ ずするず\r\n$$b_{i+1} - b_i = \\begin{cases}\r\n0 & (a_{i+1} - a_{i} = 1)\\\\\\\\\r\n2 & (a_{i+1} - a_{i} = -1)\r\n\\end{cases}$$\r\nずなり特に広矩単調増加であるたた$b_1=1, b_{17}=17$ であるから数列 $\\\\{b_n\\\\}$ には $1, 3, \\cdots , 17$ の $9$ 皮類の倀が珟れるここで数列 $\\\\{b_n\\\\}$ の䞭に珟れる $2k - 1$ の数を $c_k$ ずするず$c_k$ たちはどれも正の敎数であるたた$3$ ぀めの条件から\r\n$$\\_{c_1}\\mathrm{C}\\_{2} + \\_{c_2}\\mathrm{C}\\_{2} + \\cdots + \\_{c_9}\\mathrm{C}\\_{2} = 20$$\r\nが成り立ち$c_1 + c_2 + \\cdots + c_9 = 17$ も成り立぀これをみたすのはある $1$ 以䞊 $9$ 以䞋の盞異なる敎数 $s,t$ が存圚しお $c_s = c_t = 5$ ずなりそれ以倖に぀いおは $1$ ずなる堎合のみである数列 $\\\\{c_k\\\\}$ が定たれば数列 $\\\\{a_n\\\\}$ も䞀意に定たるので求める答えは ${}\\_{9}\\mathrm{C}\\_{2} = \\mathbf{36}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc227/editorial/10180" } ]
 敎数の組 $(a_{1}, a_{2}, \cdots, a_{17})$ であっお以䞋をすべおみたすものはいく぀ありたすか - $a_{1} = a_{17} = 0$. - $i=1, 2, \cdots , 16$ に぀いお$|a_{i+1}-a_{i}|=1$. - $a_{i}-a_{j}=i-j$ ずなる $1$ 以䞊 $17$ 以䞋の $i\lt j$ なる敎数の組 $(i,j)$ がちょうど $20$ 個存圚する.
OMC227
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omc227/tasks/7499
C
OMC227(C)
300
179
224
[ { "content": " 解ず係数の関係より$x_1+x_2+\\cdots+x_{100}=-4$ が成り立぀たた$x^{100}+4x^{99}-13=0$ は $x\\neq 0$ のずき $\\dfrac{x+4}{13}=\\dfrac{1}{x^{99}}$ ず倉圢できるので\r\n$$\\begin{aligned}\r\n\\sum_{i = 1}^{100}\\sum_{j = 1}^{100}\\frac{x_i}{x_j^{99}}\r\n& = \\Bigg(\\sum_{i = 1}^{100} x_i\\Bigg)\\Bigg(\\sum_{j = 1}^{100} \\frac{1}{x_j^{99}}\\Bigg)\\\\\\\\\r\n& = \\Bigg(\\sum_{i = 1}^{100} x_i\\Bigg)\\Bigg(\\sum_{j = 1}^{100} \\frac{x_j+4}{13}\\Bigg)\\\\\\\\\r\n& = (-4)\\cdot\\frac{-4+4\\times100}{13} \\\\\\\\\r\n& = -\\frac{1584}{13}\r\n\\end{aligned}\r\n$$\r\nず蚈算できるよっお解答すべき倀は $\\textbf{1597}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc227/editorial/7499" } ]
 $x^{100}+4x^{99}-13=0$ の耇玠数解を $x_1, x_2, 
, x_{100}$ ずするずき $$\sum_{i = 1}^{100}\sum_{j = 1}^{100}\frac{x_i}{x_j^{99}}$$ の倀は互いに玠な正の敎数 $a, b$ を甚いお $-\dfrac{a}{b}$ ず衚せるので$a+b$ を解答しおください
OMC227
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omc227/tasks/10795
D
OMC227(D)
300
43
80
[ { "content": "$$\\begin{aligned}\r\nx&=a+b-c-d, &y&=a-b+c-d, \\\\\\\\ \r\nz&=a-b-c+d, &N&=(a-c)^2+(b-d)^2\r\n\\end{aligned}$$ \r\nずおくず$x, y, z$ の偶奇は等しく条件匏は以䞋のように衚される. \r\n$$x^2+y^2+z^2=9000, \\dfrac{1}{2}(x^2+z^2)=N (N \\leq 500)$$\r\nすなわち以䞋を満たす敎数 $x, y, z$ の組が存圚すれば良い. \r\n$$y^2=9000-2N, x^2+z^2=2N$$\r\n第䞀匏から$y$ は偶数ずわかるので\r\n$$ (y^2, 2N) = (90^2, 900), (92^2, 536), (94^2, 164) $$\r\nが候補ずなるこのうち $2N$ が $2$ ぀の敎数の平方和ずしお衚せるのは $2N=900, 164$ のずきのみであるので解答すべき倀は \r\n$$450 + 82 = \\mathbf{532}$$ \r\nである", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc227/editorial/10795" }, { "content": " 公匏解説の $x,y,z$ の眮き方はやや特殊に芋えるのでより自然な眮換でも解けるこずを蚘しおおく\\\r\n $a-b=x$$b-c=y$$c-d=z$ ずおくず文字が䞀぀枛っお芋通しが良くなりそうだしかし $(a-c)^2+(b-d)^2$ があたり綺麗になっおくれないそこで $a-c=x$$c-b=y$$b-d=z$ ずいう眮換を考えおみようこのずき問いは次のように曞き換えられる\r\n\r\n---\r\n\r\n問敎数 $x,y,z$ が以䞋の匏を満たすずき$x^2+z^2$ が取りうる $500$ 以䞋の正敎数倀の総和を求めよ\r\n$$x^2+y^2+z^2+(x+y)^2+(y+z)^2+(x+y+z)^2=9000$$\r\n\r\n---\r\n\r\n 巊蟺を展開するず $3x^2+4y^2+3z^2+4xy+4yz+2zx=9000$ ずなる$x$ ず $z$ を察称的に扱いたいので$y$ に぀いお降べきの順に敎理しようさらに匏をよく芋るず次のような匏倉圢が考えられる\r\n$$\\begin{aligned}\r\n& 4y^2+4(x+z)y+3x^2+3z^2+2zx \\\\\\\\\r\n&=4y^2+4(x+z)y+(x+z)^2+2(x^2+z^2) \\\\\\\\\r\n&= (2y+x+z)^2+2(x^2+z^2)\r\n\\end{aligned}$$\r\n $x^2+z^2 \\leq 500$ より $(2y+x+z)^2 \\geq 8000$ であるあずは $2y+x+z=90, 92, 94$ の堎合に぀いお適圓な $x,z$ 組が存圚するかを怜蚌すればよい", "text": "公匏解説ずは別の文字の眮き方", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc227/editorial/10795/593" } ]
 敎数の組 $(a, b, c, d)$ が以䞋の匏をみたすずき $(a-c)^2+(b-d)^2$ が取りうる $500$ **以䞋**の正敎数倀の総和を解答しおください. $$(a-b)^2+(b-c)^2+(c-d)^2+(d-a)^2+(a-c)^2+(b-d)^2=9000$$
OMC227
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omc227/tasks/11770
E
OMC227(E)
500
25
77
[ { "content": " 実数列 $\\\\{a_n\\\\}$ は添字が負の範囲にも拡匵できるこずに泚意する\r\n\r\n----\r\n**補題** 任意の敎数 $n$ ず任意の正の敎数 $k$ に぀いお以䞋が成り立぀\r\n$$ a_{10n-7k} = \\sum_{i = 0}^k (-1)^i {}\\_k\\mathrm{C}\\_i ~ a_{10(n-i)} $$\r\n\r\n**蚌明** $k$ に぀いおの垰玍法で瀺す$k=1$ のずきは $\\\\{ a_n \\\\}$ の挞化匏そのものであるたた任意の正敎数 $n$ に぀いお\r\n$$ a_{10n-7k} = \\sum_{i = 0}^k (-1)^i {}\\_k\\mathrm{C}\\_i ~ a_{10(n-i)} $$\r\nを仮定するず\r\n$$\\begin{aligned} \r\na_{10n-7(k+1)} \r\n&= a_{10n-7k} - a_{10(n-1)-7k} \\\\\\\\\r\n&= \\left( \\sum_{i = 0}^k (-1)^i {}\\_k\\mathrm{C}\\_i ~ a_{10(n-i)} \\right) - \\left( \\sum_{i = 0}^k (-1)^i {}\\_k\\mathrm{C}\\_i ~ a_{10(n-i-1)} \\right) \\\\\\\\\r\n&= \\sum_{i = 0}^{k+1} (-1)^i \\left( {}\\_k\\mathrm{C}\\_i + {}\\_k\\mathrm{C}\\_{i-1} \\right) a_{10(n-i)} \\\\\\\\\r\n&= \\sum_{i = 0}^{k+1} (-1)^i {}\\_{k+1}\\mathrm{C}\\_i ~ a_{10(n-i)} \r\n\\end{aligned}$$\r\nより瀺された\r\n----\r\n いた任意の敎数 $n$ に぀いお\r\n$$ a_{10n} - a_{10(n-7)} \r\n= \\sum_{j=0}^{9} ( a_{10n-7j} - a_{10n-7(j+1)} )\r\n= \\sum_{j=0}^{9} a_{10(n-1)-7j} $$\r\nであるので補題を甚いお\r\n$$\\begin{aligned}\r\na_{10n} - a_{10(n-7)} \r\n&= \\sum_{j=0}^{9} a_{10(n-1)-7j} \\\\\\\\\r\n&= \\sum_{j=0}^{9} \\sum_{i = 0}^j (-1)^i {}\\_j\\mathrm{C}\\_i ~ a_{10(n-i-1)} \\\\\\\\\r\n&= \\sum_{i=0}^9 \\sum_{j=i}^9 (-1)^i {}\\_j\\mathrm{C}\\_i ~ a_{10(n-i-1)} \\\\\\\\\r\n&= \\sum_{i=1}^{10} (-1)^{i-1} {}\\_{10}\\mathrm{C}\\_{i} ~ a_{10(n-i)} \r\n\\end{aligned}$$ \r\nを埗るここで $n = 10$ ずすれば\r\n$$\\begin{aligned} \r\na_{100} - a_{30} \r\n&= \\sum_{i=1}^{10} (-1)^{i-1} {}\\_{10}\\mathrm{C}\\_{i} ~ a_{10(10-i)} \\\\\\\\\r\n&= {}\\_{10}\\mathrm{C}\\_{1} ~ a_{90} + \\frac{1}{11}\\sum_{i = 0}^{8}(-1)^{i - 1}{}\\_{11}\\mathrm{C}\\_{i + 1}\\\\\\\\\r\n&= {}\\_{10}\\mathrm{C}\\_{1} ~ a_{90} - 1\r\n\\end{aligned}$$\r\nであるので $a_{90}=\\dfrac{37}{440}$ を埗る特に解答すべき倀は $\\mathbf{477}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc227/editorial/11770" }, { "content": "$a_{90} = \\dfrac{1}{10}+x$ ずおいおたず$x = 0$ ずしお蚈算を行う\r\n挞化匏を繰り返し甚いるこずで\r\n$$\\begin{aligned}\\\\\\\\\r\na_{10n+3} &= a_{10n+10} - a_{10n} = \\frac{-1}{(n+2)(n+1)} \\space (0 \\leq n \\leq 9)\\\\\\\\\r\na_{10n+6} &= a_{10n+13} - a_{10n+3} = \\frac{2}{(n+3)(n+2)(n+1)} \\space (0 \\leq n \\leq 8)\\\\\\\\\r\na_{10n+9} &= \\frac{-3!}{(n+4)(n+3)(n+2)(n+1)} \\space (0 \\leq n \\leq 7)\\\\\\\\\r\n&\\vdots\\\\\\\\\r\na_{10n+30} &= \\frac{10!}{(n+11)(n+10) \\cdots (n+1)} \\space (n = 0)\r\n\\end{aligned}$$\r\nずなるから$a_{30} = \\dfrac{10!}{11!} = \\dfrac{1}{11}$次に$a_{90}$ が $x$ 増加したずきの $a_{30}$ の倉化を調べる\r\nたず$a_{83}$ が $x$ 増加しお $a_{93}$ が $x$ 枛少するさらに$a_{76}$ が $x$ 増加しお $a_{86}$ が $2x$ 枛少するさらに$a_{69}$ が $x$ 増加しお $a_{79}$ が $3x$ 枛少する同様に続ければ$a_{30}$ は $10x$ 枛少するこずが分かるしたがっお$\\dfrac{1}{4} = \\dfrac{1}{11} - 10x$ より$a_{90} = \\dfrac{1}{10}+x = \\dfrac{1}{10} - \\dfrac{7}{440} = \\dfrac{37}{440}$ ずなる", "text": "ナヌザヌ解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc227/editorial/11770/599" }, { "content": " 挞化匏 $a_{n+10}=a_{n+3}+a_n$ の特性方皋匏は, \r\n$$x^{10}=x^3+1$$ であり, 解を $\\alpha_1,\\alpha_2,\\dots,\\alpha_{10}$ (これらは盞異なる)ずするずき, $a_n$ は $\\alpha_1^n,\\alpha_2^n,\\dots,\\alpha_{10}^n$ の線圢和(定数倍同士の和)で衚すこずができ, $b_n:=a_{10n}$ は $(\\alpha_1^{10})^{n},(\\alpha_2^{10})^{n},\\dots,(\\alpha_{10}^{10})^n$ の線圢和で衚すこずができる. よっお, $\\\\{b_n\\\\}$ の挞化匏に぀いお, 特性方皋匏は $$f(x)=(x-\\alpha_1^{10})(x-\\alpha_2^{10})\\cdots(x-\\alpha_{10}^{10})=0$$\r\n ずなる. $f(x)$ を求めよう. $x^{10}-1=x^3$ に぀いお, 䞡蟺 $10$ 乗するこずで, $y=x^{10}$ に぀いおの $10$ 次方皋匏, \r\n$$(y-1)^{10}=y^3$$\r\nが導かれる. したがっお, $f(x)=(x-1)^{10}-x^3$ であり, これから $\\\\{b_n\\\\}$ の挞化匏を導出するこずができ, $b_9(=a_{90})$ を $b_n(=a_{10n})\\\\:\\(1\\leq n \\leq 10,\\\\:\\ n\\neq 9)$ を甚いお衚すこずができる.", "text": "特性方皋匏を考察する解法", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc227/editorial/11770/608" } ]
 実数列 $\\{ a_{n} \\}$ は任意の非負敎数 $n$ に察し $a_{n+10} = a_{n+3} + a_{n}$ をみたしたすさらに$0$ 以䞊 $10$ 以䞋の $9$ でない敎数 $n$ に察しお $ a_{10n} = \dfrac{1}{n+1}$が成り立぀ずき$a_{90}$ の倀は互いに玠な正敎数 $p, q$ によっお $\dfrac{p}{q}$ ず衚されるので$p+q$ の倀を解答しおください.
OMC227
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F
OMC227(F)
600
6
25
[ { "content": " 円 $ABC$ の匧 $BAC$ の䞭点を $E$ ずし円 $EIN$ ず盎線 $BN$ の亀点を $F(\\neq N)$ ずする\r\n$$\\angle EAI=\\angle EBN, \\angle EIA=\\angle EFN$$\r\nより䞉角圢 $EAI$ ず䞉角圢 $EBF$ は盞䌌たた$EB=EC, AB=DC$ か぀ $\\angle EBA=\\angle ECD$ より䞉角圢 $EAB$ ず $EDC$ は合同なので䞉角圢 $EAD$ ず $EBC$ は盞䌌であるしたがっお四角圢 $EAID$ ず $EBFC$ は盞䌌であるたた䞉角圢 $EIN$ の倖接円は$N$ を䞭心ずし半埄 $NI$ の円円 $IBC$で反転するず盎線 $IM$ に移るので\r\n$$NB^2 = NC^2=NI^2=NF×NP$$ が成り立぀よっお䞉角圢 $NCF$ ず $NPC$ は盞䌌だから\r\n$$\\angle NCP=\\angle NFC=\\angle AID=\\angle NIB=\\angle NBI$$\r\nが成り立぀いた盎線 $BI$ ず円 $ABC$ の亀点を $G (\\neq B)$ ずするず\r\n$$\\angle GCN+\\angle NCP=180^{\\circ}-\\angle NBI+\\angle NCP=180^{\\circ}$$ より$G, C, P$ は同䞀盎線䞊にある$BI=a, ~ IG=b$ ずおくずMenelaus の定理より\r\n$$\\dfrac{BI}{IG}×\\dfrac{GP}{PC}×\\dfrac{CM}{MB}=1$$\r\nだから$GC:CP=(b-a):a$ であるよっお\r\n$$GP=GC×\\left(1 + \\dfrac{a}{b-a} \\right)=GI×\\dfrac{b}{b-a}=\\dfrac{b^2}{b-a}$$\r\nが成り立぀いた$\\angle BGN=\\angle CGN$ より $GB:GP=NB:NP=5:9$ が成り立぀から$b=\\dfrac{3}{2}a$ を埗るしたがっお$PC×PG=PN×PB$ より $BI^2=a^2=\\dfrac{28}{3}$ を埗る解答すべき倀は $\\textbf{31}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc227/editorial/8201" } ]
 内心が $I$ である䞉角圢 $ABC$ に぀いお蟺 $BC$ の䞭点を $M$ ずし盎線 $BI$ ず $AC$ の亀点を $D$ ずしたす䞉角圢 $ABC$ の倖接円の劣匧 $BC$ の䞭点を $N$ ずし盎線 $IM$ ず $BN$ の亀点を $P$ ずするず $$AB=CD, BN=5, NP=9$$ が成り立ちたしたこのずき線分 $IB$ の長さは互いに玠な正敎数 $a, b$ を甚いお $\sqrt\dfrac{a}{b}$ ず衚せるので$a+b$ を解答しおください
OMCB018
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A
OMCB018(A)
100
337
364
[ { "content": " $y$ が $x$ の倍数ずなるずき正敎数 $n$ を甚いお $y=nx$ ず曞けるよっお$(n+1)x=42000$ なる組 $(n,x)$ の数を求めればよいこれは $42000$ の玄数のうち $1$ より倧きいものの個数に等しく$42000=2^4\\times 3\\times 5^3\\times 7$ であるこずから$5\\times 2\\times 4\\times 2-1=\\mathbf{79}$ 個である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb018/editorial/10211" } ]
 次の条件を満たす正敎数の組 $(x,y)$ はいく぀ありたすか - $x+y=42000$ - $y$ は $x$ の倍数である
OMCB018
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B
OMCB018(B)
100
313
332
[ { "content": " 䞉角圢 $ABC$ の面積に぀いお\r\n$$\\frac{1}{2}\\cdot 5\\cdot 6\\cdot \\sin\\angle POQ=10$$\r\nなので$\\sin\\angle POQ=\\dfrac{2}{3},\\cos\\angle POQ=\\pm \\dfrac{\\sqrt{5}}{3}$ を埗る䜙匊定理より\r\n$$PQ^2=5^2+6^2-2\\cdot 5\\cdot 6\\cdot\\Big(\\pm \\dfrac{\\sqrt{5}}{3}\\Big)=61\\pm20\\sqrt{5}$$\r\nであるので$PQ^2$ ずしおありうる倀の総積は次の通り\r\n$$\\Big(61+20\\sqrt{5}\\Big)\\Big(61-20\\sqrt{5}\\Big)=\\mathbf{1721}$$\r\n----\r\n**別解**\\\r\n 座暙平面䞊で $P(a , b)$ , $Q(c , d)$ ずおくず\r\n$$a^2+b^2=25, \\quad c^2+d^2=36, \\quad \\dfrac{1}{2}|ad-bc|=10$$\r\nが成り立぀ここで恒等匏 \r\n$$(a^2+b^2)(c^2+d^2)=(ac+bd)^2+(ad-bc)^2$$ \r\nに䞊の条件匏を代入するこずで\r\n$$ac+bd=\\pm 10\\sqrt{5}$$ \r\nを埗るするず\r\n $$\r\nPQ^2=(a-c)^2+(b-d)^2=61\\mp2\\sqrt{500}\r\n $$\r\nずなり$\\mp$ の䞡方に察応する図が存圚するので解答すべき倀は\r\n$$(61-2\\sqrt{500})(61+2\\sqrt{500})=\\mathbf{1721}$$ \r\nである", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb018/editorial/10604" } ]
 原点 $O$ を䞭心ずする半埄 $5$ の円䞊に点 $P$原点 $O$ を䞭心ずする半埄 $6$ の円䞊に点 $Q$ を取るず䞉角圢 $OPQ$ の面積が $10$ ずなりたした$PQ^2$ ずしおありうる倀の**総積**を求めおください
OMCB018
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C
OMCB018(C)
200
259
301
[ { "content": " 異なる皎抜き金額 $x,y$ 円に察しお\r\n$$|1.1x-1.1y|=1.1|x-y|\\gt1$$\r\nが成り立぀したがっお$\\lfloor 1.1x\\rfloor\\neq \\lfloor 1.1y\\rfloor$ であるので異なる皎抜金額に察しお皎蟌金額は異なる皎蟌金額が $1$ 円から$11000$円になるのは皎抜金額が $1$ 円から $10000$ 円のずきでそのうち $1,2,4,7$ 円になる駄菓子の組み合わせがない$1,2,4,7$ でない金額 $n$ 円は次のような駄菓子の組み合わせで実珟できる\r\n- $n=3m ~ (m=1,2,\\dots)$ のずき $3$ 円の駄菓子を $m$ 個$5$ 円の駄菓子を $0$ 個\r\n- $n=3m+7 ~ (m=1,2,\\dots)$ のずき $3$ 円の駄菓子を $m-1$ 個$5$ 円の駄菓子を $2$ 個\r\n- $n=3m+2 ~ (m=1,2,\\dots)$ のずき $3$ 円の駄菓子を $m-1$ 個$5$ 円の駄菓子を $1$ 個\r\n\r\n以䞊より求める答えは $10000 - 4 = \\mathbf{9996}$ 通り", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb018/editorial/11435" } ]
 駄菓子屋 OMC では $3$ 円ず $5$ 円の駄菓子を倧量に売っおおり合蚈金額に察しお $10~\\%$ の消費皎小数点以䞋は切り捚おがかかりたす$1$ 円から $11000$ 円のうち皎蟌金額ずしお取りうる倀は䜕通りありたすか
OMCB018
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D
OMCB018(D)
200
321
330
[ { "content": " 敎数 $x$ の正の玄数の個数を $f(x)$ で衚す \r\n- $n$ が $5$ の倍数でないずき\\\r\n $n=f(25n)=f(25) \\times f(n)=18$ である実際に$f(18)=6$ であるから$n=18$ は条件を満たす \r\n- $n$ が $5$ の倍数のずき\\\r\n$f(n)=6$ より$n$ の倀は$p$ を $5$ 以倖の任意の玠数ずしお以䞋のいずれかで衚せる\r\n$$5^5,\\quad 5 \\times p^2,\\quad 25 \\times p$$\r\nこれらはいずれも $f(25n)=n$ をみたさない\r\n\r\nよっお解答すべき倀は $\\textbf{18}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb018/editorial/5680" }, { "content": " $n$ の玄数の数を $\\sigma(n)$ ずする. $n=\\prod_1^m p_i^{r_i}$ ずしよう. するず, $\\sigma(n)=\\prod_1^m(r_i+1)$ である. \r\n\r\n $5=p_i$ なら $\\frac{\\sigma(25n)}{\\sigma(n)}=\\frac{r_i+3}{r_i+1}\\le 2$ で, $5\\not\\in\\\\{p_i\\mid1\\le i\\le m\\\\}$ なら $\\frac{\\sigma(25n)}{\\sigma(n)}=3$ である. \r\n\r\n だから $\\frac{\\sigma(25n)}{\\sigma(n)}\\le 3$ であり, $n=\\sigma(25n)\\le3\\sigma(n)=18$ だ. \r\n\r\n $18$ 以䞋の正敎数のうち玄数の数が $6$ 個のものは $12, 18$ のみであり, $\\sigma(25\\cdot 12)=18\\ne12, \\sigma(25\\cdot18)=18$ だから $n$ でできるのは $18$ だけ.", "text": "n の䞊限を利甚する方法", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb018/editorial/5680/580" } ]
 正の敎数 $n$ に぀いお$n$ の正の玄数の個数が $6$ 個$25n$ の正の玄数の個数が $n$ 個ずなるずき $n$ ずしおありうる倀の総和を求めおください
OMCB018
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https://onlinemathcontest.com/contests/omcb018/tasks/10005
E
OMCB018(E)
200
173
237
[ { "content": " $(x+1)^4 = x^4+4x^3+6x^2+4x+1$ に留意すれば方皋匏は次のように倉圢できる\r\n$$(n+1)x^4=(x+1)^4$$\r\nたた$x \\neq 0$ より\r\n$$\\Big(1 + \\dfrac{1}{x} \\Big)^4 = n+1$$\r\nである$1+\\dfrac{1}{x}$ が有理数であるためには $n+1$ が敎数の $4$ 乗ずなればよく求める答は $15+80+255=\\mathbf{350}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb018/editorial/10005" } ]
 $n$ を $1$ 以䞊 $300$ 以䞋の敎数ずしたす$x$ に぀いおの方皋匏 $$nx^4-4x^3-6x^2-4x-1=0$$ が有理数解を持぀ずき $n$ ずしおあり埗る倀の総和を求めお䞋さい
OMCB018
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omcb018/tasks/10537
F
OMCB018(F)
300
175
245
[ { "content": "  $A$ から最短で $1$ 回の移動でで蟿り぀ける $5$ ぀の頂点の集合を $C$  $A$ から最短で $2$ 回の移動で蟿り぀ける $5$ ぀の頂点の集合を $D$ ずする$A$ の次は必ず $C$ に$B$ の次は必ず $D$ に移動する必芁があるこずに泚意するず$A$ から $B$ たで $5$ 回移動しお到達する方法は\r\n$$(A , C , A , C , D , B), ~~ (A , C , C , C , D , B), ~~(A , C , C , D , D , B)$$\r\n$$(A , C , D , C , D , B), ~~ (A , C , D , D , D , B), ~~(A , C , D , B , D , B)$$ \r\nの $6$ 通りであり集合間の移動の仕方は \r\n- $A\\to C, ~ B\\to D$  $5$ 通り\r\n- $C\\to A, ~ D\\to B$  $1$ 通り\r\n- $C\\to C, ~ C\\to D, ~ D\\to C, ~ D\\to D$  $2$ 通り\r\n\r\nずなるので求める堎合の数は \r\n$$5^2 \\cdot 2+ 5 \\cdot 2^3 + 5 \\cdot 2^3 + 5 \\cdot 2^3 + 5 \\cdot 2^3 +5^2 \\cdot 2=\\mathbf{260}$$ \r\nず蚈算される", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb018/editorial/10537" }, { "content": " $A$ から最短で $1$ 回の移動で蟿り぀ける $5$ ぀の頂点の集合を $C$, \r\n$A$ から最短で $2$ 回の移動で蟿り぀ける $5$ ぀の頂点の集合を \r\n$D$ ずする. $n$ 回目の移動の埌に $A,C,D,B$ それぞれにいる堎合の数を $a_n,c_n,d_n,b_n$ ずするず,\r\n$$\r\n\\begin{pmatrix}\r\na_0\\\\\\\\\r\nc_0\\\\\\\\\r\nd_0\\\\\\\\\r\nb_0\\\\\\\\\r\n\\end{pmatrix}\r\n=\\begin{pmatrix}\r\n1\\\\\\\\\r\n0\\\\\\\\\r\n0\\\\\\\\\r\n0\\\\\\\\\r\n\\end{pmatrix}$$\r\n及び $n=1,2,\\dots$ に぀いお, 以䞋が成立.\r\n$$\\begin{pmatrix}\r\na_n\\\\\\\\\r\nc_n\\\\\\\\\r\nd_n\\\\\\\\\r\nb_n\\\\\\\\\r\n\\end{pmatrix}\r\n=\\begin{pmatrix}\r\n & &c_{n-1}\\\\\\\\\r\n5a_{n-1}&+&2c_{n-1}&+&2d_{n-1}\\\\\\\\\r\n &&2c_{n-1}&+&2d_{n-1}&+&5b_{n-1}\\\\\\\\\r\n&&&&d_{n-1}\\\\\\\\\r\n\\end{pmatrix}$$\r\nよっお, 順に蚈算するず $b_5=\\mathbf{260}$ が埗られる.\r\n\r\n---\r\n\r\n- 類題:[OMC144-F](https:\\/\\/onlinemathcontest.com\\/contests\\/omc144\\/tasks\\/6725),[OMC160-C](https:\\/\\/onlinemathcontest.com\\/contests\\/omc160\\/tasks\\/4934)", "text": "挞化匏による解法", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb018/editorial/10537/582" } ]
 正二十面䜓がありそのうちの䞀぀の頂点を $A$ ずし$A$ から最も遠い頂点を $B$ ずしたすある頂点から蟺で繋がった別の頂点ぞ移動するこずを $5$ 回繰り返しお $A$ から $B$ ぞ行く方法は䜕通りありたすか\  ただし移動の途䞭で $A,B$ を経由しおもかたいたせんたた正二十面䜓の頂点の数は $12$蟺の数は $30$ です
OMCB018
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G
OMCB018(G)
300
128
162
[ { "content": " 正方圢 $ABCD$ の䞀蟺の長さは $1$ であるから線分 $PR,QS$ の長さはそれぞれちょうど $1$ であり線分 $PR$ は蟺 $BC,DA$ ず平行線分 $QS$ は蟺 $AB,CD$ ず平行である埓っお線分 $PR$ ず $QS$ の亀点を $X$ ずすれば四角圢 $ASXP,BPXQ,CQXR,DRXS$ はそれぞれ長方圢であるよっお\r\n$$AX = SP,\\quad BX = PQ,\\quad CX = QR,\\quad DX=RS$$\r\nが成立しこれらの長さが党お $1$ 以䞋であるこずが必芁十分である埓っお$X$ の動ける範囲は正方圢 $ABCD$ の各頂点を䞭心ずする半埄 $1$ の円 $4$ ぀の共通郚分である半埄 $1$䞭心角 $30^\\circ$ の匧 $4$ ぀に分けお考えるこずで求める面積は $\\dfrac{\\pi+3-3\\sqrt{3}}{3}$ ず蚈算できるので特に解答すべき倀は $\\bf{33}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb018/editorial/5779" } ]
 面積が $1$ である正方圢 $ABCD$ の蟺 $AB,BC,CD,DA$ 䞊にそれぞれ点 $P,Q,R,S$ を以䞋の条件を満たすように取りたす - $P,Q,R,S$ のうちどの $2$ 点を遞んでも遞んだ $2$ 点の距離が $1$ 以䞋ずなる このずき線分 $PR$ ず $QS$ の亀点ずしおあり埗る範囲の面積を求めおくださいただし求める答えは正の敎数 $a,b,c$ を甚いお $\dfrac{\pi+a-\sqrt{b}}{c}$ ず衚されるので $a+b+c$ の倀を解答しおください
OMCB018
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H
OMCB018(H)
400
45
103
[ { "content": " 数列 $\\lbrace b_n\\rbrace_{n=1,2,\\cdots}$ を $b_n=\\sqrt{4a_n-3}$ ず定めるず\r\n$$ \\frac{b_{n+1}^2 + 3}{4} = \\frac{b_n^2 + 3}{4} \\cdot \\left( \\frac{b_n^2+3}{4} - b_n + 1 \\right) $$\r\nであるからこれを敎理しお\r\n$$\\begin{aligned}\r\n4b_{n+1}^2\r\n&=(b_n^2 + 3)(b_n^2 - 4b_n + 7) - 12 \\\\\\\\\r\n&=b_n^4 - 4 b_n^3 + 10 b_n^2 - 12 b_n + 9 \\\\\\\\\r\n&= (b_n^2 - 2b_n + 3)^2\r\n\\end{aligned}$$\r\nを埗るこれず $b_n \\gt 0$ より $2b_{n+1} = b_n^2 - 2b_n + 3$ がわかるこれは\r\n$$ b_{n+1} - 1 = \\frac12 (b_n - 1)^2 $$\r\nず倉圢できるので$b_1 - 1 = 6$ ず合わせお $b_n = 2 \\cdot 3^{2^{n-1}} + 1$ を埗るこれより\r\n $$\r\na_{2024}=3^{2^{2024}}+3^{2^{2023}}+1\r\n $$\r\nであるここで $2^{2021}\\equiv 2^1= 2\\pmod5$ および $2^{2021}\\equiv 0\\pmod{2^4}$ より$2^{2021}\\equiv 32\\pmod{80}$ であるこずに泚意するず二項定理により次の蚈算が可胜である\r\n$$\\begin{aligned}\r\n3^{2^{2023}}&=(80+1)^{2^{2021}}\\\\\\\\\r\n&\\equiv 2^{2021}\\cdot 80+1\\pmod{80^2} \\\\\\\\\r\n&\\equiv 32\\cdot 80+1\\pmod{80^2}\r\n\\end{aligned}$$\r\nしたがっお $3^{2^{2024}}=\\Big(3^{2^{2023}}\\Big)^2\\equiv(32\\cdot 80+1)^2\\equiv 64\\cdot 80+1\\pmod{80^2}$ であるので\r\n$$a_{2024}\\equiv 96\\cdot 80+3\\equiv 16\\cdot 80+3=\\mathbf{1283}\\pmod {80^2}$$\r\nである", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb018/editorial/11077" }, { "content": " 解説のモチベヌションです\r\n\r\n---\r\n\r\n $\\sqrt{4a_n-3}$ がありたすこの䞭身は䜕もいじれなさそうなので$4a_n-3$ をベヌスに考えおいきたいですもずの匏を $4$ 倍しお $3$ を匕くず\r\n$$4a_{n+1}-3 = 4a_n^2 - 4a_n\\sqrt{4a_n-3} + 4a_n - 3$$\r\n(ここで右蟺にも $4a_n-3$ があるので方針は間違っおなさそうだず思いたす) \\\r\n 右蟺は因数分解ができそうです芋やすいように $c=a_n, ~ d=\\sqrt{4a_n-3}$ ずおけば巊蟺は $4c^2-4cd+d^2$ で\r\n$$4c^2-4cd+d^2 = (2c-d)^2$$\r\nなので右蟺は $(2a_n-\\sqrt{4a_n-3})^2$ だったず分かりたした\r\n\r\n 眮換をしおいきたす$b_n = \\sqrt{4a_n-3}$ ずおきたしょうするず $2a_n = \\dfrac{b_n^2 + 3}{2}$ なので\r\n$$b_{n+1}^2 = \\bigg( \\dfrac{b_n^2 + 3}{2} - b_n \\bigg)^2 \\rightarrow b_{n+1} = \\dfrac{b_n^2 - 2b_n + 3}{2}$$\r\nずなりたす(ただただ解ける圢ではなさそうです) 右蟺は $2$ 次匏なので平方完成しおみるず\r\n$$\\dfrac{b_n^2 - 2b_n + 3}{2} = \\dfrac{1}{2} (b_n-1)^2 + 1$$\r\nうたくいきたした぀たり\r\n$$b_{n+1}-1 = \\dfrac{1}{2} (b_n-1)^2$$\r\nずなり$b_n-1$ を䞀かたたりずしお芋れるようになりたした$b_n-1$ をたた $c_n$ ずしお眮いおもいいですが\r\n$$\\dfrac{b_{n+1}-1}{2} = \\bigg(\\dfrac{b_n-1}{2} \\bigg)^2$$\r\nなので $c_n = \\dfrac{b_n-1}{2}$ ずするずより芋やすいかもしれたせんこうするず\r\n$$c_1 = 3, c_{n+1} = c_n^2$$\r\nなので $c_{n} = 3^{(2^{n-1})}$ ですあずは順に戻しおいくず $a_n$ が求たりたす", "text": "思考過皋", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb018/editorial/11077/583" }, { "content": "【発想に至るたで】\\\r\n この手の問題はずりあえず実隓しおみるずいうのも悪くない方針である$a_3$ くらいたで求めおみるず$a_2=91$$a_3=6643$ ずなるここたで求めれば$a_n$ は党お正敎数になりそうでこのこずから$\\sqrt{4a_n-3}$ も党お正敎数になるのではないかず掚枬できる\\\r\n かくしお$4a_n-3$ は奇数なので$4a_n-3=(2b_n+1)^2$ ず眮いおみおはどうかずいう発想に至る\r\n\r\n---\r\n\r\n $a_n=b_n^{\\ 2}+b_n+1$ ずおく䞎えられた挞化匏に代入するず\r\n$$a_{n+1}=(b_n^{\\ 2}+b_n+1)(b_n^{\\ 2}-b_n+1)=(b_n^{\\ 4}+b_n^{\\ 2}+1)$$\r\nよっお $b_{n+1}=b_n^{\\ 2}$ である\\\r\n $a_1=13=3^2+3+1$ より $b_1=3$ あずは $b_n$ に぀いおの挞化匏を掻甚しお $a_n=3^{2^{n}}+3^{2^{n-1}}+1$ を埗る", "text": "b_n の別の眮き方", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb018/editorial/11077/589" } ]
 数列 $\lbrace a_n\rbrace$ を $a_1 = 13$ および $$ a_{n+1}=a_n(a_n-\sqrt{4a_n-3}+1) \quad (n = 1, 2, \ldots) $$ によっお定めたすこのずき $a_{2024}$ は敎数ずなるのでこれを $80^2$ で割った䜙りを求めおください
OMC226
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A
OMC226(A)
100
355
360
[ { "content": " $1$ 以䞊 $9$ 以䞋の敎数 $a, b, c$ を甚いお $N = 100a + 10b + c$ ず衚されるずする$a,b,c$ がすべお等しいず仮定するず明らかに矛盟するたた, $a, b, c$ がすべお異なるず仮定するず各桁を入れ替えたずきの総和は\r\n$$(100 \\times 2 + 10 \\times 2 + 1 \\times 2) \\times (a + b + c) = 222(a + b + c) = 1443$$\r\nずなるがこれは偶奇が異なるため矛盟する\\\r\n よっお $a, b, c$ はどれか $2$ ぀のみが䞀臎するこのずき各桁を入れ替えおできる敎数は, $2$ ぀ず぀の重耇を蟌めお $a, b, c$ が盞異なる堎合に含たれおいるから総和は $111(a + b + c)$ ずなるよっお$111(a + b + c) = 1443$ より $a + b + c = 13$ ずなる$a,b,c$ のうち $2$ ぀のみが䞀臎するこずを考えれば$N$ ずしお最倧のものは $\\mathbf{922}$ ずなる", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc226/editorial/4029" } ]
 どの桁も $0$ でない $3$ 桁の正敎数 $N$ の桁を入れ替えおできる党おの敎数$N$ 自身も含むの総和は $1443$ になりたした$N$ ずしおありうる最倧のものを求めお䞋さい <details> <summary>桁を入れ替えおできる敎数の䟋<\/summary> 䟋えば$124$ の桁を入れ替えおできる敎数は $124, 142, 214, 241, 412, 421$ の $6$ ぀であり$225$ の桁を入れ替えおできる敎数は $225, 252, 522$ の $3$ ぀です <\/details>
OMC226
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https://onlinemathcontest.com/contests/omc226/tasks/11118
B
OMC226(B)
300
166
198
[ { "content": " 蟺 $BC$ 䞊に点 $I, J$ を $AD = BI, AE = BJ$ を満たすようにずるず䞉角圢 $DIF$ および䞉角圢 $EJG$ は正䞉角圢ずなる$|\\triangle{ADF}|, |\\triangle{AEG}|, |\\triangle{DIF}|, |\\triangle{EJG}|$ をそれぞれ $S_1, S_2, T_1, T_2$ ずおき正䞉角圢 $ABC$ の面積を $2$ 通りで衚すず\r\n$$3S_1 + T_1 = 3S_2 + T_2$$\r\nが成り立぀たた $DF = 11x, EG = 10x$ ずすれば\r\n$$T_1 = \\frac{\\sqrt{3}}{4}(11x)^2, \\quad T_2 = \\frac{\\sqrt{3}}{4}(10x)^2 $$\r\nであり問題文の条件から, $S_2 - S_1 = 20\\sqrt{3}$ なので\r\n$$\\frac{\\sqrt{3}}{4} \\cdot 21x^2 = T_1 - T_2 = 3(S_2 - S_1) = 60\\sqrt{3} $$\r\nずなるこれより $DF = 11x = \\sqrt{\\dfrac{9680}{7}}$ を埗るので解答すべき倀は $\\mathbf{9687}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc226/editorial/11118" } ]
 正䞉角圢 $ABC$ の蟺 $AB$ 䞊に点 $D, E$ を取り蟺 $AC$ 䞊に点 $F, G$ を取るず $$AD \lt AE, \quad AD = CF, \quad AE = CG$$ を満たしたしたさらに線分 $DF$ ず線分 $EG$ の亀点を $H$ ずするず $$| \triangle{DEH}| - | \triangle{FGH} | = 20 \sqrt3, \quad DF : EG = 11 : 10$$ が成り立ちたしたこのずき$DF$ の長さは互いに玠な正敎数 $a, b$ により $\sqrt{\dfrac{a}{b}}$ ず衚されるので$a + b$ の倀を解答しお䞋さいただし䞉角圢 $XYZ$ に察しお $| \triangle{XYZ}|$ でその面積を衚したす.
OMC226
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
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C
OMC226(C)
300
184
260
[ { "content": " $1, 2, \\ldots, n$ を頂点ずし$i \\neq j$ か぀ $a_ia_j$ が立方数であるずきたたそのずきに限り頂点 $i$ ず頂点 $j$ を繋ぐ蟺が存圚するようなグラフを考える\\\r\n たず $a_i$ が立方数であるような $i$ が存圚したずきを考えるこのような $i$ に぀いお$a_ia_j$ が立方数ずなる $a_j$ の必芁十分条件は $a_j$ も立方数であるこずであるから$a_i$ が立方数であるような頂点 $i$ のみを分離しお考えればこれらの頂点およびそれらに繋がれた蟺で構成されたグラフは完党グラフずなるいたそれぞれの頂点の次数が $20$ であるこずからこの分離された完党グラフの頂点数は $21$ ずなる以埌 $a_1, a_2, \\ldots, a_n$ から立方数が陀倖されたずしお考え残された数の集合を $A$ ずする\\\r\n ここで$S = \\\\{0, 1, 2\\\\}$ および $B = S^8 \\backslash (0,0,0,0,0,0,0,0)$ ずする$| B | = 3^8 - 1 = 6560$ より適圓に番号を぀けお $B = \\\\{b_1, b_2, \\ldots, b_{6560}\\\\}$ ずするたた$b_i, b_j \\in B (i \\neq j)$ に぀いお「$b_i$ ず $b_j$ の $k$ 番目の芁玠を足すず $3$ の倍数になる」ずいう呜題が $k = 1, 2, \\ldots, 8$ に぀いお真であるずき「$b_i$ ず $b_j$ は共圹である」ず衚珟するこのずき任意の $i$ に぀いお $b_i$ ず $b_j$ が共圹であるような $j$ はちょうど䞀぀存圚するから$b_i$ ず $b_j$ が共圹であるようなペア $(i, j)$ (ただし $i \\lt j$ ) はちょうど $3280$ 個存圚するこずに泚意する\\\r\n ここで $20$ 以䞋の玠数は $8$ 個存圚するからそれらを小さい順に $p_1, p_2, \\ldots, p_8$ ずし集合 $A$ を次の条件を満たすように $C_{b_1}, C_{b_2}, \\ldots, C_{b_{6560}}$ に分割するこれが $A$ の分割ずなるこずは明らか\r\n- $a \\in A$ ずする$k = 1, 2, \\ldots, 8$ に぀いお「$p_k$ が $a$ を割り切る最倧の回数を $3$ で割った䜙り」が 「$b_i$ の $k$ 番目の芁玠」ず䞀臎するずきか぀そのずきに限り$a \\in C_{b_i}$ ずする\r\n\r\n このずき以䞊の定矩から$a \\in C_{b_i}$ のずき$b_i$ ず $b_j$ が共圹ずするず頂点 $a$ ず蟺で結ばれた頂点の集合は $C_{b_j}$ に䞀臎するよっお条件から $| C_{b_j} | = 20$ であり同様に議論すれば $| C_{b_i} | = 20$ ずなるよっお共圹な $3280$ 個のペア $b_i$ ず $b_j$ それぞれに぀いお$| C_{b_i} | = | \r\nC_{b_j} | = 0$ たたは $| C_{b_i} | = | C_{b_j} | = 20$ が成立する\\\r\n 以䞊から $n$ ずしお考えられる最倧のものは $21 + (20 + 20) \\times 3280 = \\mathbf{131221}$ であり, これを達成する $a_1, a_2, \\ldots, a_n$ は明らかに存圚する", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc226/editorial/11165" } ]
 次の条件を満たす $n$ 個の盞異なる正敎数 $a_1, a_2, \ldots, a_n$ が存圚するような $n$ のうち最倧のものを求めおください - 任意の $1 \leq i \leq n$ に぀いお$j \neq i$ か぀ $a_ia_j$ が立方数ずなるような $j$ がちょうど $20$ 個存圚する - 任意の $1 \leq i \leq n$ に぀いお$a_i$ の玠因数は党お $20$ 以䞋である
OMC226
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omc226/tasks/11137
D
OMC226(D)
300
166
214
[ { "content": " 条件の匏を $P(n)$ で衚す$a_n = \\left\\lfloor \\dfrac{n^2}{f(n)} \\right\\rfloor + 1$ ずおくず $f(a_n) = n + 1$ であり特に\r\n$$f(a_1) \\lt f(a_2) \\lt \\ldots \\lt f(a_i) \\lt f(a_{i + 1}) \\lt \\ldots$$\r\nが成立するから$f$ の単調性より $a_1 \\lt a_2 \\lt \\ldots$ ずなる$a_1 \\geq 1$ から $a_n \\geq n$ が成立し$f(n) \\leq f(a_n) = n+1$ を埗る\\\r\n ここで $f(n) \\geq n$ であるこずを数孊的垰玍法で瀺す$n = 1$ のずきは自明たた $n \\geq 2$ か぀ $f(n - 1) \\geq n - 1$ であったずき$f(n) \\lt n$ ず仮定するず単調性から $f(n - 1) = f(n) = n - 1$ ずなるが$P(n - 1)$ に $f(n - 1) = n - 1$ を代入すれば$f(n) = n$ が埗られ矛盟よっお $f(n) \\geq n$ であり任意の $n$ で $f(n) \\geq n$\\\r\n たたある $k$ で $f(k) = k$ ずなったずするず$P(k)$ から $f(k + 1) = k + 1$ ずなるこれず $f(n) = n, n + 1$ から条件を満たす $f$ は次のいずれかのような圢に限られこれらは条件を満たす\r\n - $f(n) = n + 1$\r\n\r\n- ある非負敎数 $N$ が存圚し, \r\n$$\r\nf(n) = \r\n\\begin{cases}\r\n n + 1 & (n \\leq N) \\\\\\\\\r\n n & (n \\gt N)\r\n\\end{cases}\r\n$$\r\nずなる.\r\n\r\n よっお求める答えは $1 + 2 + \\cdots + 100 = 5050$ から $2 + 3 + \\cdots + 101 = 5150$ たでの総和 $\\mathbf{515100}$ ずなる.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc226/editorial/11137" } ]
 正敎数に察しお定矩され正敎数倀を取る関数 $f$ は広矩単調増加であり任意の正敎数 $n$ に察しお $$ f \left(\left\lfloor \frac{n ^ 2}{f(n)}\right\rfloor + 1 \right) = n + 1$$ を満たしたすこのずき$(f(1),f(2),\ldots,f(100))$ ずしおあり埗る組党おに぀いお $f(1) + f(2) + \cdots + f(100)$ の倀の総和を解答しおください
OMC226
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E
OMC226(E)
500
33
104
[ { "content": " 䞀般性より $a_0 = 0$ ずしおよい$a_{i + 1} - a_{i}$ を $16$ で割った䜙りを $b_i$ ずするこのずき条件は次のように蚀い換えられる:\r\n\r\n - $S = b_0 + b_1 + \\cdots + b_{15}$ は $16$ の倍数である.\r\n - $\\\\{(b_0 + \\cdots + b_i) \\pmod{16} \\\\}_{i = 0, 1, \\ldots, 15}$ は $0, 1, \\ldots, 15$ の䞊び替えである.\r\n - $b_i \\in \\\\{1, 2, 3\\\\}$\r\n\r\n 䞉぀目の条件から $16 \\leq S \\leq 48$ が埗られ䞀぀目の条件から $S$ は $16, 32, 48$ のいずれかである$S = 16$ のずきは任意の $i$ で $b_i = 1$$S = 48$ のずきは任意の $i$ で $b_i = 3$ ずなりそれぞれ条件を満たす以䞋では $S = 32$ の堎合を考える\\\r\n $S_i = b_0 + b_1 + \\cdots + b_i$ ずし$S_i \\leq 16$ を満たす最倧の $i$ を $k$ ずおくこのずき\r\n$$A = \\\\{0, 1, \\ldots, 15\\\\} \\backslash \\\\{S_i\\\\} _ {i = 0, 1, \\ldots, k}$$\r\nずおけば二぀目の条件から $S_ {k + 1} - 16, \\ldots, S_ {15} - 16$ は $A$ の芁玠を小さい順に䞊び倉えたものずなるよっお $b_0, b_1, \\ldots, b_k$ を決定すれば $b_{k + 1}, \\ldots, b_{15}$ も決定されるこの $b_{k + 1}, \\ldots, b_{15}$ が䞀぀目ず䞉぀目の条件を満たすような $b_0, b_1, \\ldots, b_k$ の条件は\r\n - $b_0, b_1, \\ldots, b_k$ をこの順に䞊べたずき$1$ が連続しお $2$ 回以䞊䞊ぶこずはない\r\n - $S_k = 14$ たたは $S_k = 15$ である\r\n - $S_k = 14$ のずき, $b_0 \\neq 1$ である\r\n\r\nずなる$S_k = 14$ の堎合は $b_0 = 2, 3$ の堎合を分けお考えるず次の条件を満たす敎数列 $\\\\{y_i\\\\}_ {i = 0, 1, \\ldots, t}$ の個数を $x_n$ ずしたずき$S = 32$ の堎合の求める個数は $x_{15} + x_{12} + x_{11}$ である\r\n\r\n- $y_i \\in \\\\{1, 2, 3\\\\}$\r\n- $y_0 + y_1 + \\cdots + y_t = n$\r\n- $1$ が連続しお $2$ 回以䞊䞊ぶこずはない\r\n\r\nよっおこのような $x_n$ を求めればよい$n \\geq 5$ の堎合に぀いお$x_n$ は\r\n- $y_0 = 1$ か぀ $y_1 = 2$ のずき $x_{n - 3}$ 通り\r\n- $y_0 = 1$ か぀ $y_1 = 3$ のずき $x_{n - 4}$ 通り\r\n- $y_0 = 2$ のずき $x_{n - 2}$ 通り\r\n- $y_0 = 3$ のずき $x_{n - 3}$ 通り\r\n\r\nから $x_{n} = x_{n - 2} + 2_{n - 3} + x_{n - 4}$ の挞化匏が立぀. これず $x_1 = 1, x_2 = 1, x_3 = 3, x_4 = 4$ から順次蚈算すれば $x_{15} + x_{12} + x_{11} = 799 + 189 + 116 = 1104$ ずなり$a_0 = 0$ に察する堎合の数は $1106$ である$a_0=1,2,\\ldots,15$ の堎合もそれぞれ同様であるので解答すべき倀は $\\mathbf{17696}$ ずなる", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc226/editorial/11125" } ]
 $0, 1, \ldots, 15$ の䞊び替え $a_0, a_1, \ldots, a_{15}$ であっお次の条件をみたすものはいく぀ありたすかただし $a_{16} = a_0$ ずしたす - 任意の敎数 $0 \leq k \leq 15$ に察しある $x\in\\{1,2,3\\}$ が存圚しお $a_{k + 1} \equiv a_{k} + x \pmod{16}$ が成り立぀
OMC226
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F
OMC226(F)
500
19
44
[ { "content": " 円呚角の定理などを甚いれば\r\n$$\\angle{AOF} = 2\\angle{ACF} = 2\\angle{DCF} = 2\\angle{DOF}$$\r\nから $\\angle{DOA} = \\angle{DOF}$ でありさらに $OA = OF$ から䞉角圢 ${AOD}$ ず䞉角圢 ${FOD}$ は合同であるずくに $DA = DF$ なので $\\angle{DAF} = \\angle{DFA}$ ずなる\\\r\n たた$AE \\cdot AB = AD \\cdot AC$ から$A$ 䞭心で半埄が $\\sqrt{AD \\cdot AC}$ である円による反転で盎線 $DE$ ず円 $\\Gamma$ は移りあうからそれらの亀点 $F$ においお $AF^2 = AD \\cdot AC$ が成立するこれから $\\angle{AFD} = \\angle{ACF}$ ずなり結局 $\\angle{FAC} = \\angle{AFD} = \\angle{ACF}$ から $FA = FC$ を埗る\\\r\n よっお $BF$ は $\\angle{ABC}$ を二等分するから,\r\n$$\\angle{GBC} = \\frac{1}{2}\\angle{ABC} = \\frac{1}{2}\\angle{ADE} = \\frac{1}{2}\\angle{CDF} = \\angle{GDC}$$\r\nずなり$4$ 点 $B, C, G, D$ が共円であるこずがわかる$4$ 点 $B, C, D, E$ が共円であるこずを合わせれば$5$ 点 $B, C, G, D, E$ は共円であるこれず $\\angle{GBE} = \\angle{GBC}$ より $GE = GC$ および $\\angle{BGC} = 90^\\circ$ を埗る\\\r\n 以䞊のこずから$\\angle{ABC} = 2\\theta$ ずおけば\r\n$$\\angle{GBC} = \\angle{DAF} = \\angle{DFA} = \\angle{FCA} = \\theta, \\quad \\tan{\\theta} = \\frac{GC}{GB} = \\frac{GE}{GB} = \\frac{4}{11}$$\r\nがわかるよっお $\\cos{\\theta} = \\dfrac{11}{\\sqrt{137}}$ および $AC = AF \\cdot 2\\cos{\\theta} = AD \\cdot (2\\cos{\\theta})^2$ から $AC, DC$ を蚈算すれば $DC = \\dfrac{4511}{137}$ ずなり解答すべき倀は $\\mathbf{4648}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc226/editorial/11166" }, { "content": " 䞉角圢 $ABC$ が鋭角䞉角圢であれば $F$ は劣匧 $AC$ 䞊にあり円呚角の定理などから$$\\angle{CBA}=\\angle{EDA}=\\angle{CDF}=\\angle{COF}=2\\angle{CBF}$$ であるから$F$ は劣匧 $AC$ を $2$ 等分する点であるたた $\\angle{CBA}=2\\theta$ ずおけば $\\angle{EDA}=2\\theta, \\angle{CAF}=\\angle{CBF}=\\theta$ であるから $$\\angle{DFA}=\\angle{EDA}-\\angle{CAF}=\\theta$$ ずなる\r\n以䞋公匏解説「よっお $BF$ は $\\angle{ABC}$ を...」に合流", "text": "ナヌザヌ解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omc226/editorial/11166/590" } ]
 鋭角䞉角圢 $ABC$ においおその倖接円を $\Gamma$その䞭心を $O$ ずし$B, C$ から察蟺に䞋ろした垂線の足をそれぞれ $D, E$ ずしたすたた$\Gamma$ ず半盎線 $ED$ の亀点を $F$ ずしたずき$4$ 点 $D, O, C, F$ は同䞀円呚䞊にありたしたたた $\angle{CDF}$ の二等分線ず $BF$ の亀点を $G$ ずしたずき $$GE : GB = 4 : 11, \quad AD = 13$$ が成立したしたこのずき $CD$ の長さは互いに玠な正敎数 $a,b$ を甚いお $\dfrac{a}{b}$ ず衚されるので$a + b$ を解答しお䞋さい
OMCB017
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A
OMCB017(A)
100
292
304
[ { "content": " $x^3-1=(x-1)(x^2+x+1)$ により $\\omega^2+\\omega+1=0$ が成り立぀から\r\n$$-(\\omega-1)^6=-({\\omega}^2-2\\omega+1)^3=-(-3\\omega)^3=27{\\omega}^3=\\mathbf{27}$$", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb017/editorial/9650" }, { "content": " OMCのルヌルより答が非負敎数であるこずが保蚌されおいるので䞎匏の絶察倀を求めればそれが答である \r\n $\\omega-1$ の絶察倀は耇玠数平面䞊で点 $\\omega$ ず点 $1$ の距離をみお $\\sqrt{3}$ であるから求める倀はこれを $6$ 乗した $\\textbf{27}$", "text": "ずるい解法", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb017/editorial/9650/588" } ]
 $\omega^3=1$ をみたす $1$ でない耇玠数 $\omega$ に察しお$-(\omega-1)^6$ を求めおください
OMCB017
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https://onlinemathcontest.com/contests/omcb017/tasks/9007
B
OMCB017(B)
100
262
308
[ { "content": "$$\\triangle ABP+\\triangle CDP=\\triangle BCP+\\triangle DAP=36$$\r\nが成り立぀こずから$4$ ぀の䞉角圢の面積の組み合わせずしおありうるものは $35^2$ 通りでそれぞれに察しお適する $P$ の䜍眮が䞀意に定たるこずがわかるから求める倀は $35^2=\\mathbf{1225}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb017/editorial/9007" }, { "content": " 座暙平面䞊に正方圢 ABCD を$A(0,0),B(6\\sqrt{2},0),C(6\\sqrt{2},6\\sqrt{2}),D(0,6\\sqrt{2})$ になるように配眮するこずにしよう.\r\n\r\n $P$ の座暙が $(x,y)$ であれば $\\triangle ABP,\\triangle BCP,\\triangle CDP,\\triangle DAP$ はそれぞれ $3\\sqrt{2}y, 36-3\\sqrt{2}x, 36-3\\sqrt{2}y, 3\\sqrt{2}x$ である.\r\n\r\n この $4$ ぀の倀が党お正敎数になるために $x,y$ が持぀こずができる倀は敎数 $n$ に察しお $0$ 超過 $6\\sqrt{2}$ 未満の $\\frac{n}{3\\sqrt{2}}$ で, $n$ は $1$ から $35$ たでの $35$ 個が可胜だ.\r\n\r\n したがっお, $P$ が持぀こずができる互いに異なる䜍眮は ${35}^2=\\bf{1225}$ 個ある.", "text": "座暙を利甚する方法", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb017/editorial/9007/577" } ]
 面積が $72$ の正方圢 $ABCD$ の呚䞊を陀く内郚の点 $P$ に぀いお$4$ ぀の䞉角圢 $ABP, ~ BCP, ~ CDP, ~ DAP$ の面積がすべお正敎数倀であるずき点 $P$ の䜍眮ずしおありうるものはいく぀ありたすか
OMCB017
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https://onlinemathcontest.com/contests/omcb017/tasks/5128
C
OMCB017(C)
100
268
297
[ { "content": " $abc+d=ef=N$ ずするず$N$ の倀の䞀぀ずしお $2×3×7+13=5×11=55$ がある\\\r\nこれより小さいものがあるず仮定するず$abc\\lt abc+d=55$ より$abc=2×3×5$ たたは $2×3×7$ である\\\r\n  $abc=2×3×5$ のずき $d=N-abc\\lt 55-30=25$ より$d=7,11,13,17,19,23$ だがいずれの堎合も $N$ は盞異なる $2$ ぀の玠数の積で衚せない\\\r\n  $abc=2×3×7$ のずき $d=N-abc\\lt 55-42=13$ より$d=5,11$ だがいずれの堎合も $N$ は盞異なる $2$ ぀の玠数の積で衚せない\\\r\n以䞊より $N$ の最小倀は $\\bf{55}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb017/editorial/5128" } ]
 盞異なる $6$ ぀の玠数 $a,b,c,d,e,f$ は次の等匏を満たしたす  $$abc+d=ef$$ 積 $ef$ の最小倀を求めおください
OMCB017
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https://onlinemathcontest.com/contests/omcb017/tasks/3604
D
OMCB017(D)
200
153
241
[ { "content": " $a,b$ は正敎数なので $6^n-a^n+ab\\geq 6^n-a^n+1$ が成り立぀ため$a\\geq 6$ に぀いお考えれば十分である\r\n$a$ ず $6$ は互いに玠でなければならないこずは明らか逆に $a$ ず $6$ が互いに玠であるずき$\\varphi$ を Euler の totient 関数ずすれば Euler の定理より $6^{\\varphi(a)}\\equiv 1\\pmod{a}$ であるから$n=\\varphi(a)$ ずすれば $6^n-a^n+ab=1$ が成立するような正敎数 $b$ が存圚する\r\nよっお求める個数は $6\\leq a\\leq100$ か぀ $6$ ず互いに玠な $a$ の個数ず䞀臎しそれは $\\textbf{31}$ 個", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb017/editorial/3604" } ]
 次をみたす正敎数 $b,n$ が存圚するような $100$ 以䞋の正敎数 $a$ はいく぀ありたすか $$6^{n}-a^{n}+ab=1$$
OMCB017
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https://onlinemathcontest.com/contests/omcb017/tasks/6592
E
OMCB017(E)
200
176
227
[ { "content": " $S$ は以䞋の $2$ ぀の半盎線になる\r\n$$\\begin{cases}\r\nx=1\\ (1\\leq y)\\\\\\\\\r\ny=1\\ (1\\leq x)\r\n\\end{cases}$$\r\nここで点 $(1,1)$ を $P$ ずする$A$ が $x=1$ 䞊に$B$ が $y=1$ 䞊にある堎合は䜙匊定理から\r\n$$OA^2+OB^2=\\left( OP^2+AP^2+\\sqrt{2} \\cdot OP\\cdot AP\\right) +\\left( OP^2+BP^2+\\sqrt{2} \\cdot OP\\cdot BP\\right)$$\r\nであるたた$OP=\\sqrt{2}$ および $AP^2+BP^2=10^2$ であるから\r\n$$OA^2+OB^2=104+2(AP+BP)$$\r\nであるさらに䞉角䞍等匏より $AP+BP\\ge AB=10$ であるから$A=P$ たたは $B=P$ のずきに最小倀 $124$ をずるたた $P,A,B$ が同䞀盎線䞊にあるずき明らかに $A=P$ たたは $B=P$ で最小倀 $124$ を取る以䞊より求める答えは $\\bf{124}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb017/editorial/6592" } ]
 $xy$ 平面䞊で原点を $O$$|x-y|-(x+y)+2=0$ を満たす点 $(x,y)$ の集合を $S$ ずしたす$S$ の芁玠 $A,B$ であっお $AB=10$ を満たすものに぀いお$OA^2+OB^2$ の最小倀を解答しおください\  ただし$XY$ で線分 $XY$ の長さを衚したす
OMCB017
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F
OMCB017(F)
200
115
184
[ { "content": " 最初の移動で $(0,1), (1,0)$ のいずれに移動しおも次は確実に $(1,1)$ ぞの移動ずなる$(1,1)$ を通過するので$(2,2)$ を通過するこずはできないよっお $(1,1)$ のあずは$(1,2),(1,3)$ ず移動するか$(2,1),(3,1)$ ず移動するかである\\\r\n $(1,2),(1,3)$ ず移動した堎合を考える$(2,4), (2,6) $ を通過するこずはできないのでこのあずの移動は倧きく分けお以䞋の $3$ 通りである\r\n\r\n- $(1,3) \\to (2,3) \\to (3,3)$ ず移動する堎合\\\r\n $(4,6),(6,6)$ を通過できないこずに泚意しお数えるず$22$ 通り\r\n\r\n- $(1,3) \\to (1,4) \\to (1,5) \\to (2,5) \\to (3,5)$ ず移動する堎合\\\r\n このあず通過できない点は存圚せずあずの移動方法は $_6 \\mathrm{C}_2=15$ 通り\r\n\r\n- $(1,3) \\to (1,4) \\to (1,5) \\to (1,6) \\to (1,7)$ ず移動する堎合\\\r\n 明らかに $1$ 通り\r\n\r\n $(1,1) \\to (2,1) \\to (3,1)$ の移動の堎合も察称性により同様なので求めるべき倀は$2×2×(22+15+1)=\\mathbf{152}$ 通り", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb017/editorial/11358" } ]
 平面䞊の $(0,0)$ から $(7,7)$ たで次の $2$ ぀の条件をずもに満たしながら栌子点䞊を移動する方法は䜕通りありたすか - 栌子点 $(x,y)$ にいるずき次に移動できる栌子点は $(x+1,y),(x,y+1)$ のいずれかである - 移動の途䞭で $(0, 0)$ でない栌子点 $(x,y)$ を通過した堎合栌子点 $(2x, 2y)$ を通過するこずはできない
OMCB017
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https://onlinemathcontest.com/contests/omcb017/tasks/4503
G
OMCB017(G)
300
67
102
[ { "content": " $C$ を通り盎線 $AB$ ず平行な盎線ず盎線 $AD$ の亀点を $P$, 盎線 $AD$ ず盎線 $BC$ ずの亀点を $Q$ ずする. 䞉角圢 $PCD$ は\r\n$$PC=PD, \\quad \\angle CPD=30^\\circ$$\r\nを満たすので, 䜙匊定理より $PC=PD=5$ ず蚈算できる. さらに, 䞉角圢 $QAB$ ず䞉角圢 $QPC$ は盞䌌であるから, \r\n$$AQ = AP\\times \\frac{AB}{CP - AB} = 2$$\r\nが分かる. これず $AB = 1, \\angle QAB = 30^\\circ$ を合わせお $BQ^{2}=5-2\\sqrt{3}$ ず蚈算でき, $BQ:BC=1:4$ であるこずから $BC^{2}=80-32\\sqrt{3}$ を埗る. 特に解答すべき倀は $\\mathbf{115}$ である.", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb017/editorial/4503" }, { "content": " $a=\\cos 75\\degree =\\dfrac{\\sqrt{2-\\sqrt{3}}}{2}$ ずする盎線 $AB$ ず盎線 $CD$ の亀点を $X$ ずすれば$\\triangle ADX$ が二等蟺䞉角圢であるこずに泚意しお\r\n$$XB=3+1=4,\\ XC=XD+DC=6a+10a=16a,\\ \\angle CXB=75\\degree$$\r\n$\\triangle XBC$ に䜙匊定理を適甚しお\r\n$$BC^2 = 4^2 + (16a)^2 -2\\cdot 4\\cdot 16a\\cdot a=16+128a^2 =16+32\\left( 2-\\sqrt{3} \\right) =80-32\\sqrt{3}$$", "text": "盎線ABずCDの亀点をずる", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb017/editorial/4503/573" } ]
 凞四角圢 $ABCD$ は $$AB=1, \quad AD=3,\quad CD^{2}=50-25\sqrt{3}, \quad \angle BAD=150^\circ,\quad \angle ADC=105^\circ$$ を満たしたす. このずき, 蟺 $BC$ の長さの二乗は $3$ ぀の正敎数 $a, b, c$ を甚いお, $a-b\sqrt{c}$ ず衚されるので $a+b+c$ の倀を求めおください. ただし $c$ は平方因子をもたないものずしたす.
OMCB017
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H
OMCB017(H)
300
69
111
[ { "content": " $a,b,c$ を解に持぀ような $3$ 次方皋匏を考えるず\r\n$$x^3=(a+b+c)x^2 - (ab+bc+ca)x +abc$$\r\nであるからこれに $x=a,b,c$ を代入するこずで $a^3,b^3,c^3$ はいずれも $80=2^4\\cdot 5$ の倍数ずなるこずが必芁であるすなわち $a,b,c$ はいずれも $20=2^2 \\cdot 5$ の倍数ずなるので $a=20a_1$ などずおくず以䞋が分かる\r\n$$\\begin{aligned}\r\n\\gcd (a+b+c,ab+bc+ca,abc) &= 20\\cdot \\gcd (a_1+b_1+c_1, 20(a_1b_1+b_1c_1+c_1a_1), 400a_1b_1c_1)\\\\\\\\\r\n&=80\r\n\\end{aligned}$$\r\nこれより以䞋が必芁条件ずしお導かれる\r\n- 条件$a_1+b_1+c_1$ は $4$ の倍数である\r\n\r\n$a_1,b_1,c_1$ は盞異なるから $a_1+b_1+c_1\\geq 6$ ずなる$a_1+b_1+c_1=8$ の堎合を考えよう察称性より $a_1\\lt b_1\\lt c_1$ ずしおよくこのずき $a_1+b_1+c_1=8$ をみたすのは次の $2$ 組\r\n$$(a_1,b_1,c_1)=(1,2,5),(1,3,4)$$\r\nこれらはいずれも $\\gcd (a+b+c, ab+bc+ca, abc) =80$ を満たしおおりたた\r\n$$a^2+b^2+c^2=400(a_1^2+b_1^2+c_1^2)$$\r\nの倀は $(a_1,b_1,c_1)=(1,2,5)$ のずきに $12000$$(a_1,b_1,c_1)=(1,3,4)$ のずきに $10400$ ずなるたた $a_1+b_1+c_1\\geq 12$ のずき凞䞍等匏から\r\n$$19200\\leq 400\\cdot 3\\left( \\frac{a_1+b_1+c_1}{3} \\right) ^2 \\leq 400(a_1^2+b_1^2+c_1^2)$$\r\nであるから解答は $\\bf{10400}$", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omcb017/editorial/8182" } ]
 **盞異なる** $3$ ぀の正敎数 $a,b,c$ が次の匏を満たしたす $$\gcd (a+b+c, ab+bc+ca, abc) =80$$ $a^2+b^2+c^2$ ずしおあり埗る最小倀を求めおください
OMCE006
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A
OMCE006(A)
100
223
252
[ { "content": " 黒く塗り぀ぶされるマスの条件は\r\n 1. $a,\\\\, b$ の少なくずも䞀方が $10$ の倍数\r\n 1. $a,\\\\, b$ の少なくずも䞀方が $1$\r\n 1. $a,\\\\, b$ がずもに $1$ 桁\r\n 1. $a \\gt b$\r\n\r\nであるからこれらを䞀぀ず぀適甚するこずを考えるただし巊䞊から右䞋ぞの察角線䞊にあるマスを単に「察角線䞊にある」ず衚珟するこずずし察角線䞊にあるマスずそうでないマスを分けお考える \r\n たず 1. ず 2. を適甚する$2$ 桁以䞋の正の敎数のうち$10$ の倍数でも $1$ でもないものは $99 - 9 - 1 = 89$ 個あるので1. ず 2. により塗り぀ぶされずに残るマスは $89^2$ 個存圚するこのうち察角線䞊にあるものは $89$ 個ある \r\n 次に 3. を適甚する$1$ 桁の $1$ より倧きい敎数は $8$ 個ありいずれも $10$ の倍数でないので3. により塗り぀ぶされず残るマスは $89^2 - 8^2 = 81 \\cdot 97$ 個存圚するこのうち察角線䞊にあるものは $89 - 8 = 81$ 個ある \r\n 最埌に 4. を適甚する察角線䞊にないマスのうち半分が塗り぀ぶされるので最終的に塗り぀ぶされずに残るマスの数は\r\n$$ \\frac{81 \\cdot 97 - 81}2 + 81 = 81 \\cdot 49 = \\bm{3969}$$\r\nである", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omce006/editorial/6374" } ]
 九九を芚えた TKG 君は二桁以䞋の正敎数同士のかけ算の結果 $99^2$ 個も暗蚘したいず思い䞊から $i$ 行目巊から $j$ 列目のマスが $i \times j$ に察応するような $99 \times 99$ のマス目九九衚を延長したものを甚意したしたそしお以䞋のうち少なくずも䞀぀をみたす二桁以䞋の正敎数 $a, b$ に぀いお$a \times b$ に察応するマスは新たに芚える必芁がないずしお黒く塗り぀ぶしたした * $a \gt b$ である * $a, b$ がずもに䞀桁である * $a, b$ の少なくずも䞀方が $1$ に等しい * $a, b$ の少なくずも䞀方が $10$ の倍数である このずき黒く塗り぀ぶされずに残ったマスはいく぀ありたすか
OMCE006
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B
OMCE006(B)
300
104
141
[ { "content": " $B, D, H, P$ の共円より $\\angle BPH = 90^\\circ$ であり同様に $\\angle CQH = 90^\\circ$ も成り立぀から$B, C, Q, P$ の共円より四角圢 $BCQP$ は長方圢よっお $BQ$ ず $CP$ の亀点 $O$ は䞉角圢 $ABC$ の倖心である$O$ から $AH$ に䞋した垂線の足を $E$䞉角圢 $ABC$ の倖接円ず $AH$ の亀点を $F$ ずするず\r\n$$ AE = FE,\\qquad HE = DE,\\qquad HD = FD $$\r\nずなり特に $AD : AE = 4 : 3$ であるしたがっお\r\n$$ \\triangle ABC = \\frac43 \\left(\\triangle ABO + \\triangle ACO\\right) = \\frac23 \\left(\\triangle ABQ + \\triangle ACP\\right) = \\frac{655}{336} $$\r\nが埗られ特に解答すべき倀は $\\bm{991}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omce006/editorial/5753" } ]
 鋭角䞉角圢 $ABC$ の垂心を $H$ ずし$A$ から蟺 $BC$ に䞋ろした垂線の足を $D$ ずしたす䞉角圢 $BDH, CDH$ の倖接円が䞉角圢 $ABC$ の倖接円ずそれぞれ $B, C$ ではない点 $P, Q$ で亀わっおおり$3$ 点 $H, P, Q$ は同䞀盎線䞊にありたした  䞉角圢 $ABQ, ACP$ の面積がそれぞれ $\displaystyle\frac{23}{14}, \frac{41}{32}$ であるずき䞉角圢 $ABC$ の面積は互いに玠な正敎数 $a, b$ を甚いお $\dfrac ab$ ず衚せるので$a + b$ を解答しおください
OMCE006
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C
OMCE006(C)
500
84
120
[ { "content": " $s(n) = \\lfloor\\sqrt n\\rfloor, p(n) = n - s(n)^2$ ずするず\r\n$$ \\left\\lfloor\\sqrt n + 0.5\\right\\rfloor = \\left\\lfloor\\sqrt n\\right\\rfloor \\iff p(n) \\le s(n)$$\r\nであるたた$n\\gt0$ のずき $n-1, n-2\\left\\lfloor \\sqrt{n}\\right\\rfloor + 1$ はずもに $n$ より小さいから$0 \\in S$ である\\\r\n ここで座暙平面䞊の点の集合 $T$ を $T = \\\\{(p(n),s(n)) \\mid n\\in S\\\\}$ で定めるず問題の条件は以䞋のように曞き換えられる\r\n- $(9,35)\\in T.$\r\n- 任意の $(a,b)\\in T$ に察し$a\\le b.$\r\n- $(0,0)$ でない任意の $(a,b)\\in T$ に察し$\\\\#(T\\cap\\\\{(a-1,b),(a,b-1)\\\\}) = 1.$\r\n- $(9,35)$ でない任意の $(a,b)\\in T$ に察し$\\\\#(T\\cap\\\\{(a+1,b),(a,b+1)\\\\}) = 1.$\r\n\r\n埓っお$T$ の芁玠を適圓に䞊び替えるこずで$(0,0)$ から $(9,35)$ たで盎線 $y = x-1$ 䞊の点を通るこずなく隣り合う栌子点を通っお最短経路で行く経路が埗られる逆にこのような経路に察しお条件を満たす $T$ が䞀぀察応するのでこのような経路の数を求めればよいこれはいわゆる「鏡像法」によっお\r\n$${}\\_{44}\\mathrm{C}\\_{9} - {}\\_{44}\\mathrm{C}\\_{8} = \\frac{27 \\times 44!}{9! \\times 36!} = \\bf{531697881}$$\r\nず蚈算できる", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omce006/editorial/6903" } ]
 以䞋の条件を党お満たす非負敎数の集合 $S$ はいく぀ありたすか * $\max S = 1234. $ * 任意の $n \in S$ に察し $\left\lfloor\sqrt n + 0.5\right\rfloor = \left\lfloor\sqrt n\right\rfloor$ および$$\\#(S \cap \left\\{n - 1,\\, n - 2 \left\lfloor\sqrt n\right\rfloor + 1\right\\}) = 1$$が成り立ちさらに $n \lt 1234$ ならば$$\\#(S \cap \left\\{n + 1,\\, n + 2 \left\lfloor\sqrt n\right\rfloor + 1\right\\}) = 1$$も成り立぀  ただし$\max S$ で $S$ に含たれる最倧の芁玠を衚し$\\#X$ で集合 $X$ の芁玠数を衚したす
OMCE006
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D
OMCE006(D)
500
51
101
[ { "content": " $K = k + 1$ ずおき$2$ ぀目の条件を考えるただし各所で $n \\ge 5$ を甚いるたず $n = 5, 6$ のずきを考えるず$K \\equiv 2 \\pmod 4$ を埗る$n^{d(n)}$ は平方数より任意の $n$ で $n^{d(n)} + K - 1$ は $4$ の倍数でないから$4 \\nmid \\varphi(n)$ の堎合のみを考えればよいたた $\\varphi(n)$ は偶数より$n^{d(n)} + K - 1$ が偶数である堎合すなわち $n$ が奇数である堎合のみ考えればよい以䞊をたずめるず$n$ が$ 4N + 3$ 型の玠数のべきである堎合のみを考えればよいそしお任意の玠数 $p \\ge 5$ に察し\r\n$$ \\varphi(p) \\nmid \\left(p^{d(p)} + K - 1\\right) \\iff \\left(p - 1\\right) \\nmid K,$$\r\nさらに任意の正敎数 $m$ に察し\r\n$$ \\left(p - 1\\right) \\nmid K \\\\;\\Longrightarrow\\\\; p^{m-1} \\left(p-1\\right) \\nmid \\left(p^{md(p^m)} + K - 1\\right) \\iff \\varphi(p^m) \\nmid \\left(p^{d(p^m)} + K - 1\\right) $$\r\nずなるから$p \\ge 5$ が玠数のずきに $(p - 1) \\nmid K$ であるこずが必芁十分である \r\n $K$ は偶数であるから$K$ が $3, 5, 11$ のいずれかの倍数であるずするずそれぞれ $n = 7, 11, 23$ においお䞍適であるたた $K$ は $4$ の倍数ではないから$K$ が奇数の玠因数ずしお $7, 13, 19$ のみを持぀持たない玠因数があっおも良い堎合$(n - 1) \\mid K$ ずなるためには$n$ が偶数たたは $3$ の倍数でなくおはならずそのような玠数 $n$ は存圚しないそしお $K$ が $17$ の倍数であっおさらに $7, 13, 19$ のいずれかの倍数であるずするずそれぞれ $n = 239, 443, 647$ においお䞍適である \r\n 以䞊のこずから$k$ ずしおありうる最小の倀は $2 \\times 7^4 \\times 13^4 \\times 19 - 1 = \\bm{2605848517}$", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omce006/editorial/7382" } ]
 以䞋の条件をすべおみたすような最小の非負敎数 $k$ を求めおください * $k + 1$ は正の玄数をちょうど $100$ 個も぀ * 任意の敎数 $n \ge 5$ に察し$n^{d(n)} + k$ は $\varphi(n)$ の倍数**でない** ただし$d(n)$ は $n$ の正の玄数の個数$\varphi(n)$ は $n$ ず互いに玠な $n$ 以䞋の正敎数の個数を衚したす
OMCE006
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E
OMCE006(E)
700
7
24
[ { "content": " $\\Gamma$ の盎埄を $d = 2 \\cdot 10^5$ ずするたた問題䞭の半埄 $a$ の円を $\\omega_A$ ずし$\\omega_A$ ず $AB, AC$ ずの接点をそれぞれ $T, U$ ずするたた䞉角圢 $ABC$ の内心角 $A$ に察する傍心をそれぞれ $I, J$ ずするさらに$A$ を䞭心ずする半埄 $\\sqrt{AB\\times AC}$ の円で反転した埌盎線 $AI$ で察称移動する操䜜を $\\tau$ ずする\\\r\n このずき$\\tau(J) = I, \\tau(\\Gamma) = BC$ であるから$\\tau(\\omega_A)$ は䞉角圢 $ABC$ の内接円であるよっお$\\tau(TU)$ は線分 $AI$ を盎埄ずする円であるから$\\tau(TU)\\ni I = \\tau(J)$ であるので$J$ は盎線 $TU$ 䞊にある埓っお䞉角圢 $ABC$ の角 $A$ に察する傍接円の半埄ず $a$ の比は $\\cos^2A : 1$ であるので$J$ から $AB, AC$ に䞋した垂線の足をそれぞれ $K, L$ ずするず\r\n$$ d \\sin A = BC = BK + CL = a \\cos^2\\frac A2 \\mathinner{}\\mathclose{\\left(\\tan\\frac B2 + \\tan\\frac C2\\right)} $$\r\nが成立するよっお\r\n$$\\frac {2d}{a + 2d} = \\frac {\\tan\\frac B2 + \\tan\\frac C2}{\\tan\\frac A2 + \\tan\\frac B2 + \\tan\\frac C2} $$\r\nずなり$b, c$ に぀いおも同様の匏が埗られるから\r\n$$ \\dfrac1{a + 2d} + \\dfrac1{b + 2d} + \\dfrac1{c + 2d} = \\dfrac1d$$\r\nである埓っおCauchy-Schwarzの䞍等匏より\r\n$$ \\begin{aligned}\r\n11a + 13b + 17c\r\n&= 11(a + 2d) + 13(b + 2d) + 17(c + 2d) - 82d \\\\\\\\\r\n&\\ge \\left(\\sqrt{11} + \\sqrt{13} + \\sqrt{17}\\right)^2\r\n\\left(\\frac{1}{a + 2d} + \\frac{1}{b + 2d} + \\frac{1}{c + 2d}\\right)^{-1} - 82d \\\\\\\\\r\n&= d\\left(2\\sqrt{143} + 2\\sqrt{187} + 2\\sqrt{221} - 41\\right).\r\n\\end{aligned} $$\r\n䞊の等号が成立する図は存圚するから特に解答すべき倀は $\\bm{7999650}$ である", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omce006/editorial/5543" }, { "content": "#### 前眮き\r\n 問題で登堎するような䞉角圢の倖接円に倖接しさらにその䞉角圢の $2$ 蟺ずも接するような円は Mixtilinear excircle ず呌ばれMixtilinear incircle ず䌌た感じの性質が成り立っおくれるようですこの解説内では $\\angle A$ 内にあるようなものを A-Mixtilinear excircle ず呌がうず思いたす問題文より A-Mixtilinear excircle の半埄の長さは $a$ になるずいったずころです\\\r\n $\\triangle ABC$ の内接円ず蟺 $BC, CA, AB$ ずの亀点を順に $D, E, F$ ずし\r\n$$AE=AF=x,\\quad BD=BF=y,\\quad CD=CE=z$$\r\nずしたす(この倉換は Ravi 倉換ず呌ばれたす)\\\r\n たた$\\triangle ABC$ の内接円の半埄を $r,$ 内心を $I$ ずしたす\r\n---\r\n#### 幟䜕パヌト1\r\n たず内心の構図の問題で倖接円半埄が䞎えられおいるのは今回は厄介にみえるのでこの条件から凊理したしょう\\\r\n $\\triangle ABC$ の面積を求める匏を立匏するこずで以䞋のような関係匏を埗られたす\r\n$$\\begin{aligned}\r\n&\\sqrt{xyz(x+y+z)}=\\dfrac{(x+y)(y+z)(z+x)}{4\\times10^5}\\\\\\\\\r\n\\Longleftrightarrow \\space&\\dfrac{\\sqrt{xyz(x+y+z)}}{(x+y)(y+z)(z+x)}=\\dfrac1{4\\times10^5}\\\\\\\\\r\n\\end{aligned}$$\r\nそれぞれ巊蟺は Heron の公匏右蟺は $\\triangle ABC=\\dfrac{abc}{4R}$ のや぀です\\\r\n たた同様に $\\sqrt{xyz(x+y+z)}=r(x+y+z)$ より\r\n$$r=\\sqrt{\\frac{xyz}{x+y+z}}$$\r\nずいう関係匏も埗られたす\r\n---\r\n\r\n#### 幟䜕パヌト2\r\n 次に $a, b, c$ を $x, y, z$ で衚しおいきたす図に察称性があるのでここでは $a$ を求めるこずを目暙にしたす\\\r\n 公匏解説同様に䞭心 $A,\\space$半埄 $\\sqrt{AB\\times AC}$ の円で反転し移ったものを盎線 $AI$ で察称移動する操䜜 $τ$ を考えたすA-Mixtilinear excircle は盎線 $AB,AC$ に接し$\\triangle ABC$ の倖接円 $Γ$ ずも接するので操䜜 $τ$ による移り先は盎線 $AB,AC, BC$ に接する円すなわち $\\triangle ABC$ の内接円になりたす逆に$\\triangle ABC$ の内接円に操䜜 $τ$ を行うこずでA-Mixtilinear excircle に移るこずが分かりたすここで次のような事実がありたす\r\n\r\n---\r\n**事実**䞭心 $I,$ 半埄 $r$ の ($A$ を通らない) 円に察しお操䜜 $τ$ を行ったずき移り先は半埄 $\\dfrac{r\\times AB\\times AC}{|r^2-AI^2|}$ の円になる\\\r\n**蚌明**[OMC113-F の解説](https:\\/\\/onlinemathcontest.com\\/contests\\/omc113\\/editorial\\/1551)を参照しおくださいなお今回は反転させる円の半埄が $1$ ではなく $\\sqrt{AB\\times AC}$ であるので反転先の円が $(\\sqrt{AB\\times AC})^2$ 倍されるこずに泚意しおください \r\n---\r\n\r\nこの事実の通りに蚈算するこずで\r\n$$a=\\dfrac{r(x+y)(x+z)}{x^2}$$\r\nが埗られたす同様に\r\n$$b=\\dfrac{r(y+x)(y+z)}{y^2},\\quad c=\\dfrac{r(z+y)(z+x)}{z^2}$$\r\nずなりたすこれにお幟䜕パヌトは終了です\r\n<details><summary>事実がよく分からなかった人向けの別アプロヌチ<\\/summary>\r\n $\\triangle ABC$ の $\\angle A$ 内の傍心を $J,$ A-Mixtilinear excircle の䞭心を $O_A$ ずしたす\\\r\n盞䌌比でゎリゎリ蚈算する方針です詳现は埌日远蚘したす\r\n<\\/details>\r\n\r\n---\r\n#### 代数パヌト\r\n さお問題は以䞋を最小化させる問題に垰着されたした\r\n$$U=\\dfrac{\\sqrt{xyz}}{\\sqrt{x+y+z}}\\bigg(\\dfrac{11(x+y)(x+z)}{x^2}+\\dfrac{13(y+x)(y+z)}{y^2}+\\dfrac{17(z+y)(z+x)}{z^2}\\bigg)$$\r\n分母分子の次数を揃えたいので右蟺に幟䜕パヌト1のずきに埗た$\\dfrac{4\\times10^5\\sqrt{xyz(x+y+z)}}{(x+y)(y+z)(z+x)}\\space(=1)$ をかけるず\r\n$$U=4\\times10^5\\times\\bigg(\\dfrac{11yz}{xy+zx}+\\dfrac{13zx}{xy+yz}+\\dfrac{17yz}{xy+zx}\\bigg)$$\r\nずなりたす$s=yz, t=zx, u=xy$ ず眮き$V=\\dfrac{11s}{t+u}+\\dfrac{13t}{u+s}+\\dfrac{17u}{s+t}$ の最小倀を考えればよいですCauchy-Schwarz の䞍等匏を甚いるこずで以䞋のように求たりたす\r\n$$\\begin{aligned}\r\nV&=\\dfrac{11s}{t+u}+\\dfrac{13t}{u+s}+\\dfrac{17u}{s+t}\\\\\\\\\r\n&=-41+(s+t+u)\\Big(\\frac{11}{t+u}+\\frac{13}{u+s}+\\frac{17}{s+t}\\Big)\\\\\\\\\r\n&=-41+\\frac12\\big((t+u)+(u+s)+(s+t)\\big)\\Big(\\frac{11}{t+u}+\\frac{13}{u+s}+\\frac{17}{s+t}\\Big)\\\\\\\\\r\n&\\geq-41+\\frac12(\\sqrt{11}+\\sqrt{13}+\\sqrt{17})^2\\\\\\\\\r\n\\end{aligned}$$\r\n等号成立も確認できるので $U=4\\times10^5V$ の最小倀も求たりたす", "text": "䞉角関数を䜿わない解法", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omce006/editorial/5543/574" } ]
 䞉角圢 $ABC$ は半埄 $10^5$ の円 $\Gamma$ に内接しおいたす$\Gamma$ ず倖接する円であっお半盎線 $AB, AC$ にも接するもの半盎線 $BA, BC$ にも接するもの半盎線 $CA, CB$ にも接するものの半埄をそれぞれ $a, b, c$ ずしたす このずき $\left\lceil11a + 13b + 17c \right\rceil$ ずしおありうる最小倀を求めおください
OMCE006
https://onlinemathcontest.com/contests/all?page=1
https://onlinemathcontest.com/contests/omce006/tasks/6969
F
OMCE006(F)
800
1
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[ { "content": " $a,\\\\, b$ の匏は\r\n$$ a^2 + \\left(3b + 1\\right) a - \\left(b^3 + 2b^2 + 4b + 2\\right) = 0 $$\r\nず曞き換えられ\r\n$$ \\left(b + 1\\right)^2 \\left(4b + 9\\right) = \\left(3b + 1\\right)^2 + 4 \\left(b^3 + 2b^2 + 4b + 2\\right) \\ge 0, $$\r\n$$ \\left(b^2 + 6b + 10\\right)^2 - 4 \\left(b + 1\\right)^2 \\left(4b + 9\\right) = \\left(b + 2\\right)^2 \\left(b - 4\\right)^2 \\ge 0, $$\r\n$$4a \\le -2\\left(3b + 1\\right) + 2 \\sqrt{\\left(b + 1\\right)^2 \\left(4b + 9\\right)} \\le -6b - 2 + \\left|b^2 + 6b + 10\\right| = b^2 + 8, $$\r\n$$ \\therefore\\exists\\hspace{36408sp} p, q \\in \\mathbb R\\hspace{454500sp} \\mathopen{}\\left(a = pq + 2,\\hspace{314705sp} b = p + q\\right)\\mathclose{}. $$\r\nこれを $a,\\\\, b$ の匏に代入するず\r\n$$ 0 = \\left(pq + p + q + 1\\right) \\left(pq + 2p + 2q + 4\\right) - \\left(p + q\\right) \\left(p + q + 2\\right)^2 = \\left(p^2 - 2 - q\\right) \\left(q^2 - 2 - p\\right)\\mathclose{}, $$\r\n$$ \\therefore q = p^2 - 2\\hspace{454500sp} \\text{or}\\hspace{454500sp} p = q^2 - 2. $$\r\n察称性より$q = p^2 - 2$ ずしお䞀般性を倱わない \r\n さらにある $n$ で $x\\_n = p\\_n\\\\, q\\_n + 2,\\hspace{314705sp} y\\_n = p\\_n + q\\_n$ ず衚せるずき仮定の挞化匏より\r\n$$ \\begin{cases}\r\nx\\_{n+1} = \\left(p\\_n^2 - 2\\right) \\left(q\\_n^2 - 2\\right) + 2 \\\\\\\\\r\ny\\_{n+1} = \\left(p\\_n^2 - 2\\right) + \\left(q\\_n^2 - 2\\right)\r\n\\end{cases}, $$\r\n$$\\therefore\\exists\\hspace{36408sp}\\mathopen{}\\left\\\\{p\\_n\\right\\\\} \\subset \\mathbb R,\\\\, \\forall\\hspace{36408sp} n\\hspace{454500sp} \\mathopen{}\\left(x\\_n = p\\_n\\\\, p\\_{n+1} + 2,\\hspace{314705sp} y\\_n = p\\_n + p\\_{n+1},\\hspace{314705sp} p\\_{n+1} = p\\_n^2 - 2\\right)\\mathclose{}. $$\r\nたた $z\\_n \\coloneqq \\left(x\\_n - y\\_n - 2\\right) \\left(y\\_n + 1\\right) + 2$ ずおくず$\\left(x\\_n - y\\_n - 2\\right) \\left(y\\_n + 1\\right)$ が䞀定であるこずは$z\\_n$ が䞀定であるこずず同倀\r\n* $\\rule[-7pt]{0pt}{7pt}\\mathopen{}\\left|p\\right| \\le 2$ のずき \r\n $p = 2 \\cos \\alpha$ ずおくず$\\left\\\\{p\\_n\\right\\\\}$ の挞化匏より垰玍的に $p\\_n = 2 \\cos\\mathopen{}\\left(2^{n-1}\\\\,\\alpha\\right)$ が埗られさらに\r\n$$ \\begin{aligned}\r\nz\\_n &= \\left(4 \\cos\\mathopen{}\\left(2^{n-1}\\\\,\\alpha\\right) \\cos\\mathopen{}\\left(2^n\\\\,\\alpha\\right) + 2 - 2\\cos\\mathopen{}\\left(2^{n-1}\\\\,\\alpha\\right) - 2 \\cos\\mathopen{}\\left(2^n\\\\,\\alpha\\right) - 2\\right) \\\\\\\\\r\n&\\hspace{5cm} \\times \\left(2\\cos\\mathopen{}\\left(2^{n-1}\\\\,\\alpha\\right) + 2 \\cos\\mathopen{}\\left(2^n\\\\,\\alpha\\right) + 1\\right) + 2 \\\\\\\\\r\n&= 2 \\left(\\cos\\mathopen{}\\left(3 \\times 2^{n-1}\\\\,\\alpha\\right) - \\cos\\mathopen{}\\left(2^n\\\\,\\alpha\\right)\\right) \\left(2\\cos\\mathopen{}\\left(2^{n-1}\\\\,\\alpha\\right) + 2 \\cos\\mathopen{}\\left(2^n\\\\,\\alpha\\right) + 1\\right) + 2 \\\\\\\\\r\n&= 2 \\cos\\mathopen{}\\left(5 \\times 2^{n-1}\\\\,\\alpha\\right)\\mathclose{}.\r\n\\end{aligned} $$\r\nよっお $\\left\\\\{z\\_n\\right\\\\}$ は挞化匏 $z\\_{n+1} = z\\_n^2 - 2$ を満たすさらに\r\n$$ z\\_{n+1} - z\\_n = -4 \\sin\\mathopen{}\\left(15 \\times 2^{n-2}\\\\,\\alpha\\right) \\sin\\mathopen{}\\left(5 \\times 2^{n-2}\\\\,\\alpha\\right) $$\r\nであり$z_n$ が䞀定であるこずは $\\exists\\hspace{36408sp}k \\in \\mathbb Z\\hspace{454500sp} \\mathopen{}\\left(\\alpha = \\dfrac{k \\pi}{15 \\times 2^{6967}}\\right)$ ず同倀このずき\r\n$$ \\frac{1 - a}{1 + b} = -\\frac{8 \\cos^3 \\alpha - 4 \\cos \\alpha + 1}{4 \\cos^2 \\alpha + 2\\cos \\alpha - 1} = 1 - 2 \\cos \\alpha. $$\r\nずなるただし$\\rule[-11pt]{0pt}{11pt}\\cos \\alpha = \\dfrac{-1 \\pm \\sqrt5}4$ のずき$b \\neq -1$ に反しこのような $k$ が存圚するこずに泚意する\r\n* $\\rule[-7pt]{0pt}{16pt}\\mathopen{}\\left|p\\right| \\gt 2$ のずき \r\n $\\left|p\\_n\\right| \\gt 2 \\\\;\\Longrightarrow\\\\; p\\_{n+1} = p\\_n^2 - 2 \\gt 2$ より垰玍的に $p\\_n \\gt 2 \\hspace{454500sp} (n \\ge 2)$ が埗られるさらに\r\n$$ z\\_n = \\left(p\\_n \\left(p\\_n^2 - 2\\right) + 2 - p\\_n - \\left(p\\_n^2 - 2\\right) - 2\\right) \\left(p\\_n + \\left(p\\_n^2 - 2\\right) + 1\\right) + 2 = p\\_n^5 - 5p\\_n^3 + 5p_n $$\r\nより$z\\_n \\gt 2 \\hspace{454500sp} (n \\ge 2)$ であっお䞊ず同様の挞化匏 $z\\_{n+1} = z\\_n^2 - 2$ を満たすこずが分かるするず $n \\ge 2$ においお\r\n$$ z\\_{n+1} - z\\_n = \\left(z\\_n - 2\\right) \\left(z\\_n + 1\\right) \\gt 0 $$\r\nが成立するので仮定を満たさず䞍適\r\n\r\n$\\cos \\dfrac{k \\pi}{15 \\times 2^{6967}}$ のずりうる倀は $\\left(15 \\times 2^{6967} + 1\\right)$ 通りでその総和は $0$ であるこずから\r\n$$ S = 15 \\times 2^{6967} + 1 - \\left(1 - \\dfrac{-1 + \\sqrt5}2\\right) - \\left(1 - \\dfrac{-1 - \\sqrt5}2\\right) = 15 \\times 2^{6967} - 2. $$\r\nしたがっお求める䜙りは $\\bm{994}$", "text": "公匏解説", "url": "https://onlinemathcontest.com/contests/omce006/editorial/6969" } ]
 実数 $a,\\, b$ は $b \neq -1$ および $$ \left(a + b - 1\right) \left(a + 2b + 2\right) = b \left(b + 2\right)^2 $$ を満たしたすたた実数列 $\mathclose{\left\\{x\_n\right\\}},\left\\{y\_n\right\\}$ は$x\_1 = a,\hspace{314705sp} y\_1 = b$ および連立挞化匏 $$ \begin{cases} x\_{n+1} = x\_n^2 - 2y\_n^2 + 2 \\\\ y\_{n+1} = y\_n^2 - 2x\_n \end{cases} \qquad (n = 1, 2, \ldots)$$ を満たしたす $6969$ 以䞊の敎数 $n$ に぀いお $$\left(x\_n - y\_n - 2\right) \left(y\_n + 1\right)$$ の倀が䞀定であったずき$\dfrac{1 - a}{1 + b}$ ずしおあり埗る実数の総和は敎数になるのでこれを $7777$ で割った䜙りを求めおください